JPH06128471A - ポリエステル樹脂組成物 - Google Patents

ポリエステル樹脂組成物

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JPH06128471A
JPH06128471A JP27997992A JP27997992A JPH06128471A JP H06128471 A JPH06128471 A JP H06128471A JP 27997992 A JP27997992 A JP 27997992A JP 27997992 A JP27997992 A JP 27997992A JP H06128471 A JPH06128471 A JP H06128471A
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acid
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Kenichi Utazaki
憲一 歌崎
Seiichi Nakamura
清一 中村
Shuji Sawada
修司 沢田
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】熱可塑性ポリエステル50〜97重量%、ジエ
ン系ゴムおよび/または非ジエン系ゴム強化グラフト重
合体50〜3重量%の熱可塑性ポリエステル樹脂組成物
100重量部、繊維状充填剤と平均粒子径(D)20〜
120μm、D−15≦d≦D+15(d:有効粒子径
μm)が全体の50重量%以上である粒度分布を有する
雲母を合わせて2〜300重量部配合してなるポリエス
テル樹脂組成物。 【効果】本発明のポリエステル樹脂組成物は、優れた機
械的特性、低そり性およびウエルド強度を有し、自動
車、電気・電子部品となどの精密部品材料として有用で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械的特性、耐熱性、
成形性および成形品外観が均衡して優れ、とりわけ成形
品の変形量が小さく低そり性に優れ、ウエルド強度の改
良された熱可塑性ポリエステル樹脂組成物に関し、特に
自動車部品、電気・電子各部品、例えばプラグ、コイル
ボビン、ソケット、スイッチ、チューナー部品、リレ
ー、コンデンサー、端子盤、バルブ、ヒューズケース、
フライバックトランスケース、コネクタ、モーターのブ
ラッシュホルダー、ランプソケット、リヤエンドパネ
ル、ディストリビュータキャップ、イグニッションコイ
ル、ヒューエルポンプ、トランスミッションバルブ、キ
ャブレター部品のような高靭性で低そり性が要求される
用途に使用されるポリエステル樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレートやポリブチ
レンテレフタレートに代表される熱可塑性ポリエステル
樹脂は機械的特性、耐熱性、耐薬品性、耐候性などに優
れ、種々の成形品として用いられているが、利用分野に
よってはその性質をさらに改良する目的で様々な強化
材、添加剤を配合することが行なわれてきた。特に高強
度、高剛性が必要とされる分野においてはガラス繊維等
の繊維状充填剤が多く用いられている。しかしながらガ
ラス繊維等の繊維状充填剤を含む組成物は、一般に異方
性が大きく、機械的特性は高いが成形品に変形(そり)
を生じさせる欠点がある。成形品の変形を防止または低
減し高強度化するために、酸化チタン、ガラスビーズに
代表される粒状充填剤やタルク、雲母、板状ガラスなど
の板状充填材を用いる方法が数多く提案されているが、
これらの充填材は変形防止に対してある程度効果がある
ものの、機械的特性の向上は望めない。そこでガラス繊
維等の繊維状充填剤と板状充填剤および粒状充填剤を併
用して機械的強度と変形防止の両者を向上させようとす
る試みがなされており、例えばポリブチレンテレフタレ
ートにガラス繊維等の繊維状充填剤と雲母などの板状充
填剤を併用配合することにより、機械的強度を維持した
ままで成形品の変形がある程度低減できることが、特開
昭53−121843に、ポリブチレンテレフタレート
に大粒径の雲母とガラス繊維を併用配合することによ
