JPH06119515A - 券発行機の券磁気処理装置 - Google Patents

券発行機の券磁気処理装置

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JPH06119515A
JPH06119515A JP4286896A JP28689692A JPH06119515A JP H06119515 A JPH06119515 A JP H06119515A JP 4286896 A JP4286896 A JP 4286896A JP 28689692 A JP28689692 A JP 28689692A JP H06119515 A JPH06119515 A JP H06119515A
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JP
Japan
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ticket
conveyor belt
writing
head
reading
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JP4286896A
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English (en)
Inventor
Kazuo Ouchi
和男 大内
Yoshinori Azuma
義則 東
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Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発行すべき券に対する一連の書込・読取処
理、発券処理および廃券処理を速やかに行える券発行機
の券磁気処理装置を提供することにある。 【構成】 回転自在な円板2の外周面に沿って書込ヘッ
ド3および読取ヘッド4を配置すると共に、同円板2の
外周面に第1搬送ベルト5および第2搬送ベルト6を夫
々離隔した状態に掛け渡し、これら第1搬送ベルト5と
第2搬送ベルト6の間に券取込・案内機構7および券振
分機構8を夫々配置し、更に第1搬送ベルト5および第
2搬送ベルト6に第3搬送ベルト9を接した状態に配置
して、券Tへの書込・読取処理を第1搬送ベルト5、第
2搬送ベルト6、券取込・案内機構7および券振分機構
8により行い、発券処理を券振分機構8、第1搬送ベル
ト5および第3搬送ベルト9により行い、更に廃券処理
を券振分機構8、第2搬送ベルト6および第3搬送ベル
ト9により行うように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道路線駅の駅舎、或
いは遊園地の入場口などに設置される自動券売機に格納
され、発行すべき券を搬送しつゝ当該券の磁気記録面に
所定の情報を書込・読取処理する券発行機の券磁気処理
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄道路線駅の駅舎、或いは遊園地の入場
口などに設置されている自動券売機にあっては、その内
部に券発行機が格納されている。この券発行機は、発行
すべき券を搬送しつゝ当該券の磁気記録面に所定の情報
を書込・読取処理する券磁気処理装置を内部に有し、券
の磁気記録面に券番号、券発行日付など所定の情報を書
込ヘッドで書込み、その書込データを読取ヘッドで読み
取って当該書込データが正確に磁気記録されているか否
かを判定し、書込データが正確に磁気記録されていれ
ば、その券をそのまゝ発券口に送り出している。しか
し、最初の書込・読取処理で書込データが正確に磁気記
録されていない場合、再度、同券の磁気記録面に先に書
込んだ書込データと同様な情報を書込ヘッドで書込み、
その書込データを読取ヘッドで読み取って当該書込デー
タが正確に磁気記録されているか否かを判定し、2度目
の書込処理で書込データが正確に磁気記録されていれ
