JP2004060827A - 油圧緩衝器のリバウンドスプリング構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】油圧緩衝器10のリバウンドスプリング構造において、リバウンドスプリング70の内径を拘束する筒状部51と、リバウンドスプリングの端部を受けるフランジ部52を備えた樹脂製のカラー50を用い、カラー50の筒状部51とフランジ部52が交差するコーナー部に逃げ溝53を設けたもの。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は油圧緩衝器のリバウンドスプリング構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
油圧緩衝器では、実登録2585337号公報に記載の如く、ピストンロッドのピストン側に設けた第1カラーと、ピストンロッドのロッドガイド側に設けた第2カラーとの間にリバウンドスプリングを介装し、ピストンロッドの伸切り時にリバウンドスプリングを圧縮することにより、最伸張ストロークを規制している。
【0003】
カラーは、樹脂製とされ、リバウンドスプリングとピストンロッドとの接触防止、打音防止を図る。そして、カラーは、リバウンドスプリングの内径を拘束する筒状部と、リバウンドスプリングの端部を受けるフランジ部を備える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のカラーは、筒状部のスプリング内径拘束面とフランジ部のスプリングシート面とが交差するコーナー部をR成形している。これに対し、リバウンドスプリングの端部は研削により平坦面状の座面を付与されており、この座面の内周エッジ部(研削バリを伴なうこともある)がカラーのRコーナー部に乗り上げると、リバウンドスプリングが倒れる等、リバウンドスプリングの組付けに支障を来たす。
【0005】
そこで、従来技術では、リバウンドスプリングの端部に付与した座面の内周エッジ部に面取りを施し、この座面の内周部とカラーのRコーナー部との干渉を回避している。しかしながら、リバウンドスプリングの座面に施す面取りは、リバウンドスプリングに追加工を必要とするものになり、リバウンドスプリングの製作に多くの手間をかけることになってコスト高を招く。
【0006】
尚、実登録2185337号公報は、リバウンドスプリングの脱抜防止のために、カラーに螺旋溝を設けるものを開示している。この従来技術は、リバウンドスプリングの端部をカラーの螺旋溝にねじ込んで固定する構造であり、リバウンドスプリングの端部に対する逃げ溝をカラーに設けたものでなく、リバウンドスプリングの端部に付与した座面の内周エッジ部に施していた面取りを不要とするものではない。
【0007】
本発明の課題は、リバウンドスプリングの端部にカラーを装填するに際し、リバウンドスプリングの端部の座面の内周エッジ部に面取りを施すことなく、該座面の内周部とカラーのコーナー部との干渉を回避し、リバウンドスプリングの組付性を向上することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、油圧緩衝器のリバウンドスプリングの端部にカラーを装填するリバウンドスプリング構造において、リバウンドスプリングの内径を拘束する筒状部と、リバウンドスプリングの端部を受けるフランジ部を備えた樹脂製のカラーを用い、カラーの筒状部とフランジ部が交差するコーナー部に逃げ溝を設けたものである。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記カラーのフランジ部におけるリバウンドスプリングの端部を受けるシート面と反対側の外側端面に、径方向に沿う油路形成部を設けたものである。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において更に、前記カラーの内周に、ピストンロッドに係合する突起部を設けたものである。
【0011】
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの発明において更に、前記カラーが相対する第1と第2のカラーからなり、第1と第2のカラーの突合せ時に第1と第2のカラーのフランジ部に挟まれる間隔を、リバウンドスプリングの最圧縮長さより長くしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は油圧緩衝器を示す全体半断面図、図2はリバウンドスプリング構造を取出して示す断面図、図3は図2のIII部拡大図、図4は図2のIV部拡大図、図5は逃げ溝を拡大して示す模式図である。
【0013】
(第1実施形態)(図1〜図4)
図1は、複筒型式油圧緩衝器10であり、ダンパチューブ11にシリンダ12を内蔵した二重管を構成し、シリンダ12にピストンロッド13を挿入し、ピストンロッド13の上端部に固定の取付ブラケット(不図示)を車体側に連結し、ダンパチューブ11の底部11Aの外面に溶接したアイジョイント14を車輪側に連結し、車両の懸架装置を構成する。
