JP2892261B2 - 梱包機におけるバンド装填方法及びその装置 - Google Patents

梱包機におけるバンド装填方法及びその装置

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JP2892261B2 JP26503193A JP26503193A JP2892261B2 JP 2892261 B2 JP2892261 B2 JP 2892261B2 JP 26503193 A JP26503193 A JP 26503193A JP 26503193 A JP26503193 A JP 26503193A JP 2892261 B2 JP2892261 B2 JP 2892261B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バンドコイルのバンド
を、プールボックス内に開閉自在に形成したバンド案内
路を経てプールローラによりバンド供給機構の正転ロー
ラへ給送し、次いで正転ローラの回転によりバンド案内
アーチ内へ周回させ装填し、且つバンド案内路を開放し
プールボックス内へ設定バンドプール量を供給する梱包
機におけるバンド装填方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバンド装填装置としては、特公昭
59−5494号およびこれを基礎に簡素化しようとし
たものとして実開昭60−92904号があり、後者
は、図13および図14に要部を示すように、バンド挿
入口214aおよびバンド送出口214bを有するプー
ルボックス214と、前記バンド挿入口214aにバン
ドBを送りこむプールローラ215と、前記バンド送出
口214bから、梱包機本体の長手方向に平行に立設さ
れたバンド案内アーチにバンドを送りこみ、前記バンド
案内アーチからバンドBを引き戻し、引き締めるフィー
ドローラ217と、前記プールボックス214の一側面
壁213に基部218aを枢着して先端側218bをプ
ールボックス214の一側面壁213に沿う位置に伏倒
可能且つプールボックス214の背面壁219に沿う位
置に起立可能にし、この起立位置で当該プールボックス
214の背面壁219内面との間にバンド挿入口214
aからバンド送出口214bに至るバンド案内通路21
6を形成するバンド案内板218とを具備したフィード
ローラ217からなるバンド引締装置を備える梱包機の
バンド装填装置がある。
【0003】このバンド装填装置においてバンドを装填
するに際し、プールローラ215の周速をフィードロー
ラ217の周速と同じか又はこれより大きくして、プー
ルローラ215によって供給されるバンドをフィードロ
ーラ217を介して梱包機本体上のバンド案内アーチ内
を周回させ、この時点でハンドルを回してバンド案内板
218を伏倒させ、プールボックス214内にバンドを
プールする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、梱包機のプー
ルローラ215は、極めて大重量のバンドコイルを回転
させてバンドを引き出すため高トルクを必要とし、従っ
て低速となり高速梱包の要求から低トルク高速度で回転
するフィードローラ217よりもかなり周速が小さい。
従って、両ローラの周速を同一とすることは、フィード
ローラ217の周速を落すこととなり、梱包効率を犠牲
にしなければならないので、フィードローラ217は高
速梱包の要求から低トルク高速で、プールローラ215
はバンドコイルのバンドを引出すために低速高トルクで
あることが望ましい。
【0005】したがって、高速低トルクのフィードロー
ラと低速高トルクのプールローラの条件下では以下の2
通りの方法でバンド装填が行なわれていたが、それぞれ
問題点があった。
【0006】(1)予めフィードローラ217の回転を停
止し、バンドコイルのバンドをプールローラ215によ
りバンド案内通路216を経てフィードローラ217ま
で装填し、この時点でハンドルを回してバンド案内板2
18を伏倒させ、プールボックス214内にバンドBを
設定バンドプール量プールする。次いでフィードローラ
217を正転させる正転スイッチを操作してフィードロ
ーラ217を正転させてバンドをバンド案内アーチへ給
送した。
【0007】この方法では、バンドBをプールボックス
214内に設定バンドプール量をプールした後にバンド
案内アーチへ給送するので、作業者が正転スイッチを操
作してフィードローラ217を正転させるという煩わし
さがあり、さらにバンドコイルのバンド先端をプールロ
ーラ215からバンド案内アーチ内を周回させるまでに
時間がかかるという問題点があった。
【0008】(2)予めフィードローラ217を正転させ
ておき、バンドコイルのバンド先端をプールローラ21
5によりバンド案内通路216を経てフィードローラ2
17まで給送すると、バンド先端は既に正転しているフ
ィードローラ217によりバンド案内アーチ内へ給送さ
れる。
【0009】この方法では、フィードローラ217は高
速低トルクでプールローラ215が低速高トルクである
ので、バンドはバンド装填開始の時からフィードローラ
217の回転速度では給送されずプールローラ215の
回転速度で給送されることになり、そのためバンド装填
開始の時からバンド面が高速のフィードローラ217で
擦られながらバンド案内アーチへ給送され、バンドが傷
むという問題点があった。
【0010】本発明は、叙上の問題点を解決するために
開発されたもので、プールローラとバンド供給機構の正
転ローラとの間にバンド案内路を形成した後、プールロ
ーラによりバンドを給送すると、バンド先端が正転ロー
ラに到達した後、前記バンド案内路が開放されて若干の
バンドがプールボックス内へ供給された後、正転ローラ
の回転駆動開始によりバンドが効率よくバンド案内アー
チ内へ給送され、前記プールローラによりさらに給送さ
れるバンドがプールボックス内へ設定プール量だけプー
ルされ、作業者の手間がかからず、バンド装填効率が良
くバンドの傷みが少ないバンド装填方法及びその装置を
提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の梱包機におけるバンド装填方法において
は、バンドをプールボックス32のプールローラ31か
らバンド供給機構の正転ローラ20へ案内するバンド案
内路79をプールボックス32内に形成し、バンドリー
ルに装填したバンドコイルのバンドをプールローラ31
の低速高トルクの回転駆動手段により前記バンド案内路
79を経てバンド供給機構の正転ローラ20へ給送し、
このバンドを正転ローラ20の高速低トルクの回転駆動
手段によりバンド案内アーチ内へ周回した後、前記バン
ド案内路79が開放されバンドをプールボックス32内
に供給し、プールボックス32内のバンド量が設定バン
ドプール量未満であることを検知する設定バンドプール
量検知手段80により前記低速高トルクの回転駆動手段
の動作を制御してプールボックス内のバンドプール量を
制御し、バンド案内アーチ12内のバンド先端を把持
し、バンド供給機構の正転ローラ20を正転タイマ10
3の設定時間T2回転してプールボックス32内のバン
ドをバンド案内アーチ12内へ供給する梱包工程から成
り、主電源回路の閉成により発生する主電源回路閉成信
号が、前記設定バンドプール量検知手段80が設定バン
ドプール量不存在検知信号発生中に発生することにより
バンド供給機構の正転ローラ20によるバンド案内アー
チへのバンド供給を遅延させるタイマ102の設定時間
1経過後、バンド供給を開始し該正転ローラ20を前
記正転タイマ103の設定時間T2に設定倍数Nを積算
した設定時間前記バンド供給を行わせるものである。
【0012】そして、本発明の梱包機におけるバンド装
填装置においては、バンドリールに装填したバンドコイ
ルのバンドが通過するバンド入口と梱包機本体に付設し
たバンド案内アーチ12内へバンドを供給するバンド出
口を有するプールボックス32を設け、該プールボック
ス32内へバンドを供給する一対のプールローラ31を
