JPH0769309A - 梱包機におけるバンド最終端検知方法及び装置 - Google Patents

梱包機におけるバンド最終端検知方法及び装置

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JPH0769309A
JPH0769309A JP22005893A JP22005893A JPH0769309A JP H0769309 A JPH0769309 A JP H0769309A JP 22005893 A JP22005893 A JP 22005893A JP 22005893 A JP22005893 A JP 22005893A JP H0769309 A JPH0769309 A JP H0769309A
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JP
Japan
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band
pool
signal
count number
roller
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JP22005893A
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English (en)
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Tokio Shibazaki
時雄 柴崎
Seiichiro Koyama
誠一郎 小山
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SUTORAPATSUKU KK
Strapack Corp
Original Assignee
SUTORAPATSUKU KK
Strapack Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】バンドリールに装着したバンドコイルのバンド
最終端がプールボックス内にプールされたことを検知
し、該バンド最終端がプールボックスのバンド出口より
バンド案内アーチ方向へ給送されることを防止するバン
ド最終端検知方法及びその機構を提供する。 【構成】設定バンドプール量検知手段80で設定バンド
プール量に満たないことを検知しているときに、連続し
て発生する起動スイッチ125の起動信号をカウント
し、この起動信号のカウント数Vnが設定カウント数
(設定値)Vsより小さいときの起動信号で通常の梱包
工程が行なわれる。一方、前記起動信号のカウント数V
nが前記設定値Vsに達したときの起動信号で当該梱包工
程の前記バンド供給機構の作動工程を停止せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、梱包機のバンド最終端
検知方法および装置に関し、特にバンドリールに装着し
たバンドコイルのバンド最終端が、プールボックス内に
送り込まれたことを検知し、該バンド最終端を有するバ
ンドをプールボックスからバンド案内アーチ内へ給送す
る工程を中止し、バンド案内アーチ内にバンド案内アー
チ一周分に足りないバンドが残留することを防止するバ
ンド最終端検知方法及び当該方法を実施するための装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の梱包機は、図10に示すよ
うに、6はいわゆる縦型の全自動梱包機で、既知のバン
ドの供給、先端側の把持、供給側の引戻し、引締め、切
断及びバンド重合部の接着を行なう諸機構を内蔵する本
体7と、この本体7の上面に載置した作業テーブル18
の中央で長手方向の両端縁にわたり跨設された下向きコ
字状のバンド案内アーチ12と、本体7の長手方向一側
面に設けられ前記バンド案内アーチ12と直交する方向
でバンドコイルを装填可能なバンドリール8を備えてい
る。
【0003】また、前記バンド案内アーチ12と同一平
面の側面には、特公平3−21407号公報に従来技術
として記載されているごとく、バンドリール8に装填さ
れたコイル状のバンドが通過するバンド入口とバンド案
内アーチ内へバンドを供給するバンド出口を有するプー
ルボックス32を設け、該プールボックス32内へバン
ドコイルのバンドを給送する一対のプールローラ31を
バンド入口近傍に備え、このプールローラ31を回転す
る回転駆動手段を設けている。
【0004】また、プールボックス32には、プールロ
ーラ31で給送されたプールボックス32内の設定バン
ドプール量の有無を検知する既知の設定バンドプール量
検知手段が設けられている。
【0005】また、115はテンションアームで、カム
軸の回転によって擺動しバンドの引締めを行なう。15
1は一対のフィードローラで、回転駆動手段によりバン
ド案内アーチ12内へバンドを供給し、被梱包物を梱包
するとき回転駆動手段によりバンド案内アーチ12内の
バンドを引き戻すものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の梱包機において
は、作業テーブル18上に被梱包物を載置して起動スイ
ッチ125を押圧して起動回路を閉成すると、本体7内
の諸機構が作動し、すなわちフィードローラ151が逆
転することによりバンドがバンド案内アーチ12内から
脱出して被梱包物に巻回し、テンションアーム115が
擺動して引締め、バンド溶着機構によりバンドが切断、
溶着され、次いでフィードローラ151が正転してバン
ドをバンド案内アーチ12内へ給送して一梱包工程が完
了する。この梱包工程が繰り返し行なわれると、プール
ボックス32内のバンドはバンド案内アーチ12へ給送
され減少し、予め設定した設定バンドプール量の不存在
を検知する設定バンドプール量検知手段による検知信号
により回転駆動手段が作動してプールローラ31が回転
し、バンドリール8のバンドコイルのバンドをプールボ
ックス32内へ供給する。
【0007】以上のように、梱包工程が繰り返し行なわ
れるにつれて、バンドコイルのバンドは次第に減少し、
遂にはバンドコイルのバンド最終端がプールボックス3
2内へ給送され、次いで数回のバンド梱包工程後、プー
ルボックス内のバンド最終端を有するバンド案内アーチ
一周分に満たないバンドは当該梱包工程におけるバンド
供給機構の作動によりバンド案内アーチ12内へ給送さ
れることになる。
【0008】バンド最終端がバンド案内アーチ内に給送
されてバンド最終端がバンド引戻し機構の一対の逆転ロ
ーラから外れてしまうと、バンド案内アーチ内のバンド
を引戻すことができなくなり梱包不可能になるため、バ
ンド案内アーチを開いてアーチ内のバンドを手で引き出
さなければならず、この作業は面倒であり手間がかかる
という問題点があった。
【0009】あるいは、バンドが一対の逆転ローラ間に
挟持されているが、バンド最終端が逆転ローラとプール
ボックスの出口間のバンド通過路内にある場合、このバ
ンドを引き戻すとき、バンド最終端が前記バンド通過路
内でひっかかり、バンドはバンド通過路内で重畳的な波
形状にグシャグシャに折り重なり、板バネのようになる
いわゆるジャムを起こすことになるという問題点があっ
た。このような場合、ジャムしたバンドを該部から取り
出すためには極めて煩雑な作業を要するものであった。
【0010】なお、作業者は梱包作業中、特に連続して
梱包作業を行なうとき、バンドリールにバンドがなくな
った場合にもこれに気付かず、バンド最終端がバンド案
内アーチ内に給送され梱包できなくなったときに気付く
