JP2004316726A - 油圧緩衝器のリバウンドスプリング構造 - Google Patents

油圧緩衝器のリバウンドスプリング構造 Download PDF

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Abstract

【課題】油圧緩衝器のリバウンドスプリング構造において、簡易な構成により、第1カラーとロッドガイドとの衝突音、及び/又は第2カラーとリバウンドシートとの衝突音の発生を防止すること。
【解決手段】ダンパチューブ11に設けたロッドガイド17に当接する樹脂製の第1カラー50と、ピストンロッド13に設けたリバウンドシート21に当接する樹脂製の第2カラー60を、ピストンロッド13に挿着し、ピストンロッド13の周囲で第1カラー50と第2カラー60の間にリバウンドスプリング70を介装する油圧緩衝器10のリバウンドスプリング構造において、第1カラー50のロッドガイド17との対向面及び/又は第2カラー60のリバウンドシート21との対向面にオイルロック室54を形成するもの。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は油圧緩衝器のリバウンドスプリング構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
油圧緩衝器では、ダンパチューブの内部にピストンロッドを挿入し、ダンパチューブに設けたロッドガイドに当接する樹脂製の第1カラーと、ピストンロッドに設けたリバウンドシートに当接する樹脂製の第2カラーを、ピストンロッドに挿着し、ピストンロッドの周囲で第1カラーと第2カラーの間にリバウンドスプリングを介装している。これにより、ピストンロッドの伸切り時に、リバウンドスプリングを圧縮し、最伸張ストロークを規制している。
【0003】
この従来の油圧緩衝器では、ピストンロッドのストロークスピードが速いとき、第1カラーがロッドガイドに高速で衝突し、又は第2カラーがリバウンドシートに高速で衝突し、衝突音を生ずる。
【0004】
そこで、特許文献1では、第1カラーのロッドガイドとの対向面、又は第2カラーとリバウンドシートとの対向面に弾性部材を設け、衝突音の発生を抑制するものを開示している。
【0005】
【特許文献1】
実開平6−12848(図1、1頁)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1では、第1カラーと第2カラーに弾性部材を設けるものであり、構成が複雑で製作工数がかかり、コスト高になる。
【0007】
本発明の課題は、油圧緩衝器のリバウンドスプリング構造において、簡易な構成により、第1カラーとロッドガイドとの衝突音、及び/又は第2カラーとリバウンドシートとの衝突音の発生を防止することにある。
【0008】
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ダンパチューブの内部にピストンロッドを挿入し、ダンパチューブに設けたロッドガイドに当接する樹脂製の第1カラーと、ピストンロッドに設けたリバウンドシートに当接する樹脂製の第2カラーを、ピストンロッドに挿着し、ピストンロッドの周囲で第1カラーと第2カラーの間にリバウンドスプリングを介装する油圧緩衝器のリバウンドスプリング構造において、第1カラーのロッドガイドとの対向面及び/又は第2カラーのリバウンドシートとの対向面にオイルロック室を形成するようにしたものである。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記第1カラーがロッドガイドに当接し、及び/又は前記第2カラーがリバウンドシートに当接した状態で、前記オイルロック室がピストンロッドの外周に臨むようにしたものである。
【0011】
請求項3の発明は、請求項2の発明において更に、前記第1カラーのロッドガイドとの対向面が該ロッドガイドと前記ピストンロッドの外周とともに区画して形成するオイルロック室の断面形及び/又は前記第2カラーのリバウンドシートとの対向面が該リバウンドシートと前記ピストンロッドの外周とともに区画して形成するオイルロック室の断面形が、三角状、円弧状又は四角状をなすようにしたものである。
【0012】
