JPH06122429A - 包装コンテナ・ブランクを流体で処理する設備 - Google Patents

包装コンテナ・ブランクを流体で処理する設備

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JPH06122429A
JPH06122429A JP3097461A JP9746191A JPH06122429A JP H06122429 A JPH06122429 A JP H06122429A JP 3097461 A JP3097461 A JP 3097461A JP 9746191 A JP9746191 A JP 9746191A JP H06122429 A JPH06122429 A JP H06122429A
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JP
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chamber
blank
fluid
chambers
packaging container
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JP3097461A
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English (en)
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Lars Martensson
マルテンソン ラルス
Jan Andersson
アンデルソン ヤン
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Tetra Laval Holdings and Finance SA
Original Assignee
Tetra Laval Holdings and Finance SA
Tetra Alfa Holdings SA
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Publication date
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Publication of JPH06122429A publication Critical patent/JPH06122429A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B55/00Preserving, protecting or purifying packages or package contents in association with packaging
    • B65B55/02Sterilising, e.g. of complete packages
    • B65B55/04Sterilising wrappers or receptacles prior to, or during, packaging
    • B65B55/10Sterilising wrappers or receptacles prior to, or during, packaging by liquids or gases

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Making Paper Articles (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)
  • Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)
  • Supplying Of Containers To The Packaging Station (AREA)
  • Container Filling Or Packaging Operations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】滅菌の目的で包装コンテナ・ブランクを処理す
る設備に関する。 【構成】部分的に予め作られたブランクを処理室へゲー
トを経て搬出入するコンベヤとを含み、処理室内で前記
ブランクを減菌流体、例えば過酸化水素で処理するよう
にした設備に関する。本設備には、前記ブランク16を
収容する室12を備えた回転部分1と、前記室12に連
通し且つ前記回転部分1の回転に際し順次相互に連通す
る複数の流路と、前記流路が開口するようにされた固定
