JPH0816831A - 券類処理装置 - Google Patents

券類処理装置

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JPH0816831A
JPH0816831A JP15011094A JP15011094A JPH0816831A JP H0816831 A JPH0816831 A JP H0816831A JP 15011094 A JP15011094 A JP 15011094A JP 15011094 A JP15011094 A JP 15011094A JP H0816831 A JPH0816831 A JP H0816831A
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JP
Japan
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ticket
tickets
path
common
conveying
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Application number
JP15011094A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Tanaka
吉則 田中
Masahiro Nakao
政弘 中尾
Shinichi Ishigame
新一 石亀
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は券類処理装置本体内での券類のジャム
を発生しにくくすることができ、券類処理装置本体の組
み立て作業や、保守・点検作業等を能率よく行うことを
最も主要な特徴とする。 【構成】投入/返却口20からの幅広の第2の券類C2
の複数枚投入時に、後から投入された券類が第2の券類
搬送路26b2 側に搬送された状態で、その前に投入さ
れた情報処理済みの券類を共通搬送路26a側に戻して
保留し、かつフラッパ23b1 に引き込み防止用の突設
部71を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば、鉄道業務に使用
される自動券売機や自動精算機等に内蔵され、定期券、
普通乗車券、プリペイドカード等の券類を処理する券類
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、鉄道業務に使用される自動精算
機等の券類処理装置では、この券類処理装置本体の投入
/返却口に幅寸法が異なる複数種類の券類、例えば、普
通乗車券、乗継ぎ乗車券のような幅狭のエドモンソン券
(第1の券類)や、定期券、プリペイドカード等のよう
に普通乗車券よりも幅広のサイバネサイズのカード(第
2の券類)が投入される。
【0003】また、券類処理装置本体の内部には投入/
返却口から投入された定期券、プリペイドカード等の券
類に所定の情報処理を施す券類処理手段と、使用済みの
普通乗車券を回収する廃券回収部等が設けられている。
そして、券類処理装置本体の投入/返却口に投入された
定期券、プリペイドカード等の券類は搬送機構により券
類処理手段としての印字記録部に送られ、磁気ヘッドに
よる磁気情報の読み取り、書き込み処理、印字ヘッドに
よる印字処理等を受けた後、再び投入口を通して返却さ
れる。さらに、新券の発行もなされる。また、使用済み
の普通乗車券は券類処理装置本体内の廃券回収部に回収
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成のものに
あっては幅狭の普通乗車券や、定期券、プリペイドカー
ド等のように普通乗車券よりも幅広のカード等のように
幅寸法が異なる複数種類の券類を券類処理装置本体内の
同一の搬送路によって搬送しているので、券類処理装置
本体内に投入された券類が正規の搬送路から外れた位置
に移動し、券類処理装置本体内で乗車券のジャムが発生
しやすくなるおそれがある。
【0005】さらに、券類処理装置本体内の搬送機構内
に組み込まれるローラ等の構成部品数が多くなるので、
装置本体の内部構成が複雑化する問題がある。そのた
め、券類処理装置本体内で乗車券のジャムが発生した際
に券類処理装置本体内から乗車券が取り出しにくい問題
があるとともに、券類処理装置本体の組み立て作業や、
保守・点検作業等が難しくなる問題もある。
【0006】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、券類処理装置本体内での券類のジャム
を発生しにくくすることができ、券類処理装置本体の組
み立て作業や、保守・点検作業等を能率よく行うことが
できる券類処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は券類処
理装置本体の投入/返却口に一端部が連結され、幅寸法
が異なる券類を共通に搬送する共通搬送路と、この共通
搬送路に配設され、前記投入/返却口から投入される券
類の幅寸法を検出する券幅検出手段と、前記共通搬送路
の他端部に連結され、幅狭の第1の券類を搬送する第1
の券類搬送路および前記第1の券類よりも幅広の第2の
券類を搬送する第2の券類搬送路を備えた券類の分岐搬
送手段と、前記第1,第2の各券類搬送路と前記共通搬
送路との連結部に配設され、前記共通搬送路から送られ
る券類を前記券幅検出手段からの検出結果に基いて前記
第1の券類搬送路側、または前記第2の券類搬送路側の
いずれか一方に導く搬送方向切換え手段と、前記第2の
券類搬送路に搬送される前記第2の券類に所定の情報処
理を施す券類処理手段と、前記投入/返却口から前記券
類処理装置本体内に前記第2の券類が複数枚投入される
際に、後から投入された前記券類が前記第2の券類搬送
路側に搬送された状態で、その前に投入された情報処理
済みの前記券類を前記共通搬送路側に戻して保留する処
理済み券類保留手段と、前記搬送方向切換え手段に設け
られ、前記共通搬送路で保留されている処理済み券類が
前記第1の券類搬送路側に引き込まれることを防止する