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの発明において更に、前記第1カラーのロッドガイドとの対向面に設けられる該ロッドガイドとの当接部、及び/又は前記第2カラーのリバウンドシートとの対向面に設けられる該リバウンドシートとの当接部が、突起状をなすようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は油圧緩衝器を示す全体半断面図、図2はリバウンドスプリング構造を示し、(A)は中間ストローク状態を示す断面図、(B)は最伸張ストローク状態を示す断面図、図3はカラーを示し、(A)は断面図、(B)は平面図、図4はオイルロック室を示し、(A)はオイルロック過程を示す断面図、(B)はオイルロック完了状態を示す断面図、図5はカラーの変形例を示す断面図、図6はカラーの変形例を示す断面図、図7はカラーの変形例を示す断面図、図8はリバウンドスプリング構造の変形例を示し、(A)は中間ストローク状態を示す断面図、(B)は最伸張ストローク状態を示す断面図である。
【0014】
図1は、複筒型式油圧緩衝器10であり、ダンパチューブ11にシリンダ12を内蔵した二重管を構成し、シリンダ12にピストンロッド13を挿入し、ピストンロッド13の上端部に固定の取付ブラケット(不図示)を車体側に連結し、ダンパチューブ11の底部11Aの外面に溶接したアイジョイント14を車輪側に連結し、車両の懸架装置を構成する。
【0015】
油圧緩衝器10は、ダンパチューブ11の外周の下スプリングシート15と、ピストンロッド13の上端部の取付ブラケットに支持される上スプリングシート(不図示)の間に懸架ばね16を介装する。
【0016】
油圧緩衝器10は、シリンダ12に挿入されるピストンロッド13のためのロッドガイド17、ブッシュ18、オイルシール19を、ダンパチューブ11の上端加締部20とシリンダ12の上端部の間に挟圧固定している。
【0017】
油圧緩衝器10は、ピストンバルブ装置30とボトムバルブ装置40を有し、それらが発生する減衰力により、懸架ばね16による衝撃力の吸収に伴うピストンロッド13の伸縮振動を制振する。
【0018】
(ピストンバルブ装置30)
ピストンバルブ装置30は、ピストンロッド13にバルブストッパ31、チェックバルブ32、ピストン33、ディスクバルブ34、バルブストッパ35を装着し、これらをナット36で固定している。
【0019】
そして、圧縮時には、ピストン側油室37Aの油が、ピストン33の圧側流路38Aを通りチェックバルブ32を撓み変形させて開き、ロッド側油室37Bに導かれる。また、伸張時には、ロッド側油室37Bの油が、ピストン33の伸側流路38B(不図示)を通り、ディスクバルブ34を撓み変形させて開き、ピストン側油室37Aに導かれ、伸側減衰力を発生させる。
【0020】
(ボトムバルブ装置40)
油圧緩衝器10は、ダンパチューブ11とシリンダ12の間隙をリザーバ室41とし、このリザーバ室41の内部を油室とガス室に区画している。そして、ボトムバルブ装置40は、ダンパチューブ11の底部11Aをスピニング成形により閉じ、シリンダ12の内部のピストン側油室37Aとリザーバ室41とを仕切るボトムピース43をシリンダ12の下端部に配置し、ピストン側油室37Aとリザーバ室41とをボトムピース43に設けた不図示の流路により連絡可能とする。ボトムピース43にはボルト44、ナット45が締結され、ボルト44とナット45の間にはディスクバルブ46、ボトムピース43、チェックバルブ47、バルブストッパ48を介装している。
【0021】
そして、圧縮時には、シリンダ12に進入するピストンロッド13の進入容積分の油が、ピストン側油室37Aからボトムピース43の圧側流路49Aを通ってディスクバルブ46を撓み変形させて開き、リザーバ室41へ押出され、圧側減衰力を得る。伸張時には、シリンダ12から退出するピストンロッド13の退出容積分の油が、チェックバルブ47を押し開き、リザーバ室41からボトムピース43の伸側流路49B(不図示)経由でピストン側油室37Aに補給される。
【0022】
しかるに、油圧緩衝器10は、シリンダ12のロッド側油室37Bに位置するピストンロッド13まわりで、ロッドガイド17の側(上側)に遊挿状態で挿着した第1カラー50と、ピストン33の側(下側)に固定された第2カラー60との間に、ピストンロッド13の伸切り時(油圧緩衝器10の最伸張状態)に圧縮変形せしめられるリバウンドスプリング70を介装している。
