JPH06115111A - インパクトドットヘッド - Google Patents

インパクトドットヘッド

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Publication number
JPH06115111A
JPH06115111A JP26493492A JP26493492A JPH06115111A JP H06115111 A JPH06115111 A JP H06115111A JP 26493492 A JP26493492 A JP 26493492A JP 26493492 A JP26493492 A JP 26493492A JP H06115111 A JPH06115111 A JP H06115111A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
wire
tip guide
nose
face
Prior art date
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Pending
Application number
JP26493492A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Tanaka
実 田中
Takashi Asada
尚 淺田
Osamu Koshiishi
修 輿石
Masaki Shimomura
正樹 下村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Publication of JPH06115111A publication Critical patent/JPH06115111A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インパクトドットヘッドにおいて印字紙の端
面通過時のワイヤ折れを防止する。 【構成】 先端ガイド6をノーズ1に設けた先端ガイド
溝23に係合し、先端ガイド6をノーズ1の壁とノーズ
壁部材143により弾性的に支持し先端ガイド6をキャ
リッジ移動方向に摺動可能に支持した。 【効果】 印字領域の設定を誤って、印字紙からはずれ
た位置から印字を開始し、印字の途中で印字紙の端面を
通過する状況下においても、先端ガイド6が先端ガイド
溝23に沿って変位できるため印字ワイヤ折れを防止で
きる。さらに前記効果を有する高信頼性の先端ガイド構
造が安価に実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインパクトドットマトリ
ックスプリンタの印字ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のインパクトドットヘッドを図7、
図8に示す。図7は正面図、図8は図7のF−F断面を
示している。図8に図示したように、インパクトドット
ヘッドはプラテンと平行に図の紙面と垂直方向へ移動し
ながら印字ワイヤ8を突出しプラテン12上の印字紙1
9にインクリボン21を介して衝撃力を与えドットを形
成する印字要素である。ここで、ドットを印字紙19の
所定の位置に形成するために、印字ワイヤ8は中間ガイ
ド7と先端ガイド6によって摺動可能に配列、支持され
ている。
【0003】先端ガイド6のヘッド本体への取り付け方
法としては、先端ガイド6および中間ガイド7はノーズ
1に直接装着されている。更に先端ガイド6は位置決め
されて、接着剤等でノーズ1に固着されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】インパクトドットプリ
ンタでは、印字領域の設定を誤って、印字紙からはずれ
た位置から印字動作を開始した場合、印字動作を行いな
がら印字紙の端面を通過する状況下において、印字ワイ
ヤ8が折れるという現象がある。近年、印字紙の多様化
が進み、厚紙や枚数の多い複写伝票など総紙厚の厚い印
字紙に印字が行われるようになり、一層印字紙の端面で
の印字ワイヤ折れが多発し問題になっていた。以下にイ
ンパクトドットヘッドが印字動作しながら印字紙の端面
を通過する時に起こる印字ワイヤ折れのメカニズムを説
明する。図9に示すようにインパクトドットヘッドが印
字紙からはずれた位置から印字動作を開始し、左から右
へ移動しながら印字ワイヤ8が駆動され飛び出した状態
で印字紙19の端面を通過すると、印字ワイヤ8が印字
紙19の端面に衝突し力Aを受ける。この結果印字ワイ
ヤ8は撓められ、印字ワイヤ8は先端ガイド6に設けら
れたガイド穴32から反力Bを受ける。ここで、印字ワ
イヤ8とインクリボン21との摩擦係数をα、印字ワイ
ヤ8と先端ガイド6との摩擦係数をβとすると、印字ワ
イヤ8の復帰方向と逆方向に摩擦力CおよびDが印字ワ
イヤ8に作用する。これらの摩擦力C(=αA)および
D(=βB)によって印字ワイヤ8の復帰動作(X方
向)が妨げられ、印字ワイヤ8が飛び出した状態のまま
でインパクトドットヘッドは図の左から右へ向かって移
動を続けるため、印字ワイヤ8はさらに撓められること
になる。この結果、印字ワイヤ8の曲げ応力が許容応力
を超えると印字ワイヤ8は折れに至り、以降はドットが
欠落するため正常な印字が行えなくなる。
【0005】図9では印字紙の左端より外れた位置から
右に向かって印字動作をした場合を例にとって説明した
が印字紙の右端より外れた位置から左に向かって印字動
作をした場合も同様である。
【0006】従来のインパクトドットヘッドで、上述し