り、低そり性、機械的性質を改善する方法が特開昭54
−69159に、ポリブチレンテレフタレートに雲母と
ガラスビーズを併用配合することにより、低そり性、機
械的性質を改善する方法が特開昭57ー16055に、
ポリブチレンテレフタレートにABSなどの非晶性ポリ
マと平均粒子径の異なった2種の無機充填剤を併用配合
することにより低ソリ性、表面平滑性を改善する方法が
特開昭59−6250号公報にそれぞれ開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ガラス
繊維等の繊維状充填剤の添加は、大きな異方性を示すた
め、一般に用いられる板状充填剤および粒状充填剤の併
用によって、機械的強度の維持および変形の低減には限
界があり、また成形品外観も大きく損なわれるという欠
点がある。さらに、これらの材料が用いられる用途とし
ては複雑な構造部品が多く成形品に溶融部の合流(ウエ
ルド)部分が生じ易い。ほとんどの場合ウエルド部の発
生は避けられないが、それに伴うウエルド部の強度不足
等が発生するという欠点があり、これらの処方ではウエ
ルド強度を改善するに至っていない。
【0004】よって本発明は機械的特性、耐熱性、成形
性および成形品外観が均衡して優れ、とりわけ成形品の
変形抑制効果に優れ、ウエルド強度の改良されたポリエ
ステル樹脂組成物を得ることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、
(A)熱可塑性ポリエステル樹脂50〜97重量%と、
(B)(a)(イ)ジエン系および/または(ロ)非ジ
エン系ゴムに(b)(ハ)芳香族ビニル系単量体および
(ニ)シアン化ビニル系単量体から選ばれた1種以上を
含有してなる単量体または単量体混合物をグラフト共重
合してなるゴム強化グラフト共重合体または該グラフト
共重合体と残りの単量体が共重合した共重合体とからな
るゴム強化グラフト共重合体50〜3重量%とからなる
熱可塑性ポリエステル樹脂組成物100重量部に対して
繊維状充填剤と平均粒子径(D)が20〜120μmの
範囲にある雲母の合計で2〜300重量部配合してなる
ポリエステル樹脂組成物および、さらに雲母が、D−1
5≦d≦D+15の粒子径をもつ粒子(d:有効粒子径
μm)が全体の50重量%以上である、粒度分布を有す
るポリエステル樹脂組成物を提供するものである。
【0006】本発明の組成物は熱可塑性ポリエステルと
ゴム強化グラフト共重合体を配合した組成物をベースポ
リマとして、繊維状充填剤と特定の平均粒径を持つ雲母
を併用することが重要であり、これによって相乗的に効
果が発現し均衡して優れた機械的特性、耐熱性、成形性
および成形品外観を有し、成形品の変形抑制効果に優
れ、ウエルド強度の改良されたポリエステル樹脂組成物
が得られる。
【0007】本発明で用いる(A)熱可塑性ポリエステ
ル樹脂とは、ジカルボン酸(あるいは、そのエステル形
成誘導体)とジオール(あるいは、そのエステル形成誘
導体)とを主成分とする重縮合反応によって得られる重
合体ないしは共重合体である。 上記ジカルボン酸とし
てはテレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、2,6−
ナフタレンジカルボン酸、1,5−ナフタレンジカルボ
ン酸、ビス(p−カルボキシフェニル)メタン、アント
ラセンジカルボン酸、4,4′−ジフェニルエーテルジ
カルボン酸、4,4−ジカルボキシビフェニル、5−ナ
トリウムスルホイソフタル酸などの芳香族ジカルボン
酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、ドデカジ
オン酸などの脂肪族ジカルボン酸、1,3−シクロヘキ
サンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン
酸などの脂環式ジカルボン酸およびこれらのエステル形
成誘導体などが挙げられる。またジオール成分として
は、炭素数2〜20の脂肪族グリコール、すなわちエチ
レングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタ
