JP4491818B2 - 単筒式緩衝器 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車、鉄道車両、構造物および洗濯機等の振動対象物を制振するのに用いられて好適な単筒式緩衝器に関する。
従来技術における単筒式緩衝器としては、例えば、内部に油液および高圧ガスが封入されたシリンダと、このシリンダ内を油室とガス室とに画成するフリーピストンと、油室内を摺動するピストンと、一端側がピストンに接続され他端側がシリンダ外に延出されたピストンロッドとを備え、シリンダの外周に固定されたスプリングシートを介して、ピストンロッドとシリンダとを取り巻くようにコイルスプリングが設けられたものが知られている。
この種の単筒式緩衝器においては、内部にピストン及びフリーピストンが摺動するシリンダの外周にスプリングシートを固定する際、前記ピストン及びフリーピストンが摺動するシリンダの部分の変形を阻止すべく、当該部分を避けた位置で固定することが望ましい。
そこで、ピストン及びフリーピストンが摺動するシリンダの外周を避けて固定するために、水平方向に延びたコイルスプリングを支持するシート部と長手方向に延びた円筒状の本体部とを一体に備えたスプリングシートを、シリンダの下端部に嵌合させたものがある(例えば、特許文献1参照)。
実開昭59−3035号公報
ところで、上述した従来技術における単筒式緩衝器によれば、コイルスプリングからの荷重がスプリングシートのシート部に加わると、シート部を介してスプリングシートの本体部が径方向外側へ拡径され、シリンダと本体部との間に隙間が生じる虞れがあった。
このように、シリンダと本体部との間に隙間が生じた場合には、コイルスプリングが大きく縮んで大きな荷重がシート部に加わった際に、上記隙間がさらに大きくなり、コイルスプリングの荷重方向によっては、この荷重がスプリングシートの本体部を傾ける方向に作用し、スプリングシートがシリンダに当接して、騒音発生の原因となったり、当該隙間に入り込んだ砂等が塗装を剥がし、シリンダの発錆原因となったりすることが起こり得る。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、コイルスプリングからの荷重がスプリングシートに加わっても、騒音発生やシリンダの発錆を防止することができる単筒式緩衝器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係る単筒式緩衝器は、一端側が閉塞され他端側が開口したシリンダと、該シリンダ内を摺動するピストンと、前記シリンダの外周に設けられ、前記シリンダを取り巻くように設けられるスプリングの一端側を支持するスプリングシートと、を備えた単筒式緩衝器において、前記シリンダにおける前記ピストンの非摺動部であって該ピストンの摺動領域よりも前記シリンダの一端側に一端側が固定され、他端側が前記シリンダの他端側に延びる筒状部材を前記シリンダ外周に接するように設け、前記スプリングシートを前記シリンダの他端側が小径部となり一端側に向けて拡径する形状とし、前記筒状部材の他端側には、前記スプリングシートの拡径する部分と軸方向に当接する移動規制部が設けられていることを特徴とする。

このように構成したので、シリンダとスプリングシートとの間に設けた筒状部材が、スプリングシートに加わる荷重のシリンダへの伝達を抑えて、シリンダの変形を抑えることができる
以上詳述したように、請求項1に係る発明の単筒式緩衝器によれば、一端側がシリンダにおけるピストンの非摺動部に固定された筒状部材を設け、この筒状部材にスプリングシートと当接する移動規制部を設けたので、シリンダとスプリングシートとの間に設けた筒状部材が、スプリングシートに加わる荷重のシリンダへの伝達を抑えて、シリンダの変形を抑えることができる
以下、本発明における第1実施形態の単筒式緩衝器を、図1乃至図3に基づいて説明する。
油圧緩衝器1は、所謂、単筒式のショックアブソーバ(単筒式緩衝器)であり、自動車等の車両の車体と車軸(何れも図示せず)との間に設けられている。油圧緩衝器1は、油液が封入されたシリンダ2を備え、このシリンダ2内には、ピストンバンド3を外周に備えたピストン4が摺動自在に嵌挿されており、このピストン4は、シリンダ2内をシリンダ上室2aおよびシリンダ下室2bに画成している。
ピストン4は、ピストンロッド5の小径部5aに、伸び側ディスクバルブ6および縮み側ディスクバルブ7と共に、ナット8によって固定されている。
