JPH0611788Y2 - 印字ヘツド - Google Patents
印字ヘツドInfo
- Publication number
- JPH0611788Y2 JPH0611788Y2 JP4721387U JP4721387U JPH0611788Y2 JP H0611788 Y2 JPH0611788 Y2 JP H0611788Y2 JP 4721387 U JP4721387 U JP 4721387U JP 4721387 U JP4721387 U JP 4721387U JP H0611788 Y2 JPH0611788 Y2 JP H0611788Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- armature
- print head
- holder
- spring
- flat surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Impact Printers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はドットプリンタの印字ヘッドに関する。
[従来の技術] 第3図は従来の印字ヘッドの一例を示すものである。コ
ア16に巻回されたコイル17に選択的に通電すると、
アーマチュア12はコア16に吸引されて回動支点部1
3を中心に回動し、それにともないアーマチュアの一端
に係合した印字ワイヤー11がプラテン21上の記録紙
22の表面に衝突し、ドットを形成する。衝突後、印字
ワイヤー11およびアーマチュア12はプラテン21か
らの反発力と復帰バネ14のバネ力により原位置に復帰
する。この一連の動作を円滑かつ安定させるため、アー
マチュア12はアーマチュアガイド15により案内・保
持され、アーマチュア12の回動支点部13は押えバネ
18により押圧されている。押えバネ18には通常圧縮
コイルバネや、金属製の板バネ、または各アーマチュア
ごとに分割された支持形状を有する樹脂製の部材が用い
られている。
ア16に巻回されたコイル17に選択的に通電すると、
アーマチュア12はコア16に吸引されて回動支点部1
3を中心に回動し、それにともないアーマチュアの一端
に係合した印字ワイヤー11がプラテン21上の記録紙
22の表面に衝突し、ドットを形成する。衝突後、印字
ワイヤー11およびアーマチュア12はプラテン21か
らの反発力と復帰バネ14のバネ力により原位置に復帰
する。この一連の動作を円滑かつ安定させるため、アー
マチュア12はアーマチュアガイド15により案内・保
持され、アーマチュア12の回動支点部13は押えバネ
18により押圧されている。押えバネ18には通常圧縮
コイルバネや、金属製の板バネ、または各アーマチュア
ごとに分割された支持形状を有する樹脂製の部材が用い
られている。
[考案が解決しようとする問題点] 前述の従来の技術においては、アーマチュアガイドと押
えバネを別個に設けなければならず、部品点数の削減、
部品コストの低減、印字ヘッドの小型軽量化への障害と
なっていた。また押えバネを樹脂にて製作した場合、該
押えバネのアーマチュア支持形状が各アーマチュアごと
に分割されているため、押えバネの成形時に各支持形状
の寸法にバラツキを生じやすく、各アーマチュアの支点
の押圧力がばらつき、印字ヘッドの性能低下につながっ
ていた。
えバネを別個に設けなければならず、部品点数の削減、
部品コストの低減、印字ヘッドの小型軽量化への障害と
なっていた。また押えバネを樹脂にて製作した場合、該
押えバネのアーマチュア支持形状が各アーマチュアごと
に分割されているため、押えバネの成形時に各支持形状
の寸法にバラツキを生じやすく、各アーマチュアの支点
の押圧力がばらつき、印字ヘッドの性能低下につながっ
ていた。
本考案は前述のような従来の技術の問題点を除去するた
めになされたもので、その目的は部品点数の削減と組立
工程の簡素化と印字ヘッドの小型化、さらに各アーマチ
ュアの支点の押圧力のばらつきを小さくすることにより
性能の安定した印字ヘッドを提供することである。
めになされたもので、その目的は部品点数の削減と組立
工程の簡素化と印字ヘッドの小型化、さらに各アーマチ
ュアの支点の押圧力のばらつきを小さくすることにより
性能の安定した印字ヘッドを提供することである。
[問題点を解決するための手段] 本考案による印字ヘッドは、アーマチュアの復帰位置に
おける度決めとなる平面部5dと、アーマチュアの両側
部を摺動可能にガイドする複数の突起5cと、アーマチ
ュアの回動支点部3を押圧する突起部5bと、平面部5
dと突起部5bとを連結し弾性変形された連結部5g
と、隣りあった突起部5bを連結する薄肉のリング状の
リブ5aとが一体に成形された合成樹脂製のアーマチュ
アホルダーを備えることを特徴とするものである。