バンド入口近傍に備え、このプールローラ31を回転す
る低速高トルクの回転駆動手段を設け、バンドコイルの
バンド先端をプールローラ31からバンド供給機構の正
転ローラ20へ案内するバンド案内路79をプールボッ
クス32内に開閉自在に設け、前記低速高トルクの回転
駆動手段の動作を制御してプールボックス内のバンドプ
ール量を制御する設定バンドプール量検知手段80を設
け、さらに、プールボックス32内のバンドをバンド案
内アーチ12内へ供給する正転ローラ20を高速低トル
クで回転する回転駆動手段を備えたバンド供給機構を設
け、該正転ローラ20の回転駆動時間を設定する正転タ
イマを備え、前記設定バンドプール量検知手段80で設
定バンドプール量未満であることを検知して発生した設
定バンドプール量不存在検知信号を制御回路部111内
に供給し、主電源回路の閉成により発生する主電源回路
閉成信号が前記設定バンドプール量不存在検知信号に基
づく駆動制御信号が供給されているときに発生したとき
タイマT3を介してバンド供給機構の回転駆動手段の駆
動動作を制御する信号を駆動回路に出力するよう構成す
る。さらに、前記設定バンドプール量不存在検知信号が
供給されているときの前記主電源回路閉成信号で作動す
るタイマを設け、このタイマ102の設定時間T1経過
後バンド供給機構の作動を開始する。具体的には、バン
ド供給機構を成す正転ローラに正転タッチローラを圧接
するよう正転タッチソレノイド27をOFFとするため
駆動回路114に駆動制御信号送出部から信号を出力す
る。また前記タイマ102の設定時間T1経過後、バン
ド案内アーチにバンドを周回させる正転タイマ103の
設定時間T2に設定倍数Nを積算した設定時間満了によ
り、前記バンド供給機構の正転タッチソレノイド27を
作動させ、正転ローラから正転タッチローラを離間する
よう正転タイマを介して前記駆動回路に信号を出力する
よう設けたものである。
【0013】
【作用】プールボックス32のプールローラ31から正
転ローラ20間のバンド案内路79をプールボックス3
2内に形成した後、バンドコイルのバンド先端を一対の
プールローラ31間へ挿入する。主電源のスイッチをO
Nにすると、この時プールボックス32内にはバンドが
無いため、設定バンドプール量検知手段80は設定バン
ドプール量不存在検知信号を発生するので、この主電源
回路閉成により、プールローラ31が回転駆動を開始
し、バンドはバンド案内路79を経て正転ローラ20を
有するバンド供給機構へ給送される。設定バンドプール
量不存在検知信号発生時の主電源回路閉成により主電源
回路閉成信号が制御回路部111内に供給され、プール
ローラ31の回転開始からバンド供給機構の作動開始を
遅延させるタイマ102の設定時間T1内にバンドコイ
ルのバンドがプールローラ31によりプールボックス3
2内に供給され若干のバンドがプールされる。しかしこ
のバンドプール量は設定バンドプール量には充分ではな
く、設定バンドプール量検知手段80は設定バンドプー
ル量不存在検知信号を発生しつづけている。すなわち、
プールローラ31によりプールボックス32内にバンド
が供給され続ける。前記主電源回路閉成信号により作動
するタイマ102の設定時間T1満了後すなわち、プー
ルローラ31の回転開始からタイマ102の設定時間T
1満了後にバンド供給機構の高速低トルクの正転ローラ
20によるバンド案内アーチへのバンド供給が開始さ
れ、バンド先端と既にプールボックス32内にプールさ
れた若干のバンドは、バンド供給機構により高速でバン
ド案内アーチ12内へ供給される。しかし、その後はプ
ールローラ31の周速が正転ローラ20より低速である
ので、バンド供給機構のバンド給送速度はプールローラ
31の低速に準ずることになる。したがって、もしバン
ド供給機構によるバンド供給時間が、通常運転でバンド
をバンド案内アーチに周回させるための正転タイマ10
3の設定時間T2であると、バンドはバンド案内アーチ
12全周へ供給されないが、前出タイマ102の設定時
間T1満了後正転タイマ103の設定時間T2に設定倍数
Nを積算した時間T3駆動されるので、バンドはバンド
案内アーチ12内全周へ効率よく且つバンド面の傷みを
最小限にして装填される。
【0014】その後、バンドコイルのバンドが引き続き
プールローラ31によりプールボックス32内に供給さ
れ設定バンドプール量に達すると、設定バンドプール量
検知手段80の設定バンドプール量不存在検知信号の出
力が停止することによりプールローラ31の駆動が停止
し、梱包可能な状態となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の詳細を図示の実施例にもとづ
き説明する。
【0016】各種スイッチ及び表示ランプ 図12において、梱包機本体の上面に各種スイッチを備
えた操作パネルを設け、105は起動スイッチで、この
起動スイッチ105を押圧すると梱包工程の作動を開始
せしめる起動信号を発生する。、106は停止スイッチ
で、この停止スイッチ106を押圧すると主電源が開成
する。107は主電源の表示ランプで、図示せざる電源
スイッチであるメインスイッチ101を入れると表示ラ
ンプ107が常時点灯する。
【0017】プールボックス32 32はプールボックスで、図3において梱包機本体7の
バンド案内アーチ12と同一平面の側面に設けたもので
ある。プールボックス32は横長の長方形を成すフロン
トプレート36の一方の面を、外板44にバンド幅より
微かに大きな間隙を介して平行に対峙させ箱状に形成
し、このプールボックス32内には少なくとも一梱包で
バンド案内アーチ12に供給されるバンド量より多量の
バンドを収容できる大きさに形成される。なお、フロン
トプレート36は図3に示すように、横長の長方形の各
端縁にフランジ片を屈曲形成しフロントプレート36の
剛性を増している。
【0018】71はバックプールボックスで、プールボ
ックス32と同様に、外板44にバックプールプレート
73をバンド幅より微かに大きな間隙を介して対峙し、
前記バックプールプレート73をプールボックス32の
フロントプレート36の長方形の一辺をなす端縁にヒン
ジ72,72を介して開閉自在に設け、プールボックス
32と同様のバンド幅に応じた間隙に変更されるもの
で、プールボックス32に隣接して内部空間を連通し、
プールボックスの一部を成すものである。なお、図3に
おいてバックプールボックス71の間隙の下方は、外板
44に取付けた断面L字状の仕切り板74でバンドが飛
び出さないように被蓋している。
【0019】プールローラ31の機構 31はプールローラで、バンドリール8(図13)に装
填されたバンドコイルのバンドをプールボックス32へ
給送するものである。プールローラ31は図3に示すよ
うにバックプールボックス71の下方に設けられ、基本
的には側面に設けたプールシュータ35のバンド入口3
8とプールボックス32内とを連通するバンド通過路7
5に、プールモータ39で回転駆動されるプールフィー
ドローラ33と該プールフィードローラ33に圧接離自
在なプールタッチローラ34の周面を臨ませたものであ
る。
【0020】プールフィードローラ33は、図5に示す
ように、プールボックス32の外板44の外面に固定し
たモータホルダ141に保持された減速機付きプールモ
ータ39の駆動軸に楔着している。
【0021】プールタッチローラ34は、前記プールフ
ィードローラ33の下方に位置して軸142を前記モー
タホルダ141に固定し、軸142の先端に偏心孔14
4を有する円柱状の偏心軸143を回動自在に嵌挿し、
この偏心軸143にプールタッチローラ34をベアリン
グ145を介して軸承されている。前記偏心軸143は
プールタッチローラ34の側面より外方に突出してお
り、この偏心軸143の突出部分に偏心孔144の軸線
方向に直交する方向に貫通孔を設け、該貫通孔内に略L
字状に形成したハンドルレバー146の一端を挿着し、
該ハンドルレバー146の先端を偏心軸143の下方に
突出する。また、ハンドルレバー146は偏心軸143
の貫通孔内で回動可能に設ける。
