JPH06117505A - 減速装置 - Google Patents

減速装置

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Publication number
JPH06117505A
JPH06117505A JP26623692A JP26623692A JPH06117505A JP H06117505 A JPH06117505 A JP H06117505A JP 26623692 A JP26623692 A JP 26623692A JP 26623692 A JP26623692 A JP 26623692A JP H06117505 A JPH06117505 A JP H06117505A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulley
belt
shaft
bearing
motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP26623692A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Chiaki
千明達生
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Publication of JPH06117505A publication Critical patent/JPH06117505A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 最近、ビデオカメラのレンズ駆動機構とし
て、従来の歯車式減速機構に代えてベルト式減速機構を
採用しようとする提案がなされているが、この提案によ
るベルト式減速機構では、駆動プーリーの軸にたわみが
生じて伝達効率の低下や駆動源のモーターの電力消費が
大きくなる、等の問題があった。本発明は該問題を解決
し、改善された減速装置を提供する。 【構成】 本発明による改善された減速装置では、駆動
プーリーを中にはさんで、該プーリーの両側に被駆動プ
ーリー(負荷に連結されたプーリー)とアイドルプーリ
ーとを配置し、該駆動プーリーと該被駆動プーリーとに
第一のベルトをかけ、該駆動プーリーと該アイドルプー
リーとに第二のベルトをかけた。このように構成するこ
とで、該駆動プーリーの軸のたわみを防止することがで
き、伝達効率の悪化の防止や駆動源の電力消費の増大の
防止を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラ用レンズ
鏡筒等に用いられる減速装置に係わり、特に減速装置と
してプーリーとベルトを用いたものに関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラのレンズを電動で駆動する
ための減速機構として、減速機構の一部をベルト式動力
伝達機構で構成した減速機構を本出願人が提案している
(特願平3−217865号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の先行技術におい
ては、ベルトの張力が損失トルクの増大を招き、減速機
構の効率を低下させ、結局、従来のギア式機構より大き
なモータを使用したり、電力消費が大きくなる、等の問
題があった。
【0004】本発明は、前述の先行技術の問題点を解決
し、前述の先行技術よりも電力消費が少く、伝達効率の
高い、改善された減速装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による減速装置で
は、従来の減速機の欠点を解決するために、2つのベル
トをかけることのできる第1の径の小さなプーリーと、
第2の径の大きなプーリーを結んだ略直線上の第2のプ
ーリーとは第1のプーリーをはさんだ反対側に第3の径
の大きなプーリーを設け、第1のプーリーと第2のプー
リーを連動させる第1のベルトと略同じ張力を有する第
2のベルトを前記第1のプーリーと前記第3のプーリー
にもかける事により、第1のプーリーに作用する側圧を
低減させ、該第1のプーリーの回転軸にたわみが生ずる
ことや第1のプーリーが固定されている軸と、該シャフ
トを軸支する軸受間に作用する側圧が増加することを防
止したことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明の減速装置によれば、駆動プーリーの軸
のたわみが生じなくなり、また軸と軸受間に作用する側
圧を低く抑えられるため軸受部の摩擦損失を低く抑えら
れるため、動力伝達効率の低下が防止され、動力源にお
