JPH06125223A - 水晶発振回路及びそれを用いた放送受信機 - Google Patents

水晶発振回路及びそれを用いた放送受信機

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JPH06125223A
JPH06125223A JP27220692A JP27220692A JPH06125223A JP H06125223 A JPH06125223 A JP H06125223A JP 27220692 A JP27220692 A JP 27220692A JP 27220692 A JP27220692 A JP 27220692A JP H06125223 A JPH06125223 A JP H06125223A
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crystal oscillator
inverter
crystal
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circuit
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Tamotsu Suzuki
保 鈴木
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Rohm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ICチップの面積と端子ピンの数を少なくでき
る発振周波数選択型の水晶発振回路を提供する。 【構成】インバータ1と、該インバータ1の出力側に一
端が接続された出力抵抗RDと、一端が前記出力抵抗の
他端に接続され他端が上記インバータの入力側に接続さ
れた水晶発振子と、該水晶発振子の両端に各一端が接続
され他端が接地点に接続された一対のコンデンサC1、
C2と、前記インバータ1の出力側と入力側を接続する
ように設けられた帰還抵抗Rfとから成る水晶発振回路
において、前記水晶発振子として互いに異なる周波数を
もつ複数の水晶発振子2a、2bを並列に設けるととも
に、前記出力抵抗RDと帰還抵抗Rfの値をスイッチ
5、6により切り換えて前記水晶発振子2a、2bを択
一選択的に動作させるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水晶発振回路とそれを用
いた放送受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水晶発振回路は一般に図4に示すよう
に、インバータ1と、出力抵抗R1と、水晶発振子2
と、コンデンサC1、C2と帰還抵抗Rfとから成って
いる。ところで、水晶発振回路を用いる機器に正確な2
種の周波数を切り換えて使用したい場合がある。このよ
うな場合、従来は図5に示すように同時に動作する異な
る発振周波数の2つの水晶発振回路10A、10Bを設
けるとともに、それらの出力をスイッチ11で切り換え
ることによって所望の発振周波数を得るようにしてい
た。
【0003】また、図6に示すように2つの水晶発振回
路10A、10Bの能動素子をインバータ1に代えてN
AND回路12a、12bとし、これらのNAND回路
12a、12bに線路13を通して切り換え用のコント
ロール信号を与えることによって、いずれか一方のみを
動作させるものもあった。図6において、13はインバ
ータ、14はOR回路である。尚、2つの発振周波数を
切り換えて用いる機器としては特開平4−129431
号に示されているものがある。そこではラジオ受信部と
CDプレーヤ部でそれぞれ異なる発振周波数を用いるべ
く2つの水晶発振回路が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5、
図6に示す従来例はいずれも2つの水晶発振回路を用い
ているので、集積回路(IC)化する場合、ICチップ
の面積が増大し、しかも水晶発振子を外付けするための
端子ピンの数も多くなるという欠点があった。本発明は
ICチップの面積と端子ピンの数を少なくできる発振周
波数選択型の水晶発振回路及びそれを用いた放送受信機
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明では、インバータと、該インバータの出力側に
一端が接続された出力抵抗と、一端が前記出力抵抗の他
端に接続され他端が上記インバータの入力側に接続され
た水晶発振子と、該水晶発振子の両端に各一端が接続さ
れ他端が接地点に接続された一対のコンデンサと、前記
インバータの出力側と入力側を接続するように設けられ
た帰還抵抗とから成る水晶発振回路において、前記水晶
発振子として互いに異なる周波数をもつ複数の水晶発振
子を並列に設けるとともに、前記出力抵抗と帰還抵抗の
値を切り換え手段により切り換えて前記水晶発振子を択