【0022】また、前記偏心軸143は、図4において
ハンドルレバー146の先端とプールボックス32の外
板44面に突出したフック148間に掛けたプールロー
ラスプリング150を介して図4の紙面上時計回り方向
に常時付勢され、プールタッチローラ34がプールフィ
ードローラ33に常時圧接する方向に付勢される。
【0023】なお、フック148は外板44に設けた細
長い切欠き孔149内を切欠き孔149の長手方向に沿
って移動調整自在に固定しており、前記プールローラス
プリング150の付勢力を調整可能に設け、プールロー
ラスプリング150の付勢力は後述するバンド装填手段
のロッドスプリング134の付勢力より大きくしてい
る。
【0024】さらに、プールタッチローラ34がプール
フィードローラ33から離反する方向に擺動するハンド
ルレバー146の先端の擺動方向前方に断面L字状の板
片からなるワイヤブラケット151を外板44に固定
し、該ワイヤブラケット151の一片にチューブ端受金
具152を固定し、該チューブ端受金具152にワイヤ
チューブ132の後端を固定し、該ワイヤチューブ13
2内に挿通したワイヤ131の後端を前記ハンドルレバ
ー146の先端に固定する。
【0025】図12において、147は切欠き孔で、梱
包機本体の外壁171に略逆J字状に形成され、ハンド
ルレバー146を、プールタッチローラ34がプールフ
ィードローラ33から離反する位置の中間点175か
ら、ガイドプレート78a,78bがバンド案内位置と
なる最上点173、そして、プールタッチローラ34が
プールフィードローラ33に圧接する最下点174に順
次切欠き孔147に沿って、移動することによって、バ
ンド装填を可能としたものである。
【0026】ハンドルレバー146の後端は梱包機本体
の外壁に設けた前記切欠き孔147内を通過して梱包機
本体の外壁の外方に突出しており、前記ハンドルレバー
146の後端はさらに水平方向に折曲がり、その端部に
図12に示すような把手109を装着している。
【0027】したがって、作業者がハンドルレバー14
6を切欠き孔147の中間点175に移動することによ
り、作業者がハンドルレバー146の把手109から手
を離してもハンドルレバー146は前記切欠き孔147
の中間点175に掛止され、プールタッチローラ34が
プールフィードローラ33から離反した状態で保持され
る。
【0028】さらに、図4において前記切欠き孔147
の下方には断面L字状のブラケット154を梱包機本体
の外壁に固定し、該ブラケット154に前記ハンドルレ
バー146の図4紙面上時計回り方向への回動を停止せ
しめるストッパ153を上下方向に移動調整可能に固定
する。ハンドルレバー146が前記切欠き孔147の最
下点174にあるとき、前記ストッパ153の上端に当
接し、偏心軸143が図4紙面上時計回り方向に回動し
てプールタッチローラ34がプールフィードローラ33
に圧接した状態である。
【0029】なお、図5において、155は断面L字状
に形成したプールローラカバーで、プールボックス32
の外板44に固定した断面L字状のブラケット156と
ロッド157の先端にボルトで固定し、プールローラ3
1及びその付近をカバーするものである。
【0030】バンド装填手段 図6において、プールボックス32とバックプールボッ
クス71との間に、図6及び図7に示すように、外板4
4に長方形の切欠き122を設け、該切欠き122の開
口側縁に断面L字状のブラケット123を外板44の裏
面にボルトで固定し、ブラケット123の一片に断面六
角形の棒状を成す2個の支持金具124を介して細長の
板状のヒンジ取付板42を、該ヒンジ取付板42の板面
が外板44の裏面に直角を成すように設け、ヒンジ取付
板42の長手方向の一側縁端面を外板44の表面と同位
置にして前記切欠き122内に臨ませ、ヒンジ取付板4
2の一側縁の両面にヒンジ127a,127bの各一片
を固定する。本実施例においては、前記ヒンジ127
a、127bの回動自在な他片がガイドプレート78
a,78bを形成し、これらのガイドプレート78a,
78bを対峙せしめて(図7の二点鎖線)、それぞれの
長手方向の一側縁間に形成される開口は、バックプール
プレート73の内面で閉鎖され、バンド通過路75の出
口とバンド出口40との間を連通するバンド案内路79
が形成される。
【0031】本明細書において、前記ガイドプレート5
1がプールボックスのバンド入口38からプールシュー
タ35のバンド通過路の出口を経て、プールボックス3
2のバンド出口40との間を連通する位置にあるときを
「バンド案内位置」という。また、前記ガイドプレート
51がバンド案内位置から後退して回動し、該ガイドプ
レート51の内面が前記フロントプレート36の内面と
略同一平面上に位置するときを「バンドプール位置」と
いう。
【0032】さらに、前記ヒンジ取付板42の長手方向
の略中央位置にヒンジ取付板42の両面に、断面方形を
成すガイド体125,125を2個のボルト126,1
26で一体に固定する(図6)。そして、前記ガイドプ
レート78a,78bの長手方向の略中央で対向する位
置に、ガイドプレート78a,78bのそれぞれの外面
に断面方形を成すガイドプレート磁石76a,76bを
設ける。このガイドプレート磁石76a,76bのガイ
ドプレート78a,78bへの取付けは、ガイドプレー
ト78a,78bのバンド案内位置で互いに吸引するよ
うに各磁極を配置している。
【0033】そして、前記ガイド体125,125に
は、図8に示すように、通常のボルトなどの磁性体の材
料でなるストッパ77a,77bを前記ガイド体12
5,125に刻設したメネジ部に螺合して突設し、該ス
トッパ77a,77bの先端にガイドプレート78a,
78bに設けたガイドプレート磁石76a,76bが吸
着したときガイドプレート78a,78bの内面が外板
44の内面と略同一平面上に位置するように、ストッパ
77a,77bを移動調整自在に設ける。
【0034】さらに、前記ガイド体125,125に2
ヵ所の貫通孔を設け、各貫通孔内にロッド129a,1
29bを摺動自在に挿通し、これらのロッド129a,
129bの先端は、それぞれ前記ガイドプレート78
a,78bの内面が外板44の内面と略同一平面上に位
置した状態のガイドプレート78a,78bの外面(図
7の実線の位置)を同時に押圧可能に設け、ロッド12
9a,129bの後端はロッド結合体130に共に固定
して一体として移動するように形成している。
【0035】さらに、図7において、128はワイヤブ
ラケットで、断面L字状に形成された板片で成り、該ワ
イヤブラケット128の一片を一のガイド体125の側
面に固定し、ワイヤブラケット128の他片を前記ロッ
ド結合体130の後方に配置する。さらに、前記ワイヤ
ブラケット128の他片とロッド結合体130の後方側
面との間にロッドスプリング134を設け、該ロッドス
プリング134を介してロッド結合体130は前方側へ
常時付勢されている。すなわち、ロッド結合体130に
一体に形成されているロッド129a,129bは、そ
の先端がガイドプレート78a,78bの壁面を押圧し
且つガイドプレート78a,78bをバンド案内位置に
前進せしめる方向にロッドスプリング134を介して常
時付勢されている。
【0036】また、前記ワイヤブラケット128の他片
にワイヤチューブ132の先端を保持するチューブ端受
金具133を前記ロッドスプリング134の前記付勢方
向後方に位置して固定し、該チューブ端受金具133に
ワイヤチューブ132の先端を装着し、ワイヤチューブ
132内を挿通するワイヤ131の先端を前記ロッド結
合体130に固定する。前記ワイヤチューブ132及び
ワイヤ131の後端は、前述したプールローラ31の機
構に連結し、前記ロッド結合体130はワイヤチューブ
132内を挿通するワイヤ131を介してプールローラ
31の機構内のプールローラスプリング150の付勢力
により前記ロッドスプリング134の付勢方向の反対方
向に引っ張られ、ロッド129a,129bの先端は、
ガイドプレート78a,78bの内面が外壁46の内面
