JPH0558291U - ワイヤドット印字ヘッド - Google Patents

ワイヤドット印字ヘッド

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JPH0558291U
JPH0558291U JP811792U JP811792U JPH0558291U JP H0558291 U JPH0558291 U JP H0558291U JP 811792 U JP811792 U JP 811792U JP 811792 U JP811792 U JP 811792U JP H0558291 U JPH0558291 U JP H0558291U
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JP
Japan
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armature
leaf spring
wire
print head
slit
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JP811792U
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English (en)
Inventor
紘一 安藤
英昭 石水
俊行 浅香
匡幸 石川
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アーマチュアの磁気飽和を解消し、磁気抵抗
を少なくする。 【構成】 上ヨーク23を、アーマチュア24の長軸方
向に沿う左右両側に沿って、かつ間にスリット28が形
成された非接触状態で先端がコイル組立体のコア21の
横まで延ばして設けるとともに、スリット28を、不動
点P付近が最小幅で、板バネ3の自由端側に向かうに従
って次第に広がるようにして形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、シリアルプリンタ等におけるワイヤドット印字ヘッドに関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
従来、印字ワイヤを駆動し、この印字ワイヤでインクリボンを介して印字媒体 をインパクトし、印字を行うインパクトプリンタは知られている。このインパク トプリンタは、印字媒体の自由度が高く、また比較的安価なことから、情報処理 システム等の出力装置をはじめ、多方面で用いられている。 また、このインパクトプリンタには、ワイヤドット印字型式から、プランジャ 型、バネチャージ型、クラッパ型等、色々の形式のものがある。 このうち、バネチャージ型のものは、印字ワイヤを固定したアーマチュアをバ イアス用の板バネによって揺動自在に支持してなるものであって、このアーマチ ュアを予め永久磁石の磁束で上記バイアス用板バネの弾性力に抗してコアに吸引 させておき、印字する際には上記コアに巻回されたコイルを励磁させ、上記永久 磁石と逆方向に磁束を発生させて消磁し、上記アーマチュアを開放させる構造と なっている。
【0003】 図5は、従来におけるバネチャージ型のワイヤドット印字ヘッドの一例を示す 断面図である。 図5において、印字ヘッド100は、ガイドノーズ1,ガイドホルダ1A,上 ヨーク2,バイアス用の板バネ3,スペーサ4,中ヨーク5,永久磁石6,下ヨ ーク7,ベースフレーム8,絶縁板9,プリント基板10,コイル組立体11, キャップ13,ドットワイヤ14,アーマチュア15,先端ワイヤガイド16, 中間ワイヤガイド17a,17b,クランプスプリング18等で構成されている 。
【0004】 このうち、コイル組立体11は電磁石を構成しているもので、ボビン19、励 磁用のコイル20、棒状のコア21、一対の端子22とを一体的に有してユニッ ト化されている。さらに、このユニット化された状態でベースフレーム8に組み 込まれ、端子22をプリント基板10の裏面側にハンダ固定して実装される。な お、このコイル組立体11はドットワイヤ14に対応する毎に、その数だけ配設 される。