引き込み防止手段とを具備したものである。
【0008】請求項2の発明は券類の投入/返却口を備
えた券類処理装置本体と、前記投入/返却口を開閉操作
し、前記券類の投入時および返却時に前記投入/返却口
を開く飛出し防止用シャッタと、前記券類処理装置本体
の投入/返却口に一端部が連結され、幅寸法が異なる券
類を共通に搬送する共通搬送路と、この共通搬送路に配
設され、前記投入/返却口から投入される券類の幅寸法
を検出する券幅検出手段と、前記共通搬送路の他端部に
連結され、幅狭の第1の券類を搬送する第1の券類搬送
路および前記第1の券類よりも幅広の第2の券類を搬送
する第2の券類搬送路を備えた券類の分岐搬送手段と、
前記第1,第2の各券類搬送路と前記共通搬送路との連
結部に配設され、前記共通搬送路から送られる券類を前
記券幅検出手段からの検出結果に基いて前記第1の券類
搬送路側に導く第1の切換え位置、または前記第2の券
類搬送路側に導く第2の切換え位置のいずれか一方に切
換え操作されるフラッパと、前記第2の券類搬送路に搬
送される前記第2の券類に所定の情報処理を施す券類処
理手段と、前記投入/返却口から前記券類処理装置本体
内に前記第2の券類が複数枚投入される際に、後から投
入された前記券類が前記第2の券類搬送路側に搬送され
た状態で、前記フラッパを前記第1の切換え位置に切換
え操作して前記第2の券類搬送路上の前記券類の前に投
入された情報処理済みの前記券類を前記共通搬送路側に
戻して保留する処理済み券類保留手段と、前記フラッパ
に設けられ、前記共通搬送路で保留されている処理済み
券類が前記第1の券類搬送路側に引き込まれることを防
止する引き込み防止手段とを具備したものである。
【0009】請求項3の発明は券類の投入/返却口を備
えた券類処理装置本体と、前記投入/返却口を開閉操作
し、前記券類の投入時および返却時に前記投入/返却口
を開く飛出し防止用シャッタと、前記券類処理装置本体
の投入/返却口に一端部が連結され、幅寸法が異なる券
類を共通に搬送する共通搬送路と、この共通搬送路に配
設され、前記投入/返却口から投入される券類の幅寸法
を検出する券幅検出手段と、前記共通搬送路の他端部に
連結され、幅狭の第1の券類を搬送する第1の券類搬送
路および前記第1の券類よりも幅広の第2の券類を搬送
する第2の券類搬送路を備えた券類の分岐搬送手段と、
前記第1,第2の各券類搬送路と前記共通搬送路との連
結部に支軸を中心に前記第1の券類搬送路側に導く第1
の切換え位置と前記第2の券類搬送路側に導く第2の切
換え位置とに回動可能に設けられ、前記券幅検出手段か
らの検出結果に基いて前記第1の切換え位置、または前
記第2の切換え位置のいずれか一方に切換え操作される
フラッパと、前記第2の券類搬送路に搬送される前記第
2の券類に所定の情報処理を施す券類処理手段と、この
券類処理手段によって前記第2の券類に情報処理を施す
際に前記第2の券類を正逆方向に搬送する搬送機構と、
前記投入/返却口から前記券類処理装置本体内に前記第
2の券類が複数枚投入される際に、後から投入された前
記券類が前記第2の券類搬送路側に搬送された状態で、
前記フラッパを前記第1の切換え位置に切換え操作して
前記第2の券類搬送路上の前記券類の前に投入された情
報処理済みの前記券類を前記共通搬送路側に戻して保留
する処理済み券類保留手段と、前記フラッパに設けら
れ、前記共通搬送路で保留されている処理済み券類が前
記第1の券類搬送路側に引き込まれることを防止する引
き込み防止手段とを具備したものである。
【0010】請求項4の発明は券類の投入/返却口を備
えた券類処理装置本体と、前記投入/返却口を開閉操作
し、前記券類の投入時および返却時に前記投入/返却口
を開く飛出し防止用シャッタと、前記券類処理装置本体
の投入/返却口に一端部が連結され、幅寸法が異なる券
類を共通に搬送するローラに掛け渡されたベルトと、こ
れに転接するローラとからなる共通搬送路と、この共通
搬送路に配設され、前記投入/返却口から投入される券
類の幅寸法を検出する光学センサで構成される券幅検出
手段と、前記共通搬送路の他端部に連結され、幅狭の第
1の券類を搬送する第1の券類搬送路および前記第1の
券類よりも幅広の第2の券類を搬送する第2の券類搬送
路を備えた券類の分岐搬送手段と、前記第1,第2の各
券類搬送路と前記共通搬送路との連結部に支軸を中心に
前記第1の券類搬送路側に導く第1の切換え位置と前記
第2の券類搬送路側に導く第2の切換え位置とに回動可
能に設けられ、前記券幅検出手段からの検出結果に基い
て前記第1の切換え位置、または前記第2の切換え位置
のいずれか一方に切換え操作されるフラッパと、前記第
1の券類搬送路に搬送される前記第1の券類を回収する
券類回収手段と、前記第2の券類搬送路に搬送される前
記第2の券類に所定の情報処理を施す券類処理手段と、
この券類処理手段によって前記第2の券類に情報処理を
施す際に前記第2の券類を正逆方向に搬送する搬送機構
と、この搬送機構を駆動する正逆回転可能なモータと、
前記投入/返却口から前記券類処理装置本体内に前記第
2の券類が複数枚投入される際に、後から投入された前
記券類が前記第2の券類搬送路側に搬送された状態で、
前記フラッパを前記第1の切換え位置に切換え操作して
前記第2の券類搬送路上の前記券類の前に投入された情
報処理済みの前記券類を前記共通搬送路側に戻して保留
する処理済み券類保留手段と、前記フラッパの回動端部
に突設され、前記共通搬送路で保留されている処理済み
券類が前記第1の券類搬送路側に引き込まれることを防
止する突設部とを具備したものである。
【0011】
【作用】本発明では投入/返却口から投入される券類の
幅寸法を共通搬送路の券幅検出手段によって検出し、搬
送方向切換え手段によって幅狭の第1の券類を第1の券
類搬送路、幅広の第2の券類を第2の券類搬送路にそれ
ぞれ搬送する。さらに、第1の券類よりも幅広の第2の
券類が券類処理装置本体の投入/返却口から複数枚投入
された場合には後から投入された券類が第2の券類搬送
路側に搬送された状態で、その前に投入された情報処理
済みの券類を共通搬送路側に戻して保留するとともに、