と略同一平面上に位置する状態の二のガイドプレート7
8a,78bの外面の後方に常時待機している(図7の
実線の位置)。
【0037】設定バンドプール量検知手段80 80は設定バンドプール量検知手段で、プールボックス
32内の設定バンドプール量の有無を検知するものであ
る。設定バンドプール量検知手段80は、図3におい
て、外板44に回動自在に軸承された断面L字状のバラ
ンスバー45をプールボックス32の外板44とフロン
トプレート36間の下縁の開口の下方に配置され、バラ
ンスバー45とフロントプレート36の下縁との間に間
隙を有している。
【0038】85はカバーで、フロントプレート36の
下方に位置してプールボックス32の外板44の表面に
ブロックを介してボルトでバランスバー45の外板44
の反対方向の略全体を被蓋するように設けたもので、バ
ランスバー45上へプールされたバンドが外へ飛び出さ
ないようにするものである。
【0039】バランスバー45は、詳しくは図9に示す
ように、外板44の表面に突設した軸46に軸承した短
尺のブロック状の基部451の先端に、長尺の断面L字
状のバランスバー45の一端をネジで固定している。な
お、バランスバー45の幅は、プールボックス32の外
板44とフロントプレート36間の幅より大きく形成さ
れている。
【0040】さらにバランスバー45は、前記基部45
1の先端部に前記軸46の軸線方向と略平行にピン84
を突設し、該ピン84の先端を外板44に設けた係止穴
191内に挿通してプールボックス32の外板44の裏
面へ突出する。
【0041】さらにピン84は、その先端にバランスバ
ースプリング87の一端を連結し、バランスバースプリ
ング87の他端に釣具などで使用されているようなより
戻し193を介して調整ボルト188の一端を連結し、
調整ボルト188の他端を本体11の板材に溶接で固定
したナットに螺合している。
【0042】そしてバランスバー45は前記バランスバ
ースプリング87により常時プールボックス32の内方
へ擺動するように付勢されており、バランスバー45の
ピン84は前記係止穴191の上端縁に当接してバラン
スバー45の擺動動作が規制される。なお、バランスバ
ースプリング87の付勢力は前記調整ボルト188を回
転することにより調整される。
【0043】また、リミットスイッチ48は外板44の
裏面にリミットスイッチブラケット192を介して取付
けられ、リミットスイッチ48のリード片481にピン
84を係止穴191の上端縁に当接した位置で前記バラ
ンスバースプリング87を介して常時押圧するように付
勢されている。なお、リミットスイッチブラケット19
2は該部に設けた二の長孔194,194内にボルト1
95,195で外板44の裏面に上下動可能に螺着さ
れ、このリミットスイッチブラケット192を上下動し
てリミットスイッチ48のリード片481がピン84に
当接する位置を微調整される。
【0044】バンド引戻し機構 図10において、プールボックスのバンド出口からバン
ド溶着機構に至るバンド通過路をなすバンドシュータ
は、リターンシュータ1、テンションシュータ59およ
びフィードシュータ30から成る。
【0045】前記リターンシュータ1内のバンド通過路
41aに臨みバンド引き戻し作用方向へ回転する逆転ロ
ーラ10と、この逆転ローラ10に摺接し従動回転する
逆転タッチローラ13を圧接離自在に設ける。
【0046】逆転ローラ10の駆動軸11はその軸端が
基板5の裏面に突出し、図10に示すように駆動軸11
の軸端に平ベルト用のプーリ12aを楔着し、このプー
リ12aと、既知の右押え81、図示せざるヒータおよ
び、中押え82、左押え83等(図11)を作動せしめ
るカム軸4を駆動するカム軸用減速機44の入力軸に設
けた、プーリ12bに平ベルト14を巻回し、逆転ロー
ラ10は常時回転している。前記入力軸はベルト43を
介して図11右方のモータすなわち正逆転ローラ及びカ
ム軸兼用モータ104(図2)に連結され、前記カム軸
4は、前記入力軸に設けたカム軸用電磁クラッチ、電磁
ブレーキにより回転が制御される。
【0047】前記逆転タッチローラ13は、偏心軸86
に軸承され該軸86の後端には作動杆90の一端をボル
トで固定し、作動杆90の他端を連結片95に連結す
る。そして連結片95の下端に連動杆291の上端を螺
着し、連動杆291の下端に腕杆98の一端を連結し、
該腕杆98の略中央を基板5の下方のブラケット99に
支点97で回動自在に設け、腕杆98の他端を前記ブラ
ケット99に設けたソレノイド87のロッド88先端に
連結する。なお、前記連動杆291の下端はスプリング
94を介して逆転タッチローラ13を逆転ローラ10か
ら常時離反する方向に付勢されている。
【0048】バンド引締め機構 引締ローラ51は金属性ローラの外周にウレタン等の摩
擦抵抗の大きい弾性体53を貼設した大径のローラで、
この引締ローラ51に摺動し従動回転する引締タッチロ
ーラ54を圧接離自在に設ける。
【0049】前記プーリ12bと同軸にカム軸用減速機
44の入力軸に並設した他の引締ローラ用電磁クラッチ
を介してプーリ67bを設け、前記引締ローラ51は引
締用減速機52の駆動軸222の後端に楔着したプーリ
67aとVベルト68を介して前記プーリ67bを連結
して回転駆動される(図11)。
【0050】引締タッチローラ54は、図10に示すよ
うに、基板5に一端を軸66により回動自在に連結した
腕杆57の軸58に取り付けられ、該腕杆57の他端は
ソレノイド55のロッド56先端に連結し、ロッド56
の伸縮により、引締タッチローラ54の外周を引締ロー
ラ51の外周に圧接離自在に構成されている。
【0051】テンションシュータ59は、引締ローラ5
1の外周の一部をバンド通過許容間隙を形成するバンド
通過路41bを設けて形成され、その一端をリターンシ
ュータ1の後端部に、他端を前記引締タッチローラ54
の外周の一部に臨ませ、テンションシュータ59の下端
は前記腕杆57にピン60,60で係合しており、腕杆
57の擺動に連動して上下動する。
【0052】さらにテンションシュータ59は裏面が基
板5の壁面に貼設した補強プレート63の外表面に接し
ており、補強プレート63に突設したガイドピン62が
テンションシュータ59に設けた上下方向に長い長孔6
1内に嵌挿され、ソレノイド55のロッド56の伸縮に
よる腕杆57の擺動に連動して前記ガイドピン62によ
り案内されて上下方向に移動する。腕杆57は通常、図
10の実線で示すようにブラケット65に設けたストッ
パ64の先端に当接して図10紙面下方に位置しており
引締タッチローラ54は引締ローラ51から離反してい
る。このとき、テンションシュータ59と引締ローラ5
1間のバンド通過路41bのバンド出口の上端縁はリタ
ーンシュータ1のバンド通過路41aのバンド入口(バ
ンド供給方向後方の開口:以下同じ)の上端縁より下方
に位置し、供給バンドの先端がバンド通過路41bのバ
ンド出口(バンド供給方向前方の開口:以下同じ)より
バンド通過路41aのバンド入口内に円滑にかつ確実に
送給されるように形成されている。
【0053】また、ソレノイド55が励磁されてロッド
56が腕杆57を図10紙面上方へ擺動して引締タッチ
ローラ54が引締ローラ51に圧接してバンドを引き戻
すとき、テンションシュータ59は腕杆57により上方
に移動し、テンションシュータ59のバンド通過路41
bの一端は図10の二点鎖線に示すようにリターンシュ
ータ1のバンド通過路41aの後端のバンド入口より上
方に移動し、バンド通過路41bのバンド出口はリター
ンシュータ1のバンド通過路41aのバンド入口より大
きくなるように形成している。
【0054】バンド供給機構 図10において、20は正転ローラで駆動軸23で基板
5に軸承され、この正転ローラ20の外周の一部にプー
ルボックスのバンド出口40が臨んでいる。そして正転
ローラ20に摺接し従動回転する正転タッチローラ21
を圧接離自在に設ける。正転ローラ20の駆動軸23は
その軸端が基板5の裏面に突出し、図11に示すよう
に、駆動軸23の軸端に平ベルト用のプーリ12cを楔
