JPH058133Y2 - - Google Patents

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JPH058133Y2
JPH058133Y2 JP1986087310U JP8731086U JPH058133Y2 JP H058133 Y2 JPH058133 Y2 JP H058133Y2 JP 1986087310 U JP1986087310 U JP 1986087310U JP 8731086 U JP8731086 U JP 8731086U JP H058133 Y2 JPH058133 Y2 JP H058133Y2
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JP1986087310U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はワイヤドツトプリンタ用印字ヘツドに
係り、特に電磁石による吸引型の印字ヘツドに関
する。
[従来の技術] 従来、吸引型のワイヤドツトプリンタ用印字ヘ
ツドとして、例えば特開昭52−62520号公報(以
下、従来例1という)及び特開昭60−165255号公
報(以下、従来例2という)に示すように、コイ
ルが巻回されたコアの吸引面の上方にコイルの中
空部を形成し、印字ワイヤを駆動するアーマチユ
アに固定されたプランジヤを前記コイルの中空部
に配設したものが知られている。
このように、磁束密度が高いコイル内にプラン
ジヤが配設されているので、コイルとコアとの電
気的な磁気力をアーマチユアの機械的な回動に変
換する変換効率が高いという特徴を有する。
前記従来例1の構造は、ヨーク(本体)とプラ
ンジヤとの磁気回路を構成するために、ヨークに
嵌入され、プランジヤが出入自在に挿入される孔
が設けられた継鉄をコイルとアーマチユア間に配
設してなる。
前記従来例2の構造は、コイルが巻回されたコ
イルボビンの一部をヨークの上面上に延長させ、
このヨークの延長部に設けられた穴にアーマチユ
アのヨークへの当接部を挿入させ、これによつて
アーマチユアの外側の位置決めを行つている。
[考案が解決しようとする問題点] 上記従来例1では、磁気回路を構成するための
継鉄を有するので、必然的にプランジヤの長さが
長くなり、プランジヤの質量が大きくなる。この
ようにプランジヤの質量が大きいので、印打時又
は復帰時にアーマチユアがたわんで振動する。即
ち、復帰時にアーマチユアがたわんで振動するの
で、駆動力源であるコアとプランジヤとのギヤツ
プが変化すること及び駆動周期と異なる周波数で
アーマチユアが振動することになり、振動が重畳
し、不安定動となつて高速応答しない。またクラ
ツシユモードの印打では、印打時に印字用紙(イ
ンクリボンも含む)と印字ワイヤとの接触時間が
増大し、印字品質の劣化及びインクリボンの引掛
けを生じる。またプランジヤが長いと、コアに対
するプランジヤの当接角が大きくなり、プランジ
ヤの横すべりが大きくなるので、接触部が摩耗し
易く、耐久性及び信頼性が低下する。また磁束は
プランジヤの側面に配設された継鉄からプランジ
ヤに通すので、プランジヤに偏奇力が働き、プラ
ンジヤと継鉄との摺動抵抗が生じ、この点からも
高速応答は困難であつた。また継鉄の加工におい
て、プランジヤが挿入される孔間の幅を剪断加工
の限界内のある一定幅以上にとる必要があるの
で、高密度実装ができない。
上記従来例2は、上記従来例1のような磁気回
路を構成するための継鉄を有しないので、前記し
た欠点は有しない。しかし、アーマチユアとヨー
クの当接部において、アーマチユアの両端にコイ
ルボビン延長部が存在するので、高密度実装がで
きない。
本考案の目的は、上記従来技術の問題点を解消
したワイヤドツトプリンタ用印字ヘツドを提供す
ることにある。
[問題点を解決するための手段] 上記従来技術の問題点は、外周壁を持ちカツプ
状に形成されたヨークと、このヨークの内部に直
立してほぼリング状に配設された複数のコアと、
このコアの外径とはめ合いコイルが巻き付けられ
たコイルボビンと、カツプ状に形成され前記ヨー
クに取付けられたカバーと、このカバーの内部に
配設され外端部には位置決め穴を持つアーマチユ
アと、前記カバーに設けられ前記アーマチユアの
外端部を前記ヨークの外周壁の端面に圧接し前記
外端部を支点として前記アーマチユアを往復揺動
可能に保持するアーマチユア用板バネとを備え、
前記カバーは、前記コイルボビンの外周と接する
ことによつて該カバーを位置決めするカバー位置
決め柱と、アーマチユアの内側端近傍の両側を案
内するためのアーマチユア先端案内柱と、前記ア
ーマチユアの位置決め穴にはめ合つてアーマチユ
アの支点近傍を位置決めするためのアーマチユア
位置決め柱とを持つように構成することにより解