部分2などが包含されている。本設備は、特に無菌包装
コンテナの生産に適したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、包装コンテナ・ブラン
クを流体で処理する設備にして、ブランクを収容する室
と、室に接続可能な流体の流路とを含む設備に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】食品用
の包装コンテナの製造に当たっては、完成された包装コ
ンテナ内の細菌の数量を減少させる目的で、清潔と衛生
とに対し極めて強い要求が提起されている。言うまでも
なく、包装コンテナが完全に細菌を通さず従ってこの包
装の密閉後に外側から細菌が侵入できないとした場合、
包装コンテナ内の細菌の数量を減少できればできる程、
包装製品の貯蔵寿命は長くなることが一般的に当てはま
る。特殊な形式の包装コンテナは、予め滅菌された(例
えば熱処理された)ミルクやジュースのような内容物で
充たされた、いわゆる滅菌または無菌包装コンテナから
成るものである。この形式の包装コンテナの製造に際し
ては、包装コンテナの充てんならびに密封の後、数か月
程度の長い所望貯蔵寿命を保証するに充分な程度にまで
包装コンテナの内部の細菌の数量が減少されることを保
証するため、殺菌性の薬剤、通常は蒸発した即ち気体の
状態の過酸化水素(H2 2 )、による処理が必要であ
る。
【0003】上述の形式の包装コンテナ、即ちミルクや
ジュースのような液状の内容物用に意図された使い捨て
形式の包装コンテナは通常、熱可塑性物質、主としてポ
リエチレン、で両面をコーティングされた繊維状物質、
例えば紙、から成るキャリヤ層を包含する包装用積層品
で生成される。この包装用積層品はまた、他の層、例え
ばアルミニウムはくなどのようなガスのバリヤ層、を包
含することもできる。所望の製品貯蔵寿命を達成するた
めに許容し得るレベルにまで生存可能細菌の数量を減少
させる目的で、底部に適合した管状ブランクへの包装用
積層品の改変後、これらのブランクは、予め滅菌された
内容物を充たすに先立って滅菌処理を施される。滅菌は
通常、気態の即ち蒸発した化学的な滅菌薬剤を充分な時
間にわたって包装コンテナと接触させることにより生起
され、その後薬剤は、使用された滅菌薬剤の全ての残留
物が確実に抽出されるまで包装コンテナを滅菌空気へさ
らすことによって除去される。この処理中、個々の包装
コンテナ・ブランクは、従来技術の設備にあっては、滅
菌薬剤の供給源および滅菌熱空気の発生源の双方へ流路
や弁の仲介により接続可能な室の中に囲われる。包装コ
ンテナ・ブランクはコンベヤの助けによりゲートを介し
て上述の室の中へ移動されるが、包装コンテナの充てん
およびその上方部分の密閉の両者は、包装コンテナが滅
菌領域から去る前に生起されなければならない。これに
は比較的大量の空間が必要であり、従って滅菌領域は比
較的に広い大きさでなければならず、常に無菌状態を維
持し得るように保証することは恐らく困難となる結果を
もたらす。室の周囲の環境から室内へ移動される全ての
物質も細菌を同伴する恐れがあるので、滅菌室の内外へ
この包装コンテナを移動させるコンベヤもまた、それ自
体、感染の危険性を構成している。全体的にみて、この
技術の範囲内では、例えば通路の更に必要な部分を最小
限に縮小し且つ、漏れが内側から外方へと常に一方向と
なるように、滅菌室内の圧力が周囲の圧力よりもわずか
に高いことを常に確保することにより、室とその周囲と
の間の相互作用の程度と大きさとをそれが可能な限り減
少させることが望ましい。上述の処置にも拘わらず、こ
の包装コンテナ・ブランクを処理する従来技術の設備に
おいては、滅菌区域内へ細菌が侵入することが偶然に生
起し、それが作業の休止時間と、生産を再開し得る前の
滅菌区域の特定の滅菌、いわゆる予備滅菌、とを必要と
させている。
【0004】従来技術の設備において必要とされるゲー
トおよびコンベヤ装置はまた、比較的に複雑で、機械的
な問題が時折り発生し、滅菌室内に包装コンテナ・ブラ
ンクが詰まって引き裂かれるに至る、という結果をもた
らす。このような事象においては、滅菌室を開けてこの
包装コンテナの残余部分を手で取り除き、もう一度設備
を清掃し滅菌することが必要であるが、これは長期の作
業休止時間を意味し、その間は、全ての包装機械が使用
されないままでいなければならない。
【0005】本発明の一つの目的は、気態の即ち蒸発し
た流体の助けで包装コンテナ・ブランクを処理、主とし
て滅菌、する設備にして、無菌および機械両面の観点か
らみてすぐれた機能を保証する、簡素にして確実な設計