ける電力消費の増大を防止することができる。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例について図を参照しつ
つ説明する。図1は本発明の第1の実施例の分解斜視図
である。図1において、1はモーター、2は地板、3は
第1のプーリー、4は第2のプーリー、5は第1のベル
ト、6は第3のプーリー、7は第2のベルト、8は軸、
9はギヤ、である。
【0008】モーター1は出力軸1aと軸受1bを有し
ており、該軸受1bは地板2のガイド穴2aと嵌合す
る。モーター1の出力軸1aには第1のプーリー3が圧
入等の周知の手段により固定される。地板2にはガイド
穴2aと、軸受2bと、軸2c、が設けられている。軸
8の第1の端にはギヤ9が圧入等の手段により固定され
ており、また、軸8は地板2に設けられた軸受2bによ
り回転自在に軸支されている。軸8の第2の端部8aに
は第2のプーリー4が、軸8の第2の端部8aを第2の
プーリーの穴4bに圧入する等の方法により固定されて
いる。なお、この第2のプーリー4の径は第1のプーリ
ー3の径よりも大きい。
【0009】地板2のガイド穴2aと軸受2bと軸2c
は一直線上に設けられ、ガイド穴2aと軸受2bまでの
距離とガイド穴2aと軸2cまでの距離とが等しくなる
ように設計されている。ギヤ9は不図示のギヤを介して
レンズを動かすが、周知の技術と同様なので説明を省略
する。地板2の軸2cは第3のプーリー6の穴6bと嵌
合し、第3のプーリーを回転自在に軸支する。第3のプ
ーリーは地板2の軸2cに固定された不図示のCリング
によって軸2cを平行な方向の動きを規制される。
【0010】第1のプーリー3の外周には第1の溝3a
と第2の溝3bが設けられており、第1のプーリー3の
第1の溝3aと第2のプーリー4の溝4aには第1のベ
ルト5がかけられ、第1のプーリー3の第2の溝3bと
第3のプーリー6の溝6aには第2のベルト7がかけら
れている。なお、第2のプーリー4と、第3のプーリー
6の径は等しく、第1のベルト5と第2のベルト7の張
力は略等しくなっている。また、第1のプーリー3と第
2のプーリー4のピッチと第1のプーリー3と第3のプ
ーリー6のピッチは等しくなっている。
【0011】上記構成によれば、第1のプーリー3を第
1のベルト5と第2のベルト6が引く力はキャンセル
し、モーター1の軸1aに側圧は加わらない。
【0012】また、第3のプーリー6は第2のベルト7
により第1のプーリー3の方向に引かれるため第3のプ
ーリー6の軸受部6bと地板2に設けられたシャフト2
c間の摩擦負荷トルクは増加するが、第1のプーリー3
の径をR1 第3のプーリーの径をR3 とし、第3のプー
リーで発生する損失トルクをT0 とすると、モーター1
から見た損失負荷トルクはR1 /R3 ×To となる。
【0013】本発明の第1の実施例においては、第1の
プーリー3と、第2のプーリー4までのピッチと、第1
のプーリー3と第3のプーリー6までのピッチが等し
く、かつ、第2のプーリー4と第3のプーリー6の径が
等しく、かつ第1のベルトと第2のベルトの張力が等し
かったが、これらの条件は第1のプーリーの径が第3の
プーリーよりも小さく、かつ、第1のベルトが第1のプ
ーリーを第2のプーリー方向に引く力と、第2のベルト
が第1のプーリーを第3のプーリー方向に引く力が等し
ければ第1の実施例の通りである必要はない。
【0014】また、第1のプーリーの第1のベルトをか
ける位置と、第2のベルトをかける位置をずらすことも
可能で、第2のベルトをかける位置を第1のベルトをか
ける位置よりもモーターに対して前方にすればより少い
損失負荷トルクにすることができる。
【0015】次に、第2及び第3のプーリーの径を変
え、第1及び第2のベルトをかける位置をずらした本発
明の第2の実施例を説明する。
【0016】図2は本発明による第2実施例の減速装置
の正面図であり、図3は本発明による第2実施例の減速
装置の要部断面図である。図2及び図3において、前述
の本発明の第1の実施例と同じ構成部分には同一の符号
を付し説明を省略する。
【0017】図3において、1はモーターであり、1b
は第1の軸受、1cは第2の軸受、である。第2の軸受
1cは第1の軸受1bとともに回転軸1aを回転自在に
軸支する。
【0018】第1のベルト5は第1のプーリー3の第1
の溝3aと第2のプーリー4の溝4aにかけられてい
る。またモーター1の第2の軸受1cから第1のベルト
5までの距離はl1 である。
【0019】第2のベルト7は第1のプーリー3の第2
の溝3bと第3のプーリー6の溝6aにかけられてい
る。また、モーター1の第2の軸受1cから第2のベル
ト7までの距離はl2 である。
【0020】ここで、第1のプーリー3の第1及び第2