ンジオール、ネオペンチルグリコール、1,5−ペンタ
ンジオール、1,6−ヘキサンジオール、デカメチレン
グリコール、シクロヘキサンジメタノール、シクロヘキ
サンジオールなど、およびこれらのエステル形成誘導体
などが挙げられる。
【0008】これらの重合体ないし共重合体の好ましい
例としては、ポリブチレンテレフタレート、ポリブチレ
ン(テレフタレート/イソフタレート)、ポリブチレン
(テレフタレート/アジペート)、ポリブチレン(テレ
フタレート/セバケート)、ポリブチレン(テレフタレ
ート/デカンジカルボキシレート)、ポリブチレンナフ
タレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン
(テレフタレート/イソフタレート)、ポリエチレン
(テレフタレート/アジペート)、ポリエチレン(テレ
フタレート/5−ナトリウムスルホイソフタレート)、
ポリエチレン(テレフタレート/5−ナトリウムイソフ
タレート)、ポリエチレン(テレフタレート/5−フェ
ニル−4,4′−ジカルボキシレート)、ポリエチレン
ナフタレート、ポリシクロヘキサンジメチレンテレフタ
レートなどが挙げられ、ポリエステル樹脂組成物の成形
性からポリブチレンテレフタレート、ポリブチレン(テ
レフタレート/アジペート)、ポリブチレン(テレフタ
レート/デカンジカルボキシレート)、ポリブチレンナ
フタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレ
ン(テレフタレート/アジペート)、ポリエチレンナフ
タレート、ポリシクロヘキサンジメチレンテレフタレー
トなどが特に好ましく使用される。
【0009】またこれら熱可塑性ポリエステル樹脂は、
o−クロロフェノール溶液を25℃で測定したときの固
有粘度が0.36〜1.60、特に0.52〜1.35
の範囲にあるものが機械的特性、成形性の点から好適で
ある。
【0010】(A)熱可塑性ポリエステルの配合量は5
0〜97重量%であり、60〜94重量%が好ましく7
0〜91重量%が好ましい。
【0011】(A)熱可塑性ポリエステル樹脂の配合量
が97重量%を越えると機械的特性の改良が不足し、5
0重量%未満では組成物の耐熱性および耐薬品性が不良
となるので好ましくない。
【0012】本発明における(B)ゴム強化グラフト共
重合体における(a)(イ)ジエン系ゴムとしては、ポ
リブタジエンゴム、アクリロニトリルーブタジエン共重
合ゴム、スチレンーブタジエン共重合ゴム、ポリイソプ
レンゴムなどが挙げられ、(a)(ロ)非ジエン系ゴム
としては、エチレンープロピレン共重合ゴム、エチレン
ーブテンー1共重合ゴム、エチレンープロピレンー非共
役ジエン系ゴムなどのポリオレフィン系ゴム、炭素数2
〜12個のアルキル基を有するアルキルアクリレート、
アルキルメタアクリレート、例えばエチルアクリレー
ト、ブチルアクリレート、2ーエチルヘキシルアクリレ
ート、n−オクチルメタアクリレートなどを成分とする
アクリル系ゴムなどを挙げることができ、これらを1種
または2種以上併用することができる。
【0013】また、(b)単量体または単量体混合物と
しては、(ハ)芳香族ビニル系単量体および(ニ)シア
ン化ビニル系単量体からなる1種以上を含有してなるも
のであり、なかでも含有成分の少なくとも1種が(ハ)
芳香族ビニル系単量体を使用することが、特に(ハ)お
よび(ニ)の両成分を使用することが好ましい。
【0014】上記(ハ)芳香族ビニル系単量体として
は、スチレン、αーメチルスチレン、p−メチルスチレ
ン、p−t−ブチルスチレンなどが挙げられ、なかでも
スチレン、αーメチルスチレンなどが好ましい。
【0015】(ニ)シアン化ビニル系単量体としては、
アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどが挙げら
れ、なかでもアクリロニトリルが好ましい。
【0016】(b)単量体または単量体混合物中の
(ハ)芳香族ビニル系単量体および(ニ)シアン化ビニ
ル系単量体の各組成比は、得られる組成物の機械的特
性、成形加工性の点から、(ハ)芳香族ビニル系単量体
が50〜100重量%、好ましくは55〜90重量%、