共通搬送路で保留されている処理済み券類が第1の券類
搬送路側に引き込まれることを搬送方向切換え手段の引
き込み防止手段によって防止するようにしたものであ
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。まず、図3及び図4を参照して、交通機関の駅
業務において使用される自動精算機1と、この自動精算
機1に組込まれた本発明に係る券類処理装置2の全体構
成について詳細に説明する。
【0013】自動精算機1は、図3に示すように、筐体
4内に、硬貨や紙幣等を扱う貨幣紙幣処理装置6と、普
通乗車券、乗継ぎ乗車券(エドモンソン券)等の幅狭の
第1の券類C1 や、定期乗車券や鉄道用カード,バスカ
ード等のプリペイドカード等の幅広の第2の券類C2
の幅寸法が異なる複数種類の券類Cを扱う券類処理装置
2が収納されている。
【0014】また、筐体4の前面は、接客部10となっ
ており、この接客部10には、利用客に対して不足金額
等の案内表示や操作指示等を行なう表示部12と、使用
路線あるいは乗継ぎ経路等の情報を入力するための多数
の操作キー14aを有する操作部14とを有している。
また、接客部10において操作部14の下方には、硬貨
投入口16、紙幣投入口18、および普通乗車券等の幅
狭の第1の券類C1 や、定期乗車券、プリペイドカード
等の幅広の第2の券類C2 等の券類Cの投入/返却口2
0が設けられている。
【0015】なお、普通乗車券、定期乗車券、プリペイ
ドカードは、所定の情報が印字された表面と、対応する
情報が磁気的に記録された磁気コーティングが施されて
いる裏面とを、それぞれ有している。普通乗車券の場
合、例えば、発券駅名、発行日、料金等が印字および記
録され、定期乗車券の場合、乗車区間、有効期限、使用
者の性別、年齢等が印字および記録される。更に、プリ
ペイドカードの場合には、残高が2進法のコードに変換
されて磁気的に記録されている。
【0016】次に、本発明に係る券類処理装置2の本体
8について、図4を参照して説明する。まず、図4に示
す全体の構成について概略的に説明すると、券類処理装
置本体8は後述する種々の機構を収容したハウジング2
2を備え、このハウジング22は自動精算機1の筐体4
内に設けられた図示しないレール部を介して支持され、
後扉を開くことにより自動精算機1の後部から引出し可
能となっている。
【0017】ハウジング22の前部には、普通乗車券等
の幅狭の第1の券類C1 や、定期乗車券、プリペイドカ
ード等の幅広の第2の券類C2 等の券類Cの投入/返却
口20が設けられ、この投入/返却口20には、投入お
よび返却される券類Cをガイドする投入ガイド24が設
けられている。この投入ガイド24は、自動精算機1の
筐体4を貫通して外方へ突き出している。
【0018】さらに、券類処理装置本体8には図1に示
すように投入/返却口20を開閉操作し、券類Cの投入
時および返却時に投入/返却口20を開く飛出し防止用
シャッタ21が設けられている。このシャッタ21はソ
レノイドを備えたシャッタ駆動機構21aによって券類
Cの投入方向に対して略直交する方向に進退駆動され、
券類Cの投入通路内に対して挿脱されるようになってい
る。
【0019】また、ハウジング22内には、投入/返却
口20と連通する券類搬送路26が形成されており、投
入/返却口20を通して投入された券類Cを装置内に取
り込んだり、後述するように処理が終了した券類Cを投
入/返却口20に戻すようになっている。この券類搬送
路26には投入/返却口20に一端部が連結され、幅寸
法が異なる第1の券類C1 や、第2の券類C2 等を共通
に搬送する共通搬送路26aと、この共通搬送路26a
の他端部に連結された券類Cの分岐搬送部(分岐搬送手
段)26bとが設けられている。
【0020】さらに、券類Cの分岐搬送部26bには幅
狭の第1の券類C1 を搬送する第1の券類搬送路26b
1 および第1の券類C1 よりも幅広の第2の券C2 を搬
送する第2の券類搬送路26b2 がそれぞれ設けられて
いる。
【0021】また、共通搬送路26aにはローラ84a
に掛け渡されたベルト84bとこれに転接するローラ8
4cとからなる取込み部85が設けられている。さら
に、投入/返却口20に隣接して、券類Cの整位を行う
整位部28が設けられている。この整位部28では、投
入/返却口20を通して投入された券類Cを装置本体8
内に取り込んで所定の位置に整位するとともに、処理の
終了した複数枚の券類Cを返却する際、これらの券類C
を重ね合わせて投入/返却口20に返却するようになっ
ている。
【0022】さらに、共通搬送路26aには投入/返却
口20から投入される券類Cの幅寸法を検出する券幅検
出部(券幅検出手段)67が設けられている。この券幅
検出部67には左右一対の第1,第2の投入センサ68
a,68bと、第3の投入センサ69とが設けられてい
る。これらの投入センサ68a,68b、69はそれぞ
れ光学センサで構成されていて、券類Cの搬入状態を検
知するようになっている。
【0023】ここで、左右一対の第1,第2の投入セン
サ68a,68bは券類Cの搬送方向に対して直交する
方向に離間対向配置されており、第1,第2の投入セン
サ68a,68b間の間隔は幅狭の第1の券類C1 の長
手方向の長さ寸法に合わせて設定されている。また、第
3の投入センサ69は第1の投入センサ68aに対して
券類Cの搬送方向に離間対向配置されており、第1の投
入センサ68aと第3の投入センサ69との間の間隔も
幅狭の第1の券類C1 の長手方向の長さ寸法に合わせて
設定されている。そして、第1〜第3の投入センサ68
a、68b、69により同時に券類Cが検出されると、
幅広の第2の券類C2 であることが判別され、第1およ
び第3の投入センサ68a、69のみにより券類Cが検
出されると、幅狭の第1の券類C1 であることが判別さ
れるようになっている。
【0024】また、第1,第2の各券類搬送路26b
1 ,26b2 と共通搬送路26aとの連結部には共通搬
送路26aから送られる券類Cを券幅検出部67からの
検出結果に基いて第1の券類搬送路26b1 側、または
