JP2011085213A - リバウンドスプリング - Google Patents

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Abstract

【課題】シリンダとピストンロッドとの間のスペースが小さくともクッションの劣化を抑制することができるリバウンドスプリングを提供することである。
【解決手段】上記した目的を解決するために、本発明の課題解決手段は、シリンダ装置におけるピストンロッド13を軸支するロッドガイド14に対向するとともにピストンロッド13の外周に装着される環状のクッション5の反ロッドガイド側に対向して、ピストンロッド13周りに配置されるリバウンドスプリング1において、反ロッドガイド側端2aがピストンロッド13の外周に固定されるコイルスプリング2と、当該コイルスプリング2のロッドガイド側端2bに固定されてクッション5に対向する環状のスプリングガイド4とを備え、当該スプリングガイド4のクッション側の端部外縁に円弧状の面取部4eを設けたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、シリンダ装置の伸長を抑制するリバウンドスプリングに関する。
従来からシリンダ装置、たとえば、緩衝器にあっては、シリンダ端部を封止しピストンロッドを軸支するロッドガイドとピストンロッドの中間部に設けたフランジとの間にロッドガイド側に環状のスプリングガイドとフランジ側に環状の固定ホルダとを装着したコイルスプリングでなるリバウンドスプリングを介装しており、このリバウンドスプリングは、緩衝器の伸長時において互いに接近するロッドガイドとフランジによって圧縮せしめられることで、緩衝器の伸長を抑制するバネ力を発揮して、緩衝器の最大伸切時の衝撃を緩和するものである。
そして、たとえば、特許文献1に開示されたリバウンドスプリングにあっては、コイルスプリングのフランジ側端に固定用ホルダが装着されており、当該固定用ホルダは、フランジによってピストンロッドに対して下方への移動が規制されるとともに、内周でピストンロッドを締め付けてピストンロッドに固定されている。
また、ロッドガイド側のスプリングガイドの内径をピストンロッドの外径より大径に設定してあって、コイルスプリングのロッドガイド側端を自由端とし、反ロッドガイド側となるフランジ側を固定端としている。
そして、ロッドガイド側のスプリングガイドは、ロッドガイド側端部の周縁に筒状の立上り部を備え、当該立上り部内に環状のストッパラバーを収容しており、緩衝器の最伸長時には、コイルスプリングのみならず、ストッパラバーをロッドガイドに当接させて圧縮させ、最伸長時の衝撃を緩和するようになっている。
また、上述のように構成されたリバウンドスプリングにあっては、クッションがスプリングガイドの立上り部によって抱え込まれているので、ロッドガイドと当接して圧縮された際、クッションの外周側への逃げ変形が抑制されるので、クッションがスプリングガイドの立上り部とロッドガイドとの間で挟みこまれて劣化してしまうことを防止することができる。
特開2008−51247号公報
上記したように、緩衝器のシリンダとピストンロッドとの間の環状隙間が充分に確保できる場合には、スプリングガイドに立上り部を設けることで、クッションの劣化を抑制することができるのであるが、環状隙間が小さい場合、つまり、シリンダ内径とピストンロッド外径の差が小さいと、スプリングガイドに立上り部を設けることができない場合がある。
というのは、クッションは、上記環状隙間の大小によらず、衝撃緩和のため小型化には限界があるので、クッションとシリンダとの間にスペースを充分に確保できないと、立上り部を設けることができないのである。また、充分なスペースを確保できないまま立上り部を設けると、クッションの圧縮時に荷重を受ける立上り部の肉厚が薄くなり、樹脂で成形される立上り部における強度が不足する虞がある。