特に好ましくは57〜82重量%、(ニ)シアン化ビニ
ル系単量体が0〜50重量%、好ましくは10〜45重
量%、特に好ましくは18〜43重量%である。
【0017】また、(ハ)および(ニ)の単量体の合計
100重量部に対して70重量部以下の範囲で共重合可
能な他の単量体をグラフト共重合することも可能であ
る。
【0018】共重合可能な他の単量体としては、メタク
リル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸t−
ブチル、メタクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸グリ
シジル、メタクリル酸グリシジルなどのα,β−不飽和
カルボン酸エステル類、無水マレイン酸、無水イタコン
酸などのα,β−不飽和ジカルボン酸のイミド化合物類
などが挙げられる。
【0019】(B)ゴム強化グラフト共重合体における
(a)および(b)の組成比は、組成物の機械的特性お
よび成形加工性の点から、通常(a)と(b)の合計を
100重量部として(b)が10〜95重量部、好まし
くは12〜90重量部、特に好ましくは15〜85重量
部である。
【0020】(B)ゴム強化グラフト共重合体の製造法
に関しては特に制限はなく、塊状重合、溶液重合、塊状
懸濁重合、懸濁重合、乳化重合など通常の方法が用いら
れる。単量体の仕込方法に関しても特に制限はなく、初
期に一括添加してもよく、また共重合体の組成分布の生
成を防止するために仕込単量体の一部または全部を連続
仕込または分割仕込しながら重合してもよい。
【0021】(B)ゴム強化グラフト共重合体の配合量
は50〜3重量%、好ましくは40〜6重量%、特に好
ましくは30〜9重量%であり、配合量が3重量%未満
だと機械的特性および変形抑制効果の改良が望めず、5
0重量%を越えると耐熱性が損なわれるため好ましくな
い。
【0022】本発明で用いる繊維状充填剤としては、ガ
ラス繊維、炭素繊維、ウイスカおよび有機繊維等が挙げ
られ、これらの中で特に好ましい繊維状充填剤としては
ガラス繊維が挙げられる。
【0023】本発明で用いる繊維状充填剤の繊維径とし
ては2〜50μm、好ましくは4〜30μm、さらに好
ましくは8〜15μmが好適に用いることができる。
【0024】本発明で用いる雲母としては、白雲母、黒
雲母、金雲母、人造雲母等が挙げられ、これらのうち白
雲母が特に好ましい。
【0025】本発明で用いられる雲母の平均粒子径
(D)は変形抑制効果、ウエルド強度改良、溶融流動
性、成形品外観および機械的特性の点から20〜120
μm、好ましくは40〜100μmのものが好適に用い
られる。ここで平均粒子径(D)は、JIS K−51
01に記載された粗いふるい分け法によって測定した粒
度分布の積算重量が50重量%に相当する粒径をもって
示す値である。
【0026】本発明でさらに優れた効果を得るために
は、雲母粒子の粒度分布はD−15≦d≦D+15{た
だしD:平均粒子径(μm)}で示されるd(μm)な
る粒子径を有する粒子の含有率(有効粒子含有率)が全
体の50重量%以上であることが好ましく、特に65重
量%以上であることが望ましい。
【0027】本発明の効果を発揮させるには、雲母の平
均粒子径が上記範囲を満足することが必要であり、この
範囲外である平均粒子径が20μm未満では表面外観は
良好であるが、成形品のそりが大きくなり好ましくな
い。平均粒子径が120μmを越えると成形品のそりが
小さくなるが、表面外観が不良にになり好ましくない。
また、粒度分布は有効粒子含有率が50重量%未満では
そりが大きく、ウエルド強度改良および機械的特性が劣
るため好ましくない。
【0028】本発明で用いる繊維状充填剤および雲母の
添加量は、両者の合計で2〜300重量部、好ましくは
5〜200重量部、さらに好ましくは10〜100であ
る。添加量が2重量部未満では、機械的特性が期待でき
ず、300重量部を越えると溶融時の流動性が不良にな
るばかりか、靭性が低下し好ましくない。
【0029】繊維状充填剤(X)と雲母(Y)の添加量
の重量比率(X/Y)は、機械的特性、変形抑制効果お