着し、このプーリ12cには前述した逆転ローラ10の
プーリ12aに巻回する平ベルト14を巻回しておりプ
ーリ12aと同方向すなわちバンド供給作用方向に回転
駆動される。
【0055】正転タッチローラ21は偏心軸24の先端
に軸承され、該軸24の後端にはL字状の作動杆25中
央の屈曲部付近をボルトで固定し、該作動杆25の一端
をスプリング26で正転タッチローラ21が正転ローラ
20に圧接する方向に回動するように付勢すると共に、
作動杆25の他端をソレノイド27のロッド28先端に
連結する。ソレノイド27を励磁している状態でスプリ
ング26に抗して正転タッチローラ21が正転ローラ2
0から離反しており、励磁を解除するとロッド28は作
動杆25を前記スプリング26の付勢力によって、偏心
軸24を正転タッチローラ21が正転ローラ20に圧接
する方向に回動する。
【0056】また、図10において、41cはバンド通
過路で、正転ローラ20と正転タッチローラ21の間隙
および引締ローラ51と引締タッチローラ54の間隙と
の間を連通するフィードシュータ30で構成されてい
る。このフィードシュータ30は、断面L字状に一体に
形成した湾曲形状の固定ガイドプレート15と、該固定
ガイドプレート15にバンド通過許容間隙を介して対峙
する湾曲形状の可動ガイドプレート16とで構成されて
いる。
【0057】前記固定ガイドプレート15は、その一端
が正転ローラ20の外周の一部に臨み、他端が引締タッ
チローラ54の外周の一部に臨んで、基板5に固定され
ている。
【0058】回路構成 次に、図2のブロック図に基づいて回路構成を説明す
る。
【0059】メインスイッチ101は制御回路部111
に接続され、メインスイッチ101を導通すると、カム
軸及び引締ローラ51、正逆転ローラ10,20の回転
駆動機構を兼用するモータ104とプールフィードロー
ラ22を回転駆動するプールモータ39との主電源回路
を閉成することにより発生する主電源回路閉成信号が制
御回路部111内の制御部113に供給される。
【0060】起動スイッチ105は制御回路部111に
接続されており、起動スイッチ105を導通して発生す
る起動信号が供給される。
【0061】さらに、設定バンドプール量検知手段80
は設定バンドプール量検知手段80のリミットスイッチ
48(図9)が制御部113に接続されており、プール
ボックス32内のバンドプール量が設定バンドプール量
未満のときリミットスイッチ48はONとなり設定バン
ドプール量不存在検知信号を発生し、この設定バンドプ
ール量不存在検知信号は制御部113に供給される。
【0062】また、停止スイッチ106は制御部113
に接続されており、停止スイッチ106のON作動によ
り発生する停止信号が制御部113に供給され、この停
止信号で前記モータ104とプールモータ39などを含
む各機器と電源を導通する主電源回路が開成される。こ
の状態から再び停止スイッチ106のOFF作動により
モータ104とプールモータ39などを含む各機器と電
源を導通する主電源回路を閉成すると、前記メインスイ
ッチ101を導通したときと同様に主電源回路閉成信号
が制御部113に供給される。
【0063】なお制御回路111は、制御部113とタ
イマ102(T1)と駆動制御信号送出部116を有し
ており、制御部113からの信号が入力される表示ラン
プ107が制御部113に接続されている。なお、制御
部113は設定バンドプール量検知手段80の設定バン
ドプール量不存在検知信号が発生中に入力した前記主電
源回路閉成信号に基づいてタイマ102の設定時間T1
経過後、駆動制御信号送出部116を制御して正転タッ
チローラ用のソレノイド27の駆動回路114に駆動制
御信号を出力する。タイマ102は正転タッチローラ2
1を正転ローラ20へ圧接させるタイミングを設定時間
1だけ遅らせるものである。正転タイマ103は、通
常の1梱包工程において正転タッチローラ21を正転ロ
ーラ20へ圧接してバンドをプールボックス32からバ
ンド案内アーチ12へ給送する時間を設定時間T2とす
るものである。
【0064】なお、前記正転タイマ103の設定時間T
2は正転ローラ20の周速で給送されるバンドが各種バ
ンド案内アーチのサイズに応じてバンド案内アーチ12
内を周回しバンド先端がスライドテーブル9下へ到達す
るまでの時間より若干長い時間に設定するものである。
【0065】カム軸用電磁クラッチ117の駆動回路1
18、カム軸用電磁ブレーキ108の駆動回路119、
プールモータ39の駆動回路115、正逆転ローラ・カ
ム軸兼用のモータ104の駆動回路121、正転タッチ
ローラ21のソレノイド27の駆動回路114、逆転タ
ッチローラ13のソレノイド87の駆動回路120がそ
れぞれ駆動制御信号送出部116に接続されており、ま
た引締ローラ51の電磁クラッチの図示せざる駆動回
路、引締タッチローラ54のソレノイド55の図示せざ
る駆動回路が、同様に駆動制御信号送出部116にそれ
ぞれ接続されている。
【0066】カム軸用電磁クラッチ117はモータ10
4の回転力をカム軸に伝達あるいは解除するものであ
り、カム軸用電磁ブレーキ108はカム軸の回転を瞬時
に停止させるものである。
【0067】カム軸が原位置より1回転する間に、バン
ド先端の把持、バンドの引戻し、引締め、バンド供給端
の切断、バンド重合部の溶着、プールボックスからのバ
ンドの供給の1梱包工程が行なわれるが、制御部113
には、前記カム軸と同期回転するリミットカムなどの回
転角度検知手段110からの検知信号を入力して駆動制
御信号送出部116を制御し、各駆動回路へ信号を出力
する。
【0068】上述した構成によれば、設定バンドプール
量検知手段80の設定バンドプール量不存在検知信号が
入力されている状態のときメインスイッチ101をO
N、あるいはメインスイッチONで、停止スイッチ10
6をONからOFFへ作動し主電源を導通するとプール
モータ39は、主電源導通によるプールボックス32内
のバンドプール量が設定バンドプール量未満のときのリ
ミットスイッチ48のONで回転駆動し、また、主電源
導通により発生する主電源回路閉成信号が制御部113
へ入力され、制御部113は駆動制御信号送出部116
を制御し、モータ104が回転開始すると共に、前記主
電源回路閉成信号により作動したタイマ102のタイム
アップ(設定時間T1)後に、正転タッチローラ用のソ
レノイド27の駆動回路114に駆動制御信号を出力
し、この駆動制御信号で駆動回路114はソレノイド2
7の励磁を解除して正転タッチローラ21を正転ローラ
20へ圧接させ、且つ、タイマ102のタイムアップ
(設定時間T1)後、正転タイマ103の設定時間T2
設定倍数Nを積算した設定時間満了で、ソレノイド27
を励磁し、正転タッチローラ21を正転ローラ210か
ら離反させバンド案内アーチ内へのバンド供給を停止す
る。
【0069】なお、前記設定倍数Nは、バンド案内アー
チ12の大きさに応じて効率のよい数値を予め設定する
ものである。
【0070】作用の説明 次に、上記実施例の作用を図1のフローチャートを参照
して説明する。
【0071】工程1 メインスイッチ101をOFF又は停止スイッチ106
をONにした状態で、プールモータ39及び正転ローラ
20を回転駆動する正逆転ローラ及びカム軸兼用モータ
104の主電源回路は開成されている。
【0072】プールボックス32内にはバンドがプール
されておらず、設定バンドプール量検知手段80のリミ
ットスイッチ48の接点は短絡しているが、プールモー
タ39の主電源回路が開成されているのでプールモータ
39は停止している。
【0073】工程2 バンド装填手段によるバンド案内路の形成 今、ハンドルレバー146は切欠き孔の中間点175
(図12)にあり、プールタッチローラ34はプールフ
ィードローラ33から離反している(図4)。
【0074】作業者はバンドコイルから引き出したバン
ド先端をバンド入口38からプールシュータ35のバン
ド通過路を経てプールフィードローラ33とプールタッ
チローラ34の間に挿入する(図4)。
