JP2938979B2 - プリンタの印字ヘッド - Google Patents
プリンタの印字ヘッドInfo
- Publication number
- JP2938979B2 JP2938979B2 JP2412635A JP41263590A JP2938979B2 JP 2938979 B2 JP2938979 B2 JP 2938979B2 JP 2412635 A JP2412635 A JP 2412635A JP 41263590 A JP41263590 A JP 41263590A JP 2938979 B2 JP2938979 B2 JP 2938979B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- peripheral wall
- core
- inner peripheral
- outer peripheral
- armature
- Prior art date
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/22—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of impact or pressure on a printing material or impression-transfer material
- B41J2/23—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of impact or pressure on a printing material or impression-transfer material using print wires
- B41J2/235—Print head assemblies
- B41J2/24—Print head assemblies serial printer type
Landscapes
- Impact Printers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はプリンタの印字ヘッドに
関する。
関する。
【０００２】
【従来の技術】複数のコア部の外周にソレノイドが嵌合
された駆動装置を有するソレノイドベースと、ソレノイ
ドベースの外周壁の先端面上に支持され、コア部の先端
面に対向する吸引部を有する複数のアーマチュアとから
成り、いずれかの駆動装置が励磁されるとこれに対応す
るアーマチュアが引き寄せられて印字する印字ヘッドに
は、特開昭６１−１３５７５９号公報に示されるよう
に、アーマチュアが回動した時、その揺動端部に当接し
て揺動ストロークを規制する内周壁を有するものと、実
開昭６３−５６４６２号公報に示されるように、このよ
うな内周壁を備えていないものとがある。
された駆動装置を有するソレノイドベースと、ソレノイ
ドベースの外周壁の先端面上に支持され、コア部の先端
面に対向する吸引部を有する複数のアーマチュアとから
成り、いずれかの駆動装置が励磁されるとこれに対応す
るアーマチュアが引き寄せられて印字する印字ヘッドに
は、特開昭６１−１３５７５９号公報に示されるよう
に、アーマチュアが回動した時、その揺動端部に当接し
て揺動ストロークを規制する内周壁を有するものと、実
開昭６３−５６４６２号公報に示されるように、このよ
うな内周壁を備えていないものとがある。
【０００３】前者は、ソレノイドベースの外周壁及び内
周壁の先端面とコア部の先端面との間の段差と、アーマ
チュアの外周壁当接面及び内周壁対向面と被吸引部のコ
ア部対向面との間の段差とによって生じる空隙の量を適
当に管理しなければならないが、これらの段差を高精度
に製作するのが難しく、コスト高の原因となっていた。
また、後者は、コア部の先端面にレシジュアルを配置し
なければならず、複数のコア部の全てにレシジュアルを
組み込むので、部品数及び組み込み工数が多く、コスト
が高くなるという欠点を有する。
周壁の先端面とコア部の先端面との間の段差と、アーマ
チュアの外周壁当接面及び内周壁対向面と被吸引部のコ
ア部対向面との間の段差とによって生じる空隙の量を適
当に管理しなければならないが、これらの段差を高精度
に製作するのが難しく、コスト高の原因となっていた。
また、後者は、コア部の先端面にレシジュアルを配置し
