JPH06115112A - インパクトドットヘッド - Google Patents

インパクトドットヘッド

Info

Publication number
JPH06115112A
JPH06115112A JP26493592A JP26493592A JPH06115112A JP H06115112 A JPH06115112 A JP H06115112A JP 26493592 A JP26493592 A JP 26493592A JP 26493592 A JP26493592 A JP 26493592A JP H06115112 A JPH06115112 A JP H06115112A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
impact dot
guide
dot head
printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26493592A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Tanaka
実 田中
Osamu Koshiishi
修 輿石
Takashi Asada
尚 淺田
Masaki Shimomura
正樹 下村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP26493592A priority Critical patent/JPH06115112A/ja
Publication of JPH06115112A publication Critical patent/JPH06115112A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Impact Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インパクトドットヘッドにおいて印字動作を
しながら印字紙の端面を通過する場合でもワイヤ折れが
発生しないようにする。 【構成】 先端ガイド6を保持するノーズ1をガイド支
持部151と絶縁部材当接部と揺動バネ部とから一体的
に構成し、ガイド支持部151を印字桁方向に揺動可能
に支持した。 【効果】 印字領域の設定を誤って、印字紙からはずれ
た位置から印字動作を開始し、インパクトドットヘッド
が印字動作を行いながら印字紙の端面を通過する状況下
においても、ガイド支持部151が角変位できるため、
ワイヤ折れを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインパクトドットマトリ
ックスプリンタの印字ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のインパクトドットヘッドの断面図
を図5に示す。図5に図示したように、インパクトドッ
トヘッドはプラテン12と平行に図の紙面と垂直方向へ
移動しながらワイヤ8を突出させプラテン12上の印字
紙19にインクリボン21を介して衝撃力を与えドット
を形成する印字要素である。ここで、ドットを印字紙1
9の所定の位置に形成するために、ワイヤ8は中間ガイ
ド7と先端ガイド6によってワイヤ8の軸方向へ摺動可
能に配列、支持されている。
【0003】先端ガイド6および中間ガイド7のヘッド
本体への取り付け方法としては、図5に示すようにノー
ズ1に先端ガイド6および中間ガイド7が固定的に挿着
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】インパクトドットプリ
ンタでは、印字領域の設定を誤って、印字紙からはずれ
た位置から印字動作を開始した場合、インパクトドット
ヘッドが印字動作を行いながら印字紙の端面を通過する
状況下において、ワイヤ8が折れるという現象がある。
近年、印字紙の多様化が進み、厚紙や枚数の多い複写伝
票など総紙厚の厚い印字紙に印字が行われるようにな
り、一層印字紙の端面でのワイヤ折れが多発し問題にな
っていた。以下にインパクトドットヘッドが印字動作を
しながら印字紙の端面を通過する時に起こるのワイヤ折
れのメカニズムを説明する。図6は図5におけるF視断
平面図である。図6に示すようにインパクトドットヘッ
ドが印字紙19からはずれた位置から印字動作を開始
し、図の左から右へ移動しながらワイヤ8が駆動され飛
び出した状態で印字紙19の端面を通過すると、ワイヤ
8が印字紙19の端面に衝突し力Aを受ける。この結果