【0075】把手109を把持してハンドルレバー14
6の後端をプールローラスプリング150の付勢力に抗
して上方に引き上げ最上点173のバンド案内位置に移
動すると、偏心軸143は図4紙面上反時計回り方向に
回動し、ハンドルレバー146の先端はロッドスプリン
グ134の付勢力より大きいプールローラスプリング1
50の付勢力を解除するので、ワイヤ131は図7にお
いてロッドスプリング134の付勢力により引っ張ら
れ、ワイヤチューブ132内を移動する。
【0076】すると、ロッドスプリング134はロッド
結合体130と一体のロッド129a,129bを前方
へ押圧し、ロッド129a,129bの先端はガイドプ
レート78a,78bの外面を押圧し、ガイドプレート
78a,78bをバンド案内位置へ前進せしめる(図7
の二点鎖線の位置)。ガイドプレート78a,78bの
バンド案内位置ではガイドプレート磁石66aとガイド
プレート磁石66bは互いに吸引し、バンド案内路79
が形成される。
【0077】その後、作業者が把手109を切欠き孔の
最下点174に移動すると、ハンドルレバー146はプ
ールローラスプリング150の付勢力により図4紙面上
時計回り方向に回動し、ストッパ153の上端に当接し
て停止する。したがって、ハンドルレバー146を固定
している偏心軸143はプールタッチローラ34をプー
ルフィードローラ33に圧接する方向に回動する。この
ときハンドルレバー146の先端はワイヤ131の後端
を引っ張り、ワイヤチューブ132内に挿通されたワイ
ヤ131の先端はロッド結合体130をロッドスプリン
グ134の付勢力に抗して後方に移動し、ロッド結合体
130と一体のロッド129a,129bの先端を、ガ
イドプレート78a,78bの内面が外板37の内面と
略同一平面上に位置する状態のガイドプレート78a,
78bの外面の位置より後方に後退する。但し、ガイド
プレート78a,78bは、ガイドプレート磁石76
a,76bにより未だバンド案内位置にある。
【0078】なお、プールタッチローラ34はプールフ
ィードローラ33に圧接するが、プールモータ39が回
転停止の状態であるのでバンドは給送されない。
【0079】工程3 メインスイッチ101をON、又はメインスイッチ10
1がONのとき、停止スイッチ106をONからOFF
にすると、プールモータ39及び正逆転ローラ及びカム
軸兼用モータ104の主電源回路閉成信号が発生する。
と同時に、プールボックス内に、設定バンドプール量な
いため、リミットスイッチ48がONの状態であるの
で、リミットスイッチ48から設定バンドプール量不存
在検知信号が発生して制御部113へ入力し、制御部1
13は駆動制御信号送出部116を制御して駆動回路1
15を介してプールモータ39を回転させる。
【0080】プールモータ39の回転駆動によりプール
フィードローラ33が回転し、プールフィードローラ3
3とプールタッチローラ34間のバンド先端は、バンド
通過路75からバンド案内路79内を走行し、バンド供
給機構の正転ローラ20と正転タッチローラ21間へ到
達する。このとき、ソレノイド27は励磁されており、
正転タッチローラ21はスプリング26の付勢力に抗し
て正転ローラ20から離反している。しかし、バンド先
端は湾曲しているバンド通過路41cで抵抗を受けバン
ドがプールフィードローラ33の回転力でバンド案内ア
ーチ12方向へ給送されることはない。
【0081】尚、図1の工程3中、レディスイッチ(レ
ディSW)とは輸出仕様機に仕向け国の法制により設け
られており、プールモータと正逆転ローラ及びカム軸兼
用モータの電源印加用のメインスイッチおよび停止スイ
ッチとは別個に設けられたボタンである。
【0082】工程4 上記工程3で主電源回路閉成信号が発生時にリミットス
イッチ48から設定バンドプール量不存在検知信号が発
生しているので、制御部113は主電源回路閉成信号に
より作動するタイマ102の設定時間T1=1秒経過後
に駆動制御信号送出部116より駆動回路114へ駆動
制御信号を出力する。駆動回路114はソレノイド27
の励磁を解除する。このソレノイド27の励磁解除で、
正転タッチローラ21はスプリング26の付勢により正
転ローラ20へ圧接され、正転ローラ20と正転タッチ
ローラ21間のバンド先端がバンド通過路41c,41
b及び41aを経てバンド案内アーチ12内へ給送され
る。バンド先端がスライドテーブル9下へ到達すると正
転タッチローラ21のタッチ圧力が小さいのでバンド先
端はそれ以上前進せず、正転ローラ20はバンド面を滑
りながら回転する。
【0083】前記主電源回路閉成信号は、タイマ103
に対して制御部113を介して設定時間延長信号を出力
し、タイマ102のタイムアップ(設定時間T1)後、
正転タイマ103の設定時間T2に設定倍数Nを積算し
た時間T3後駆動回路113からの信号で、ソレノイド
27が励磁され正転タッチローラ21が正転ローラ20
から離反する。
【0084】バンド案内アーチの大きさが700x50
0の例 ここで、バンド先端がプールローラ20からバンド案内
アーチ12内へ給送されるまでの作用を、バンド案内ア
ーチ12の大きさが図12に示すようにバンド案内アー
チの幅AW=700mm、バンド案内アーチの高さAH=
500mmの場合について説明する。
【0085】バンド案内アーチ12の全周の長さは約
2.4mで、プールフィードローラ33は低速高トルク
で周速3m/secで回転し、正転ローラ20は高速低トル
クで周速9.5m/secで回転する。なお、前記設定倍数
N=2、時間T3=0.5secになる。
【0086】プールフィードローラ33が回転開始して
から正転タッチローラ21が正転ローラ20に圧接を開
始するまでのT1=1秒間に、プールフィードローラ3
3の回転によりバンドコイルのバンドが引出されるバン
ドの長さは、周速3m/secのプールフィードローラ33
が1秒間回転しても、プールモータ39が一定の回転速
度に到達するまでの立上りのロスタイムや極めて大重量
のバンドコイルを回転させてバンドを引出すために生じ
るロスタイムなどのために実際には3mは引出されず約
2mである。そしてプールフィードローラ33から正転
ローラ20間のバンド通過路75及びバンド案内路79
の長さは約1mであるので、バンド先端がバンド通過路
75及びバンド案内路79を経て正転ローラ20に到達
した後、残りの1mのバンドはバンド案内路79内で過
剰となり、バンド自体の腰によって、ガイドプレート7
8a,78bを前記ガイドプレート磁石76a,76b
の吸引力に抗して押し開きガイドプレート78a,78
bをバンド案内位置から後退せしめ、バンドプール位置
へ移行し、ガイドプレート磁石76a,76bはそれぞ
れストッパ67a,67bの先端に吸着し、ガイドプレ
ート78a,78bの内面は外板44の内面と略同一平
面上に位置し、プールボックス32とバックプールボッ
クス71が連通する。したがって、バンド先端が正転ロ
ーラ20に到達した後の残り1mのバンドはプールボッ
クス32内へプールされる。
【0087】次いで、プールフィードローラ33の回転
開始からT1=1秒後、正転タッチローラ21が正転ロ
ーラ20に圧接しバンド先端がバンド案内アーチ12へ
給送される。
【0088】このバンド案内アーチ12の大きさにおい
ては正転タイマの設定時間T2=0.25秒であるの
で、正転タッチローラ21は制御部113で制御されて
2xT2=0.5秒間だけ正転ローラ20へ圧接され
る。なお、この間プールフィードローラ33は周速3m/
secで回転しつづけている。
【0089】正転タッチローラ21が正転ローラ20へ
の圧接を開始してから0.154秒経過したときに、T
1=1秒間にプールボックス32内に既にプールされた
前述の1mのバンドと、その後の0.154秒間にプー
ルフィードローラ33で供給された0.46m(=3m/
secx0.154sec)のバンド、すなわち合計1.46
mのバンドは周速9.5m/secの正転ローラ20により
全てバンド案内アーチ12へ給送される。この時、バン
ド案内アーチ12の全周の長さ2.4mのうち0.94