なければならず、複数のコア部の全てにレシジュアルを
組み込むので、部品数及び組み込み工数が多く、コスト
が高くなるという欠点を有する。
【０００４】さらに、磁気コアの上面をフラットに形成
すると共に、その内部にポールピースを取り巻くように
コイルを完全に挿入して成る電磁石を備え、ニードルを
支持する可動片の電磁石対向面を平滑に形成したドット
インパクトヘッドが、実開平４−３０９４６号公報に記
載されている。 このものは、電磁石及び可動片の対向面
を、容易に且つ高精度に加工することができる。しか
し、駆動用のコイルが磁気コア内に埋め込まれると共
に、可動片は、吸引時にコイル内部に入り込む被吸引部
を有していないので、電磁石による可動片の吸引力が弱
いという欠点がある。
すると共に、その内部にポールピースを取り巻くように
コイルを完全に挿入して成る電磁石を備え、ニードルを
支持する可動片の電磁石対向面を平滑に形成したドット
インパクトヘッドが、実開平４−３０９４６号公報に記
載されている。 このものは、電磁石及び可動片の対向面
を、容易に且つ高精度に加工することができる。しか
し、駆動用のコイルが磁気コア内に埋め込まれると共
に、可動片は、吸引時にコイル内部に入り込む被吸引部
を有していないので、電磁石による可動片の吸引力が弱
いという欠点がある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、吸引
効率の良い被吸引部を有するアマーチュアであっても、
該アーマチュア及びソレノイドベースの加工が容易であ
り、部品の組み立てが簡単でコストが安く、コア部の先
端面と被吸引部のコア部対向面との間に形成される空隙
量を簡単に適当のものとすることができるプリンタの印
字ヘッドを提供することにある。
効率の良い被吸引部を有するアマーチュアであっても、
該アーマチュア及びソレノイドベースの加工が容易であ
り、部品の組み立てが簡単でコストが安く、コア部の先
端面と被吸引部のコア部対向面との間に形成される空隙
量を簡単に適当のものとすることができるプリンタの印
字ヘッドを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成するために、外周壁と内周壁とその間に周方向に沿っ
て配設された複数のコア部とを有するソレノイドベース
と、前記コア部に装着されたコイルと、前記コア部の先
端面に対向するコア部対向面を持つ被吸引部及び前記外
周壁の先端面に揺動自在に支持される外周壁当接面並び
に前記内周壁の先端面に対向する内周壁対向面を有する
複数のアーマチュアとを備えたプリンタの印字ヘッドに
おいて、前記アーマチュアの被吸引部が前記コア部に吸
引された状態で、被吸引部の少なくとも一部が前記コイ
ル内部に入り込むように構成されると共に、前記ソレノ
イドベースの外周壁，コア部及び内周壁の先端面が同一
平面内に形成され、かつ、前記アーマチュアのコア部対
向面と外周壁当接面と内周壁対向面とが同一平面内に形
成されたことを特徴とする。
成するために、外周壁と内周壁とその間に周方向に沿っ
て配設された複数のコア部とを有するソレノイドベース
と、前記コア部に装着されたコイルと、前記コア部の先
端面に対向するコア部対向面を持つ被吸引部及び前記外
周壁の先端面に揺動自在に支持される外周壁当接面並び
に前記内周壁の先端面に対向する内周壁対向面を有する
複数のアーマチュアとを備えたプリンタの印字ヘッドに
おいて、前記アーマチュアの被吸引部が前記コア部に吸
引された状態で、被吸引部の少なくとも一部が前記コイ
ル内部に入り込むように構成されると共に、前記ソレノ
イドベースの外周壁，コア部及び内周壁の先端面が同一
平面内に形成され、かつ、前記アーマチュアのコア部対
向面と外周壁当接面と内周壁対向面とが同一平面内に形
成されたことを特徴とする。
【０００７】なお、被吸引部のコア部対向面は、前記外
周壁当接面及び内周壁当接面が含まれる平面に対して、
前記コア部と反対の側へ陥没していても良い。また、ア
ーマチュアの加工をさらに簡単にし、コア部の先端面と
被吸引部のコア部対向面との間の空隙量をさらに簡単に
高精度に決定するために、被吸引部のコア部対向面が外
周壁当接面及び内周壁対向面と同一平面に形成した場合
に、前記ソレノイドベースの内周壁先端面が、前記アー
マチュアの内周壁対向面に当接可能なガードプレートを