ば、その券を発券口に送り出すが、依然として書込デー
タが正確に磁気記録されていなければ、その券を磁気書
込不能券と判定して廃券箱に放出するようになってい
る。
【0003】ところが、上記券発行機の券磁気処理装置
にあっては、従来、図3に示すように、回転自在な円板
と、この円板の外周面に沿って配置した書込ヘッドおよ
び読取ヘッドと、これら書込ヘッドおよび読取ヘッドと
対向して円板の外周面に掛け渡した第1搬送ベルトと、
この第1搬送ベルトの下方に配置した第2搬送ベルトと
により成っていて、券の磁気記録面に所定の情報を書込
む際に、第1搬送ベルトの駆動ローラに連結したモータ
(図示せず)を正転させることによって、第1搬送ベル
トと円板とで券を挟持して書込ヘッド側に向け搬送し、
券の搬送中に書込ヘッドが磁気記録面に所定の情報を書
込み、その書込データを読取ヘッドが読み取った後に、
その券を第2搬送ベルトが第1搬送ベルトと共に挟持し
て発券口に向け送り出すようになっている。そして、最
初の書込・読取処理で書込データを正確に磁気記録する
ことができなかった券に再度同様な情報を書込む場合、
モータを逆転してその券を発券口付近から書込ヘッドが
磁気記録可能な所定の書込開始位置まで戻した後に、モ
ータを正転して書込ヘッド側に送り出している。このた
め、上記券発行機の券磁気処理装置においては、券に所
定の情報を再度書込む場合、モータの回転方向を切り換
える必要がある上、券を発券口付近から書込開始位置ま
での間で往復搬送しなくてはならないことから、券の書
込・読取処理に要する時間が非常に長くなってしまうと
いう問題があった。
【0004】
【発明が解決しようする課題】本発明は、上記券発行機
の券磁気処理装置に上述のような問題があったことに鑑
みて為されたものであって、発行すべき券に所定の情報
を再度書込む際の書込・読取処理を短時間で行うことが
でき、しかも前記券に対する一連の書込・読取処理、発
券処理および廃券処理を速やかに行なうことのできる券
発行機の券磁気処理装置を提供することを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、発行す
べき券Tに所定の情報を書込ヘッド3で書込み、その書
込データを読取ヘッド4で読取って当該書込データが正
確に磁気記録されているか否かを判定し、書込データが
正確に磁気記録されていない場合に、前記券Tに先と同
様な書込・読取処理を繰り返し行う券発行機の券磁気処
理装置であって、回転自在な円板2と、この円板2の外
周面に沿って配置された書込ヘッド3および読取ヘッド
4と、前記円板2の外周面に接し券Tを読取ヘッド4側
で取り込んで書込ヘッド3の手前で放出する第1搬送ベ
ルト5と、前記円板2の外周面に接し第1搬送ベルト5
からの券Tを取り込んで書込ヘッド3および読取ヘッド
4にその順に通過せしめる第2搬送ベルト6と、前記第
1搬送ベルト5および第2搬送ベルト6に接し書込デー
タを正確に磁気記録できた正券T1を第1搬送ベルトと
共に挟持して発券口11に送り出し、書込データを正確
に磁気記録できない磁気書込不能券T2を第2搬送ベル
ト6と共に挟持して廃券箱14に放出する第3搬送ベル
ト9と、前記第1搬送ベルト5の券取込端側に配置さ
れ、券Tへの最初の書込・読取処理時に発行すべき券T
を外部より取り込んで第1搬送ベルト5の券取込端に案
内し、券Tへの再度の書込・読取処理時には第2搬送ベ
ルト6からの券Tを第1搬送ベルトの券取込端に案内す
る券取込・案内機構7と、前記第1搬送ベルト5の券放
出端側に配置され、券Tへの最初の書込・読取処理時お
よび再度の書込・読取処理時に第1搬送ベルト5からの
券Tを第2搬送ベルト6に案内し、券Tへの最初の書込
・読取処理または再度の書込・読取処理で書込データを
正確に磁気記録できた上記正券T1を第1搬送ベルト5
と第3搬送ベルト9の間に案内し、所定回数の書込・読
取処理で同券Tに書込データを正確に磁気記録できない
上記磁気書込不能券T2を第2搬送ベルト6と第3搬送
