JPH10119323A - ワイヤドット印字ヘッド及びその製造方法 - Google Patents

ワイヤドット印字ヘッド及びその製造方法

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JPH10119323A
JPH10119323A JP28098696A JP28098696A JPH10119323A JP H10119323 A JPH10119323 A JP H10119323A JP 28098696 A JP28098696 A JP 28098696A JP 28098696 A JP28098696 A JP 28098696A JP H10119323 A JPH10119323 A JP H10119323A
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armature
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JP28098696A
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Tatsuya Koyama
達也 小山
Tatsuhiko Shimomura
竜彦 下村
Masahiro Hatano
雅裕 羽田野
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Data Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各印字ユニットの駆動特性を同じにするととも
に部品の種類を少なくし、制御回路を簡素化する。 【解決手段】多段に積層させて配設され、アーマチュア
26、56、印字ワイヤ27、57及び電磁石35、6
5をそれぞれ備えた複数の印字ユニット12、13を有
する。各印字ユニット12、13の印字ワイヤ27、5
7は、最も印字媒体に近接させて配設された印字ユニッ
ト12のワイヤガイド31〜33を貫通させて配設さ
れ、印字ユニット13の印字ワイヤ57が印字ユニット
12の印字ワイヤ27より設定された距離Δxだけ突出
させられる。印字ワイヤ27、57が同じタイミングで
印字ピークに達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤドット印字
ヘッド及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の印字ユニットを多段に積層
し、各印字ユニットの印字ワイヤをワイヤガイドから突
出させることによって多ピン化を図ったワイヤドット印
字ヘッドが提供されている。図2は従来のワイヤドット
印字ヘッドの断面図である。
【0003】図において、101はばねチャージ型の積
層式のワイヤドット印字ヘッドであり、該ワイヤドット
印字ヘッド101は図示しない印字媒体に近接させて配
設された上段側(図における上方)の印字ユニット10
2、及び印字媒体から離して配設された下段側(図にお
ける下方)の印字ユニット103から成る。そして、前
記印字ユニット102において、板ばね108の自由端
にアーマチュア126が、該アーマチュア126の先端
に印字ワイヤ127がそれぞれ固定される。該印字ワイ
ヤ127は、印字動作の際に、ガイドフレーム115の
開口部に嵌(かん)入されたワイヤガイド131から上
方に突出させられる。なお、116はヨーク、120は
永久磁石、137はコイルである。
【0004】一方、前記印字ユニット103において、
板ばね138の自由端にアーマチュア146が、該アー
マチュア146の先端に印字ワイヤ147がそれぞれ固
定される。該印字ワイヤ147は、印字動作の際に、ガ
イドフレーム115の開口部に嵌入されたワイヤガイド
131から上方に突出させられる。なお、136はヨー
ク、140は永久磁石、167はコイルである。
【0005】ところで、前記印字ユニット102の印字
ワイヤ127と印字ユニット103の印字ワイヤ147
とは長さが互いに異なるので、印字ユニット102の板
ばね108、アーマチュア126及び印字ワイヤ127
から成る可動部の等価質量と、印字ユニット103の板
ばね138、アーマチュア146及び印字ワイヤ147
から成る可動部の等価質量とが異なる。
【0006】したがって、印字ユニット102、103
を互いに同一の駆動条件で駆動した場合、印字ユニット
103において印字ワイヤ147が長い分だけ可動部の
動作に遅れが生じ、印字ワイヤ127によって形成され
たドットと印字ワイヤ147によって形成されたドット
とで位置がずれてしまう。そこで、印字ユニット10
2、103の各可動部の等価質量を互いに等しくして、
各印字ユニット102、103の駆動特性を同じにする
ために、コイル137、167の定数を互いに変えた
り、永久磁石120、140及びヨーク116、136
