JPH028765Y2 - - Google Patents

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JPH028765Y2
JPH028765Y2 JP16229983U JP16229983U JPH028765Y2 JP H028765 Y2 JPH028765 Y2 JP H028765Y2 JP 16229983 U JP16229983 U JP 16229983U JP 16229983 U JP16229983 U JP 16229983U JP H028765 Y2 JPH028765 Y2 JP H028765Y2
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JP16229983U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案はドツト印字プリンタに装備される小型
の印字ヘツドに関する。
〔従来技術〕
最近のプリンタではワイヤドツト方式の印字ヘ
ツドが使用されている。第1図は従来のワイヤド
ツト方式の印字ヘツドを半断面図によつて示した
ものである。その構造は、円盤状のケース1内に
複数の電磁石2とこれに吸着される片持ち式のア
ーマチユア3が設けられている。この電磁石2と
アーマチユア3はケース1内にて放射状に配列さ
れているものである。また、ケース1と一体の筒
部1a内には一対のプラスチツク製のガイド板5
aと5bが設けられており、この両ガイド板5a
と5bによつて、ドツト印字用のワイヤ4が摺動
自在に保持されている。また、筒部1aの先端に
は耐摩耗性の高いガイド板6が設けられており、
各ワイヤ4の先部は縦一列に配列されてこのガイ
ド板6に支持されている。また、各ワイヤ4の基
部には当接子7が固設されて、この当接子7によ
つてアーマチユア3の端部に連結されている。ワ
イヤ4の基部周囲にはコイルスプリング8が外装
されており、このコイルスプリング8によつてア
ーマチユア3が電磁石2から離れる方向へ付勢さ
れている。
この印字ヘツドでは、電磁石のうちの1つある
いは複数に通電されると、アーマチユア3がコイ
ルスプリング8に抗して吸着され、そのアーマチ
ユア3に連結されているワイヤ4の先端が筒部1
aの先部から突出し、インクリボンを介して記録
用紙に打刻される。そして、印字ヘツドを搭載し
ているキヤリツジの動きとこのワイヤ4の突出動
作の組み合わせによつて所定の印字動作が行なわ
れるものである。
〔従来技術の問題点〕
上記の印字ヘツドでは、ワイヤ4によつて所定
の文字や記号を記録するために、ワイヤ4の先端
をガイド板6上にて微小間隔にて突出させてい
る。一方、このワイヤ4を押圧するアーマチユア
3や電磁石2を設置するためにはある程度の間隔
を開けることが必要になる。そのため、ワイヤ4
に対するアーマチユア3の押圧作用点は、ガイド
板6によるワイヤ4先端の保持位置よりも広がつ
た位置になる。ところが従来の印字ヘツドでは、
ワイヤ4の基部に対してアーマチユア3が直接押
圧作用しているため、図に示すようにワイヤ4は
ケース1ならびに筒部1a内にて彎曲して配置さ
れることになる。
そのため、アーマチユア3によつてワイヤ4が
駆動される際に、ワイヤ4と各ガイド板6,5
a,5bとの間に摩擦が生じ、摺動抵抗が大きく
なつて動作性が低下する。また、ワイヤ4と各ガ
イド板6,5a,5bとに摩耗が生じ寿命に影響
を来たすのみならず、コイルスプリング8も必要
以上に力の大きいものを使用しなくてはならない
ので、電磁石2の吸引力を大きくさせなければな
らず、消費電力も多くなるなどの欠点がある。
〔本考案の目的〕
本考案は上記従来の問題点に着目してなされた
ものであり、ワイヤとワイヤガイド部との間に余
分な力が作用せず、スムーズなワイヤ動作が行な
われるようにし、しかもワイヤに対する押圧点が
広がつていても、ワイヤの突出位置における配置
を微小間隔に設定できるようにした印字ヘツドを
提供することを目的としている。
〔本考案の構成〕
本考案による印字ヘツドは、ケース内に複数の
電磁石と、この各電磁石に吸着されるアーマチユ
アと、このアーマチユアに押されて直線的に摺動
動作する複数の押圧部材と、この押圧部材の先端
に固設されている直線状の印字ワイヤと、押圧部
材をアーマチユアの方向へ付勢するワイヤ復帰用
の弾性部材とが備えられた印字ヘツドにおいて、
前記押圧部材をその本体部が一定の巾を有し先部
のケース中心側にワイヤを固設する固設部とケー
ス中心から離れた側には弾性部材が当接する突起
部を形成するとともに、後部にはアーマチユアに
よつて加圧される押圧面をワイヤの固設部よりも
ケース中心から離れた位置に形成することによつ
て、ワイヤのケースからの突出位置を微小間隔に
設定でき、しかもワイヤは直線動作のみであり、