このようにシリンダ内径とピストンロッド外径との間に、立上り部を設けることができる程度のスペースが必要となるが、このスペースが確保できない場合には、スプリングガイドに立上り部を設けることができないので、立上り部を備えないスプリングガイドを利用するしかないが、そうすると今度は、クッションがロッドガイドに当接して圧縮された際に、外周側へ膨らむ逃げ変形が一切抑制されないため、当該変形によってスプリングガイドの外縁がクッションに喰い込むことになり、クッションの劣化を促進してしまうという問題が生じる。
そこで、本発明は上記の弊害を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、シリンダとピストンロッドとの間のスペースが小さくともクッションの劣化を抑制することができるリバウンドスプリングを提供することである。
上記した目的を解決するために、本発明の課題解決手段は、シリンダ装置におけるピストンロッドを軸支するロッドガイドに対向するとともにピストンロッドの外周に装着される環状のクッションの反ロッドガイド側に対向して、ピストンロッド周りに配置されるリバウンドスプリングにおいて、反ロッドガイド側端がピストンロッドの外周に固定されるコイルスプリングと、当該コイルスプリングのロッドガイド側端に固定されてクッションに対向する環状のスプリングガイドとを備え、当該スプリングガイドのクッション側の端部外縁に円弧状の面取部を設けたことを特徴とする。
本発明のリバウンドスプリングによれば、クッションがスプリングガイドによって圧縮されて外周側へ逃げ変形を起こしても、スプリングガイドがクッション側端の外縁に円弧状の面取部を備えていて、その外縁にクッションに喰い込むエッジが無く、クッションが面取部に倣って変形するので、クッションの一部に過度のせん断力が作用することが無い。
したがって、クッションが圧縮されて変形を繰り返しても、クッションの劣化を抑制することができ、このスプリングガイドは、従来のスプリングガイドのように立上り部を備えていなくとも、クッションの劣化を抑制することができる。つまり、シリンダとピストンロッドとの間のスペースが小さく、スプリングガイドに立上り部を設けられない場合にあっても、クッションの劣化を抑制することができるのである。
本発明の一実施の形態におけるリバウンドスプリングが適用された緩衝器の縦断面図である。 一実施の形態におけるリバウンドスプリングが適用された緩衝器の一部拡大縦断面図である。 本発明の一実施の形態におけるリバウンドスプリングの面取部の拡大縦断面図である。 一実施の形態におけるリバウンドスプリングでクッションを圧縮した状態を説明する図である。
以下、図に基づいて本発明の実施の形態について説明する。一実施の形態におけるリバウンドスプリング1は、図1に示すように、シリンダ装置としての緩衝器に適用されている。このリバウンドスプリング1が適用される緩衝器は、シリンダ10と、シリンダ10の外周側に配置される外筒11と、シリンダ10内に摺動自在に挿入されたピストン12と、シリンダ10内に移動自在に挿通されるとともに一端がピストン12に連結されるピストンロッド13と、シリンダ10および外筒11の図1中上端を封止するとともにピストンロッド13を軸支する環状のロッドガイド14と、シリンダ10の図1中下端に設けたベースバルブ15と、外筒11の下端を封止するロアキャップ16とを備えて構成されており、いわゆる複筒型の緩衝器とされている。また、シリンダ10内にピストン12で区画した上室R1と下室R2内には作動油等の液体が充填され、さらに、シリンダ10と外筒11との間の隙間に設けたリザーバ室R内にはガスと液体とが充填されている。
また、ピストン12には、上室R1と下室R2とを連通する図示しない伸側ポートと圧側ポートとが設けられ、また、ピストン12の図1中下端には伸側ポートの出口端を開閉する伸側のリーフバルブ17が、ピストン12の図1中上端には圧側ポートの出口端を開閉するチェックバルブ18がそれぞれ積層されている。
さらに、ベースバルブ15は、下室R2とリザーバ室Rとを連通する図示しないポートを備えていて、下室R2からリザーバ室Rへ向かう液体の流れに対しては抵抗を与え、反対に、リザーバ室Rから下室R2へ向かう液体の流れに対しては殆ど抵抗を与えずに、液体の通過を許容するようになっている。