たような印字ワイヤ折れを回避するための方法として、
図8に示す復帰バネ15のバネ力を強くして図9に示す
摩擦力C+Dを上回るように印字ワイヤ8の復帰力を著
しく大きくする方法が挙げられる。しかしながらその大
きな復帰力のために、十分な印字力を得るには非常に大
きな駆動電流が必要となる。従って、電源容量を大きく
しなくてはならず、さらに駆動電流の増加に伴いヘッド
の発熱も増えてしまうという問題点を有しており、イン
パクトドットヘッドが印字動作しながら印字紙の端面を
通過する時に起こる印字ワイヤ折れは実用上不可避であ
った。本発明は従来のこのような問題点を解決するため
のもので、印字領域の設定を誤って、印字紙19からは
ずれた位置から印字動作を開始し、インパクトドットヘ
ッドが印字動作を行いながら印字紙19の端面を通過し
ても印字ワイヤ折れが発生しない高信頼性のインパクト
ドットヘッドを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のインパクトドットヘッドは、ワイヤを摺動
可能に支持する先端ガイドとこの先端ガイドを支持する
ノーズを有し、印字紙に沿って往復運動するキャリッジ
に搭載され、先端ガイドがノーズに設けた先端ガイド溝
内で、キャリッジ移動方向に摺動可能に弾性支持された
インパクトドットヘッドにおいて、ノーズに設けられた
先端ガイド溝の片側が壁となりもう一方が開口されてい
ることを特徴とする。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明のインパクトドットヘッドの正面
図、図2はノ−ズ部の分解斜視図、図3は図1における
F−F断面を示す断面図である。ノーズ1には先端ガイ
ド溝23が設けられ、この先端ガイド溝23によって弾
性腕142が設けられた先端ガイド6が左右方向移動可
能に保持され、印字ワイヤ8を所定位置に配列させてい
る。ノーズ1に設けた先端ガイド溝23は貫通溝にせず
先端ガイド6を挿入する側の反対の壁を残しておき、先
端ガイド6を挿入後、挿入側をノ−ズ壁部材143で塞
ぎ固着してある。これにより先端ガイド6の弾性腕14
2とノーズの壁とノーズ壁部材143により、先端ガイ
ド6はノーズ窓部30の中心に弾性的に保持されてい
る。中間ガイド7はノーズ1の中間ガイド溝24によっ
て保持されている。フレーム2には絶縁部材9を介して
プリント配線基板10が配設されている。前記フレーム
2は円筒状をしておりその底面からは複数個のフレーム
コア部14が互いに平行に立設されている。これらのフ
レームコア部14にはコイル20が挿着されておりプリ
ント配線基板10に接続されている。また、フレーム2
の内周リング部11にはスプリングホルダ13が取り付
けられている。スプリングホルダ13にはフレームコア
部14と同数の復帰バネ15が装着されており、同時に
スプリングホルダ13に設けたガイド溝がレバー16の
先端部を案内している。つぎに、フレーム2の上面(図
3において左側)には第1ヨーク3・第2ヨーク4が取
り付けられこの第1ヨーク3・第2ヨーク4によりフレ
ームコア部14に対面させたレバー16が位置決めされ
ている。これらのレバー16の先端には印字ワイヤ8が
固着されており、復帰バネ15により復帰方向に付勢さ
れている。またスプリングホルダ13の上面に当接させ
てダンパホルダ5が取り付けられ、このダンパホルダ5
の中央部にはダンパ17が取り付けられ、このダンパ1
7にレバー16の先端背面部が当接されている。同時に
ダンパホルダ5には支点押えバネ22が取り付けられて
おり、レバー16支点部を弾性的に支持している。
【0009】このような構成においてプリント配線基板
10に接続されたコイル20は印字信号に応じて選択的
に通電され、コイル20によって励起された磁束はフレ
ームコア部14、フレーム2、第1ヨーク3、第2ヨー
ク4、レバー16を通ってフレームコア部14に戻るル
ープを通る。これによりフレームコア部14とレバー1
6との間に磁気吸引力が働きレバー16を進出させ、レ
バー16の先端に固着された印字ワイヤ8はプラテン1
2上の印字紙19にインクリボン21を介して衝撃力を
与えドットを形成させる。ドット形成後、レバー16は
復帰バネ15のバネ力によって復帰動作に移行し、ダン
パホルダ5に支持されたダンパ17に衝突し待機状態に
戻る。
【0010】このような構成のインパクトドットヘッド
で、印字領域の設定を誤って、印字紙からはずれた位置
から印字を開始し、印字の途中で印字紙19の端面を通
過する場合、図4に示すように印字ワイヤ8が駆動され
飛び出した状態で印字紙19の端面を通過すると、印字
ワイヤ8が印字紙19の端面に衝突し力Aを受ける。こ
の結果印字ワイヤ8は先端ガイド6に設けられたガイド
穴32の内面を力Bで押圧される。力Bの反作用として
先端ガイド6はノーズ1の先端ガイド溝23に沿ってキ
ャリッジ移動方向と反対方向に変位する。ここで、印字
ワイヤ8とインクリボン21との摩擦係数をα、印字ワ
イヤ8と先端ガイド6との摩擦係数をβとすると、印字
ワイヤ8の運動方向と逆方向すなわち復帰動作を妨げる
方向に摩擦力C(=αA)およびD(=βB)が作用す
るが、先端ガイド6が変位することで力AおよびBが軽
減され、この結果、摩擦力CおよびDが軽減される。こ
こで、弾性腕142のバネ定数を適切に設定すれば摩擦
力CおよびDの印字ワイヤ8の復帰動作への影響を少な
くでき、印字紙19の端面衝突時においても通常印字時
と同様に印字ワイヤ折れに至ることなく印字ワイヤ8は