の形状及び厚さをそれぞれ互いに変えたりするようにし
ている。
【0007】また、各印字ユニット102、103に供
給される電気エネルギーの条件を変えることもできるよ
うになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のワイヤドット印字ヘッドにおいては、各印字ユニッ
ト102、103における可動部の等価質量を互いに等
しくするために、コイル137、167の定数を互いに
変えたり、永久磁石120、140及びヨーク116、
136の形状及び厚さをそれぞれ互いに変えたりする必
要があるので、各段の印字ユニット102、103の部
品を共通化するのが困難になり、部品の種類が多くなっ
てプリンタのコストが高くなってしまう。
【0009】また、各印字ユニット102、103に供
給される電気エネルギーの条件を変えようとすると、制
御回路が複雑になり、プリンタのコストが高くなってし
まう。本発明は、前記従来のワイヤドット印字ヘッドの
問題点を解決して、各印字ユニットの駆動特性を同じに
することができ、しかも、部品の種類を少なくすること
ができ、制御回路を簡素化することができ、プリンタの
コストを低くすることができるワイヤドット印字ヘッド
及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のワ
イヤドット印字ヘッドにおいては、多段に積層させて配
設され、アーマチュア、該アーマチュアの自由端に固定
された印字ワイヤ、及び前記アーマチュアを揺動するた
めに励磁される電磁石をそれぞれ備えた複数の印字ユニ
ットを有する。
【0011】そして、前記各印字ユニットの印字ワイヤ
は、最も印字媒体に近接させて配設された印字ユニット
のワイヤガイドを貫通させて配設され、印字媒体から離
して配設された印字ユニットの印字ワイヤが、印字媒体
に近接させて配設された印字ユニットの印字ワイヤより
設定された距離だけ突出させられる。本発明のワイヤド
ット印字ヘッドの製造方法においては、複数の印字ユニ
ットを互いに連結するための各スペーサと各印字ユニッ
トとの間に、設定された厚さのシムを挿入し、各印字ユ
ニットの印字ワイヤを、最も印字媒体に近接させて配設
された印字ユニットのワイヤガイドを貫通させる。
【0012】そして、各印字ユニットの印字ワイヤの先
端を研削して同一面上に位置させ、前記シムを取り外し
て、各印字ユニットを連結する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
実施の形態におけるワイヤドット印字ヘッドの部分断面
図である。図において、11はばねチャージ型の積層式
のワイヤドット印字ヘッドであり、該ワイヤドット印字
ヘッド11は図示しない印字媒体に近接させて配設され
た上段側(図における上方)の印字ユニット12、及び
印字媒体から離して配設された下段側(図における下
方)の印字ユニット13から成る。
【0014】そして、前記印字ユニット12において、
上部材であるガイドフレーム15の下方には、ヨーク1
6、アーマチュアヨーク17、板ばね18、アーマチュ
アヨーク19、永久磁石20、ヨーク21、ベースヨー
ク22、23、絶縁性のゴムパッキン24及びヘッド基
板25が順に積層される。また、前記板ばね18の自由
端にはアーマチュア26が、該アーマチュア26の先端
に印字ワイヤ27がそれぞれ固定される。該印字ワイヤ
27は、前記ガイドフレーム15の開口部に嵌入された
ワイヤガイド31〜33を貫通して延び、印字動作の際
に、該ワイヤガイド31〜33によって案内され、印字
媒体に向けて上方に突出させられる。
【0015】そして、前記ベースヨーク22は、前記ヨ
ーク21より中央側に突出させて配設され、該ベースヨ
ーク22の上で、かつ、アーマチュア26の下方には電
磁石35が配設される。該電磁石35は、ベースヨーク
22の上に固定されたコア36、及び該コア36に巻装
されたコイル37から成る。なお、該コイル37は、前
記ヘッド基板25の所定位置にはんだ付けされる。
【0016】また、前記ベースヨーク22の上には、前
記永久磁石20と電磁石35との間にアーマチュア26
の基端部と対向させてサブコア39が固定され、該サブ
コア39によってアーマチュア26の回動支点が形成さ
れる。一方、前記印字ユニット13において、上部材で
あるガイドフレーム45の下方には、ヨーク46、アー
マチュアヨーク47、板ばね48、アーマチュアヨーク
49、永久磁石50、ヨーク51、ベースヨーク52、
53、絶縁性のゴムパッキン54及びヘッド基板55が
順に積層される。
【0017】また、前記板ばね48の自由端にはアーマ
チュア56が、該アーマチュア56の先端に印字ワイヤ
57がそれぞれ固定される。該印字ワイヤ57は、前記
ガイドフレーム45の開口部に嵌入されたワイヤガイド
61、62及び前記ガイドフレーム15の開口部に嵌入