ベルト9の間に案内する券振分機構8とにより構成する
という手段を採用することによって、上述の目的を解決
したのである。
【0006】
【作用】かゝる構成の券磁気処理装置は、券Tへの最初
の書込・読取処理時に、券取込・案内機構7が発行すべ
き券Tを外部より取り込んで第1搬送ベルト5の券取込
端に案内し、第1搬送ベルト5がその券Tを書込ヘッド
3の手前で放出する。そして、券振分機構8が第1搬送
ベルト5からの券Tを第2搬送ベルト6に案内し、第2
搬送ベルト6がその券Tを書込ヘッド3および読取ヘッ
ド4にその順に通過せしめ、券取込・案内機構7が第2
搬送ベルト6からの券Tを第1搬送ベルト5の券取込端
に案内し、第1搬送ベルト5が券取込・案内機構7から
の券Tを第2搬送ベルト6側に搬送する。かゝる券の搬
送過程において書込ヘッド3が所定の情報を券Tに書込
み、その書込データを読取ヘッド4が読取って、券Tへ
の最初の書込・読取処理における書込データの正否が判
定される。その結果、書込データが正確に磁気記録され
た正券T1は、券振分機構8により第1搬送ベルト5と
第3搬送ベルト9の間に案内され、第1搬送ベルト5お
よび第3搬送ベルト9により挟持されて発券口11に送
り出される。逆に、書込データが正確に磁気記録されて
いない場合には、券振分機構8がその券Tを再び第2搬
送ベルト6に案内する。こうして券振分機構8で第2搬
送ベルト6に案内された券Tは、第2搬送ベルト6によ
り搬送されて書込ヘッド3および読取ヘッド4を通過
し、券取込・案内機構7により第1搬送ベルト5の券取
込端に案内されて、第1搬送ベルト5により第2搬送ベ
ルト6側に搬送される。しかして、かゝる券の搬送過程
において上記券Tに書込ヘッド3が先と同様な内容の情
報を書込み、その書込データを読取ヘッド4が読取っ
て、券Tへの再度の書込・読取処理における書込データ
の正否が判定される。その結果、書込データが正確に磁
気記録された正券T1は、券振分機構8により第1搬送
ベルト5と第3搬送ベルト9の間に案内され、第1搬送
ベルト5および第3搬送ベルト9により挟持されて発券
口11に送り出される。逆に、書込データが正確に磁気
記録されていない場合には、券振分機構8がその券Tを
再び第2搬送ベルト6に案内する。そして、券Tへの書
込・読取処理を所定回数行ったにも拘らず、依然として
書込データを正確に磁気記録することができない磁気書
込不能券T2は、券振分機構8により第2搬送ベルト6
と第3搬送ベルト9の間に案内され、第2搬送ベルト6
および第3搬送ベルト9により挟持されて廃券箱14に
放出される。
【0007】
【実施例】以下、本発明を添附図面に示す実施例に基づ
いて、更に詳しく説明する。図1は自動券売機の内部に
格納された本発明に係る券発行機の券磁気処理装置を示
す概略構成図であり、図2は同装置の制御ブロック図で
ある。
【0008】本実施例装置は、図1に示すように、券発
行機の側板1の支軸1aに金属製の円板2を回転自在に
取付け、この円板2の内方側に当該円板2の外周面の反
時計回り方向に沿って書込ヘッド3および読取ヘッド4
を配置している。前記書込ヘッド3は、発行すべき券T
の磁気記録面に所定の情報を書込むためのものであっ
て、円板2の左端部に略水平となるよう配置されてい
る。他方、前記読取ヘッド4は、書込ヘッド3が書込ん
だ書込データを読取るためのものであって、円板2の下
端部に略垂直となるよう配置されている。図1におい
て、符号31にて指示するものは書込ヘッド3と対向し
て側板1に固着された券押え部材、符号41は読取ヘッ
ド4と対向して側板1に固着された券押え部材であり、
これら券押え部材31,41は何れも券Tの磁気記録面
を夫々の書込ヘッド3または読取ヘッド4に密着した状
態に押え付けるためのものである。
【0009】前記円板2の外周面には、券Tの幅員方向
の片側を円板2と共に挟持して搬送する第1搬送ベルト
5および第2搬送ベルト6が接している。第1搬送ベル
ト5は、側板1に回転自在に取付けた都合4個の回転ロ