待機状態に戻ることができる。一方、インパクトドット
ヘッドが印字紙19の端面を通過した後は、弾性腕14
2の弾性力によって先端ガイド6はノーズ1の窓部30
の中心に戻るため、従来のインパクトドットヘッドと同
様の高印字品質の印字が維持できる。本発明の先端ガイ
ド構造では、ノーズ1に先端ガイド溝23が容易に形成
できる安価な構造となっており、さらに先端ガイド溝の
片側が壁となっているため、もう一方の開口部のみをノ
ーズ壁部材143で塞ぐことで先端ガイドを弾性支持す
ることができる。
【0011】先端ガイド6の材質としては摩擦係数の小
さい合成樹脂、例えばポリアセタールやポリプロピレ
ン、更に前述の材料に四フッ化エチレン繊維を添加した
もの、含油樹脂のような低摩擦係数のものがよい。なぜ
なら、材料の摩擦係数βが小さいものであるとさらに摩
擦力Dを軽減でき、より一層耐ワイヤ折れ性の高いイン
パクトドットヘッドが達成できるからである。
【0012】以上直接吸引型のインパクトドットヘッド
を例に説明したが、スプリングチャージ型や圧電型のイ
ンパクトドットヘッドにも本発明が適用できることは明
らかである。
【0013】更に先端ガイド6をノーズ窓部30の中央
に位置させる方法として、図5および図6に示すように
ノーズに設けられた先端ガイド溝23の両側の壁と先端
ガイド6の間にゴムまたはスポンジでできたスペーサ1
45を挟み込み、先端ガイド6を先端ガイド溝23と係
合させて先端ガイド6に弾性を持たせてもよい。ただし
この場合は先端ガイドが持つ弾性はスペーサ145の弾
性によってなされるため先端ガイドの弾性腕142は不
要となる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプリント
ヘッドにおいては先端ガイドを片側が壁、もう一方が開
口部の形態をした先端ガイド溝内にキャリッジの移動方
向に摺動可能に支持したので、印字領域の設定を誤っ
て、印字紙からはずれた位置から印字を開始し、印字の
途中で印字紙の端面を通過する状況下においても、ワイ
ヤが印字紙端面に衝突することに起因するワイヤ折れが
発生しない高信頼性のインパクトドットヘッドが容易に
しかも安価に得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインパクトドットヘッドの正面図であ
る。
【図2】本発明のノーズ部の分解斜視図である。
【図3】本発明のインパクトドットヘッドの図1におけ
るF−F断側面図である。
【図4】本発明の先端ガイド部の印字紙端面通過時を示
す断面図である。
【図5】本発明のその他の実施例を示すインパクトドッ
トヘッドの正面図である。
【図6】本発明のその他の実施例を示すノーズ部の分解
斜視図である。
【図7】従来のインパクトドットヘッドの正面図であ
る。
【図8】従来のインパクトドットヘッドの図7における
E−E断側面図である。
【図9】従来の先端ガイド部の印字紙端面通過時を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 ノーズ 2 フレーム 3 第1ヨーク 4 第2ヨーク 5 ダンパホルダ 6 先端ガイド 7 中間ガイド 8 ワイヤ 9 絶縁部材 10 プリント配線基板 11 フレーム内周リング部 12 プラテン 13 スプリングホルダ 14 フレームコア部 15 復帰バネ 16 レバー 17 ダンパ 18 ノーズガイド 19 印字紙 20 コイル 21 インクリボン 22 支点押えバネ 23 先端ガイド溝 24 中間ガイド溝 30 ノーズ窓部 32 ガイド穴 142 先端ガイド弾性腕 143 ノーズ壁部材 144 コイルバネ 145 スペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下村 正樹 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイヤを摺動可能に支持する先端ガイドと
    該先端ガイドを支持するノーズを有し、印字紙に沿って
    往復運動するキャリッジに搭載され、前記先端ガイドが
    前記ノーズに設けた先端ガイド溝内で、キャリッジ移動
    方向に摺動可能に弾性支持されたインパクトドットヘッ
    ドにおいて、前記ノーズに設けられた前記先端ガイド溝
    の片側が壁となりもう一方が開口されていることを特徴
    とするインパクトドットヘッド。
JP26493492A 1992-10-02 1992-10-02 インパクトドットヘッド Pending JPH06115111A (ja)

Priority Applications (1)

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JP26493492A JPH06115111A (ja) 1992-10-02 1992-10-02 インパクトドットヘッド

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JP26493492A JPH06115111A (ja) 1992-10-02 1992-10-02 インパクトドットヘッド

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JPH06115111A true JPH06115111A (ja) 1994-04-26

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