JPH04201826A - 無菌充填包装装置の容器排出装置 - Google Patents

無菌充填包装装置の容器排出装置

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JPH04201826A
JPH04201826A JP33261990A JP33261990A JPH04201826A JP H04201826 A JPH04201826 A JP H04201826A JP 33261990 A JP33261990 A JP 33261990A JP 33261990 A JP33261990 A JP 33261990A JP H04201826 A JPH04201826 A JP H04201826A
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JP
Japan
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container
sterile chamber
suction
sterile
contents
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Application number
JP33261990A
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English (en)
Inventor
Kosho Iyori
晃章 伊従
Kuniyasu Obara
小原 國葆
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04201826A publication Critical patent/JPH04201826A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、内部が無菌状態に保持された無菌チャンバ内
において、容器開口を介して容器内に内容物を注入し、
その後、容器開口を封止する無菌充填包装装置に関する
特に、容器開口が封止されることによって製品として出
来あがった内容物入り容器を無菌チャンバの外側へ排出
するための容器排出装置に関する。
[従来の技術] 従来より広く知られている充填包装装置においては、一
般的に次のような作業が行われる。
まず、第7図に示すように1紙を主体とする積層材料を
基材として1両端が開放状態の筒状材料、いわゆるスリ
ーブ材1を用意する。そして、このスリーブ材1の一方
の開放端Pを折込み、さらに封止して容器底部Q(第8
図)を形成する。底部Qが形成された容器2は、その底
部Qを下側にして鉛直状態で搬送チェーンなどの搬送手
段に載せられ、その搬送手段よって間欠的に搬送される
この搬送中、容器2の頂部開口Rを介してその内部に内
容物、例えば酒、ジュース、牛乳などが注入され、その
後、頂部開口Rが折り込まれ、さらに第9図に示すよう
に、該頂部が山形状に封止される。こうして、製品とし
ての内容物入り容器3が形成される。この内容物入り容
器3は、その後、容器排出装置によって搬送手段から取
り外され、充填包装装置の外部に排出される。
上記の容器排出装置として、従来、第10図に簡略化し
て示すものが知られている。この装置は、内容物入り容
器3を搬送する容器搬送チェーン4から少し離れて配設
された回転軸5と、その回転軸5と一体になって回転す
る容器吸着手段6とを有している。容器吸着手段6には
、エア吸引によって物体、実施例の場合は容器3を吸引
できる複数の吸盤7が設けられている。これらの吸盤7
に接続される空気吸引用のホースは便宜的に図示するの
を省略しである。
上記従来の容器排出装置によって容器3を排出、すなわ
ち搬送チェーン4から取り外す際には1回転軸5、従っ
てそれと一体である容器吸着手段6を矢印A方向へ軸回
転させて、搬送チェーン4に支持されている容器3に吸
盤7を接触させ、エアによって吸引する0次いで、回転
軸5および容器吸着手段6を反対方向(矢印B方向)へ