されたワイヤガイド31〜33を貫通して延び、印字動
作の際に、該ワイヤガイド31〜33、61、62によ
って案内され、印字媒体に向けて上方に突出させられ
る。
【0018】そして、前記ベースヨーク52は、前記ヨ
ーク51より中央側に突出させて配設され、該ベースヨ
ーク52の上で、かつ、アーマチュア56の下方には電
磁石65が配設される。該電磁石65は、ベースヨーク
52の上に固定されたコア66、及び該コア66に巻装
されたコイル67から成る。なお、該コイル67は、前
記ヘッド基板55の所定位置にはんだ付けされる。
【0019】また、前記ベースヨーク52の上には、前
記永久磁石50と電磁石65との間にアーマチュア56
の基端部と対向させてサブコア69が固定され、該サブ
コア69によってアーマチュア56の回動支点が形成さ
れる。そして、前記ガイドフレーム15とガイドフレー
ム45とが4個のスペーサ70を介して連結され、該ス
ペーサ70によって印字ユニット12と印字ユニット1
3との相対位置が設定される。また、前記ワイヤドット
印字ヘッド11を図示しないプリンタ本体に取り付けた
ときに、非印字時において印字ワイヤ57の先端57a
が、印字ワイヤ27の先端27aより距離Δxだけ突出
するように、印字ワイヤ27、57の長さが設定され
る。なお、71は前記ワイヤドット印字ヘッド11を前
記プリンタ本体に取り付けるときに使用されるねじ穴、
73は前記ガイドフレーム15と永久磁石20とを連結
するねじ、74は前記ガイドフレーム45と永久磁石2
0とを連結するねじである。
【0020】次に、前記構成のワイヤドット印字ヘッド
11の動作について説明する。この場合、印字ユニット
12と印字ユニット13とは印字動作が同じであるの
で、印字ユニット12の印字動作についてだけ説明す
る。まず、非印字時には、永久磁石20によって発生さ
せられた磁束が、いずれも透磁性材料から成るヨーク2
1、ベースヨーク22、23、コア36、アーマチュア
26、ヨーク16、アーマチュアヨーク17、板ばね1
8及びアーマチュアヨーク19を順に通り、再び永久磁
石20に戻って磁気閉回路が形成される。そして、前記
板ばね18に固定されたアーマチュア26は、前記磁気
閉回路の作用によって電磁石35に向けて付勢され、コ
ア36に吸引されて偏倚(い)させられる。
【0021】また、印字時には、コイル37が通電され
て電磁石35を励磁し、コア36を通る永久磁石20の
磁束と極性が反対の磁束が発生させられ、両磁束が相殺
し合う。その結果、前記板ばね18の復帰力によってア
ーマチュア26がコア36から解放される。そして、前
記アーマチュア26の先端に固定された印字ワイヤ27
が高速でワイヤガイド31から突出させられ、図示しな
いインクリボン及び印字媒体をプラテンに押し付けるこ
とによって、前記印字媒体にドットが形成される。
【0022】続いて、コイル37の通電が絶たれて電磁
石35の励磁が行われなくなると、アーマチュア26は
再びコア36に吸引される。このようにして、一回の印
字動作が終了する。次に、前記距離Δxの設定方法につ
いて説明する。図3は本発明の実施の形態における印字
ワイヤの第1の動作説明図、図4は本発明の実施の形態
における印字ワイヤの第2の動作説明図である。なお、
図において、横軸に時間を、縦軸に印字ワイヤ27、5
7の各変位を採ってある。
【0023】図において、27、57は印字ワイヤ、7
5はプラテン、76は該プラテン75上に配設された印
字媒体、77はインクリボンである。また、I1 はコイ
ル37(図1)、67に供給される駆動電流、L1、L
2は各印字ワイヤ27、57の変位曲線、T1 、T2
前記各コイル37、67に駆動電流I1 を供給して各印
字ワイヤ27、57の駆動を開始してから各印字ワイヤ
27、57が駆動波形の印字ピークに達するまでのそれ
ぞれの時間、ΔTは時間T2 と時間T1 との差である。
【0024】前述したように、印字ユニット12は印字
媒体76に近接させて配設されるのに対して、印字ユニ
ット13は印字媒体76から離して配設されるので、印
字ワイヤ57は印字ワイヤ27より長く設定される。こ
の場合、印字ワイヤ57の等価質量は印字ワイヤ27の
等価質量より大きくなるので、印字ワイヤ57の動作は
印字ワイヤ27の動作より遅くなる。したがって、同じ
変位量kだけ変位させようとすると、印字ワイヤ57は
印字ワイヤ27より差ΔTだけ時間がかかることにな
る。
【0025】その結果、印字ワイヤ27によって形成さ
れたドットd1と印字ワイヤ57によって形成されたド
ットd2とで位置がずれ、例えば、直線がぎざぎざ状に
印字されてしまう。そこで、図4に示すように、印字ワ
イヤ57の先端57aを印字ワイヤ27の先端27aよ
り距離Δxだけ突出させることによって、印字ワイヤ2
7及び印字ワイヤ57がいずれも時間T1 で印字ピーク
に達するような印字曲線L3が設定される。