【0005】 次に、この印字ヘッド100の動作について説明する。 まず、この印字ヘッド100では、コイル20への電流のオン・オフによって ドットワイヤ14を駆動するものであり、印字をしないときにはコイル20への 電流を断ち(オフ)、印字する場合に電流を流す(オン)ようになっている。 すなわち、コイル20への通電がなされていない非印字状態のとき、永久磁石 6の磁束は、下ヨーク7,ベースフレーム8,コア21,板バネ3,アーマチュ ア15,上ヨーク2,スペーサ4,中ヨーク5を通って再び永久磁石6に戻るル ートで流れる。そして、このとき生ずる磁気吸引力で、アーマチュア15が板バ ネ3を偏倚しながらコア21に吸着され、ドットワイヤ14の全体がガイドノー ズ1内側に引き込まれた状態にある。
【0006】 これに対して、コイル20に電流を流して励磁させると、永久磁石6の磁束と は逆の磁束がコイル20に生じる。これによって永久磁石6の磁束が打消され、 コア21に偏倚状態で吸着されていた板バネ3が開放される。すると、板バネ3 の弾性反力によって、アーマチュア15がこの他端を中心として図示せぬプラテ ン側へ回転し、自由端に取り付けているドットワイヤ14を瞬時に突出させる。 また、アーマチュア15を一度開放した後は再びコイル20への通電が断たれる 。すると、印字媒体をインパクトして戻ってきたドットワイヤ14と共にアーマ チュア15がコア21側に吸着保持される。
【0007】 したがって、この動作を複数のドットワイヤ14毎に行わせるとドット構成の 文字やグラフィックパターンが表れ、また印字ヘッド100のスペース方向に移 動させながら順次実行させると、ドット構成の文字やグラフィックパターンが印 字媒体上に印字される。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述したようなワイヤドット印字ヘッドにおいて、印字速度の高速 化を図るには、アーマチュア15の質量を軽くする必要がある。そこで、アーマ チュア15の質量を軽くするのに、このアーマチュア15の厚さおよび幅を狭く すると、アーマチュア15の一部が磁気的に飽和状態に至って磁気抵抗が増加し 、磁束が流れにくくなり、コア21とアーマチュア15の間の吸引力が低下し、 コイル20による消磁の際には、より大きな電気エネルギーが必要となると言う 問題が発生する。
【0009】 一般に、磁性材において、磁気抵抗Rは材料の種類と長さ、および断面積によ って決まるが、磁気的に飽和状態に至ると極端に増加する。図8は、磁化力をH ,磁束密度Bとした時の磁気抵抗Rの変化を示した特性図である。 すなわち、図8の特性図からは、磁束密度Bが値B1付近で高くなると、さらに 大きな磁化力Hをかけても磁束密度Bは増加しにくくなっているのが分かる。こ の状態は「磁気飽和」と呼ばれ、また上記値B1は材料によっても異なる。 そこで、アーマチュア15の磁気飽和の対策としては、図6に示すように、上 ヨーク2に形成された切り欠き部25内にアーマチュア15を上ヨーク2と非接 触状態で設けるときに、アーマチュア15の長軸方向に沿う左右両側に形成され る上ヨーク2との間の空隙(以下、これを「スリット12」と言う。)の幅を狭 めて、アーマチュア15から上ヨーク2へ磁束Φを流し易くするようにした構造 を取っている。図7は、このように形成された印字ヘッド100において、アー マチュア15から上ヨーク2に流れる磁束Φの流路を模式的に示したものである 。なお、図6および図7において符号Pで示される線は、アーマチュア15の板 バネ3による一次振動の不動点、すなわち回転中心となる部分である。
【0010】 本来、アーマチュア15と上ヨーク2間のスリット12の幅が「0」、すなわ ちスリット12が無ければ磁束Φが通る断面積は十分あり、飽和しないが、スリ ット12の幅が大きくなると、これに伴ってアーマチュア15と上ヨーク2間の 磁気抵抗Rも大きくなり、同じ磁束量を流すにはさらに大きな磁化力Hが必要と なる。そこで、アーマチュア15と上ヨーク2間のスリット12の幅を狭めると 、少ない磁力で所定の磁束量を流すことが可能になるとともに、アーマチュア1 5の長軸方向の磁束Φの流れも減少し、同時にアーマチュア15の磁気飽和も低 減できるようになることは知られている。
