JPH0717484Y2 - 2段式印字ヘッド - Google Patents

2段式印字ヘッド

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JPH0717484Y2
JPH0717484Y2 JP7074189U JP7074189U JPH0717484Y2 JP H0717484 Y2 JPH0717484 Y2 JP H0717484Y2 JP 7074189 U JP7074189 U JP 7074189U JP 7074189 U JP7074189 U JP 7074189U JP H0717484 Y2 JPH0717484 Y2 JP H0717484Y2
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JP
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plunger
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鉄弥 山本
幸久 加藤
幸宏 鈴木
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Citizen Watch Co Ltd
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Citizen Watch Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は2個の単位印字ヘッドをニードルの動作方向に
連設した2段式印字ヘッドに関する。
[従来の技術] 2段式印字ヘッドは、前段の方が後段に比べてニードル
の長さが短く、またニードルをガイドするガイド数も少
ない。このため、前段の可動子系と後段の可動子系に挙
動差が生じ、前段の方が印打力が大きく、また応答時間
が短くなる。
このように、前段と後段で印打力及び応答性が変化する
と、1つドットおきにドットの濃淡が生じ、またタイミ
ングのずれによってドット間隔が均一ではなくなり、ア
ライメントが悪くなる。
そこで、前段と後段の長さの異なるニードルの挙動を如
何に近づけるかということが技術的問題の1つとなって
いる。即ち、前段と後段とのニードルとアーマチュアの
各材質及びアーマチュアの形状、ニードルの径等が同条
件であると、ニードルの短い前段の方が印打力が強くて
均一な印字品質及びドット間隔が得られないという欠点
がある。
従来、かかる問題を解消する方法として、第1に電気的
駆動条件を変える方法、第2にニードルの材質を変える
方法(特開昭59−95164号)が知られている。なお、特
にニードルの挙動については何ら配慮されていないが、
特開昭56−63467号に示すものも知られている。
[考案が解決しようとする問題点] 上記従来技術の第1の電気的駆動条件を変える方法は、
駆動回路が複雑になり、コストが高くなるという問題点
を有する。上記従来技術の第2のニードルの材質を変え
る方法は、ニードルとして使用できる材質には要求され
る機能上から限定が厳しく、最適な比重の材質を採択す
ることは非常に難しいという問題点を有する。
本考案の目的は、2個の単位印字ヘッドをニードルの動
作方向に連設した2段式印字ヘッドにおいて、前段と後
段のニードルの挙動差を少なくすることができる廉価な
2段式印字ヘッドを提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的は、次のような手段によって達成される。
第1の手段は、後段の単位印字ヘッドのプランジヤと電
磁石とのエアギャップが、前段の単位印字ヘッドにおけ
るエアギャップより小さく形成されている。
第2の手段は、後段の単位印字ヘッドのアーマチュアの
ストロークが、前段の単位印字ヘッドにおけるストロー
クより小さく形成されている。
第3の手段は、後段の単位印字ヘッドのニードルを復帰
させるニードルリターンバネの付勢力が、前段の単位印
字ヘッドにおける付勢力より弱く設定されている。
[作用] 第1の手段によれば、後段は前段よりエアギャップが小
さいので、プランジヤに対する電磁石の吸引力は前段よ
り後段の方が大きくなる。
これにより、前段と後段のニードルの挙動差がなくな
る。
第2の手段によれば、後段は前段よりストロークが小さ
いので、後段のプランジヤは前段のプランジヤより電磁