【0014】
油圧緩衝器10は、ダンパチューブ11の外周の下スプリングシート15と、ピストンロッド13の上端部の取付ブラケットに支持される上スプリングシート(不図示)の間に懸架ばね16を介装する。
【0015】
油圧緩衝器10は、シリンダ12に挿入されるピストンロッド13のためのロッドガイド17、ブッシュ18、オイルシール19を、ダンパチューブ11の上端加締部20とシリンダ12の上端部の間に挟圧固定している。
【0016】
油圧緩衝器10は、ピストンバルブ装置30とボトムバルブ装置40を有し、それらが発生する減衰力により、懸架ばね16による衝撃力の吸収に伴うピストンロッド13の伸縮振動を制振する。
【0017】
(ピストンバルブ装置30)
ピストンバルブ装置30は、ピストンロッド13にバルブストッパ31、チェックバルブ32、ピストン33、ディスクバルブ34、バルブストッパ35を装着し、これらをナット36で固定している。
【0018】
そして、圧縮時には、ピストン側油室37Aの油が、ピストン33の圧側流路38Aを通りチェックバルブ32を撓み変形させて開き、ロッド側油室37Bに導かれる。また、伸張時には、ロッド側油室37Bの油が、ピストン33の伸側流路38B(不図示)を通り、ディスクバルブ34を撓み変形させて開き、ピストン側油室37Aに導かれ、伸側減衰力を発生させる。
【0019】
(ボトムバルブ装置40)
油圧緩衝器10は、ダンパチューブ11とシリンダ12の間隙をリザーバ室41とし、このリザーバ室41の内部を油室とガス室に区画している。そして、ボトムバルブ装置40は、ダンパチューブ11の底部11Aをスピニング成形により閉じ、シリンダ12の内部のピストン側油室37Aとリザーバ室41とを仕切るボトムピース43をシリンダ12の下端部に配置し、ピストン側油室37Aとリザーバ室41とをボトムピース43に設けた不図示の流路により連絡可能とする。ボトムピース43にはボルト44、ナット45が締結され、ボルト44とナット45の間にはディスクバルブ46、ボトムピース43、チェックバルブ47、バルブストッパ48を介装している。
【0020】
そして、圧縮時には、シリンダ12に進入するピストンロッド13の進入容積分の油が、ピストン側油室37Aからボトムピース43の圧側流路49Aを通ってディスクバルブ46を撓み変形させて開き、リザーバ室41へ押出され、圧側減衰力を得る。伸張時には、シリンダ12から退出するピストンロッド13の退出容積分の油が、チェックバルブ47を押し開き、リザーバ室41からボトムピース43の伸側流路49B(不図示)経由でピストン側油室37Aに補給される。
【0021】
しかるに、油圧緩衝器10は、シリンダ12のロッド側油室37Bに位置するピストンロッド13まわりで、ピストン33の側(下側)に固定された第1カラー50と、ロッドガイド17の側(上側)に遊挿した第2カラー60との間に、ピストンロッド13の伸切り時(油圧緩衝器10の最伸張状態)に圧縮変形せしめられるリバウンドスプリング70を介装している。
【0022】
第1カラー51は、ピストンロッド13の溝部に加締め固定されたリバウンドシート21にバックアップされ、リバウンドスプリング70の下端部に装填されている。
【0023】
第1カラー50は、ナイロン系樹脂等の樹脂製とされ、リバウンドスプリング70の内径を拘束する筒状部51と、リバウンドスプリング70の下端部を受けるフランジ部52を備える。筒状部51の外周はリバウンドスプリング70の内径に嵌合固定されるスプリング内径拘束面51Aを形成する。フランジ部52はリバウンドスプリング70の下端部の端面に研削された平坦面状の座面71を受けるスプリングシート面52Aを備える。第1カラー50は、筒状部51のスプリング内径拘束面51Aとフランジ部52のスプリンシート面52Aが交差するコーナー部の全周に沿う逃げ溝53を備える。逃げ溝53は、スプリングシート面52Aにのみ設けても良く(図5(A))、スプリング内径拘束面51A〜スプリングシート面52Aに渡って設けても良い(図5(B))。
【0024】
第1カラー50のフランジ部52は、リバウンドスプリング70の下端座面71を受けるスプリングシート面52Aと反対側の外側端面の周方向複数位置に、径方向に沿う凸状又は切欠溝状の油路形成部52Bを備える。第1カラー50のフランジ部52の外側端面はピストンロッド13のリバウンドシート21の上端面に衝合した状態で、リバウンドシート21との間に第1油路54を形成する。
【0025】
第1カラー50は、内周の周方向複数位置に、ピストンロッド13に係合する突起部55を備える。第1カラー50は、ピストンロッド13に突起部55を嵌合圧入することにより、ピストンロッド13に半固定状態にて組付けられる。第1カラー50の内周において、相隣る突起部55に挟まれる部分はピストンロッド13の外周との間にほぼ環状間隙を形成する。