よびウエルド強度の点から0.05〜15、好ましくは
0.1〜10、さらに好ましく0.15〜5の範囲のも
のが好適に用いることができる。
【0030】本発明で用いる繊維状充填剤および雲母
は、そのまま配合することによっても性能を発現できる
が、樹脂との親和性、接着性を高めるために適当な表面
処理剤が使用できる。
【0031】上記表面処理剤としてはシラン系カップリ
ング剤、ジルコアルミネート系カップリング剤、チタネ
ート系カップリング剤等が挙げられ、特にシランカップ
リング剤(例えばアミノシラン、エポキシシラン)が好
適に用いることができる。これらの表面処理で行なった
ものを使用すれば機械的特性はさらに改善される。
【0032】本発明の組成物には、種々のエラストマ成
分を併用することにより、機械的特性、変形抑制効果お
よびウエルド強度をさらに改良することができる。この
ようなエラストマ成分としては、(i)αーオレフィン
とエポキシ基含有不飽和単量体とからなるエポキシ基含
有共重合体、(ii)エチレンと炭素数3以上のαーオ
レフィンおよび/またはビニル系単量体からなる(イ)
未変性エチレン共重合体、該未変性エチレン系重合体に
対し0.01〜10重量%の不飽和カルボン酸またはそ
の誘導体をグラフト反応させて得た(ロ)変性エチレン
系重合体、(iii)水添または未水添の共役ジエンと
芳香族ビニルのブロック共重合体である(ハ)未変性オ
レフィン系ブロック共重合体、該未変性オレフィン系ブ
ロック共重合体に対し0.01〜10重量%の不飽和カ
ルボン酸またはその誘導体をグラフト反応させて得た
(ニ)変性オレフィン系ブロック共重合体などをが挙げ
られる。
【0033】前記(i)エポキシ基含有共重合体は、α
−オレフィンとエポキシ基含有不飽和単量体とを用いて
高圧ラジカル重合法、溶液重合法、乳化重合法などの公
知の方法で製造することができる。
【0034】α−オレフィンとしては、エチレン、プロ
ピレン、ブテン−1などであり、エチレンが好ましく使
用できる。また、エポキシ基含有不飽和単量体としては
アリルグリシジルエーテル、2−メチルアリルグリシジ
ルエ−テルなどのグリシジルエ−テル類および下記一般
式(I)のグリシジルエステル類が挙げられる。
【0035】
【化1】 (式中、R1は水素原子、低級アルキル基あるいはグリ
シジルエステル基で置換された低級アルキル基であ
る。) グリシジルエステルの具体例としてはアクリル酸グリシ
ジル、メタクリル酸グリシジル、エタクリル酸グリシジ
ル、イタコン酸グリシジルなどである。好ましいエポキ
シ基含有不飽和単量体としては、メタクリル酸グリシジ
ル、アクリル酸グリシジルが挙げられる。エポキシ基含
有共重合体におけるエポキシ基単量体の共重合量は0.
1〜30重量%、好ましくは1〜20重量%の範囲が適
当である。またさらに40重量%以下であれば上記の共
重合体と共重合可能な不飽和モノマ、すなわちビニルエ
ーテル類、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニル
エステル類、メチル、エチル、プロピル、ブチルなどの
アクリル酸およびメタクリル酸エステル類、アクリロニ
トリル、スチレン、一酸化炭素等を共重合せしめてもよ
い。
【0036】エポキシ基含有共重合体の好ましい例とし
ては、エチレン/メタクリル酸グリシジル共重合体、エ
チレン/酢酸ビニル/メタクリル酸グリシジル共重合
体、エチレン/メタクリル酸メチル/メタクリル酸グリ
シジル共重合体、エチレン/アクリル酸グリシジル共重
合体、エチレン/酢酸ビニル/アクリル酸グリシジル共
重合体、エチレン/グリシジルエーテル共重合体などが
挙げられ、なかでもエチレン/メタクリル酸グリシジル
共重合体が最も好ましい。
【0037】本発明において、エポキシ基含有共重合体
使用する場合、エチレンと炭素数3以上のαーオレフィ
ンよりなるエチレン系共重合体および/またはエチレ
ン、炭素数3以上のαーオレフィンおよび非共役ジエン
からなるジエン系共重合体を併用すれば、機械的性質を
さらに改良することができる。
【0038】これらの共重合体の具体例としてはエチレ
ン/プロピレン共重合体、エチレン/ブテン−1共重合
体、エチレン/ペンテン−1共重合体、エチレン/プロ