復動回転させる。これにより、内容物入り容器3は、吸
盤7に吸着した状態で搬送チェーン4から取り外される
[発明が解決しようとする課題] ところで、最近では、容器3の内部に内容物を注入する
際に、それと共に細菌が封入されてしまうのを防止しよ
うとする技術がいくつか提案されている。
その一つとして、搬送チェーン4を含む充填包装装置の
全体を無菌チャンバで密閉し、その無菌チャンバ内を無
菌に保持することにより、無菌状態の下で上述した内容
物の注入処理、容器頂部の折込みおよび封止などを行う
ようにした装置が開発されている。このように無菌チャ
ンバを用いた充填包装装置においては、第10図におい
て、容器排出装置の回転軸5と容器3との間に無菌チャ
ンバ壁が介在することになって、その結果、容器吸着手
段6と容器3との間の間隔が大きく開くことになる。も
ちろん、無菌チャンバのうち、容器吸着手段6によって
容器3を取り出す位置に対応する場所には、容器3を取
り出すための開口が開けられている。
この無菌チャンバを用いた充填包装装置に、第10図に
示したような、単に回転移動するだけの容器吸着手段6
を備えた容器排出装置を設置したとすると、容器吸着手
段6と容器3との間の間隔が広い分だけ、その容器吸着
手段6の回動半径が大きくなり、それ故、内容物が入っ
て重くなっている容器3を搬送チェーン4から取り外す
際に。
非常に大きな遠心力が生じる。従って、容器吸着手段6
の吸着能力をかなり大きく設定しておかなければならな
いという問題がある。
また、容器吸着手段6の回動半径が大きいということは
、その分だけ大きな空間を予め準備しておかなければな
らないという問題もある。もちろん、無菌チャンバに設
ける容器取り出し用の開口も大きく開けておく必要があ
る。この場合には。
その大きな開口を介して外部の細菌が無菌チャンバ内へ
侵入する可能性が高くなるという問題が発生する。
本発明は、従来の容器排出装置における上述した問題点
に鑑みてなされたものであって、無菌チャンバを使用す
ることによって容器吸着手段と容器との間が大きく離れ
る場合であっても、それほど大きな吸着能力を必要とせ
ず、容器移動のために余分な空間を必要とせず、さらに
無菌チャンバに設ける容器取り出し用の開口も小さくて
済ませることのできる容器排出装置を提供することを目
的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、本発明に係る容器排出装置
は、内容物入り容器(3)の外周側面に吸着する吸着手
段(支持軸45、移動板47、吸盤48a〜48c)と
、その吸着手段を無菌チャンバ(10)の内側位置と外
側位置との間で往復直線移動させる直線搬送手段(エア
シリンダ29)と、無菌チャンバの外側位置において、
上記吸着手段を回転移動させる回転搬送手段(第1アー
ム41、回転軸4(l 第2アーム42、カムフォロワ
44、カム溝32)とを有することを特徴としている。
[作用コ 無菌チャンバ内にあって無菌チャンバの外側へ排出され
ようとしている内容物入り容器は、まず、直線搬送手段
によって直線的に搬送される吸着手段により、直線的に
無菌チャンバの内側から外側へ取り出される。その後、
あるいはその直線移動の最中に、回転搬送手段の働きに
より、吸着手段およびそれに吸着されている内容物入り
容器が所望する向きまで回転移動され、それ以降の工程
例えば口栓取付は工程などに備えられる。
無菌チャンバの内側から外側への容器の移動は上記の通
り、直線的に行われる。従って、無菌チャンバに設ける
容器取り出し用の開口は容器の幅よりもわずかに広い程
度の大きさで足り、従来のように広く設定する必要はな
い。
容器の向きを変更するための吸着手段の回転移動は、容
器を無菌チャンバの外側に直線的に移動させて取り出し
た後に、行うことにした。無菌チャンバの外側に回転中
心を置いて吸着手段およびそれに吸着された容器を回転
移動させるのではないので、容器の回動半径を小さくす
ることができ、それ故、重量の大きい内容物入り容器を
回動させることによって発生する遠心力を、非常に小さ
く抑えることができる。このことは、吸着手段による容