【0026】
第2カラー60は、ナイロン系樹脂等の樹脂製とされ、リバウンドスプリング70の内径を拘束する筒状部61と、リバウンドスプリング70の上端部を受けるフランジ部62を備える。筒状部61の外周はリバウンドスプリング70の内径に嵌合固定されるスプリング内径拘束面61Aを形成する。フランジ部62はリバウンドスプリング70の上端部の端面に研削された平坦面状の座面72を受けるスプリングシート面62Aを備える。第2カラー60は、筒状部61のスプリング内径拘束面61Aとフランジ部62のスプリングシート面62Aが交差するコーナー部の全周に沿う逃げ溝63を備える。逃げ溝63は、図5に示した第1カラー50の逃げ溝53と同様に、スプリングシート面62Aにのみ設けても良く、スプリング内径拘束面61A〜スプリングシート面62Aに渡って設けても良い。
【0027】
第2カラー60のフランジ部62は、リバウンドスプリング70の上端座面72を受けるスプリングシート面62Aと反対側の外側端面の周方向複数位置に、径方向に沿う凸状又は切欠溝状の油路形成部62Bを備える。第2カラー60のフランジ部62の外側端面は、ピストンロッド13の伸切り時に、ロッドガイド17の下端面に衝合した状態で、ロッドガイド17との間に第2油路64(不図示)を形成する。
【0028】
第2カラー60の内周はピストンロッド13の外周との間に環状間隙を形成し、ピストンロッド13に沿って摺動する。
【0029】
第1カラー50と第2カラー60は、それらの突合せ時(本実施形態では筒状部51の上端面と筒状部61の下端面の衝合時)に、第1カラー50のフランジ部52のスプリングシート面52Aと第2カラー60のスプリングシート面62Aに挟まれる間隔を、リバウンドスプリング70の最圧縮長さ(密着長)より長くした。
【0030】
油圧緩衝器10の通常作動時に、ピストンロッド13が伸縮するとき、第2カラー60は図1に示す如く、ロッド側室37Bの内部でロッドガイド17に衝合しない範囲にあり、リバウンドスプリング70は圧縮変形しない。他方、油圧緩衝器10の最伸張時には、ピストンロッド12が伸切り、第2カラー60はロッドガイド17に衝合し、第1カラー50のフランジ部52と第2カラー60のフランジ部62の間でリバウンドスプリング70を一定の圧縮長さに圧縮変形せしめ、油圧緩衝器10の最伸張ストロークを規制する。
【0031】
尚、油圧緩衝器10は、ダンパチューブ11の上端部の外面にバンプストッパ22を備え、ピストンロッド13が備えるバンプラバー(不図示)をバンプストッパ22に衝合せしめて最圧縮ストロークを規制する。
【0032】
本実施形態によれば以下の作用がある。
(請求項1に対応する作用)
▲1▼第1カラー50(第2カラー60も同じ)は、筒状部51のスプリング内径拘束面51Aとフランジ部52のスプリングシート面52Aとが交差するコーナー部に逃げ溝53を設けた。リバウンドスプリング70の端部に第1カラー50を装填したとき、リバウンドスプリング70の端部の座面71の内周エッジ部が上記逃げ溝53に臨むものとなり、該座面71の内周エッジ部に面取りを施すことなく、該座面71の内周部と第1カラー50のコーナー部との干渉を回避できる。リバウンドスプリング70の座面71にバリがあっても良く、バリは逃げ溝53の中に納まるものになる。
【0033】
第1カラー(第2カラーも同じ)は樹脂製であり、第1カラー50の射出成形時に上記逃げ溝53を形成できるから、追加工を必要としない。逃げ溝53の大きさは例えばR0.2mm程度の小さいもので良く、第1カラー50の強度や耐久性に悪影響を及ぼさない。
【0034】
(請求項2に対応する作用)
▲2▼第1カラー50(第2カラー60も同じ)におけるフランジ部52のスプリングシート面52Aと反対側の外側端面に、径方向に沿う油路形成部52Bを設けた。油圧緩衝器10の最伸張状態で、第1カラー50の外側端面がピストンロッド13のリバウンドシート21に衝合し、第2カラー60の外側端面がロッドガイド17に衝合したとき、第1カラー50の外側端面はリバウンドシート21との間に第1油路54を形成し、第2カラー60の外側端面はロッドガイド17との間に第2油路64を形成する。従って、油圧緩衝器10のこの最伸張状態で、圧縮変形状態にあるリバウンドスプリング70がピストンロッド13との間に形成する環状スペース内の作動油を、両カラー50、60の内周がピストンロッド13の外周との間に形成する環状間隙、上記第1油路54、第2油路64を介して油室37Bに逃がすことができる。従って、リバウンドスプリング70が形成する上記環状スペースに作動油を閉じ込めることによる、異音の発生を防止できる。
【0035】
(請求項3に対応する作用)
▲3▼第1カラー50の内周に、ピストンロッド13に係合する突起部55を設けた。従って、第1カラー50をピストンロッド13に嵌合して固定するときの、第1カラー50とピストンロッド13の係合力を小さくできる。
【0036】
(請求項4に対応する作用)