第2の券類搬送路26b2 側のいずれか一方に導く搬送
方向切換え機構(搬送方向切換え手段)23が設けられ
ている。この搬送方向切換え機構23には図2に示すよ
うに支軸23aと、この支軸23aに固定された左右一
対のフラッパ23b1 ,23b2 と、支軸23aを正逆
方向に回転駆動する正逆回転可能な駆動モータ23cと
が設けられている。ここで、一方のフラッパ23b1
幅狭の第1の券類C1 の搬送路26b1 から外れた位置
に対応させて配置され、他方のフラッパ23b2 は第1
の券類搬送路26b1 側に対応させて配置されている。
【0025】そして、左右のフラッパ23b1 ,23b
2 は駆動モータ23cによって支軸23aを中心に同時
に正逆方向に回動駆動されるようになっている。ここ
で、券幅検出部67によって幅狭の第1の券類C1 が検
出された場合には搬送方向切換え機構23のフラッパ2
3b1 ,23b2 は図1中に実線で示すように券類Cを
第1の券類搬送路26b1 側に導く第1の切換え位置に
回動操作され、券幅検出部67によって幅広の第2の券
2 が検出された場合には搬送方向切換え機構23のフ
ラッパ23b1 ,23b2 は図1中に仮想線で示すよう
に券類Cを第2の券類搬送路26b2 側に導く第2の切
換え位置に回動操作されるようになっている。
【0026】また、ハウジング22内の後部下方には、
使用済みの普通乗車券を回収する廃券回収部(券類回収
手段)44が設けられ、この上方には、複数のカード類
が連続して投入された場合において1つのカードに対す
る処理を実施している際に残りのカードを一時的に保留
するカード保留部48が設けられている。更に、カード
保留部48の上方には、新券を発行する際に使用する原
券、つまり、何等情報の印字および記録のされていない
券を供給する第1および第2の原券供給部34,36が
設けられている。
【0027】また、第1の券類搬送路26b1 は複数の
搬送ガイド(図示しない)および多数の搬送ローラ対5
2…等で構成されている。この第1の券類搬送路26b
1 の終端部は第1の券類搬送路26b1 を通して搬送さ
れる第1の券類C1 を回収する廃券回収部44に連結さ
れている。なお、第1の券類搬送路26b1 の中途部に
は券類Cに対して磁気情報の読み取りを行なう磁気ヘッ
ド27が配設されている。
【0028】また、第2の券類搬送路26b2 には主搬
送路50aが設けられている。この主搬送路50aの終
端部には第1,第2の分岐搬送路50b,50cの先端
部が接続されている。ここで、第1の分岐搬送路50b
の終端部にはカード保留部48が接続されている。な
お、第2の分岐搬送路50cは第3,第4の分岐搬送路
50d,50eにさらに分岐され、各分岐搬送路50
d,50eの終端部には第1および第2の原券供給部3
4,36がそれぞれ接続されている。そして、上述した
各搬送路50a〜50eは、複数の搬送ガイド(図示し
ない)および多数の搬送ローラ対52…等で構成されて
いる。
【0029】また、主搬送路50aにはプリペイドカー
ドに対して使用残高の目安を示すパンチ孔を穿つパンチ
孔付与部30、および記録印字部32が順に設けられて
おり、第2の券類搬送路26b2 に搬送される第2の券
類C2 に所定の情報処理を施す券類処理手段が形成され
ている。ここで、記録印字部32には、投入された券類
Cおよび第1および第2の原券供給部34,36から発
券された新しいカードに対して使用残高等の所定の情報
を印字する印字ヘッド38と、券類Cに対して磁気情報
の読み取りおよび書き込みを行なうコンビネーション型
の磁気ヘッド40とが設けられている。
【0030】さらに、印字ヘッド38は、プラテンロー
ラ42に当接する印字位置とプラテンローラ42から離
間する開放位置との間を移動自在に設けられ、通常、図
示しないばねにより開放位置に付勢されている。そし
て、印字時には、図示しないソレノイドにより印字位置
へ移動されるようになっている。
【0031】また、印字記録部32とカード保留部48
との間には、カード反転部56が設けられている。そし
て、プリペイドカードの裏面(磁気面)に印字する際、
印字記録部32を通過したプリペイドカードは切換ゲー
ト54によりカード反転部56に送られ、ここで反転さ
れた後、印字記録部32へ送られるようになっている。
なお、切換ゲート54は、図示しないソレノイドによっ
て駆動される。
【0032】また、図4において、参照符号58は、整
位部28、パンチ孔付与部30、記録印字部32および
廃券回収部44に付随する搬送ローラ対52…等を駆動
するための可逆回転型の第1の駆動モータを示し、参照
符号60は、カード保留部48、第1および第2の原券
供給部34,36に付随する搬送ローラ対52…等を駆
動するための可逆回転型の第2の駆動モータを示してい
る。
【0033】また、前記搬送路26に対向して複数の検
知手段としてのセンサ62…(1か所のみ図示)が配設
されており、券類Cや新しいカード(原券)を検出でき
るようになっている。さらに、ハウジング22内の記録
印字部32の上方には、演算機能をも備えた制御手段と
してのCPU64が設けられている。このCPU64に
は投入/返却口20からこの券類処理装置本体8内に第
2の券類C2 が複数枚投入される際に、後から投入され
た第2の券類C2 が第2の券類搬送路26b2側に搬送
された状態で、その前に投入された情報処理済みの第2
の券類C2 を共通搬送路26a側に戻して保留するよう
に第1の駆動モータ58および第2の駆動モータ60を
駆動する処理済み券類保留用の制御機能(処理済み券類
保留手段)が設けられている。
【0034】また、搬送方向切換え機構23の一方のフ
ラッパ23b1 の回動端部には共通搬送路26aで保留
されている処理済みの第2の券類C2 が第1の券類搬送
路26b1 側に引き込まれることを防止する突設部(引
き込み防止手段)71が突設されている。
【0035】次に、上記構成の券類処理装置本体8の動
作について説明する。まず、券類として例えば乗越し普
通乗車券等の幅狭の第1の券類C1 が投入/返却口20