m(=2.4m−1.46m)の長さはまだバンドが供
給されていない状態である。
【0090】その後、正転ローラ20は周速9.5m/se
cでバンドを給送しようとするのであるが、低速高トル
クのプールフィードローラ33の周速が3m/secであ
り、正転ローラ20への正転タッチローラ21のタッチ
圧力がプールフィードローラ33へのプールタッチロー
ラ34のタッチ圧力より弱いので、正転ローラ20でバ
ンド案内アーチ12へ給送するバンドの給送速度はプー
ルフィードローラ33によるバンド供給速度3m/secに
準ずることになる。この場合、正転ローラ20はプール
フィードローラ33の周速によるバンドの供給速度3m/
secに対して正転ローラ20の周速9.5m/secとの差
6.5m/sec(=9.5m/sec−3m/sec)だけ速くなる
ので、正転ローラ20はバンド面を若干滑りながらバン
ドを速度3m/secでバンド案内アーチ12へ給送するこ
とになる。
【0091】したがって、バンドがまだ供給されていな
いバンド案内アーチ12の長さ0.94m分のバンドを
バンド給送速度3m/secで供給するに要する時間は、
0.313秒である。
【0092】したがって、バンド先端は正転タッチロー
ラ21が正転ローラ20へ圧接を開始してから0.15
4sec+0.313sec=0.467sec後にスライドテ
ーブル9下へ到達しバンドがバンド案内アーチ12の全
長へ供給される。
【0093】しかし、正転タッチローラ21は2xT2
=0.5秒間だけ正転ローラ20へ圧接するので、バン
ド先端がスライドテーブル9下へ到達した後の0.03
3秒(=0.5sec−0.467sec)間は正転ローラ2
0がバンド面を擦りながら回転する。なお、正転ローラ
20がバンド面を擦りながら回転する時間は0.346
秒(=0.313+0.033)で短時間である。
【0094】バンド案内アーチの大きさが1500x1
000の例 さらに、他の例として、バンド案内アーチ12の大きさ
がバンド案内アーチの幅AW=1500mm、バンド案内
アーチの高さAH=1000mmの場合について説明す
る。
【0095】バンド案内アーチ12の全周の長さは約5
mである。
【0096】タイマ102の設定時間T1=1sec タイマ103の設定時間T2=0.53sec 設定倍数N=3(時間T3=1.59sec)となり、他は
前述の例と同様である。
【0097】リミットスイッチ48から設定バンドプー
ル量不存在検知信号が発生中に主電源回路閉成信号が制
御部113に入力し、プールフィードローラ33が回転
開始してからタイマ102の設定時間T1=1秒間に、
バンドコイルのバンドがプールフィードローラ33によ
り供給されるバンドの長さは、前述の例と同様に約2m
であり、バンド先端が正転ローラ20に到達した後1m
のバンドがプールボックス32内へプールされる。
【0098】次いで、正転タッチローラ21が設定倍数
NxT2=3T2=1.59秒間だけ正転ローラ20に圧
接しバンドがバンド案内アーチ12へ給送される。
【0099】前述の例と同様、正転タッチローラ21が
正転ローラ20への圧接を開始してから0.154秒経
過するまでは、1.46mのバンドが正転ローラ20に
より周速9.5m/secの給送速度でバンド案内アーチ1
2へ給送され、バンド案内アーチ12の全周の長さ5m
のうち3.54m(=5m−1.46m)の長さはまだ
バンドが供給されていない状態である。
【0100】その後、バンド案内アーチ12へのバンド
給送速度は低速高トルクのプールフィードローラ33に
よるバンド供給速度3m/secに準ずるので、バンドがま
だ供給されていないバンド案内アーチ12の長さ3.5
4mへバンドを供給する時間は、1.18秒である。
【0101】したがって、バンド先端は正転タッチロー
ラ21が正転ローラ20へ圧接を開始してから0.15
4sec+1.18sec=1.334sec後にスライドテー
ブル9下へ到達する。
【0102】正転タッチローラ21は3xT2=1.5
9秒間だけ正転ローラ20へ圧接するので、バンド先端
がスライドテーブル9下へ到達した後の0.256秒
(=1.59sec−1.334sec)間は正転ローラ20
がバンド面を擦りながら回転する。なお、正転ローラ2
0がバンド面を擦りながら回転する時間は1.436秒
(=1.18+0.256)で短時間である。
【0103】なお、このバンド案内アーチ12の大きさ
においては、設定倍数N=2であると、正転タッチロー
ラ21が正転ローラ20に圧接する時間は2xT2
1.06秒となり、バンド先端をスライドテーブル9下
方へ到達するまでに要する時間=1.334秒に満たな
いので、設定倍数N=3に設定したのであるが、計算上
では設定倍数N=2.6に設定すれば、正転ローラ20
がバンド面を擦りながら回転する時間はより一層短時間
になる。
【0104】工程5 正転タッチローラ21が正転ローラ20より離反した
後、プールフィードローラ33は回転を続け、バンドコ
イルのバンドがプールボックス32内へ供給され、図3
の二点鎖線に示すように設定バンドプール量がプールボ
ックス32内にプールされる。バランスバー45はバン
ドの張力(腰)あるいは重量によってバランスバースプ
リング49の付勢力に抗して図9紙面反時計回り方向に
押圧され、ピン84が係止穴191の上端縁から離反し
リミットスイッチ48のリード片481への押圧を解放
する(図9の実線)ので、リミットスイッチ48はOF
Fとなり、プールモータ39がOFFとなってプールボ
ックス32内へのバンド給送を停止し、梱包可能な状態
になる。
【0105】工程6 通常の梱包動作は、梱包機の作業テーブル18上に被梱
包物を載置した後、起動スイッチ105を押圧すると、
本体7内のバンド引戻し、引締め、切断及びバンド重合
部の接着を行なう諸機構が作動し被梱包物を梱包し、次
いでバンド供給機構の作動によりプールボックス32内
のバンドをバンド案内アーチ12内へ給送されると、プ
ールボックス32内のバンドプール量が減少し、バラン
スバースプリング49の付勢によりバランスバー45が
図9紙面時計回り方向に擺動し、ピン84がリード片4
81をリミットスイッチ48の接点を短絡する方向に押
圧し(図9の二点鎖線)、かつ係止穴191の上端縁で
停止する。このときリミットスイッチ48から設定バン
ドプール量不存在検知信号が発生し、この信号でプール
モータ39がONとなり、プールフィードローラ33が
回転し、バンドコイルのバンドがプールボックス32内
へ給送され、前述したようにバンドプール量は設定量に
維持される。
【0106】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0107】バンドコイルのバンド先端をプールローラ
によりバンド案内路を経て正転ローラへ到達させ、後続
する若干のバンドをプールボックス内へプールした後、
正転ローラによるバンド給送が開始され各種バンド案内
アーチのサイズに拘らず、当該バンド案内アーチのサイ
ズに応じてあらかじめ設定されている正転タイマの設定
時間より長く給送されることにより、作業者の手を煩わ
すことなくバンドの先端を確実にバンド案内アーチ内へ
効率よく装填するバンド装填方法を提供できた。
【0108】上記(1)の理由により、バンドの傷みを最
小限に押えてバンドをバンド案内アーチ内へ装填するこ
とができた。
【0109】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す動作の流れを示すフロー
チャートである。
【図2】本発明の実施例を示すブロック回路図である。
【図3】本発明の実施例を示すプールボックスの正面図
である。
【図4】本発明の実施例のプールローラ部分の正面図で
ある。
【図5】図4のG−G線矢視断面図である。
【図6】本発明の実施例のバンド装填装置の正面図であ
る。
【図7】図6のE−E線矢視断面図である。
【図8】図6のF−F線矢視断面図である。
【図9】図3の要部拡大背面図を示すものである。
【図10】本発明の実施例に係るバンド供給引締め機構
