JPH06115108A - インパクトドットヘッド - Google Patents

インパクトドットヘッド

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JPH06115108A
JPH06115108A JP26761192A JP26761192A JPH06115108A JP H06115108 A JPH06115108 A JP H06115108A JP 26761192 A JP26761192 A JP 26761192A JP 26761192 A JP26761192 A JP 26761192A JP H06115108 A JPH06115108 A JP H06115108A
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JP
Japan
Prior art keywords
guide
nose
wire
impact dot
dot head
Prior art date
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Pending
Application number
JP26761192A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Shimomura
正樹 下村
Osamu Koshiishi
修 輿石
Takashi Asada
尚 淺田
Minoru Tanaka
実 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Publication of JPH06115108A publication Critical patent/JPH06115108A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インパクトドットヘッドにおいて印字動作を
しながら印字紙の端面を通過する場合でもワイヤ折れが
発生しないようにする。 【構成】 先端ガイド6を保持するノーズガイド18を
ガイド支持部225とノーズ当接部226と揺動バネ部
227とから一体的に構成し、ガイド支持部225を印
字桁方向に揺動可能に支持した。 【効果】 印字領域の設定を誤って、印字紙からはずれ
た位置から印字動作を開始し、インパクトドットヘッド
が印字動作を行いながら印字紙の端面を通過する状況下
においても、ノーズガイド18のガイド支持部225が
角変位できるため、ワイヤ折れを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインパクトドットマトリ
ックスプリンタの印字ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のインパクトドットヘッドを図8、
図9に示す。図8に図示したように、インパクトドット
ヘッドはプラテン12と平行に図の紙面と垂直方向へ移
動しながらワイヤ8を突出させプラテン12上の印字紙
19にインクリボン21を介して衝撃力を与えドットを
形成する印字要素である。ここで、ドットを印字紙19
の所定の位置に形成するために、ワイヤ8は中間ガイド
7と先端ガイド6によって摺動可能に配列、支持されて
いる。
【0003】先端ガイド6のヘッド本体への取り付け方
法としては、特開平2−530に提案されている如きも
のが知られている。このインパクトドットヘッドは図9
に示すようにノーズガイド18に先端ガイド6および中
間ガイド7を挿着し、さらにノーズガイド18はノーズ
ガイド18へ先端ガイド6を挿着した状態の形状にフィ
ットする長円状の窓部30を設けた金属製のノーズ1に
挿着されている。先端ガイド6の位置決めは、印字紙に
垂直な方向はノーズガイド18の先端ガイド溝23で行
われ、印字紙に平行な方向はノーズ1の長円状の窓部3
0で行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】インパクトドットプリ
ンタでは、印字領域の設定を誤って、印字紙からはずれ
た位置から印字動作を開始した場合、インパクトドット
ヘッドが印字動作を行いながら印字紙の端面を通過する
状況下において、ワイヤ8が折れるという現象がある。
近年、印字紙の多様化が進み、厚紙や枚数の多い複写伝
票など総紙厚の厚い印字紙に印字が行われるようにな
り、一層印字紙の端面でのワイヤ折れが多発し問題にな
っていた。以下にインパクトドットヘッドが印字動作を
しながら印字紙の端面を通過する時に起こるのワイヤ折
れのメカニズムを説明する。図10は図8におけるF視
断平面図である。図10に示すようにインパクトドット
ヘッドが印字紙19からはずれた位置から印字動作を開
始し、図の左から右へ移動しながらワイヤ8が駆動され
飛び出した状態で印字紙19の端面を通過すると、ワイ
ヤ8が印字紙19の端面に衝突し力Aを受ける。この結
果ワイヤ8は撓められ、ワイヤ8は先端ガイド6に設け
られたガイド穴32から反力Bを受ける。ここで、ワイ
ヤ8とインクリボン21との摩擦係数をα、ワイヤ8と
先端ガイド6との摩擦係数をβとすると、図10の図中
X方向で示されたワイヤ8の復帰方向と逆方向に摩擦力
CおよびDがワイヤ8に作用する。これらの摩擦力C
(=αA)およびD(=βB)によってワイヤ8の復帰
動作が妨げられ、ワイヤ8が飛び出した状態のままでイ
ンパクトドットヘッドは図の左から右へ向かって移動を
続けるためワイヤ8はさらに撓められることになる。こ
の結果、ワイヤ8の曲げ応力が許容応力を超えるとワイ
ヤ8は折れに至り、以降はドットが欠落するため正常な
印字が行えなくなる。
【0005】図10では印字紙の左端より外れた位置か