決される。
[作用] アーマチユアはアーマチユア先端案内柱とアー
マチユア位置決め柱とで案内位置決めされ、カバ
ーはカバー位置決め柱でコイルボビンの外周で位
置決めされるので、アーマチユアに設けたプラン
ジヤとコイルボビンとの相対位置精度が確保さ
れ、コイルボビンとプランジヤとの接触が防止さ
れ、また高密度実装が可能である。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図により説明する。
ノーズ1には複数の印字ワイヤ2(図には1個の
み図示した)が摺動自在に設けられている。前記
印字ワイヤ2は、後端に固定された印字ワイヤピ
ン3とノーズ1間に配設された印字ワイヤリタン
バネ4で後方側に付勢されている。
カツプ状の主ヨーク5には円柱状のコア6が前
記印字ワイヤ2に対応して円周状に固定または鋳
造、粉末成形等により一体に形成されており、コ
ア6にはそれぞれコイル7が巻回されたコイルボ
ビン8が装着されている。主ヨーク5上にはリン
グ状の補助ヨーク9が載置されている。ここで、
コア6の吸引面の上方にコイルボビン8の中空部
8aが形成されるように、コア6の長さは短く、
かつ主ヨーク5の端面5aとコア6の端面6aと
は同一面に形成されている。またコイルボビン8
の外周には、外側に突出した補助ヨーク位置決め
部8bと、内側に突出したカバー位置決め部8c
とが形成されている。前記主ヨーク5の前記コア
6と反対側にはインシユレータ10を介してフレ
キシブルプリント板11が配設されており、前記
主ヨーク5及び前記インシユレータ10には前記
ソレノイドボビン8の位置決め部8dが挿入され
るコイルボビン位置決め穴5b,10aが設けら
れ、またフレキシブルプリント板11には前記ソ
レノイドボビン8のソレノイド端子8eが挿入さ
れる穴が設けられている。そして、ソレノイドボ
ビン8の位置決め部8dは前記主ヨーク5の位置
決め用穴5b、インシユレータ10のコイルボビ
ン位置決め穴10aに挿入され、ソレノイドボビ
ン8のソレノイド端子8eはフレキシブルプリン
ト板11の穴に挿入され、ソレノイド端子8eは
フレキシブルプリント板11に半田付け固定され
ている。これにより、ソレノイドボビン8、イン
シユレータ10及びフレキシブルプリント板11
は主ヨーク5に位置決めされて一体に組立られ
る。
カツプ状に形成されたカバー12の中心部側に
は前記複数のコア6にそれぞれ対応して設けられ
るアーマチユア13の先端側をガイドするアーマ
チユア先端案内柱12aが設けられている。また
カバー12の外周側には前記アーマチユア13に
それぞれ対応してアーマチユア位置決め柱12b
が設けられており、前記アーマチユア13にはア
ーマチユア位置決め柱12bに挿入されるアーマ
チユア位置決め穴13aが設けられている。更に
カバー12のアーマチユア13間には、隣接する
ソレノイドボビン8のカバー位置決め8cに係合
するようにカバー位置決め柱12cが設けられて
いる。前記アーマチユア13にはコア6に対応し
た部分にコイルボビン8の中空部8aに挿入され
るプランジヤ14が固定されており、アーマチユ
ア13は、一端が補助ヨーク9の端面に当接する
ようにカバー12とアーマチユア13間に配設さ
れたアーマチユア用板バネ15で付勢され、他端
が印字ワイヤピン3に当接している。
次に組立について説明する。前記したように、
主ヨーク5にはコア6、ソレノイド7が巻回され
たソレノイドボビン8、インシユレータ10及び
フレキシブルプリント板11が一体的に取付けら
れている。
一方、カバー12にはアーマチユアスプリング
13を配設し、次にアーマチユア13の内側部分
をアーマチユア先端案内柱12a間に、またアー
マチユア13のアーマチユア位置決め穴13aを
アーマチユア位置決め柱12bに挿入しておく。
そこで、ノーズ1の上に主ヨーク5を取付け、
主ヨーク5上に補助ヨーク9を載置する。これに
より、補助ヨーク9はコイルボビン8の補助ヨー
ク位置決め部8bで案内位置決めされる。次にカ
バー12のカバー位置決め柱12cをソレノイド
ボビン8のカバー位置決め部8cに係合するよう
に、カバー12と主ヨーク5を組合せる。最後に
ノーズ1、主ヨーク5、補助ヨーク9及びカバー
12を図示しないフアスナーを用いて一体に組立
る。
このように、コア6に当接対向してアーマチユ
ア13が配設されているので、プランジヤ14の
長さを短くして軽量化が図れる。また磁気回路は
コア6、主ヨーク5、補助ヨーク9、アーマチユ
ア13、プランジヤ14となり、プランジヤ14
にはアーマチユア13から通すので、プランジヤ
14への偏奇力がなくなる。前記のようにプラン
ジヤ14が軽量化されて振動が低減すること及び
プランジヤ14への偏奇力がなくなることによ
り、アーマチユア13の動作が安定し、同じエネ
ルギで従来例1より1.3倍の高速応答が可能とな