ことが多かった。
【0011】本発明は叙上の問題点を解決するために開
発されたもので、バンドリールに装着したバンドコイル
のバンド最終端がプールボックス内にプールされたこと
を検知し、該バンド最終端がプールボックスのバンド出
口よりバンド案内アーチ方向へ給送されることを防止す
るバンド最終端検知方法及びその機構を提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のバンド最終端検知方法においては、バンド
リール8に装填したバンドコイルのバンドをプールボッ
クス161内に供給し、プールボックス161内の設定
バンドプール量を検知する設定バンドプール量検知手段
80によりプールボックス161内のバンド量を制御
し、プールボックス161内のバンドをバンド供給機構
によりバンド案内アーチ12内へ供給し、バンド案内ア
ーチ12内のバンド先端を把持し、起動スイッチ125
の起動信号でバンド案内アーチ12内のバンドをバンド
引締め機構によりバンドを引戻して被梱包物を緊締し、
バンドを切断、溶着する梱包工程において、前記設定バ
ンドプール量検知手段80で設定バンドプール量に満た
ないことを検知しているときに、連続して発生する起動
スイッチ125の起動信号をカウントし、この起動信号
のカウント数Vnが設定カウント数(設定値)Vsより小
さいときの起動信号で通常の梱包工程が行なわれる。一
方、前記起動信号のカウント数Vnが前記設定値Vsに達
したときの起動信号で当該梱包工程の前記バンド供給機
構の作動工程を停止せしめるものである。
【0013】また、前記設定バンドプール量検知手段8
0で設定バンドプール量に達していることを検知してい
るときに発生する起動スイッチ125の起動信号によ
り、それ迄の起動信号のカウント数Vnをリセットする
ことができる。
【0014】さらに、前記起動信号のカウント数Vnが
設定カウント数(設定値)Vsに達したときの起動信号
により、梱包工程を停止せしめて梱包工程の原位置(前
記バンド供給機構によるバンド案内アーチへのバンド供
給後の位置;本願明細書において「原位置」という。)
へ復帰させ、且つ表示ランプ127を点滅あるいは警報
装置を作動せしめることもできる。
【0015】本発明のバンド最終端検知機構において
は、バンドリール8に装填したバンドコイルのバンドが
通過するバンド入口と梱包機本体に付設したバンド案内
アーチ12内へバンドを供給するバンド出口を有するプ
ールボックス161を設け、該プールボックス161内
へバンドを供給する一対のプールローラ31をバンド入
口近傍に備え、このプールローラ31を回転する回転駆
動手段を設け、プールローラ31でプールされたプール
ボックス161内のバンド量を検知する設定バンドプー
ル量検知手段80を設け、プールボックス161内のバ
ンドをバンド案内アーチ12内へ供給し、本体内へ引戻
し、且つ被梱包物に対して引締めるバンド供給引締め機
構及びバンド溶着機構を備え、これらの諸機構による梱
包工程を開始せしめる起動信号を発生する起動スイッチ
125を備えた梱包機において、前記設定バンドプール
量検知手段80によりプールボックス内のバンドが設定
バンドプール量に満たないことを検知して発生した設定
バンドプール量不存在検知信号および起動スイッチ12
5の起動信号を制御回路部内に供給し、前記設定バンド
プール量不存在検知信号が供給されているときの起動信
号が制御回路部内でカウントされ、前記設定バンドプー
ル量不存在検知信号が供給されていないときの起動信号
により制御回路部内のそれ迄のカウント数(設定値)V
nをゼロにリセットするように構成する。さらに、前記
カウント数Vnが設定カウント数の設定値Vs未満のとき
に入力した起動信号と、前記カウント数Vnが前記設定
値Vsに達したときに入力した起動信号に基づく駆動制
御信号を作り、該制御回路の前記駆動制御信号を、バン
ド供給引締め機構及びバンド溶着機構等の諸機構の動作
を制御する駆動回路に出力するよう構成する。そして、
前記カウント数Vnが前記設定値Vs未満のときの起動信
号が入力する毎にバンド供給引締め機構及びバンド溶着
機構等の諸機構を作動して一梱包動作を行なわせる信号
を前記駆動回路に出力し、一方、前記カウント数Vnが
前記設定値Vsに達したときの起動信号で当該梱包工程
の前記バンド供給機構の作動を停止する信号を前記駆動
回路に出力するよう構成したことを特徴とする。
【0016】また、前記カウント数Vnが設定値Vsに達
したときの起動信号で、当該梱包工程の前記バンド供給
機構の作動を停止し、且つバンド供給引締め機構及びバ
ンド溶着機構等の諸機構を梱包工程の原位置へ復帰さ
せ、表示ランプ127を点滅あるいは警報装置を作動せ
しめる信号を制御回路部から出力することができる。
【0017】
【作用】プールボックス161の設定バンドプール量は
バンド案内アーチ12の1周分の長さの数倍であり、被
梱包物がバンド案内アーチ内周一杯のものであっても、
設定バンドプール量だけで少なくともバンド案内アーチ
12の1周分の長さの数倍分と同じ回数の梱包作業を行
なえる。この設定バンドプール量のバンド長さに応じて
起動信号のカウント数の設定値Vsを設定している。
【0018】バンドリール8に装填されたバンドコイル
のバンド最終端がプールローラ31によりプールボック
ス161内に収納されたのちは、梱包工程が行なわれて
もプールボックス161内にバンドが供給されないの
で、設定バンドプール量検知手段80はプールボックス
161内のバンドプール量が設定バンドプール量無いこ
とを検知して設定バンドプール量不存在検知信号を発生
しつづける。
【0019】設定バンドプール量検知手段80が設定バ
ンドプール量不存在検知信号を発生している状態におい
て、連続して発生する起動スイッチ125による起動信
号のカウント数Vnが設定値Vsより小さいとき、それぞ
れの起動信号でその都度梱包工程が行なわれる。
【0020】すなわち、バンド最終端がプールボックス
161内へ給送された後の梱包工程が、設定値Vsより
1つ少ない回数まで行なわれると、プールボックス16
1内のバンドプール量は残り少なくなるが、バンド最終
端はまだプールボックス161内に留まっている。
【0021】そして、起動信号のカウント数Vnが設定
値Vsと同じ数値になると、この時の起動信号で当該梱
包工程の前記バンド供給機構の作動を停止される。した
がって、プールボックス161内のバンド最終端はバン
ド案内アーチ12内へ給送されることはない。
【0022】なお、前記起動信号のカウント数Vnが設
定値Vsに達したときの起動信号で表示ランプ127が
点滅し、あるいは警報装置又は両者が作動すると、作業
者はバンド最終端がプールボックス161内にプールさ
れたことに容易に気付き、プールボックスから梱包機内
のバンドを簡単に引出して廃棄し、新たなバンドコイル
をバンドリール8に装填しバンドをバンド案内アーチ1
2内へ給送して通常の梱包工程を行なう。
【0023】
【実施例】以下、本発明の詳細の実施例を図示にもとづ
き従来の実施例と同様の部分は省略して説明する。各種スイッチおよび表示ランプ 図3において、梱包機本体の上面に各種スイッチを備え
た操作パネル上の起動スイッチ125を押圧すると梱包
工程の作動を開始せしめる起動信号を発生する。126
は停止スイッチで、この停止スイッチ126を押圧する
と電源との導通を断たれ梱包工程がどの段階にあっても
動作を停止する。127は電源の表示ランプで、図示せ
ざる電源スイッチを入れるとこの表示ランプ127が常
時点灯する。
【0024】プールボックス161 161はプールボックスで、図4において梱包機本体7