および構造の設備を案出することにある。
【0006】本発明のその上の目的は、細菌の攻撃およ
び侵入の危険性を減少させるための、滅菌区域が最小限
の容積であり且つその周囲と可能な最小限の接触しか行
わないようにした、上述の形式の設備を案出することに
ある。
【0007】本発明の更にその上の目的は、可動機械部
品の数量が従来技術の構造に比して可成り減少されると
同時に、滅菌区域と周囲の環境との間で動かされる機械
的諸装置が除去されるようにした、上述の形式の設備を
案出することにある。
【0008】本発明の尚その上の目的は、摩滅される相
互に当接する面が無く、従って長時間の作動後にも充分
な性能を示す、室とその周囲との間の密封装置を案出す
ることにある。
【0009】最後に、本発明の更にその上の目的は、製
造することが経済的であるのみならず、予備部品や処理
流体のサービスや消費についても費用効果的な、上述の
形式の設備を案出することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上およびその他の諸目
的は、包装コンテナ・ブランクを流体で処理する設備に
て、前記ブランクを収容する室と、前記室に接続可能な
流体の流路とを含む設備が、前記室が配設されている回
転部分と、前記回転部分に面する固定子面に前記流路が
開口するようにした固定部分とをそれが包含することを
特徴とするようにした本発明により達成されている。
【0011】本発明による設備の好適な実施例により、
添付クレイムに記載の如き、特徴を表わす諸特色が更に
示されている。
【0012】包装コンテナ・ブランク用の室を包含し且
つ弁装置の半分の一方を構成する回転部分と、弁装置の
半分の他方を構成し且つ処理流体の流路および接続部な
らびに包装コンテナ用の入口および出口開口部を有する
固定部分とを備えた本発明による設備を設計することに
より、無菌区域とその周囲との間で動かされるコンベヤ
またはその他の機械的諸装置が除去され、それにより、
細菌感染の危険性が従来技術の諸装置に比べて減少され
る。円すい状に付形された弁表面を備える回転装置を包
含する原理が、長い作動中においても、可成り高められ
た精度に寄与しており、それにより、減菌区域と周囲の
環境との間に延在する接続壁の表面積を減少させること
ができる。弁装置としての回転および固定両部分の相互
に面する表面の設計は、この設備の構造を一層単純化さ
せ、個々の弁や導管の必要性を取り除き、それによっ
て、高度な作動の信頼性を享受する費用効果的な設備が
得られる。
【0013】ここで、本発明による設備の好適な一実施
例を、本発明の理解に不可欠な細部のみを示した、添付
の略図的な図面を特に参照しつつ、更に詳細に説明す
る。
【0014】
【実施例】図面に示された本発明による設備の実施例
は、使い捨て形式の無菌包装コンテナ、即ち、例えば滅
菌された長寿命のミルクやジュースを充たした包装コン
テナ、の製造用の包装機械の一部分を構成すべく意図さ
れている。この形式の包装機械は技術上周知されてお
り、通常、積層プラスチック材料からスリーブ状の包装
コンテナ・ブランクを生成するが、それらはその一端で
液密の様態に密封された後、いわゆる商業的滅菌、即ち
滅菌内容物の充てんおよび後続の液密密封の後の所望貯
蔵寿命を達成するに充分な程度までの現存の細菌の絶
滅、を実現する目的で殺菌剤、例えば気態の過酸化水
素、にさらされる。この包装コンテナは、ほぼ方形の断
面で、また断面の3〜4倍の高さであれば良い。当然、
本発明による設備は、各種形式の包装コンテナ・ブラン
クの別の処理のためにも使用できるが、一つの条件は、
何れにしてもこの包装コンテナの内面に接触して流過し
且つ進入する液体の流れによってこの処理が行われるこ
と、である。この包装コンテナは、長方形、円形または
その他の断面であっても良く、また他の材料から製造さ
れても良い。使用される滅菌流体は、理想的には気態で
即ち蒸発していて、適切な包装材料と所望の絶滅効果に
適応していることが望ましい。
【0015】図示の本発明による設備には、回転部分即
ち回転子1と、固定部分即ち固定子2とが包含されてい
る。固定部分2にはほぼ円形のベース3と、上方に面す
る円すい状の固定子面4とがある。固定子面4の上方へ
延びる中央の管状部分5には、外部転がり軸受6と、固
定部分2の下に位置して間欠運動を実現させる原動機、
例えば電動サーボモータ、(図示せず)に向かい固定部
分を貫いて下方へ垂直に延びる内部駆動軸7とが備えら
れている。
【0016】回転部分1には、前述の軸受6の仲介によ
り管状部分5へ回転自在に懸垂され且つその上端でたわ
み継手9の仲介により駆動軸7の上端へ接続された、中