に投入された状態が図示しない券類投入検出センサによ
り検出されると、ソレノイドを備えたシャッタ駆動機構
21aにより搬送路遮断シャッタ21が開操作される。
同時に、第1および第2のの駆動モータ58、60が作
動され、ベルト84bとこれに転接するローラ84cと
からなる取込み部85を通じて整位部28の送りローラ
やベルト、その他の搬送用部材により取り込まれて整位
される。
【0036】つまり、普通乗車券等の幅狭の第1の券類
1 は取込み部85のベルト84bとこれに転接するロ
ーラ84cの間に挟持され、整位部26内に取り込まれ
る。その後、券幅検出部67の第1および第3の投入セ
ンサ68a、69により同時に第1の券類C1 が検出さ
れると、CPU64により正規の普通乗車券であること
が判別され、普通乗車券である第1の券類C1 は整位部
28のガイド側板および整位板により整位される。
【0037】また、仮に、普通乗車券である第1の券類
1 が横向き、つまり、長手方向が挿入方向と直交する
方向に向いた状態で、投入/返却口20に投入された場
合には、この普通乗車券は第1および第2の投入センサ
68a,68bによって検出されるため、一旦整位部2
6側に取り込まれるが、その後、挿入方向の長さが短い
ために、普通乗車券が第1および第3の投入センサ68
a、69によって同時に検出されることはない。そのた
め、CPU64は、普通乗車券が正規の向きに挿入され
ていないことを判別し、第1の駆動モータ58を反転さ
せて普通乗車券を投入/返却口20から返却する。
【0038】また、券幅検出部67によって幅狭の第1
の券類C1 が検出された場合には搬送方向切換え機構2
3のフラッパ23b1 ,23b2 は図1中に実線で示す
ように券類Cを第1の券類搬送路26b1 側に導く第1
の切換え位置に回動操作される。そのため、券類処理装
置本体8内に取り込まれた普通乗車券は、第1の券類搬
送路26b1 側に導かれる。そして、この第1の券類搬
送路26b1 での搬送中に磁気ヘッド27により普通乗
車券から運賃、乗車駅名等が読み取られ、読み取られた
情報はCPU64へ送られる。このCPU64では入力
された情報から精算金額を算出し、その算出結果が表示
部12に表示される。また、普通乗車券は、廃券回収部
44に回収される。
【0039】次に、上述した精算金額を精算するために
投入ガイド24を介して幅広の第2の券類C2 であるプ
リペイドカードが投入され、図示しない券類投入検出セ
ンサにより検出されると、ソレノイドを備えたシャッタ
駆動機構21aにより搬送路遮断シャッタ21が開操作
される。同時に、第1および第2の駆動モータ58、6
0が作動され、プリペイドカードは取り込みローラ84
aに巻回されたベルト84bと従動ローラ84cとの間
に挟持され、整位部28内に取り込まれる。その後、券
幅検出部67の第1ないし第3の投入センサ68a、6
8b、69により同時にプリペイドカードが検出される
と、CPU64により正規のカードである第2の券類C
2 であることが判別される。
【0040】また、券幅検出部67によって幅広の第2
の券C2 が検出された場合には搬送方向切換え機構23
のフラッパ23b1 ,23b2 は図1中に仮想線で示す
ように券類Cを第2の券類搬送路26b2 側に導く第2
の切換え位置に回動操作される。そのため、券類処理装
置本体8内に取り込まれたプリペイドカードは整位部2
8のガイド側板により整位され後、第2の券類搬送路2
6b2 側に導かれる。
【0041】さらに、第2の券類搬送路26b2 側に搬
送されたプリペイドカードはパンチ孔付与部30へ送ら
れる。なお、整位部28を通る際、プリペイドカードは
一対のガイド側板によりカードの長手方向が搬送方向と
一致するように整位される。この際、整位板はカードに
より押上られて回動し搬送路から退避する。
【0042】また、券幅検出部67の第1ないし第3の
投入センサ68a,68b、69によって同時にカード
が検出されない場合、例えば、正規のカードよりも長さ
の小さいカードが投入され、第1および第2の投入セン
サ68a,68bによってカードが検出された後、僅か
な時間経過後に第3の投入センサ69のみによってカー
ドが検出された場合、CPU64は投入されたカードが
正規のカードでないと判別し、第1の駆動モータ58を
反転させてカードを投入/返却口20から返却する。
【0043】なお、投入/返却口20には図示しない厚
さ規制機構が設けられているため、一枚のプリペイドカ
ードのみが投入可能であり、複数枚の普通乗車券が重ね
て投入された場合には、厚さ規制機構によりその投入が
防止される。従って、複数枚のプリペイドカードを投入
する場合には、一枚づつ順番に投入する必要がある。
【0044】また、第2の券類搬送路26b2 に搬送さ
れた正規のプリペイドカードは、パンチ孔付与部30を
通過した後、印字記録部32に送られる。この印字記録
部30において、磁気ヘッド40により、プリペイドカ
ードから磁気情報が読取られる。磁気情報が正しく読取
れた場合、プリペイドカードは第1の分岐搬送路50b
を介してカード保留部48内に一旦保留される。同時
に、読取った磁気情報はCPU64に送られ、次の指令
を持つ。
【0045】さらに、プリペイドカードから磁気情報が
正しく読取れなかった場合は、第1の駆動モータ58が
逆転され、プリペイドカードは投入/返却口20を介し
て返却される。
【0046】また、CPU64から指令信号が出力され
ると、第1の駆動モータ58が逆転され、カード保留部
48内に保留されていたプリペイドカードは、印字記録
部32へ送られる。プリペイドカードに所定の情報の印
字が必要な場合、つまり、精算後の残高等を印字する場
合、印刷開始タイミングを取る為のタイミングセンサー
によりプリペイドカードの先端が検出された後、一定時
間経過後、印字ヘッド38を移動させるソレノイド(図
示しない)がONされる。それにより、プラテンローラ
42に印字ヘッド38を押付けながら所定の情報がプリ
ペイドカードに印字される。印字終了後、ソレノイドが
OFFにされ印字ヘッド38がプラテンローラ42から
開放される。