のバンド案内アーチ12と同一平面の側面に設けたもの
である。プールボックス161は横長の長方形を成すフ
ロントプレート163の一方の面を、本体外板37にバ
ンド幅より微かに大きな間隙を介して平行に対峙させ箱
状に形成し、このプールボックス161内には少なくと
も一梱包でバンド案内アーチ12に供給されるバンド量
より多量のバンドを収容できる大きさに形成される。
【0025】フロントプレート163は図4に示すよう
に、横長の長方形の各端縁にフランジ片631,63
1,631,631を屈曲形成しフロントプレート16
3の剛性を増し、長方形の各コーナ付近に各段付きピン
162を挿通可能な4個の挿孔67,67,67,67
を設け、これらの挿孔67のうち上部の2個の挿孔67
の上端縁に段付きピン162の各溝内に嵌挿可能な半円
状の切欠きを形成する。フロントプレート163の各挿
孔67内にそれぞれ各段付きピン162を挿入し半円状
の前記切欠き又は挿孔67の上端縁を各段付きピン16
2の溝内に嵌挿し、フロントプレート163の面を本体
外板37にバンド幅よりわずかに大きな間隔を介して平
行に対峙させる。
【0026】バックプールボックス 71はバックプールボックスで、プールボックス161
と同様に、本体外板37にバックプールプレート73を
バンド幅より微かに大きな間隙を介して対峙し、前記バ
ックプールプレート73をプールボックス161のフロ
ントプレート163の 長方形の一辺をなす端縁にヒン
ジ72,72を介して開閉自在に設け、プールボックス
161に隣接して内部空間を連通し、プールボックスの
一部を成すものである。 プールローラ31 31はプールローラで、バンドリール8に装填されたバ
ンドコイルのバンドをプールボックス161へ給送する
ものである。プールローラ31は図4に示すようにバッ
クプールボックス71の下方に設けられ、基本的には側
面に設けたプールシュータ35のバンド入口とプールボ
ックス161内とを連通するバンド通過路75に、プー
ルモータ129(図1)で回転駆動される駆動ローラ3
3と該駆動ローラ33に圧接する遊動ローラ34の周面
を臨ませたものである。
【0027】設定バンドプール量検知手段80 80は設定バンドプール量検知手段で、プールボックス
161内の設定バンドプール量の有無を検知するもので
ある。設定バンドプール量検知手段80は、図4におい
て、本体外板37に回動自在に軸承された断面L字状の
バランスバー45をプールボックス161の外板37と
フロントプレート163間の下縁の開口の下方に配置さ
れ、バランスバー45とフロントプレート163の下縁
との間に間隙を有している(図6)。
【0028】バランスバー45は、詳しくは図5に示す
ように、外板37の表面に突設した軸46にスリーブ4
7,47を介して軸承した短尺のブロック状の基部81
1の先端に、長尺の断面L字状のバランスバー45の一
端をネジ189,189で固定している。なお、バラン
スバー45の基部811は、図4に示すようにプールボ
ックス161のバンド入口と反対方向側の下方で、すな
わちバンドコイルのバンドがプールボックス161内に
給送されるバンド通過路75のバンド出口より最も遠い
位置で軸46承されており、バランスバー45の先端は
前記プールボックス161のバンド入口側の下方に位置
している。
【0029】さらにバランスバー45は、前記基部81
1の先端部に前記軸46の軸線方向と略平行にピン84
を突設し(図5)、該ピン84の先端は本体外板37に
設けた係止穴191内に挿通してプールボックス161
の本体外板37の裏面へ突出する。係止穴191は前記
バランスバーのリミットスイッチを押圧する擺動動作を
規制するストッパである。
【0030】さらにピン84は、図6に示すようにその
先端にバランスバースプリング49の一端を連結し、バ
ランスバースプリング49の他端に釣具などで使用され
ているようなより戻し193を介して調整ボルト188
の一端を連結し、調整ボルト188の他端を本体7の板
材に溶接で固定したナットに螺合している。
【0031】そしてバランスバー45は前記バランスバ
ースプリング49により常時プールボックス161の内
方へ擺動するように付勢されており、バランスバー45
のピン84は前記係止穴191の上端縁に当接してバラ
ンスバー45の擺動動作が規制されている。なお、前記
調整ボルト188を回転することによりバランスバース
プリング49の付勢力は調整される。また、図7に示す
ように、リミットスイッチ48はそのリード片861を
前記ピン84の擺動軌跡上で押圧可能に外板37の裏面
にリミットスイッチブラケット192を介して取付けて
いる。リミットスイッチ48はバランスバー45がプー
ルボックス161の外方へ擺動する方向の後方に位置し
て設けられており、このリミットスイッチ48のリード
片861にピン84を係止穴191の上端縁に当接した
位置で前記バランスバースプリング49を介して常時押
圧するように付勢されている。
【0032】なお、リミットスイッチブラケット192
は該部に設けた二の長孔194,194内にボルト19
5,195で外板37の裏面に上下動可能に螺着されて
いるので、このリミットスイッチブラケット192を上
下動することにより、リミットスイッチ48のリード片
861がピン84に当接する位置を微調整される。
【0033】設定バンドプール量検知手段80の動作説明 図4において、バンドリール8のバンドコイルから引き
出されたバンドは、プールシュータ35のバンド入口よ
りバンド先端をプールローラ31の遊動ローラ34と駆
動ローラ33間を経てバンド通過路75を通過し、図4
の二点鎖線に示すように所定のバンド量がプールボック
ス161内にプールされ、バンド先端はプールボックス
の上方のバンド供給機構を経てバンド案内アーチ12内
へ給送されている。
【0034】このとき、バランスバー45はバンドの張
力(腰)あるいは重量によってバランスバースプリング
49(図6)の付勢力に抗して図4紙面時計回り方向に
擺動した位置にある。すなわち、図4の要部拡大背面図
である図7においては、バランスバー45がバランスバ
ースプリング49による付勢方向と反対方向の図5紙面
反時計回り方向に押圧され、ピン84が係止穴191の
上端縁から離反しリミットスイッチ48のリード片86
1への押圧を解放する(図7の実線)ので、リミットス
イッチ48はOFFとなり、プールモータ129がOF
Fとなってプールボックス161内へのバンド給送を停
止している。
【0035】起動スイッチ125を押圧して起動信号が
発生されると、後に詳述するように、本体7内のバンド
引戻し、引締め、切断及びバンド重合部の接着を行なう
諸機構が作動し被梱包物を梱包する。なお、バンド案内
アーチ12から引戻され、引締められたバンドの供給側
は幾分たるんだ状態でプールボックスに隣接するバック
プール71内にプールされる(図4)。
【0036】次いでバンド供給機構の作動によりプール
ボックス161内のバンドがバンド案内アーチ12内へ
給送されると、プールボックス161内の設定バンドプ
ール量が減少し、設定バンドプール量未満になると、バ
ランスバースプリング49の付勢によりバランスバー4
5が図4紙面反時計回り方向に擺動される。すなわちバ
ランスバー45は図5紙面時計回り方向に擺動し、ピン
84がリード片861をリミットスイッチ48の接点を
短絡する方向に押圧し(図7の二点鎖線)、かつ係止穴
191の上端縁で停止する。このときリミットスイッチ
48から設定バンドプール量不存在検知信号が発生し、
この信号でプールモータがONとなり、駆動ローラ33
と遊動ローラ34が回転し、バンドリール8のバンドコ