一選択的に動作させるようにしている。
【0006】また、本発明では、PLLシンセサイザー
を用いて放送信号を選局受信する放送受信機において、
PLLシンセサイザーの水晶発振回路の回路定数値を切
り換えることにより第1の放送信号帯域では発振周波数
の高調波が妨害とならない第1の水晶発振子を動作さ
せ、第2の放送信号帯域では発振周波数の高調波が妨害
とならない第2の水晶発振子を動作させるようにしてい
る。
【0007】
【作用】このような構成によると、インバータに接続さ
れる出力抵抗と帰還抵抗の値を切り換えることによって
水晶発振子が選ばれるので、水晶発振子としては複数の
水晶発振子を並列に接続しておくだけでよく、個々に発
振回路を設ける必要はない。そのため全体の回路規模が
小さくなり、IC化した場合には端子ピンの数も低減で
きる。
【0008】
【実施例】本発明を実施した図1において、3はICチ
ップを示しており、7、8はその端子ピンを示してい
る。本実施例において、インバータ1、出力抵抗R1、
R2、帰還抵抗R3、R4はICチップ3内に設けられ
ている。また、抵抗R2とR4の両端にはアナログスイ
ッチ5、6がそれぞれ接続されており、このアナログス
イッチ5、6はコントロール回路4からのコントロール
信号によってON/OFFが制御される。端子ピン7、
8には外付けの水晶発振子2a、2bが並列に接続され
ている。コンデンサC1、C2も端子ピン7、8を介し
て外付けされているが、これらのコンデンサC1、C2
はICチップ3の内部に形成してもよい。
【0009】水晶発振子2aは7.2MHzで発振し、
水晶発振子2bは75kHzで発振する。インバータ1
の入力インピーダンスZは水晶発振子の負荷容量をCL
とすると、 Z=1/ω(CL+C1) である。今、CL=C1=20PFとすると、7.2MH
zでの入力インピーダンスは約552Ω、75kHzで
の入力インピーダンスは約53kΩとなり、7.2MH
zで安定な発振を得るためのゲインを100倍とする
と、帰還抵抗Rfは500kHΩ以上必要であり、同様
に75kHzで安定な発振を得るためのゲインを100
倍とすると、帰還抵抗は5MHΩ以上必要である。
【0010】次に、遮断周波数fcは出力抵抗をRD
すると、fc=1/ωC2RDで表わされ、 fc=7.2MHzで出力抵抗RDは約1.1kΩ以下、 fc=75kHzでで出力抵抗RDは約106kΩ以下 となる。以上のことより7.2MHzの水晶発振子2a
はRf=500kΩ、RD=1.1kΩで発振するが、75
kHzの水晶発振子2bは発振不可能となる。一方、7
5kHzの水晶発振子2bはRf=5MΩ、RD=10
6kΩで発振するが、7.2MHzの水晶発振子2aは
発振不可能となる。
【0011】従って、アナログスイッチ5、6をONさ
せることにより発振回路は7.2MHzで発振し、アナ
ログスイッチ5、6をOFFすることにより75kHz
で発振する。
【0012】このように、図1の実施例は2つの水晶発
振子2a、2bを用意しておいて、それらを切り換えて
使用するようになっているが、予め水晶発振回路の製造
段階で一方のみを選ぶように出力抵抗RDと帰還抵抗R
fを設定するようにしてもよく、その場合には図2に示
すように端子ピン7、8には1つの水晶発振子2のみ接
続する。図2の実施例では抵抗R2とR4を短絡するよ
うに配線(アルミニウム配線)15、16を設けるか、
設けないかを製造段階の上層配線用マスクによって選択
することができる。或いは配線用マスクによって選択す
る代わりに、予め配線15、16を施しておいて、レー
ザートリミングにより配線15、16を切断するか否か
によって発振周波数(従って水晶発振子)を選択するよ
うにしてもよい。
【0013】図3は図1の水晶発振回路を用いたラジオ
放送受信機を示しており、20はアンテナ、21は高周
波回路である。22はマイクロコンピュータによって選
局制御されるPLLシンセサイザーであって、その発振
回路として図1の水晶発振回路が用いられている。尚、
図1のコントロール回路4はFM受信時かAM受信時か
に応じてアナログスイッチ5、6を制御する信号を出力
するが、そのFM受信かAM受信かは高周波回路21側
で判別し、その判別結果をPLLシンセサイザー22内
のコントロール回路4に与えるようにしてもよい。24
はオーディオ回路であり、25はスピーカである。
【0014】このラジオ放送受信機において、76.0
MHz〜108MHzのFM受信帯においてPLLシン
セサイザー22の基準発振周波数として7.2MHzを
使用すると、その10数倍以上の高調波が高周波回路2
1に対し妨害を与えて音質が悪くなるので、FM受信時
にはアナログスイッチ5、6をOFFにして75kHz
の水晶発振子2bを動作させるようにする。
【0015】一方、520kHz〜1710kHzのA
M受信帯において、PLLシンセサイザー22の基準発
