JPH0635295Y2 - ハーネス製造装置 - Google Patents
ハーネス製造装置Info
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- JPH0635295Y2 JPH0635295Y2 JP14841789U JP14841789U JPH0635295Y2 JP H0635295 Y2 JPH0635295 Y2 JP H0635295Y2 JP 14841789 U JP14841789 U JP 14841789U JP 14841789 U JP14841789 U JP 14841789U JP H0635295 Y2 JPH0635295 Y2 JP H0635295Y2
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- electric wire
- clamp
- wire
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、第1クランプから第2クランプに向けて送
給された電線を所定位置に位置決めしてクランプし、そ
のクランプ状態で上・下カッターによる切断処理等を施
してハーネスを製造するようにしたハーネス製造装置に
関する。
給された電線を所定位置に位置決めしてクランプし、そ
のクランプ状態で上・下カッターによる切断処理等を施
してハーネスを製造するようにしたハーネス製造装置に
関する。
(従来の技術) 第5図は従来のハーネス製造装置を示す要部斜視図であ
る。同図に示すように、電線送給ラインXに沿って、電
線10を把持・解除自在な第1クランプ1,上下一対のカッ
ター3および電線10を把持・解除自在な第2クランプ2
がこの順で配列されている。
る。同図に示すように、電線送給ラインXに沿って、電
線10を把持・解除自在な第1クランプ1,上下一対のカッ
ター3および電線10を把持・解除自在な第2クランプ2
がこの順で配列されている。
この装置では、まず第1クランプ1の電線10への把持が
解除された状態で、図示しない電線送給手段により電線
10が電線送給ラインXに沿って矢符P方向に送給され
る。つづいて、両クランプ1,2により電線10が把持され
てから、カッター3により電線10が切断される(切断処
理)。次に、第1クランプ1が矢符P方向に所定量だけ
前進されてそれに把持された電線(以下「残留電線」と
いう)10の電線送給方向Pに対し下流側の被覆部がカッ
ター3により切込まれ、その状態で第1クランプ1が後
退することにより残留電線10の下流側端部の被覆部が剥
取られる(第1の被覆剥取処理)。その後、第1クラン
プ1が電線送給ラインXに対し直交する矢符R方向に移
動されて、図示しない端子圧着手段により残留電線10の
下流側剥取端部に端子4が圧着され(第1の端子圧着処
理)、その後第5図に示す元の位置に戻る。
解除された状態で、図示しない電線送給手段により電線
10が電線送給ラインXに沿って矢符P方向に送給され
る。つづいて、両クランプ1,2により電線10が把持され
てから、カッター3により電線10が切断される(切断処
理)。次に、第1クランプ1が矢符P方向に所定量だけ
前進されてそれに把持された電線(以下「残留電線」と
いう)10の電線送給方向Pに対し下流側の被覆部がカッ
ター3により切込まれ、その状態で第1クランプ1が後
退することにより残留電線10の下流側端部の被覆部が剥
取られる(第1の被覆剥取処理)。その後、第1クラン
プ1が電線送給ラインXに対し直交する矢符R方向に移
動されて、図示しない端子圧着手段により残留電線10の
下流側剥取端部に端子4が圧着され(第1の端子圧着処
理)、その後第5図に示す元の位置に戻る。
一方、残留電線10に端子4が圧着されている間、第2ク
ランプ2に把持された電線(以下「切断電線」という)
の電線送給方向Pに対し上流側の被覆部が上記と同様に
して剥取られる(第2の被覆剥取処理)。その後、第2
クランプ2が矢符S方向に移動されて、図示しない端子
圧着手段により切断電線の上流側剥取端部に端子が圧着
される(第2の端子圧着処理)。つづいて、切断電線
(ハーネス)が、第2クランプ2から図示しない排出手
段に引き渡されて、所定個所に排出される。
ランプ2に把持された電線(以下「切断電線」という)
の電線送給方向Pに対し上流側の被覆部が上記と同様に
して剥取られる(第2の被覆剥取処理)。その後、第2
クランプ2が矢符S方向に移動されて、図示しない端子
圧着手段により切断電線の上流側剥取端部に端子が圧着
される(第2の端子圧着処理)。つづいて、切断電線
(ハーネス)が、第2クランプ2から図示しない排出手
段に引き渡されて、所定個所に排出される。
一方、第2クランプ2は、排出手段に切断電線(ハーネ
ス)を引き渡した後、元の位置に戻る。このような動作
が連続的に繰返されて両端に端子がそれぞれ圧着された
ハーネスが順次製造される。
ス)を引き渡した後、元の位置に戻る。このような動作
が連続的に繰返されて両端に端子がそれぞれ圧着された
ハーネスが順次製造される。
(考案が解決しようとする課題) 従来のハーネス製造装置では、第1クランプ1から第2
クランプ2に向けて送給された電線10を、第2クランプ
2により左右方向から挟み込むようにしてクランプして
いるため、左右方向の位置決めは図れるものの、上下方
向の位置決めは図れない。このため、電線10の自重や曲
がりぐせ等により電線10が曲がって電線送給ラインXか
ら上下方向に逸脱すると、電線10が上下方向に位置ずれ
した状態で第2クランプ2に把持されることになる。こ
のように電線10が上下方向に位置ずれしたままクランプ
されて一対のカッター3により上下から挟み込むように
して切断処理がなされると、一対のカッター3のうちい
ずれか一方のカッターが先に電線10へ食い込むようにな
り、電線10にアンバランスな力が加わって、切断処理が