器の吸着能力をあまり大きく設定しなくても、吸着手段
によって確実に容器を保持できるということを意味して
いる。
[実施例コ 本発明に係る容器排出装置を説明するのに先立って、ま
ず、その容器排出装置が付設される無菌充填包装装置を
簡単に説明する。
第11図は、その無菌充填包装装置の一例の全体を示し
ている。この無菌充填包装装置は、大きく分けてスリー
ブ殺菌部8と、充填包装部9とによって構成されている
。スリーブ殺菌部8および充填包装部9は、いずれもス
テンレスの板材などによって形成された無菌チャンバ1
0および11によってその全体が覆われており、その内
部は無菌あるいは滅菌状態(以下、単に無菌状態という
)に保持されている。
無菌チャンバ10.11内を無菌状態に保持する方法と
しては種々の方法が考えられるが、例えば、無菌チャン
バ10.11内の各所に殺菌液噴霧ノズル(図示せず)
を配設しておき、それらのノズルを介して無菌チャンバ
10.11内全域にむらなく殺菌液を噴霧し1次いでブ
ロワ(図示せず)などによって無菌チャンバ10.11
内に高温乾燥空気を流すことによってその内部をtIi
燥させる。その後、無菌エアを無菌チャンバ10,11
に流し、その空気流によって各チャンバの内部を陽圧、
すなわち外気圧よりも高い状態に保持する。この陽圧状
態を維持することにより、無菌チャンバ10.11内に
細菌が侵入するのを防止して、各チャンバの内部を無菌
状態に保持する。
スリーブ殺菌部8は、スリーブ材1の外面および内部を
殺菌処理するための部分である。この殺菌処理を行うた
めの具体的な方法は既に公知であるので詳しい説明は省
略するが、例えば過酸化水素水などといった殺菌液が収
納された殺菌タンク(図示せず)内にスリーブ材1の全
体を浸し、次いで、高温乾燥空気を吹き付けて乾燥処理
を施すなどどいつた殺菌処理を採用することができる。
こうして殺菌処理を施されたスリーブ材1は、充填包装
部9の先頭工程に設置された8本のマンドレル12のう
ちの1本の外周に押し込まれ、その外周にはめ込まれる
各マンドレル12は、センターブロック12aを中心と
して矢印B方向へ間欠的に回転する。この間欠回転の間
、1本のマンドレル12にはめ込まれたスリーブ材1の
外側開放端Pが、順次、第1ヒータ13および第2ヒー
タ14によって加熱されて粘着性を付与され、そして、
ボトム折込み装置15によって開放端Pを折り込み、さ
らに、その折り込まれた部分をボトムプレス装置16に
よって押し付ける。この押し付は処理の際、上記のよう
にスリーブ材1の開放端部分Pに付与された粘着性によ
り、スリーブ材同士が接着されて、第8図に示すような
底部形成容82が形成される。
こうして形成された容器2は、マンドレル12が鉛直下
方へ向く位置まで回転移動して停止した時に、容器取出
し装置(図示せず)によって、そのマンドレル12の下
方へ引き抜かれる。
無菌チャンバ10の内部であってマンドレル12の下方
位置には、容器搬送チェーン17が張設されている。こ
の搬送チェーン17は矢印り方向へ周回動するようにな
っており、さらにその搬送チェーン17の外側面には、
多数の搬送片18が等間隔に取り付けられている。
マンドレル12から引き抜かれた底部形成容器2は、底
部Q(第8図)を下向きにして、順次、2つの搬送片1
8の間に降ろされ、搬送チェーン17の周回動に応じ、
搬送片18によって押されながら間欠的に矢印り方向へ
直線的に搬送されるにうして搬送される容器2は、一対
の三角状プレス片19を備えた第1トツプブレーカ20
によって、その頂部R(第8図)が−次偏析りされる。
頂部が一次偏析りされた容器2には、次いで、第1充填
ノズル21aおよび@2充填ノズル21bを介して、液
体タンク22内の内容物、例えば酒が注入される。
内容物が注入された容器2は、その後、一対の三角状プ
レス片23を備えた第2トツプブレーカ24によって二
次偏析りを施され、その後、ヒータ25によって、その
二次偏析りされた頂部が加熱される。この加熱により、
容器頂部に粘着性が付与される。加熱処理後の容器2は