イルのバンドがプールボックス161内へ給送され、そ
の後設定バンドプール量のバンドがプールされると再び
バランスバー45が下方へ押し下げられ、前述同様にバ
ンドの給送を停止する。
【0037】かように、バンド案内アーチ12へのバン
ドの供給によりプールボックス161内のバンドの減少
に応じて上記動作が繰り返され、プールボックス161
内のバンド量は設定バンドプール量に維持される。
【0038】図8及び図9に示すように、バンド通過路
をなすバンドシュータは、リターンシュータ1、テンシ
ョンシュータ59およびフィードシュータ30から成
り、このリターンシュータ1内のバンド通過路41aに
臨みバンド引き戻し作用方向へ回転するリターンローラ
を成す逆転ローラ10と、この逆転ローラ10に摺接し
従動回転するタッチローラたる逆転タッチローラ13を
圧接離自在に設ける。
【0039】逆転ローラ10の駆動軸11はその軸端が
基板5の裏面に突出し、図9に示すように駆動軸11の
軸端に平ベルト用のプーリ12aを楔着し、このプーリ
12aと、既知の右押え81、図示せざるヒータおよ
び、中押え82、左押え83センタープレス等を作動せ
しめるカム軸4を駆動するカム軸用減速機44の入力軸
に設けた、プーリ12bに平ベルト14を巻回し、逆転
ローラ10は常時回転している。前記入力軸はベルト4
3を介して図9右方の図示せざるモータに連結され、前
記カム軸4は、前記入力軸に設けたカム軸用電磁クラッ
チ(図1中符号117)、電磁ブレーキ(図1中符号1
28)により回転が制御される。
【0040】前記逆転タッチローラ13は、偏心軸86
に軸承され該軸86の後端には作動杆90の一端をボル
トで固定し、作動杆90の他端を連結片95に設けたU
字状溝部92に遊嵌し、この連結片95を割ピン96で
前記作動杆90に連結する。そして連結片95の下端に
連動杆91の上端を螺着し、連動杆91の下端に腕杆9
8の一端を連結し、該腕杆98の略中央を基板5の下方
のブラケット99に支点97で回動自在に設け、腕杆9
8の他端を前記ブラケット99に設けたソレノイド87
のロッド88先端に連結する。なお、前記連動杆91の
下端はスプリング94を介して逆転タッチローラ13を
逆転ローラ10から常時離反する方向に付勢されてい
る。尚、連結片95内に圧縮バネを内蔵し、あるいは作
動杆90と連動杆91を引張りバネで連結しても良い。
【0041】また、前記プーリ12bと同軸にカム軸用
減速機44の入力軸に並設した他の引締ローラ用電磁ク
ラッチを介してプーリ67bを設ける。リターンローラ
を成す引締ローラ51は引締用減速機52の駆動軸22
の後端に楔着したプーリ67aとVベルト68を介して
前記プーリ67bを連結して回転駆動される(図9)。
【0042】このテンションローラ51は金属性ローラ
の外周にウレタン等の摩擦抵抗の大きい弾性体53を貼
設した大径のローラで、この引締ローラ51に摺動し従
動回転するタッチローラたる引締タッチローラ54を圧
接離自在に設ける。
【0043】引締タッチローラ54は、図8に示すよう
に、基板5に一端を軸66により回動自在に連結した腕
杆57の軸58に取り付けられ、該腕杆57の他端はソ
レノイド55のロッド56先端に連結し、ロッド56の
伸縮により、引締タッチローラ54の外周を引締ローラ
51の外周に圧接離自在に構成されている。
【0044】テンションシュータ59は、引締ローラ5
1の外周の一部をバンド通過許容間隙を形成するバンド
通過路41bを設けて形成され、その一端をリターンシ
ュータ1の後端部に、他端を前記引締タッチローラ54
の外周の一部に臨ませ、テンションシュータ59の下端
は前記腕杆57にピン60,60で係合しており、腕杆
57の擺動に連動して上下動可能に設けている。
【0045】さらにテンションシュータ59には上下方
向に長いガイド溝たる長孔61を設け、該長孔61内に
それぞれ基板5の表面に貼設した補強プレート63に突
設したガイドピン62を嵌挿する。前記テンションシュ
ータ59はガイドピン62により案内されて前記ソレノ
イド55のロッド56の伸縮による腕杆57の擺動に連
動して上下方向に移動する。すなわち腕杆57は通常、
図8の実線で示すようにブラケット65に設けたストッ
パ64の先端に当接して図8紙面下方に位置しており引
締タッチローラ54は引締ローラ51から離反してい
る。
【0046】腕杆57の擺動に連動するテンションシュ
ータ59は図8紙面の実線の位置にあり、テンションシ
ュータ59と引締ローラ51間のバンド通過路41bの
バンド出口の上端縁はリターンシュータ1のバンド通過
路41aのバンド入口(バンド供給方向後方の開口:以
下同じ)の上端縁より下方に位置し、供給バンドの先端
がバンド通過路41bのバンド出口(バンド供給方向前
方の開口:以下同じ)よりバンド通過路41aのバンド
入口内に円滑にかつ確実に送給されるように形成されて
いる。
【0047】また、ソレノイド55が励磁されてロッド
56が腕杆57を図8紙面上方へ擺動して引締タッチロ
ーラ54が引締ローラ51に圧接してバンドを引き戻す
とき、テンションシュータ59は腕杆57により上方に
移動し、テンションシュータ59のバンド通過路41b
の一端は図8の二点鎖線に示すようにリターンシュータ
1のバンド通過路41aの後端のバンド入口より上方に
移動し、バンド通過路41bのバンド出口の大きさはリ
ターンシュータ1のバンド通過路41aのバンド入口よ
り大きくなるように形成している。
【0048】図8において、20は正転ローラで駆動軸
23で基板5に軸承され、この正転ローラ20の外周の
一部にプールボックスのバンド出口が臨んでいる。そし
て正転ローラ20に摺接し従動回転するタッチローラた
る正転タッチローラ21を圧接離自在に設ける。正転ロ
ーラ20の駆動軸23はその軸端が基板5の裏面に突出
し、図9に示すように、駆動軸23の軸端に平ベルト用
のプーリ12cを楔着し、このプーリ12cには前述し
た逆転ローラ10のプーリ12aに巻回する平ベルト1
4を巻回しておりプーリ12aと同方向すなわちバンド
供給作用方向に回転駆動される。
【0049】正転タッチローラ21は偏心軸24の先端
に軸承され、該軸24の後端にはL字状の作動杆25中
央の屈曲部付近をボルトで固定し、該作動杆25の一端
をスプリング26で正転タッチローラ21が正転ローラ
20に圧接する方向に回動するように付勢すると共に、
作動杆25の他端をソレノイド27のロッド28先端に
連結する。ソレノイド27を励磁している状態でスプリ
ング26に抗して正転タッチローラ21が正転ローラ2
0から離反しており、励磁を解除するとロッド28は作
動杆25を前記スプリング26の付勢力によって、偏心
軸24を正転タッチローラ21が正転ローラ20に圧接
する方向に回動する。
【0050】また、41cはバンド通過路で、正転ロー
ラ20と正転タッチローラ21の間隙および引締ローラ
51と引締タッチローラ54の間隙との間を連通するフ
ィードシュータ30で構成されている。このフィードシ
ュータ30は、断面L字状に一体に形成した湾曲形状の
固定ガイドプレート15と、該固定ガイドプレート15
にバンド通過許容間隙を介して対峙する湾曲形状の可動
ガイドプレート16とで構成されている。
【0051】前記固定ガイドプレート15は、その一端
が正転ローラ20の外周の一部に臨み、他端が引締タッ
チローラ54の外周の一部に臨んで、基板5に固定され
ている。
【0052】回路構成 次に、図4のブロック図に基づいて回路構成を説明す
る。
【0053】起動スイッチ125は制御回路部111の
カウンタ112に接続されており、起動スイッチ125
