JPH061203U - 梱包機におけるプールボックス - Google Patents

梱包機におけるプールボックス

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JPH061203U
JPH061203U JP3967292U JP3967292U JPH061203U JP H061203 U JPH061203 U JP H061203U JP 3967292 U JP3967292 U JP 3967292U JP 3967292 U JP3967292 U JP 3967292U JP H061203 U JPH061203 U JP H061203U
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pool box
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誠一郎 小山
博 古川
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】使用するバンドの幅に応じてプールボックスの
幅を適正に変更可能なプールボックスを提供する。 【構成】バンド入口と梱包機本体に付設したバンド案内
アーチへ供給するバンドのバンド出口を有し、かつ二の
板材の内一方の本体外板44と他方のフロントプレート
63で所定間隔を介して平行に対峙してなるプールボッ
クスを設ける。前記プールボックス内へバンドを供給す
る一対のプールローラで前記プールボックス内に所定量
のバンドをプールする手段を備え、一方の板材44に溝
64a,64b,64c,64dを軸線方向に形成した
段付きピン62を突設する。他方の板材63に、段付き
ピン62を挿通可能な挿孔67を段付きピンに対峙する
位置に設け、挿孔67の上端縁を段付きピンの一の溝6
4a,64b,64c,64d内に嵌脱自在に設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、梱包機本体上のバンド案内アーチ内へ供給するバンドコイルからの バンドを貯溜するプールボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3に示すように、10はいわゆる縦型の全自動梱包機で、公知のバンドの供 給、先端側の把持、供給側の引戻し、引締め、切断及びバンド重合部の接着を行 う諸機構を成すコントロールユニット50を内蔵する略方形の箱状を成す本体1 1と、この本体11の上面に載置した作業テーブル18の中央で長手方向の両端 縁に渡り跨設された下向きコ字状のバンド案内アーチ12と、本体11の長手方 向一側面に設けられ前記バンド案内アーチ12と直交する方向でバンドコイルを 装填可能なバンドリール13を備え、又、本体11の前記バンド案内アーチ12 と同一平面の側面には、バンドリール13に装填されたコイル状のバンドをプー ルボックス21内へ給送するプールフィードユニット20から構成されるプール ユニット30を備えている。
【0003】 プールユニット30 プールユニット30を構成するプールボックス21は図4に示すように、横長 の長方形状を成す板材から成る、フロントプレート43の一面を一方の板材を成 す本体外板44にバンド幅より微かに大きな間隙を介して平行に対峙させ箱状に 形成したもので、このプールボックス21内には少なくとも、一梱包で前記バン ド案内アーチ12に供給されるバンド量より多量のバンドを収容することができ る大きさに形成される。そして、フロントプレート43の上下端には、面に直角 なフランジ片54,54を同方向に屈曲形成し、該フランジ片54,54にそれ ぞれ2ヶ所以上の雌ネジ55,55を適当な間隔を介して設けている。一方、外 板44の上下端にも面に直角なフランジ片48,48を設け、これらのフランジ 片48,48にそれぞれ前記フロントプレート43の上下端のフランジ片54, 54の雌ネジ55,55と同数でかつ同間隔にフランジ片48の幅方向に長い長 孔51,51,51,51を設ける。そして外板44の上下端のフランジ片48 ,48間にフロントプレート43を嵌挿し、フロントプレート43の上下端のフ ランジ片54,54の各雌ネジ55,55,55,55にフランジ片48,48 の各長孔51,51,51,51に挿通したボルト52,52,52,52を締 め付けてフロントプレート43を本体外板44に螺着する。