石に近づいた位置より作動することになり、第1の手段
と同様に、プランジヤに対する電磁石の吸引力は前段よ
り後段の方が大きくなり、前段と後段のニードルの挙動
差がなくなる。
第3の手段によれば、後段は前段よりニードルリターン
バネのスプリング力が弱いので、後段はプランジヤの応
答性及び飛行が前段と同程度になり、前段と後段のニー
ドルの挙動差がなくなる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図により説明する。前段
印字ヘッド部1と後段印字ヘッド部1Aとは、ほぼ同じ構
造よりなるので、後段印字ヘッド部1Aの部品には、前段
印字ヘッド部1の部品番号の後に符号Aを付し、その説
明は省略する。
前段印字ヘッド1は次のような構造よりなっている。即
ち、アーマチュア2の先端部に一体に固定されたニード
ル3は、ノーズ4の中心部に設けられたニードル先端ガ
イド5、複数のニードル中間ガイド6、ニードル後端ガ
イド7に摺動自在に設けられており、ニードル後端ガイ
ド7とアーマチュア2間に設けられたニードルリターン
バネ8で後方側に付勢されている。前記ノーズ4は、カ
ツプ状のソレノイドベース9の内部に中心部が挿入され
ると共に、ソレノイドベース9の底部にヒートコンダク
タ10、インシュレータ11及びプリント基板12を介して配
設されている。前記ソレノイドベース9の内部には、円
柱状の複数個のコア13が前記アーマチュア2に対応して
円周状に固定又は一体に形成されており、コア13にはそ
れぞれコイル14が装着されている。またソレノイドベー
ス9の内部には、ノーズ4とコイル14間に非磁性体より
なるリング状のアーマチュア前方ストッパ15がスポット
溶接などで固定されている。
前記ソレノイドベース9の端面側に配設されたアーマチ
ュアベース20のアーマチュア位置決めピン20aには、前
記アーマチュア2が回動自在に設けられており、アーマ
チュア2には、コア13に対応した部分にプランジヤ21が
固定されている。またアーマチュア2は、アーマチュア
ベース20とアーマチュア2間に配設されたアーマチュア
スプリング22で付勢され、外側端がソレノイドベース9
の端面に当接し、内側端はニードルリターンバネ8によ
ってアーマチュアベース20に固定されたアーマチュア後
方ストツパ23に当接されている。またソレノイドベース
9及びアーマチュアベース20を覆うようにヒートシンク
24が配設され、後段のヒートシンク24Aとノーズ4とは
図示しないファスナーで一体に結合されている。
そこで、コイル14が励磁されていない場合には、ニード
ルリターンバネ8の付勢力によつてアーマチュア2は図
示のようにアーマチュア後方ストツパ23に当接してい
る。コイル14が励磁されると、コア13によつてプランジ
ヤ21が引かれ、アーマチュア2はその外側端を中心とし
て回動し、アーマチュア2がアーマチュア前方ストッパ
15に当接し、印打方向の位置が規制される。
これにより、ニードル3がノーズ4の前面より突出し、
図示しないインクリボンを介して紙をプラテンに押付け
てドツト印字を行う。コイル14の励磁が切れると、アー
マチュア2はニードルリターンバネ8の付勢力によって
元の状態に戻る。
さて、かかる構成よりなる2段式印字ヘッドにおいて、
種々試作実験を重ねた結果、次のような手段により前段
と後段の単位印字ヘッド1、1Aの印打力と、励磁から印
打力までの時間をほぼ等しくすることができた。
第1の実施例は、前段と後段のコア13、13Aとプランジ
ヤ21、21Aとの隙間(エアギャップ30、30A)を変えた。
即ち、後段のエアギャップ30Aが前段のエアギャップ30
より小さくなるように構成した。
そこで、アーマチュア2、2Aがアーマチュア後方ストッ
パ23、23Aに当接している状態においては、エアギャッ
プ30Aはエアギャップ30より小さいので、前記のように
コイル14、14Aを励磁させた場合、後段のプランジヤ21A
には前段のプランジヤ21より大きな吸引力が作用し、後
段の印打力は大きく、またニードル3Aの飛行も早くな
る。これにより、前段と後段のニードル3、3Aの挙動差
がなくなる。
このことは、従来のように前段と後段とで電気的駆動条
件を変えた場合と同じ作用となる。即ち、本実施例にお
いては、何ら電気的条件及びニードル3、3Aの材質を変
えなくても前段と後段の挙動を等しくすることができ
る。
前記のようにエアギャップ30、30Aを変えるには、例え