を導通して発生する起動信号がカウンタ112に供給さ
れる。
【0054】さらに、設定バンドプール量検知手段80
は設定バンドプール量検知手段80のリミットスイッチ
48(図7)が制御部113に接続されており、プール
ボックス161内のバンドプール量が設定バンドプール
量未満のときリミットスイッチ48はONとなり設定バ
ンドプール量不存在検知信号を発生し、この設定バンド
プール量不存在検知信号はカウンタ112及び制御部1
13に供給される。
【0055】また、停止スイッチ126はカウンタ11
2及び制御部113に接続されており、停止スイッチ1
26の作動により発生する停止信号が制御部113に供
給される。
【0056】なお制御回路部111は、制御部113と
上記カウンタ112と駆動制御信号送出部116を有し
ており、制御部113からの信号が入力される表示ラン
プ127が制御部113に接続されている。
【0057】カム軸用電磁クラッチ117の駆動回路1
18、カム軸用電磁ブレーキ128の駆動回路119、
プールモータ129の駆動回路133、またカム軸およ
び引締ローラ51そして、正逆転ローラ10,20の回
転駆動機構を兼用するモータ135を制御する他の駆動
回路131が、同様に駆動制御信号送出部116に接続
されている。
【0058】すなわち、カム軸用電磁クラッチ117の
駆動回路118、カム軸用電磁ブレーキ128の駆動回
路119、逆転タッチローラ13のソレノイド87の駆
動回路120がそれぞれ、駆動制御信号送出部116に
接続されており、また、後述の引締ローラ51の図示せ
ざる電磁クラッチの駆動回路121、引締タッチローラ
54のソレノイド55の図示せざる駆動回路と共に、正
転タッチローラ用のソレノイド27の駆動回路124
が、同様に駆動制御信号送出部116にそれぞれ接続さ
れている。
【0059】カム軸が原位置より1回転する間に、左押
えによるバンド先端の把持、バンドの引戻し、引締め、
バンド供給端の切断、バンド重合部の溶着、プールボッ
クスからのバンドの供給の1梱包工程が行なわれるが、
制御部113には、前記カム軸と同期回転するリミット
カムなどの回転角度検知手段134からの検知信号を入
力して駆動制御信号送出部116を制御し、各駆動回路
へ信号を出力する。
【0060】カム軸用電磁クラッチ117は回転駆動手
段135の回転力をカム軸に伝達あるいは解除するもの
であり、カム軸用電磁ブレーキ128カム軸の回転を瞬
時に停止させるものである。
【0061】上述した構成によれば、設定バンドプール
量検知手段80の設定バンドプール量不存在検知信号が
入力されている状態のとき起動スイッチ125からの起
動信号が入力されると、この起動信号はカウンタ112
でカウントされ且つ制御部113へ出力される。
【0062】一方、設定バンドプール量検知手段80の
リミットスイッチ48がOFFで設定バンドプール量不
存在検知信号がカウンタ112へ入力されていない状
態、すなわちプールボックス161内のバンドが設定バ
ンドプール量に達している状態のとき、起動スイッチ1
25から起動信号がカウンタ112へ入力されると、こ
の起動信号によりカウンタ112内においてそれ迄の起
動信号のカウント数Vnはリセットされる。このときの
起動信号は制御部113へ出力され、制御部113は駆
動制御信号送出部116を制御して通常の梱包工程が行
なわれる。
【0063】したがって、カウンタ112内の起動信号
のカウント数Vnは、プールボックス161内の設定バ
ンドプール量未満の場合に起動スイッチ125からの起
動信号が入力されるときにのみカウントされ、プールボ
ックス161内の設定バンドプール量が充分な場合に起
動スイッチ125の起動信号が入力された時点でゼロに
リセットされるものである。
【0064】また、カウンタ112内のそれ迄の起動信
号のカウント数Vnは、停止スイッチ126の停止信号
がカウンタ112へ入力されたときも、この停止信号に
よりリセットされる。
【0065】なお、カウンタ112には設定カウント数
(設定値)Vsを設けており、前記起動信号のカウント
数Vnが前記設定値Vs未満のときに、起動スイッチ12
5の起動信号がカウンタ112に入力されると、この起
動信号は制御部113へ出力され、制御部113は駆動
制御信号送出部116を制御して通常の梱包工程が行な
われる。
【0066】前記設定カウント数(設定値)Vsは、バ
ンド最終端がプールボックス161内に収納され設定バ
ンドプール量不存在検知信号を発生している状態で梱包
作業が連続して行なわれても、バンド最終端が相変わら
ずプールボックス161内へ留まっており、しかもプー
ルボックス161内の設定バンドプール量がバンド案内
アーチ一周分に足りなくなる梱包回数を考慮して設定さ
れたものである。
【0067】一般に、プールボックス161の設定バン
ドプール量はバンド案内アーチ12の1周の長さの5倍
以上のバンドを有するよう設定しているので、本実施例
では前記カウント数(設定値)Vsを5としている。し
たがって、バンド案内アーチ12内に載置可能な最大の
被梱包物を梱包した場合でも、設定バンドプール量だけ
で少なくとも5回のバンド掛け梱包を行なうことができ
る。重複するが、カウンタ112のカウント数Vnが設
定値Vs未満の数値すなわち0〜4の範囲内ではそれぞ
れの起動信号が入力される毎に1梱包工程が行なわれ
る。
【0068】一方、起動信号のカウント数Vnが前記設
定値Vs=5に達したときの起動信号が制御部113へ
出力されると、制御部113は、駆動制御信号送出部1
16を制御して駆動回路に当該梱包工程の最終工程にあ
たるバンド案内アーチへバンドを供給するための前記バ
ンド供給機構を作動する信号を出力しない。この間、カ
ム軸用電磁クラッチ117は回転を続けており、各カム
軸を梱包工程の原位置へ復帰する。ついで、正逆転ロー
ラ駆動・引締ローラ駆動及びカム軸駆動兼用モータ13
5への印加が断たれ、且つ制御部113より表示ランプ
127を点滅せしめる信号を出力し作業者に知らせる。
【0069】なお、この表示ランプ127は通常は常時
点灯している電源表示ランプを使用し、この電源表示ラ
ンプを上記の制御部113の信号で点滅させることがで
きる。また表示ランプ127と共にあるいはこれに代え
て、警報装置を作動して警告音等音声を発生することも
できる。
【0070】実施例の作用の説明 次に、上記実施例の作用を図2のフローチャートを参照
して説明する。先ず、通常の梱包工程について概略を説
明すると、今、バンドが図示せざる梱包機本体上のバン
ド案内アーチを介して、あるいは人手により被梱包物周
囲に配置され、バンド先端がバンド溶着機構を成す右、
左、中おさえ81〜83上に到達している。
【0071】ソレノイド55は励磁されておらず、ま
た、ソレノイド27が励磁されており、図9において、
2点鎖線で示すように、ソレノイド27のロッド28が
スプリング26の付勢力に抗して作動杆25を擺動し、
該作動杆25は偏心軸24に軸承した正転タッチローラ
21を正転ローラ20から離反し、フィードシュータ3
0の正転タッチローラ21に臨むバンド入口は広く形成
されている。
【0072】この状態は準備完了状態であり、起動スイ
ッチ(図1中、符号125)のONによりカウンタ11
2を介して、制御回路部内で、起動信号に変換され、駆
動回路118,119でカム軸用電磁クラッチ(図3
中、符号117)がON、電磁ブレーキ128がOFF
で、カム軸4が回転し、バンド溶着機構のバンド先端把
持機構すなわち右押え81によりバンド先端がスライド
テーブル8との間で把持される。