【0004】 このとき、フロントプレート43の面と外板44との間隙は使用するバンドに 応じてバンド幅より微かに大きく形成する。
【0005】 14はバックプールで、プールボックス21と同様に本体外板44にバンド幅 より微かに大きな間隙を介して対峙する板材39から箱状に形成され、略下半分 をプールボックス21に隣接して内部空間を連通し、プールボックスの一部を成 し、略上半分を前記外板44上のリアープレート46に前記間隙を介して対峙さ せ、後述のテンションアーム15に臨んでバンド出口49が形成されている(図 5)。また、45はドア蓋で、前記板材39の上部側縁に蝶番によりリアープレ ート46の突出片46’に面し、該部の空間を開閉自在に設けられている。すな わち、上記バンド出口49はバックプール14の空間のフロントプレート43上 端縁の延長線上ということになる。
【0006】 プールフィードユニット20 プールボックス21の下方端縁に設けられるプールフィードユニット20は図 5に示すように、図示せざるプールモータで回転駆動される駆動ローラ22と、 該駆動ローラ22に圧接離自在に設けた遊動ローラ23とで構成されている。遊 動ローラ23は偏心軸24に軸承されている。
【0007】 偏心軸24には、所定量のバンドプールの有無を検知する検知手段たる断面L 字状のバランスバー29が擺動自在に軸承され、このバランスバー29が前記プ ールボックス21内へ挿入される。そしてバランスバー29の擺動動作を検知し て所定量のバンドプールの有無の検知信号を発生する図示せざるリミットスイッ チが設けられる。すなわち、プールボックス21内のバンドの張力(腰)と重量 によって前記バランスバー29が下方へ擺動してリミットスイッチを押圧すると 、所定のバンドプール量存在検知信号を発生し、この信号で、前記プールモータ がOFFとなり駆動ローラ22を停止させる。逆に、プールボックス21内のバ ンドが消費され所定のプール量以下となると、バランスバー29が上方へ擺動し てリミットスイッチから離れ、所定のバンドプール量不存在検知信号を発生し、 前記プールモータがONとなり駆動ローラ22を回転駆動させる。
【0008】 尚、26はバンド通過用の溝部を備えたプールシュータである。
【0009】 また、テンションアーム15は、カムの回転によって擺動しバンドの引締めを 行う。このテンションアーム15上部に形成されたバンド案内溝の入口が前記テ ンションアーム15の擺動時バックプール14のバンド出口49の開口縁に臨む ように支持される(図3)。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
従来の梱包機におけるプールボックスにあっては、梱包に使用されているバン ドのバンド幅が被梱包物の種類によって変更される場合、図4において全てのボ ルト52を緩めてフロントプレート43と外板44との間隔を使用するバンドの バンド幅より微かに大きくするためにフロントプレート43を移動調整し、再度 全てのボルト52を締め付けてフロントプレート43外板44に固定する。この ときフロントプレート43と外板44間の間隙の調整を適正に行わないと以下に 示すような問題点が生じる。
【0011】 例えば前記フロントプレート43と外板44間の間隙が適正な間隙より広すぎ ると特に細幅のバンドにあっては、バンドの長手方向の面を上下に重ねた波形状 態が略水平に重畳した形の理想的な状態で貯溜されず、プールボックス内で上下 のバンドが入れちがって捩れ、また折れ曲がりが生じ、このまま長時間経過する とこの捩じれや折れ曲がりが癖になりバンドを梱包機本体上のバンド案内アーチ 内へ給送することができなくなる。
【0012】 また、逆にフロントプレート43と外板44間の間隙が狭すぎると、PPバン ドの製造工程上発生するバンドの曲がり(ポリプロピレンバンドは延伸を含む製 造工程又は紙芯管に巻き取る工程で平面で左右に蛇行を生ずるため、例えば6m m幅バンドで2mで150〜270mmの曲がりが生じる)のために、プールボ ックス内でバンドが斜めになり捩じれが生じてしまい、前述のフロントプレート 43と外板44間の間隙が広すぎる場合と同様の問題点が生じるのである。
