JP2542410Y2 - 印字ヘッド - Google Patents
印字ヘッドInfo
- Publication number
- JP2542410Y2 JP2542410Y2 JP1990018797U JP1879790U JP2542410Y2 JP 2542410 Y2 JP2542410 Y2 JP 2542410Y2 JP 1990018797 U JP1990018797 U JP 1990018797U JP 1879790 U JP1879790 U JP 1879790U JP 2542410 Y2 JP2542410 Y2 JP 2542410Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- armature
- needle
- core
- face
- contact
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は印字ヘッドに係り、特に電磁石による吸引型
のワイヤドツトプリンタ用印字ヘッドに関する。
のワイヤドツトプリンタ用印字ヘッドに関する。
[従来の技術] 従来、吸引型のワイヤドツトプリンタ用印字ヘッドと
して、例えば実開昭63-27329号公報(以下、従来例1と
いう)及び特開昭63-56462号公報(以下、従来例2とい
う)に示すように、コイルが装着されたコアの吸引面の
上方にコイルの中空部を形成し、ニードルを駆動するア
ーマチュアに設けられたプランジヤを前記コイルの中空
部に配設したものが知られている。
して、例えば実開昭63-27329号公報(以下、従来例1と
いう)及び特開昭63-56462号公報(以下、従来例2とい
う)に示すように、コイルが装着されたコアの吸引面の
上方にコイルの中空部を形成し、ニードルを駆動するア
ーマチュアに設けられたプランジヤを前記コイルの中空
部に配設したものが知られている。
このように、磁束密度が高いコイル内にプランジヤが
配設されているので、コイルが発生する起磁力をアーマ
チュアの機械的な回動に変換する電気、機械変換効率が
高いという特徴を有する。
配設されているので、コイルが発生する起磁力をアーマ
チュアの機械的な回動に変換する電気、機械変換効率が
高いという特徴を有する。
[考案が解決しようとする課題] 上記公知例1は、コアを有するソレノイドベースのア
ーマチュア圧接端部よりコアの端面が低く形成されてい
るので、この2つの面を同時加工できなく、フライスに
よる2面加工の場合、ソレノイドベースのアーマチュア
圧接端部とコアの端面との段差の精度が出しにくい。ま
たアーマチュアのアーマチュアの回動支点部とプランジ
ヤの端面も同一面にないので、同様に段差の精度が出し
にくい。これらのことにより、ニードル間で通電開始か
ら印打までの時間及び印打力のばらつきがでるので、安
定した印字品質が得られないという問題点があった。
ーマチュア圧接端部よりコアの端面が低く形成されてい
るので、この2つの面を同時加工できなく、フライスに
よる2面加工の場合、ソレノイドベースのアーマチュア
圧接端部とコアの端面との段差の精度が出しにくい。ま
たアーマチュアのアーマチュアの回動支点部とプランジ
ヤの端面も同一面にないので、同様に段差の精度が出し
にくい。これらのことにより、ニードル間で通電開始か
ら印打までの時間及び印打力のばらつきがでるので、安
定した印字品質が得られないという問題点があった。
特に、ソレノイドベースのアーマチュア圧接端部及び
コアの端面の研磨は内側のコアが低い段差研磨であるの
で、加工が難かしく、コスト高になるという問題点を有
する。
コアの端面の研磨は内側のコアが低い段差研磨であるの
で、加工が難かしく、コスト高になるという問題点を有
する。
公知例2は、ソレノイドベースのアーマチュア圧接端
部とコアの端面及びアーマチュアのアーマチュア回動支
点部とプランジヤの端面とが同一面にあるので、公知例
1のような問題点は解消される。アーマチュアのアーマ
チュア回動支点部とニードル当接面とでは段差がある。
このため、アーマチュアがコアによって吸引され、ニー
ドル当接面がニードルを作動させた状態では、アーマチ
ュア回動支点部とニードル当接面とは、ほぼ前記の段差
分の傾きを有する。即ち、前記傾きによってニードルと
接触するアーマチュアのニードル当接面の水平方向の動
きが大きくなり、アーマチュアのニードル当接面とニー
ドルとの横滑りが大きくなる。横滑りが大きいと、ニー