【0073】起動スイッチ125のONと同時に前記カ
ム軸の回転にともなってカム軸の回転角度検知手段13
4からの信号が制御回路部111に入力されて制御回路
部111内で逆転信号に変換される。この逆転信号で、
カム軸用電磁ブレーキ128がON,カム軸用電磁クラ
ッチ117がOFFとなる。
【0074】また、前記逆転信号で、駆動回路120
で、ソレノイド87が励磁されソレノイド87のロッド
88がスプリング94の付勢力に抗して腕杆98を擺動
し連動杆91、割ピン96、作動杆90を介して偏心軸
86を回動し、逆転タッチローラ13は逆転ローラ10
に圧接する。
【0075】リターンシュータ1のバンド通過路41a
内のバンド供給端側は回転駆動する一対のローラ10,
13によって高速で引き戻される(バンド一次引締
め)。
【0076】このとき、ソレノイド55は励磁されてお
らず、引き戻されるバンドはテンションシュータ59の
バンド通過路41c内の外壁内周面を円滑に摺りながら
走行する。また、ソレノイド27が励磁されており、図
9において、正転タッチローラ21を正転ローラ20か
ら離反している。
【0077】バンドがアーチから脱出し、被梱包物へ巻
回されると、これを検知する信号で、ソレノイド55が
励磁され、腕杆57を図8紙面上反時計回り方向へ回動
して偏心軸58上の引締タッチローラ54が引締ローラ
51へ圧接される。また、前記信号で図示せざる引締ロ
ーラ用電磁クラッチが作動し、引締用減速機52を介し
て引締ローラ51が低速高トルクで回転する。
【0078】引締用減速機52の駆動軸22の後端に楔
着したプーリ67aに巻回したVベルト68を介してプ
ーリ12bと同軸に設けたプーリ67bが回転してお
り、このプーリ67bの回転は同軸に設けた引締ローラ
用電磁クラッチを介してプーリ67bを回転するので、
引締ローラ51はVベルト68および、プーリ67aを
介して回転する(図9)。
【0079】ソレノイド55の励磁に一瞬遅れてソレノ
イド87の励磁が解除され、逆転タッチローラ13は逆
転ローラ10から離反するので、バンドは引締ローラ5
1の摩擦抵抗の大きい弾性体53の周面に巻き付いて引
き締められる(二次引締め)。
【0080】ソレノイド55のONで作動する制御回路
部111内のタイマのタイムアップで、駆動回路121
を介してプーリ67bの引締ローラ用電磁クラッチが切
れ引締ローラ51が停止し、且つ駆動回路118,11
9で、カム軸用電磁クラッチ117が再び作動し、電磁
ブレーキ128がOFFでカム軸4が再び回転する。
【0081】前記カム軸4が再び回転し左押え83とス
ライドテーブル9間で、バンド供給端側が把持され、同
時にカム軸の回転角度検知手段134も回転しているた
め、制御回路部111に検出信号が入力されて、解放信
号に変換される。
【0082】この解放信号で、駆動回路121を介して
ソレノイド55の励磁が解除され、前記腕杆57が原位
置に復帰して、引締タッチローラ54と引締ローラ51
との圧接が解除され、該部の緊張状態が解除され、さら
に回転を続けるカム軸4によってバンド重合部にヒータ
クランク18上の図示せざるヒータが挿入され、中押え
82が上昇して、中押え82に設けたカッター下刃がバ
ンド供給端側を右押え81のバンド通過孔85の上縁で
形成されるカッター上刃との間で直線に円滑に切断し、
バンド重合部がヒータと共に加圧され溶融され(一次プ
レス工程)、次いで、中押え82が一旦下降し、ヒータ
が抜かれる。カム軸4の回転は、再び中押え82が上昇
し、溶融されたバンド重合部分のみが押圧されて固着さ
れる。
【0083】さらに、カム軸4が回転し、カム軸の回転
角度検知手段134から制御回路部111に検出信号が
入力されて、正転信号に変換される。この正転信号を入
力した駆動回路118,119で電磁ブレーキ128が
ONとなり、カム軸4の回転は停止し前記カム軸4のカ
ム軸用電磁クラッチ117が切られ、駆動回路124
で、ソレノイド27の励磁が解除されて正転ローラ20
にバンドを介して正転タッチローラ21がスプリング2
6により圧接し、ステップS13a,13bに示すよう
にタイマーにより所定長さのバンドを本体上面のバンド
案内アーチへと供給し、前記タイマーの設定時間満了で
再びソレノイド27が励磁され正転タッチローラ21が
正転ローラ20から離反し、かつ駆動回路118,11
9で電磁ブレーキ128がOFFとなり、カム軸用電磁
クラッチ117が再び作動し再びカム軸4が回転する。
【0084】カム軸4の回転によりカム軸の回転角度検
知手段134から制御回路部111に信号が出力され、
原位置信号に変換される。この原位置信号で、カム軸用
電磁クラッチ117がOFF,電磁ブレーキ128がO
Nで停止する。
【0085】以上で梱包の一工程が終了すると同時に次
回梱包の準備が完了している。すなわち、起動スイッチ
125のONで上記作用を繰り返す。
【0086】次にカウンタ112との関係における作用
について説明する。
【0087】起動スイッチ125をONにすると制御回
路部内で、起動信号に変換される。この起動信号は、設
定バンドプール量検知手段80のリミットスイッチ48
がONの状態で設定バンドプール量不存在検知信号が発
生しているとき、すなわちプールボックス161内のバ
ンドが設定バンドプール量に不足している場合、カウン
タ112でカウントされる。一方、設定バンドプール量
検知手段80のリミットスイッチ48がOFFで設定バ
ンドプール量不存在検知信号が発生していないとき、す
なわちプールボックス161内のバンドが設定バンドプ
ール量に到達している場合、この時入力された起動信号
でカウンタ112内のトータルカウント数Vnがリセッ
トされる。
【0088】通常の梱包工程では、連続して梱包作業を
行なう場合、プールボックス161内のバンドが連続し
てバンド案内アーチ12へ供給されるため、プールモー
タ129の回転駆動によりプールローラ31が頻繁に回
転してバンドコイルのバンドがプールボックス161内
へ頻繁に供給され、このように設定バンドプール量検知
手段80のリミットスイッチ48が設定バンドプール量
不存在検知信号を発生しているときに起動スイッチ12
5を押圧して梱包を行なうことがある。したがって、バ
ンドコイルのバンド最終端がプールボックス161内へ
給送されない場合でもカウンタ112のカウント数Vn
が1あるいは2とカウントすることがあるが、同じ現象
が連続して5回も生じることはなく、カウント数Vnが
1〜4の範囲内で設定バンドプール量検知手段80のリ
ミットスイッチ48がOFFのときに起動信号が発生
し、それ迄のカウンタ112のカウント数Vnはゼロに
される。
【0089】カウンタ112のカウント数Vnが設定値
Vsである5未満の場合、すなわち0〜4のときは、そ
れぞれの起動信号でその都度通常の1梱包工程が行なわ
れる。例えば、カウント数Vn=4のときは、設定バン
ドプール量検知手段80のリミットスイッチ48から設
定バンドプール量不存在検知信号を発生しつづけている
とき、すなわちバンド最終端がプールボックス161内
へ給送された後、連続して4回の梱包工程が行なわれた
ことを意味しており、プールボックス161内のバンド
プール量がほとんど残り少ないが、バンド最終端は相変
わらずプールボックス161内に留まっていることを示
している。
【0090】一方、カウンタ112のカウント数Vnが
設定値Vsの5に達したときは、当該梱包工程の前記バ
ンド供給機構の作動を停止し、梱包工程の原位置へ復帰
後、正逆転ローラ駆動・引締ローラ駆動及びカム軸駆動
モータ135への印加が断たれ、電源の表示ランプが点
滅する。
【0091】すなわち、バンドリール8に装填したバン
