JPH01249459A - ドットプリンタの印字ヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「発明の目的コ （Ｍ業上の利用分野） この発明は、例えばドツトプリンタの印字ヘッドに関す
る。

（従来の技術） 従来、ドツトプリンタの印字ヘッドは、印字ハンマとし
て複数のレバーに一端が取り付けられた複数の印字ワイ
ヤの他端を印字面側に突出駆動しドツトを印字する構成
となっている。印字ワイヤの他端はワイヤガイドにより
案内支持されるため、印字ハンマの動作速度は印字ワイ
ヤとワイヤガイドとの摩擦抵抗が大きく影響する。

ところで、従来の印字ヘッドでは、レバーと印字ワイヤ
との取付部が印字面と平行な面においてほぼ円形状に配
設されているのに対し、印字面でのワイヤガイドの孔位
置が処方形状に配列されている。このため、印字ハンマ
の取付位置により各印字ワイヤの変形量が異なり、この
結果印字ワイヤとワイヤガイドとの摩擦抵抗がばらつい
ていた。

そして、印字ヘッド全体としての動作速度は最も摩擦抵
抗が大きく動作速度の遅い印字ハンマの動作速度により
決定されるため、高速化に限界がある。また、摩擦抵抗
に差異があるので経年後はワイヤガイドのａ！擦の差異
が大きくなり、動作速度のばらつきがさらに大きくなる
虞れがある。

これに対し、個々の印字ハンマの取付位置によりレバー
と印字ワイヤとの取付角度を変化させて印字ワイヤの変
形量をほぼ一定にし、印字ワイヤごとのＨ擦抵抗をほぼ
一定にする方法が考えられる（特開昭５８−３３４７３
号公報参照）。

しかしながら、このような従来のドツトプリンタの印字
ヘッドにあっては、個々の印字ハンマごとに印字ワイヤ
の変形量がほぼ一定となるよう印字ワイヤの取付角度を
変化させる作業が煩雑であり、製造上品質の安定化が困
難であってコストダウンに反するという課題がある。

（発明が解決しようとする課題） 上記のように、従来の印字ヘッドは、印字ワイヤごとの
摩擦抵抗をほぼ一定にするためにアマチュアと印字ワイ
ヤとの取付角度を変化させているが、作業が煩雑で品質
の安定化が図れないという課題がある。

この発明は、上記課題に着目してなされたもので、作業
が容易で品質の安定化が図れる構成でありながら、高速
化を実現することができるドツトプリンタの印字ヘッド
の提供を目的とする。

［発明の構成コ （課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、この発明は、複数のレバー
に一端が取り付けられた複数の印字ワイヤの他端をワイ
ヤガイドにより案内支持し印字面側に突出駆動してドツ
トを印字するためのドツトプリンタの印字ヘッドであっ
て、前記印字ワイヤを印字面側に付勢するようにアマチ
ュアを支持するばねと、このばねの付勢力に抗してアマ
チュアを吸引する永久磁石と、この永久磁石の磁力に抗
してアマチｊ、アを印字ワイ１７が印字面側に突出する
よう励磁可能な電磁石とを備え、前記ワイヤガイドが案
内支持する複数の印字ワイヤの他端を前記印字面とほぼ
平行な面においてほぼ菱形に配設し、前記レバーと印字
ワイヤとの取付角度をすべての印字ワイヤについてほぼ
同一に設定し、前記印字面とほぼ平行な面に対するレバ
ー及び印字ワイヤの取付部と印字ワイヤの他端との変位
をすべての印字ワイヤについてほぼ同一に設定する構成
とした。

また、隣接する印字ワイヤの印字面に対する角度は、す
べての印字ワイヤ間についてほぼ同一に設定する構成と
した。

（作用） 上記構成において、電磁石を励磁するとアマチュアが永
久磁石の磁力に抗し、ばねの付勢力により印字ワイヤが
印字面側に突出駆動されてドツトが印字される。このと
き、レバーと印字ワイヤとの取付角度及び変位がすべて
の印字ワイヤについてほぼ同一であるため、印字ワイヤ
とワイヤガイドとの摩擦抵抗がすべての印字ワイヤにつ
いてほぼ同一となる。また、複数の印字ワイヤの他端を
印字面に対してはぼ菱形に配設したため、印字ワイヤの
°長さを短（設定でき軽量化を図ることができる。

（実施例） 以下、図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明す
る。

第１図乃至第３図は、この発明の一実施例に係わるドツ
トプリンタの印字ヘッドを示している。

まず構成を説明すると、印字ヘッド１はインクリボン（
図示しない）を介して印字面にドツトを形成するための
ドリブン側３と基盤５に固着されたコア側７とより成っ
ている。