ドルの移動方向と直角方向の力の比率が大きく、アーマ
チュアとニードルとの当接面の磨耗、更にはニードルと
ニードルガイドとの磨耗による耐久性が低下する。また
アーマチュアのアーマチュア回動支点部とニードル当接
面に段差があると、アーマチュアのアーマチュア回動支
点部とプランジヤの端面及びニードル当接面は連続した
一つの動作で加工できないので、アーマチュアがコスト
高になるという問題点があった。。
部とコアの端面及びアーマチュアのアーマチュア回動支
点部とプランジヤの端面とが同一面にあるので、公知例
1のような問題点は解消される。アーマチュアのアーマ
チュア回動支点部とニードル当接面とでは段差がある。
このため、アーマチュアがコアによって吸引され、ニー
ドル当接面がニードルを作動させた状態では、アーマチ
ュア回動支点部とニードル当接面とは、ほぼ前記の段差
分の傾きを有する。即ち、前記傾きによってニードルと
接触するアーマチュアのニードル当接面の水平方向の動
きが大きくなり、アーマチュアのニードル当接面とニー
ドルとの横滑りが大きくなる。横滑りが大きいと、ニー
ドルの移動方向と直角方向の力の比率が大きく、アーマ
チュアとニードルとの当接面の磨耗、更にはニードルと
ニードルガイドとの磨耗による耐久性が低下する。また
アーマチュアのアーマチュア回動支点部とニードル当接
面に段差があると、アーマチュアのアーマチュア回動支
点部とプランジヤの端面及びニードル当接面は連続した
一つの動作で加工できないので、アーマチュアがコスト
高になるという問題点があった。。
本考案の目的は、加工精度の向上、コストの低減及び
耐久性の向上が図れる印字ヘッドを提供することにあ
る。
耐久性の向上が図れる印字ヘッドを提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 上記目的は、ソレノイドベースのアーマチュア圧接端
部とコアの端面とを同一面に形成し、かつアーマチュア
のアーマチュア回動支点部、コア側に突出しているプラ
ンジヤの端面及びニードル当接面を同一面に形成するこ
とにより解決される。
部とコアの端面とを同一面に形成し、かつアーマチュア
のアーマチュア回動支点部、コア側に突出しているプラ
ンジヤの端面及びニードル当接面を同一面に形成するこ
とにより解決される。
[作用] 上記のように構成することにより、部品同士が当接す
る面は全て同一面となるので、平研磨が行え、加工精度
が向上及びコストダウンが図れる。またアーマチュアと
ニードルとの横すべりも非常に小さくなるので、耐久性
も向上する。更にアーマチュアは連続した加工で研磨で
き、プランジヤのコストダウンが図れる。
る面は全て同一面となるので、平研磨が行え、加工精度
が向上及びコストダウンが図れる。またアーマチュアと
ニードルとの横すべりも非常に小さくなるので、耐久性
も向上する。更にアーマチュアは連続した加工で研磨で
き、プランジヤのコストダウンが図れる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図により説明する。ノーズ
1の前面部の上方にはニードルガイド2が固定されてお
り、このニードルガイド2とノーズ1のニードルガイド
部1aには複数のニードル3(図には1個のみ図示した)
が摺動自在に設けられている。前記ニードル3は、後端
に一体に設けられた頭部3aとニードルガイド部1a間に配
設されたニードルスプリング4のばね力により後方側に
付勢されている。
1の前面部の上方にはニードルガイド2が固定されてお
り、このニードルガイド2とノーズ1のニードルガイド
部1aには複数のニードル3(図には1個のみ図示した)
が摺動自在に設けられている。前記ニードル3は、後端
に一体に設けられた頭部3aとニードルガイド部1a間に配
設されたニードルスプリング4のばね力により後方側に
付勢されている。
ソレノイドベース5には柱状のコア6が前記ニードル
3に対応してソレノイドベースに固定または鋳造、粉末
成形等により磁性材料で一体に形成され、かつソレノイ
ドベース5の外周壁のアーマチュア圧接端面5aとコア6
の端面6aとは同一面に形成されている。コア6にはそれ
ぞれコイル7が巻回されたコイルボビン8が装着されて
おり、コイルボビン8は、コア6の吸引面(端面6a)の
上方にコイルボビン8の中空部8aが形成されるように、
コア6より長く形成されている。前記ソレノイドベース
5の前記コア6と反対側にはインシユレータ9を介して
フレキシブルプリント板10が配設されている。そして、