ワイヤの動作部に摩耗などが生じることがなく、
スムーズなワイヤ動作が行なわれるようにしたも
のである。
〔本考案の実施例〕
以下、本考案の実施例を第2図以下の図面によ
つて説明する。
第2図は本考案による印字ヘツドを縦断面図に
よつて示したものであり、また第3図はこの印字
ヘツドを分解斜視図によつて示したものである。
図中の符号10aは本体ケースであり、その前
部(図の下方)には前部ケース10bが連設され
ている。また本体ケース10aの後部(図の上
方)にはヨーク11ならびに後部ケース10cの
順にて連設されている。上記の各部材は固定金具
12によつて弾性的に連結されている。上記本体
ケース10a、前部ケース10bならびに後部ケ
ース10cは各々樹脂材料によつて成形されてい
るものである。また、ヨーク11は磁性材料によ
つて成形されているものである。第3図に示すよ
うに、本体ケース10aは、その前部が多角形の
鍔部になつており、その中央には筒状のガイド体
10dが一体に成形されている。このガイド体1
0d内には複数のガイド穴10eが放射状に配列
されて穿設されている。また前部ケース10bも
周囲が多角形に成形されており、その中央には微
小径のガイド小穴10fが微小間隔にて2列に穿
設されている。第3図に示すように、この前部ケ
ース10bの後面(上面)縁部には一対の突起1
0gが形成されており、この突起10gが板ばね
14の穴14aを貫通して本体ケース10aに嵌
合され互いのケースの位置決めができるようにな
つている。一方、本体ケース10aのガイド部1
0dの周囲に設置される前記ヨーク11は本体ケ
ース10aの鍔部と同じ多角形に形成されてい
る。さらに前記後部ケース10cはヨーク11よ
りもひとまわり大きいカバー状に成形されている
ものであり、その裾部がヨーク11の後端に嵌合
するようになつている。
また、前記ヨーク11の内方には複数のヨーク
コア11aが円形に配列されて設けられており、
このヨークコア11aにコイル13が巻装されて
電磁石が形成されている。ヨーク11と後部ケー
ス10cとの間には上記の各電磁石の各々に吸着
される片持ち式の複数のアーマチユア15が設け
られている。このアーマチユア15は前記電磁石
の配列に合わせて放射状に配置されている。アー
マチユア15の基端はヨーク11の後面縁部に当
接しており、またアーマチユア15の基端と前記
後部ケース10cとの間にはリング状の弾性体1
6が介装されている。アーマチユア15の基端は
この弾性体16に弾圧されてヨーク11に圧接さ
れているものである。
また、本体ケース10a内には複数の押圧部材
17が設けられている。この押圧部材17は樹脂
材料によつて一定の幅を有する形状に成形されて
いるものであり、その本体部17aの先部(図示
下側)に突起部17bが形成され、後端(図示上
側)に押圧面17cが形成されている。そして、
本体部17aと突起部17bが本体ケース10a
に穿設されているガイド穴10e内にてガイドさ
れて押圧部材17が図示上下方向へ直線的に摺動
自在に保持されている。また押圧面17cは前記
アーマチユア15の自由端に当接している。さら
に前記の板ばね14は外周が前部ケース10bと
ほぼ同径の円板形状に形成されており、その中央
部には複数の弾性腕14bが放射状に一体成形さ
れている。そして、この複数の弾性腕14bが各
押圧部材17の突起部17bの先端に当接して押
圧部材17をアーマチユア15の方向へ付勢して
いる。さらに、押圧部材17の先部には突起部1
7bと並んでワイヤ18が固設されている。この
ワイヤ18の基部は押圧部材17内にインサート
されて一体化されているものである。このワイヤ
18は押圧部材17の動作方向と同方向へ直線的
に延びている。そして、このワイヤ18の先端は
前部ケース10bに穿設されているガイド小穴1
0f内に摺動自在に挿入され、且つ先端は前部ケ
ース10bから前方に突設されている。なお、こ
の押圧部材17は所定の幅を有して形成されてお
り、ワイヤ18は押圧部材17に対して本体ケー
ス10aの中心寄りに固設されている。また、ア
ーマチユア15が当接する押圧面17cは同じ押
圧部材17に対し、ワイヤ18の固設部よりも本
体ケース10aの中心から離れた位置に形成され
ている。よつて、ワイヤ18の配置を微小間隔に
設定したとしても、電磁石とアーマチユア15は
余裕のあるスペース内にて十分な間隔を開けて配
置できることになり、しかも、ワイヤ18と押圧
部材17は直線動作できることになる。
なお、第2図の下端に示している21はプラテ
ンであり、その前面に記録用紙22が支持されて
いる。また、記録用紙22と印字ヘツドとの間に
インクリボン23が介在している。
次に、この印字ヘツドによる印字動作を説明す
る。
第2図ではコイル13に通電されておらず、各
電磁石が非励磁状態である。コイル13に通電す