の正面図である。
【図11】図10の背面図を示すものである。
【図12】本発明の実施例の梱包機の全体斜視図を示す
ものである。
【図13】従来の技術のバンド装填装置の正面図であ
る。
【図14】図13の要部縦断面図である。
【符号の説明】
1 バンドシュータ 4 カム軸 5 基板 7 梱包機本体 8 バンドリール 9 スライドテーブル 10 逆転ローラ 11 駆動軸(逆転ローラ10の) 12 バンド案内アーチ 12a,12b,12c プーリ 13 逆転タッチローラ 14 平ベルト 15 固定ガイドプレート 16 可動ガイドプレート 18 作業テーブル 20 正転ローラ 21 正転タッチローラ 22 駆動軸(引締ローラ51の) 23 駆動軸(正転ローラ20の) 24 偏心軸 25 作動杆 26 スプリング 27 ソレノイド(正転ラッチローラ21用の) 28 ロッド 30 フィードシュータ 31 プールローラ 32 プールボックス 33 プールフィードローラ 34 プールタッチローラ 35 プールシュータ 36 フロントプレート 37 外板 38 バンド入口 39 プールモータ 40 バンド出口 41a,41b,41c バンド通過路 42 ヒンジ取付板 43 ベルト 44 カム軸用減速機 45 バランスバー 46 軸 48 リミットスイッチ 49 バランスバースプリング 51 引締ローラ 52 引締用減速機 53 弾性体 54 引締タッチローラ 55 ソレノイド(引締タッチローラ54の) 56 ロッド 57 腕杆 58 軸 59 テンションシュータ 60 ピン 61 長孔 62 ガイドピン 63 補強プレート 64 ストッパ 65 ブラケット 66 じく 67a,67b プーリ 68 Vベルト 71 バックプールボックス 72 ヒンジ 73 バックプールプレート 74 仕切り板 75 バンド通過路 76a,76b ガイドプレート磁石 77a,77b ストッパ 78a,78b ガイドプレート 79 バンド案内路 80 設定バンドプール量検知手段 81 右押え 82 中押え 83 左押え 84 ピン 85 カバー 86 偏心軸 87 ソレノイド(逆転タッチローラ54用の) 88 ロッド 90 作動杆 91 連動杆 94 スプリング 95 連結片 97 支点 98 腕杆 99 ブラケット 101 メインスイッチ 102 タイマ 103 正転タイマ 104 正逆転ローラ及びカム軸兼用モータ 105 起動スイッチ 106 停止スイッチ 107 表示ランプ 108 カム軸用電磁ブレーキ 109 把手 110回転角度検知手段 111 制御回路部 113 制御部 114 駆動回路 115 駆動回路 116 駆動制御信号送出部 117 カム軸用電磁クラッチ 118〜120 駆動回路 122 切欠き 123 ブラケット 124 支持金具 125 ガイド体 126 ボルト 127a ヒンジ 127b ヒンジ 128 ワイヤブラケット 129a ロッド 129b ロッド 130 ロッド結合体 131 ワイヤ 132 ワイヤチューブ 133 チューブ端受金具 134 ロッドスプリング 157 ロッド 141 モータホルダ 142 軸 143 偏心軸 144 偏心孔 145 ベアリング 146 ハンドルレバー 147 切欠き孔 148 フック 149 切欠き孔 150 プールローラスプリング 151 ワイヤブラケット 152 チューブ端受金具 153 ストッパ 154 ブラケット 155 プールローラカバー 156 ブラケット 171 梱包機本体外壁 173 最上点(バンド案内位置) 174 最下点(バンドプール位置) 175 中間点 188 調整ボルト 191 係止穴 192 リミットスイッチブラケット 193 より戻し 194 長孔 195 ボルト 451 基部 481 リード片 631 フランジ片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65B 13/00 - 13/34 B65B 27/00 - 27/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンドをプールボックスのプールローラ
    からバンド供給機構へ案内するバンド案内路をプールボ
    ックス内に形成し、バンドリールに装填したバンドコイ
    ルのバンドを低速高トルクの回転駆動手段から成るプー
    ルローラにより前記バンド案内路を経てバンド供給機構
    へ給送し、このバンドをバンド供給機構の高速低トルク
    の回転駆動手段によりバンド案内アーチ内へ周回した
    後、前記バンド案内路を開放し、バンドをプールボック
    ス内に供給し、プールボックス内のバンド量が設定バン
    ドプール量未満であることを検知する設定バンドプール
    量検知手段により前記低速高トルクの回転駆動手段の動
    作を制御してプールボックス内のバンドプール量を制御
    し、プールボックス内のバンドをバンド供給機構により
    正転タイマの設定時間バンド案内アーチ内へ供給してバ
    ンド案内アーチ内へ周回せしめる工程からなり、 主電源導通と同時に、プールボックス内のバンド量が設
    定バンドプール量未満であることを検知する前記設定バ
    ンドプール量検知手段の設定バンドプール量不存在検知
    信号により、プールローラの回転駆動を開始すると共に
    前記主電源導通時の、前記設定バンドプール量不存在検
    知信号発生後の設定時間経過後、バンド供給機構により
    バンド案内アーチ内へのバンド供給を開始し、このバン
    ド案内アーチへのバンド供給を前記正転タイマの設定時
    間に設定倍数を積算した設定時間継続することを特徴と
    する梱包機におけるバンド装填方法。
  2. 【請求項2】 バンドリールに装填したバンドコイルの
    バンドが通過するバンド入口と梱包機本体に付設したバ
    ンド案内アーチ内へバンドを供給するバンド出口を有す
    るプールボックスを設け、該プールボックス内へバンド
    を供給する一対のプールローラをバンド入口近傍に備
    え、このプールローラを回転する低速高トルクの回転駆
    動手段を設け、バンドコイルのバンド先端をプールロー
    ラからバンド供給機構の正転ローラへ案内するバンド案
    内路をプールボックス内に開閉自在に設け、このプール
    ボックス内の設定バンドプール量の有無を検知する設定
    バンドプール量検知手段を設けると共に、プールボック
    ス内のバンドをバンド案内アーチ内へ供給する正転ロー
    ラを高速低トルクで回転する回転駆動手段を備えたバン
    ド供給機構を設け、さらに、該正転ローラによるバンド
    案内アーチ内へのバンド供給時間を設定する正転タイマ
    を備え、 前記設定バンドプール量検知手段が設定バンドプール量
    未満であることを検知する検知手段を設け、この検知手
    段の設定バンドプール量不存在検知信号を制御回路部内
    に供給し、前記設定バンドプール量不存在検知信号が出
    力されているときの主電源回路の閉成により発生する主
    電源回路閉成信号に基づく駆動制御信号を作り、該駆動
    制御信号を、バンド供給機構の駆動動作を制御する駆動
    回路に出力するよう構成すると共に、 前記主電源回路閉成信号発生時の前記設定バンドプール
    量不存在検知信号出力により作動するタイマを設け、該
    タイマの設定時間経過後、バンド供給機構の作動を開始
    する信号を駆動回路に出力し、且つ前記主電源回路閉成
    信号発生時の前記設定バンドプール量不存在検知信号出
    力により前記正転タイマの設定時間に設定倍数を積算し
    た時間、前記バンド供給機構が駆動するよう前記正転タ
    イマを介してバンド供給機構の駆動回路に信号を出力す
    るよう構成したことを特徴とする梱包機におけるバンド
    装填装置。
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