JP2598395Y2 - 自動布線機用電線チャック機構 - Google Patents

自動布線機用電線チャック機構

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JP2598395Y2
JP2598395Y2 JP1993027609U JP2760993U JP2598395Y2 JP 2598395 Y2 JP2598395 Y2 JP 2598395Y2 JP 1993027609 U JP1993027609 U JP 1993027609U JP 2760993 U JP2760993 U JP 2760993U JP 2598395 Y2 JP2598395 Y2 JP 2598395Y2
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勝彦 乾
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Nissin Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、複数種の電線を自動布
線機に順次供給する電線チャック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記自動布線機用電線チャック機
構としては、図7および図8に示すように、支点Pを中
心に往復回転移動可能な可動部材21に、図外右方の電
線供給源から導出された複数本の電線22を挿通する複
数の案内孔23を形成し、案内孔23に挿通された電線
22を把持する電線チャック24を各案内孔23に対応
して可動部材21に装備し、電線取出し用の一定位置に
ある電線チャック24の把持を解除して、その電線22
を引出し可能にするように構成したものがあり、前記電
線チャック24として、一対のチャック爪25をエアー
駆動により平行に開閉するようにしたものが使用され、
電線取出し用の一定位置にある電線チャック24にエア
ーを供給してチャック爪25を開放して電線22を引出
した後、カッター26で電線22を切断してその切断端
部を再び電線チャック24で把持し、以下、可動部材2
1を回動させて必要な電線22を選択し、同様な操作を
行うことで自動布線機に所望の電線22を供給するよう
にしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来機構では、次
のような欠点があった。
【0004】 エアー駆動形の複数の電線チャックを
使用しているので、各電線チャックごとのエアー配管、
および、電磁式制御弁が必要になり、装置コストが高い
ものとなる。
【0005】 エアー配管が多い上に可動部材ととも
にエアー配管が移動するために、配管処理が困難にな
る。
【0006】 各電線チャックに開閉の指示を出す必
要があるために、制御プログラムが複雑なものとなる。
【0007】本考案は、このような従来手段の欠点を解
消することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案の自動布線機用電
線チャック機構は、往復移動可能な可動部材に、電線供
給源から導出された複数本の電線を挿通する複数の案内
孔を形成し、案内孔に挿通された電線を把持する電線チ
ャックを各案内孔に対応して可動部材に装備し、電線取
出し位置にある電線チャックの把持を解除してその電線
を引出し可能にするように構成した自動布線機用電線チ
ャック機構において、前記電線チャックを、開閉自在な
複数のチャック爪と、このチャック爪を閉じ付勢するバ
ネと、チャック爪を閉じ付勢力に抗して強制開放操作可
能な操作部材とで構成し、前記可動部材の移動経路脇の
所定位置に、電線取出し位置にある電線チャックの前記
操作部材を押圧操作するアクチュエータを配設した構成
とした。
【0009】
【作用】上記構成によると、常態では全電線チャックが
閉じ状態にあり、複数種の電線がそれぞれの電線チャッ
クで把持されている。
【0010】所望の電線が電線取出し用の一定位置に至
るまで可動部材を移動させて停止し、次にアクチュエー
タを駆動して電線チャックの操作部材をバネ付勢力に抗
して押圧操作することで、その電線チャックが開かれて
電線引出しが可能となる。
【0011】所望長さの電線引出しが終わると電線切断
が行われ、かつ、その切断端部が再び電線チャックで把
持される。
【0012】
【実施例】図1に本考案に係る自動布線機用電線チャッ
ク機構の正面図が、また、図2にその側面図がそれぞれ
示されている。
【0013】この電線チャック機構は、支点Pを中心に
回転移動可能な可動部材1と、その前面に装着された複
数の電線チャック2と、可動部材1の回動経路の側脇の
一定位置に固定配備されたアクチュエータ3と、この可
動部材1の前部に固定配備された電線ガイド4と、カッ
ター5とで構成されている。
【0014】前記可動部材1は扇形の厚板材からなり、
図外のステッピングモータで駆動される回転軸6に固定
されて、一定範囲で往復回動可能に支持されている。こ
の可動部材1には、支点Pから一定距離の位置に周方向
一定ピッチで複数の案内孔7が形成され、各案内孔7に
複数種の電線8が挿通支持される。
【0015】前記電線チャック2は、図3〜図5に示す
ように、支点Qを中心に揺動開閉して前記案内孔7から
突出した電線8を把持する左右一対のチャック爪9と、
両チャック爪9にピン連結されたロッド状の操作部材1
0と、この操作部材10を引き上げて両チャック爪9を
閉じ付勢するよう操作部材10に外嵌装着したバネ11
とで構成されており、操作部材10は可動部材1の前面
に備えたブラケット12に挿通されて、可動部材1の半
径方向にスライド自在に支持されている。
【0016】前記アクチュエータ3には、フレーム13