ここで、コイルボビン8とフレキシブルプリント板10と
の固定構造は周知の構造よりなるので図示しないが、コ
イル7のコイル端子ピンがフレキシブルプリント板10に
半田付け固定され、コイルボビン8、インシユレータ9
及びフレキシブルプリント板10はソレノイドベース5に
位置決めされて一体に組立られる。またソレノイドベー
ス5のアーマチュア圧接端面5aには、前記コア6に対応
してアーマチュア位置決め穴5bが形成されている。
3に対応してソレノイドベースに固定または鋳造、粉末
成形等により磁性材料で一体に形成され、かつソレノイ
ドベース5の外周壁のアーマチュア圧接端面5aとコア6
の端面6aとは同一面に形成されている。コア6にはそれ
ぞれコイル7が巻回されたコイルボビン8が装着されて
おり、コイルボビン8は、コア6の吸引面(端面6a)の
上方にコイルボビン8の中空部8aが形成されるように、
コア6より長く形成されている。前記ソレノイドベース
5の前記コア6と反対側にはインシユレータ9を介して
フレキシブルプリント板10が配設されている。そして、
ここで、コイルボビン8とフレキシブルプリント板10と
の固定構造は周知の構造よりなるので図示しないが、コ
イル7のコイル端子ピンがフレキシブルプリント板10に
半田付け固定され、コイルボビン8、インシユレータ9
及びフレキシブルプリント板10はソレノイドベース5に
位置決めされて一体に組立られる。またソレノイドベー
ス5のアーマチュア圧接端面5aには、前記コア6に対応
してアーマチュア位置決め穴5bが形成されている。
前記ニードル3の頭部3a、前記コア6、前記ソレノイ
ドベース5のアーマチュア圧接端部5aに設けられたアー
マチュア位置決め穴5bに対応してそれぞれアーマチュア
15が設けられている。前記アーマチュア15は、前記ニー
ドル3の頭部3aに当接するニードル当接面15aと、コイ
ルボビン8の中空部8aに挿入される磁性材のプランジヤ
15bと、ソレノイドベース5のアーマチュア圧接端面5a
に当接するアーマチュア回動支点部15cとを有し、これ
らは一体に成形され、前記ニードル当接面15a、プラン
ジヤ15bの端面及びアーマチュア回動支点部15cは同一面
に形成されている。また前記アーマチュア回動支点部15
cには前記ソレノイドベースのアーマチュア位置決め穴5
bに挿入されるアーマチュア位置決めピン16が固定され
ている。また前記ノーズ1には、ニードルガイド部1aと
ソレノイドベース5間にアーマチュア15側に突出した突
出部1bが設けられ、突出部1bにはアーマチュア15の先端
側をガイドする位置決め溝1cが設けられている。
ドベース5のアーマチュア圧接端部5aに設けられたアー
マチュア位置決め穴5bに対応してそれぞれアーマチュア
15が設けられている。前記アーマチュア15は、前記ニー
ドル3の頭部3aに当接するニードル当接面15aと、コイ
ルボビン8の中空部8aに挿入される磁性材のプランジヤ
15bと、ソレノイドベース5のアーマチュア圧接端面5a
に当接するアーマチュア回動支点部15cとを有し、これ
らは一体に成形され、前記ニードル当接面15a、プラン
ジヤ15bの端面及びアーマチュア回動支点部15cは同一面
に形成されている。また前記アーマチュア回動支点部15
cには前記ソレノイドベースのアーマチュア位置決め穴5
bに挿入されるアーマチュア位置決めピン16が固定され
ている。また前記ノーズ1には、ニードルガイド部1aと
ソレノイドベース5間にアーマチュア15側に突出した突
出部1bが設けられ、突出部1bにはアーマチュア15の先端
側をガイドする位置決め溝1cが設けられている。
前記ノーズ1及びソレノイドベース5の背面側には、
内部に前記アーマチュア15が配設される空洞部17aを有
するアーマチュアベース17が配設されている。アーマチ
ュアベース17には、アーマチュア15のアーマチュア回動
支点部15cがソレノイドベース5のアーマチュア圧接端
部5aに当接するように付勢するアーマチュアスプリング
18が配設されている。またアーマチュア15の先端部が当
接する部分にバックストッパ19がノーズ1に形成された
バックストッパ位置決め部1eにより位置決めされてい
る。
内部に前記アーマチュア15が配設される空洞部17aを有
するアーマチュアベース17が配設されている。アーマチ
ュアベース17には、アーマチュア15のアーマチュア回動
支点部15cがソレノイドベース5のアーマチュア圧接端
部5aに当接するように付勢するアーマチュアスプリング