したがって、この緩衝器の伸長時には、上室R1から下室R2へ液体が、伸側のリーフバルブ17を押し開き伸側ポートを介して移動するとともに、ピストンロッド13がシリンダ10内から退出する体積分の液体が下室R2内で不足するため、不足する体積分の液体がリザーバ室Rからベースバルブ15を介して供給される。そして、この伸長時における減衰力は、伸側ポートを通過する液体の流れにリーフバルブ17が与える抵抗によって発生される。
逆に、緩衝器の圧縮時には、下室R2から上室R1へ液体が、チェックバルブ18を押し開き圧側ポートを介して移動するとともに、ピストンロッド13がシリンダ10内へ進入する体積分の液体が下室R2内で過剰となるため、過剰体積分の液体が下室R2からリザーバ室Rへベースバルブ15を介して排出される。そして、この圧縮時における減衰力は、ベースバルブ15を通過する液体の流れにベースバルブ15が与える抵抗によって発生される。
なお、チェックバルブ18の変わりにリーフバルブを設けて、緩衝器の圧縮時に圧側ポートを通過する液体の流れに抵抗を与えて、ベースバルブ15に加えて上記したリーフバルブで減衰力を発生するようにしてもよい。
つづいて、リバウンドスプリング1について説明すると、リバウンドスプリング1は、図1に示すように、上室R1内に収容され、詳しくは、ピストンロッド13の図1中下方の外周に設けたフランジ13aと、シリンダ10の図1中上端を封止するロッドガイド14との間に介装されている。
このリバウンドスプリング1は、ピストンロッド13が挿通されてピストンロッド13の外周に配置されるコイルスプリング2と、コイルスプリング2の図1中下端となるフランジ側端2aに取付けられてピストンロッド13の外周に固定される環状の固定ホルダ3と、コイルスプリング2の図1中上端となるロッドガイド側端2bに取付けられてピストンロッド13の外周に摺動自在に装着される環状のスプリングガイド4とを備えて構成されている。
以下、詳細に説明すると、固定ホルダ3は、図1および2に示すように、環状のホルダ本体3aと、ホルダ本体3aの上端内周側から立ち上がり外径がホルダ本体3aより小径な筒状の嵌合部3bと、嵌合部3bの図2中上方外周に設けたテーパ部3cと、ホルダ本体3aの内周に設けた複数の凸部3dとを備えて構成されている。そして、この場合、凸部3dは、三つを周方向に等間隔を持って設けられており、内周に挿入されたピストンロッド13の外周に緊迫力をもって当接し、固定ホルダ3がピストンロッド13の外周に固定されるようになっている。また、この固定ホルダ3は、その下端をフランジ13aに当接させており、ピストンロッド13に対し図1中下方への移動が規制されている。なお、凸部3dの設置数は、三つ以上であればよく、任意である。
また、固定ホルダ3は、この場合、硬質の樹脂材料で形成され、嵌合部3bをコイルスプリング2のフランジ側端2a内に挿入すると、コイルスプリング2のフランジ側端2aの内周によって締め付けられつつ嵌め込まれることになり、コイルスプリング2に強固に装着される。なお、テーパ部3cを設けていることによって、フランジ側端2aの内周に嵌合部3bを容易に装着できるようになっている。なお、固定ホルダ3の形状および構造は、コイルスプリング2のフランジ側端2aをピストンロッド13に固定できる限りにおいて上記に限定されることはない。
他方、スプリングガイド4は、図2に示すように、環状のガイド本体4aと、ガイド本体4aの内周側から垂下される外径がガイド本体4aより小径な筒状の嵌合部4bと、嵌合部4bの図2中上方外周に設けたテーパ部4cと、ガイド本体4aの内周に内方へ向けて設けた環状の凸部4dと、ガイド本体4aの図2中上端の端部外縁に設けられた円弧状の面取部4eとを備えて構成されている。
そして、このスプリングガイド4は、硬質の樹脂材料で形成され、嵌合部4bをコイルスプリング2の図2中上端となるロッドガイド側端2b内に挿入すると、コイルスプリング2のロッドガイド側端2bの内周によって締め付けられつつ嵌め込まれることになり、コイルスプリング2に強固に装着される。なお、固定ホルダ3と同様、このスプリングガイド4にあっても嵌合部4bにテーパ部4cを設けていることによって、コイルスプリング2のロッドガイド側端の内周に嵌合部4bを容易に装着できるようになっている。