ピストンロッド5の上端側は、シリンダ2の上端側に設けられたロッドシール9、ロッドガイド10およびダストシール11を介してシリンダ2の外部に延出されており、図示しない車両の車体側に設けられたアッパーマウントに弾性支持されるようになっている。
ロッドシール9はシリンダ2内の油液の外部への漏洩を防止し、ロッドガイド10はその内側に設けられた滑動ブッシュ10aによってピストンロッド5を円滑に摺動案内し、また、ダストシール11はシリンダ2の外部からシリンダ2の内部への埃等のダストが侵入するのを防止する役割を果たす。
シリンダ2の下端側は、キャップ12が溶接によって固定されて閉塞され、シリンダ2内には、キャップ12に面して高圧ガスが封入されたガス室2cが設けられている。ガス室2c、シリンダ上室2aおよびシリンダ下室2bは、シリンダ2に対して直列に設けられ、シリンダ下室2bとガス室2cとは、シリンダ2内を自在に摺動可能で、外周部にOリング13aが設けられたフリーピストン13(ピストン)によって、液密かつ気密的に画成されている。
シリンダ2の下端側には、キャップ12を介して取付アイ14が溶接によって固定されており、取付アイ14は、車両の車軸側にボルト(図示せず)を介して固定されるようになっている。
15はリバウンドストッパで、このリバウンドストッパ15は、ピストンロッド5に固定されたストッパ本体15aと、ストッパ本体15aの図中上部に載置されたリバウンドラバー15bとから構成されている。このリバウンドストッパ15は、ピストンロッド5の伸びきり時に、ロッドシール9の図中下方に設けられたリバウンドラバー受け16に対して、リバウンドラバー15bが弾性変形しつつ当接することで、車体側へ伝わる衝撃をやわらげるようになっている。
17はバンプラバー受けで、このバンプラバー受け17は、ピストンロッド5の縮みきり時に、ピストンロッド5の図中上方に設けられるバンプラバー(図示せず)が当接するようになっており、このバンプラバーがバンプラバー受け17に弾性変形しつつ当接することで、車体側へ伝わる衝撃をやわらげるようになっている。
ピストン4には、シリンダ上室2aおよびシリンダ下室2bとの間を連通する伸び側油液通路4aおよび縮み側油液通路4bが設けられており、さらに、ピストン4の上下両端面には、伸び側油液通路4aの下流側に位置して伸び側ディスクバルブ6が、また、縮み側油液通路4bの下流側に位置して縮み側ディスクバルブ7がそれぞれ設けられている。
図2に示すように、シリンダ2における一端側(図中下方)の外周には、シリンダ2の外周径と、その内周径が略同等の寸法に設定された筒状部材20が、相互に接して設けられている。筒状部材20の他端側(図中上方)には、後述するスプリングシート30の小径部30aが嵌合する小径部20aが形成され、この小径部20aのさらに図中上方には、図中上方に向けて徐々に小径となる環状テーパ部20b(導入部)が形成されている。この環状テーパ部20bは、スプリングシート30の小径部30aが筒状部材20の小径部20aに対して容易に圧入できるようにしており、その圧入を導入する役割を果たしている。
筒状部材20における小径部20aの一端側には、小径部20aよりも大径となった大径部20cが形成され、この大径部20cは、小径部20aから図中下方に向けて徐々に大径となるテーパ部20d(移動規制部)を有している。この大径部20cのテーパ部20dは、スプリングシート30の圧入時にスプリングシート30のテーパ部30bに当接することで、スプリングシート30の移動規制をするようになっており、すなわち、スプリングシート30の軸方向における固定位置を決定するようになっている。
筒状部材20のさらに一端側は、シリンダ2におけるフリーピストン13の摺動領域Sを越えたシリンダ2の下端側に、溶接によって固定され、その結果、シリンダ2におけるピストン4及びフリーピストン13の非摺動部において、筒状部材20が固定されるようになっている。
スプリングシート30は、筒状部材20の小径部20aに圧入して嵌合される小径部30aと、この小径部30aから下方に向けて徐々に大径となったテーパ部30bと、このテーパ部30bに一体的に接続されて下方に延び、その内周径が筒状部材20における大径部20cの外周径よりも大径となった筒部30cと、この筒部30cから径方向外側に延びて、シリンダ2を取り巻くように設けられるコイルスプリング(図示せず)の一端側を支持する環状のフランジ部30dとから構成されている。