ばプランジヤ21、21Aの厚みを変えることにより容易に
達成される。エアギャップ30、30Aの大きさは、種々の
条件によって異なるが、例えばアーマチュア2、2Aのニ
ードル3、3A部分のストロークが0.6mmの場合、後段の
プランジヤ21Aを前段のプランジヤ21より約20μm厚く
した。即ち、アーマチュア2、2Aがアーマチュア前方ス
トッパ15、15Aに当接してその位置を維持している場合
のエアギャップ30、30Aは、エアギャップ30を後段μ
m、エアギャップ30Aを80μmとしたところ、良好な結
果が得られた。
第2の実施例は、前段と後段のアーマチュア2、2Aのス
トロークを変えた。即ち、後段のアーマチュア2Aのスト
ロークを前段のアーマチュア2のストロークより小さく
した。
このように、後段のアーマチュア2Aはストロークが小さ
い分だけプランジヤ21Aがコア13Aに近づいた位置より作
動することになるので、前記実施例と同様の効果が得ら
れる。
前記のようにアーマチュア2、2Aのストロークを変える
には、例えばアーマチュア後方ストッパ23、23Aの厚み
を変えることにより達成される。例えばアーマチュア後
方ストッパ23Aをアーマチュア後方ストッパ23より約40
μm厚くする。
第3の実施例は、前段と後段のニードルリターンバネ
8、8Aのスプリング力を変えた。即ち、後段のニードル
リターンバネ8Aのスプリング力を前段のニードルリター
ンバネ8のスプリング力より弱くした。例えば前段のニ
ードルリターンバネ8のスプリング力を12gとした場
合、後段のニードルリターンバネ8Aのスプリング力を7g
とする。
このように、後段のニードルリターンバネ8Aのスプリン
グ力は弱いので、後段のプランジヤ21Aは前段のプラン
ジヤ21より応答性及び飛行が早くなり、前段と後段の挙
動差がなくなる。
なお、上記各実施例はそれぞれ単独に用いてもよいが、
いずれか2以上を組合せてもよい。またニードル3、3A
がアーマチュア2、2Aと一体型の場合について説明した
が、別体型のものにも適用できることは勿論である。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案によれば、特別
な駆動回路を用いる必要がなく、また前段と後段のニー
ドルの挙動及び摩耗の差を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図である。 1、1A:印字ヘッド部、2、2A:アーマチュア、3、3A:
ニードル、8、8A:ニードルリターンバネ、13、13A:コ
ア、14、14A:コイル、15、15A:アーマチュア前方ストッ
パ、21、21A:プランジヤ、23、23A:アーマチュア後方ス
トッパ。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁石によりアーマチュアに設けられたプ
    ランジヤを吸引し、アーマチュアの移動によってニード
    ルを突出させて印字を行う単位印字ヘッドをニードルの
    動作方向に2個連設した2段式印字ヘッドにおいて、後
    段の単位印字ヘッドのプランジヤと電磁石とのエアギャ
    ップが、前段の単位印字ヘッドにおけるエアギャップよ
    り小さく形成されていることを特徴とする2段式印字ヘ
    ッド。
  2. 【請求項2】電磁石によりアーマチュアに設けられたプ
    ランジヤを吸引し、アーマチュアの移動によってニード
    ルを突出させて印字を行う単位印字ヘッドをニードルの
    動作方向に2個連設した2段式印字ヘッドにおいて、後
    段の単位印字ヘッドのアーマチュアのストロークが、前
    段の単位印字ヘッドにおけるストロークより小さく形成
    されていることを特徴とする2段式印字ヘッド。
  3. 【請求項3】電磁石によりアーマチュアに設けられたプ
    ランジヤを吸引し、アーマチュアの移動によってニード
    ルを突出させて印字を行う単位印字ヘッドをニードルの
    動作方向に2個連設した2段式印字ヘッドにおいて、後
    段の単位印字ヘッドのニードルを復帰させるニードルリ
    ターンバネの付勢力が、前段の単位印字ヘッドにおける
    付勢力より弱く設定されていることを特徴とする2段式
    印字ヘッド。
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