JPH0612140U - 自動車用ドアの水抜き構造 - Google Patents
自動車用ドアの水抜き構造Info
- Publication number
- JPH0612140U JPH0612140U JP8745491U JP8745491U JPH0612140U JP H0612140 U JPH0612140 U JP H0612140U JP 8745491 U JP8745491 U JP 8745491U JP 8745491 U JP8745491 U JP 8745491U JP H0612140 U JPH0612140 U JP H0612140U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- door
- inner panel
- holes
- water drainage
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- Pending
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 66
- 239000000428 dust Substances 0.000 abstract description 7
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000009931 harmful effect Effects 0.000 description 1
- 238000009957 hemming Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Seal Device For Vehicle (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車用ドアの下端部に設けた水抜孔からド
ア内に侵入する、泥水、塵埃、すきま風、あるいは外音
等を低減してなる自動車用ドアの水抜き構造を得るにあ
る。 【構成】 自動車用ドア1のインナパネル2とアウタパ
ネル3との間に空間部5が形成されるようにインナパネ
ル2の下端部により底部2aが形成され、その底部2a
の最下部に複数個の水抜孔6が所定間隔毎に設けられて
いる自動車用ドアの水抜き構造において、上記水抜孔6
が穿設されたインナパネル2の底部2aに、中空状に成
形されたウェザーストリップ10が固着され、このウェ
ザーストリップ10の上面でインナパネル2の底部2a
に接する固着面には、水抜孔6に対応した複数個の水流
入孔10aが穿設され、ウェザーストリップ10の下面
でドア1の稜線に沿った外側面には水流入孔10aの中
間に位置するように位相をずらした複数個の水流出孔1
0bが穿設されている。
ア内に侵入する、泥水、塵埃、すきま風、あるいは外音
等を低減してなる自動車用ドアの水抜き構造を得るにあ
る。 【構成】 自動車用ドア1のインナパネル2とアウタパ
ネル3との間に空間部5が形成されるようにインナパネ
ル2の下端部により底部2aが形成され、その底部2a
の最下部に複数個の水抜孔6が所定間隔毎に設けられて
いる自動車用ドアの水抜き構造において、上記水抜孔6
が穿設されたインナパネル2の底部2aに、中空状に成
形されたウェザーストリップ10が固着され、このウェ
ザーストリップ10の上面でインナパネル2の底部2a
に接する固着面には、水抜孔6に対応した複数個の水流
入孔10aが穿設され、ウェザーストリップ10の下面
でドア1の稜線に沿った外側面には水流入孔10aの中
間に位置するように位相をずらした複数個の水流出孔1
0bが穿設されている。
Description
【0001】
本考案は、自動車用ドアの下端部に設けた水抜孔から、泥水、塵埃、すきま風 、あるいは外音等がドア内に侵入するのを低減してなる自動車用ドアの水抜き構 造に関する。
【0002】
従来、この種自動車用ドアは、例えば実開昭60−136218号公報に示す ような構造が一般的である。以下、従来の自動車用ドアの水抜き構造を図4およ び図5に基づいて説明する。
【0003】 図において、自動車のドア1は、インナパネル2とアウタパネル3との接合縁 をヘミング加工により結合して接合部4が形成され、インナパネル2とアウタパ ネル3との間に空間部5が形成されるようにインナパネル2の下端部により底部 2aが形成されている。そして、ドア1を構成する底部2aの最下部には、複数 個の水抜孔6が所定間隔毎に設けられており、ドア1の空間部5内に入り込んだ 水を外部に排除できるようになっている。 また、車体のドア開口周縁のサイド シル7を構成するインナシル7aとアウタシル7bとを接合した内側の接合周縁 にはウェザーストリップ8が固着されており、ドア1を閉じた時に、ウェザース トリップ8のシールリップ部8aがドア1の底部2aに弾接するようになってい る。
【0004】
しかしながら、上記従来の自動車用ドア構造では、ドア開口周縁のサイドシル 7に固着したウェザーストリップ8により、ドア1を閉じた状態におけるドア1 とサイドシル7との隙間から侵入する雨水、泥水等を車室内にまで入り込まない ようにシールしているが、ドア1の底部2aに設けた水抜孔6は、ウェザースト リップ8よりも外側で直接大気に開口しているために、この水抜孔6から泥水、 塵埃、すきま風、あるいは外音等がドア1の空間部5内に侵入する等の問題があ った。そして、ドア1の空間部5内に入り込んだ雨水、泥水、塵埃、およびすき ま風等がインナパネル2とドアトリムとの隙間から車室内にまで達したり、外音 が不快なこもり音となって車室内に響いたりして、乗員の快適な居住性を損ねる 等の問題があった。
【0005】 本考案の目的は、上記従来の問題点を解決するためになされたもので、自動車 用ドアの下端部に設けた水抜孔からドア内に侵入する、泥水、塵埃、すきま風、 あるいは外音等を低減してなる自動車用ドアの水抜き構造を得るにある。
【0006】
このような目的を達成するために、本考案は、自動車用ドアのインナパネルと アウタパネルとの間に空間部が形成されるようにインナパネルの下端部により底 部が形成され、その底部の最下部に複数個の水抜孔が所定間隔毎に設けられてい る自動車用ドアの水抜き構造において、上記水抜孔が穿設されたインナパネルの 底部に、中空状に成形されたウェザーストリップが固着され、このウェザースト リップの上面でインナパネルの底部に接する固着面には、水抜孔に対応した複数 個の水流入孔が穿設され、ウェザーストリップの下面でドアの下面に沿った外側 面には水流入孔の中間に位置するように位相をずらした複数個の水流出孔が穿設 されていることを特徴とするものである。
【0007】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0008】 図1は、本考案による一実施例を示す要部の断面図であり、図において従来構 造と対応する同一部品には同じ符号を付して説明する。 まず、自動車のドア1は、インナパネル2とアウタパネル3とを結合して接合 部4が形成され、インナパネル2とアウタパネル3との間に空間部5が形成され るようにインナパネル2の下端部により底部2aが形成されている。そして、ド ア1を構成する底部2aの最下部には、複数個の水抜孔6が所定間隔毎に穿設さ れており、ドア1の空間部5内に入り込んだ水を外部に排除できるようになって いる。 また、車体のドア開口周縁のサイドシル7を構成するインナシル7aと アウタシル7bとを接合した内側の接合周縁にはウェザーストリップ8が固着さ れており、ドア1を閉じた時に、ウェザーストリップ8のシールリップ部8aが ドア1の底部2aに弾接するようになっている。