【0013】 そこで、フロントプレート43と外板44間を適正な間隙にするために、ボル ト52の位置付近のフロントプレート43のフランジ片54と外板44のフラン ジ片48間のわずかな間隙にスケールを差し込み、このスケールの目盛を見なが ら外板44とフロントプレート43間の距離を位置決めしてボルト52を締め付 け、次いで他のボルト52の位置付近のフロントプレート43と外板44間の距 離を位置決めしてボルト52を締め付けるという煩雑で手間のかかる作業を上下 左右の各ボルト52付近でくり返し行う必要があるという問題点があった。
【0014】 本考案は叙上の問題点を解決するために開発されたもので、使用するバンドの バンド幅に応じてプールボックスの幅を適正にかつ容易に変更可能なプールボッ クスを提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の梱包機におけるプールボックスにおいて は、バンドコイルからバンドが通過するバンド入口と梱包機本体11に付設した バンド案内アーチ12へ供給するバンドのバンド出口49を有しかつ二の板材の 内一方の板材を成す本体外板44と他方の板材を成すフロントプレート63を所 定間隔を介して平行に対峙してなるプールボックス61を設ける。また、前記プ ールボックス61内へバンドコイルのバンドを供給する一対のプールローラ22 ,23を備え、このプールローラ22,23で前記プールボックス61内に所定 量のバンドをプールする手段を備える梱包機におけるプールボックスである。さ らに、前記プールボックス61の二の板材44,63の内一方の板材44の外周 にプールボックス61の他方の板材63を嵌挿可能な複数の溝64a,64b, 64c,64dを軸線方向に適宜間隔を介して形成した複数の段付きピン62, 62,62,62を突設する。さらに、前記プールボックス61の他方の板材6 3に、前記複数の段付きピン62,62,62,62を挿通可能な複数の挿孔6 7,67,67,67を前記各段付きピンに対峙する位置に設け、該各挿孔67 ,67,67,67の上端縁を前記各段付きピン62,62,62,62の一の 溝64a,(64b,64c又は64d)内に嵌脱自在に設けたものである。
【0016】 また、前記段付きピン62の複数の溝64a,64b,64c,64dを無端 環状に形成すると共に、前記板材63の挿孔67の上端縁に、前記段付きピン6 2の各溝64a,64b,64c,64d内に嵌挿可能な半円状の切欠き68を 設けることもできる。
【0017】
【作用】
使用するバンドのバンド幅に応じて他方の板材たるフロントプレート63を一 方の板材たる外板44に平行に移動してプールボックス61の間隙の幅を調整す る際、前記フロントプレート63を持ち上げてフロントプレート63の各挿孔6 7又は切欠き68の上端縁を各段付きピン62,62,62,62の一の溝64 例えば64b,64b,64b,64bから抜脱し、次いでフロントプレート6 3の各挿孔67,67,67,67を各段付きピン62,62,62,62の周 囲を同時に平行移動し、使用するバンド幅に応じた適正な他の溝64例えば64 c,64c,64c又は64cのいずれかへ各挿孔67又は切欠き68の上端縁 を嵌着する。フロントプレート63は外板44に対して使用するバンド幅に応じ た適正な間隙の幅に容易にかつ確実に変更される。
【0018】
【実施例】 以下、本考案の詳細な実施例を図示にもとづき従来の実施例と同様の部分は省 略して説明する。 図1は梱包機本体11のバンド案内アーチ12と同一平面の側面に設けたプー ルユニット60を示すもので、プールボックス61はプールユニット60の一部 を構成するものである。プールユニット60はバンドリール13に装填されたバ ンドコイルのバンドをプールボックス61へ給送するプールフィードユニット2 0及びプールボックス61内の所定量のバンドの有無を検知するバンドプール量 検知手段80で構成されている。
【0019】 プールボックス61 プールボックス61は図1に示すように、横長の長方形を成す他方の板材であ るフロントプレート63の一方の面を、一方の板材たる本体外板44にバンド幅 より微かに大きな間隙を介して平行に対峙させ箱状に形成したもので、このプー ルボックス61内には少なくとも一梱包で前記バンド案内アーチ12に供給され るバンド量より多量のバンドを収容することができる大きさに形成される。