ると、電磁石に対向しているアーマチユア15が
吸着され、押圧部材17がこのアーマチユア15
に押されて図の下方向へ直線的に摺動する。そし
て、この押圧部材17と一体のワイヤ18が曲る
ことなく直線的に移動してその先端が前部ケース
10bから突出し、インクリボン23を介して記
録用紙22に打刻され、記録用紙面にワイヤ先端
の面積に相当するドツトが形成される。このドツ
トをマトリクス状に構成することにより、所定の
文字あるいは記号が記録される。またコイル13
への通電を止めると押圧部材17は板ばね14の
弾性腕14bに押されてアーマチユア15ととも
に図の上方向へ復帰する。
上記の一連の動作の際、押圧部材17に対して
アーマチユア15が当接する押圧面17cと弾性
腕14bが当接する突起部17bは同一線上にあ
るため、アーマチユア17はガイド穴10e内に
て傾くことなく、確実に直線動作することにな
る。よつて、ガイド穴10eと押圧部材17との
摺接部に摩耗を生じることもない。さらに、ワイ
ヤ18は押圧部材17に対しケース中心側に固設
されているので、各ワイヤ18は互いに微小間隔
にて配置され、しかも直線的に往復動作すること
になる。よつて、ワイヤ18と前部ケース10b
のガイド小穴10fとの間においても摩耗などが
生じることはない。
〔本考案の効果〕
以上のように本考案によれば、所定の巾を有し
て直線状に動作する押圧部材を具備し、該押圧部
材の先部のケース中心側に直線状の印字ワイヤを
固設し、ケース中心から離れた側には弾性部材が
当接する突起部を形成するとともに、後部のワイ
ヤ固設部よりもケース中心から離れた位置にはア
ーマチユアが押圧部材を押圧する押圧面を形成し
たので、複数のワイヤの配置間隔を微小に設定し
ても、アーマチユア駆動部の配置は所定の間隔を
開けられるようになり、その設置スペースにも余
裕を持つことができるようになる。しかも、押圧
部材とワイヤは直線にて動作するようになつてお
り、微小間隔にて配置されたワイヤが彎曲してい
ないので、ワイヤの動作部に無理な力が作用する
こともない。よつてガイド穴などの摩耗も少な
く、またワイヤ駆動力も最低限のものでよくな
り、電磁石による消費電力の削減を図ることもで
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のワイヤドツト方式の印字ヘツド
を示す半断面図、第2図は本考案による印字ヘツ
ドの一実施例を示す断面図であり、第3図はその
印字ヘツドの分解斜視図である。 10a,10b,10c……ケース、10e…
…ガイド穴、11,13……電磁石、14……弾
性部材、14b……弾性腕、15……アーマチユ
ア、17……押圧部材、17c……押圧面、18
……打刻用ワイヤ、21……プラテン、22……
記録用紙、23……インクリボン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケース内に、複数の電磁石と、この各電磁石に
    吸着されるアーマチユアと、このアーマチユアに
    押されて直線的に摺動動作する複数の押圧部材
    と、この押圧部材の先端に固設されている直線状
    の印字ワイヤと、押圧部材をアーマチユアの方向
    へ付勢するワイヤ復帰用の弾性部材とが備えられ
    た印字ヘツドにおいて前記押圧部材は一定の巾を
    有するとともに、先部のケース中心側にはワイヤ
    が固設される固設部がケース中心から離れた側に
    は前記弾性部材が当接する突起部が形成されてお
    り、更に後部にはアーマチユアが押圧部材を加圧
    する押圧面が上記のワイヤ固設部よりもケース中
    心から離れた位置に形成されていることを特徴と
    する印字ヘツド。
JP16229983U 1983-10-20 1983-10-20 印字ヘツド Granted JPS6069641U (ja)

Priority Applications (1)

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JP16229983U JPS6069641U (ja) 1983-10-20 1983-10-20 印字ヘツド

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JP16229983U JPS6069641U (ja) 1983-10-20 1983-10-20 印字ヘツド

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Publication Number Publication Date
JPS6069641U JPS6069641U (ja) 1985-05-17
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