18が配設されている。またアーマチュア15の先端部が当
接する部分にバックストッパ19がノーズ1に形成された
バックストッパ位置決め部1eにより位置決めされてい
る。
またノーズ1にはガイド穴1dが形成され、アーマチュ
アベース17にはブッシュ20が固定されている。ガイド穴
1d及びブッシュ20は、プリンタのプラテンに平行に配設
された2本のガイド棒に摺動自在に嵌挿させるものであ
る。また前記アーマチュアスプリング18の一部はプリン
タの前記ガイド棒に当接するように形成され、アーマチ
ュアスプリング18は前記したようにアーマチュア15を付
勢する作用とアーマチュア15に発生した静電気を前記ガ
イド棒にアースする作用とを兼ねている。
アベース17にはブッシュ20が固定されている。ガイド穴
1d及びブッシュ20は、プリンタのプラテンに平行に配設
された2本のガイド棒に摺動自在に嵌挿させるものであ
る。また前記アーマチュアスプリング18の一部はプリン
タの前記ガイド棒に当接するように形成され、アーマチ
ュアスプリング18は前記したようにアーマチュア15を付
勢する作用とアーマチュア15に発生した静電気を前記ガ
イド棒にアースする作用とを兼ねている。
次にかかる構成よりなる印字ヘッドの組立について説
明する。ニードルガイド2が固定されたノーズ1にニー
ドル3及びニードルスプリング4を取付ける。そして、
ニードルガイド2側を下方にした状態で、コイル7を有
するコイルボビン8、インシュレータ9及びフレキシブ
ルプリント板10が一体に組立てられたソレノイドベース
5をノーズ1上に載置する。次にアーマチュア15の先端
部をノーズ1の位置決め溝1cに、アーマチュア15に固定
されたアーマチュア位置決めピン16をソレノイドベース
5のアーマチュア位置決め穴5bにそれぞれ挿入し、アー
マチュア15をソレノイドベース5上に載置し、バックス
トッパ位置決め部1eにバックストッパ19を挿入する。そ
の後、アーマチュアスプリング18が配設されたアーマチ
ュアベース17をノーズ1及びソレノイドベース5上に載
置する。最後に、ノーズ1、ソレノイドベース5及びア
ーマチュアベース17をファスナー25を用いて一体に組立
てる。
明する。ニードルガイド2が固定されたノーズ1にニー
ドル3及びニードルスプリング4を取付ける。そして、
ニードルガイド2側を下方にした状態で、コイル7を有
するコイルボビン8、インシュレータ9及びフレキシブ
ルプリント板10が一体に組立てられたソレノイドベース
5をノーズ1上に載置する。次にアーマチュア15の先端
部をノーズ1の位置決め溝1cに、アーマチュア15に固定
されたアーマチュア位置決めピン16をソレノイドベース
5のアーマチュア位置決め穴5bにそれぞれ挿入し、アー
マチュア15をソレノイドベース5上に載置し、バックス
トッパ位置決め部1eにバックストッパ19を挿入する。そ
の後、アーマチュアスプリング18が配設されたアーマチ
ュアベース17をノーズ1及びソレノイドベース5上に載
置する。最後に、ノーズ1、ソレノイドベース5及びア
ーマチュアベース17をファスナー25を用いて一体に組立
てる。
次に作用について説明する。コイル7が励磁されてい
ない場合には、ニードルスプリング4及びアーマチュア
スプリング18の付勢力によつてアーマチュア15は図示の
ようにバックストッパ19に当接している。コイル7が励
磁されると、コア6によつてプランジヤ15bが引かれ、
アーマチュア15はアーマチュア回動支点部15cがソレノ
イドベース5のアーマチュア圧接端部5aを中心として回
動し、プランジヤ15bがコア6に当接し、印打方向の位
置が規制される。
ない場合には、ニードルスプリング4及びアーマチュア
スプリング18の付勢力によつてアーマチュア15は図示の
ようにバックストッパ19に当接している。コイル7が励
磁されると、コア6によつてプランジヤ15bが引かれ、
アーマチュア15はアーマチュア回動支点部15cがソレノ
イドベース5のアーマチュア圧接端部5aを中心として回
動し、プランジヤ15bがコア6に当接し、印打方向の位
置が規制される。
これにより、ニードル3の頭部3aの後端がアーマチュ
ア15によつて押されてニードル3がニードルガイド2の
前面より突出し、以下図示しないインクリボンを介して
紙をプラテンに押付けてドツト印字を行う。コイル7の
励磁が切れると、アーマチュア15は図示の状態に復帰
し、またニードル3はアーマチュア15にフォローしなが