精度良く行なわれないという問題があった。
クランプ2に向けて送給された電線10を、第2クランプ
2により左右方向から挟み込むようにしてクランプして
いるため、左右方向の位置決めは図れるものの、上下方
向の位置決めは図れない。このため、電線10の自重や曲
がりぐせ等により電線10が曲がって電線送給ラインXか
ら上下方向に逸脱すると、電線10が上下方向に位置ずれ
した状態で第2クランプ2に把持されることになる。こ
のように電線10が上下方向に位置ずれしたままクランプ
されて一対のカッター3により上下から挟み込むように
して切断処理がなされると、一対のカッター3のうちい
ずれか一方のカッターが先に電線10へ食い込むようにな
り、電線10にアンバランスな力が加わって、切断処理が
精度良く行なわれないという問題があった。
また、上記ハーネス製造装置のように、被覆剥取処理お
よび端子圧着処理までも行なう装置では、第2クランプ
2に把持された切断電線10に第2の端子圧着処理を行な
う場合、上下方向に位置ずれした切断電線の端部を圧着
ダイスと圧着ベットで上下方向から挟み込むと、切断電
線の端部が前後方向に位置ずれして圧着不良が生じると
いう問題があった。
よび端子圧着処理までも行なう装置では、第2クランプ
2に把持された切断電線10に第2の端子圧着処理を行な
う場合、上下方向に位置ずれした切断電線の端部を圧着
ダイスと圧着ベットで上下方向から挟み込むと、切断電
線の端部が前後方向に位置ずれして圧着不良が生じると
いう問題があった。
そこで、送給された電線を上下方向に正確に位置決めし
てクランプできるようにしたハーネス製造装置が本願出
願人により提案されている。
てクランプできるようにしたハーネス製造装置が本願出
願人により提案されている。
第6図はその装置を示す一部切欠側面図である。同図に
示すように、第2クランプ12の電線送給方向Pに対して
下流側に線受プレート15が取付けられる。その線受プレ
ート15の上方に対応して、カッター本体13aにシリンダ1
6aが取付けられるとともに、そのシリンダ16aのピスト
ンロッドに位置調整機構17を介して電線押え部材16が取
付けられる。そして、シリンダ16aの駆動により電線押
え部材16が上下方向に昇降するように構成されている。
その他の構成は、上記第5図に示す従来のハーネス製造
装置と同様である。
示すように、第2クランプ12の電線送給方向Pに対して
下流側に線受プレート15が取付けられる。その線受プレ
ート15の上方に対応して、カッター本体13aにシリンダ1
6aが取付けられるとともに、そのシリンダ16aのピスト
ンロッドに位置調整機構17を介して電線押え部材16が取
付けられる。そして、シリンダ16aの駆動により電線押
え部材16が上下方向に昇降するように構成されている。
その他の構成は、上記第5図に示す従来のハーネス製造
装置と同様である。
この装置において、電線20が第1クランプ11から第2ク
ランプ12に向けて送給された後、両クランプ11,12によ
り把持される前に、シリンダ16aが駆動されて電線押え
部材16が降下し、その電線押え部材16により電線20が線
受プレート15側に押し付けられて上下方向の位置決めが
図られる。
ランプ12に向けて送給された後、両クランプ11,12によ
り把持される前に、シリンダ16aが駆動されて電線押え
部材16が降下し、その電線押え部材16により電線20が線
受プレート15側に押し付けられて上下方向の位置決めが
図られる。
その後、両クランプ11,12により電線20が把持されてカ
ッター13により切断され、上記と同様にして第1および
第2の被覆剥取処理、第1および第2の端子圧着処理が
行われる。
ッター13により切断され、上記と同様にして第1および
第2の被覆剥取処理、第1および第2の端子圧着処理が
行われる。
このハーネス製造装置では、電線押え部材16により電線
20を線受プレート15側へ押し付けて上下方向の位置決め
を図った状態で、第2クランプ12による電線20のクラン
プが行われるため、後工程の切断処理が精度良く行なわ
れるとともに、端子の圧着不良等の問題も生じない。
20を線受プレート15側へ押し付けて上下方向の位置決め
を図った状態で、第2クランプ12による電線20のクラン
プが行われるため、後工程の切断処理が精度良く行なわ
れるとともに、端子の圧着不良等の問題も生じない。
しかしながら、電線押え部材16を昇降させるための専用
の駆動手段としてシリンダ16aを別途必要とするため、
コストの増大を来たすという問題が生じる。
の駆動手段としてシリンダ16aを別途必要とするため、
コストの増大を来たすという問題が生じる。
そこで、電線押え部材16を上方側のカッター13に固定し
て、カッター13を駆動するための駆動手段を利用して電
線押え部材16を昇降駆動させることが考えられる。
て、カッター13を駆動するための駆動手段を利用して電
線押え部材16を昇降駆動させることが考えられる。
しかしながら、電線押え部材16をカッター13にそのまま
固定すると、電線20をカッター13により切断する際に、
電線押え部材16が必要以上に降下して、電線20を過度に
押し込んだり、ひいては線受プレート15にまで干渉して
切断処理が不能となる。
固定すると、電線20をカッター13により切断する際に、
電線押え部材16が必要以上に降下して、電線20を過度に
押し込んだり、ひいては線受プレート15にまで干渉して
切断処理が不能となる。
(考案の目的) この考案は、上記問題点を鑑みてなされたもので、第1
クランプから第2クランプに送給された電線を上下方向
に正確に位置決めしてクランプできるとともに、電線の
切断処理に支障をきたすこともなく、しかも安価なコス
トで実現できるハーネス製造装置を提供することを目的
とする。
クランプから第2クランプに送給された電線を上下方向
に正確に位置決めしてクランプできるとともに、電線の