【0047】その後、第1の駆動モータ58が再び逆転
(すなわち正転)され、プリペイドカードは磁気ヘッド
40へ送り込まれ、磁気情報、例えば残高の書き替えが
行なわれる。書換え終了後、再度、第1の駆動モータ5
8が逆転され、プリペイドカードは再び磁気ヘッド40
へ送られる。そして、磁気ヘッド40により、書替えた
磁気情報が読取られ、正しく書替えられたかどうかをチ
ェックする。
【0048】ここで、磁気情報が正しく書替えられてい
た場合、プリペイドカードはそのままパンチ孔付与部3
0へ送られる。そして、プリペイドカードが所定の位置
に到達した時点で第1の駆動モータ58が一旦停止さ
れ、後述するように、プリペイドカードの所定位置に残
高等の目安を示すパンチ孔が付与される。
【0049】パンチ孔が付与されたプリペイドカード
は、パンチ孔が正しく開けられているかをチェックする
ため、第1の駆動モータ58を正転方向に回転させるこ
とにより、プリペイドカードは再び磁気ヘッド40に送
られ、磁気ヘッド40によりパンチ孔の正誤チェックが
行なわれる。パンチ孔が正しく開けられている場合は、
第1の駆動モータ58が逆転され、プリペイドカードは
投入/返却口20に返却される。
【0050】また、プリペイドカードの書替えられた磁
気情報をチェックした結果、誤って書替えられた等で正
しく読取られなかった場合、プリペイドカードは再び磁
気ヘッド40へ送り込まれ再度磁気情報の書替え及び読
取チェックが行われる。この場合、磁気情報の書替えは
行なわず、読取だけでも良い。
【0051】すなわち、磁気ヘッド40は単一のため、
磁気情報の書込みと読取りは磁気ヘッド40に対して双
方向で行える。そのため、読取ミスの発生確率が高い場
合もあるので、再度のチェックを行なう。
【0052】なお、再度の読取チェックの結果、磁気情
報を正しく読めなかった場合、プリペイドカードは図示
しないカード回収部へ送り込まれ回収される。また、パ
ンチ孔のチェック時にエラーが発生した場合も同様に、
プリペイドカードはカード回収部に回収される。
【0053】なお、このようにプリペイドカードが回収
された場合、第1あるいは第2の原券供給部34,36
から供給された新しいカード(原券)を用いて正しい情
報を記録したプリペイドカードを発行するようになって
いる。
【0054】前述した一連のカード処理動作は投入/返
却口20から1枚のプリペイドカードが投入される場合
の処理について示したが、投入/返却口20から複数枚
のプリペイドカードが連続して投入された場合には以下
の処理がなされる。
【0055】例えば2枚のプリペイドカードが連続して
投入された場合、最初に挿入されたプリペイドカードが
カード保留部48に保留され、その後、2枚目のプリペ
イドカードの投入が受付けられる。つまり、最初に投入
されたプリペイドカードが印字記録部30にて磁気情報
が読み取られ、カード保留部48に到達するまでの間
は、投入/返却口20に他のカードを挿入しても取り込
まれることなく無視される。そして、最初のプリペイド
カードの収容後、2枚目のプリペイドカードが券類処理
装置本体8内に取り込まれ、印字記録部30にて磁気情
報が読み取られた後、カード保留部48に収容される。
【0056】その後、CPU64からの指示信号に従
い、後から入れたプリペイドカードがカード保留部48
から先に取り出され、上述したカード1枚の場合と同様
の処理がなされる。但し、処理の終了した1枚目のプリ
ペイドカードは、2枚目のプリペイドカード(すなわ
ち、先に投入したプリペイドカード)の処理が終了する
まで、共通搬送路26a側に戻して保留される。
【0057】このとき、搬送方向切換え機構23のフラ
ッパ23b1 ,23b2 は図1中に実線で示すように券
類Cを第1の券類搬送路26b1 側に導く第1の切換え
位置に回動操作される。そのため、搬送方向切換え機構
23の一方のフラッパ23b1 の突設部71によって共
通搬送路26aで保留されている処理済みの第2の券類
2 が第1の券類搬送路26b1 側に引き込まれること
が防止される。
【0058】そして、2枚目のプリペイドカードがカー
ド保留部48から取り出され、上記と同様の所定の処理
が施された後、共通搬送路26aに送られて共通搬送路
26aに保留されている1枚目のプリペイドカード上に
重ねられる。さらに、2枚のプリペイドカードが重なっ
た時点で、搬送路遮断シャッタ21が開操作され、これ
らのプリペイドカードは重なった状態で一括して投入/
返却口20へ返却される。
【0059】なお、3枚のカードを処理する場合、2枚
迄はカード保留部42に保留され、3枚目のカードは磁
気情報の読取終了時点で、搬送路上に停止される。そし
て、CPU64からの指令信号に従い、各カードについ
て上述した処理が行なわれる。この場合、最後に投入さ
れたカードから順に処理され、共通搬送路26aに3枚
重ね合わせた状態に保留された後、3枚同時に投入/返
却口20に一括返却される。
【0060】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、投入/返却口20から投入され
る券類Cの幅寸法を共通搬送路26aの券幅検出部27
によって検出し、搬送方向切換え機構23のフラッパ2
3b1 ,23b2 によって幅狭の第1の券類C1 を第1
の券類搬送路26b1 、幅広の第2の券類C2 を第2の
券類搬送路26b2 にそれぞれ振り分けて搬送するよう
にしたので、投入/返却口20から投入される券類Cが
不必要な位置に移動しなくなり、券類処理装置本体8内
での券類Cのジャムの発生が少なくなる。
【0061】さらに、第1の券類C1 よりも幅広の第2
の券類C2 が券類処理装置本体8の投入/返却口20か
ら複数枚投入された場合には後から投入された券類が第
2の券類搬送路26b2 側に搬送された状態で、その前
に投入された情報処理済みの券類C2 を共通搬送路26
a側に戻して保留するとともに、共通搬送路26aで保
留されている処理済み券類C2 が第1の券類搬送路26
1 側に引き込まれることを搬送方向切換え機構23の
フラッパ23b1 の突設部71によって防止するように