ドリブン側３は印字ワイヤ２３、レバー２１、アマチュ
ア１９、ばね１７よりなる印字ハンマ９を備えている。

ヨークプレート１１には円周上に複数〈この実施例では
２４個）の溝１３が形成されている。ヨークプレート１
１上にはスペーサ１５が配設され、スペーサ１５上には
先端部が各溝１３上に突出した板ばね１７の舌片の基部
が配設されている。

各板ばね１７の先端部にはアマチュア１９が取り付けら
れ、各アマチュア１９にはレバ２１の一端が取り付けら
れている。そして、レバ２１の他端には印字ワイヤ２３
の一端が例えばロー付は等により取り付けられている。

板ばね１７は、アマチュア１９及び印字ワイヤ２３を印
字面側（図中上側）に付勢している。

板ばね１７上にはスペーサ２５を介してノーズ２７が設
けられ、ノーズ２７の中央部は印字ワイヤ２３の外方を
覆うように印字面側に突出している。ノーズ２７には、
印字ワイヤ２３の他端を案内支持するためのワイヤガイ
ド２９と、印字ワイヤ２３の中間部を案内支持するため
のワイヤガイド３１とが取り付けられている。ワイヤガ
イド２９．３１には貫通孔３３．３５がそれぞれ形成さ
れ、印字ワイヤ２３は貫通孔３３．３５を貫通している
。

そして、ヨークプレート１１、スペーサ１５、板ばね１
７、スペーサ２５及びノーズ２７は、ねじ３６等により
締結されている。

そして、第１図に示すように各レバー２１と印字ワイヤ
２３との取付角度θは、すべての印字ワイヤ２３につい
てほぼ同一に設定されている。また、印字面とほぼ平行
な面に対するアマチュア１つ及び印字ワイヤ２３の取付
部３７とワイヤガイド２９の貫通孔３３に案内支持され
た印字ワイヤ２３の他端との変位δは、すべての印字ワ
イヤ２３についてほぼ同一に設定されている。

さらに、第２図に示すように複数の印字ワイヤ２３の他
端は印字面とほぼ平行な面においてほぼ菱形状に配設さ
れている。しかも、隣接する印字ワイヤ２３．２３の印
字面とほぼ壱平行な面における角度θ１は、すべての印
字ワイヤ・２３．２３間についてほぼ同一に設定されて
いる。従って、レバー２１と印字ワイヤ２３との取付部
３７はほぼ楕円状に配設されている。このためすべての
印字ワイヤ２３の変形量が同一となり、各印字ワイヤ２
３の良さがほぼ一定となり、また、印字ワイヤ２３に加
わる応力摩擦力が均一となるため印字ワイヤ２３を短く
設定することができる。　一方、コア側７の基盤５には
、ヨークプレート１１の溝１３と対応する位置に電磁石
としての鉄芯３９が固着されている。各鉄芯３９にはコ
イル４１が巻回され、コイル４１の配線４３は基盤５に
ハンダ付は等により接着されている。鉄芯３９の基部３
９ａ上には永久磁石４５が接着され、永久磁石４５上に
はヨーク４７が接着されている。

永久磁石４５は板ばね１７の付勢力に抗してアマチュア
１９及び印字ワイヤ２３を鉄芯３９側に吸引している。

コイル４１を図示しない駆動回路により通電すると、鉄
芯３９に永久磁石４５の磁界と逆方向の磁界が発生して
永久磁石４５の磁力が相殺される。

上記のような印字ヘッド１は、例えば以下のようにして
製造される。

まず第４図の右側に示すように印字ワイヤ２３の一端を
レバ２１の一端にロー付けし、レバ２１の他端をアマチ
ュア１９に〇−付けした後、各板ばね１７の先端部に各
アマチュア１９をそれぞれロー付は又はレーザ溶接等に
より取り付けて印字ハンマ９を組立てる。

その後、印字ワイヤ２３をワイヤガイド２９゜３１の貫
通孔３３．３５に貫通させ、ねじ３６などによりヨーク
プレート１１、スペーサ１５、板ばね１７、スペーサ２
５及びノーズ２７を締結しつつワイヤガイド２９．３１
をノーズ２７に接着する。

そして、図示しない治具により印字ワイヤ２３を鉄芯３
９側に所定量押し込んで固定し、第３図の左側に点線で
示すようにアマチュア１９の下面をフライス盤等により
ヨークプレート１１の下面とほぼ同一面となるよう加工
する。

次いで、第５図に示すように鉄芯３９の基部３９ａ上に
永久磁石４５を接着し、永久磁石４５上にヨーク４７を
接着する。その後、各鉄芯３９にコイル４１を取り付け
、コイル４１の配線４３を基１５にハンダ付けし、鉄芯
３９及びヨーク４７の端面がほぼ同一面となるよう加工
する。