【0023】
第1カラー50は、ナイロン系樹脂等の樹脂製とされてリバウンドスプリング70の上端部に装填され、ピストンロッド13の伸切り時に、ダンパチューブ11、シリンダ12に設けたロッドガイド17の端面に当接する。第1カラー50は、リバウンドスプリング70の内径を拘束する筒状部51と、リバウンドスプリング70の上端部を受けるフランジ部52を備える。筒状部51の外周はリバウンドスプリング70の内径に軽圧入で嵌合固定されるスプリング内径拘束面51Aを形成する。フランジ部52はリバウンドスプリング70の下端部の端面に研削された平坦面状の座面を受けるスプリングシート面52Aを備える(図3)。
【0024】
第2カラー60は、ナイロン系樹脂等の樹脂製とされてリバウンドスプリング70の下端部に装填され、ピストンロッド13の溝部にかしめ固定されているリバウンドシート21に着座する状態で該リバウンドシート21に当接する。第2カラー60は、リバウンドスプリング70の内径を拘束する筒状部61と、リバウンドスプリング70の下端部を受けるフランジ部62を備える。筒状部61の外周はリバウンドスプリング70の内径に軽圧入で嵌合固定されるスプリング内径拘束面61Aを形成する。フランジ部62はリバウンドスプリング70の上端部の端面に研削された平坦面状の座面を受けるスプリングシート面62Aを備える(図3)。
【0025】
油圧緩衝器10の通常作動時に、ピストンロッド13が伸縮するとき、第1カラー50は図1、図2(A)に示す如く、ロッド側室37Bの内部でロッドガイド17に衝合しない範囲にあり、リバウンドスプリング70は圧縮変形しない。他方、油圧緩衝器10の最伸張時には、図2(B)に示す如く、ピストンロッド12が伸切り、第1カラー50はロッドガイド17に衝合し、第1カラー50のフランジ部52と第2カラー60のフランジ部62の間でリバウンドスプリング70を一定の圧縮長さに圧縮変形せしめ、油圧緩衝器10の最伸張ストロークを規制する。
【0026】
尚、油圧緩衝器10は、ダンパチューブ11の上端部の外面にバンプストッパ22を備え、ピストンロッド13が備えるバンプラバー(不図示)をバンプストッパ22に衝合せしめて最圧縮ストロークを規制する。
【0027】
しかるに、油圧緩衝器10にあっては、最伸張時に、第1カラー50がロッドガイド17に衝合する際の衝突音の発生を防止するため、第1カラー50を以下の如くに構成している。
【0028】
第1カラー50は、図3に示す如く、ロッドガイド17の端面との対向面となる、フランジ部52のスプリングシート面52Aに対する反対側の端面の、外周側の一部をロッドガイド17との環状当接部53とし、該端面の残部を内周側に向けて下り勾配をなして凹む円錐面状のオイルロック面54Aとしている。これにより、第1カラー50は、ロッドガイド17の端面との対向面にオイルロック室54を形成する(図4)。
【0029】
オイルロック室54は、第1カラー50のロッドガイド17との対向面であるオイルロック面54Aが、ロッドガイド17の端面とピストンロッド13の外周とともに区画するものであり、第1カラー50の中心軸を含む断面において三角状断面形を示す。このとき、当接部53は、第1カラー50の中心軸を含む断面において、狭幅の突起状をなす。
【0030】
また、オイルロック室54は、第1カラー50がロッドガイド17に当接した状態で、ピストンロッド13の外周に開いて臨む(図4(B))。
【0031】
従って、ピストンロッド13の伸切り時に、第1カラー50がロッドガイド17に衝合する過程で、第1カラー50の当接部53が先にロッドガイド17に近接し(図4(A))、オイルロック室54の油を当接部53とロッドガイド17の間から第1カラー50の外周側へ逃がすとともに、筒状部51の内周とピストンロッド13の外周の間の狭い隙間を用いて第1カラー50の内周側へ逃がす。第1カラー50がロッドガイド17に衝合するに至る際には、第1カラー50の当接部53がロッドガイド17に当接して第1カラー50の外周側への逃げ道を塞ぎ(図4(B))、オイルロック室54の油を筒状部51の内周とピストンロッド13の外周の間の狭い隙間だけを用いて第1カラー50の内周側へ逃がし得るだけのオイルロック状態になり、第1カラー50がロッドガイド17に衝突する速度を下げ、衝撃を和らげる。