【0009】 上記インナパネル2の底部2aで、複数個の水抜孔6が穿設された長手方向の 下面には、中空状に成形されたウェザーストリップ10がクリップ11または接 着剤等により固着されている。このウェザーストリップ10の上面でインナパネ ル2の底部2aに接する固着面には、図2に示すように、水抜孔6に対応した複 数個の水流入孔10aが所定間隔毎に穿設されており、ウェザーストリップ10 の下面でドア1の下面に沿った外側面には、図3に示すように、水流入孔10a の中間に位置するように位相をずらした複数個の水流出孔10bが穿設されてい る。また、上記インナパネル2の底部2aに穿設した水抜孔6およびウェザース トリップ10の固着面に穿設した水流入孔10aを外れた位置には、それぞれ固 着用のクリップ11が挿入される取付穴2bと10cとが穿設されている。さら に、上記ウェザーストリップ10の下面でドア1のインナパネル2とアウタパネ ル3とを結合した接合部4の下端部が接触する位置には、リップ状の突起10d が設けられており、このリップ状の突起10dをドア1のインナパネル2の底部 2aに固着した時に、ドア1の接合部4に圧着されるようになっている。
【0010】 次いで、上記のように構成された実施例によるドアの水抜き作用を説明する。 まず、ドア1のインナパネル2により形成された底部2aの適所には、中空状 のウェザーストリップ10がクリップ11により固着されている。ここで、上記 インナパネル2の底部2aに穿設した複数個の水抜孔6とウェザーストリップ1 0の固着面に穿設した水流入孔10aとが一致しているために、ドア1の空間部 5内に入り込んだ雨水等は、水抜孔6から水流入孔10aを経てウェザーストリ ップ10内に流れ落ちる。そして、ウェザーストリップ10内に流れ落ちた水滴 等は、水流入孔10aと位相をずらして下面に穿設された水流出孔10bより外 部に排出される。 一方、上記ウェザーストリップ10に穿設した水流入孔10aと水流出孔10 bとは、位相がずれているのでドア1を閉じた状態では、外側に面した水流出孔 10bより雨水、泥水、塵埃、すきま風あるいは外音等がウェザーストリップ1 0内に入り込んでも、直接ドア1内にまで侵入することがなく、従来構造のよう な弊害を解消することができる。
【0011】
以上詳細に説明したように、本考案による自動車用ドアの水抜き構造では、ド アのインナパネルにより形成された底部の適所には、中空状のウェザーストリッ プがクリップにより固着されており、上記インナパネルの底部に穿設した複数個 の水抜孔とウェザーストリップの固着面に穿設した水流入孔とを一致させると共 に、上記ウェザーストリップの下面に穿設した水流出孔は、水流入孔に対して位 相をずらして穿設したので、ドアを閉じた状態では、外側に面した水流出孔より 雨水、泥水、塵埃、すきま風あるいは外音等がウェザーストリップ内に入り込ん でも、直接ドア内にまで侵入することがなく、乗員の快適な居住性を向上するこ とができる。
【図1】本考案による一実施例を示す要部の断面図
【図2】本考案によるウェザーストリップの実施例を示
す上面斜視図
す上面斜視図
【図3】図2に示したウェザーストリップの縦断面図
【図4】自動車用ドアの水抜き構造が適用される車両の
側面図
側面図
【図5】従来の自動車用ドアの水抜き構造を示す要部の
断面図
断面図
1 ドア 2 インナパネル 2a 底部 3 アウタパネル 5 空間部 6 水抜孔 10 ウェザーストリップ 10a 水流入孔 10b 水流出孔
Claims (1)
- 【請求項1】 自動車用ドアのインナパネルとアウタパ
ネルとの間に空間部が形成されるようにインナパネルの
下端部により底部が形成され、その底部の最下部に複数
個の水抜孔が所定間隔毎に設けられている自動車用ドア
の水抜き構造において、上記水抜孔が穿設されたインナ
パネルの底部に、中空状に成形されたウェザーストリッ
プが固着され、このウェザーストリップの上面でインナ
パネルの底部に接する固着面には、水抜孔に対応した複
数個の水流入孔が穿設され、ウェザーストリップの下面
でドアの下面に沿った外側面には水流入孔の中間に位置
するように位相をずらした複数個の水流出孔が穿設され
ていることを特徴とする自動車用ドアの水抜き構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8745491U JPH0612140U (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 自動車用ドアの水抜き構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8745491U JPH0612140U (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 自動車用ドアの水抜き構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0612140U true JPH0612140U (ja) | 1994-02-15 |
Family
ID=13915310
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8745491U Pending JPH0612140U (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 自動車用ドアの水抜き構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0612140U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9884541B2 (en) | 2012-10-23 | 2018-02-06 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicular door structure |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP8745491U patent/JPH0612140U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9884541B2 (en) | 2012-10-23 | 2018-02-06 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicular door structure |
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