つた。また印字時における印字用紙と印字ワイヤ
との接触時間も小さくなり、印字品質が向上し、
またリボン引掛けも生じない。またコア6に対す
るプランジヤ14の当接角も小さくなり、プラン
ジヤ14の横すべりが小さくなるので、摩耗の点
でも優れ、耐久性及び信頼性が向上する。また継
鉄が不要であることにより、継鉄加工時における
問題点も解消し、高密度実装が可能となつた。
またアーマチユア13はアーマチユア先端案内
柱12aとアーマチユア位置決め柱12bとで案
内位置決めされ、カバー12はカバー位置決め柱
12cでコイルボビン8のカバー位置決め部8c
で位置決めされるので、アーマチユア13に設け
たプランジヤ14とコイルボビン8との相対位置
精度が確保され、コイルボビン8とプランジヤ1
4との接触が防止され、また高密度実装が可能で
ある。
なお、上記実施例においては、アーマチユア1
3によつて印字ワイヤ2を押圧するタイプについ
て説明したが、印字ワイヤ2がアーマチユア13
に一体に固定されているものにも適用できること
は勿論である。またヨークは主ヨーク5と補助ヨ
ーク9の2部材よりなる場合について説明した
が、主ヨーク5と補助ヨーク9は一体に形成して
もよい。しかし、本実施例のように、主ヨーク5
と補助ヨーク9とで構成し、主ヨーク5の端面5
aとコア6の端面6aを同一面に形成すると、端
面5a,6aの平坦度誤差を少なくでき、また補
助ヨーク9、プランジヤ14とも寸法精度が確保
し易いため、プランジヤ14とコア6の間隔(有
効空隙)を高精度にでき、高速応答性、高印打力
を安定して得ることができる。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、高速応答、印字品質、耐久性及び信頼性の向
上が図れると共に、高密度実装が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は第1図の要部断面図である。 5……主ヨーク、6……コア、7……コイル、
8……コイルボビン、8c……カバー位置決め
部、9……補助ヨーク、12……カバー、12a
……アーマチユア先端案内柱、12b……アーマ
チユア位置決め柱、12c……カバー位置決め
柱、13……アーマチユア、13a……アーマチ
ユア位置決め穴、14……プランジヤ、15……
アーマチユア用板バネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外周壁を持ちカツプ状に形成されたヨークと、
    このヨークの内部に直立してほぼリング状に配設
    された複数のコアと、コイルが巻付けられ前記コ
    アの外径とはめ合わされてコアの吸引面の上方に
    中空部が形成されるコイルボビンと、カツプ状に
    形成され前記ヨークに取付けられたカバーと、こ
    のカバーの内部に配設され外端部には位置決め穴
    を持ち前記コアに対応した部分の前記コイルボビ
    ンの中空部に挿入されるプランジヤが固定された
    アーマチユアと、前記カバーに設けられ前記アー
    マチユアの外端部を前記ヨークの外周壁の端面に
    圧接し前記外端部を支点として前記アーマチユア
    を往復揺動可能に保持するアーマチユア用板バネ
    とを備え、前記カバーは、前記コイルボビンの外
    周と接することによつて該カバーを位置決めする
    カバー位置決め柱と、アーマチユアの内側端近傍
    の両側を案内するためのアーマチユア先端案内柱
    と、前記アーマチユアの位置決め穴にはめ合つて
    アーマチユアの支点近傍を位置決めするためのア
    ーマチユア位置決め柱とを持つことを特徴とする
    ワイヤドツトプリンタ用印字ヘツド。
JP1986087310U 1986-06-10 1986-06-10 Expired - Lifetime JPH058133Y2 (ja)

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JPS62199344U JPS62199344U (ja) 1987-12-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5754310A (ja) * 1980-09-16 1982-03-31 Emhart Ind
JPS58122881A (ja) * 1982-01-06 1983-07-21 プレシジヨン・ハンドリング・デヴアイシス・インコ−ポレ−テツド プリントヘツド

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JPS62199344U (ja) 1987-12-18

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