ワイヤ8は撓められ、ワイヤ8は先端ガイド6に設けら
れたガイド穴32から反力Bを受ける。ここで、ワイヤ
8とインクリボン21との摩擦係数をα、ワイヤ8と先
端ガイド6との摩擦係数をβとすると、図6の図中X方
向で示されたワイヤ8の復帰方向と逆方向に摩擦力Cお
よびDがワイヤ8に作用する。これらの摩擦力C(=α
A)およびD(=βB)によってワイヤ8の復帰動作が
妨げられ、ワイヤ8が飛び出した状態のままでインパク
トドットヘッドは図の左から右へ向かって移動を続ける
ためワイヤ8はさらに撓められることになる。この結
果、ワイヤ8の曲げ応力が許容応力を超えるとワイヤ8
は折れに至り、以降はドットが欠落するため正常な印字
が行えなくなる。
【0005】図6では印字紙の左端より外れた位置から
右に向かって印字動作をした場合を例にとって説明した
が、印字紙の右端より外れた位置から左に向かって印字
動作をした場合も同様である。
【0006】従来のインパクトドットヘッドは、上述し
たようなワイヤ折れを回避する方法として、図5に示す
復帰バネ15のバネ力を強くしてワイヤ8の復帰力を著
しく大きくする方法が挙げられる。しかしながらその大
きな復帰力のために、十分な印字力を得るには非常に大
きな駆動電流が必要となる。従って、電源容量を大きく
しなくてはならず、さらに駆動電流の増加に伴いヘッド
の発熱も増えてしまうという問題点を有しており、イン
パクトドットヘッドが印字動作をしながら印字紙の端面
を通過する時に起きるワイヤ折れは実質的に不可避であ
った。本発明は従来のこのような問題点を解決するため
もので、印字領域の設定を誤って、印字紙19からはず
れた位置から印字動作を開始し、インパクトドットヘッ
ドが印字動作を行いながら印字紙19の端面を通過して
もワイヤ折れが発生しない高信頼性のインパクトドット
ヘッドを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のインパクトドットヘッドは、ノーズにキャ
リッジ移動方向へ揺動可能なバネ特性を備えたことを特
徴とする。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明のインパクトドットヘッドの側面
図、図2は図1におけるA視平面図、図3は図2におけ
るF−F断面を示す断面図ある。
【0009】本発明のノーズ1は図3に示すように、ガ
イド支持部151と絶縁部材当接部152と揺動バネ部
153とから一体的に連結形成されている。ガイド支持
部151には先端ガイド取り付け部154および中間ガ
イド取り付け溝155が設けられ、この先端ガイド取り
付け部154および中間ガイド取り付け溝155によっ
て先端ガイド6および中間ガイド7を保持し、ワイヤ8
を所定位置に配列させている。揺動バネ部153は上述
のガイド支持部151と絶縁部材当接部152を連結し
ている部分で、細い形状であるため図2における上下方
向の剛性が低く、この方向に曲げ力が加わると容易に弾
性変形できる。
【0010】フレーム2には絶縁部材9を介してプリン
ト配線基板10が配設されている。フレーム2は円筒状
をしておりその底面からは複数個のフレームコア部14
が互いに平行に立設されている。これらのフレームコア
部14にはコイル20が挿着されておりプリント配線基
板10に接続されている。また、フレーム2の内周リン
グ部11にはスプリングホルダ13が取り付けられてい
る。スプリングホルダ13にはフレームコア部14と同
数の復帰バネ15が装着されており、同時にスプリング
ホルダ13に設けたガイド溝がレバー16の先端部を案
内している。つぎに、フレーム2の上面(図3において
左側)には第1ヨーク3・第2ヨーク4が取り付けられ
この第1ヨーク3・第2ヨーク4によりフレームコア部
14に対面させたレバー16が位置決めされている。こ
れらのレバー16の先端にはワイヤ8が固着されてお
り、復帰バネ15により復帰方向に付勢されている。ま
たスプリングホルダ13の上面に当接させてダンパホル
ダ5が取り付けられ、このダンパホルダ5の中央部には
ダンパ17が取り付けられ、このダンパ17にレバー1
6の先端背面部が当接されている。同時にダンパホルダ
5には支点押えバネ22が取り付けられており、レバー
16支点部を弾性的に支持している。
【0011】このような構成においてプリント配線基板
10に接続されたコイル20は印字信号に応じて選択的
に通電され、コイル20によって励起された磁束はフレ
ームコア部14、フレーム2、第1ヨーク3、第2ヨー