ピレン/ブテン−1共重合体、エチレン/プロピレン/
5−エチリデン−2−ノルボーネン共重合体、エチレン
/プロピレン/1,4−ヘキサジエン共重合体、エチレ
ン/プロピレン/ジシクロペンタジエン共重合体などで
あり、中でもエチレン/プロピレン共重合体およびエチ
レン/ブテン−1共重合体が好ましい。
【0039】前記エチレン系共重合体またはジエン系共
重合体におけるエチレンと炭素数3以上のα−オレフィ
ンの共重合比(モル比)は40/60〜99/1、好ま
しくは70/30〜95/5である。また、ジエン系共
重合体における非共役ジエンの量は0.1〜10モル
%、好ましくは0.5〜5モル%である。
【0040】上記エチレン系共重合体またはジエン系共
重合体の添加量は、エポキシ基含有共重合体の0.1〜
4倍量の範囲であることが好ましい。
【0041】前記(ii)(イ)未変性または(ロ)変
性エチレン系共重合体は、エチレンと炭素数3以上のα
−オレフィンおよび/またはビニル系単量体を共重合し
てなる未変性エチレン系共重合体、または該未変性エチ
レン系共重合体に対し、0.01〜10重量%の不飽和
カルボン酸またはその誘導体をグラフト反応させて得ら
れる変性エチレン系共重合体をいう。
【0042】(ii)(イ)未変性エチレン系共重合体
における炭素数3以上のα−オレフィンとは、好ましく
はプロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、3−メチル
ペンテン−1、オクタセン−1等および/またはビニル
系モノマーとしては、メチル、エチル、プロピル、ブチ
ルなどのアクリル酸またはメタクリル酸エステル、アク
リロニトリル、スチレンなどが挙げられ、なかでもプロ
ピレン、ブテン−1、アクリル酸メチルおよびアクリル
酸エチルがさらに好ましく、これらは2種以上併用して
使用できる。また、未変性エチレン系重合体において
は、さらに非共役ジエンが共重合されてもよい。
【0043】非共役ジエンを含有しない場合、エチレン
と炭素数3以上のα−オレフィンの共重合比は、通常4
0/60〜99/1(モル比)、好ましくは70/30
〜95/5(モル比)である。
【0044】非共役ジエンを含有するエチレン系共重合
体における炭素数3以上のα−オレフィンの共重合量
は、通常3〜80モル%、好ましくは15〜60モル%
であり共役ジエンの共重合量は、通常0.1〜15モル
%、好ましくは0.5〜10モル%である。
【0045】未変性エチレン系共重合の具体例としては
エチレン/プロピレン共重合体、エチレン/ブテン−1
共重合体、エチレン/ペンテン−1共重合体、エチレン
/プロピレン/ブテン−1共重合体、エチレン/プロピ
レン/ジシクロペンタジエン共重合体、エチレン/プロ
ピレン/5−エチリデン−2−ノルボーネン共重合体、
エチレン/プロピレン/ジシクロペンタジエン共重合
体、エチレン/アクリル酸メチル共重合体、エチレン/
アクリル酸エチル共重合体などが挙げられ、なかでもエ
チレン/プロピレン共重合体、エチレン/ブテン−1共
重合体、エチレン/メタクリル酸メチル共重合体、エチ
レン/メタクリル酸エチル共重合体が好ましく使用でき
る。
【0046】前記の未変性エチレン系共重合体にグラフ
ト反応させた(ii)(ロ)変性エチレン系共重合体を
得る不飽和カルボン酸としては、好ましくはアクリル
酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル
酸、イタコン酸、シトラコン酸、ブテンジカルボン酸、
テトラヒドロフタル酸などである。また、それらの誘導
体としてはアルキルエステル、グリシジルエステル、酸
無水物またはイミドなどが挙げられ、これらのなかでグ
リシジルエステル、酸無水物、イミドが好ましい。不飽
和カルボン酸またはその誘導体の好ましい具体例として
はマレイン酸、フマル酸、アクリル酸グリシジル、メタ
クリル酸グリシジル、エタクリル酸グリシジル、イタコ
ン酸グリシジル、シトラコン酸グリシジル、ブテンジカ
ルボン酸ジグリシジル、ブテンジカルボン酸モノグリシ
ジル、テトラヒドロフタル酸ジグリシジル、無水マレイ