切断処理に支障をきたすこともなく、しかも安価なコス
トで実現できるハーネス製造装置を提供することを目的
とする。
(課題を解決するための手段) この考案は、電線送給ラインに沿って第1クランプ,上
・下カッター,第2クランプおよび線受部材がこの順に
配置されるとともに、前記線受部材の上方に昇降自在に
電線押え部材が配置され、前記電線送給ラインに沿って
前記第1クランプから前記第2クランプに向けて送給さ
れた電線を、降下された前記電線押え部材と前記線受部
材とで挟み込んで上下方向の位置決めを図りながら、そ
の電線を前記第2クランプにより左右方向からクランプ
し、そのクランプ状態で前記上・下カッターを全閉状態
に移行させることにより前記電線を切断するようにした
ハーネス製造装置であって、上記目的を達成するため、
前記電線押え部材を前記上・下カッターの開閉動作に連
動して昇降するように前記上カッターに取付けるととも
に、前記上・下カッターの中開状態から全閉状態にかけ
て前記電線押え部材がその自重または付勢手段の付勢力
を利用して前記電線を前記線受部材に押し付けるように
している。
・下カッター,第2クランプおよび線受部材がこの順に
配置されるとともに、前記線受部材の上方に昇降自在に
電線押え部材が配置され、前記電線送給ラインに沿って
前記第1クランプから前記第2クランプに向けて送給さ
れた電線を、降下された前記電線押え部材と前記線受部
材とで挟み込んで上下方向の位置決めを図りながら、そ
の電線を前記第2クランプにより左右方向からクランプ
し、そのクランプ状態で前記上・下カッターを全閉状態
に移行させることにより前記電線を切断するようにした
ハーネス製造装置であって、上記目的を達成するため、
前記電線押え部材を前記上・下カッターの開閉動作に連
動して昇降するように前記上カッターに取付けるととも
に、前記上・下カッターの中開状態から全閉状態にかけ
て前記電線押え部材がその自重または付勢手段の付勢力
を利用して前記電線を前記線受部材に押し付けるように
している。
(実施例) 第1図はこの考案の一実施例であるハーネス製造装置を
示す斜視図、第2図はその一部切欠側面図である。両図
に示すように、この装置は、本願出願人により既に出願
されたハーネス製造装置(昭和63年特許願106014号(特
開平1-276513号))によりほぼ構成されており、2本の
電線600a,600bを送給する電線送給手段50と、カッター
部100と、それぞれ3次元方向に移動自在でそれぞれ電
線600a,600bを把持・解除自在な第1および第2クラン
プ200,300と、第1および第2端子圧着手段400,500と、
排出手段550とを備える。
示す斜視図、第2図はその一部切欠側面図である。両図
に示すように、この装置は、本願出願人により既に出願
されたハーネス製造装置(昭和63年特許願106014号(特
開平1-276513号))によりほぼ構成されており、2本の
電線600a,600bを送給する電線送給手段50と、カッター
部100と、それぞれ3次元方向に移動自在でそれぞれ電
線600a,600bを把持・解除自在な第1および第2クラン
プ200,300と、第1および第2端子圧着手段400,500と、
排出手段550とを備える。
電線送給手段50には、第2図に示すように電線送給ライ
ンXa,Xbを挟んで上下に一対の搬送部51,51が設けられる
とともに、両搬送部51,51がそれぞれその一端に枢結さ
れた測長ローラ52,52の回転軸を支点として揺動自在に
構成される。そして、両搬送部51,51の他端にそれぞれ
枢結された送給ローラ53,53で2本の電線600a,600bを挟
持するように両搬送部51,51を揺動させた状態で、図示
しない電線送給モータが駆動すると、両送給ローラ53,5
3が相互に逆方向に回転して、2本の電線600a,600bが同
時に電線送給ラインXa,Xbに沿って矢符P方向に送給さ
れるように構成されている。
ンXa,Xbを挟んで上下に一対の搬送部51,51が設けられる
とともに、両搬送部51,51がそれぞれその一端に枢結さ
れた測長ローラ52,52の回転軸を支点として揺動自在に
構成される。そして、両搬送部51,51の他端にそれぞれ
枢結された送給ローラ53,53で2本の電線600a,600bを挟
持するように両搬送部51,51を揺動させた状態で、図示
しない電線送給モータが駆動すると、両送給ローラ53,5
3が相互に逆方向に回転して、2本の電線600a,600bが同
時に電線送給ラインXa,Xbに沿って矢符P方向に送給さ
れるように構成されている。
第1および第2クランプ200,300は、それぞれ3次元方
向に移動自在に設けられる。すなわち、基台201,301に
それぞれ左右移動部202,302が第1図矢符R,Sに示す左右
方向に移動自在にそれぞれ支持されるとともに、左右移
動部202,302にそれぞれ前後移動部203,303が第1図矢符
P,Qに示す前後方向に移動自在にそれぞれ支持される。
さらに前後移動部203,303にそれぞれ両クランプ200,300
が第1図矢符T,Uに示す上下方向に昇降自在に支持され
る。また、左右移動部202,302は基台201,301にそれぞれ
取付けられたモータ204,304が駆動することにより動力
伝達機構204a,304aを介して左右方向にそれぞれ移動す
るように構成されるとともに、前後移動部203,303は図
示しないモータが駆動することにより、前後方向に移動
するように構成されている。第2クランプ300は、その
クランプ300と一方側の前後移動部303との間に配置され
たシリンダ305,305が駆動することにより上下方向に昇
降するように構成されている。
向に移動自在に設けられる。すなわち、基台201,301に
それぞれ左右移動部202,302が第1図矢符R,Sに示す左右
方向に移動自在にそれぞれ支持されるとともに、左右移