有するようにすると良い。
周壁当接面及び内周壁当接面が含まれる平面に対して、
前記コア部と反対の側へ陥没していても良い。また、ア
ーマチュアの加工をさらに簡単にし、コア部の先端面と
被吸引部のコア部対向面との間の空隙量をさらに簡単に
高精度に決定するために、被吸引部のコア部対向面が外
周壁当接面及び内周壁対向面と同一平面に形成した場合
に、前記ソレノイドベースの内周壁先端面が、前記アー
マチュアの内周壁対向面に当接可能なガードプレートを
有するようにすると良い。
【０００８】
【作用】仮に、アーマチュアが引き寄せられ、アーマチ
ュアの内周壁対向面がソレノイドベースの内周壁の先端
面に当接されたとした場合に、吸引部のコア部対向面と
ソレノイドベースのコア部の先端面との間に形成される
空隙の量は、アーマチュアの内周壁対向面及び外周壁当
接面と被吸引部のコア部対向面との段差によってのみ決
定される。
ュアの内周壁対向面がソレノイドベースの内周壁の先端
面に当接されたとした場合に、吸引部のコア部対向面と
ソレノイドベースのコア部の先端面との間に形成される
空隙の量は、アーマチュアの内周壁対向面及び外周壁当
接面と被吸引部のコア部対向面との段差によってのみ決
定される。
【０００９】また、内周壁の先端面にガードプレートが
装着されることにより、アーマチュアの内周壁対向面，
外周壁当接面及びコア部対向面を同一平面内に形成して
も、 コア部対向面がコア部の先端に激突せず、この時、
前記空隙の量はガードプレートの厚みによってのみ決定
される。
装着されることにより、アーマチュアの内周壁対向面，
外周壁当接面及びコア部対向面を同一平面内に形成して
も、 コア部対向面がコア部の先端に激突せず、この時、
前記空隙の量はガードプレートの厚みによってのみ決定
される。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
【００１１】図１において、１はプリンタの印字ヘッド
であって、ソレノイドベース２と、ノーズ部３と、アー
マチュア４と、ニードル５とを備える。
であって、ソレノイドベース２と、ノーズ部３と、アー
マチュア４と、ニードル５とを備える。
【００１２】ソレノイドベース２は、大略円環状をな
し、外周壁６と、内周壁７と、これらの間に周方向に沿
って適宜間隔毎に配置された柱状のコア部８と、該コア
部８の周囲に嵌合されてソレノイドの一部を構成するコ
イル９とを有する。また、ソレノイドベース２の中心部
にはニードル収容空洞部１０が形成され、外周壁６，内
周壁７及びコア部８の先端面は同一平面内に形成される
と共に、コイル９の先端はコア部８の先端よりも突出し
ている。
し、外周壁６と、内周壁７と、これらの間に周方向に沿
って適宜間隔毎に配置された柱状のコア部８と、該コア
部８の周囲に嵌合されてソレノイドの一部を構成するコ
イル９とを有する。また、ソレノイドベース２の中心部
にはニードル収容空洞部１０が形成され、外周壁６，内
周壁７及びコア部８の先端面は同一平面内に形成される
と共に、コイル９の先端はコア部８の先端よりも突出し
ている。
【００１３】ノーズ部３は、その中心軸に沿って貫通さ
れるニードル収容空洞部１０′を有し、ニードル収容空
洞部１０′には長手方向に沿って複数のニードルガイド
１１が重設され、ニードルガイド１１にはそれぞれ複数
のニードル挿通孔１２が穿設されている。
れるニードル収容空洞部１０′を有し、ニードル収容空
洞部１０′には長手方向に沿って複数のニードルガイド
１１が重設され、ニードルガイド１１にはそれぞれ複数
のニードル挿通孔１２が穿設されている。
【００１４】そして、ソレノイドベース２とノーズ部３
とは、ニードル収容空洞部１０，１０′が同軸上に位置
するように取り付けられ、ニードル摺動空洞部１０，１
０′内には複数のニードル５がニードル挿通孔１２を通
して摺動可能に配設されている。
とは、ニードル収容空洞部１０，１０′が同軸上に位置
するように取り付けられ、ニードル摺動空洞部１０，１
０′内には複数のニードル５がニードル挿通孔１２を通
して摺動可能に配設されている。
【００１５】また、ソレノイドベース２のノーズ部３と
反対の面には、それぞれコア部８に対応する位置にアー
マチュア４が放射状に配設され、アーマチュア４の外端
部は板バネ１４によってソレノイドベース２に圧接さ
れ、該圧接部を支点としてアーマチュア４の内端が揺動