ーラ51,52,53,54に掛け渡されている。前記
第1搬送ベルト5は、円板2の上部に配置した回転ロー
ラ51と、当該回転ローラ51と略同じ高さ位置に配置
した右側の回転ローラ54との間で円板2の外周面に略
水平となるよう接していて、上記回転ローラ51の右側
が券取込端に、同回転ローラ51の左側が券放出端にな
っている。そして、前記第1搬送ベルト5は、上記回転
ローラ51と、当該回転ローラ51の左上方に配置した
回転ローラ53との間で後述する第3搬送ベルト9に接
している。なお、これら両回転ローラ51,53の間に
設けた回転ローラ52は、後述する券振分機構8の第1
振分板81により案内されて来た券Tを第1搬送ベルト
5と共に挟持して当該第1搬送ベルト5と第3搬送ベル
ト9の間に送り出す送出ローラとなっている。他方、第
2搬送ベルト6は、側板1に回転自在に取付けた都合6
個の回転ローラ61,62,63,64,65,66に
掛け渡されている。前記第2搬送ベルト6は、円板2の
外周面において書込ヘッド3の手前に配置した回転ロー
ラ61と、読取ヘッド4を越え上記回転ローラ61と略
同じ高さ位置に配置した回転ローラ66との間で円板2
の外周面に接していて、書込ヘッド3側で券Tを取込
み、読取ヘッド4側で券Tを放出するようになってい
る。そして、前記第2搬送ベルト6は、最下部に設けた
回転ローラ64と上記回転ローラ61の左隣に配置した
回転ローラ62との間で後述する第3搬送ベルト9に接
している。なお、上記最下部に設けた回転ローラ64
は、駆動ローラであって、図2に示すモータMに連結さ
れている。
【0010】前記第1搬送ベルト5の券取込端側には、
券取込・案内機構7が配置してある。この券取込・案内
機構7は、側板1に中間部を揺動自在に取付けた揺動レ
バー71と、この揺動レバー71の先端部に回転自在に
取付けたキャッチングローラ72と、前記揺動レバー7
1の後端部に連結された図2に示す第1ソレノイドSL
1とから成っている。そして、前記券取込・案内機構7
は、第1ソレノイドSL1の通電状態で揺動レバー71
のキャッチングローラ72が第1搬送ベルト5に当接
し、発行すべき券Tをキャッチングローラ72と第1搬
送ベルト5とで挟持して当該第1搬送ベルト5の券取込
端に案内するようになっている。また、前記券取込・案
内機構7は、第1ソレノイドSL1の非通電状態で揺動
レバー71のキャッチングローラ72が円板2の外周面
に当接し、第2搬送ベルト6からの券Tをキャッチング
ローラ72と円板2とで挟持して第1搬送ベルト5の券
取込端に案内するようになっている。
【0011】前記第1搬送ベルト5の券放出端側には、
券振分機構8が配置されている。この券振分機構8は、
第2搬送ベルト6の書込ヘッド3の手前に配置した回転
ローラ61の回転軸に回転自在に取付けた第1振分板8
1と、上記回転ローラ61の左隣に配置した回転ローラ
62の回転軸に回転自在に取付けた第2振分板82と、
側板1に形成した長穴(図示せず)に上下動自在に嵌入
され第1振分板81および第2振分板82の重ね合わせ
部分で当該両振分板81,82を連結した連結軸83
と、この連結軸83に連結された図2に示す第2ソレノ
イドSL2とから成っている。そして、前記券振分機構
8は、第2ソレノイドSL2の非通電状態で連結軸83
が下降することにより、第1振分板81が案内片81a
を円板2の外周面と略平行となるよう回動し、第2振分
板82が案内片82aを第1搬送ベルト5の内側に移動
するよう回動することによって、第1搬送ベルト5から
の券Tを上記第1振分板81の案内片81aの右側面に
形成した弧状案内面81bで第2搬送ベルト6に案内す
る。また、前記券振分機構8は、その状態において発券
口11側より逆送されて来た後述の券T(磁気書込不能
券)を上記第2振分板82の左側面に形成した弧状案内
面82bで第2搬送ベルト6と第3搬送ベルト9の間に
案内するようになっている。そして、前記券振分機構8
は、第2ソレノイドSL2の通電状態で連結軸83が上
昇することにより、第1振分板81が振分片81aを円