動部202,302にそれぞれ前後移動部203,303が第1図矢符
P,Qに示す前後方向に移動自在にそれぞれ支持される。
さらに前後移動部203,303にそれぞれ両クランプ200,300
が第1図矢符T,Uに示す上下方向に昇降自在に支持され
る。また、左右移動部202,302は基台201,301にそれぞれ
取付けられたモータ204,304が駆動することにより動力
伝達機構204a,304aを介して左右方向にそれぞれ移動す
るように構成されるとともに、前後移動部203,303は図
示しないモータが駆動することにより、前後方向に移動
するように構成されている。第2クランプ300は、その
クランプ300と一方側の前後移動部303との間に配置され
たシリンダ305,305が駆動することにより上下方向に昇
降するように構成されている。
また、第2クランプ300の電線送給方向Pに対し下流側
には、第2クランプ300と一体的に移動するように線受
プレート310等の線受部材が取付けられる。
には、第2クランプ300と一体的に移動するように線受
プレート310等の線受部材が取付けられる。
第3図に第1図の要部拡大斜視図を示す。第1図ないし
第3図に示すように、第1クランプ200には、電線送給
ラインXa,Xbに沿って送給される電線600a,600bをそれぞ
れ挿通可能な電線挿通穴210,210(第3図参照)が形成
されており、その挿通穴210,210を通過する電線600a,60
0bをそれぞれ把持・解除できるように構成されている。
第3図に示すように、第1クランプ200には、電線送給
ラインXa,Xbに沿って送給される電線600a,600bをそれぞ
れ挿通可能な電線挿通穴210,210(第3図参照)が形成
されており、その挿通穴210,210を通過する電線600a,60
0bをそれぞれ把持・解除できるように構成されている。
第2クランプ300は、2本の電線600a,600bにそれぞれ対
応し相互に対向して配置される2個の略L形の固定爪30
6,306と、固定爪306,306のそれぞれの水平部に電線送給
ラインXa,Xbに対して直交する左右方向へ進退自在にそ
れぞれ取付けられた可動爪307,307と、可動爪307,307を
それぞれ進退駆動するためのシリンダ308,308とを有し
ている。そして、固定爪306,306のそれぞれの垂直部と
可動爪307,307との間にそれぞれ電線600a,600bを配置し
た状態で、シリンダ308,308の駆動により可動爪307,307
がそれぞれ進出すると、固定爪306,306と可動爪307,307
とにより電線600a,600bが把持されるとともに、可動爪3
07,307がそれぞれ後退すると電線600a,600bの把持がそ
れぞれ解除されるように構成されている。
応し相互に対向して配置される2個の略L形の固定爪30
6,306と、固定爪306,306のそれぞれの水平部に電線送給
ラインXa,Xbに対して直交する左右方向へ進退自在にそ
れぞれ取付けられた可動爪307,307と、可動爪307,307を
それぞれ進退駆動するためのシリンダ308,308とを有し
ている。そして、固定爪306,306のそれぞれの垂直部と
可動爪307,307との間にそれぞれ電線600a,600bを配置し
た状態で、シリンダ308,308の駆動により可動爪307,307
がそれぞれ進出すると、固定爪306,306と可動爪307,307
とにより電線600a,600bが把持されるとともに、可動爪3
07,307がそれぞれ後退すると電線600a,600bの把持がそ
れぞれ解除されるように構成されている。
第4A図および第4B図にカッター部100の側面図および正
面図を示す。カッター部100において、電線送給ラインX
a,Xbの両側にそれぞれ垂直方向に延びる2本の支柱101
が配置されるとともに、その2本の支柱101間に掛け渡
されるように配置される上・下カッター支持部材102a,1
02bはそれぞれ支柱101にスライド自在に支持される。さ
らに、上・下カッター支持部材102a,102bには上・下カ
ッター103a,103bがそれぞれ取付けられる。上カッター
支持部材102aには、コ字形取付部材104の中央片104aが
固定されて、両側片104bがそれぞれ電線送給方向Pに対
し下流側に延びるように配置される。さらに、両側片10
4bの先端にはそれぞれ取付穴104cが形成されるととも
に、その取付穴104cに略U字形電線押え部材105の両側
片105b先端が回転自在に係止される。これにより、電線
押え部材105がその両側片105b先端を支点としてほぼ前
後方向(矢符P,Qに示す)に沿って揺動自在となるよう
に構成される。また、電線押え部材105の両側片105bに
は、上カッター支持部材102aに向けて延びるストッパ10
5aが形成される。そして、このストッパ105aの先端がカ
ッター支持部材102に当接することにより、電線押え部
材105の第4A図反時計方向への揺動が規制されるように
している。
面図を示す。カッター部100において、電線送給ラインX
a,Xbの両側にそれぞれ垂直方向に延びる2本の支柱101
が配置されるとともに、その2本の支柱101間に掛け渡
されるように配置される上・下カッター支持部材102a,1
02bはそれぞれ支柱101にスライド自在に支持される。さ
らに、上・下カッター支持部材102a,102bには上・下カ
ッター103a,103bがそれぞれ取付けられる。上カッター
支持部材102aには、コ字形取付部材104の中央片104aが
固定されて、両側片104bがそれぞれ電線送給方向Pに対
し下流側に延びるように配置される。さらに、両側片10
4bの先端にはそれぞれ取付穴104cが形成されるととも
に、その取付穴104cに略U字形電線押え部材105の両側
片105b先端が回転自在に係止される。これにより、電線
押え部材105がその両側片105b先端を支点としてほぼ前