央に位置する、垂直に上方へ延びるジャーナル部分8が
備えられている。この回転部分1には、望ましくは14
0°、但し何れにせよ90°〜170°の、固定子面4
と同じノーズ角を有する、下方に面する円すい状の回転
子面10が設けられている。固定子面4と回転子面10
との間の間隔は、両面間の直接接触の危険を冒すことな
く、極力わずかでなければならず、実際上は、0.1〜
0.3mmの間隔が望ましいことが立証されている。
【0017】回転部分1はほぼ円形で、その上面に半径
方向の剛化ウェブ11と、回転部分の回りへ対で均等に
配分され且つ回転部分1と固定部分2との共通中心軸線
から同一の隔置された相互関係を以て位置付けされた8
個の室12とを設けられている。各室12には、管状の
室壁13と、そこに配設された確実に密閉するふた14
と、室内に配設された充てん体15とがある。室壁13
の内側と充てん体15の外側との間には包装コンテナ・
ブランクを収容するギャップがあるが、このギャップ
は、3.0〜10.0mm、望ましくは約6.0mm、の幅
である。包装コンテナ・ブランク16が下方の室にゴー
ストラインで描かれている図3により明らかな如く、上
述のギャップは、包装コンテナ・ブランクの内側および
外側へほぼ均等に配分され、包装コンテナ・ブランク
は、室壁の回りに配分された、望ましくは円すい状の多
数の支持スタッド17により、室内の定位置に保持され
る。充てん体15は、固定具18の助けによって室壁1
3の上端へ密閉して押圧されているふた14へ接続され
る。室壁13の下端は、円すい状の回転子面10を備え
た回転子1の一部分に対し気密の様態で同時に押圧され
る。
【0018】図1により、室12を通って循環される流
体のため、回転子面10内に開口する流路へ各室がいか
にして連通しているかが明らかになる。更に詳述すれ
ば、充てん体15には、その一端が充てん体15の下端
(即ち室内に位置する包装コンテナ・ブランク16の内
側)に開口し、その他端が、接続導管の仲介により、関
連する室12のわずかな距離だけ内側即ち回転子1の中
心軸線の一層近くで回転子面10内に開口する中央流路
19が包含されている。室12はまた、下方の、室と同
じ断面寸法の方形開口部を備えており、包装コンテナ・
ブランク16の送入および排出の双方を可能にさせ且つ
室内に位置するブランク16の外側に沿った滅菌流体の
流過を許容するため、その開口部の仲介により、室が回
転子面10へ直接に接続される。室12の上端から出口
流路21が延び出ているが、この流路は回転子面10に
向かって下方へ延び、室12の開口部と回転子面10内
の中央流路19の出口との間でそこに開口する。
【0019】回転部分1の回転子面10と室12とに開
口する流路19,21は、回転部分1の回転に際して
は、図2により最も明確に明らかとなるように、固定部
分2の固定子面4内に開口する多数の入口および出口
と、スライド弁に類似した様態で選択的に接続可能であ
る。固定子面4には、対をなして配設された、包装コン
テナ・ブランク用のほぼ方形の孔があり、これらの孔は
固定部分を完全に貫いて延びている。孔の対は互いに相
対的に90°の角をなして配設されており、1対の送入
開口部22と1対の排出開口部23とを含んでいる。送
入開口部22と設備の中心軸線との間には、固定子面内
に設けられた弧状スロット24′の仲介で一つの室の対
に包含された中央流路19の双方に接続可能な空気出口
ポート24が設けられている。出口ポート24は、その
他端で周囲の大気へ接続可能である。
【0020】回転部分1の回転方向(時計回り)に見て
前述の送入位置から1/4 回転後方には、弧状スロット2
5′の仲介により双方の中央流路19と出口流路21と
室12とに接続可能な3個の予熱ダクト25を備える予
熱位置がある。中央に位置する予熱ダクト25は、出口
流路21を周囲の大気へ接続すべく意図された出口流路
であり、その両側に配設された予熱ダクト25の双方
は、在来の熱空気源(図示せず)から回転子1内の室1
2および中央流路19への熱空気(約120℃)の入口
ダクトである。
【0021】回転部分1の更に90°の時計回り回転
後、室12の関連の対は、室12と室の中央流路19と
が、室内へ送入されたブランク16に対する周囲および
中央への滅菌流体の送入のための2対の入口流路26,
27と連通可能であるようにした滅菌位置へ到達する。
回転部分内の出口流路21は同時に、二つの入口流路2
6,27間に位置する出口流路28と接続可能である。
入口流路26,27はなるべくなら、気態の滅菌薬剤、
望ましくは80〜120℃の温度の気態過酸化水素、を