、トッププレス装置26によって折り込みおよび加圧処
理を受け、その結果、第9図に示すような製品としての
内容物入り容器3が作製される。この製品容器3は、予
め無菌チャンバ10の左端部に設けられた容器取出し用
開口25を介して無菌チャンバ1゜の外側へ取り出され
る。
なお、上記実施例では、液体タンク22を除いて上述し
た他の全ての機器が無菌チャンバ10内に格納されてい
る。
便宜上、第11図には示されていないが、容器取出し用
開口25のまわりには、第1図に示すように、製品容器
3を無菌チャンバ1oの外側へ取り出すための容器排出
装置26および無菌チャンバ10内を殺菌する際に容器
取出し用開口25を!!蔽するために使用するドア27
が設けられている。ドア27の働きについては後で詳し
く説明することにして、まず、容器排出装置26につい
てその構成および作用を第2図〜第6図を参照しながら
詳しく説明する。
策2図は、第1図における矢視■に従って天板28を上
方から見た様子を示している。第3図は、第1図におけ
る矢視■に従って無菌チャンバ10の一部および容器排
出装置26を示している。そして、第4図は第1図にお
ける矢視■に従って無菌チャンバ10の一部および容器
排出装置26を示している。
この容器排出装置26は、無菌チャンバ10に対して位
置不動に配設された、剛性の高い天板28を備えており
、その天板28の下面には、allS2図、第3図およ
び第4図に示すように、エアシリンダ29、カム30、
そして4つのブラケット31がそれぞれ固定して設けら
れている。カム3゜には、第2図に示すような形状のカ
ムWII32が設けられている。また、上記4つのブラ
ケット31により、互いに平行な2本のガイドロッド3
3が。
軸方向移動および軸回転しないように支持されている。
上記エアシリンダ29は、エアの供給および排出を制御
することにより、移動子34を矢印E−E一方向、すな
わち無菌チャンバ1oの側壁に対して直角方向に往復直
線移動させる。
第5図は、第2図に示す状態から天板28を取り除いた
状態を示している。この図かられかるように、2本のガ
イドロッド33の間には、それらのガイドロッドに支持
されて矢印E−E一方向へ滑り移動自在なスライダ35
が配設されている。
第3図、第4図および第5図かられかるように、上記ス
ライダ35は、ボルト36によってシリンダ移動子34
の下面に固定されている。従ってスライダ35は、エア
シリンダ29によって駆動されて矢印E−E’方向へ平
行移動する。第5図において、シリンダ移動子34より
も下側のスライダ35上に、ボルト37によって、ブラ
ケット38が固定されている。このブラケット38の先
端(第3図および第5図の右端)には、垂直方向に延び
る円筒状のブツシュ39が固定されており、そのブツシ
ュ39に1回転自在にしかし軸方向移動できないように
円柱状の回転軸40が嵌め込まれている。
エアシリンダ29によってスライダ35がE−E一方向
へ平行移動する場合、ブツシュ39はそれに応じて直線
移動する。第5図および第2図に示した鎖線Fは、その
ように直線移動するブツシュ39の移動軌跡を示してい
る。
′M3図において、回転軸40の下端に第1アーム41
が、そしてその上端に912アーム42が設けられてい
る。これらの両アーム41,42はそらぞれ同じ方向(
第3図の左方向)に向かって回転軸4oから突出してい
る。第1アーム41の下面には容器吸着装置43が固定
され、そして第2アーム42の上面にはカムフォロワ4
4が回転自在に設けられている。カムフォロワ44は、
天板28の下面に設けられている上記のカム溝32に嵌
合している。
カム溝32は、第2図および第5図に示すように、ブツ
シュ39の直線移動軌跡Fから徐々に離れるように傾斜
が付けられている。従って、エアシリンダ29に駆動さ
れてブツシュ39が軌跡Fに沿って直線移動する場合、
カム溝32内のカムフォロワ44は、第5図に示すよう
に、ブツシュ軌跡Fから徐々に離れる軌跡Gに沿って移
動する。
その結果、ブツシュ39が第5図のE方向(左方向)へ
移動する場合、カムフォロワ44を支持する第2アーム