後方向(矢符P,Qに示す)に沿って揺動自在となるよう
に構成される。また、電線押え部材105の両側片105bに
は、上カッター支持部材102aに向けて延びるストッパ10
5aが形成される。そして、このストッパ105aの先端がカ
ッター支持部材102に当接することにより、電線押え部
材105の第4A図反時計方向への揺動が規制されるように
している。
一方、支柱101に平行に配置されるボールネジ106は、そ
の軸回りに回転自在となるように本体100aに支持される
とともに、下端がサーボモータMの回転軸に接続され
る。このボールネジ106の右ネジ領域106aに上カッター
支持部材102aが螺合されるとともに、下カッター支持部
材102bが左ネジ領域106bに螺合される。そして、サーボ
モータMの駆動によりボールネジ106が一方向へ回転す
ると上・下カッター支持部材102a,102bが互いに接近す
る方向に移動して上・下カッター103a,103bが閉成する
とともに、他方向に回転すると上・下カッター支持部材
102a,102bが上記と逆方向に移動して上・下カッター103
a,103bが開成するように構成される。このとき、電線押
え部材105は、上カッター支持部材102aの昇降動作に追
随して昇降することになる。また、サーボモータMの駆
動量に応じて上・下カッター103a,103bが所望の上下位
置で停止できるように構成されている。
の軸回りに回転自在となるように本体100aに支持される
とともに、下端がサーボモータMの回転軸に接続され
る。このボールネジ106の右ネジ領域106aに上カッター
支持部材102aが螺合されるとともに、下カッター支持部
材102bが左ネジ領域106bに螺合される。そして、サーボ
モータMの駆動によりボールネジ106が一方向へ回転す
ると上・下カッター支持部材102a,102bが互いに接近す
る方向に移動して上・下カッター103a,103bが閉成する
とともに、他方向に回転すると上・下カッター支持部材
102a,102bが上記と逆方向に移動して上・下カッター103
a,103bが開成するように構成される。このとき、電線押
え部材105は、上カッター支持部材102aの昇降動作に追
随して昇降することになる。また、サーボモータMの駆
動量に応じて上・下カッター103a,103bが所望の上下位
置で停止できるように構成されている。
第1図および第2図に示すように、排出手段550は、支
柱551と、支柱551の上端に固定され矢符R,Sに示す左右
方向に沿って配設されるレール552と、レール552に移動
自在に支持される排出クランプ553とを備える。そし
て、図示しない駆動手段により排出クランプ553が左右
に移動されるように構成されるとともに、後述する2本
の切断電線を同時に把持・解除できるように構成されて
いる。
柱551と、支柱551の上端に固定され矢符R,Sに示す左右
方向に沿って配設されるレール552と、レール552に移動
自在に支持される排出クランプ553とを備える。そし
て、図示しない駆動手段により排出クランプ553が左右
に移動されるように構成されるとともに、後述する2本
の切断電線を同時に把持・解除できるように構成されて
いる。
また、このハーネス製造装置において、上記各駆動部
は、それぞれ図示しない制御手段に接続されており、そ
の制御手段からの制御信号に基づいて、上記各駆動部の
駆動が制御されて、以下に説明するような動作が行なわ
れる。なお、動作開始前における第1および第2クラン
プ200,300はそれぞれ電線600a,600bへの把持を解除した
状態にあり、また、排出手段550の排出クランプ553は第
1図矢符Rに示す右方向に移動した位置で電線解除状態
にある。さらに、上・下カッター103a,103bは全開状態
にある。
は、それぞれ図示しない制御手段に接続されており、そ
の制御手段からの制御信号に基づいて、上記各駆動部の
駆動が制御されて、以下に説明するような動作が行なわ
れる。なお、動作開始前における第1および第2クラン
プ200,300はそれぞれ電線600a,600bへの把持を解除した
状態にあり、また、排出手段550の排出クランプ553は第
1図矢符Rに示す右方向に移動した位置で電線解除状態
にある。さらに、上・下カッター103a,103bは全開状態
にある。
この状態から、電線送給手段50により電線600a,600bが
送給ラインXa,Xbに沿って矢符P方向へ所定量(ハーネ
スの長さ寸法量)送給される。
送給ラインXa,Xbに沿って矢符P方向へ所定量(ハーネ
スの長さ寸法量)送給される。
次に、上・下カッター103a,103bが中開状態に移行さ
れ、電線600a,600bが上・下カッター103a,103bの先端に
より上下から押し付けられるようにして位置決めされ
る。すなわち、電線600a,600bが自重や曲がりぐせ等に
より各電線送給ラインXa,Xbから上下方向に逸脱してい
ると、電線600a,600bの胴部がカッター103の先端に押さ
れて各電線送給ラインXa,Xb上に戻される。これによ
り、第2クランプ300の上流側において電線600a,600bの
位置決めが図られる。また、上カッター103aの下降動作
に追随して電線押え部材105も降下し、電線押え部材105
の自重のより電線600a,600bが線受プレート310側へ押し
込まれる。これにより、第2クランプ300の下流側にお
いて、電線600a,600bの上下方向の位置決めが図られ
る。
れ、電線600a,600bが上・下カッター103a,103bの先端に
より上下から押し付けられるようにして位置決めされ
る。すなわち、電線600a,600bが自重や曲がりぐせ等に
より各電線送給ラインXa,Xbから上下方向に逸脱してい
ると、電線600a,600bの胴部がカッター103の先端に押さ
れて各電線送給ラインXa,Xb上に戻される。これによ
り、第2クランプ300の上流側において電線600a,600bの