ドコイルのバンド最終端が一対のプールローラ31によ
りプールボックス161内へ給送された後梱包工程が行
なわれると、プールボックス161内のバンド量が不足
するので、設定バンドプール量検知手段80のリミット
スイッチ48から設定バンドプール量不存在検知信号が
発生されプールモータ129の回転駆動によりプールロ
ーラ31が回転する。しかし、バンドリール8にバンド
がなくプールボックス161へバンドが供給されないの
でリミットスイッチ48がONの状態になる。
【0092】本実施例では、プールボックス161のバ
ンドプール量はバンド案内アーチ12の1周の長さの5
倍以上のバンドの長さとなるよう設定しているので、設
定バンドプール量不存在検知信号が発生している状態で
連続して4回の梱包工程が行なわれても、バンド最終端
はバンド案内アーチ12内へ給送されずプールボックス
161内へ留まっているが、プールボックス161内の
バンドプール量は残り少なくなっている。次の5回目の
起動スイッチ125の起動信号で、カム軸の回転によ
り、バンド先端の把持、引戻し、引締め、切断、溶着が
行われるが、最終のバンドの供給工程が停止する。
【0093】すなわち、バンド溶着完了に引続き、カム
軸4が回転しているので、制御回路部111内で正転信
号に変換され、この正転信号を入力した駆動回路11
8,119で電磁ブレーキ128がONとなり、カム軸
4の回転は停止し前記カム軸4のカム軸用電磁クラッチ
117が切られるが、駆動回路124には、ソレノイド
27の励磁を解除する信号が出力されず、ソレノイド2
7が励磁されたままであるので、正転タッチローラ21
はスプリング26に抗して、正転ローラ20に圧接せ
ず、バンドを本体上面のバンド案内アーチへと供給しな
い。この間に、駆動回路118,119で電磁ブレーキ
128がOFFとなり、カム軸用電磁クラッチ117が
再び作動し再びカム軸4が回転する。
【0094】カム軸4の回転により、諸機構が、原位置
に復帰し、カム軸用電磁クラッチ117がOFF,電磁
ブレーキ128がONで停止する。ついで、プールモー
タ129と、正逆転ローラ駆動・引締ローラ駆動及びカ
ム軸駆動モータ135への印加が断たれる。
【0095】以上のように、作業者が気付かずに続けて
何度も起動信号を発生させても梱包機は作動しないた
め、プールボックス161内のバンド最終端がプールボ
ックス161のバンド出口からバンド案内アーチへ給送
されるという事態は防止される。
【0096】作業者は表示ランプ127の点滅の知らせ
を受けて、先ず停止スイッチ126を押圧する。この停
止スイッチ126の停止信号でカウンタ112のカウン
ト数Vnはリセットされ、また正逆転ローラ駆動・引締
ローラ駆動及びカム軸駆動兼用のモータ135へ印加さ
れ、梱包機は通常の梱包動作状態になり、表示ランプ1
27は点滅が解除され常時点灯する状態になる。次いで
バックプールボックス71を開放してプールボックス1
61内のバンド最終端を引張り出し、プールボックス1
61内の全てのバンドを引出す。次いで、バンドコイル
をバンドリール8に装填してバンドコイルのバンド先端
をプールシュータ35のバンド入口へ挿入し、前述した
ようにプールローラ31を経てプールボックス161の
バンド出口からバンド供給機構によりバンド案内アーチ
12内へ給送され、且つ所定のバンド量がプールボック
ス161内にプールされ梱包可能な状態にされる。
【0097】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0098】(1)バンドリールに装填したバンドコイル
のバンドをプールボックス内に供給し、プールボックス
内のバンド量が設定バンドプール量未満であることを検
知する設定バンドプール量検知手段によりプールボック
ス内のバンドプール量を設定バンドプール量に制御し、
バンド案内アーチ内のバンド先端を把持し、起動スイッ
チの起動信号でバンド案内アーチ内のバンドをバンド引
締め機構によりバンドを引戻して被梱包物を緊締し、バ
ンドを切断、溶着し、前記プールボックス内のバンドを
バンド供給機構によりバンド案内アーチ内へ供給する工
程から成る梱包方法において、前記設定バンドプール量
検知手段が設定バンドプール量不存在検知信号発生中の
起動スイッチの閉成により発生する起動信号をカウンタ
によりカウントし、このカウント数が、設定カウント数
となったときに、当該梱包工程の前記バンド供給機構の
作動を停止してバンド最終端がプールボックスのバンド
出口よりバンド案内アーチ方向へ給送されることを防止
することができる。
【0099】(2)前記設定バンドプール量検知手段で設
定バンドプール量に達していることを検知しているとき
に発生する起動スイッチの起動信号でそれ迄の起動信号
のカウント数をリセットするようにしたので、通常の連
続梱包工程で起動信号のカウント数が発生しても、バン
ド最終端がプールボックス内に給送されてはいないこと
を正確に検知することができる。
【0100】(3)前記起動信号のカウント数が設定カウ
ント数(設定値)に達したとき梱包工程を停止せしめて
原位置へ復帰させ、且つ表示ランプを点滅あるいは警報
装置を作動せしめるので、バンドコイルのバンド最終端
がプールボックス内にプールされたことを作業者が容易
に気付くことができる。
【0101】(4)設定バンドプール量検知手段で設定バ
ンドプール量に満たないことを検知して発生した設定バ
ンドプール量不存在検知信号および前記起動スイッチの
起動信号を制御回路部内に供給し、前記設定バンドプー
ル量不存在検知信号が供給されているときの起動信号が
制御回路部内でカウントされ、前記設定バンドプール量
不存在検知信号が供給されていないときの起動信号によ
り制御回路部内のそれ迄のカウント数をゼロに解除する
ように構成し、前記カウント数が設定カウント数(設定
値)未満のときに入力した起動信号と、前記カウント数
が前記設定値に達したときに入力した起動信号に基づく
駆動制御信号を作り、該制御回路の前記駆動制御信号
を、バンド供給引締め機構及びバンド溶着機構等の諸機
構の動作を制御する駆動回路に出力するよう構成し、前
記カウント数が前記設定値未満のときの起動信号が入力
する毎にバンド供給引締め機構及びバンド溶着機構等の
諸機構を作動して一梱包動作を行なわせる信号を前記駆
動回路に出力し、一方、前記カウント数が前記設定値に
達したときの起動信号で当該梱包工程の前記バンド供給
機構を作動する信号を前記駆動回路に出力しないよう構
成したので、バンドコイルのバンド最終端がプールボッ
クス内にプールされた後、プールボックス内のバンド量
が残り少なくなるまで梱包工程が行なわれ且つバンド最
終端がプールボックス内に留まっているときに梱包工程
が停止され、バンド最終端がプールボックスのバンド出
口よりバンド案内アーチ方向へ給送されることを防止す
ることができる。
【0102】(5)カウント数が設定値に達したときの起
動信号で、梱包動作を停止し且つバンド供給引締め機構
及びバンド溶着機構等の諸機構を梱包工程の原位置へ復
帰させ、表示ランプを点滅あるいは警報装置を作動せし
める信号を制御回路部から出力するように構成したの
で、バンドコイルのバンド最終端がプールボックス内に
プールされたことを作業者が容易に気付かせることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック回路図である。
【図2】本発明の実施例を示す動作の流れを示すフロー
チャートである。
【図3】本発明の実施例を示す各種スイッチを備えた梱
包機の全体を示す透視斜視図である。