したので、共通搬送路26aで保留されている処理済み
券類C2 が第1の券類搬送路26b1 側に引き込まれ難
くすることができる。このとき、共通搬送路26aの投
入/返却口20側は飛出し防止用シャッタ21によって
閉塞されているので、共通搬送路26aで保留されてい
る処理済み券類C2 が投入/返却口20側に引き込まれ
ることも防止される。そのため、プリペイドカード等の
第2の券類C2 を複数枚重ねた状態で一括して投入/返
却口20へ返却する処理を行う際に券類処理装置本体8
内での券類Cのジャムの発生を低減することができるの
で、券類処理装置本体8の組み立て作業や、保守・点検
作業等を能率よく行うことができる。また、分岐用の一
方のフラッパ23b1 に処理済み券類C2 のストッパ7
1を一体に設けたので、処理済み券類C2 の複数枚返却
が効率的に実現できる。
【0062】なお、この発明は、自動精算機に内蔵され
る券類処理装置に限定されることなく、複数種類の券類
を扱う他の券類処理装置にも適用することができる。ま
た、対象とする券類は、普通乗車券、定期乗車券、プリ
ペイドカードに限らず、他の券類にも適用できることは
言うまでもない。その他、この発明は上述した実施例に
限定されることなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形実施できることは勿論である。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば投入/返却口側の共通搬
送路に連結され、幅狭の第1の券類を搬送する第1の券
類搬送路および第1の券類よりも幅広の第2の券類を搬
送する第2の券類搬送路を備えた券類の分岐搬送手段を
設け、かつ投入/返却口から券類処理装置本体内に幅広
の第2の券類が複数枚投入される際に、後から投入され
た券類が第2の券類搬送路側に搬送された状態で、その
前に投入された情報処理済みの第2の券類を共通搬送路
側に戻して保留する処理済み券類保留手段を設けるとと
もに、共通搬送路で保留されている処理済み券類が第1
の券類搬送路側に引き込まれることを防止する引き込み
防止手段を搬送方向切換え手段に設けたので、券類処理
装置本体内での券類のジャムを発生しにくくすることが
でき、券類処理装置本体の組み立て作業や、保守・点検
作業等を能率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の券類処理装置の要部の概
略構成を示す縦断面図。
【図2】共通搬送路で保留されている処理済みの第2の
券類の保留状態を示す平面図。
【図3】券類処理装置を内蔵した自動精算機の外観を示
す斜視図。
【図4】券類処理装置本体の内部の概略構成を示す断面
図。
【符号の説明】
8…券類処理装置本体、20…投入/返却口、23…搬
送方向切換え機構(搬送方向切換え手段)、23b1
23b2 …フラッパ、26a…共通搬送路、C1 …第1
の券類、C2 …第2の券類、26b…分岐搬送部(分岐
搬送手段)、26b1 …第1の券類搬送路、26b2
第2の券類搬送路、30…パンチ孔付与部(券類処理手
段)、32…記録印字部(券類処理手段)、44…廃券
回収部(券類回収手段)、64…CPU(処理済み券類
保留手段)、67…券幅検出部(券幅検出手段)、71
…突設部(引き込み防止手段)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 券類処理装置本体の投入/返却口に一端
    部が連結され、幅寸法が異なる券類を共通に搬送する共
    通搬送路と、 この共通搬送路に配設され、前記投入/返却口から投入
    される券類の幅寸法を検出する券幅検出手段と、 前記共通搬送路の他端部に連結され、幅狭の第1の券類
    を搬送する第1の券類搬送路および前記第1の券類より
    も幅広の第2の券類を搬送する第2の券類搬送路を備え
    た券類の分岐搬送手段と、 前記第1,第2の各券類搬送路と前記共通搬送路との連
    結部に配設され、前記共通搬送路から送られる券類を前
    記券幅検出手段からの検出結果に基いて前記第1の券類
    搬送路側、または前記第2の券類搬送路側のいずれか一
    方に導く搬送方向切換え手段と、 前記第2の券類搬送路に搬送される前記第2の券類に所
    定の情報処理を施す券類処理手段と、 前記投入/返却口から前記券類処理装置本体内に前記第
    2の券類が複数枚投入される際に、後から投入された前
    記券類が前記第2の券類搬送路側に搬送された状態で、
    その前に投入された情報処理済みの前記券類を前記共通
    搬送路側に戻して保留する処理済み券類保留手段と、 前記搬送方向切換え手段に設けられ、前記共通搬送路で
    保留されている処理済み券類が前記第1の券類搬送路側
    に引き込まれることを防止する引き込み防止手段とを具
    備したことを特徴とする券類処理装置。
  2. 【請求項2】 券類の投入/返却口を備えた券類処理装
    置本体と、 前記投入/返却口を開閉操作し、前記券類の投入時およ
    び返却時に前記投入/返却口を開く飛出し防止用シャッ
    タと、 前記券類処理装置本体の投入/返却口に一端部が連結さ
    れ、幅寸法が異なる券類を共通に搬送する共通搬送路
    と、 この共通搬送路に配設され、前記投入/返却口から投入
    される券類の幅寸法を検出する券幅検出手段と、 前記共通搬送路の他端部に連結され、幅狭の第1の券類
    を搬送する第1の券類搬送路および前記第1の券類より
    も幅広の第2の券類を搬送する第2の券類搬送路を備え
    た券類の分岐搬送手段と、 前記第1,第2の各券類搬送路と前記共通搬送路との連
    結部に配設され、前記共通搬送路から送られる券類を前
    記券幅検出手段からの検出結果に基いて前記第1の券類
    搬送路側に導く第1の切換え位置、または前記第2の券
    類搬送路側に導く第2の切換え位置のいずれか一方に切
    換え操作されるフラッパと、 前記第2の券類搬送路に搬送される前記第2の券類に所