【0011】 ところで、従来の印字ヘッド100においては、アーマチュア15と上ヨーク 2間のスリット12の幅は約0.1mm 程度で、全ての位置がこの幅で均一に形成さ れている。そして、複数のアーマチュア15を板バネ3の所定位置にそれぞれ装 着した状態で、この板バネ3を上ヨーク2に装着する方法を取っている。 しかし、この組立方法では、アーマチュア15と上ヨーク2間で位置決め精度 が出にくく、またスリット12が均一であったので、仮に狭めすぎるとアーマチ ュア15と上ヨーク2が接触し易くなり、動作に影響を与える恐れがあった。こ のため、この組立方法を用いた印字ヘッド100では、スリット12の幅は現状 の0.1mm 程度が限度であるとされている。さらに、位置決め治具のはめ合をきつ くし、精度を上げる方法も考えられるが、これは高度な製造技術を必要とし作業 性も悪くなる問題がある。
【0012】 本考案は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的はアーマチュア の磁気飽和を解消し、磁気抵抗を少なくすることのできる構造にしたワイヤドッ ト印字ヘッドを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案に係るワイヤドット印字ヘッドは、印字ワイヤ を有する複数のアーマチュアが固着された板バネを永久磁石の吸引で偏倚状態に 保持しておくとともに、電磁石を励磁させて前記永久磁石の吸引力を打ち消して 前記板バネを開放し、前記板バネの復帰力と前記板バネによる一次振動の不動点 を中心とした前記アーマチュアの回転とで前記印字ワイヤを突出させて印字を行 うものであって、前記アーマチュアの長軸方向に沿う左右両側に沿って、かつ間 にスリットが形成された非接触状態で先端が前記電磁石のコアの横まで延ばされ て設けられ、前記永久磁石の磁気回路を形成するヨークを備えるとともに、前記 スリットを、前記不動点付近が最小幅で、前記板バネの自由端側に向かうに従っ て次第に広がるようにして形成したものである。
【0014】
【作用】
この構成によれば、ヨークが、アーマチュアの長軸方向に沿う左右両側に沿っ て、かつ間にスリットが形成された非接触状態で先端が電磁石のコアの横まで延 ばされて設けられているとともに、アーマチュアとヨーク間の上記スリットを、 不動点付近が最小幅で、板バネの自由端側に向かうに従って次第に広がるように して形成しているので、アーマチュアのコア上部における磁束をヨークに流し易 くなり、アーマチュアの磁気飽和を解消することができる。これによってスリッ ト部分の磁気抵抗も少なくなり、消磁効率も改善される。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を用いて詳細に説明する。 図2は本考案に係るワイヤドット印字ヘッドの一実施例を示すものである。ま た、図2において図5乃至図7図と同一符号を付したものは図5乃至図7と同一 のものを示している。
【0016】 図2において、印字ヘッド50は、バネチャージ型のワイヤドット印字ヘッド で、ガイドノーズ1,ガイドホルダ1A,上ヨーク23,バイアス用の板バネ3 ,スペーサ4,中ヨーク5,永久磁石6,下ヨーク7,ベースフレーム8,絶縁 板9,プリント基板10,コイル組立体11,キャップ13,ドットワイヤ14 ,アーマチュア24,先端ワイヤガイド16,中間ワイヤガイド17a,17b ,クランプスプリング18等で構成されている。
【0017】 また、上記コイル組立体11は電磁石を構成しているもので、ボビン19、励 磁用のコイル20、棒状のコア21、一対の端子22とを一体的に有してユニッ ト化されている。さらに、このユニット化された状態でベースフレーム8に組み 込まれ、端子22をプリント基板10の裏面側にハンダ固定して実装される。な お、このコイル組立体11はドットワイヤ14に対応する毎に、その数だけ配設 される。
【0018】 図1は、図2に示した印字ヘッド50の上ヨーク23,アーマチュア24,板 バネ3の配置構成を、装着台30にセットした状態で示した組み立て途中でのも のである。 図1に示すように、アーマチュア24は、上ヨーク23に形成された切り欠き 部27内に、このアーマチュア15の長軸方向に沿う左右両側と上ヨーク23と の間に空隙(以下、これを「スリット28」と言う。)が形成された非接触状態 で位置決めされ、図1(および図4)に符号Pで示す線を板バネ3による一次振 動の不動点、すなわち回転中心として板バネ3上に取り付けられている。また、 アーマチュア24は、自由端側の近傍点Qの部分まで切り欠き部27内に配置さ れて、上ヨーク23と対向し合う面が多くなるように設定されている。