また、スプリングガイド4におけるガイド本体4aの内径は、ピストンロッド13の外径より大きく設定されており、内周に挿入されたピストンロッド13の外周に凸部4dを摺接させていて、スプリングガイド4はピストンロッド13の外周を軸方向に摺動して図1,2中上下に移動することが許容されている。なお、凸部4dは、環状とされる他、固定ホルダ3の凸部3dと同様の構成を採用することも可能である。
このように、上記構成のリバウンドスプリング1は、図1中下端側が固定ホルダ3によってピストンロッド13の外周に固定的に支持され、図1中上端側がスプリングガイド4によってピストンロッド13にガイドされながら軸方向となる上下へ移動可能な自由端とされている。
また、面取部4eは、ロッドガイド14から遠ざかるように、ガイド本体4aの上端外縁の角を円弧状に面取りして形成された形状であって、ガイド本体4aの上端外縁の全周に渡って設けられた環状の彎曲面でなり、スプリングガイド4が樹脂製であるので、型によって形成されてもよいが、実際にR面取りすることで形成することも可能である。
より詳しくは、面取部4eは、図3に示すように、内周部aにおける曲率半径を外周部bにおける曲率半径より大きくし、内周側から見て途中で曲率半径が小さくなるようにしてある。つまり、相対的に見て、面取部4eにあっては、内周部aにおける曲率反径が大きく、外周部bにおける曲率半径が小さくなっている。このように内周部aにおける曲率半径を大きくすることで面取部4eの内周側端をより内周側に設けることができるとともに、外周部bにおける曲率半径を小さくすることでガイド本体4aの外周面と面取部4eの外周側端とを滑らかに繋いでガイド本体4aの外周と面取部4eの外周側端との間にエッジを形成しないようにすることができ、これに加えて、ガイド本体4aの外周における肉厚を確保することができる。
また、このスプリングガイド4より図2中上方には、ピストンロッド13の外周に摺動自在に装着されてロッドガイド14に対向する環状のクッション5が設けられている。当該クッション5は、たとえば、ゴムや合成樹脂、ウレタン等の軟質な弾性材料で形成されており、緩衝器が中立位置から所定量伸長すると、上記したロッドガイド14とスプリングガイド4とで挟み込まれるようになっており、それ以上緩衝器が伸長すると、リバウンドスプリング1のスプリングガイド4の上端に押圧されてロッドガイド14へ押付けられて圧縮されるようになっている。
このクッション5は、スプリングガイド4とロッドガイド14との直接的な衝突を阻止するとともに、圧縮されることで弾発力を発揮し、ロッドガイド14およびスプリングガイド4の衝突時の衝撃を緩和するようになっている。なお、クッション5の図1中上下面に複数の突起5aが設けられているが、これは、クッション5の上下端がロッドガイド14およびスプリングガイド4に接触した際の音の発生を抑制するために設けられている。
このように構成されたリバウンドスプリング1にあっては、上述のように、緩衝器の伸長時に、スプリングガイド4がピストンロッド13とともにシリンダ10に対して図1中上方へ移動し、クッション5を押し上げ、緩衝器の伸長が進んでクッション5をロッドガイド14に押付けると、それ以降は、緩衝器の伸長に応じてコイルスプリング2が収縮して、クッション5をより大きな力で圧縮するようになる。
すると、クッション5は、内周側への変形がピストンロッド13によって妨げられるので、図4に示すように、圧縮力によって外周側へ逃げ変形を起こす。このような状況となっても、スプリングガイド4は、クッション側となる図4中上端の外縁に円弧状の面取部4eを備えていて、上記の如く、クッション5が変形しても、面取部4eがクッション5から遠ざかる断面円弧状とされており、その外縁にクッション5に喰い込むエッジが無く、クッション5は面取部4eの彎曲面に倣って変形するので、クッション5の一部に過度のせん断力が作用することが無い。