筒状部材20における小径部20aの軸方向寸法(軸長L1)は、スプリングシート30における小径部30aの軸方向寸法(軸長L2)よりも長く設定されている(L1>L2)。
そして、スプリングシート30の筒状部材20への圧入時においては、図3に示すように、破線で示す状態から、図中下方にスプリングシート30を徐々に下降させることで、小径部30aにおける内周側上端のエッジ部E1(突部)が、筒状部材20の環状テーパ部20b(圧入部)を乗り越えて筒状部材20の小径部20a(圧入部)の外周壁面に圧接される。
ここで、エッジ部E1の内周径は、小径部20aの外周径よりも小さく設定され、また、スプリングシート30と筒状部材20との接触部分は、エッジ部E1と、このエッジ部E1に圧接される小径部20aの外周壁部分のみとされている。したがって、スプリングシート30の筒状部材20への圧入時における押圧力は、エッジ部E1を変形させる力と、エッジ部E1を変形させた後のエッジ部E1と小径部30aとの接触部分における摩擦力に抗する力で済むので、圧入の際の押圧力は小さくて済む。
ここで、シリンダ2に対するスプリングシート30の抜け強度について述べると、油圧緩衝器1は、コイルスプリングが非装着の状態で、自動車組立現場に搬送され、その後、コイルスプリングを組付けて車体へ装着する場合が多い。したがって、搬送時に少なくともスプリングシート30が抜けない程度の強度に設定されていれば良く、このような強度であっても、コイルスプリングを組付けて車体へ装着した後は、スプリングシート30に対して抜ける方向に力が作用しないため、問題は生じない。
このようにして、エッジ部E1を筒状部材20の小径部20aの外周壁面に圧接させることで、スプリングシート30の筒状部材20に対する固定が成されるようになっている。
なお、スプリングシート30の小径部30aを、その上端部が内周側に傾斜するようにして、エッジ部E1を形成するようにしたが、スプリングシート30の小径部30aと筒状部材20の小径部20aとを互いに並行となるように構成すると共に、小径部30aの内周径を小径部20aの外周径よりも小さくして、小径部30aを小径部20aに対して圧入するようにしても良い。
しかし、このように構成した場合は、上記エッジ部E1の小径部20aへの圧入に比べ、小径部30aの内周面全体と小径部20aの外周面全体とを接触させるため、小径部30aの内周面全体を変形させる力と、相互の大きな接触部分の摩擦力に抗する力が必要となるため、圧入の際の押圧力が大きくなる。また、この押圧力は、小径部30aの内周径および小径部20aの外周径の寸法精度に依存し、寸法精度がばらつくと、そのばらつき具合に応じて上記押圧力が大きくばらつくことになるため、高精度に寸法精度を管理する必要が生じる。
この点、エッジ部E1を筒状部材20の小径部20aの外周壁面に圧接させる構成によれば、上記圧入時における、変形部分・接触部分が小さくて済むので、それほど寸法精度を高める必要は無い。
次に、上述のように構成した本発明における第1実施形態の油圧緩衝器1の作動およびスプリングシート30の組付けについて説明する。
ピストンロッド5の縮み行程時には、シリンダ下室2b内の油液が圧縮されて、油液はシリンダ下室2bから縮み側油液通路4bを通り、縮み側ディスクバルブ7を開いて、この縮み側ディスクバルブ7の開度に応じた減衰力を発生する。このとき、ピストンロッド5のシリンダ2内への進入によってシリンダ2内の体積が増加するが、フリーピストン13が下方へ移動してガス室2cを圧縮することによって体積の増加を許容する。
一方、ピストンロッド5の伸び行程時には、シリンダ上室2a内の油液が圧縮されて、油液はシリンダ上室2aから伸び側油液通路4aを通り、伸び側ディスクバルブ6を開いて、この伸び側ディスクバルブ6の開度に応じた減衰力を発生する。このとき、ピストンロッド5のシリンダ2外への延出によってシリンダ2内の体積が減少するが、ガス室2cの圧力によってフリーピストン13が上方へ移動することによって体積の減少を許容する。
また、筒状部材20へのスプリングシート30の組付けは、バンプラバー受け17をシリンダ2の他端側(図中上方)に取付ける前に、まず、スプリングシート30をその小径部30aが図中上方に向くように、シリンダ2の上方から遊嵌させる。続いて、筒状部材20の環状テーパ部20bに、スプリングシート30を導入させながら、徐々に図中下方への押圧力を強めていく。その後、スプリングシート30に対する図中下方への押圧力を強めつつ、スプリングシート30を図中下方へ移動させ、筒状部材20のテーパ部20d(移動規制部)に、スプリングシート30のテーパ部30bを当接させる。