42は、ブツシュ39を中心として第5図において反時
計方向に回動する。一方、ブツシュ39がE一方向(右
方向)へ移動する場合。
第2アーム42は反対に正時計方向に回動する。
つまり、ブツシュ39内の回転軸40は、ブツシュ39
がE方向へ直線移動するときには反時計回転し、ブツシ
ュ39がE一方向へ直線移動するときには正時計方向へ
回転する。
第3図において、回転軸40と一体な第1アーム41の
下面に固定された容器吸着装置!43は、第1アーム4
1の下面に固定されて垂下する角柱状の支持軸45と、
その支持軸45の左側面に固定されたエアシリンダ46
とを有している。エアシリンダ46から突出するシリン
ダロッド46aの先端には、支持軸45と平行に配置さ
れた移動板47が固定されている。
移動板47には、上下方向にわたって3つのゴム製吸着
盤48 a、 48 b、 48 cが取り付けられて
いる。また、移動板47に固定されていて吸盤48 a
、 48 b、 48 cの反対方向(図の左方向)に
延びるガイドロッド49a、49bが支持軸45を貫通
してエアシリンダ46と平行に延びている。
上部吸盤48aは専用のエア吸引管(図示せず)に接続
されていて、そのエア吸引管を介してエア吸引が行われ
る。中央吸盤48bおよび下部吸盤48cは、別のエア
吸引管(図示せず)に接続されていて、そのエア吸引管
を介してエア吸引が行われる。また、中央吸盤48bと
下部吸盤48cとの間にはエア遮蔽ツマミ50が設けら
れており、このツマミ5oを回すことにより、下部吸5
148Cから中央吸盤48bに至るエア通路を遮蔽でき
るようになっている。
上記の両エア吸引管には、それぞれ電磁弁(図示せず)
が設けられている。よって、それらの電磁弁を適宜に切
り替えることにより、そしてさらに上記のエア遮蔽ツマ
ミ50を適宜に切り替えることにより、全ての吸盤48
a〜48cを介してエア吸引することもできるし、ある
いはそれらの吸盤のうちから任意の1つあるいは2つを
選び、その選ばれた吸盤を介してエア吸引することもで
きる。
第3図に示す状態は、エアシリンダ46のシリンダロッ
ド46aが最も吸引された場合に相当し、移動板47は
無菌チャンバ10の外側にある。エアシリンダ46を作
動させてシリンダロッド46aを図の右方へ突出させれ
ば、移動板47およびそれに支持された各吸盤48a〜
48cを容器取出し用開口25を介して無菌チャンバl
o内へ導き入れることができる。
以下、上記構成より成る容器排出装置26の作用につい
て説明する。
第11図において、内容物が充填された製品としての容
器3が、無菌チャンバ10内におpzで、搬送チェーン
17によって容器取出し用開口25に対応する位置まで
搬送されることは既に説明した。
第3図は、その容器3が開口25に対応する位置に到達
した状態を示している0図示の状態においては、既に、
ブツシュ39がエアシリンダ29によって最も無菌チャ
ンバ10に近づく位置(以下、容器取出し位置というこ
とにする)まで移動されている。この状態において、支
持軸45に支持されたエアシリンダ46が作動して移動
板47が図の右方へ延び移動し、その移動板47に支持
された吸盤48a〜48cが開口25を介して無菌チャ
ンバ10の内部へ入り込み、そして容器3の側面壁に接
触して押し付けられる。各吸盤488〜48cはエア吸
引動作を行っており、従ってこれらの吸盤に容器3が吸
着される。
各吸盤48a〜48cに容器3が吸着されると。
吸着盤用エアシリンダ46が復動を開始して、吸盤48
a〜48C1従ってそれらに吸着された容器3が搬送チ
ェーン17から取り外されて開口25付近まで持ち出さ
れる。この動作の後、あるいはこの動作の最中に、ブツ
シュ駆動用エアシリンダ29が復動を開始し、ブツシュ
39、従って第1アーム41を介してそれに支持されて
いる支持軸45がE方向、すなわち無菌チャンバ10か
ら離れる方向へ移動する。この場合ブツシュ39は、第
2図および第5図に示した直線軌跡Fに沿って直線移動
する。
既に説明したように、ブツシュ39が直線移動する間、
カムフォロワ44は′M5図に示すようにカム溝32に