板2の内側に移動するよう回動し、第2振分板82が振
分片82aを第1搬送ベルト5と略平行となるよう回動
することによって、第1搬送ベルト5からの券Tを上記
第1振分板81の案内片81aの上側面に形成した湾曲
案内面81cで第1搬送ベルト5の送出ローラ52に案
内し、その券Tを上記第2振分板82の振分片82aの
上側面に形成した傾斜案内面82cで第1搬送ベルト5
と第3搬送ベルト9の間に案内するようになっている。
【0012】第3搬送ベルト9は、側板1に回転自在に
取付けた都合5個の回転ローラ91,92,93,9
4,95に掛け渡されている。前記第3搬送ベルト9
は、第1搬送ベルト5の送出ローラ52の左側に配置し
た回転ローラ91と第1搬送ベルト5の左端部側に配置
した回転ローラ92との間で第1搬送ベルト5に接し、
上記送出ローラ52の左側に配置した回転ローラ91と
第2搬送ベルト6の駆動ローラ64と略同一の高さ位置
に配置した回転ローラ95との間で第2搬送ベルト6に
接している。しかして、前記第3搬送ベルト9は、第2
搬送ベルト6の回転を第1搬送ベルト5に伝達できるよ
うになっている。即ち、前記第3搬送ベルト9は、第2
搬送ベルト6の駆動ローラ64が時計回り方向へ回転し
て当該第2搬送ベルト6を書込ヘッド3側から読取ヘッ
ド4側に向けて回動させると、第3搬送ベルト9が第2
搬送ベルト6と反対方向へ回動し、よって、第1搬送ベ
ルト5を第2搬送ベルト6と同方向へ回動させる。逆
に、第2搬送ベルト6の駆動ローラ64が反時計回り方
向へ回転して当該第2搬送ベルト6を読取ヘッド4側か
ら書込ヘッド3側に向けて回動させると、第3搬送ベル
ト9が第2搬送ベルト6と反対方向へ回動し、よって、
第1搬送ベルト5を第2搬送ベルト6と同方向へ回動さ
せる。
【0013】前記第3搬送ベルト9には、券Tを発券口
11に送り出す第4搬送ベルト10が連繋されている。
この第4搬送ベルト10は、第3搬送ベルト9の左側に
配置した回転ローラ92と、発券口11の出口付近にお
いて側板1に回転自在に取付けた2個の回転ローラ10
1,102に掛け渡されている。しかして、前記第3搬
送ベルト9は、第4搬送ベルト10の上方に配置された
ガイド板12を介して送られて来た券Tを第4搬送ベル
ト10および当該第4搬送ベルト10と対向して配置さ
れた回転自在な保持ローラ13とで挟持し発券口11に
送り出すようになっている。
【0014】図1において、符号14は第2搬送ベルト
6および第3搬送ベルト9の券搬送通路の下方側に配置
されて後述の磁気書込不能券T2を収納する廃券箱であ
り、符号PH1は円板2の外周面上において第1搬送ベ
ルト5の掛け渡し部分に配置され券Tの先端部を検知し
て後述の制御ユニット15に券検知信号を出力する第1
フォトセンサであり、符号PH2は第1搬送ベルト5と
第3搬送ベルト9の券搬送通路中に配置され上記磁気書
込不能券T2の後端部を検知して同制御ユニット15に
券検知信号を出力する第2フォトセンサである。
【0015】このような構成の本実施例装置は、図2に
示す制御ユニット15により、書込ヘッド3、読取ヘッ
ド4、第2搬送ベルト6の駆動ローラ64に連結された
モータM、券取込・案内機構7の第1ソレノイドSL1
および券振分機構8の第2ソレノイドSL2が制御され
る。以下、本実施例装置の書込・読取処理動作を、図1
および図2に基づいて説明する。
【0016】先ず、自動券売機の接客面に設けた発券釦
(図示せず)を利用客が圧下して制御ユニット15に発
券指令信号が入力すると、制御ユニット15が券取込・
案内機構7の第1ソレノイドSL1を通電状態として、
キャッチングローラ72を図1で2点鎖線にて示すよう
に第1搬送ベルト5に当接させ、券振分機構8の第2ソ
レノイドSL2を非通電状態として、図1で実線にて示
すように、第1振分板81を案内片81aが円板2の外
周面と略平行となるよう回動させ、かつ第2振分板82
を案内片82aが第1搬送ベルト5の内側に移動するよ
う回動させると共に、モータMを正転して第2搬送ベル