以上のように構成した第1実施形態によれば、シリンダ2内のピストン4及びフリーピストン13の非摺動部に筒状部材20の下端側(一端側)を固定し、この筒状部材20の上端側(他端側)に対してスプリングシート30を圧入させるようにしたので、シリンダ2とスプリングシート30との間に設けた筒状部材20が、スプリングシート30に加わる荷重のシリンダ2への伝達を抑えて、シリンダ2の変形を抑えることができ、フリーピストン13の円滑な摺動を妨げることが無い。
また、筒状部材20の外周に、スプリングシート30の小径部30aを圧入するようにしたので、コイルスプリングからスプリングシート30に大きな荷重が加わっても、シリンダ2と筒状部材20との間に隙間が形成されることが無くなり、従来技術で問題となった、騒音発生やシリンダ2の発錆を防止することができる。
さらに、例えば、コイルスプリングを非装着の状態で搬送する時に、シリンダ2に組付けたスプリングシート30が外れるのを防止でき、搬送効率が向上すると共に、車体への取付け効率を向上させることができる。
また、シリンダ2と筒状部材20とを接するように相互に嵌合させたので、シリンダ2の厚みが、実質、シリンダ2の厚みと筒状部材20の厚みとを加算したものとなって、シリンダ2の当該部分における強度を向上させることができる。
さらに、筒状部材20に、スプリングシート30の圧入を導入可能な環状テーパ部20bを設けると共に、エッジ部E1を、筒状部材20の小径部20aの外周壁面に圧接させるようにしたので、スプリングシート30を筒状部材20に対して、小さな荷重で容易に圧入させることができ、スプリングシート30の組付作業(圧入作業)が容易となる。
また、スプリングシート30を、スプリングシート30のテーパ部30bが筒状部材20のテーパ部20dに当接するまで圧入させることで、スプリングシート30を筒状部材20に対して、所定の軸方向位置に固定することができる。
次に、本発明における第2実施形態の単筒式緩衝器を、図4に基づいて説明する。なお、上述の第1実施形態と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。
油圧緩衝器40のシリンダ2に嵌合する筒状部材41には、小径部41a、環状テーパ部41b(導入部)が形成され、さらに、小径部41aの一端側には、小径部41aよりも大径となった大径部41cが形成されている。この大径部41cの一端側(図中下方)は、略シリンダ2の下端側まで延びて設けられ、キャップ12と共にシリンダ2に同時に溶接して固定されている。
このように構成した第2実施形態によれば、上述した第1実施形態の油圧緩衝器1と同様の作用・効果が得られると共に、シリンダ2の端部を溶接するようにしているので、フリーピストン13の摺動部分から、第1実施形態に比してより遠ざけて、シリンダ2の変形をより確実に防止することができ、また、シリンダ2の端部まで延びた筒状部材41によって、飛び石等の外乱からシリンダ2の変形を防止できる。さらに、溶接箇所を1箇所として、溶接回数・箇所を削減することができるので、製造工程における省エネが図れると共に、油圧緩衝器の製造効率を向上させることができる。
次に、本発明における第3実施形態の単筒式緩衝器を、図5に基づいて説明する。なお、上述の第1実施形態と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。
油圧緩衝器50のシリンダ2に嵌合する筒状部材51には、小径部51a、環状テーパ部51b(導入部)が形成され、さらに、小径部51aの一端側には、小径部51aよりも大径となった大径部51cが形成されている。この大径部51cの一端側(図中下方)は、略シリンダ2の下端側まで延びて設けられ、キャップ12と共にシリンダ2に同時に溶接して固定されている。この油圧緩衝器50の適用車種(搭載対象車)は、上述した第1実施形態の油圧緩衝器1の適用車種とは異なり、スプリングシート30が上方に設けられるものを示しており、筒状部材51の小径部51aは、ピストン4の摺動領域S’の範囲内に位置するように設けられている。
このように構成した第3実施形態においても、上述した第1実施形態の油圧緩衝器1および第2実施形態の油圧緩衝器40と同様の作用・効果が得られる。
次に、本発明における第4実施形態の単筒式緩衝器を、図6および図7に基づいて説明する。なお、上述の第1実施形態と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。