可能に支持され、アーマチュア４の内端がニードル５の
奥端部に接合されている。
反対の面には、それぞれコア部８に対応する位置にアー
マチュア４が放射状に配設され、アーマチュア４の外端
部は板バネ１４によってソレノイドベース２に圧接さ
れ、該圧接部を支点としてアーマチュア４の内端が揺動
可能に支持され、アーマチュア４の内端がニードル５の
奥端部に接合されている。
【００１６】アーマチュア４の内端寄りのソレノイドベ
ース２側には内周壁対向片１６が突設され、アーマチュ
ア４の外周壁当接面１９と、被吸引部１５のコア部対向
面２１と、内周壁対向片１６の内周壁対向面２０とは同
一平面内に形成される。
ース２側には内周壁対向片１６が突設され、アーマチュ
ア４の外周壁当接面１９と、被吸引部１５のコア部対向
面２１と、内周壁対向片１６の内周壁対向面２０とは同
一平面内に形成される。
【００１７】内周壁７の先端面はリング状のガードプレ
ート１８を有すると共に、スプリングホルダー１３が嵌
合され、スプリングホルダー１３のアーマチュア４に対
応する位置には、アーマチュア４をノーズ部３と反対の
方向に付勢する戻りばね１７が収納されている。また、
内周壁７先端面のガードプレート１８は、アーマチュア
４の内周壁対向面２０と対向しており、ガードプレート
１８の厚さで、コア部８とコア部対向面２１との吸引時
の空隙を確保している。
ート１８を有すると共に、スプリングホルダー１３が嵌
合され、スプリングホルダー１３のアーマチュア４に対
応する位置には、アーマチュア４をノーズ部３と反対の
方向に付勢する戻りばね１７が収納されている。また、
内周壁７先端面のガードプレート１８は、アーマチュア
４の内周壁対向面２０と対向しており、ガードプレート
１８の厚さで、コア部８とコア部対向面２１との吸引時
の空隙を確保している。
【００１８】次に、この印字ヘッド１の作用について説
明すると、ソレノイドベース２に設けられたソレノイド
のコイル９に通電されていない時は、アーマチュア４は
戻りばね１７の付勢力によってノーズ部３と反対の方向
に押され、アーマチュア４に係合されたニードル５はノ
ーズ部３内に没入している。
明すると、ソレノイドベース２に設けられたソレノイド
のコイル９に通電されていない時は、アーマチュア４は
戻りばね１７の付勢力によってノーズ部３と反対の方向
に押され、アーマチュア４に係合されたニードル５はノ
ーズ部３内に没入している。
【００１９】いずれかのソレノイドのコイル９に通電さ
れると、これに対応するアーマチュア４の被吸引部１５
が戻りばね１７の付勢力に抗して引き寄せられ、被吸引
部１５のなくとも先端部がコイル９の内部に入り込む。
そして、このアーマチュア４に係合されたニードル５が
ニードル収容空洞部１０，１０′内を前進し、ノーズ部
３から突出して印字動作を行なう。
れると、これに対応するアーマチュア４の被吸引部１５
が戻りばね１７の付勢力に抗して引き寄せられ、被吸引
部１５のなくとも先端部がコイル９の内部に入り込む。
そして、このアーマチュア４に係合されたニードル５が
ニードル収容空洞部１０，１０′内を前進し、ノーズ部
３から突出して印字動作を行なう。
【００２０】この印字動作の時、ニードル５が用紙を押
圧しなかった場合、アーマチュア４の内周壁対向面２０
が内周壁７の先端面のガードプレート１８に当接し、ソ
レノイドベース２のコア部８の先端面と、被吸引部１５
のコア部対向面２１との間には、ガードプレート１８の
板厚に、アーマチュア４の支点から内周壁対向面２０ま
での長さと、支点からコア部対向面２１までの長さの比
を乗じた積にほぼ等しい量の空隙が形成される。
圧しなかった場合、アーマチュア４の内周壁対向面２０
が内周壁７の先端面のガードプレート１８に当接し、ソ
レノイドベース２のコア部８の先端面と、被吸引部１５
のコア部対向面２１との間には、ガードプレート１８の
板厚に、アーマチュア４の支点から内周壁対向面２０ま
での長さと、支点からコア部対向面２１までの長さの比
を乗じた積にほぼ等しい量の空隙が形成される。
【００２１】コイル９への通電が停止されてソレノイド
の磁気吸引力が消えると、アーマチュア４は戻りばね１
７の弾発力によってソレノイドベース２から離れて復帰
行程に入り、このアーマチュア４に係合されたニードル
５は再びノーズ部３内に没入する。
の磁気吸引力が消えると、アーマチュア４は戻りばね１