ト6の駆動ローラ64を時計回り方向へ回転させる。こ
れにより第2搬送ベルト6が書込ヘッド3側から読取ヘ
ッド4側に向けて回動し、第1搬送ベルト5が第3搬送
ベルト9を介して第2搬送ベルト6と同方向に回動す
る。
【0017】この状態で、発行すべき券Tを磁気記録面
が書込ヘッド3および読取ヘッド4と対面するよう図示
しない券送出機構により第1搬送ベルト5と券取込・案
内機構7のキャッチングローラ72との間に送り出す
と、キャッチングローラ72がその券Tを第1搬送ベル
ト5と共に挟持して取り込み第1搬送ベルト5の券取込
端に案内する。こうして券取込・案内機構7により取り
込まれた券Tは、第1搬送ベルト5と円板2とで挟持さ
れて書込ヘッド3側に搬送される。この券Tの搬送中に
第1フォトセンサPH1が当該券Tの先端部を検知して
制御ユニット15に券検知信号を出力すると、制御ユニ
ット15が書込ヘッド3に券番号、券発行日付など所定
の情報を出力すると共に、券取込・案内機構7の第1ソ
レノイドSL1を非通電状態として、キャッチングロー
ラ72を図1で実線にて示すように円板2の外周面に当
接させる。
【0018】そして、第1搬送ベルト6が書込ヘッド3
の手前で放出した券Tを券振分機構8の第1振分板81
の案内面81bで第2搬送ベルト6の券取込端に案内
し、当該第2搬送ベルト5がその券Tを円板2と共に挟
持して書込ヘッド3および読取ヘッド4にその順に通過
せしめ、券取込・案内機構7のキャッチングローラ72
が第2搬送ベルト6からの券Tを第1搬送ベルト5の券
取込端に案内して、第1搬送ベルト5がその券Tを第2
搬送ベルト6に案内する。かゝる券Tの搬送過程におい
て書込ヘッド3が上記所定情報を券Tの磁気記録面に書
込み、その書込データを読取ヘッド4が読取って制御ユ
ニット15に出力する。制御ユニット15は、先の書込
データと今回の読取データを照合して当該書込データが
正確に磁気記録されているか否かを判定し、書込データ
が正確に磁気記録されていればその券Tを正券T1と判
定する。そして、前記制御ユニット15は、券振分機構
8の第2ソレノイドSL2を通電状態として、図1で2
点鎖線にて示すように、第1振分板81を案内片81a
が円板2の内側に移動するよう回動させ、第2振分板8
2を案内片82aが第1搬送ベルト5と略平行となるよ
う回動させる。
【0019】しかして、最初の書込処理で書込データが
正確に磁気記録できた正券T1は、券振分機構8の第1
振分板81の湾曲案内面81cおよび第2振分板82の
傾斜案内面82cを通って、第1搬送ベルト5の送出ロ
ーラ52により当該第1搬送ベルト5と第3搬送ベルト
9の間に送り出され、第1搬送ベルト5と第3搬送ベル
ト9とで挟持されて第4搬送ベルト10および保持ロー
ラ13を介し発券口11に送り出される。
【0020】しかし、最初の書込処理で書込データが正
確に磁気記録されていなければ、制御ユニット15は、
券振分機構8の第2ソレノイドSL2の非通電状態をそ
のまゝ継続する。これにより、最初の書込・読取処理で
書込データが正確に磁気記録できなかった券Tは、券振
分機構8の第1振分板81の案内面81bで第2搬送ベ
ルト6に案内され、当該第2搬送ベルト5により搬送さ
れて書込ヘッド3および読取ヘッド4を通過し、券取込
・案内機構7のキャッチングローラ72により第1搬送
ベルト5の券取込端に案内されて、第1搬送ベルト5に
より第2搬送ベルト6側に搬送される。かゝる券Tの搬
送過程において書込ヘッド3が上記情報を券Tの磁気記
録面に再度書込み、その書込データを読取ヘッド4が読
取って制御ユニット15に出力する。制御ユニット15
は、先の書込データと今回の読取データを照合して当該
書込データが正確に磁気記録されているか否かを判定す
る。そして、書込データが正確に磁気記録されていれば
その券Tを正券T1と判定し、券振分機構8の第2ソレ
ノイドSL2を通電状態として、図1で2点鎖線にて示
すように、第1振分板81を案内片81aが円板2の内