【0026】この場合、該印字曲線L3は、時間T1
では変位曲線L2と同様に立ち上がるが、印字ワイヤ5
7の先端57aを印字ワイヤ27の先端27aより距離
Δxだけ突出させてあるので、印字ワイヤ27が変位量
kだけ変位したときに印字ピークに達するのに対して、
印字ワイヤ57が変位量m m=k−Δx だけ変位したときに印字ピークに達するようになってい
る。
【0027】したがって、印字ワイヤ27によって形成
されたドットd1と印字ワイヤ57によって形成された
ドットd2とで位置がずれない。その結果、印字品位を
向上させることができる。なお、印字ワイヤ57の先端
57aを印字ワイヤ27の先端27aより距離Δxだけ
突出させることによって、印字ワイヤ57は印字ワイヤ
27より印字媒体76に近接した位置から移動を開始す
ることになるが、印字ワイヤ57の先端57aが印字媒
体76に当たると、印字媒体76による反動によって直
ちに押し返される。したがって、印字ワイヤ57が変位
量mだけ変位したときに印字ピークに達するようにな
る。
【0028】このように、各印字ワイヤ27、57が同
じタイミングで印字ピークに達するように距離Δxを設
定し、印字ワイヤ57の先端57aを印字ワイヤ27の
先端27aより距離Δxだけ突出させるようにしている
ので、各印字ユニット12、13の印字ワイヤ27、5
7以外の部品を共通化することができ、部品の種類を少
なくし、プリンタのコストを低くすることができる。
【0029】また、各印字ユニット12、13に供給さ
れる電気エネルギーの条件を変える必要がないので、制
御回路を簡素化することができるとともに、プリンタの
コストを低くすることができる。次に、ワイヤドット印
字ヘッド11の製造方法について説明する。図5は本発
明の実施の形態におけるワイヤドット印字ヘッドの製造
方法を示す第1の図、図6は本発明の実施の形態におけ
るワイヤドット印字ヘッドの製造方法を示す第2の図で
ある。
【0030】図において、11はワイヤドット印字ヘッ
ド、12、13は印字ユニット、15、20は永久磁
石、45はガイドフレーム、25はヘッド基板、27、
57は印字ワイヤ、27aは該印字ワイヤ27の先端、
57aは前記印字ワイヤ57の先端、70はスペーサ、
71はねじ穴、73はねじ、80はシムである。この場
合、前記印字ワイヤ57の先端57aを印字ワイヤ27
の先端27aより距離Δxだけ突出させるために、ま
ず、スペーサ70とガイドフレーム45との間に、前記
距離Δxの厚さ分のシム80を挟んで、印字ユニット1
2と印字ユニット13とをスペーサ70によって固定す
る。このとき、印字ユニット12の最も下に配設された
ヘッド基板25と印字ユニット13のガイドフレーム4
5との間の距離S1が S1>Δx になるようにスペーサ70の長さがあらかじめ設定され
る。
【0031】次に、前記印字ワイヤ27、57の各先端
27a、57aを研削して同一面上に位置させる。続い
て、前記スペーサ70とガイドフレーム45との間から
前記シム80を取り外し、再び印字ユニット12と印字
ユニット13とを永久磁石20によって連結する。この
とき、印字ユニット13が印字ユニット12側に距離Δ
xだけ寄るので、印字ワイヤ57の先端57aが印字ワ
イヤ27の先端27aより距離Δxだけ突出することに
なる。
【0032】このように、スペーサ70とガイドフレー
ム45との間に前記シム80を挟んだ状態で前記印字ワ
イヤ27、57の各先端27a、57aを研削し、前記
シム80を取り外すだけでよいので、前記印字ワイヤ5
7の先端57aを印字ワイヤ27の先端27aより距離
Δxだけ突出させるための作業が容易になる。また、前
記ワイヤドット印字ヘッド11が取り付けられる図示し
ないプリンタ本体の性能、例えば、印字速度等に合わせ
て前記シム80の厚さを変更し、各プリンタに最適な距
離Δxを設定することができる。
【0033】本実施の形態においては、ばねチャージ型
のワイヤドット印字ヘッド11について説明している
が、クラッパー型のワイヤドット印字ヘッドに適用する
こともできる。なお、本発明は前記実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形さ
せることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除
するものではない。
【0034】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、ワイヤドット印字ヘッドにおいては、多段に積層
させて配設され、アーマチュア、該アーマチュアの自由
端に固定された印字ワイヤ、及び前記アーマチュアを揺
動するために励磁される電磁石をそれぞれ備えた複数の
印字ユニットを有する。
【0035】そして、前記各印字ユニットの印字ワイヤ
は、最も印字媒体に近接させて配設された印字ユニット
のワイヤガイドを貫通させて配設され、印字媒体から離