    定の情報処理を施す券類処理手段と、 前記投入/返却口から前記券類処理装置本体内に前記第
    2の券類が複数枚投入される際に、後から投入された前
    記券類が前記第2の券類搬送路側に搬送された状態で、
    前記フラッパを前記第1の切換え位置に切換え操作して
    前記第2の券類搬送路上の前記券類の前に投入された情
    報処理済みの前記券類を前記共通搬送路側に戻して保留
    する処理済み券類保留手段と、 前記フラッパに設けられ、前記共通搬送路で保留されて
    いる処理済み券類が前記第1の券類搬送路側に引き込ま
    れることを防止する引き込み防止手段とを具備したこと
    を特徴とする券類処理装置。
  3. 【請求項3】 券類の投入/返却口を備えた券類処理装
    置本体と、 前記投入/返却口を開閉操作し、前記券類の投入時およ
    び返却時に前記投入/返却口を開く飛出し防止用シャッ
    タと、 前記券類処理装置本体の投入/返却口に一端部が連結さ
    れ、幅寸法が異なる券類を共通に搬送する共通搬送路
    と、 この共通搬送路に配設され、前記投入/返却口から投入
    される券類の幅寸法を検出する券幅検出手段と、 前記共通搬送路の他端部に連結され、幅狭の第1の券類
    を搬送する第1の券類搬送路および前記第1の券類より
    も幅広の第2の券類を搬送する第2の券類搬送路を備え
    た券類の分岐搬送手段と、 前記第1,第2の各券類搬送路と前記共通搬送路との連
    結部に支軸を中心に前記第1の券類搬送路側に導く第1
    の切換え位置と前記第2の券類搬送路側に導く第2の切
    換え位置とに回動可能に設けられ、前記券幅検出手段か
    らの検出結果に基いて前記第1の切換え位置、または前
    記第2の切換え位置のいずれか一方に切換え操作される
    フラッパと、 前記第2の券類搬送路に搬送される前記第2の券類に所
    定の情報処理を施す券類処理手段と、 この券類処理手段によって前記第2の券類に情報処理を
    施す際に前記第2の券類を正逆方向に搬送する搬送機構
    と、 前記投入/返却口から前記券類処理装置本体内に前記第
    2の券類が複数枚投入される際に、後から投入された前
    記券類が前記第2の券類搬送路側に搬送された状態で、
    前記フラッパを前記第1の切換え位置に切換え操作して
    前記第2の券類搬送路上の前記券類の前に投入された情
    報処理済みの前記券類を前記共通搬送路側に戻して保留
    する処理済み券類保留手段と、 前記フラッパに設けられ、前記共通搬送路で保留されて
    いる処理済み券類が前記第1の券類搬送路側に引き込ま
    れることを防止する引き込み防止手段とを具備したこと
    を特徴とする券類処理装置。
  4. 【請求項4】 券類の投入/返却口を備えた券類処理装
    置本体と、 前記投入/返却口を開閉操作し、前記券類の投入時およ
    び返却時に前記投入/返却口を開く飛出し防止用シャッ
    タと、 前記券類処理装置本体の投入/返却口に一端部が連結さ
    れ、幅寸法が異なる券類を共通に搬送するローラに掛け
    渡されたベルトと、これに転接するローラとからなる共
    通搬送路と、 この共通搬送路に配設され、前記投入/返却口から投入
    される券類の幅寸法を検出する光学センサで構成される
    券幅検出手段と、 前記共通搬送路の他端部に連結され、幅狭の第1の券類
    を搬送する第1の券類搬送路および前記第1の券類より
    も幅広の第2の券類を搬送する第2の券類搬送路を備え
    た券類の分岐搬送手段と、 前記第1,第2の各券類搬送路と前記共通搬送路との連
    結部に支軸を中心に前記第1の券類搬送路側に導く第1
    の切換え位置と前記第2の券類搬送路側に導く第2の切
    換え位置とに回動可能に設けられ、前記券幅検出手段か
    らの検出結果に基いて前記第1の切換え位置、または前
    記第2の切換え位置のいずれか一方に切換え操作される
    フラッパと、 前記第1の券類搬送路に搬送される前記第1の券類を回
    収する券類回収手段と、 前記第2の券類搬送路に搬送される前記第2の券類に所
    定の情報処理を施す券類処理手段と、 この券類処理手段によって前記第2の券類に情報処理を
    施す際に前記第2の券類を正逆方向に搬送する搬送機構
    と、 この搬送機構を駆動する正逆回転可能なモータと、 前記投入/返却口から前記券類処理装置本体内に前記第
    2の券類が複数枚投入される際に、後から投入された前
    記券類が前記第2の券類搬送路側に搬送された状態で、
    前記フラッパを前記第1の切換え位置に切換え操作して
    前記第2の券類搬送路上の前記券類の前に投入された情
    報処理済みの前記券類を前記共通搬送路側に戻して保留
    する処理済み券類保留手段と、 前記フラッパの回動端部に突設され、前記共通搬送路で
    保留されている処理済み券類が前記第1の券類搬送路側
    に引き込まれることを防止する突設部とを具備したこと
    を特徴とする券類処理装置。
JP15011094A 1994-06-30 1994-06-30 券類処理装置 Pending JPH0816831A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007119129A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Shinko Electric Co Ltd 媒体の重ね合わせ装置

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JP2007119129A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Shinko Electric Co Ltd 媒体の重ね合わせ装置

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