【図4】本発明の実施例を示すプールボックスの正面図
である。
【図5】図4の矢視C−C断面図を示すものである。
【図6】図4の矢視D−D断面図を示すものである。
【図7】図4の要部拡大背面図を示すものである。
【図8】本発明の実施例に係る装置の正面図。
【図9】本発明の実施例に係る装置の背面図。
【図10】従来の梱包機の全体斜視図を示すものであ
る。
【符号の説明】
1 リターンシュータ 4 カム軸 5 基板 6 全自動梱包機 7 梱包機本体 8 バンドリール 9 スライドテーブル 10 逆転ローラ 11 駆動軸(10の) 12 バンド案内アーチ 12a プーリ 12b プーリ 12c プーリ 13 逆転タッチローラ 14 平ベルト 15 固定ガイドプレート 16 可動ガイドプレート 18 作業テーブル 20 正転ローラ 21 正転タッチローラ 22(引締ローラ51の)駆動軸 23(正転ローラ20の) 駆動軸 24 偏心軸 25 作動杆 26 スプリング 27 ソレノイド(正転タッチローラ用) 28 ロッド 30 フィードシュータ 31 プールローラ 32 プールボックス 33 駆動ローラ 34 遊動ローラ 35 プールシュータ 37 外板 41a バンド通過路 41b バンド通過路 41c バンド通過路 43 ベルト 44 減速機 45 バランスバー 46 軸 47 スリーブ 48 リミットスイッチ 49 バランスバースプリング 51 引締ローラ 52 引締用減速機 54 引締タッチ 55 ソレノイド(引締ローラ用) 56 ロッド 57 腕杆 58 軸 59 テンションシュータ 60 ピン 61 長孔 62 ガイドピン 63 補強プレート 64 ストッパ 65 ブラケット 66 軸 67 挿孔 67a プーリ 67b プーリ 68 Vベルト 71 バックプールボックス 72 ヒンジ 73 バックプールプレート 74 仕切り板 75 バンド通過路 80 設定バンドプール量検知手段 81 右押え 82 中押え 83 左押え 84 ピン 85 カバー 86 偏心軸 87 ソレノイド(逆転タッチローラ用) 88 ロッド 90 作動杆 91 連動杆 92 U字状溝部 94 スプリング 95 連結片 96 割ピン 98 腕杆 99 ブラケット 111 制御回路部 112 カウンタ 113 制御部 115 テンションアーム 116 駆動制御信号送出部 117 カム軸用電磁クラッチ 118〜120,124,131,133 駆動回路 125 起動スイッチ 126 停止スイッチ 127 表示ランプ 128 カム軸用電磁ブレーキ 129 プールモータ 134 (カム軸) 回転角度検知手段 135 正逆転ローラ駆動・引締ローラ駆動及びカム軸
駆動兼用モータ 151 フィードローラ 161 プールボックス 162 段付きピン 163 フロントプレート 188 調整ボルト 189 ネジ 191 係止穴 192 リミットスイッチブラケット 193 より戻し 194 長孔 195 ボルト 631 フランジ片 811 基部 861 リード片

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンドリールに装填したバンドコイルの
    バンドをプールボックス内に供給し、プールボックス内
    のバンド量が設定バンドプール量未満であることを検知
    する設定バンドプール量検知手段によりプールボックス
    内のバンドプール量を設定バンドプール量に制御し、バ
    ンド案内アーチ内のバンド先端を把持し、起動スイッチ
    の起動信号でバンド案内アーチ内のバンドをバンド引締
    め機構によりバンドを引戻して被梱包物を緊締し、バン
    ドを切断、溶着し、前記プールボックス内のバンドをバ
    ンド供給機構によりバンド案内アーチ内へ供給する工程
    から成る梱包方法において、 前記設定バンドプール量検知手段が設定バンドプール量
    不存在検知信号発生中の起動スイッチの閉成により発生
    する起動信号をカウンタによりカウントし、このカウン
    ト数が、設定カウント数となったときに、当該梱包工程
    の前記バンド供給機構の作動を停止することを特徴とす
    る梱包機におけるバンド最終端検知方法。
  2. 【請求項2】 前記設定バンドプール量不存在検知信号
    のないときに起動スイッチの閉成により発生する起動信
    号でカウンタをリセットする請求項1記載の梱包機にお
    けるバンド最終端検知方法。
  3. 【請求項3】 前記起動信号のカウント数が設定カウン
    ト数に達したとき当該梱包工程の前記バンド供給機構の
    作動を停止せしめ、原位置へ復帰させ、且つ表示ランプ
    を点滅あるいは警報装置を作動せしめる請求項1又は2
    記載の梱包機におけるバンド最終端検知方法。
  4. 【請求項4】 バンドリールに装填したバンドコイルの
    バンドが通過するバンド入口と梱包機本体に付設したバ
    ンド案内アーチ内へバンドを供給するバンド出口を有す
    るプールボックスを設け、該プールボックス内へバンド
    を供給する一対のプールローラをバンド入口近傍に備
    え、このプールローラを回転する回転駆動手段を設け、
    プールボックス内の設定バンドプール量の有無を検知す
    る設定バンドプール量検知手段を設け、プールボックス
    内のバンドをバンド案内アーチ内へ供給し、本体内へ引
    戻し、且つ被梱包物に対して引き締めるバンド供給・引
    締め機構及びバンド溶着機構を備え、これらの諸機構に
    よる梱包工程を開始せしめる起動信号を発生する起動ス
    イッチを備えた梱包機において、 前記バンドプール量検知手段で設定バンドプール量未満
    であることを検知して発生した設定バンドプール量不存
    在検知信号および前記起動スイッチの起動信号を制御回
    路部内に供給し、前記設定バンドプール量不存在検知信
    号が供給されているときの起動信号が制御回路部内でカ
    ウントされ、前記設定バンドプール量不存在検知信号が
    ないときの起動信号により制御回路部内のカウンタにお
    けるカウント数をリセットするように構成し、 前記カウント数が設定カウント数未満のときに入力した
    起動信号と、前記カウント数が前記設定値に達したとき
    に入力した起動信号に基づく駆動制御信号を作り、該制
    御回路の前記駆動制御信号を、バンド供給引締め機構及
    びバンド溶着機構等の諸機構の作動をそれぞれ制御する
    各駆動回路に出力するよう構成し、 前記カウント数が前記設定カウント数未満のときの起動
    信号が入力する毎にバンド供給引締め機構及びバンド溶
    着機構等の諸機構を作動して一梱包動作を行なわせる信
    号を前記各駆動回路に出力し、一方、前記カウント数が
    前記設定カウント数に達したときの起動信号で当該梱包
    工程の前記バンド供給機構の作動信号を前記駆動回路に
    出力しないよう構成したことを特徴とする梱包機におけ
    るバンド最終端検知装置。
  5. 【請求項5】 前記カウント数が設定カウント数に達す
    る起動信号で、当該梱包工程の前記バンド供給機構の作
    動を停止し且つバンド供給引締め機構及びバンド溶着機
    構等の諸機構を原位置へ復帰させ、表示ランプを点滅あ
    るいは警報装置を作動せしめる信号を制御回路部から出
    力する請求項4記載の梱包機におけるバンド最終端検知
    装置。
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