して配設された印字ユニットの印字ワイヤが、印字媒体
に近接させて配設された印字ユニットの印字ワイヤより
設定された距離だけ突出させられる。この場合、印字媒
体から離して配設された印字ユニットの印字ワイヤが、
印字媒体に近接させて配設された印字ユニットの印字ワ
イヤより設定された距離だけ突出させられるので、各印
字ユニットの印字ワイヤが同じタイミングで印字ピーク
に達する。
【0036】したがって、各印字ユニットの印字ワイヤ
によって形成されたドットの位置がずれないので、印字
品位を向上させることができる。また、各印字ユニット
の印字ワイヤ以外の部品を共通化することができるの
で、部品の種類を少なくし、プリンタのコストを低くす
ることができる。さらに、各印字ユニットに供給される
電気エネルギーの条件を変える必要がないので、制御回
路を簡素化することができるとともに、プリンタのコス
トを低くすることができる。
【0037】本発明のワイヤドット印字ヘッドの製造方
法においては、複数の印字ユニットを互いに連結するた
めの各スペーサと各印字ユニットとの間に、設定された
厚さのシムを挿入し、各印字ユニットの印字ワイヤを、
最も印字媒体に近接させて配設された印字ユニットのワ
イヤガイドを貫通させる。そして、各印字ユニットの印
字ワイヤの先端を研削して同一面上に位置させ、前記シ
ムを取り外して、各印字ユニットを連結する。
【0038】このように、各スペーサと各印字ユニット
との間に、設定された厚さのシムを挿入し、各印字ユニ
ットの印字ワイヤの先端を研削し、前記シムを取り外す
だけでよいので、所定の印字ユニットの印字ワイヤの先
端を他の印字ユニットの印字ワイヤの先端より突出させ
るための作業が容易になる。また、前記ワイヤドット印
字ヘッドが取り付けられるプリンタ本体の性能に合わせ
て前記シムの厚さを変更し、所定の印字ユニットの印字
ワイヤの先端と他の印字ユニットの印字ワイヤの先端と
の間を各プリンタ本体に最適な距離に設定することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるワイヤドット印字
ヘッドの部分断面図である。
【図2】従来のワイヤドット印字ヘッドの断面図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態における印字ワイヤの第1
の動作説明図である。
【図4】本発明の実施の形態における印字ワイヤの第2
の動作説明図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるワイヤドット印字
ヘッドの製造方法を示す第1の図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるワイヤドット印字
ヘッドの製造方法を示す第2の図である。
【符号の説明】
11 ワイヤドット印字ヘッド 12、13 印字ユニット 26、56 アーマチュア 27、57 印字ワイヤ 27a、57a 先端 31〜33、61、62 ワイヤガイド 35、65 電磁石 70 スペーサ 76 印字媒体 80 シム Δx 距離

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)多段に積層させて配設され、アー
    マチュア、該アーマチュアの自由端に固定された印字ワ
    イヤ、及び前記アーマチュアを揺動するために励磁され
    る電磁石をそれぞれ備えた複数の印字ユニットを有する
    とともに、(b)前記各印字ユニットの印字ワイヤは、
    最も印字媒体に近接させて配設された印字ユニットのワ
    イヤガイドを貫通させて配設され、(c)印字媒体から
    離して配設された印字ユニットの印字ワイヤが、印字媒
    体に近接させて配設された印字ユニットの印字ワイヤよ
    り設定された距離だけ突出させられることを特徴とする
    ワイヤドット印字ヘッド。
  2. 【請求項2】 (a)複数の印字ユニットを互いに連結
    するための各スペーサと各印字ユニットとの間に、設定
    された厚さのシムを挿入し、(b)各印字ユニットの印
    字ワイヤを、最も印字媒体に近接させて配設された印字
    ユニットのワイヤガイドを貫通させ、(c)各印字ユニ
    ットの印字ワイヤの先端を研削して同一面上に位置さ
    せ、(d)前記シムを取り外して、各印字ユニットを連
    結することを特徴とするワイヤドット印字ヘッドの製造
    方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2018193623A1 (ja) * 2017-04-21 2019-11-07 株式会社Fuji シムプレートおよびシムプレートを使用した組付け構造

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