ク4、レバー16を通ってフレームコア部14に戻るル
ープを通る。これによりフレームコア部14とレバー1
6との間に磁気吸引力が働きレバー16を進出させ、レ
バー16の先端に固着されたワイヤ8はプラテン12上
の印字紙19にインクリボン21を介して衝撃力を与え
ドットを形成させる。ドット形成後、レバー16は復帰
バネ15のバネ力によって復帰動作に移行し、ダンパホ
ルダ5に支持されたダンパ17に衝突し待機状態に戻
る。
【0012】このような構成のインパクトドットヘッド
を備えたプリンタで、印字領域の設定を誤って、印字紙
からはずれた位置から印字動作を開始し、印字動作を行
いながらインパクトドットヘッドが印字紙19の端面を
通過する場合を図4に基づいて説明する。図4は図3に
おけるC視断面図であり、インパクトドットヘッドが印
字紙19からはずれた位置から印字動作を開始し、図の
左から右へ移動しながらワイヤ8が駆動され飛び出した
状態で印字紙19の端面を通過すると、ワイヤ8が印字
紙19の端面に衝突し力Aを受ける。この結果ワイヤ8
は先端ガイド6に設けられたガイド穴32を左に押圧
し、ワイヤ8はこれに対する反力Bを受ける。押圧され
た先端ガイド6はノーズ1の揺動バネ部153を弾性変
形させ、ノーズ1のガイド支持部151は揺動バネ部1
53を中心として角変位する。ここで、ワイヤ8とイン
クリボン21との摩擦係数をα、ワイヤ8と先端ガイド
6との摩擦係数をβとすると、ワイヤ8の運動方向と逆
方向すなわち復帰動作を妨げる方向に摩擦力C(=α
A)およびD(=βB)が作用するが、ノーズ1のガイ
ド支持部151が角変位することで力AおよびBが軽減
され、この結果、摩擦力CおよびDが軽減される。この
ため、ワイヤ8が飛び出した状態でインパクトドットヘ
ッドが印字紙19の端面を通過する場合においてもワイ
ヤ折れに至ることなくワイヤ8は待機状態に戻ることが
できる。一方、印字紙19の端面を通過した後は、揺動
バネ部153の弾性力によってノーズ1のガイド支持部
151はノーズ1の中心に戻る。またノーズ1のガイド
支持部151はキャリッジ移動方向には揺動可能である
が、キャリッジ移動方向の垂直方向については揺動バネ
部の垂直方向の剛性が高い為、キャリッジ移動方向の垂
直方向へは揺動しないため従来のインパクトドットヘッ
ドと同様の高印字品質の印字が維持できる。
【0013】また、本発明のインパクトドットヘッドは
ノーズ1自身にバネ性を持たせて揺動可能にしているた
め、揺動させるために特別な部品を追加しなくても従来
のインパクトドットヘッドの部品形状を変更するだけで
実施ができる。
【0014】上記の実施例はノーズ1の一部を切り欠い
てノーズ1にバネ性を与えた実施例であるが、ノーズ1
にバネ性を与えることができれば切り欠き部形状の如何
にかかわらず同様の効果が得られることは明白である。
また、切り欠き部を設けなくとも、部分的に板厚を薄く
して剛性を落としたり、ノーズガイド全体をゴム等の弾
性変形しやすい材料で構成したりすれば同様の効果が得
られることは明白である。
【0015】先端ガイド6の材質としては摩擦係数の小
さい材料、例えばポリアセタールやポリプロピレン、四
フッ化エチレン繊維添加樹脂、含油樹脂がよい。なぜな
ら、材料の摩擦係数βが小さいものであるとさらに摩擦
力Dを軽減でき、より一層耐ワイヤ折れ性の高いインパ
クトドットヘッドが達成できるからである。
【0016】以上直接吸引型のインパクトドットヘッド
を例に説明したが、スプリングチャージ型や圧電型のイ
ンパクトドットヘッドにも本発明が適用できることは明
らかである。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプリント
ヘッドにおいてはノーズをキャリッジの移動方向に揺動
可能に支持したので、印字領域の設定を誤って、印字紙
からはずれた位置から印字動作を開始し、インパクトド
ットヘッドが印字動作を行いながら印字紙の端面を通過
してもワイヤ折れが発生しない高信頼性のインパクトド
ットヘッドが得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインパクトドットヘッドの側面図であ
る。
【図2】本発明のインパクトドットヘッドのA視平面図
である。
【図3】本発明のインパクトドットヘッドのF−F断側
面図である。
【図4】本発明の先端ガイド部の印字紙の端面通過時を
示す平面図である。
【図5】従来のインパクトドットヘッドを示す断側面図
である。
【図6】従来の先端ガイド部の印字紙の端面通過時を示