【0032】
尚、本実施形態では、ピストンロッド13の外径22mmに対し、第1カラー50の筒状部51の内径を22.8mmとし、筒状部51の内周とピストンロッド13の外周の間の隙間を0.4mmとした。第1カラー50のフランジ部52の外径を33.5mm、オイルロック面54Aの外径を31.5mmとし、当接部53に1mm幅の当接面を与えた。オイルロック面54Aの勾配角Aは19度とし、この勾配角Aが19度より小さいとオイルロック室54の容量が小さくなってオイルロック効果が低減する。オイルロック室54の容量は第1カラー50の寸法に応じて適宜調整する必要があるが、オイルロック面54Aの勾配角Aは19度以上にすることが好ましい。
【0033】
また、第1カラー50がロッドガイド17の端面との対向面に設けるオイルロック室54は、三角状断面形に限らず、第1カラー50がロッドガイド17に当接した状態でピストンロッド13の外周に臨む円弧状(図5)、四角状(図6)であっても良い。第1カラー50の外周側の当接部53を狭幅突起状にし、第1カラー50の内周側においてピストンロッド13の外周に臨むオイルロック室54を形成することが好ましい。
【0034】
但し、第1カラー50がロッドガイド17の端面との対向面に設けるオイルロック室54は、第1カラー50がロッドガイド17に当接した状態でピストンロッド13の外周に臨むものに限らず、図7に示す如く、フランジ部52のスプリングシート面52Aに対する反対側の端面の外周側と内周側に環状当接部53A、53Bを設け、これら環状当接部53A、53Bの間に四角断面等の陥凹状の環状オイルロック室54を形成することもできる。図7の第1カラー50は、外周側にのみ環状当接部53を設けたものに比して強度は増すが、衝突音抑制効果は低い。オイルロック室54の容量が小さいためと考えられる。
【0035】
油圧緩衝器10にあっては、第1カラー50と第2カラー60の共通部品化を図るため、第2カラー60も第1カラー50と同一形状にし、第2カラー60にも第1カラー50における環状当接部53、オイルロック面54A、オイルロック室54と同一をなす形態(環状当接部63、オイルロック面64A、オイルロック室64(図4))を付与した。但し、本実施形態では、第2カラー60はピストンロッド13に固定されていてリバウンドシート21に常時着座する状態で該リバウンドシート21に当接しており、第1カラー50における環状当接部53、オイルロック面54A、オイルロック室54と同一をなす形態を有することを必要としない。
【0036】
尚、油圧緩衝器10において、第1カラー50が取付具を介する等にてロッドガイド17の側に固定化され、第2カラー60がピストンロッド13の側に遊挿状態で挿着されていて、ピストンロッド13の伸切り時に第2カラー60がピストンロッド13に固定されているリバウンドシート21に衝合するものにあっては、第2カラー60のリバウンドシート21との対向面にオイルロック室が形成される。このとき、第2カラー60は、環状当接部63、オイルロック面64A、オイルロック室64を備える。
【0037】
本実施形態によれば以下の作用効果を奏する。
(請求項1に対応する作用効果)
▲1▼ピストンロッド13の伸切り時に、第1カラー50がロッドガイド17に高速で衝突するとき、第1カラー50が形成するオイルロック室54の油が一瞬オイルロック状態になり、第1カラー50がロッドガイド17に衝突する速度を下げて衝撃を和らげ、衝突音の発生を防止する。
【0038】
第1カラー50によりオイルロック室54を形成するだけの簡素な構成により、衝突音の発生を防止できる。
【0039】
(請求項2に対応する作用効果)
▲2▼第1カラー50の外周側に設けた環状当接部53がロッドガイド17に当接するとき、オイルロック室54がピストンロッド13の外周に臨む。従って、オイルロック室54の油は、第1カラー50の外周側への逃げ道を塞がれ、第1カラー50の内周がピストンロッド13の外周との間に形成する狭い隙間から逃げ得るだけのオイルロック状態になり、第1カラー50がロッドガイド17に衝突する速度を確実に下げて衝撃を和らげ、衝突音の発生を防止する。
【0040】
(請求項3に対応する作用効果)