よって軌跡Gのように、上記ブツシュ39の直線軌跡F
から離れるように移動する。
従って、第2アーム42を介してカムフォロワ44と一
体である回転軸4oは、ブツシュ39が直線移動する間
、第5図の反時計方向へ回転する。
回転軸40が回転するということは、第3図において、
第1アーム41を介してその回転軸40と一体である支
持軸45も同じ方向へ回転するということである。その
結果、吸盤48a〜48cに吸着された容器3は、第6
図に示すような軌跡をたどりながら無菌チャンバ10の
開口25を介してそのチャンバ10の外側へ取り出され
る。
以上のように、本実施例に係る容器排出装置43によれ
ば、従来(第10図)のように吸盤を単に回転移動させ
ることだけによって容器3を取り出すのではなく、まず
吸盤48a〜48cを直線移動させることによって容器
3を無菌チャンバ10の外側へ取り出し、その直線移動
の最中に吸盤48a〜48cを回転させることによって
取り出した容!)3の向きを希望する方向へ変換してい
る。
その結果、無菌チャンバ10に設ける容器取出し用開口
25を容器3よりもわずかに広い程度の、非常に小さい
大きさにすることができる。また、内容物が注入されて
重くなっている容器3の回転移動半径が小さくなるので
、その容器3に作用する遠心荷重が小さくなり、それ故
、吸盤48a〜48cによる吸引力をそれほど大きく設
定する必要もなくなる。
25の5゜ 第11図において、容器2(3)に対する充填包装処理
を開始する前に、無菌チャンバ10および11の内部を
無菌状態にセットしなければならないということは既に
説明した通りである。この場合、容器取出し用開口25
が開放されたままの状態であると、その無菌化処理の妨
げとなるので好ましくない。そこで、本実施例において
は、以下に説明するような開口遮蔽措置を施すようにし
である。
まず、第1図において、エアシリンダ51によってドア
27をに方向へ移動させ、開口25をドア27で覆う、
第4図は、ドア27によって開口25を覆った状態を示
している。
ドア27には、第1図に示すように、ゴムなどの弾性体
によって形成された3つの受は部材52が設けられてい
る。一方、吸盤48a〜48cを支持するための支持軸
45には、第3図および第4図に示すように、3つの押
圧部材53が予め設けられている。
第3図および第4図に示すように、ブツシュ39がエア
シリンダ29によって容器取出し位置まで移動させられ
たとき、上記の押圧部材53は、容器取出し用開口25
を覆っている状態のドア27上の受は部材52に当接し
、さらにこれらを第3図の右方へ押し付ける。これによ
りドア27の裏面(第3図の右側側面)が、開口25の
周縁に予め取り付けられているゴム製のバッキング54
に押し付けられて、開口25が完全に密閉される。
こうして無菌チャンバ10が外部から完全に遮蔽され、
無菌チャンバ10の初期無菌化が支障なく行われる。無
菌チャンバ10内が、−旦、無菌状態にセットされた後
は、ブロワなどの送風手段によってチャンバ内にエアを
強制的に流すことによりそのチャンバ内を陽圧に保つの
で、容器取出し用開口25を開放しておいても、チャン
バ内部に細菌が侵入することはない。
このように、本実施例においては、容器排出装置26の
支持軸45を利用して、ドア27による容器取出し用開
口25の遮蔽能力を向上させている。
以上、好ましい実施例をあげて本発明を説明したが、本
発明はこの実施例に限定されることはない。
例えば、上記実施例では、カム溝32、カムフォロワ4
4、第2アーム42、回転軸40、そして第1アーム4
1を用いて、支持軸45に支持された吸g148a〜4
8cを直線移動させながら同時に回転移動させている。
しかしながら、これら吸盤の直線移動および回転移動を
別個独立に実行するように構成しても一向に差し支えな
い。
上記実施例では、3個の吸盤48 a、 48 b。
48cを用いた。これは、第3図に示すように、容器3
の大きさとして大サイズ3a、 中サイズ3b、そして
小サイズ3cの3種類が適用される場合を考慮したため
である。従って、吸盤の数は、適用される容器サイズに