【0020】 62は段付きピンで、図2(B)に示すように、中央にボルト65を挿通可能 な貫通孔を設けた円筒形状をなし、外周に複数の無端環状の溝64a,64b, 64c,64dを軸線方向に適宜間隔を介して設けたもので、四の段付きピン6 2をプールボックス61の長方形の各コーナ付近の外板44に突設し、ボルト6 5及び二のナット66で固定している。段付きピン62の各溝64a,64b, 64c,64dの幅はフロントプレート63の板厚方向を嵌挿可能に設けられて おり、外板44への取付け面から各溝64a,64b,64c,64dまでの距 離La,Lb,Lc,Ldが、梱包機に一般に使用するバンドのバンド幅6mm ,9mm,12mm,15mmに対応して、La=8mm,Lb=11mm,L c=14mm,Ld=17mmで形成している。これらの距離La,Lb,Lc ,Ldが本体外板44とフロントプレート63間の間隙の大きさとなる。
【0021】 なお、前記段付きピン62の各溝64a,64b,64c,64dは必ずしも 無端環状に形成せず、段付きピン62の外周の上端の一部に後述するフロントプ レート63の挿孔67又は切欠き68の上端縁を嵌挿可能に設けることができる 。
【0022】 さらに、複数の溝64は上記の位置寸法や個数に限定されずバンド幅に応じて 所定位置に幾つも形成することができる。
【0023】 フロントプレート63は図1及び図2(B)に示すように、横長の長方形の各 端縁にフランジ片631,631,631,631を屈曲形成しフロントプレー ト63の剛性を増している。さらにフロントプレート63は長方形の各コーナ付 近にすなわち前記外板44に突設した四の段付きピン62,62,62,62に 対応する位置に、図2(A)に示すように、段付きピン62を挿通可能な四の挿 孔67,67,67,67を設け、さらに各挿孔67の上端縁に、前記段付きピ ン62の各溝64a,64b,64c,64d内に嵌挿可能な半円状の切欠き6 8を形成する。
【0024】 なお、前記切欠き68は必須のものではなく、図1のフロントプレート43の 下方の2ヶ所の挿孔67,67に示すように、挿孔67の上端縁を段付きピン6 2の溝64a又は64b,64c,64dに嵌挿することができる。しかし、前 記切欠き68を設けることにより、この切欠き68の全周縁が段付きピン62の 各溝64a,64b,64c,64d内に嵌挿するので、フロントプレート63 を上方に持ち上げないかぎり切欠き68が溝64から容易に抜脱することはなく 安定する。
【0025】 したがって、プールボックス61は使用するバンドのバンド幅に応じた外板4 4とフロントプレート63間の適正な間隙を容易にかつ確実に変更される。例え ば、使用バンド幅を6mmから12mmにする場合、図2(B)において、フロ ントプレート63を間隙La=8mmに位置する実線の位置から間隙Lc=14 mmに位置する2点鎖線の位置へ変更する必要があり、この場合フロントプレー ト63の上端縁のフランジ片631を上方へ持ち上げてフロントプレート63の 各挿孔67又は切欠き68の上端縁を溝64aから抜脱し、各挿孔67,67, 67,67を各段付きピン62,62,62,62の周囲を図2(B)の2点鎖 線へ移動し、フロントプレート63の上部の二の挿孔67の切欠き68の上端縁 及び下部の二の挿孔67の上端縁を各段付きピン62の溝64c,64c,64 c,64c内に嵌着する。したがって外板44とフロントプレート63間の間隙 をスケールで寸法を図ることなく、確実にバンド幅12mmに対して適正な間隙 Lc=14mmを形成することができる。
【0026】 71はバックプールボックスで、プールボックス61と同様に、本体外板44 にバックプールプレート73をバンド幅より微かに大きな間隙を介して対峙し、 前記バックプールプレート73をプールボックス61のフロントプレート63の 長方形の一辺をなす一端縁にヒンジ72,72を介して開閉自在に設けたもので 、プールボックス61に隣接して内部空間を連通し、プールボックスの一部を成 すものである。なお、図1においてバックプールボックス71の間隙の下方は、 外板44に取付けた断面L字状の仕切り板74でバンドが飛び出さないように被 蓋している。なお、仕切り板74とバックプールプレート73の下端縁間に多少 の間隙があってもバンドは飛び出さず問題はない。またバックプールボックス7 1のバックプールプレート73はヒンジ72,72でフロントプレート63に連 結しているためにフロントプレート63を移動してプールボックス61の間隙を 変更するとバックプールプレート73も移動するので、バックプールボックス7 1もプールボックス61と同様のバンド幅に応じた間隙に変更される。