ン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸、マレイン酸
イミド、イタコン酸イミド、シトラコン酸イミドなどで
あり、特にメタクリル酸グリシジル、テトラヒドロフタ
ル酸グリシジル、無水マレイン酸、無水イタコン酸、マ
レイン酸イミドなどが好ましく使用できる。これら不飽
和単量体は2種以上併用してもよい。
【0047】前記(iii)未変性および変性オレフィ
ン系ブロック共重合体は、共役ジエンと芳香族ビニルの
未変性オレフィン系ブロック共重合体、または未変性オ
レフィン系ブロック共重合体に対し0.01〜10重量
%の不飽和カルボン酸またはその誘導体をグラフトして
得たものをいう。
【0048】共役ジエンとは1,3−ブタジエン、イソ
プレン(2−メチル−1,3−ブタジエン)、2,3−
ジメチル−1,3−ブタジエン、1,3−ブタジエンお
よび1,3−ペンタジエン等の1種または2種以上であ
り、1,3−ブタジエン、イソプレンが好ましく使用で
きる。芳香族ビニル炭化水素としては、スチレン、α−
メチルスチレン、o−メチルスチレン、p−メチルスチ
レン、1,3−ジメチルスチレン、ビニルナフタレン等
の1種または2種以上であり、スチレン、α−メチルス
チレンが好ましく使用できる。
【0049】また水添オレフィン系ブロック共重合体
は、未水添オレフィン系ブロック共重合体の不飽和含量
の少なくとも80%が水添により還元されているものを
示し、芳香族の2重結合が水添により還元される比率は
10%以下であることが望ましい。
【0050】前記水添または未水添オレフィン系ブロッ
ク共重合体のうち好ましい具体例としては、耐熱性など
の点から水添または未水添スチレン/ブタジエン/スチ
レントリブロック共重合体および水添または未水添スチ
レン/イソプレン/スチレントリブロック共重合体など
であり、中でも水添スチレン/ブタジエン/スチレント
リブロック共重合体が好ましく用いられる。
【0051】前記の水添または未水添オレフィン系ブロ
ック共重合体にグラフト反応させた変性水添または未水
添オレフィン系ブロック共重合体を得る不飽和カルボン
酸およびその誘導体としては、(ii)の変性エチレン
系共重合体の項で挙げた化合物が同様に使用できる。
【0052】エラストマ成分(i)〜(iii)の添加
量は熱可塑性ポリエステル樹脂100重量部に対して
0.1〜40重量部、好ましくは1〜35重量部が好適
に用いることができる。
【0053】本発明の組成物には、熱可塑性ポリエステ
ル樹脂の核剤(例えば、ステアリン酸ナトリウム、ステ
アリン酸バリウム、モンタン酸ナトリウム、モンタン酸
バリウム、モンタン酸エステルの部分ナトリウム塩、あ
るいはバリウム塩などの有機カルボン酸金属塩、アイオ
ノマー、タルクなど)、また結晶化促進剤(例えば、ポ
リエチレングリコール、ポリエチレングリコールジベン
ゾエート、ネオペンチルグリコールジベンゾエート、ポ
リエチレングリコールビス(2−エチルヘキサノート)
などのポリアルキレングリコール誘導体や安息香酸エス
テル、ポリラクトン類、N−置換トルエンスルホアミド
など)を併用することができる。
【0054】本発明の組成物に他の各種添加剤(例え
ば、モンタン酸ワックス、ポリエチレンワックス、シリ
コンオイルなどの離型剤、難燃剤、熱安定剤、紫外線吸
収剤、顔料、染料など)を添加することができる。
【0055】本発明の目的を損なわない範囲で他の熱可
塑性樹脂(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リスチレン、アクリル樹脂、フッソ樹脂、ポリアミド、
ポリアセタール、ポリスルホン、ポリフェニレンスルフ
ィドなど)、熱硬化性樹脂(例えば、フェノール樹脂、
メラミン樹脂、ポリエステル樹脂、シリコン樹脂、エポ
キシ樹脂など)、軟質熱可塑性樹脂(例えば、エチレン
/酢ビ共重合体、ポリエステルエラストマなど)を添加
でき、さらに他の充填剤(例えば、タルク、カオリン、
ワラステナイト、クレー、シリカ、セリサイト、酸化チ
タン、ガラスビーズ、ガラスバルーン、ガラスフレー
ク、ガラスパウダーなど)を添加することができる。
【0056】本発明の組成物の製造法は特に限定される