す平面図である。
【符号の説明】
1 ノーズ 2 フレーム 3 第1ヨーク 4 第2ヨーク 5 ダンパホルダ 6 先端ガイド 7 中間ガイド 8 ワイヤ 9 絶縁部材 10 プリント配線基板 11 フレーム内周リング部 12 プラテン 13 スプリングホルダ 14 フレームコア部 15 復帰バネ 16 レバー 17 ダンパ 19 印字紙 20 コイル 21 インクリボン 22 支点押えバネ 23 先端ガイド溝 24 中間ガイド溝 30 ノーズ窓部 32 ガイド穴 151 ガイド支持部 152 絶縁部材当接部 153 揺動バネ部 154 先端ガイド取り付け部 155 中間ガイド取り付け溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下村 正樹 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイヤを摺動可能に支持する先端ガイドと
    該先端ガイドを支持するノーズを有し、印字紙に沿って
    左右に移動するキャリッジに搭載されるインパクトドッ
    トヘッドにおいて、前記ノーズに、キャリッジ移動方向
    へ揺動可能なバネ特性を備えたことを特徴とするインパ
    クトドットヘッド。
JP26493592A 1992-10-02 1992-10-02 インパクトドットヘッド Pending JPH06115112A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26493592A JPH06115112A (ja) 1992-10-02 1992-10-02 インパクトドットヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26493592A JPH06115112A (ja) 1992-10-02 1992-10-02 インパクトドットヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06115112A true JPH06115112A (ja) 1994-04-26

Family

ID=17410237

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26493592A Pending JPH06115112A (ja) 1992-10-02 1992-10-02 インパクトドットヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06115112A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4375338A (en) Wire dot print head
JPH06115112A (ja) インパクトドットヘッド
JPH06115108A (ja) インパクトドットヘッド
JPH06115213A (ja) インパクトドットプリンタ
JPH06115109A (ja) インパクトドットヘッド
JPH0631939A (ja) インパクトドットヘッド
JPH06115105A (ja) インパクトドットヘッド
JPH06115110A (ja) インパクトドットヘッド
JPH06115111A (ja) インパクトドットヘッド
US5322379A (en) Impact dot print head and printer including same
JPH06115107A (ja) インパクトドットヘッド
US4974975A (en) Armature of printing head for use in wire printer
JPH06115106A (ja) インパクトドットプリンタ
JPH05193160A (ja) インパクトドットヘッド
JP3011513B2 (ja) ワイヤドットプリンタの印字ヘッド
JPS6339081Y2 (ja)
JP2534169Y2 (ja) インパクトドットヘッド
JPH028765Y2 (ja)
JPH04294158A (ja) インパクトドットヘッド
JPH06286169A (ja) インパクトドットヘッド
JP2000343733A (ja) ドットプリントヘッド
JPS5995163A (ja) 印字ヘツド
JPS60210479A (ja) サ−マルプリンタ
JPH08216436A (ja) 印字ヘッド
JPS63296959A (ja) インパクトドツトヘツド