７の弾発力によってソレノイドベース２から離れて復帰
行程に入り、このアーマチュア４に係合されたニードル
５は再びノーズ部３内に没入する。
【００２２】なお、吸引部１５のコア部対向面２１を外
周壁当接面１９及び内周壁対向面２０より陥入して、形
成した場合はガードプレート１８を省略することもでき
る。
周壁当接面１９及び内周壁対向面２０より陥入して、形
成した場合はガードプレート１８を省略することもでき
る。
【００２３】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明のプリンタ
の印字ヘッドは、ソレノイドベースの外周壁，コア部及
び内周壁の先端面が同一平面内に形成されているので、
平研磨等によってこれら先端面の平坦度を高精度に且つ
安価に仕上げることができると共に、アーマチュアの外
周壁当接面と内周壁対向面とが同一平面内に形成される
ので、ソレノイドのコイル内部に入り込む吸引効率の良
い被吸引部を有するアーマチュアであっても、プレス等
により、アーマチュアの外周壁当接面及び内周壁対向面
の平坦度を高精度に且つ安価に仕上げることができ、併
せて、アーマチュアの揺動支点がほぼ衝突面と同面上に
あるので、アーマチュアがソレノイドベースの内周壁に
衝突した場合であっても、アーマチュアは平行な移動を
しにくく、対磨耗性に優れている。
の印字ヘッドは、ソレノイドベースの外周壁，コア部及
び内周壁の先端面が同一平面内に形成されているので、
平研磨等によってこれら先端面の平坦度を高精度に且つ
安価に仕上げることができると共に、アーマチュアの外
周壁当接面と内周壁対向面とが同一平面内に形成される
ので、ソレノイドのコイル内部に入り込む吸引効率の良
い被吸引部を有するアーマチュアであっても、プレス等
により、アーマチュアの外周壁当接面及び内周壁対向面
の平坦度を高精度に且つ安価に仕上げることができ、併
せて、アーマチュアの揺動支点がほぼ衝突面と同面上に
あるので、アーマチュアがソレノイドベースの内周壁に
衝突した場合であっても、アーマチュアは平行な移動を
しにくく、対磨耗性に優れている。
【００２４】また、アーマチュアが内周壁に当接した状
態において被吸引部のコア部対向面とコア部の先端面と
の間に形成され、印字ヘッドの性能に大きな影響を及ぼ
す空隙の量を、部品数を増すことなく容易にしかも高精
度に確保することができる。
態において被吸引部のコア部対向面とコア部の先端面と
の間に形成され、印字ヘッドの性能に大きな影響を及ぼ
す空隙の量を、部品数を増すことなく容易にしかも高精
度に確保することができる。
【００２５】なお、内周壁の先端面をガードプレート端
面とすると、アーマチュアの外周壁当接面と内周壁対向
面とコア部対向面とが同一平面内に形成されていても、
アー マチュアのコア部対向面がソレノイドベースのコア
部の先端に激突することが無く、アーマチュアの仕上げ
加工がより簡単なものとなり、被吸引部のコア部対向面
とソレノイドベースのコア部の先端面との間に形成され
る空隙の量をより簡単に高精度に確保することができ
る。
面とすると、アーマチュアの外周壁当接面と内周壁対向
面とコア部対向面とが同一平面内に形成されていても、
アー マチュアのコア部対向面がソレノイドベースのコア
部の先端に激突することが無く、アーマチュアの仕上げ
加工がより簡単なものとなり、被吸引部のコア部対向面
とソレノイドベースのコア部の先端面との間に形成され
る空隙の量をより簡単に高精度に確保することができ
る。
【図１】本発明の実施例を示すプリンタの印字ヘッドの
縦断面図
縦断面図
【図２】同実施例のプリンタの印字ヘッドの要部横断面
図
図
１ 印字ヘッド ２ ソレノイドベース、 ３ ノーズ部 ４ アーマチュア ５ ニードル ６ 外周壁 ７ 内周壁 ８ コア部 ９ コイル １０ ニードル収容空洞部 １０′ ニードル収容空洞部 １１ ニードルガイド １２ ニードル挿通孔 １３ スプリングホルダー １４ 板バネ １５ 吸引部 １６ 内周壁対向片 １７ 戻りばね １８ ガードプレート １９ 外周壁当接面 ２０ 内周壁対向面 ２１ コア部対向面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平２−286254（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−188264（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−281964（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−253350（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−145159（ＪＰ，Ａ) 実開 昭61−192839（ＪＰ，Ｕ) 実開 平４−30946（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B41J 2/275 B41J 2/235
Claims (3)
- 【請求項１】 外周壁と内周壁とその間に周方向に沿っ
て配設された複数のコア部とを有するソレノイドベース
と、前記コア部に装着されたコイルと、前記コア部の先
端面に対向するコア部対向面を持つ被吸引部及び前記外
周壁の先端面に揺動自在に支持される外周壁当接面並び
に前記内周壁の先端面に対向する内周壁対向面を有する
複数のアーマチュアとを備えたプリンタの印字ヘッドに
おいて、前記アーマチュアの被吸引部が前記コア部に吸
引された状態で、被吸引部の少なくとも一部が前記コイ
ル内部に入り込むように構成されると共に、前記ソレノ
イドベースの外周壁，コア部及び内周壁の先端面が同一
平面内に形成され、かつ、前記アーマチュアのコア部対
向面と外周壁当接面と内周壁対向面とが同一平面内に形
成されたことを特徴とするプリンタの印字ヘッド。 - 【請求項２】 外周壁と内周壁とその間に周方向に沿っ
て配設された複数のコア部とを有するソレノイドベース
と、前記コア部に装着されたコイルと、前記コア部の先
端面に対向するコア部対向面を持つ被吸引部及び前記外
周壁の先端面に揺動自在に支持される外周壁当接面並び
に前記内周壁の先端面に対向する内周壁対向面を有する
複数のアーマチュアとを備えたプリンタの印字ヘッドに
おいて、前記アーマチュアの被吸引部が前記コア部に吸
引された状態で、被吸引部の少なくとも一部が前記コイ
ル内部に入り込むように構成されると共に、前記ソレノ
イドベースの外周壁，コア部及び内周壁の先端面が同一
平面内に形成され、被吸引部のコア部対向面は、前記外
周壁当接面及び内周壁対向面が含まれる平面に対して前
記コア部と反対の側へ陥没させて形成してあることを特
徴とするプリンタの印字ヘッド。 - 【請求項３】 ソレノイドベースの内周壁が、その先端
に前記内周壁対向面に当接可能なガードプレートを有す
る請求項１に記載のプリンタの印字ヘッド。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2412635A JP2938979B2 (ja) | 1990-12-21 | 1990-12-21 | プリンタの印字ヘッド |
| US07/810,606 US5257868A (en) | 1990-12-21 | 1991-12-19 | Printer head for printer |
| GB9127265A GB2250958B (en) | 1990-12-21 | 1991-12-23 | Printing head for printer |
| HK132495A HK132495A (en) | 1990-12-21 | 1995-08-24 | Printing head for printer |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2412635A JP2938979B2 (ja) | 1990-12-21 | 1990-12-21 | プリンタの印字ヘッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04235060A JPH04235060A (ja) | 1992-08-24 |
| JP2938979B2 true JP2938979B2 (ja) | 1999-08-25 |
Family
ID=18521452
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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