に固定された単動型のエアシリンダが使用され、内装バ
ネによって退入付勢されたピストンロッド3aが前記電
線チャック2の操作部材10の頭部10aに対向されて
いる。また、このアクチュエータ3は電磁制御弁14に
配管接続されており、コントローラ15からの指示に基
づいて電磁制御弁14が開閉されることでピストンロッ
ド3aが駆動突出および付勢退入されるようになってい
る。
【0017】また、前記カッター5もコントローラ15
からの指示に基づいて作動制御されるようになってい
る。
【0018】本考案の自動布線機用電線チャック機構は
以上のように構成されており、次にその作動を説明す
る。
【0019】図1に示すように、常態では全電線チャッ
ク2は閉じ状態にあり、各電線チャック2によって全電
線8が把持されている。また、アクチュエータ3ではエ
アー排出によってピストンロッド3aが付勢退入されて
いる。
【0020】自動布線機から電線供給の要請があると可
動部材1が回動制御され、所望の電線8が電線ガイド4
に対向した位置で可動部材1が停止される。これによっ
て所望の電線8を把持した電線チャック2がアクチュエ
ータ3の直下位置にセットされる。
【0021】電磁制御弁14が開放作動してアクチュエ
ータ3にエアー供給がなされ、図3(b)に示すよう
に、ピストンロッド3aが駆動突出されて電線チャック
2の操作部材10の頭部10aを押圧し、バネ11に抗
して操作部材10をスライド操作することでチャック爪
9が開放され、電線8の把持が解除される。
【0022】その後、把持の解除された電線8が前方に
送り出されて電線ガイド4から突出され、図示しない電
線引出し機構によって先端を支持された電線8は自動布
線機に必要長さだけ送り込まれる。
【0023】電線引出しが終了すると、カッター5が上
昇作動して電線8を切断し、かつ、電磁制御弁14が復
帰作動してエアー供給が停止され、アクチュエータ3の
ピストンロッド3aが付勢退入する。これによって、操
作部材10が自由となってチャック爪9が閉じ作動し
て、図3(a)に示すように、電線8の切断端部を再び
把持する。
【0024】以上で1回の電線供給作動が完了し、自動
布線機からの要求に応じて可動部材1が回動制御されて
所望の電線8を上記要領で供給するのである。
【0025】なお、前記操作部材10の頭部10aはネ
ジ調節変位可能となっており、これによってバネ11の
初期変形量を変更して、電線把持強さを調節できるよう
になっている。
【0026】本考案は次のような形態で実施することも
できる。
【0027】 電線チャック2の構造として、図6に
示すように、独立にバネ11で閉じ付勢した両チャック
爪9から操作部材10を一体延出し、両操作部材10を
アクチュエータ3のピストンロッド3aの先端で直接に
押圧操作する 電線チャック2の構造として、一方の
チャック爪9を固定し、他方のチャック爪9のみを開閉
作動させるものとする。
【0028】 電線チャック2の構造として、拡がり
付勢された3個以上のチャック爪を半径方向に変位させ
て電線8を把持するものとする。
【0029】 可動部材1を直線的にスライド移動可
能なものとする。
【0030】 アクチュエータ3として、操作部材1
0を押圧操作する変位部材を電動モータによってネジ送
り駆動変位するものや電磁ソレノイドで駆動変位するも
のとする。
【0031】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によると次のような効果を期待することができる。
【0032】 可動部材に備える複数の電線チャック
にそれぞれエアー配管を行う必要がなく、固定配備した
単一のアクチュエータにのみエアー配管や電気配線を行
うだけでよく、制御弁等の制御機構も簡単なものとなっ
て装置コストの低減を図ることができる。
【0033】 固定配備した単一のアクチュエータに
のみエアー配管や電気配線を行うだけであるため、配管
や配線が容易となる。
【0034】 単一のアクチュエータにのみチャック
開閉のための指令をだすだけであるため、制御プログラ
ムが簡単なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る自動布線機用電線チャック機構の
正面図
【図2】側面図
【図3】電線チャックの正面図 (a) 閉じ状態 (b) 開き状態
【図4】要部の一部切り欠き側面図
【図5】図3(a)におけるa−a断面図
【図6】電線チャックの別実施例を示す正面図 (a) 閉じ状態 (b) 開き状態
【図7】従来例の正面図
【図8】従来例の側面図
【符号の説明】
1 可動部材 2 電線チャック 3 アクチュエータ 7 案内孔 8 電線 9 チャック爪 10 操作部材 11 バネ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 往復移動可能な可動部材に、電線供給源
    から導出された複数本の電線を挿通する複数の案内孔を
    形成し、案内孔に挿通された電線を把持する電線チャッ
    クを各案内孔に対応して可動部材に装備し、電線取出し
    位置にある電線チャックの把持を解除してその電線を引
    出し可能にするように構成した自動布線機用電線チャッ
    ク機構であって、 前記電線チャックを、開閉自在な複数のチャック爪と、
    このチャック爪を閉じ付勢するバネと、チャック爪を閉
    じ付勢力に抗して強制開放操作可能な操作部材とで構成
    し、 前記可動部材の移動経路脇の所定位置に、電線取出し位
    置にある電線チャックの前記操作部材を押圧操作するア
    クチュエータを配設してある自動布線機用電線チャック
    機構。
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