油圧緩衝器60のシリンダ2に嵌合する筒状部材61には、小径部61a、環状テーパ部61b(導入部)が形成され、さらに、小径部61aの一端側には、小径部61aよりも大径となった大径部61cが形成されている。小径部61aの他端側(図中上方)には、小径部61aよりも若干大径となったエッジ形成部61eが形成されており、このエッジ形成部61eの外周側下端が、エッジ部E2(突部)となっている。
スプリングシート30の筒状部材61への圧入時においては、図6に示す状態から、矢印で示すように図中下方にスプリングシート30を徐々に下降させることで、筒状部材61における小径部61aのエッジ部E2が、小径部30aの内周壁面に圧接される。
ここで、エッジ部E2の外周径は、小径部30aの内周径よりも大きく設定され、スプリングシート30と筒状部材61との接触部分を、エッジ部E2と、このエッジ部E2に圧接される小径部30aの内周壁部分のみとすることができるため、上述した第1実施形態と同様に、相互の圧入の際の押圧力は小さくて済む。
また、スプリングシート30における小径部30aの図中上端は、図7に示すような圧入後の状態において、エッジ部E2よりも図中上方にあるように設定されており、これにより、小径部30aの内周壁が擦れた筒状部材61におけるエッジ部E2の先端側部分全体(圧入部全体)が、小径部30aによって覆われるようになっている。
このように構成した第4実施形態においても、上述した第1実施形態の油圧緩衝器1と同様の作用・効果が得られると共に、さらに、以下のような作用・効果を得ることができる。
油圧緩衝器は通常、その表面の発錆を防止すること等の観点から、表面に塗装を施すようにしているが、スプリングシートをシリンダに取付けた状態で塗装を施すと、スプリングシートの内側に塗装が入り込めず、未塗装部分が発生してしまう。したがって、スプリングシートをシリンダに装着する前に、油圧緩衝器を塗装するようにしている。
上述した第1実施形態乃至第3実施形態においては、筒状部材における小径部の軸方向寸法(軸長L1)と、スプリングシートにおける小径部の軸方向寸法(軸長L2)との関係をL1>L2となるようにしているため、圧入部となる環状テーパ部(導入部)および筒状部材の小径部に、スプリングシートの圧入痕(塗装の剥がれ)が発生する可能性がある。
これに対し、第4実施形態の油圧緩衝器60によれば、小径部30aの内周壁が擦れた筒状部材61におけるエッジ部E2の先端側部分全体(圧入部全体)を、スプリングシート30の小径部30aによって覆うようにしたので、その結果、スプリングシート30の筒状部材61への圧入時にエッジ部E2の先端側部分に発生したスプリングシート30の圧入痕全体を、スプリングシート30の小径部30aによって覆うので、筒状部材61の圧入痕における発錆を抑えることができる。
次に、本発明における第5実施形態の単筒式緩衝器を、図8に基づいて説明する。なお、第5実施形態の単筒式緩衝器は、上述の第4実施形態に比して、エッジ部(突部)の構成が異なっている。
油圧緩衝器70のシリンダ2に嵌合する筒状部材71は、小径部71a、環状テーパ部71b(導入部)が形成され、さらに、小径部71aの一端側には、所定の角度θとなった第2のテーパ部71eを介して小径部71aよりも大径となった大径部71cが形成されている。環状テーパ部71bと第2のテーパ部71eとを接続する頂部は、小径部71aよりも若干大径となったエッジ部E3(突部)となっている。
スプリングシート30の筒状部材71への圧入時においては、図8に示す状態から、矢印で示すように図中下方にスプリングシート30を徐々に下降させることで、筒状部材71における小径部71aの環状テーパ部71bと第2のテーパ部71eとを接続するエッジ部E3が、小径部30aの内周壁面に圧接される。
ここで、エッジ部E3の外周径は、小径部30aの内周径よりも大きく設定され、スプリングシート30と筒状部材71との接触部分を、エッジ部E3と、このエッジ部E3に圧接される小径部30aの内周壁部分のみとすることができるため、上述した第1実施形態と同様に、相互の圧入の際の押圧力は小さくて済む。
また、スプリングシート30における小径部30aの上端を、筒状部材71への圧入後の状態において、エッジ部E3よりも上方にあるように設定することにより、上述した第3実施形態と同様に、小径部30aの内周壁が擦れた筒状部材71におけるエッジ部E3の先端側部分全体(圧入部全体)が小径部30aによって覆われるようになる。