振周波数として75kHzを使用すると、その10数倍
以上の高調波が高周波回路21に対し妨害を与えて音質
が悪くなるので、FM受信時にはアナログスイッチ5、
6をOFFにして7.2MHzの水晶発振子2aを動作
させるようにする。
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、イ
ンバータに接続される出力抵抗と帰還抵抗の値を切り換
えることによって水晶発振子が選ばれるので、水晶発振
子としては複数の水晶発振子を並列に接続しておくだけ
でよく、個々に発振回路を設ける必要はない。そのため
全体の回路規模が小さくなり、IC化した場合には端子
ピンの数も低減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した水晶発振回路の回路図。
【図2】本発明の水晶発振回路の製造方法例を説明する
ための図。
【図3】本発明の水晶発振回路を用いたラジオ放送受信
機のブロック図。
【図4】従来の一般的な水晶発振回路を示す回路図。
【図5】従来の水晶発振回路の回路図。
【図6】他の従来の水晶発振回路の回路図。
【符号の説明】
1 インバータ 2,2a、2b 水晶発振子 3 ICチップ 4 コントロール回路 5、6 アナログスイッチ 7、8 端子ピン RD、R1、R2 出力抵抗 Rf、R3、R4 帰還抵抗 21 高周波回路 22 PLLシンセサイザ 23 マイクロコンピュータ 24 オーディオ回路 25 スピーカ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インバータと、該インバータの出力側に一
    端が接続された出力抵抗と、一端が前記出力抵抗の他端
    に接続され他端が上記インバータの入力側に接続された
    水晶発振子と、該水晶発振子の両端に各一端が接続され
    他端が接地点に接続された一対のコンデンサと、前記イ
    ンバータの出力側と入力側を接続するように設けられた
    帰還抵抗とから成る水晶発振回路において、 前記水晶発振子として互いに異なる周波数をもつ複数の
    水晶発振子を並列に設けるとともに、前記出力抵抗と帰
    還抵抗の値を切り換え手段により切り換えて前記水晶発
    振子を択一選択的に動作させるようにしたことを特徴と
    する水晶発振回路。
  2. 【請求項2】少なくともインバータと出力抵抗及び帰還
    抵抗は集積回路に設けられ、前記複数の水晶発振子は前
    記集積回路に外付けされていることを特徴とする請求項
    1に記載の水晶発振回路。
  3. 【請求項3】インバータと、該インバータの出力側に一
    端が接続された出力抵抗と、一端が前記出力抵抗の他端
    に接続され他端が上記インバータの入力側に接続された
    水晶発振子と、該水晶発振子の両端に各一端が接続され
    他端が接地点に接続された一対のコンデンサと、前記イ
    ンバータの出力側と入力側を接続するように設けられた
    帰還抵抗とから成る水晶発振回路の製造方法において、 少なくとも前記インバータと、出力抵抗と、帰還抵抗を
    集積回路で形成するとともに、出力抵抗と帰還抵抗にそ
    れぞれ接続される配線を変更することにより出力抵抗と
    帰還抵抗を前記水晶発振子を動作させる値に成す水晶発
    振回路の製造方法。
  4. 【請求項4】前記配線の変更は集積回路の製造プロセス
    における上層マスクの変更により行なうことを特徴とす
    る請求項3に記載の水晶発振回路の製造方法。
  5. 【請求項5】前記配線の変更はレーザートリミングで行
    なうことを特徴とする請求項3に記載の水晶発振回路の
    製造方法。
  6. 【請求項6】PLLシンセサイザーを用いて放送信号を
    選局受信する放送受信機において、PLLシンセサイザ
    ーの水晶発振回路の回路定数値を切り換えることにより
    第1の放送信号帯域では発振周波数の高調波が妨害とな
    らない第1の水晶発振子を動作させ、第2の放送信号帯
    域では発振周波数の高調波が妨害とならない第2の水晶
    発振子を動作させるようにした放送受信機。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5124163A (ja) * 1974-08-22 1976-02-26 Citizen Watch Co Ltd
JPS5836027A (ja) * 1981-08-26 1983-03-02 Nec Corp 受信機
JPS6370714U (ja) * 1986-10-24 1988-05-12
JPH0451604A (ja) * 1990-06-19 1992-02-20 Nec Corp 混成集積回路

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