側に移動するよう回動させ、第2振分板82を案内片8
2aが第1搬送ベルト5と略平行となるよう回動させ
る。
【0021】しかして、2度目の書込処理で書込データ
が正確に磁気記録された正券T1は、券振分機構8の第
1振分板81の湾曲案内面81cおよび第2振分板82
の傾斜案内面82cを通って、第1搬送ベルト5の送出
ローラ52により当該第1搬送ベルト5および第3搬送
ベルト9の間に送り出され、第1搬送ベルト5と第3搬
送ベルト9とで挟持されて第4搬送ベルト10および保
持ローラ13を介して発券口11に送り出される。
【0022】しかし、2度目の書込処理で書込データが
正確に磁気記録されていなければ、制御ユニット15
は、券振分機構8の第2ソレノイドSL2の非通電状態
をそのまゝ継続する。こうして2度、3度と券Tへの書
込・読取処理を所定回数行ったにも拘らず、依然として
書込データを正確に磁気記録することができない場合、
制御ユニット15は、その券Tを磁気書込不能券T2と
判定し、券振分機構8の第2ソレノイドSL2を通電状
態として、図1で2点鎖線で示すように、第1振分板8
1を案内片81aが円板2の内側に移動するよう回動さ
せ、第2振分板82を案内片82aが第1搬送ベルト5
と略平行となるよう回動させる。これにより磁気書込不
能券T2は、上述した如く券振分機構8により第1搬送
ベルト5と第3搬送ベルト9の間に案内され、当該第1
搬送ベルト5および第3搬送ベルト9により挟持されて
発券口11側に向け搬送される。かゝる磁気書込不能券
T2の搬送中に第2フォトセンサPH2が当該磁気書込
不能券T2の後端部を検知して制御ユニット15に券検
知信号を出力すると、制御ユニット15は、券振分機構
8の第2ソレノイドSL2を非通電状態として、図1で
実線にて示すように、第1振分板81を案内片81aが
円板2の外周面と略平行となるよう回動させ、かつ第2
振分板82を案内片82aが第1搬送ベルト5の内側に
移動するよう回動させると共に、モータMを逆転して第
2搬送ベルト6の駆動ローラ64を反時計回り方向へ回
転させる。これにより第2搬送ベルト6が読取ヘッド4
側から書込ヘッド3側に向けて回動し、第3搬送ベルト
9および第1搬送ベルト5が先の回転方向と逆方向へ回
動する。かくして、上記磁気書込不能券T2は、第1搬
送ベルト5および第3搬送ベルト9により券振分機構8
側に逆送され、券振分機構8の第2振分板82の弧状案
内面82bにより第2搬送ベルト6と第3搬送ベルト9
との間に案内され、第2搬送ベルト6と第3搬送ベルト
9により挟持されて廃券箱14に放出される。
【0023】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、券取込・案内機構が発行すべき券を外部より取り込
んで第1搬送ベルトの券取込端に案内し、第1搬送ベル
トがその券を書込ヘッドの手前で放出し、券振分機構が
第1搬送ベルトからの券を第2搬送ベルトに案内し、第
2搬送ベルトがその券を書込ヘッドおよび読取ヘッドに
その順に通過させ、券取込・案内機構が第2搬送ベルト
からの券を第1搬送ベルトに案内するよう構成したの
で、券を書込・読取処理する際の券搬送通路が円板を中
心とした回転通路となり、したがって、従来の券磁気処
理装置のように、モータの回転方向を切り換える必要が
なく、しかも券を往復搬送する必要もなくなることか
ら、上記券磁気処理装置に比し券の書込・読取処理を短
時間で行うことができる。その上、第1搬送ベルトの券
放出端側に配置した券振分機構が券Tへの最初の書込・
読取処理または再度の書込・読取処理で書込データを正
確に磁気記録できた正券を第1搬送ベルトと第3搬送ベ
ルトの間に案内し、所定回数の書込・読取処理で券に書
込データを正確に磁気記録できない磁気書込不能券を第
2搬送ベルトと第3搬送ベルトの間に案内するようにな
っているので、正券を第1搬送ベルトと第3搬送ベルト
とで発券口に送り出すことができ、更には、磁気書込不
能券をも第2搬送ベルトと第3搬送ベルトとで廃券箱に