すなわち 、この近傍点Qと対応している上ヨーク23は、コア21の横まで延ばされ、こ のコイル21の中心側端面21aと略対応していることになる。さらに、上ヨー ク23と対向するアーマチュア24の左右両側面24aは、それぞれ近傍点Qか ら不動点Pに進むに従って上ヨーク23側に徐々に接近し、不動点Pの部分で最 大、逆に言えばスリット28の幅が不動点Pの部分で最小となるようにして形成 されている。この実施例の構造では、近傍点Qの周辺におけるスリット幅を約0. 1mm 程度とし、不動点Pの部分ではこれよりも狭くなり、またアーマチュア24 の短軸方向の幅は軽量化を図るために従来構造のものに比べて薄く形成している 。なお、不動点Pよりもセットピン29側に位置する側面24aにはテーパーを 設けなくても差し支えなく、またスリット28の幅も不動点Pから近傍点Qにか けてのスリット28の幅より大きくても差し支えないものである。
【0019】 そして、この上ヨーク23に対してアーマチュア24および板バネ3を組み立 てる場合は、まず装着台30にアーマチュア24の位置決め用治具30a,30 bをそれぞれセットする。 次いで、この装着台30にセットピン29を介して上ヨーク23をセットし、 この後からアーマチュア24を上ヨーク23の切り欠き部27内にはめ込み、ア ーマチュア24の近傍点Q側の端部を一対の位置決め用治具30a,30aで挟 み、不動点P側の端部を位置決め用治具30bにて位置決めさせる。 次に、板バネ3をセットピン29を介してセットし、アーマチュア24と板バ ネ3と上ヨーク23とを固着すると、スプリングアッセンブリが組み立てられる 。なお、この実施例の構造におけるスプリングアッセンブリとしては、不動点P と、ドットワイヤ14に印字時の衝撃力が加わったときのアーマチュア24の瞬 間回転中心が一致しているタイプのものを適用するのが好ましい。これは、万一 、アーマチュア24の動作中にアーマチュア24と上ヨーク23とが接触した場 合、この接触がアーマチュア24の移動が少ない部分ならばアーマチュア24の 動作に対する影響が少ないためである。
【0020】 次に、この印字ヘッド50の動作について説明する。 まず、この印字ヘッド50では、コイル20への電流のオン・オフによってド ットワイヤ14を駆動するものであり、印字をしないときにはコイル20への電 流を断ち(オフ)、印字する場合に電流を流す(オン)ようになっている。 すなわち、コイル20への通電がなされていない非印字状態のとき、永久磁石 6の磁束は、下ヨーク7,ベースフレーム8,コア21,板バネ3,アーマチュ ア24,上ヨーク23,スペーサ4,中ヨーク5を通って再び永久磁石6に戻る ルートで流れる。そして、このとき生ずる磁気吸引力で、アーマチュア24は図 3中に点線で示すように板バネ3を偏倚しながらコア21に吸着され、ドットワ イヤ14の全体がガイドノーズ1内側に引き込まれた状態にある。
【0021】 これに対して、コイル20に電流を流して励磁させると、永久磁石6の磁束と は逆の磁束がコイル20に生じる。これによって永久磁石6の磁束が打消され、 コア21に偏倚状態で吸着されていた板バネ3が開放される。すると、板バネ3 の弾性反力によって、アーマチュア24がこの他端を中心として図示せぬプラテ ン側へ図3中に実線で示すように、不動点Pを中心にして回転し、自由端に取り 付けているドットワイヤ14を瞬時に突出させる。このときのドットワイヤ14 の移動は、先端ワイヤガイド16,中間ワイヤガイド17a,17bによってガ イドされる。そして、この突出したドットワイヤ14で図示せぬ印字リボンを介 して同じく図示せぬ印字媒体をインパクトさせて印字が行われる。また、アーマ チュア24を一度開放した後は再びコイル20への通電が断たれる。すると、印 字媒体をインパクトして戻ってきたドットワイヤ14と共にアーマチュア24が コア21側に吸着保持される。
【0022】 よって、この動作を複数のドットワイヤ14毎に行わせるとドット構成の文字 やグラフィックパターンが表れ、また印字ヘッド50のスペース方向に移動させ ながら順次実行させると、ドット構成の文字やグラフィックパターンが印字媒体 上に印字される。