らニードルスプリング4の付勢力及びプラテンからの反
力によつて戻る。
ア15によつて押されてニードル3がニードルガイド2の
前面より突出し、以下図示しないインクリボンを介して
紙をプラテンに押付けてドツト印字を行う。コイル7の
励磁が切れると、アーマチュア15は図示の状態に復帰
し、またニードル3はアーマチュア15にフォローしなが
らニードルスプリング4の付勢力及びプラテンからの反
力によつて戻る。
このように、ソレノイドベース5のアーマチュア圧接
端部5aとコア6の端面6aとを同一面に形成し、かつアー
マチュア15のアーマチュア回動支点部15c、プランジヤ1
5bの端面及びニードル当接面15aを同一面に形成してな
るので、アーマチュア圧接端部5aとコア6の端面6a及び
アーマチュア回動支点部15c、プランジヤ15bの端面及び
ニードル当接面15aはそれぞれ平研磨が行え、加工精度
が向上及びコストダウンが図れる。またアーマチュア15
のアーマチュア回動支点部15cとニードル当接面15aとは
同一面に形成されているので、公知例2のような傾きは
生じない。従って、本実施例と公知例2とのニードル3
の移動量が同じ値である場合、ニードル当接面15aの水
平方向の動きは、本実施例の方が公知例2よりも小さな
ものとなる。このため、本実施例の方がアーマチュア15
とニードル3との横滑りは公知例2よりも小さくなる。
これにより、本実施例によるアーマチュア15のニードル
3への当接力は、ニードル3の移動方向への力の比率が
高まり、横滑りによる、アーマチュア15とニードル3と
の当接面との摩耗、更にはニードル3とニードルガイド
1a、2との磨耗を低くすることによって耐久性の向上が
図れる。更にアーマチュア15は連続した加工で研磨で
き、プランジヤ15bのコストダウンが図れる。
端部5aとコア6の端面6aとを同一面に形成し、かつアー
マチュア15のアーマチュア回動支点部15c、プランジヤ1
5bの端面及びニードル当接面15aを同一面に形成してな
るので、アーマチュア圧接端部5aとコア6の端面6a及び
アーマチュア回動支点部15c、プランジヤ15bの端面及び
ニードル当接面15aはそれぞれ平研磨が行え、加工精度
が向上及びコストダウンが図れる。またアーマチュア15
のアーマチュア回動支点部15cとニードル当接面15aとは
同一面に形成されているので、公知例2のような傾きは
生じない。従って、本実施例と公知例2とのニードル3
の移動量が同じ値である場合、ニードル当接面15aの水
平方向の動きは、本実施例の方が公知例2よりも小さな
ものとなる。このため、本実施例の方がアーマチュア15
とニードル3との横滑りは公知例2よりも小さくなる。
これにより、本実施例によるアーマチュア15のニードル
3への当接力は、ニードル3の移動方向への力の比率が
高まり、横滑りによる、アーマチュア15とニードル3と
の当接面との摩耗、更にはニードル3とニードルガイド
1a、2との磨耗を低くすることによって耐久性の向上が
図れる。更にアーマチュア15は連続した加工で研磨で
き、プランジヤ15bのコストダウンが図れる。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案によれば、ソ
レノイドベースのアーマチュア圧接端部とコアの端面と
を同一面に形成し、かつアーマチュアのアーマチュア回
動支点部、プランジヤの端面及びニードル当接面を同一
面に形成してなるので、加工精度の向上、コストの低減
及び耐久性の向上が図れる。
レノイドベースのアーマチュア圧接端部とコアの端面と
を同一面に形成し、かつアーマチュアのアーマチュア回
動支点部、プランジヤの端面及びニードル当接面を同一
面に形成してなるので、加工精度の向上、コストの低減
及び耐久性の向上が図れる。
図は本考案の一実施例を示し、第1図は第3図のA-A線
断面拡大図、第2図はアーマチュアベースを取外した状
態における第1図のB-B線矢視図、第3図は外観斜視図
である。 1:ノーズ、3:ニードル、5:ソレノイドベース、5a:アー
マチュア圧接端部、6:コア、6a:端面、7:コイル、15:ア
ーマチュア、15a:ニードル当接面、15b:プランジヤ、15
c:アーマチュア回動支点部。
断面拡大図、第2図はアーマチュアベースを取外した状
態における第1図のB-B線矢視図、第3図は外観斜視図
である。 1:ノーズ、3:ニードル、5:ソレノイドベース、5a:アー
マチュア圧接端部、6:コア、6a:端面、7:コイル、15:ア