▲4▼第1カラー50と第2カラー60の突合せ時に、第1と第2のカラー50、60のフランジ部52、62に挟まれる間隔を、リバウンドスプリング70の最圧縮長さより長くした。従って、油圧緩衝器10の最伸張状態で、リバウンドスプリング70の密着を防止し、異音の発生を防止し、リバウンドスプリング70の耐久性も向上できる。
【0037】
以上、本発明の実施の形態を図面により記述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、油圧緩衝器10は、第1カラー50と第2カラー60の一方だけを採用するものでも良い。また、第1カラー50と第2カラー60は、それらの全長、筒状部51、フランジ部52、油路形成部52B(第1油路54)、逃げ溝53と、筒状部61、フランジ部62、油路形成部62B(第2油路64)、逃げ溝63の形状を互いに異ならせても良い。
【0038】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、リバウンドスプリングの端部にカラーを装填するに際し、リバウンドスプリングの端部の座面の内周エッジ部に面取りを施すことなく、該座面の内周部とカラーのコーナー部との干渉を回避し、リバウンドスプリングの組付性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は油圧緩衝器を示す全体半断面図である。
【図2】図2はリバウンドスプリング構造を取出して示す断面図である。
【図3】図3は図2のIII部拡大図である。
【図4】図4は図2のIV部拡大図
【図5】図5は逃げ溝を拡大して示す模式図である。
【符号の説明】
10 油圧緩衝器
13 ピストンロッド
50、60 カラー
51、61 筒状部
52、62 フランジ部
52A、62A スプリングシート面
52B、62B 油路形成部
53、63 逃げ溝
55 突起部
Claims (4)
- 油圧緩衝器のリバウンドスプリングの端部にカラーを装填するリバウンドスプリング構造において、
リバウンドスプリングの内径を拘束する筒状部と、リバウンドスプリングの端部を受けるフランジ部を備えた樹脂製のカラーを用い、
カラーの筒状部とフランジ部が交差するコーナー部に逃げ溝を設けたことを特徴とする油圧緩衝器のリバウンドスプリング構造。 - 前記カラーのフランジ部におけるリバウンドスプリングの端部を受けるシート面と反対側の外側端面に、径方向に沿う油路形成部を設けた請求項1に記載の油圧緩衝器のリバウンドスプリング構造。
- 前記カラーの内周に、ピストンロッドに係合する突起部を設けた請求項1又は2に記載の油圧緩衝器のリバウンドスプリング構造。
- 前記カラーが相対する第1と第2のカラーからなり、第1と第2のカラーの突合せ時に第1と第2のカラーのフランジ部に挟まれる間隔を、リバウンドスプリングの最圧縮長さより長くした請求項1〜3のいずれかに記載の油圧緩衝器のリバウンドスプリング構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002222147A JP2004060827A (ja) | 2002-07-30 | 2002-07-30 | 油圧緩衝器のリバウンドスプリング構造 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004060827A true JP2004060827A (ja) | 2004-02-26 |
Family
ID=31942267
Family Applications (1)
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JP2002222147A Pending JP2004060827A (ja) | 2002-07-30 | 2002-07-30 | 油圧緩衝器のリバウンドスプリング構造 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2004060827A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014114871A (ja) * | 2012-12-10 | 2014-06-26 | Kayaba Ind Co Ltd | 緩衝器 |
-
2002
- 2002-07-30 JP JP2002222147A patent/JP2004060827A/ja active Pending
Cited By (1)
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JP2014114871A (ja) * | 2012-12-10 | 2014-06-26 | Kayaba Ind Co Ltd | 緩衝器 |
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