おける度決めとなる平面部5dと、アーマチュアの両側
部を摺動可能にガイドする複数の突起5cと、アーマチ
ュアの回動支点部3を押圧する突起部5bと、平面部5
dと突起部5bとを連結し弾性変形された連結部5g
と、隣りあった突起部5bを連結する薄肉のリング状の
リブ5aとが一体に成形された合成樹脂製のアーマチュ
アホルダーを備えることを特徴とするものである。
[実施例] 以下に本考案の詳細を実施例に基づき説明する。
第1図および第2図はいずれも本考案の一実施例を示し
たものであり、第2図はアーマチュアホルダー5を第1
図右方向より見た平面図である。
たものであり、第2図はアーマチュアホルダー5を第1
図右方向より見た平面図である。
印字ワイヤー1の一端がアーマチュア2の一端と係合
し、アーマチュア2の他端近傍にはアーマチュア2の回
動支点部3が設けられている。印字ワイヤー1およびア
ーマチュア2は復帰バネ4により待機位置に保持され
る。アーマチュア2は樹脂にて成形されたアーマチュア
ホルダー5により円周方向には突起5Cの壁面で、また
印字ワイヤー1側の端部は平面部5dでそれぞれ案内・
保持されている。またアーマチュア2およびアーマチュ
アホルダー5はコア6に対して、合成樹脂製コイル枠7
aの左端部より左方向に突出成形された円柱状の位置決
め突起7bとアーマチュア2の位置決め孔2bとアーマ
チュアホルダーの位置決め孔5fとにより相対的に位置
決めされる。アーマチュア2の回動支点部3は第1図に
示されるように弓なりに変形されたアーマチュアホルダ
ー5の復元力で押圧され、アーマチュアホルダー5の突
起部5bにより保持されている。なお第2図中5e部は
アーマチュアホルダーに設けられた空間である。
し、アーマチュア2の他端近傍にはアーマチュア2の回
動支点部3が設けられている。印字ワイヤー1およびア
ーマチュア2は復帰バネ4により待機位置に保持され
る。アーマチュア2は樹脂にて成形されたアーマチュア
ホルダー5により円周方向には突起5Cの壁面で、また
印字ワイヤー1側の端部は平面部5dでそれぞれ案内・
保持されている。またアーマチュア2およびアーマチュ
アホルダー5はコア6に対して、合成樹脂製コイル枠7
aの左端部より左方向に突出成形された円柱状の位置決
め突起7bとアーマチュア2の位置決め孔2bとアーマ
チュアホルダーの位置決め孔5fとにより相対的に位置
決めされる。アーマチュア2の回動支点部3は第1図に
示されるように弓なりに変形されたアーマチュアホルダ
ー5の復元力で押圧され、アーマチュアホルダー5の突
起部5bにより保持されている。なお第2図中5e部は
アーマチュアホルダーに設けられた空間である。
アーマチュアホルダー5が回動支点部3を押圧する突起
部5bは回動支点部3の配置にあわせて円状に配置さ
れ、かつそれら部位どうしは薄肉のリブ5aにより相互
に連結された形状に成形されている。
部5bは回動支点部3の配置にあわせて円状に配置さ
れ、かつそれら部位どうしは薄肉のリブ5aにより相互
に連結された形状に成形されている。
次に上記の構造の動作について説明する。
コア6に巻回したコイル7に選択的に通電すると、アー
マチュア2はコア6に吸引され、回動支点部3を中心に
第1図中で右回りに回動し、これにともない印字ワイヤ
ー1はインクリボン8を介してプラテン9上の記録紙1
0に衝突してドットを形成する。その後、印字ワイヤー
1とアーマチュア2は復帰バネ4のバネ力とプラテン9
からの反発力によりアーマチュアホルダー5上の原位置
に復帰する。この一連の動作の間、回動支点部3はアー
マチュアホルダー5に付与されたバネ力により押圧・保
持されている。この押圧力が各アーマチュアごとにばら
つくことなく均一であることが必要であるが、上記の構
造においてはアーマチュアホルダー5が薄肉のリブ5a
により円環形状に成形されているため、成形時に寸法の
ばらつきを生じることがなく、よって各アーマチュアの
回動支点部3の押圧力が一定であり、各アーマチュア間
で動作がばらつくことがない。
マチュア2はコア6に吸引され、回動支点部3を中心に
第1図中で右回りに回動し、これにともない印字ワイヤ
ー1はインクリボン8を介してプラテン9上の記録紙1
0に衝突してドットを形成する。その後、印字ワイヤー
1とアーマチュア2は復帰バネ4のバネ力とプラテン9
からの反発力によりアーマチュアホルダー5上の原位置
に復帰する。この一連の動作の間、回動支点部3はアー
マチュアホルダー5に付与されたバネ力により押圧・保
持されている。この押圧力が各アーマチュアごとにばら
つくことなく均一であることが必要であるが、上記の構
造においてはアーマチュアホルダー5が薄肉のリブ5a
により円環形状に成形されているため、成形時に寸法の
ばらつきを生じることがなく、よって各アーマチュアの
回動支点部3の押圧力が一定であり、各アーマチュア間
で動作がばらつくことがない。