生成する発生器へ接続可能であることが望ましい。入口
流路26,27はまた、弁(図示せず)の仲介により、
滅菌空気、例えば圧縮機により生成された減菌ろ過され
た空気、の供給源に接続可能である。本発明による設備
の特定の実施例においては、関連の対に包含された一方
の室12からの出口流路28を、その対に包含された他
方の室の入口流路26,27の双方へ接続するためにい
つ流路29を利用できる。このような場合には、室の双
方が直列に接続される。
【0022】回転部分1の更に90°までの旋回により
回転が完結され、室12の双方が排出開口部23に整合
して位置付けられ、その仲介により、室内に配設された
包装コンテナ・ブランク16を本発明による設備から排
出することができる。ブランクの送入および排出は、在
来の、例えば、送入および排出開口部22,23を介し
て下方に面するブランクの端面に係合し、固定子面4内
の開口部22,23を介してブランクを室の外へ垂直に
移動させる吸着器キャリヤによって行われる。回転子が
上述の排出位置にある場合、中央流路19は、既に述べ
た滅菌空気供給源に連通させて位置付けできる入口30
に接続可能である。
【0023】図2により明らかな如く、固定子面は更
に、一方では滅菌流体用の入口流路26,27が中に開
口する固定子面の扇形部分、他方では包装コンテナ・ブ
ランク用の排出開口部23が位置付けされる固定子面の
上記部分を画定する多数の溝31を表示している。溝3
1は、半径方向の溝の仲介により外側の弧状部分に接続
される内側の環状部分を有し、更にまた、全ての溝が、
固定子面を通して延びる流路(図示せず)の仲介によ
り、在来形式の部分真空源に接続可能である。
【0024】本発明による設備が、細菌を絶滅させる目
的で包装コンテナ・ブランクを処理するために使用され
る場合、それはなるべくなら、多少でも、既に周知の形
式の包装機械の一体部分として配設されることが望まし
い。この設備は、望ましくは液密の端壁を備えたスリー
ブ形の包装コンテナ・ブランクを生成し、本発明による
設備内での処理後、予め滅菌された内容物(例えばUH
T処理されたミルク)で充たされ、液密且つ耐菌性の様
態で密閉される形式の包装機械と協働すべく意図されて
いる。この形式の包装コンテナは通常、本質的に紙、熱
可塑性プラスチック(ポリエチレン)およびアルミニウ
ムはくまたはその他の適当なバリヤ材料の層を含む積層
包装材料から作られる。この包装コンテナおよびそれら
の生産のための諸機械の双方は当業者には周知されてお
り、このような情況においては詳細な説明は恐らく不要
である。ここでは単に、包装コンテナが一つの密閉され
た端壁を備えたスリーブ形であり、コンテナが例えば在
来のコンベヤの助けで本発明による設備まで進められ、
往復動移送装置、例えばキャリヤを備え且つカムで駆動
されるロッド、によりその室内へ移動されることを推定
するのみである。
【0025】回転部分1の8個の室12の一つへの包装
コンテナ・ブランク16の送入は、ほとんど、この設備
の固定部分2内の二つの送入開口部22の一方を通して
垂直に上方へ行われる。この時点で回転部分1は、一つ
の室12が二つの送入開口部22の一方の直ぐ上方に位
置するという回転位置に置かれ、その理由で、関連の包
装コンテナ・ブランク16は固定子面4内の送入開口部
22を通って室12内へと、全く妨げられずに固定部分
2を通過できる。ブランク16はその開口端を上方へ向
けて持ち上げられるので、ブランクは、図1に示された
位置(ブランク16はゴーストラインで示されている)
にそれが置かれる時点まで、充てん体15の回りを上方
へ移動される。この位置では、ブランク16が充てん体
15を囲み、ブランク16の壁とブランクの外側に位置
する室壁13およびブランク内に位置する充てん体15
との間の間隔がそれぞれ等しいサイズ、望ましくは約
3.0mm、となるように室壁13の支持スタッド17で
ブランクが外方から支えられる。充てん体15とブラン
ク16の内側との間には直接接触が全く生じないが、こ
れは、コンテナの内容物と接触することになるブランク
16の内面の全ての部分が、使用される滅菌流体の処理
を受け入れ易いことを保証する上で決定的なことであ
る。
【0026】本発明による設備へのブランクの供給は、
なるべく対で行うことが望ましく、対に包含される室1
2の双方へのブランクの送入は同様に同時に行われる。
上記に述べた如く、ブランクの送入中、室12の双方が
送入開口部22の直ぐ上方に位置するが、これは、室の
中央流路19がスロット24′を介して出口ポート24
に連通し、それにより、室12内に存在する空気が、ブ
ランクが充てん体15上で上方へ移動された場合に中央