ら右に向かって印字動作をした場合を例にとって説明し
たが、印字紙の右端より外れた位置から左に向かって印
字動作をした場合も同様である。
【0006】従来のインパクトドットヘッドは、上述し
たようなワイヤ折れを回避する方法として、図8に示す
復帰バネ15のバネ力を強くしてワイヤ8の復帰力を著
しく大きくする方法が挙げられる。しかしながらその大
きな復帰力のために、十分な印字力を得るには非常に大
きな駆動電流が必要となる。従って、電源容量を大きく
しなくてはならず、さらに駆動電流の増加に伴いヘッド
の発熱も増えてしまうという問題点を有しており、イン
パクトドットヘッドが印字動作をしながら印字紙の端面
を通過する時に起きるワイヤ折れは実質的に不可避であ
った。本発明は従来のこのような問題点を解決するため
もので、印字領域の設定を誤って、印字紙19からはず
れた位置から印字動作を開始し、インパクトドットヘッ
ドが印字動作を行いながら印字紙19の端面を通過して
もワイヤ折れが発生しない高信頼性のインパクトドット
ヘッドを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のインパクトドットヘッドは、ノーズガイド
がバネ性を有し、キャリッジ移動方向に揺動可能である
ことを特徴とする。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明のインパクトドットヘッドの側面
図、図2は正面図、図3は図1におけるE視平面図、図
4は図2におけるF−F断面を示す断面図、図5はノー
ズガイド部の分解斜視図、図6はノーズガイド18の斜
視図である。
【0009】本発明のノーズガイド18は図6に示すよ
うに、ガイド支持部225とノーズ当接部226と揺動
バネ部227とから一体的に連結形成されている。ノー
ズ当接部226はノーズ1とフレーム2により挟持され
ノーズガイド18の位置決めを行う部分である。ガイド
支持部225はコの字形の部分で、先端ガイド溝23お
よび中間ガイド溝24が設けられ、この先端ガイド溝2
3および中間ガイド溝24によって先端ガイド6および
中間ガイド7を保持し、ワイヤ8を所定位置に配列させ
ている。揺動バネ部227は上述のガイド支持部225
とノーズ当接部226を連結している部分で、細い形状
であるため剛性が低く、曲げ力が加わると容易に弾性変
形できる。
【0010】上述のような構成のノーズガイド18はノ
ーズ1に挿入され、ノーズガイド18に保持された先端
ガイド6はノーズ1の窓部30に挿入されるが、窓部3
0は先端ガイド6の上下端をスライド可能に案内するの
みで、先端ガイド6の左右端はノーズ1の窓部30に対
して隙間を持っている。フレーム2には絶縁部材9を介
してプリント配線基板10が配設されている。前記フレ
ーム2は円筒状をしておりその底面からは複数個のフレ
ームコア部14が互いに平行に立設されている。これら
のフレームコア部14にはコイル20が挿着されており
プリント配線基板10に接続されている。また、フレー
ム2の内周リング部11にはスプリングホルダ13が取
り付けられている。スプリングホルダ13にはフレーム
コア部14と同数の復帰バネ15が装着されており、同
時にスプリングホルダ13に設けたガイド溝がレバー1
6の先端部を案内している。つぎに、フレーム2の上面
(図4において左側)には第1ヨーク3・第2ヨーク4
が取り付けられこの第1ヨーク3・第2ヨーク4により
フレームコア部14に対面させたレバー16が位置決め
されている。これらのレバー16の先端にはワイヤ8が
固着されており、復帰バネ15により復帰方向に付勢さ
れている。またスプリングホルダ13の上面に当接させ
てダンパホルダ5が取り付けられ、このダンパホルダ5
の中央部にはダンパ17が取り付けられ、このダンパ1
7にレバー16の先端背面部が当接されている。同時に
ダンパホルダ5には支点押えバネ22が取り付けられて
おり、レバー16支点部を弾性的に支持している。
【0011】このような構成においてプリント配線基板
10に接続されたコイル20は印字信号に応じて選択的
に通電され、コイル20によって励起された磁束はフレ
ームコア部14、フレーム2、第1ヨーク3、第2ヨー
ク4、レバー16を通ってフレームコア部14に戻るル
ープを通る。これによりフレームコア部14とレバー1
6との間に磁気吸引力が働きレバー16を進出させ、レ
バー16の先端に固着されたワイヤ8はプラテン12上
の印字紙19にインクリボン21を介して衝撃力を与え
ドットを形成させる。ドット形成後、レバー16は復帰
バネ15のバネ力によって復帰動作に移行し、ダンパホ
ルダ5に支持されたダンパ17に衝突し待機状態に戻
る。
【0012】このような構成のインパクトドットヘッド
を備えたプリンタで、印字領域の設定を誤って、印字紙
からはずれた位置から印字動作を開始し、印字動作を行
いながらインパクトドットヘッドが印字紙19の端面を
通過する場合を図7に基づいて説明する。図7は図4に
おけるG視断平面図であり、インパクトドットヘッドが
印字紙19からはずれた位置から印字動作を開始し、図
の左から右へ移動しながらワイヤ8が駆動され飛び出し
た状態で印字紙19の端面を通過すると、ワイヤ8が印
字紙19の端面に衝突し力Aを受ける。この結果ワイヤ
8は先端ガイド6に設けられたガイド穴32を左に押圧
し、ワイヤ8はこれに対する反力Bを受ける。押圧され
た先端ガイド6はノーズガイド18の揺動バネ部227
を弾性変形させ、ノーズガイド18のガイド支持部22
5は揺動バネ部227を中心として角変位する。ここ
で、ワイヤ8とインクリボン21との摩擦係数をα、ワ
イヤ8と先端ガイド6との摩擦係数をβとすると、ワイ
ヤ8の運動方向と逆方向すなわち復帰動作を妨げる方向
に摩擦力C(=αA)およびD(=βB)が作用する