▲3▼第1カラー50が形成するオイルロック室54の断面形を三角状、円弧状又は四角状の如くの単純形状に加工するだけの簡易な制作工数で上述▲2▼を実現できる。
【0041】
(請求項4に対応する作用効果)
▲4▼第1カラー50のロッドガイド17との対向面に設けられるロッドガイド17との当接部53を突起状にした。従って、第1カラー50のロッドガイド17との対向面内で、オイルロック室54を形成し得る範囲が広くなり、オイルロック室54の容量が増えるから、第1カラー50がロッドガイド17に衝突する速度を確実に下げて衝撃を和らげ、衝突音の発生を防止する。
【0042】
図8は油圧緩衝器10におけるリバウンドスプリング構造の変形例であり、ピストンロッド13まわりでリバウンドシート21と第2カラー60の間に別体ラバー(弾性部材)23を介装したものである。これによれば、ピストンロッド13の伸切り時に、第1カラー50がロッドガイド17に衝突してからの衝撃を格段に和らげ、衝突音の発生を防止できる。
【0043】
以上、本発明の実施の形態を図面により記述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、油圧緩衝器のリバウンドスプリング構造において、簡易な構成により、第1カラーとロッドガイドとの衝突音、及び/又は第2カラーとリバウンドシートとの衝突音の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は油圧緩衝器を示す全体半断面図である。
【図2】図2はリバウンドスプリング構造を示し、(A)は中間ストローク状態を示す断面図、(B)は最伸張ストローク状態を示す断面図である。
【図3】図3はカラーを示し、(A)は断面図、(B)は平面図である。
【図4】図4はオイルロック室を示し、(A)はオイルロック過程を示す断面図、(B)はオイルロック完了状態を示す断面図である。
【図5】図5はカラーの変形例を示す断面図である。
【図6】図6はカラーの変形例を示す断面図である。
【図7】図7はカラーの変形例を示す断面図である。
【図8】図8はリバウンドスプリング構造の変形例を示し、(A)は中間ストローク状態を示す断面図、(B)は最伸張ストローク状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 油圧緩衝器
11 ダンパチューブ
13 ピストンロッド
17 ロッドガイド
21 リバウンドシート
50 第1カラー
53 当接部
54 オイルロック室
60 第2カラー
70 リバウンドスプリング

Claims (4)

  1. ダンパチューブの内部にピストンロッドを挿入し、
    ダンパチューブに設けたロッドガイドに当接する樹脂製の第1カラーと、ピストンロッドに設けたリバウンドシートに当接する樹脂製の第2カラーを、ピストンロッドに挿着し、
    ピストンロッドの周囲で第1カラーと第2カラーの間にリバウンドスプリングを介装する油圧緩衝器のリバウンドスプリング構造において、
    第1カラーのロッドガイドとの対向面及び/又は第2カラーのリバウンドシートとの対向面にオイルロック室を形成することを特徴とする油圧緩衝器のリバウンドスプリング構造。
  2. 前記第1カラーがロッドガイドに当接し、及び/又は前記第2カラーがリバウンドシートに当接した状態で、前記オイルロック室がピストンロッドの外周に臨む請求項1に記載の油圧緩衝器のリバウンドスプリング構造。
  3. 前記第1カラーのロッドガイドとの対向面が該ロッドガイドと前記ピストンロッドの外周とともに区画して形成するオイルロック室の断面形及び/又は前記第2カラーのリバウンドシートとの対向面が該リバウンドシートと前記ピストンロッドの外周とともに区画して形成するオイルロック室の断面形が、三角状、円弧状又は四角状をなす請求項2に記載の油圧緩衝器のリバウンドスプリング構造。
  4. 前記第1カラーのロッドガイドとの対向面に設けられる該ロッドガイドとの当接部、及び/又は前記第2カラーのリバウンドシートとの対向面に設けられる該リバウンドシートとの当接部が、突起状をなす請求項1〜3のいずれかに記載の油圧緩衝器のリバウンドスプリング構造。
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