合わせて適宜に選定することができる。
[発明の効果] 本発明によれば、吸着手段(支持軸45、移動板47、
吸盤48a〜48b)を直線往復移動させる直線搬送手
段(エアシリンダ29)を設けたので、無菌チャンバ(
10)を設置することにより、上記吸着手段と内容物入
り容器(3)との間の間隔が大きくなる場合にも、その
容器を確実に無菌チャンバの外側へ取り出すことが可能
となった。
すなわち、取り出した容器(3)の方向を希望する方向
へ変更するために吸盤を回転移動させる場合、その回転
移動半径を小さくすることができるので、吸盤に加わる
遠心荷重を小さく抑えることができる。これにより、吸
盤からの容器の落下を防止できる。
また、容器が無菌チャンバを通過する間、その容器は直
線移動するようになっているので、無菌チャンバに設け
ておく容器取出し用開口(25)の大きさを必要以上に
大きく設定する必要がなくなった。これにより、該開′
口を介して無菌チャンバ内へ細菌が入り込む確率を低減
することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る容器排出装置の一実施例を示す斜
視図、策2図は第1図における矢視■に従った平面図、
第3図は第1図における矢視■に従って上記容器排出装
置を示す側面図、第4図は第1図における矢視■に従っ
て上記容器排出装置を示す正面図、第5図はその容器排
出装置の要部を示す平面図、第6図はその容器排出装置
によって容器を排出する場合の容器の排出軌跡を示す図
、117図および第8図は容器の成形過程を示す斜視図
、第9図は製品としての内容物入り容器を示す斜視図、
第10図は従来の容器排出装置の一例を示す斜視図、1
111図は本発明に係る容器排出装置が用いられる無菌
充填包装装置の一例を示す斜′視図である。 1・・・スリーブ材、2・・・底部形成容器、3・・・
内容物入り容器、9・・・充填包装部、10.11−無
菌チャンバ、26・−・容器排出装置、29・・−エア
シリンダ、30・・・カム、32−・・カム溝、34・
・・エアシリンダ移動子、35・−・スライダ、38−
、。 ブラケット、40・・・回転軸、41−・−第1アーム
、42・・・第2アーム、43−・容器吸着装置、44
・・・カムフォロワ、45・・・支持軸、47・・・吸
盤移動板、48a〜48cm・・吸盤 第4図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内部が無菌状態に保持された無菌チャンバ内にお
    いて、容器開口を介して容器内に内容物を注入し、その
    後、容器開口を封止する無菌充填包装装置に用いられる
    容器排出装置であつて、容器開口が封止された状態の内
    容物入り容器を無菌チャンバの外部へ取り出す容器排出
    装置において、 内容物入り容器の外周側面に吸着する吸着手段と、 その吸着手段を、無菌チャンバの内側位置と外側位置と
    の間で往復直線移動させる直線搬送手段と、 無菌チャンバの外側位置において、上記吸着手段を回転
    移動させる回転搬送手段と を有することを特徴とする容器排出装置。
  2. (2)上記の回転搬送手段は、 上記直線搬送手段によつて直線移動させられると共に、
    その直線移動方向に対して直交する軸線を中心として回
    転自在な回転軸と、 その回転軸と一体に設けられていて上記吸着手段が固定
    された第1アームと、 上記第1アームと一体に設けられていてカムフォロワが
    設けられた第2アームと、 上記カムフォロワが嵌合するカム溝と を有しており、 上記カム溝は、無菌チャンバから離れるに従って上記回
    転軸の直線移動軌跡から離れる方向へ傾斜していること
    を特徴とする請求項1記載の容器排出装置。
JP33261990A 1990-11-29 1990-11-29 無菌充填包装装置の容器排出装置 Pending JPH04201826A (ja)

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