流路19を介して押し出され得ることを意味する。これ
により、室12内の正しい位置へのブランク16の布置
がエアクッションの発生に妨げられることはないが、代
りに、コンベヤ(図示せず)から固定部分2を経由して
関連の室12に至るブランク16の移送が、回転子のス
タンド・タイムが比較的に短い(2s程度)ので必要で
はあるが、高速度で生起される可能性がある。室12の
関連の対内への包装コンテナ・ブランク16の送入後、
回転部分1は1/4 回転だけ、妨げられずに回転でき、充
てんされた室12は、代りに、関連の弧状スロット2
5′を介しての3個の予熱ダクト25の最外側との連通
へ漸進的に入るため、送入開口部22から離れる。同時
に、室の中央流路19が、3個の予熱ダクト25の最内
側へ接続されたスロット25′との連通に入り、出口流
路21は、予熱ダクト25の中央に位置するスロット2
5′との連通に入る。関連のブランク16の双方がここ
では予熱位置に置かれて予熱が行われ、その際、約12
0℃に加熱された空気が室12への外側および内側予熱
ダクト25を介し、双方がブランク16の外側およびそ
の内側へ(中央流路19を経由して)導かれる。外側お
よび内側の双方からブランク16を通過したダクトの双
方からの空気は集収され、出口流路21を介し、中央に
位置する予熱ダクト25へ導かれる。ブランクの外側お
よび内側の双方における予熱空気の噴射は、大量の空気
が通過すると同時にブランクの異なる側の間の圧力差が
生起する必要は全くないことを意味するが、これは包装
コンテナ・ブランク16の迅速且つ均等な加熱を実現す
るという観点からみて有利である。固定部分2の固定子
面4内の弧状スロット25′の助けにより最大処理時間
が達成され、スロットにより、回転部分1内の流路が予
熱ダクト25と、それらが送入位置を去るや否や接触す
るに至り、また予熱位置での回転子のスタンドタイム
中、および続く滅菌位置への方向でのそれ以上の回転に
際しての双方で接触を保持することが保証される。これ
により、予熱時間が、関連の室12を予熱位置にして回
転部分1が静止している約2秒に限定されずに、予熱時
間もまた回転部分1の回転時間の一部を包含するように
増大することが保証される。これにより、約120℃の
熱空気がブランク16を充分に、即ち包装コンテナ・ブ
ランクの滅菌処理のみに使用される滅菌薬剤と空気との
加熱された混合物の露点をわずかに超える約80℃以上
の温度に加熱する時間を有することが保証される。
【0027】関連の対の室12と予熱ダクトのスロット
25′との間の接触が中断されるや否や、室は滅菌位置
へ移動し、回転子はもう一度停止する。この位置では、
固定子面4内の外周入口26の仲介により各室12の内
部が処理流体の供給源と連通し、入口が室12と直接連
結し、更に精確には室の一部分がブランク16の外側に
位置し、中央に位置する中央入口27が中央流路19を
介して減菌流体源をブランク16の内側へ連通させてい
る。関連の滅菌流体(望ましくは約80℃に加熱された
過酸化物)の供給はこの場合、入口26,27の双方を
介して生起され、ブランク16の外側および内側をそれ
ぞれ通過した後、ガスは、固定子の現在の位置において
は入口26,27の間に位置する固定子面4内の出口流
路28に接続されている共通出口流路21を経由して流
出する。
【0028】本発明による設備の変更態様においては、
対をなす室12の一方からの出口28を、いつ流路29
(図2)を介して第二室12の入口に接続できるが、こ
れは、対をなす室12が、処理ガスが先ず一方の室を流
過し、その後に他方を流過できるように、直列に接続さ
れることを意味する。これにより、処理流体を節約する
ことが可能である。例えば過酸化水素と空気との、供給
されたガスは約80℃の温度なので、80℃を超えて加
熱されたブランク16上にそれが凝縮することはなく、
処理は全く気相において行われ、それが、1秒程度の極
めて短い時間内に満足な絶滅結果を示す効果的な方法で
あることを立証している。それにも拘わらず、充分な結
果を保証するため、1 1/2 秒というわずかに長い期
間、処理流体の供給が続き、その後、入口流路26,2
7の双方が、流路(図示せず)を介し、減菌流体の残留
物を完全に流し去るように包装コンテナ・ブランクの内
側および外側をそれぞれ更に0.5秒間流過し得る熱空
気の供給源へ、代りに連通される。
【0029】滅菌位置での処理が完了すると、回転部分
1が排出位置へ向けて、付加的な1/4 回転だけ回され、
そこで室12の双方が固定部分2の1対の排出開口部2
3へ連通される。同時に、中央流路19の双方が固定子