本考案は一実施例としてワイヤードットヘッドについて
説明したが、印字ワイヤーのないハンマー型のドットヘ
ッドに応用しても本考案と同様の効果が得られる。
説明したが、印字ワイヤーのないハンマー型のドットヘ
ッドに応用しても本考案と同様の効果が得られる。
[考案の効果] 本考案による印字ヘッドは、以下の顕著な効果を有する
ものである。
ものである。
即ち、アーマチュアホルダーは、平面部5dでアーマチ
ュアの待機位置を決め、複数の突起5cでアーマチュア
の両側部をガイドし、突起部5bでアーマチュアの回動
支点部3を押圧するとともに、合成樹脂で一体に成形さ
れており、ただ一つの部材でアーマチュアを位置決めで
きるので高精度にアーマチュアの位置を保つことができ
る。さらに、突起部5bどうしは薄肉でリング状のリブ
5aで連結されており突起部5bどうしの位置のばらつ
きが防止されるので、各アーマチュアの支点押え力を均
一に保つことができる。従って、各々のアーマチュアは
待機位置のばらつきが最小限に押さえられアーマチュア
の支点押え力も均一となるので印字ワイヤの打撃力のば
らつきが微少となり印字品位に優れる印字ヘッドが実現
できる。
ュアの待機位置を決め、複数の突起5cでアーマチュア
の両側部をガイドし、突起部5bでアーマチュアの回動
支点部3を押圧するとともに、合成樹脂で一体に成形さ
れており、ただ一つの部材でアーマチュアを位置決めで
きるので高精度にアーマチュアの位置を保つことができ
る。さらに、突起部5bどうしは薄肉でリング状のリブ
5aで連結されており突起部5bどうしの位置のばらつ
きが防止されるので、各アーマチュアの支点押え力を均
一に保つことができる。従って、各々のアーマチュアは
待機位置のばらつきが最小限に押さえられアーマチュア
の支点押え力も均一となるので印字ワイヤの打撃力のば
らつきが微少となり印字品位に優れる印字ヘッドが実現
できる。
また、部品点数が削減されるので、部品コスト組み立て
コストの低減にも寄与するものである。
コストの低減にも寄与するものである。
第1図は本考案の一実施例を示す装置の断面図。 第2図は同装置のアーマチュアホルダーを示す平面図。 第3図は従来を示す装置の断面図。 第4は同装置の押えバネの一例を示す平面図である。 2……アーマチュア 3……回動支持部 5……アーマチュアホルダー 6……コア
Claims (1)
- 【請求項1】駆動コイルが周囲に配置されたコアの吸引
力により印字ワイヤを駆動するアーマチュアを有する印
字ヘッドにおいて、 該アーマチュアの復帰位置における度決めとなる平面部
5dと、前記アーマチュアの両側部を摺動可能にガイド
する複数の突起5cと、前記アーマチュアの回動支点部
3を押圧する突起部5bと、前記平面部5dと突起部5
bとを連結し弾性変形された連結部5gと、隣りあった
前記突起部5bを連結する薄肉のリング状のリブ5aと
が一体に成形された合成樹脂製のアーマチュアホルダー
を備えることを特徴とする印字ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4721387U JPH0611788Y2 (ja) | 1987-03-30 | 1987-03-30 | 印字ヘツド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4721387U JPH0611788Y2 (ja) | 1987-03-30 | 1987-03-30 | 印字ヘツド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63154233U JPS63154233U (ja) | 1988-10-11 |
JPH0611788Y2 true JPH0611788Y2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=30867602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4721387U Expired - Lifetime JPH0611788Y2 (ja) | 1987-03-30 | 1987-03-30 | 印字ヘツド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0611788Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-03-30 JP JP4721387U patent/JPH0611788Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63154233U (ja) | 1988-10-11 |
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