放出することができて、券に対する一連の書込・読取処
理、発券処理および廃券処理を速やかに行えるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る券発行機の券磁気処理装置を示す
概略構成図である。
【図2】同券磁気処理装置の制御ブロック図である。
【図3】従来の券発行機における券磁気処理装置を示す
概略構成図である。
【符号の説明】
2 円板 3 書込ヘッド 4 読取ヘッド 5 第1搬送ベルト 6 第2搬送ベルト 7 券取込・案内機構 8 券振分機構 9 第3ベルト 11 発券口 14 廃券箱 T 券 T1 正券 T2 磁気書込不能券

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発行すべき券Tに所定の情報を書込ヘッ
    ド3で書込み、その書込データを読取ヘッド4で読取っ
    て当該書込データが正確に磁気記録されているか否かを
    判定し、書込データが正確に磁気記録されていない場合
    に、前記券Tに先と同様な書込・読取処理を繰り返し行
    う券発行機の券磁気処理装置であって、回転自在な円板
    2と、この円板2の外周面に沿って配置された書込ヘッ
    ド3および読取ヘッド4と、前記円板2の外周面に接し
    券Tを読取ヘッド4側で取り込んで書込ヘッド3の手前
    で放出する第1搬送ベルト5と、前記円板2の外周面に
    接し第1搬送ベルト5からの券Tを取り込んで書込ヘッ
    ド3および読取ヘッド4にその順に通過せしめる第2搬
    送ベルト6と、前記第1搬送ベルト5および第2搬送ベ
    ルト6に接し書込データを正確に磁気記録できた正券T
    1を第1搬送ベルトと共に挟持して発券口11に送り出
    し、書込データを正確に磁気記録できない磁気書込不能
    券T2を第2搬送ベルト6と共に挟持して廃券箱14に
    放出する第3搬送ベルト9と、前記第1搬送ベルト5の
    券取込端側に配置され、券Tへの最初の書込・読取処理
    時に発行すべき券Tを外部より取り込んで第1搬送ベル
    ト5の券取込端に案内し、券Tへの再度の書込・読取処
    理時には第2搬送ベルト6からの券Tを第1搬送ベルト
    の券取込端に案内する券取込・案内機構7と、前記第1
    搬送ベルト5の券放出端側に配置され、券Tへの最初の
    書込・読取処理時および再度の書込・読取処理時に第1
    搬送ベルト5からの券Tを第2搬送ベルト6に案内し、
    券Tへの最初の書込・読取処理または再度の書込・読取
    処理で書込データを正確に磁気記録できた上記正券T1
    を第1搬送ベルト5と第3搬送ベルト9の間に案内し、
    所定回数の書込・読取処理で同券Tに書込データを正確
    に磁気記録できない上記磁気書込不能券T2を第2搬送
    ベルト6と第3搬送ベルト9の間に案内する券振分機構
    8とを備えて成る券発行機の券磁気処理装置。
JP4286896A 1992-10-01 1992-10-01 券発行機の券磁気処理装置 Pending JPH06119515A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005346196A (ja) * 2004-05-31 2005-12-15 Fujitsu Ltd 媒体処理装置及びこれを使用した媒体発行装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005346196A (ja) * 2004-05-31 2005-12-15 Fujitsu Ltd 媒体処理装置及びこれを使用した媒体発行装置
JP4575032B2 (ja) * 2004-05-31 2010-11-04 富士通株式会社 媒体処理装置及びこれを使用した媒体発行装置

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