面4内の入口30との接続に加わるが、この入口は滅菌
空気源と連通しており、従って、処理されたブランク1
6の引出し中、室12内へ滅菌空気を給送する。ブラン
クの比較的に急速な引出しの際にも真空が全く生じない
ので、滅菌空気の供給はブランク16の引出しを容易に
させ、同時に、回転子1から次の閉ざされた室(図示せ
ず)へのブランク16の移送中にブランクの感染が防止
されるが、この閉ざされた室では、ブランクが例えばコ
ンベヤ(図示せず)上に置かれた後、予め滅菌された内
容物が所望のレベルだけ供給されている充てんステーシ
ョンヘ進められる。その後、包装コンテナ・ブランク
は、密閉された内容物がそれらの周囲から液密および耐
菌の様態で離隔されたままでいるように、残された端壁
を密封され、その後包装コンテナは、在来形式のゲート
(図示せず)の仲介により減菌区域から取り出すことが
できる。
【0030】上記に述べた如く、回転部分と固定部分と
は、互いにわずかに隔置された相互関係にあり、固定子
面4と回転子面10との間の間隔は、従って約0.1〜
0.3mmである。これは、双方の面が回転に際し互いに
接触し(且つ摩耗にさらされる)に至らず、同時に、作
動中に処理流体と空気との若干の漏れが生ずることを保
証するために必要である。減菌流体の漏れは、それによ
り間隙が無菌に保たれるので一つの利点であるが、減菌
流体が周囲の環境へ漏れ出ることは望ましくない。これ
を防止するため、固定子面4内に設けられた溝31が、
流路(図示せず)の仲介で、漏れる処理流体が管理され
且つ集収されることを平衡吸引により保証するようにし
た真空源へ恒常的に接続されている。
【0031】図示の実施例においては、固定子面4およ
び回転子面10の双方が約140°のノーズ角を備えて
いるが、言うまでもなく、充分に機能することを立証さ
れている広い範囲(90°〜170°)内で他の角を選
定して良い。この角範囲以外の構造も考えられる。しか
し、実際上の諸経験により、全く平らな面は熱変形とい
う更に大きな危険と、それによる双方の面の間の破裂的
な接触とをもたらし、この理由から、これは回避すべき
である。他方、室12が回転軸線に対して半径方向に延
びる全く円筒状の面は、対応的な欠点に遭遇しなくて
も、包装コンテナ・ブランクの残留物を両面間のギャッ
プから除去しなければならない。従って、約140°の
ノーズ角、という選択は、これら両極端の双方の間の見
事な妥協と考えられ、実際上の諸経験もまた、これが最
適の構造であることを示している。後続の充てんステー
ションへの排出は、ブランクが回転子内に位置している
間に充てん作業が代りに生起されるので省略の可能性も
あり、ブランクの密閉や密封も恐らく回転子内で既に行
われよう。
【0032】本発明は、上記に説明され且つ図面に示さ
れたものに限定されたものとみなすべきではなく、添付
クレイムの精神と範囲とを逸脱することなく、数多くの
変更態様が考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による設備の部分断面側面図。
【図2】上方部分を持ち上げ且つ部分的に取り除いた本
発明による設備の斜視図。
【図3】包装コンテナ・ブランクを収容する二つの隣接
する室の水平断面図。
【符号の説明】
1 回転部分 2 固定部分 4 固定子面 10 回転子面 12 室 13 室壁 15 充てん体 16 包装コンテナ・ブランク 19 中央流路 21 出口流路 24,25,26,27,28 流路 29 いつ流路 30 流路 31 溝

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装コンテナ・ブランク(16)を流体
    で処理する設備にて、前記ブランク(16)を収容する
    室(12)と、前記室(12)に接続可能な流体の流路
    (24)〜(30)とを含む設備にして、前記室(1
    2)が配設されている回転部分(1)と、前記回転部分
    (1)に面する固定子面(4)に前記流路(24)〜
    (30)が開口するようにした固定部分(2)とを包含
    することを特徴とする設備。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された設備において、前
    記室(12)または前記室に連通する流路(19),
    (21)が、前記固定子面(4)に隣接し且つそれと共
    に弁装置を形成する回転子面(10)に開口することを
    特徴とする設備。
  3. 【請求項3】 請求項1から請求項2のいずれか一つの
    項に記載された設備において、部分真空源に接続でき且