位置決めが図られる。また、上カッター103aの下降動作
に追随して電線押え部材105も降下し、電線押え部材105
の自重のより電線600a,600bが線受プレート310側へ押し
込まれる。これにより、第2クランプ300の下流側にお
いて、電線600a,600bの上下方向の位置決めが図られ
る。
こうして、第2クランプ300の上流側と下流側で電線600
a,600bがそれぞれ上下方向に位置決めされた状態で、そ
の電線600a,600bが第2クランプ300により左右方向か
ら、クランプされるとともに、第1クランプ200によっ
ても同時にクランプされる。次に、上・下カッター103
a,103bが全閉状態に移行されて、電線600a,600bが切断
され、第1クランプ200により把持された残留電線600a,
600bと、第2クランプ300により把持された切断電線と
に分割される(切断処理)。この場合、上カッター103a
の下降に伴い、電線押え部材105が、電線600a,600bに押
されて第4A図時計方向に沿って上方へ揺動するため、電
線押え部材105により上カッター103aの下降動作が妨げ
られたり、電線600a,600bの過度の押し込みがなされる
こともない。つづいて、上・下カッター103a,103bが一
旦全開状態に戻ってから、第1クランプ200が矢符P方
向に少量前進し、上・下カッター103a,103bが小開状態
に移行されて2本の残留電線600a,600bの下流側の被覆
部が上・下カッター103a,103bにより切り込まれる。そ
してその切込状態のまま第1クランプ200が矢符Q方向
へ後退して2本の残留電線600a,600bの下流側の被覆部
がそれぞれ剥取られる(第1の被覆剥取処理)。つづい
て、上・下カッター103a,103bが再び全開状態に戻ると
ともに、第1クランプ200が矢符R方向に移動して、第
1端子圧着手段400により2本の残留電線600a,600bの下
流側剥取端部に端子602,602(第3図)がそれぞれ圧着
される(第1の端子圧着処理)。その後第1クランプ20
0が矢符S方向に移動して第1図ないし第3図に示す元
の位置に戻る。一方、第1の端子圧着処理が実行されて
いる間に、第2クランプ300に把持された2本の切断電
線の上流側の被覆部が上記と同様にして剥取られる(第
2の被覆剥取処理)。次に、第2クランプ300が、矢符
Sに示す左方向へ移動して、第2端子圧着手段500によ
り2本の切断電線の上流側剥取端部に端子が圧着され
る。その後、切断電線が排出クランプ553により把持さ
れるとともに、第2クランプ300の切断電線への把持が
解除され、排出クランプ553がレール552に沿って矢符S
に示す左方向に移動してから、切断電線への把持が解除
される。こうして、両端にそれぞれ端子602の圧着され
た切断電線(ハーネス)が図示しない電線排出部にそれ
ぞれ排出される。
a,600bがそれぞれ上下方向に位置決めされた状態で、そ
の電線600a,600bが第2クランプ300により左右方向か
ら、クランプされるとともに、第1クランプ200によっ
ても同時にクランプされる。次に、上・下カッター103
a,103bが全閉状態に移行されて、電線600a,600bが切断
され、第1クランプ200により把持された残留電線600a,
600bと、第2クランプ300により把持された切断電線と
に分割される(切断処理)。この場合、上カッター103a
の下降に伴い、電線押え部材105が、電線600a,600bに押
されて第4A図時計方向に沿って上方へ揺動するため、電
線押え部材105により上カッター103aの下降動作が妨げ
られたり、電線600a,600bの過度の押し込みがなされる
こともない。つづいて、上・下カッター103a,103bが一
旦全開状態に戻ってから、第1クランプ200が矢符P方
向に少量前進し、上・下カッター103a,103bが小開状態
に移行されて2本の残留電線600a,600bの下流側の被覆
部が上・下カッター103a,103bにより切り込まれる。そ
してその切込状態のまま第1クランプ200が矢符Q方向
へ後退して2本の残留電線600a,600bの下流側の被覆部
がそれぞれ剥取られる(第1の被覆剥取処理)。つづい
て、上・下カッター103a,103bが再び全開状態に戻ると
ともに、第1クランプ200が矢符R方向に移動して、第
1端子圧着手段400により2本の残留電線600a,600bの下
流側剥取端部に端子602,602(第3図)がそれぞれ圧着
される(第1の端子圧着処理)。その後第1クランプ20
0が矢符S方向に移動して第1図ないし第3図に示す元
の位置に戻る。一方、第1の端子圧着処理が実行されて
いる間に、第2クランプ300に把持された2本の切断電
線の上流側の被覆部が上記と同様にして剥取られる(第
2の被覆剥取処理)。次に、第2クランプ300が、矢符
Sに示す左方向へ移動して、第2端子圧着手段500によ
り2本の切断電線の上流側剥取端部に端子が圧着され
る。その後、切断電線が排出クランプ553により把持さ
れるとともに、第2クランプ300の切断電線への把持が
解除され、排出クランプ553がレール552に沿って矢符S
に示す左方向に移動してから、切断電線への把持が解除
される。こうして、両端にそれぞれ端子602の圧着され
た切断電線(ハーネス)が図示しない電線排出部にそれ
ぞれ排出される。
一方、第2クランプ300は、切断電線(ハーネス)を排
出クランプ553に引き渡した後、第1図に示す元の位置
に戻る。
出クランプ553に引き渡した後、第1図に示す元の位置
に戻る。
このような動作が連続的に繰返されて、両端に端子602
の圧着されたハーネスが順次2本ずつ製造される。
の圧着されたハーネスが順次2本ずつ製造される。
このハーネス製造装置によれば、第1クランプ200から
第2クランプ300に向けて送給された電線600a,600bが、