そして、ドリブン側３とコア側７とをねじ等で固定する
ことにより第３図に示す印字ヘッド１が得られる。

次に作用を説明する。

まず印字動作を行なわないときは、コイル４１に通電さ
れず第３図の左側に示すように永久磁石４５の磁力によ
り、アマチュア１９が鉄芯３９の端面に吸着されて板ば
ね１７の先端部は鉄芯３９側に変形している。

次に、印字動作を行なう際には、所望の印字ワイヤ２３
に対応するコイル４１を図示しない駆動回路により通電
すると、永久磁石４５の磁力が相殺されて板ばね１７の
付勢力により印字ワイヤ２３がワイヤガイド２９より突
出し、図示しないインクリボンを介して印字媒体にドツ
トを形成する。

ここで、コイル４１への通電を遮断すると、永久磁石４
５の磁力によりアマチュア１９が鉄芯３９側に吸引され
て非印字状態となる。

このような印字ヘッド１にあっては、印字ワイヤ２３の
他端の配列をほぼ菱形にし、レバー２１と印字ワイヤ２
３との取付角度θ及び変位δをずべての印字ワイヤ２３
についてほぼ同一に設定し、しかも印字ワイヤ２３とレ
バー２１の取付部３７におけるレバー２１とワイヤ２３
とのレバー２１に対する接線方向の変位はほぼ零となっ
ている。

このため、すべての印字ワイヤ２３についての変形量が
ほぼ同一となり、すべての印字ワイヤ２３とワイヤガイ
ド２９との摩擦抵抗がほぼ同一となって経年後において
も印字品質の安定化を図ることができる。

また、摩擦抵抗がほぼ同一のため、従来の印字ヘッドの
ように最も動作速度の遅い印字ハンマに駆動周波数を合
せる必要がなく、各印字ハンマ９の動作速度をほぼ一定
にすることができ、しがも、すべての印字ワイヤ２３の
長さを短く設定できるため、軽量化が図れて高速駆動を
行なうことができる。

さらに、従来のように印字ハンマごとに印字ワイヤの取
付角度を変化させることなく、すべての印字ワイヤ２３
の取付角度θをほぼ同一にするため、製造が容易で個々
の印字ヘッド１の精度の均一化が図れるばかりでなくコ
ストダウンにも寄与することができる。

［発明の効果］ 以上説明したように、この発明によれば、すべての印字
ワイヤとワイヤガイドとの摩擦抵抗がほぼ同一となって
印字品質の安定化が図れ、かつ高速駆動を実現すること
ができ、製造も容易となってコストダウンも図れる。ま
た、印字ワイヤに加わる応力が均一となるため印字ワイ
ヤを短縮することができ、印字ハンマを軽量化すること
ができ、第１図（ａ　）はこの発明の一実施例に係わる
ドツトプリンタの印字ヘッドのアマチュアと印字ワイヤ
との取付部付近の側面図、第１図（ｂ）は第１図（ａ）
の正面図、第２図は印字面側から見た第１図（ａ　＞の
取付部と印字ワイヤの他端との配置図、第３図は印字ヘ
ッドの全体的（１１＋１断面図、第４図及び第５図は第
３図の組立説明図である。

１７・・・板ばね １９・・・アマチュア ２１・・・レバー ２３・・・印字ワイヤ ２つ・・・ワイヤガイド ３９・・・鉄芯（電磁石） ４５・・・永久磁石 θ・・・取付角度 δ・・・変位

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数のレバーに一端が取り付けられた複数の印字
   ワイヤの他端をワイヤガイドにより案内支持し印字面側
   に突出駆動してドットを印字するためのドットプリンタ
   の印字ヘッドであつて、前記印字ワイヤを印字面側に付
   勢するようにアマチュアを支持するばねと、このばねの
   付勢力に抗してアマチュアを吸引する永久磁石と、この
   永久磁石の磁力に抗してアマチュアを印字ワイヤが印字
   面側に突出するよう励磁可能な電磁石とを備え、前記ワ
   イヤガイドが案内支持する複数の印字ワイヤの他端を前
   記印字面とほぼ平行な面においてほぼ菱形に配設し、前
   記レバーと印字ワイヤとの取付角度をすべての印字ワイ
   ヤについてほぼ同一に設定し、前記印字面とほぼ平行な
   面に対するレバー及び印字ワイヤの取付部と印字ワイヤ
   の他端との変位をすべての印字ワイヤについてほぼ同一
   に設定したことを特徴とするドットプリンタの印字ヘッ
   ド。
2. （２）隣接する印字ワイヤの印字面に対する角度は、す
   べての印字ワイヤ間についてほぼ同一に設定したことを
   特徴とする請求項（１）記載のドットプリンタの印字ヘ
   ッド。