が、ノーズガイド18のガイド支持部225が角変位す
ることで力AおよびBが軽減され、この結果、摩擦力C
およびDが軽減される。このため、ワイヤ8が飛び出し
た状態でインパクトドットヘッドが印字紙19の端面を
通過する場合においてもワイヤ折れに至ることなくワイ
ヤ8は待機状態に戻ることができる。一方、印字紙19
の端面を通過した後は、揺動バネ部227の弾性力によ
ってノーズガイド18のガイド支持部はノーズ1の窓部
30の中心に戻るため、従来のインパクトドットヘッド
と同様の高印字品質の印字が維持できる。
【0013】また、本発明のインパクトドットヘッドは
ノーズガイド18自身にバネ性を持たせて揺動可能にし
ているため、揺動させるために特別な部品を追加しなく
ても従来のインパクトドットヘッドの部品形状を変更す
るだけで実施ができる。
【0014】上記の実施例はノーズガイド18の一部を
切り欠いてノーズガイド18にバネ性を与えた実施例で
あるが、ノーズガイド18にバネ性を与えることができ
れば切り欠き部形状の如何にかかわらず同様の効果が得
られることは明白である。また、切り欠き部を設けなく
とも、部分的に板厚を薄くして剛性を落としたり、ノー
ズガイド全体をゴム等の弾性変形しやすい材料で構成し
たりすれば同様の効果が得られることは明白である。
【0015】先端ガイド6の材質としては摩擦係数の小
さい材料、例えばポリアセタールやポリプロピレン、四
フッ化エチレン繊維添加樹脂、含油樹脂がよい。なぜな
ら、材料の摩擦係数βが小さいものであるとさらに摩擦
力Dを軽減でき、より一層耐ワイヤ折れ性の高いインパ
クトドットヘッドが達成できるからである。
【0016】以上直接吸引型のインパクトドットヘッド
を例に説明したが、スプリングチャージ型や圧電型のイ
ンパクトドットヘッドにも本発明が適用できることは明
らかである。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプリント
ヘッドにおいてはノーズガイドをキャリッジの移動方向
に揺動可能に支持したので、印字領域の設定を誤って、
印字紙からはずれた位置から印字動作を開始し、インパ
クトドットヘッドが印字動作を行いながら印字紙の端面
を通過してもワイヤ折れが発生しない高信頼性のインパ
クトドットヘッドが得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインパクトドットヘッドの側面図であ
る。
【図2】本発明のインパクトドットヘッドの正面図であ
る。
【図3】本発明のインパクトドットヘッドのE視平面図
である。
【図4】本発明のインパクトドットヘッドのF−F断側
面図である。
【図5】本発明のノーズガイド部を示す分解斜視図であ
る。
【図6】本発明のノーズガイドを示す斜視図である。
【図7】本発明の先端ガイド部の印字紙の端面通過時を
示す平面図である。
【図8】従来のインパクトドットヘッドを示す断側面図
である。
【図9】従来のノーズガイド部を示す分解斜視図であ
る。
【図10】従来の先端ガイド部の印字紙の端面通過時を
示す平面図である。
【符号の説明】 1 ノーズ 2 フレーム 3 第1ヨーク 4 第2ヨーク 5 ダンパホルダ 6 先端ガイド 7 中間ガイド 8 ワイヤ 9 絶縁部材 10 プリント配線基板 11 フレーム内周リング部 12 プラテン 13 スプリングホルダ 14 フレームコア部 15 復帰バネ 16 レバー 17 ダンパ 18 ノーズガイド 19 印字紙 20 コイル 21 インクリボン 22 支点押えバネ 23 先端ガイド溝 24 中間ガイド溝 30 ノーズ窓部 32 ガイド穴 225 ガイド支持部 226 ノーズ当接部 227 揺動バネ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 実 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイヤを摺動可能に支持する先端ガイドと
    該先端ガイドを支持するノーズガイドと、該ノーズガイ
    ドを収納するノーズを有し、印字紙に沿って左右に運動
    するキャリッジに搭載されるインパクトドットヘッドに
    おいて、前記ノーズガイドがバネ性を有し、キャリッジ
    移動方向に揺動可能であることを特徴とするインパクト
    ドットヘッド。
JP26761192A 1992-10-06 1992-10-06 インパクトドットヘッド Pending JPH06115108A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26761192A JPH06115108A (ja) 1992-10-06 1992-10-06 インパクトドットヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26761192A JPH06115108A (ja) 1992-10-06 1992-10-06 インパクトドットヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06115108A true JPH06115108A (ja) 1994-04-26

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ID=17447124

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26761192A Pending JPH06115108A (ja) 1992-10-06 1992-10-06 インパクトドットヘッド

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