【0027】 プールフィードユニット20 プールフィードユニット20は図1に示すようにバックプールボックス71の 下方に設けられ、基本的には、従来技術で説明したものと同様で、側面に設けた プールシュータ26のバンド入口とプールボックス61内とを連通するバンド通 過路75に、図示せざるプールモータで回転駆動される駆動ローラ22と該駆動 ローラ22に圧接離自在な遊動ローラ23の周面を臨ませたものである。
【0028】 バンドプール量検知手段80 バンドプール量検知手段80は図1において本体外板44に突出した軸82に 、所定量のバンドプールの有無を検知する検知手段たる断面L字状のバランスバ ー81が擺動自在に軸承され、このバランスバー81がプールボックス61の間 隙の下方に被蓋するように配置されている。そして、バランスバー81は図1紙 面上反時計回り方向に常時図示せざるスプリングを介して付勢されており、バラ ンスバー81の下方には所定量のバンドプールの有無を検知する検知信号を発生 する図示せざるリミットスイッチをバランスバー81の擺動動作によって押圧可 能に設けている。
【0029】 かような構成の装置にあって、バンドの装填は、バンドリール13のブレーキ を解除して所望長さのバンドをバンドリール13のバンドコイルから引き出し、 図1においてプールシュータ26のバンド入口よりバンド先端を遊動ローラ23 と駆動ローラ22間を経てバンド通過路75に挿入させ、バックプールボックス 71のバックプールプレート73を開放し、バンド通過路75のバンド出口より プールボックス61とバックプールボックス71間を経てテンションアーム15 へ導き、次いで本体外部へバンドを供給し、引き戻す一対のフィードローラで構 成されるフィードユニット(図3)へ挿通して行う。
【0030】 このバンド装填が終了し、プールボックス61内にはいまだバンドがプールさ れていないため、バランスバー81は図示せざるスプリングによって図1紙面反 時計回り方向に擺動した位置にあり、また遊動ローラ23は常時駆動ローラ22 に摺接した状態にある。
【0031】 モータ電源をONにすると、スプリングの付勢により図示せざるリミットスイ ッチから離れているため、プールモータがONとなり駆動ローラ22が回転する 。これにより、駆動ローラ22に摺接する遊動ローラ23もバンドを介して回転 し、バンドリール13を回転させてプールボックス61内へバンドBが図1の2 点鎖線に示すように給送される。そして、プールボックス61内のバンドが所定 量に達して、その張力(腰)あるいは重量によって検知手段たるバランスバー8 1が図1紙面時計回り方向へ擺動してリミットスイッチに当接する。と同時に所 定のバンドプール量検知信号を発生し、この信号で、プールモータがOFFとな って、プールボックス61内へのバンドの給送を停止する。
【0032】 次いでプールボックス61内にプールされたバンドがバンド案内アーチ12内 へ供給され、プールボックス61内のバンド量が減少すると、バランスバー81 が図1紙面反時計回り方向に回動して、その先端がリミットスイッチから離れ、 この信号でプールモータが再びONとなり、駆動ローラ22と遊動ローラ23が 回動し、プールボックス61内へバンドが給送され、その後所定量のバンドがプ ールされると再びバランスバー81が下方へ押し下げられ、前記と同様にバンド の給送を停止する。
【0033】 かように、バンド案内アーチ12へのバンドの供給によりプールボックス61 内のバンドの減少に応じて上記動作が繰り返され、プールボックス61内のバン ド量は所定量に維持される。
【0034】 尚、バンド案内アーチ12への供給後フィードローラにより引き戻され、テン ションアーム15により引き締められたバンドの供給側は幾分たるんだ状態で本 体11内に設けた前記プールボックスと一体又はこれに隣接するバックプール7 1内にプールされる。
【0035】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような の効果を奏する。
【0036】 (1)プールボックスの二の板材の一方の板材の外周にプールボックスの他方の 板材を嵌挿可能な複数の溝を段付きピンの軸線方向に適宜間隔を介して形成した 複数の段付きピンを突設すると共に、前記プールボックスの他方の板材に、前記 複数の段付きピンを挿通可能な複数の挿孔を前記各段付きピンに対応する位置に 設け、該各挿孔の上端縁を前記各段付きピンの溝内に嵌脱自在に設けたので、使 用するバンドのバンド幅に応じたプールボックスの適正な幅に容易にかつ確実に 変更可能なプールボックスを提供することができた。