ーマチュア、15a:ニードル当接面、15b:プランジヤ、15
c:アーマチュア回動支点部。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−188264(JP,A) 特開 平3−253350(JP,A) 特開 昭63−56462(JP,A) 特開 昭63−3967(JP,A) 実開 昭62−51716(JP,U) 実開 昭60−191439(JP,U) 実開 平3−106041(JP,U) 実開 平2−101740(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】複数個のニードルが摺動自在に配設された
ノーズと、前記ニードルに対応した複数個のコアを有す
るソレノイドベースと、前記コアに装着されたコイル
と、前記ソレノイドベースのアーマチュア圧接端部に圧
接されて回動可能で前記ニードルを駆動するアーマチュ
アとを備え、前記コアに対向した前記アーマチュアの位
置に前記コア側に突出したプランジャが設けられた印字
ヘッドにおいて、前記ソレノイドベースのアーマチュア
圧接端面と前記コアの端面とは同一面に形成し、かつ前
記アーマチュアのアーマチュア回動支点部、前記コア側
に突出している前記プランジャの端面及びニードル当接
面を同一面に形成したことを特徴とする印字ヘッド。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990018797U JP2542410Y2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | 印字ヘッド |
GB9103858A GB2241924B (en) | 1990-02-28 | 1991-02-25 | Print head for a dot matrix printer |
US07/924,586 US5215389A (en) | 1990-02-28 | 1992-08-06 | Print head for a dot matrix printer |
HK29995A HK29995A (en) | 1990-02-28 | 1995-03-02 | Print head for a dot matrix printer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990018797U JP2542410Y2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | 印字ヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03109836U JPH03109836U (ja) | 1991-11-12 |
JP2542410Y2 true JP2542410Y2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=31521940
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990018797U Expired - Lifetime JP2542410Y2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | 印字ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2542410Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60191439U (ja) * | 1984-05-31 | 1985-12-19 | 日本電産コパル株式会社 | 記録ヘツド |
JPS6251716U (ja) * | 1985-09-18 | 1987-03-31 | ||
JP2794742B2 (ja) * | 1989-01-17 | 1998-09-10 | セイコーエプソン株式会社 | インパクトドットプリンタ用印字ヘッド |
-
1990
- 1990-02-28 JP JP1990018797U patent/JP2542410Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03109836U (ja) | 1991-11-12 |
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