ものでないが、例えば熱可塑性ポリエステル樹脂、繊維
状充填剤、雲母および必要に応じて他の添加剤を配合
し、スクリュー式押出し機によってペレットに調整する
一括ブレンド方法、またスクリュー式押出し機にまず熱
可塑性ポリエステル樹脂を供給して溶融し、他の供給口
より充填剤および添加剤を供給混練しペレットに調整す
る分割ブレンド方法などが挙げられ、特に分割ブレンド
方法が好適に用いることのできる。
【0057】本発明のポリエステル樹脂組成物は、射出
成形、押出し成形,吹き込み成形、真空成形などの任意
の成形方法により望みの成形品にすることが出来る。
【0058】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明の効果を更に説
明する。
【0059】実施例中に用いたゴム強化グラフト共重合
体を表1に示した。
【0060】実施例1〜9、比較例1〜9 固有粘度0.87のポリブチレンテレフタレート、ゴム
強化グラフト共重合体、雲母、ガラス繊維、その他の添
加剤を表1の割合で配合し、250℃に設定した40m
mφ一軸スクリュウを有したベント付き押出し機でまず
溶融混練してペレットとした。得られた組成物のペレッ
トを130℃で5時間乾燥後、250℃に設定した型締
圧力75tのスクリューインライン型射出成形機を用い
金型温度80℃において、縦80mm×横80mm×厚
み1mmの角板成形品、ASTM1号ダンベル試験片お
よび2点ゲートダンベル(ASTM1号ダンベルと同形
状,中央部にウエルド部)を成形した。
【0061】成形品の変形量は角板成形品を用いて測定
した。図1は成形品の変形量測定装置の平面図であり、
図2は同装置の断面図である。角板成形品1は基準面3
の上に静置されており、その四隅のうち1点を固定具2
により固定されている。成形品の変形量は固定された点
の対角線上の点Aと基準面の差クリアランスaを測定し
それを変形量とした。また該成形品の表面に発生する凹
凸をコントレーサーを用いて測定し成形品の表面粗さを
評価した。成形品の機械的特性は、ASTM1号ダンベ
ルを用い引張試験(ASTM D638に準拠)を行な
い評価した。
【0062】ウエルド強度は2点ゲートダンベルで引張
試験を行なった。
【0063】結果を表2に示した。また比較例を表3に
示した。
【0064】
【表1】
【表2】
【表3】
【0065】
【発明の効果】本発明の組成物より得られる成形品は、
機械的特性、耐熱性、成形性および成形品外観が均衡し
て優れ、特に成形品の変形量が小さく低そり性に優れ、
ウエルド強度が改良されているので、自動車、電気・電
子部品などの精密部品材料として有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例で測定した成形品の変形量測定装置の平
面図を示す。
【図2】同装置の断面図を示す。
【符号の説明】
1.角板成形品 2.固定具 3.基準面 a.クリアランス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)熱可塑性ポリエステル樹脂50〜9
    7重量%と、(B)(a)(イ)ジエン系および/また
    は(ロ)非ジエン系ゴムに(b)(ハ)芳香族ビニル系
    単量体および(ニ)シアン化ビニル系単量体から選ばれ
    た1種以上を含有してなる単量体または単量体混合物を
    グラフト共重合してなるゴム強化グラフト共重合体また
    は該グラフト共重合体と残りの単量体が共重合した共重
    合体であるゴム強化グラフト共重合体50〜3重量%と
    からなる熱可塑性ポリエステル樹脂組成物100重量部
    に対して、繊維状充填剤と平均粒子径(D)が20〜1
    20μmの範囲にある雲母が合計で2〜300重量部配
    合してなるポリエステル樹脂組成物。
  2. 【請求項2】雲母が、D−15≦d≦D+15の粒子径
    をもつ粒子(d:有効粒子径μm)が全体の50重量%
    以上である、粒度分布を有する請求項1記載のポリエス
    テル樹脂組成物。
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