電線押え部材105により線受プレート310側へ押し付けら
れて上下方向に位置決めされた状態で第2クランプ300
によりクランプされる。そのため、電線600a,600bが左
右方向のみならず上下方向にも正確に位置決めされてク
ランプされる。その結果、上・下カッター103a,103bで
電線600a,600bを切断する際に、上・下カッター103a,10
3bが同時に電線600a,600bの胴部へ食い込むようにな
り、電線600a,600bがバランス良く切断されて切断精度
が向上する。また、第2クランプ300にクランプされた
切断電線に対し第2端子圧着手段500により端子圧着処
理が行われる場合にも、切断電線の上下方向の位置決め
が正確に行われているので、端子の圧着不良等も生じな
い。
第2クランプ300に向けて送給された電線600a,600bが、
電線押え部材105により線受プレート310側へ押し付けら
れて上下方向に位置決めされた状態で第2クランプ300
によりクランプされる。そのため、電線600a,600bが左
右方向のみならず上下方向にも正確に位置決めされてク
ランプされる。その結果、上・下カッター103a,103bで
電線600a,600bを切断する際に、上・下カッター103a,10
3bが同時に電線600a,600bの胴部へ食い込むようにな
り、電線600a,600bがバランス良く切断されて切断精度
が向上する。また、第2クランプ300にクランプされた
切断電線に対し第2端子圧着手段500により端子圧着処
理が行われる場合にも、切断電線の上下方向の位置決め
が正確に行われているので、端子の圧着不良等も生じな
い。
また、電線押え部材105を上カッター103a(上カッター
支持部材102a)に取付けて、上・下カッター103a,103b
を駆動するためのサーボモータMを利用して電線押え部
材105を昇降駆動させるようにしているため、電線押え
部材105を昇降させるための専用の駆動手段を別に設け
る必要がなく、コストが低減する。なお、電線押え部材
105をカッター支持部材102に揺動自在に取付けているた
め、電線600a,600bを上・下カッター103a,103bにより切
断する際、上カッター103の下降に伴い電線押え部材105
が、電線600a,600bに押し上げられて上方へ揺動し、そ
の結果、電線押え部材105が電線600a,600bを過度に押し
付けることもなく、まして電線押え部材105が線受プレ
ート310に干渉することもなく、電線600a,600bの切断動
作に支障を来たすようなことはない。
支持部材102a)に取付けて、上・下カッター103a,103b
を駆動するためのサーボモータMを利用して電線押え部
材105を昇降駆動させるようにしているため、電線押え
部材105を昇降させるための専用の駆動手段を別に設け
る必要がなく、コストが低減する。なお、電線押え部材
105をカッター支持部材102に揺動自在に取付けているた
め、電線600a,600bを上・下カッター103a,103bにより切
断する際、上カッター103の下降に伴い電線押え部材105
が、電線600a,600bに押し上げられて上方へ揺動し、そ
の結果、電線押え部材105が電線600a,600bを過度に押し
付けることもなく、まして電線押え部材105が線受プレ
ート310に干渉することもなく、電線600a,600bの切断動
作に支障を来たすようなことはない。
また、このハーネス製造装置では、径寸法の異なる電線
を処理する際の電線押え部材105の位置調整作業も省略
できる。
を処理する際の電線押え部材105の位置調整作業も省略
できる。
例えば、上記第6図に示す提案例のハーネス製造装置で
は、処理する電線の径寸法が変化するごとに、位置調整
機構17のナット17aを回して電線押え部材16の降下位置
を調整し、電線20への過度の押込みまたは押込み不足等
を防止する必要がある。しかし、この実施例のハーネス
製造装置においては、電線600a,600bの径寸法が変化し
ても、電線押え部材105が揺動することにより、常に電
線600a,600bを適切な位置で押え込むので、電線押え部
材105の位置調整作業を省略できる。
は、処理する電線の径寸法が変化するごとに、位置調整
機構17のナット17aを回して電線押え部材16の降下位置
を調整し、電線20への過度の押込みまたは押込み不足等
を防止する必要がある。しかし、この実施例のハーネス
製造装置においては、電線600a,600bの径寸法が変化し
ても、電線押え部材105が揺動することにより、常に電
線600a,600bを適切な位置で押え込むので、電線押え部
材105の位置調整作業を省略できる。
なお、上記実施例においては、電線押え部材105を揺動
自在に構成して、切断時における電線押え部材105の電
線600a,600bへの過度の押込みを防止するようにしてい
るが、その他の手段を用いて防止するようにしてもよ
い。例えば、電線押え部材105を取付けるための取付部
材104に形成される取付穴104cを上下方向に長寸な長穴
に形成し、その長穴に電線押え部材105の両側片105bを
スライド自在に係止させて、電線押え部材105をカッタ
ー103に対し上下方向にスライド自在に構成するように
してもよい。
自在に構成して、切断時における電線押え部材105の電
線600a,600bへの過度の押込みを防止するようにしてい
るが、その他の手段を用いて防止するようにしてもよ
い。例えば、電線押え部材105を取付けるための取付部
材104に形成される取付穴104cを上下方向に長寸な長穴
に形成し、その長穴に電線押え部材105の両側片105bを
スライド自在に係止させて、電線押え部材105をカッタ
ー103に対し上下方向にスライド自在に構成するように
してもよい。
また、上記実施例では、電線押え部材105の自重により
電線600a,600bを押し込むようにしているが、スプリン