【0023】 そして、この実施例によるワイヤドット印字ヘッド50によれば、アーマチュ ア24の長軸方向に沿う左右両側に沿って、かつ間にスリット28を設けて非接 触状態で先端が電磁石としてのコイル組立体11におけるコア21の中心側端面 21aと略対応している横の部分まで延ばされて設けられ、永久磁石6の磁気回 路を形成する上ヨーク23を備え、また上ヨーク23と対向するアーマチュア2 4の側面24aを、近傍点Qから不動点Pに進むに従って上ヨーク23側に徐々 に接近し不動点Pの部分で最大となるように、すなわちスリット28の幅が不動 点Pの部分で最小となるようにして形成しているので、アーマチュア24と上ヨ ーク23間のスリット28の幅が狭まって磁気抵抗が下がる。加えて、上ヨーク 23がコア21の中心側端面21aまで延ばした状態に形成しているので、この 構造のワイヤドット印字ヘッド50では図4に示すように磁束Φが流れ、図7に 示した従来の磁束Φの流れに対して、アーマチュア24の長軸方向を流れる磁束 Φの密度Bが減少し、アーマチュア24での磁気飽和が解消される。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したとおり、本考案に係るワイヤドット印字ヘッドによれば、ヨーク が、アーマチュアの長軸方向に沿う左右両側に沿って、かつ間にスリットが形成 された非接触状態で先端が電磁石のコアの横まで延ばされて設けられているとと もに、アーマチュアとヨーク間の上記スリットを、不動点付近が最小幅で、板バ ネの自由端側に向かうに従って次第に広がるようにして形成しているので、アー マチュアのコア上部における磁束をヨークに流し易くなり、アーマチュアの磁気 飽和を解消することができる。これによってスリット部分の磁気抵抗も少なくな り、消磁効率も改善される効果等が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るワイヤドット印字ヘッドの上ヨー
クとアーマチュアと板バネの配置構成を、装着台にセッ
トした組立途中の状態で示した図である。
【図2】本考案に係るワイヤドット印字ヘッドの一実施
例を示す断面図である。
【図3】アーマチュアの板バネに対する一次振動の動作
を説明するための図である。
【図4】アーマチュアからヨークへ向かう磁束の流れを
示す模式図である。
【図5】従来のワイヤドット印字ヘッドの一例を示す断
面図である。
【図6】図5に示した同上ワイヤドット印字ヘッドの上
ヨークとアーマチュアと板バネの配置構成を示した図で
ある。
【図7】図5に示した同上ワイヤドット印字ヘッドにお
いてアーマチュアからヨークへ向かう磁束の流れを示す
模式図である。
【図8】磁束密度と磁化力との関係を示す特性図であ
る。
【符号の説明】
3 板バネ 6 永久磁石 11 コイル組立体(電磁石) 14 ドットワイヤ(印字ワイヤ) 21 コア 23 上ヨーク 24 アーマチュア 28 スリット 50 印字ヘッド P 不動点(回転中心)
フロントページの続き (72)考案者 石川 匡幸 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ワイヤを有する複数のアーマチュア
    が固着された板バネを永久磁石の吸引で偏倚状態に保持
    しておくとともに、電磁石を励磁させて前記永久磁石の
    吸引力を打ち消して前記板バネを開放し、前記板バネの
    復帰力と前記板バネによる一次振動の不動点を中心とし
    た前記アーマチュアの回転とで前記印字ワイヤを突出さ
    せて印字を行うワイヤドット印字ヘッドにおいて、 前記アーマチュアの長軸方向に沿う左右両側に沿って、
    かつ間にスリットが形成された非接触状態で先端が前記
    電磁石のコアの横まで延ばされて設けられ、前記永久磁
    石の磁気回路を形成するヨークを備えるとともに、 前記スリットを、前記不動点付近が最小幅で、前記板バ
    ネの自由端側に向かうに従って次第に広がるようにして
    形成したことを特徴とするワイヤドット印字ヘッド。
JP811792U 1992-01-28 1992-01-28 ワイヤドット印字ヘッド Pending JPH0558291U (ja)

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JP811792U JPH0558291U (ja) 1992-01-28 1992-01-28 ワイヤドット印字ヘッド

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