このように構成した第5実施形態においても、上述した第1実施形態の油圧緩衝器1および第4実施形態の油圧緩衝器60と同様の作用・効果が得られる。
次に、本発明における第6実施形態における単筒式緩衝器の筒状部材を、図9および図10に基づいて説明する。
図10に示すように、筒状部材80は、上述した第1実施形態における筒状部材20に対して、略同じ外郭形状を備えており、図9に示すような円筒管81をバルジ成形することにより、小径部80a、大径部80bおよびテーパ部80cを備えた筒状部材80を成形するようにしている。
バルジ成形に際しては、図9に示すように、縦割分割されたダイD1、D2を、図示しない駆動装置によって矢印に示すように近接させて接続した後、ダイD1、D2によって形成された空間K内に、その上方から矢印に示すように円筒管81を挿入する。その後、図10に示すように、円筒管81の内部に、図示しない油圧ポンプを駆動することによって高圧流体Pを供給する。すると、ダイD1、D2に予め形成された同一形状の凹部D3、D4内に、高圧流体Pの圧力によって円筒管81の壁部が入り込み、円筒管81が図10に示すような外郭をなす筒状部材80の形状に形成される。
なお、このようなバルジ成形においては、高圧流体Pを円筒管内に供給する方法に限らず、例えば、円筒管の内周径と略同等の外周径を備えた、円筒形状のウレタンゴム等の弾性体を円筒管81内に位置させ、このウレタンゴムをピストン等によって高圧で圧縮変形させることによっても、円筒管81のバルジ成形を行うことができる。
このように構成した第6実施形態によれば、筒状部材80を、円筒管81をバルジ成形することによって構成したので、円筒管81として安価な電縫管等の電気溶接管を用いることができるので、油圧緩衝器の製造コストを抑えることができる。
次に、本発明における第7実施形態における単筒式緩衝器の筒状部材を、図11および図12に基づいて説明する。
筒状部材90は、上述した第6実施形態における筒状部材80と同様に、円筒管をバルジ成形することにより形成するようにしている。この筒状部材90には、筒状部材90における大径部90aの内側に形成された空間K1と筒状部材90の図中下方側とを連通する通路90bが形成されている。
このように構成した第7実施形態によれば、上述した第6実施形態と同様の作用・効果を得ることができると共に、何らかの理由で空間K1に入り込んでしまった雨水等を、通路90bを介して空間K1の外部へ排出することができ、筒状部材90の内側における発錆を抑制することができる。
次に、本発明における第8実施形態の単筒式緩衝器を、図13に基づいて説明する。なお、上述の第1実施形態と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。
シリンダ2の一端側(図中下方)外周には、内周がこのシリンダ2の外周に接する筒状部材100が嵌合しており、この筒状部材100の下端がシリンダ2の下端側(フリーピストン13が摺動しない部分)に溶接にて固定されている。この筒状部材100は、上記各実施の形態とは異なり、パイプ材を切断したのみの筒体である。
シリンダ2に固着されるスプリングシート130には、内径がシリンダ2の外径と略同径の筒状部130Aと、この筒状部130Aから拡径された拡径部130Bが設けられている。この拡径部130Bの内周径は筒状部材100の外周径よりも小さな寸法に設定されているので、この拡径部130Bを筒状部材100の外周に圧入することができるようになっている。
そして、このスプリングシート130は、筒状部130Aと拡径部130Bとの段差部が筒状部材100の上端部100A(移動規制部)に当接して移動規制されるまで筒状部材100に圧入することにより、軸方向に位置決めされた状態で固定される。
このように構成した第8実施形態によれば、上述した第1実施形態の油圧緩衝器1と同様の作用・効果が得られると共に、パイプ材を切断するのみで、筒状部材100を製造できるので、油圧緩衝器の製造効率を向上させることができる。
なお、以上のように構成した上記各実施形態においては、スプリングシートの形状を、下方に向けて内径が徐々に拡径する、所謂つりがね形状のスプリングシートを示したが、本発明は別段これに限らず、上方に向けて内径が徐々に拡径する形状のスプリングシートとしても良い。本発明によれば、シリンダと筒状部材との間に隙間が生じないので、筒状部材に圧入されるスプリングシートであればその形状は問わない。