グ等の付勢手段を設けて、その付勢力により電線600a,6
00bを押し込むようにしてもよい。
電線600a,600bを押し込むようにしているが、スプリン
グ等の付勢手段を設けて、その付勢力により電線600a,6
00bを押し込むようにしてもよい。
(考案の効果) 以上のように、この考案のハーネス製造装置によれば、
電線押え部材を上カッターに取付けて、上・下カッター
の中開状態から全閉状態にかけて、電線押え部材の自重
や付勢手段の付勢力を利用して電線を線受部材側へ押し
付けるようにしているため、安価なコストで電線の切断
処理に支障をきたすことなく、第1クランプから第2ク
ランプに送給された電線を、上下方向に正確に位置決め
してクランプできるという効果がある。
電線押え部材を上カッターに取付けて、上・下カッター
の中開状態から全閉状態にかけて、電線押え部材の自重
や付勢手段の付勢力を利用して電線を線受部材側へ押し
付けるようにしているため、安価なコストで電線の切断
処理に支障をきたすことなく、第1クランプから第2ク
ランプに送給された電線を、上下方向に正確に位置決め
してクランプできるという効果がある。
第1図はこの考案の一実施例であるハーネス製造装置を
示す斜視図、第2図はその一部切欠側面図、第3図はそ
の装置の要部拡大斜視図、第4A図および第4B図はそれぞ
れ上記一実施例のハーネス製造装置のカッター部を示す
側面図および正面図、第5図は従来のハーネス製造装置
を示す要部斜視図、第6図は提案例のハーネス製造装置
を示す一部切欠側面図である。 103a,103b……上・下カッター、 105……電線押え部材、 200……第1クランプ、 300……第2クランプ、 310……線受プレート、 600a,600b……電線、 Xa,Xb……電線送給ライン
示す斜視図、第2図はその一部切欠側面図、第3図はそ
の装置の要部拡大斜視図、第4A図および第4B図はそれぞ
れ上記一実施例のハーネス製造装置のカッター部を示す
側面図および正面図、第5図は従来のハーネス製造装置
を示す要部斜視図、第6図は提案例のハーネス製造装置
を示す一部切欠側面図である。 103a,103b……上・下カッター、 105……電線押え部材、 200……第1クランプ、 300……第2クランプ、 310……線受プレート、 600a,600b……電線、 Xa,Xb……電線送給ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−126585(JP,A) 特開 昭55−126915(JP,A) 特開 昭57−22837(JP,A) 特開 昭57−43313(JP,A) 特開 昭62−88510(JP,A) 特開 平1−276513(JP,A) 実開 昭59−3711(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】電線送給ラインに沿って第1クランプ,上
・下カッター,第2クランプおよび線受部材がこの順に
配置されるとともに、前記線受部材の上方に昇降自在に
電線押え部材が配置され、前記電線送給ラインに沿って
前記第1クランプから前記第2クランプに向けて送給さ
れた電線を、降下された前記電線押え部材と前記線受部
材とで挟み込んで上下方向の位置決めを図りながら、そ
の電線を前記第2クランプにより左右方向からクランプ
し、そのクランプ状態で前記上・下カッターを全閉状態
に移行させることより前記電線を切断するようにしたハ
ーネス製造装置において、 前記電線押え部材を前記上・下カッターの開閉動作に連
動して昇降するように前記上カッターに取付けるととも
に、前記上・下カッターの中開状態から全閉状態にかけ
て前記電線押え部材がその自重または付勢手段の付勢力
を利用して前記電線を前記線受部材に押し付けるように
したことを特徴とするハーネス製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14841789U JPH0635295Y2 (ja) | 1989-12-22 | 1989-12-22 | ハーネス製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14841789U JPH0635295Y2 (ja) | 1989-12-22 | 1989-12-22 | ハーネス製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0386521U JPH0386521U (ja) | 1991-09-02 |
JPH0635295Y2 true JPH0635295Y2 (ja) | 1994-09-14 |
Family
ID=31694866
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14841789U Expired - Fee Related JPH0635295Y2 (ja) | 1989-12-22 | 1989-12-22 | ハーネス製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0635295Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4679839B2 (ja) * | 2004-06-03 | 2011-05-11 | 新明和工業株式会社 | 電線処理装置におけるサーボモータ駆動系の基準位置取得方法 |
-
1989
- 1989-12-22 JP JP14841789U patent/JPH0635295Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0386521U (ja) | 1991-09-02 |
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