したがって、緩衝器が伸縮を繰り返して、クッション5が上記変形を繰り返しても、クッション5の劣化を抑制することができる。そして、このスプリングガイド4は、従来のスプリングガイドのように立上り部を備えていなくとも、クッション5の劣化を抑制することができる。つまり、シリンダ10とピストンロッド13との間のスペースが小さく、スプリングガイド4に立上り部を設けられない場合にあっても、クッション5の劣化を抑制することができるのである。
さらに、スプリングガイド4がピストンロッド13の外周に摺接しており、常にピストンロッド13によって調芯されているので、同じくピストンロッド13に摺接してピストンロッド13に調芯されるクッション5に対してもスプリングガイド4が調芯され、スプリングガイド4がクッション5に対して偏心してその内周部でクッション5の内側を噛み込むことが防止され、またさらに、スプリングガイド4で何度クッション5を圧縮しても、互いが偏心しないので安定してバラツキのない弾発力を得ることができ、このリバウンドスプリング1を適用した緩衝器等の特性も安定して、この緩衝器を車両へ適用する際には、車両における乗り心地を向上することができる。
また、上記に加え、本実施の形態にあっては、面取部4eにおける内周部aの曲率半径を大きくし、外周部bにおける曲率半径を小さくしているので、ガイド本体4aの外周における肉厚を確保しつつ、面取部4eをより内周側から設け、かつ、ガイド本体4aの外周と面取部4eの外周側端との間にエッジを形成しないようにすることができる。これにより、面取部4eを単にR面取りした形状とするものよりもクッション5の圧縮変形の逃げスペースを大きく確保して、より一層クッション5の劣化抑制効果を高めることができるだけでなく、スプリングガイド4のガイド本体4aの肉厚を不必要に厚くせずともガイド本体4aの外周の肉厚を確保することで強度低下を招かないという利点をも享受することができる。
なお、本実施の形態においては、リバウンドスプリングを複筒型の緩衝器に適用した場合について説明しているが、本発明のリバウンドスプリングが単筒型やその他の緩衝器に具現化されるとしてもよく、また、緩衝器以外のシリンダ装置に具現化することも可能である。
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
1 リバウンドスプリング
2 コイルスプリング
2a コイルスプリングのフランジ側端
2b コイルスプリングのロッドガイド側端
3 固定ホルダ
3a ホルダ本体
3b 嵌合部
3c テーパ部
3d 凸部
4 スプリングガイド
4a ガイド本体
4b 嵌合部
4c テーパ部
4d 凸部
4e 面取部
5 クッション
5a 突起
10 シリンダ
11 外筒
12 ピストン
13 ピストンロッド
13a 鍔部たるストッパ
14 ロッドガイド
15 ベースバルブ
16 ロアキャップ
17 リーフバルブ
18 チェックバルブ
a 面取部の内周部
b 面取部の外周部
R リザーバ室
R1 上室
R2 下室

Claims (3)

  1. シリンダ装置におけるピストンロッドを軸支するロッドガイドに対向するとともにピストンロッドの外周に装着される環状のクッションの反ロッドガイド側に対向して、ピストンロッド周りに配置されるリバウンドスプリングにおいて、反ロッドガイド側端がピストンロッドの外周に固定されるコイルスプリングと、当該コイルスプリングのロッドガイド側端に固定されてクッションに対向する環状のスプリングガイドとを備え、当該スプリングガイドのクッション側の端部外縁に円弧状の面取部を設けたことを特徴とするリバウンドスプリング。
  2. 面取部の内周部における曲率半径を外周部における曲率半径より大きくしスプリングガイドの外周面と面取部の外周側端とを滑らかに繋いだことを特徴とする請求項1に記載のリバウンドスプリング。
  3. スプリングガイドの内周にピストンロッドの外周に摺接する環状の凸部を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のリバウンドスプリング。
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