また、以上のように構成した上記各実施形態においては、単筒式緩衝器として、シリンダの内部に油液および高圧ガスが封入された、油圧緩衝器を用いたものを示したが、本発明は別段これに限らず、例えば、シリンダ内周をピストンに設けた摩擦材が摺動する摩擦ダンパにも適用することができ、要は、シリンダ内部をピストンが摺動するものにおいて、そのシリンダ外周にスプリングシートを設けざるを得ないものに適用することができる。
さらに、上記各実施形態においては、自動車等の車両に適用したものを示したが、本発明は別段これに限らず、鉄道車両等の車両、家電製品の洗濯機および建築構造物等の振動対象物にも適用することができる。
本発明の第1実施形態における油圧緩衝器の全体を示す断面図である。 図1におけるスプリングシート部分を拡大して示す断面図である。 図2におけるスプリングシートの小径部を拡大して示す断面図である。 本発明の第2実施形態における油圧緩衝器のスプリングシート部分を拡大して示す断面図である。 本発明の第3実施形態における油圧緩衝器の全体を示す断面図である。 本発明の第4実施形態におけるスプリングシート圧入前の筒状部材の形状を示す部分拡大断面図である。 図6におけるスプリングシート圧入後の状態を示す部分拡大断面図である。 本発明の第5実施形態におけるスプリングシート圧入前の筒状部材の形状を示す部分拡大断面図である。 本発明の第6実施形態における筒状部材の成形前の状態を示す断面図である。 本発明の第6実施形態における筒状部材の成形後の状態を示す断面図である。 本発明の第7実施形態における筒状部材を示す断面図である。 図11の筒状部材を下方から見た図である。 本発明の第8実施形態における油圧緩衝器のスプリングシート部分を拡大して示す断面図である。
符号の説明
1 油圧緩衝器(単筒式緩衝器)
2 シリンダ
4 ピストン
12 キャップ(キャップ部材)
13 フリーピストン(ピストン)
20 筒状部材
20b 環状テーパ部(導入部)
30 スプリングシート
E1 エッジ部(突部)

Claims (4)

  1. 一端側が閉塞され他端側が開口したシリンダと、該シリンダ内を摺動するピストンと、前記シリンダの外周に設けられ、前記シリンダを取り巻くように設けられるスプリングの一端側を支持するスプリングシートと、を備えた単筒式緩衝器において、前記シリンダにおける前記ピストンの非摺動部であって該ピストンの摺動領域よりも前記シリンダの一端側に一端側が固定され、他端側が前記シリンダの他端側に延びる筒状部材を前記シリンダ外周に接するように設け、前記スプリングシートを前記シリンダの他端側が小径部となり一端側に向けて拡径する形状とし、前記筒状部材の他端側には、前記スプリングシートの拡径する部分と軸方向に当接する移動規制部が設けられていることを特徴とする単筒式緩衝器。
  2. 前記筒状部材には、該筒状部材の他端側に前記スプリングシートの小径部が嵌合する小径部が設けられ、該筒状部材の小径部の一端側に該小径部より外径が大径の大径部を設け、前記筒状部材の前記小径部と前記大径部の間に前記移動規制部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の単筒式緩衝器。
  3. 一端側が閉塞され他端側が開口したシリンダと、該シリンダ内を摺動するピストンと、前記シリンダの外周に設けられ、前記シリンダを取り巻くように設けられるスプリングの一端側を支持するスプリングシートと、を備えた単筒式緩衝器において、前記シリンダにおける前記ピストンの非摺動部であって該ピストンの摺動領域よりも前記シリンダの一端側に一端側が固定され、他端側が前記シリンダの他端側に延びる筒状部材を前記シリンダ外周に接するように設け、前記スプリングシートを前記シリンダの他端側が小径部となり一端側に向けて拡径する形状とし、前記筒状部材は、他端側に前記スプリングシートの小径部が嵌合する小径部が設けられ、前記筒状部材の前記小径部の一端側に該小径部より外径が大径の大径部を設け、前記筒状部材の前記小径部と前記大径部の間に前記移動規制部が形成され、前記筒状部材の前記大径部の内側には空間が形成され、該空間と前記筒状部材の一端側とを連通する通路を前記シリンダと筒状部材の間に形成したことを特徴とする単筒式緩衝器。
  4. 前記筒状部材はバルジ成形により形成されることを特徴とする請求項に記載の単筒式緩衝器。
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