【0037】 (2)前記段付きピンの複数の溝を無端環状に形成すると共に、前記板材の挿孔 の上端縁に、前記段付きピンの各溝内に嵌挿可能な半円状の切欠きを設けたので 、プールボックスの板材の挿孔の半円状の切欠きの全周縁が、段付きピンの無端 環状の溝内に嵌合するために前記板材を持ち上げない限り、板材が段付きピンの 溝から容易に抜脱することはなく、使用するバンドのバンド幅に応じたプールボ ックスの適正な幅に確実に設置可能なプールボックスを提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のプールボックスの正面図を示すもので
ある。
【図2】(A)本考案のプールボックスの要部拡大図を
示すものである。 (B)図2(A)の矢視B−B線断面図を示すものであ
る。
【図3】従来の梱包機の全体斜視図を示すものである。
【図4】従来の梱包機におけるプールボックスの分解斜
視図を示すものである。
【図5】従来の梱包機におけるプールユニット全体の斜
視図を示すものである。
【符号の説明】
11 梱包機本体 12 バンド案内アーチ 13 バンドリール 14 バックプール 15 テンションアーム 18 作業テーブル 20 プールフィードユニット 21 プールボックス 22 駆動ローラ 23 遊動ローラ 24 偏心軸 26 プールシュータ 29 バランスバー 30 プールユニット 39 板材 43 フロントプレート 44 外板 45 ドア蓋 46 リアープレート 48 フランジ片 49 バンド出口 50 コントロールユニット 51 長孔 52 ボルト 54 フランジ片 55 雌ネジ 60 プールユニット 61 プールボックス 62 段付きピン 63 フロントプレート 64a,64b,64c,64d 溝 65 ボルト 66 ナット 67 挿孔 68 切欠き 71 バックプールボックス 72 ヒンジ 73 バックプールプレート 74 仕切り板 75 バンド通過路 80 バンドプール量検知手段 81 バランスバー 82 軸 631 フランジ片

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンドコイルからバンドが通過するバン
    ド入口と梱包機本体に付設したバンド案内アーチへ供給
    するバンドのバンド出口を有しかつ二の板材を所定間隔
    を介して平行に対峙してなるプールボックスを設け、該
    プールボックス内へバンドコイルのバンドを供給する一
    対のプールローラを備え、このプールローラで前記プー
    ルボックス内に所定量のバンドをプールする手段を備え
    る梱包機において、 前記プールボックスの二の板材の内一方の板材の外周に
    プールボックスの他方の板材を嵌挿可能な複数の溝を軸
    線方向に適宜間隔を介して形成した複数の段付きピンを
    突設すると共に、前記プールボックスの他方の板材に、
    前記複数の段付きピンを挿通可能な複数の挿孔を前記各
    段付きピンに対峙する位置に設け、該各挿孔の上端縁を
    前記各段付きピンの溝内に嵌脱自在に設けたことを特徴
    とする梱包機におけるプールボックス。
  2. 【請求項2】 前記段付きピンの複数の溝を無端環状に
    形成すると共に、前記板材の挿孔の上端縁に、前記段付
    きピンの各溝内に嵌挿可能な半円状の切欠きを設けた請
    求項1記載の梱包機におけるプールボックス。
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JPS60175004U (ja) * 1984-04-26 1985-11-20 関東精機株式会社 梱包機におけるバンド貯溜装置
JPS6112269U (ja) * 1984-06-28 1986-01-24 カシオ計算機株式会社 積層基板の保持部材
JPH0229588U (ja) * 1988-08-16 1990-02-26
JPH031786U (ja) * 1989-05-30 1991-01-09

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