    つ、滅菌流体の流路(26),(27),(28)が中
    に開口する前記固定子面の扇形部を画定する溝(31)
    が前記固定子面(4)に包含されることを特徴とする設
    備。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれか一つの
    項に記載された設備において、前記面(4),(10)
    が円すい状であることを特徴とする設備。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載された設備において、前
    記円すい面(4),(10)が140°のノーズ角を有
    することを特徴とする設備。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれか一つの
    項に記載された設備において、前記面(4),(10)
    がそれらの間に0.1〜0.3mmのギャップを有するこ
    とを特徴とする設備。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6のいずれか一つの
    項に記載された設備において、中央充てん体(15)
    と、そこへ開口し且つその反対側の端部を前記固定子面
    (4)に開口する流路(24),(25),(27),
    (30)へ接続可能にさせた流路(19)とが各室(1
    2)に設けられることを特徴とする設備。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載された設備において、前
    記充てん体(15)と室壁(13)との間の空間が、前
    記固定子面(4)に開口する流路(24),(25),
    (26),(27),(28),(30)へその両端部
    が接続可能な流路の一部分を構成することを特徴とする
    設備。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載された設備において、前
    記充てん体(15)と前記室壁(13)との間の前記空
    間が3.0〜10.0mmの幅であることを特徴とする設
    備。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項9のいずれか一つ
    の項に記載された設備において、前記室(12)が対と
    して配設され、各対に包含される前記室(12)が、前
    記固定部分(2)に配設されたいつ流路(29)の仲介
    で互いに連続して接続されるようにしたことを特徴とす
    る設備。
JP3097461A 1990-04-27 1991-04-26 包装コンテナ・ブランクを流体で処理する設備 Pending JPH06122429A (ja)

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EP (1) EP0453942B1 (ja)
JP (1) JPH06122429A (ja)
AT (1) ATE108739T1 (ja)
AU (1) AU641006B2 (ja)
CA (1) CA2040987C (ja)
DE (1) DE69102934T2 (ja)
DK (1) DK0453942T3 (ja)
ES (1) ES2056514T3 (ja)
RU (1) RU2001849C1 (ja)
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ATE108739T1 (de) 1994-08-15
CA2040987C (en) 2000-09-05
EP0453942B1 (en) 1994-07-20
DK0453942T3 (da) 1994-09-05
CA2040987A1 (en) 1991-10-28
SE465918B (sv) 1991-11-18
SE9001534D0 (sv) 1990-04-27
DE69102934D1 (de) 1994-08-25
SE9001534A (ja) 1991-10-28
AU641006B2 (en) 1993-09-09
AU7600491A (en) 1991-11-07
RU2001849C1 (ru) 1993-10-30
EP0453942A1 (en) 1991-10-30
ES2056514T3 (es) 1994-10-01
DE69102934T2 (de) 1994-11-03
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