の溝3aと3bの有効径はr1 で等しく、第2のプーリ
ー4の溝4aの有効径はr2 であり、第3のプーリー6
の溝6aの有効径はr3 である。
【0021】また、第1のプーリー3の回転中心と第2
のプーリー4の回転中心間の距離はP1 であり、第1の
プーリー3の回転中心と第3のプーリー6の回転中心間
の距離はP2 である。
【0022】さらにまた、第1、第2、第3のプーリー
3,4,6の回転中心は略直線上に位置している。
【0023】図2、図3に図示する本発明の第2の実施
例において、第1のベルトの張力T1 と第2のベルトの
張力T2 には、
【0024】
【数1】
【0025】という関係が成り立っている。
【0026】即ち第1のプーリー3とモーター1の回転
軸1aに作用するモーター1の第2の軸受を中心とした
モーメントは第1及び第2のベルト5及び7が第1のプ
ーリーを引く力によりキャンセルされ、モーター1の第
1の軸受1bに加わる側圧は発生しない。さらに、式1
から明らかな様に、l2 とl1 の比を大きくとることに
より第2のベルト7の張力T2 を小さくすることがで
き、第3のプーリー6の軸受部6bに発生する損失負荷
トルクを低くおさえることができる。
【0027】本実施例において、モーター1の第1の軸
受1bと第2の軸受1cの距離がモーター1の第2の軸
受1cから第1のベルト5までの距離l1 と第2のベル
ト7までの距離l2 の差l2 −l1 に較べて小さいとモ
ーター1の第2の軸受1cと回転軸1aの間で発生する
損失負荷トルクが増大するが、一般的にこの様な装置に
おいてはモーターの第1、第2の軸受間の距離は十分長
く、問題は発生しない。
【0028】図4及び図5は本発明の第3の実施例を示
し、構成は前述の本発明の第2の実施例と同様である
が、第1のプーリー3と第3のプーリー6間の距離P2
を大きく取っている。
【0029】第1のベルト5と第2のベルト7のそれぞ
れの張力T1 ,T2 の間には前述の(式1)の関係が成
立している。
【0030】本実施例においては、第1のプーリー3と
第3のプーリー6にかける第2のベルト7の張力を本発
明の第2の実施例同様低くおさえることが可能なうえ、
第1のプーリー3の半径r1 と第3のプーリー6の半径
3 の比を大きく取れるため、第3のプーリー6の軸受
部6bで発生する損失負荷トルクが、モーターの回転軸
1a上に換算するとr1 /r3 倍になり低くおさえら
れ、減速機としての効率がさらに上るという効果があ
る。
【0031】以上に述べたように本発明の第1〜第3の
実施例においては、例えばビデオカメラのレンズ駆動装
置の様なモーターを正逆転させて使用する場合を想定し
て、第1、第2、第3のプーリーを略直線上に配置した
が、例えば一般的にコンプレッサーに用いられる様な、
一方向にしか回転しないプーリーとベルトを用いた減速
装置に本発明による減速装置を用いる場合には、第1と
第2のプーリーの中心を結んだ直線から第3のプーリー
をずらすことでさらに高い減速効率を得ることができ
る。
【0032】次に図6に従い、モーターを一方向のみに
回転させて使用する本発明の第4の実施例について説明
する。
【0033】図6において、不図示のモーターの回転力
により第1のプーリー3は矢印の方向即ち反時計方向に
回転する。この時、第2のプーリー4は不図示の負荷に
連動しているため、第1のベルト5に発生する張力は、
第1のプーリー3が第2のプーリー4を引く側の張力を
1a、反対側をT1bとすると、T1a>T1bとなる。
【0034】この時、モーターの回転軸1aに作用する
力は、T1a+T1bとなり図6(b)中にF1 で示される
様に第1のプーリー3と第2のプーリー4を結んだ直線
からずれた方向となる。第3のプーリー6は、F1 の方
向と第1のプーリーをはさんで反対となる方向に位置
し、第1のプーリー3と第3のプーリー6にかけられ
た、第2のベルト7の張力は、
【0035】
【数2】
【0036】で表される関係を満している。ここで、r
1 ,r2 ,P221 は、第2の実施例で説明したの
と同じ符号である。この様に、一方向にのみ回転する減
速機の場合は、負荷を駆動することで生じるモーター軸
への側圧も相殺することができるので、特に高い効率を
得ることができる。
【0037】
【発明の効果】以上に説明した様に、本発明による減速
装置はプーリーとベルトを使用することで発生する減速
効率の低下の原因となる回転軸への側圧を別のプーリー
を設ける事で相殺することにより高い効率を有するプー
リーとベルトとを利用した減速装置を実現できるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の要部分解斜視図。
【図2】本発明の第2の実施例の要部正面図。
【図3】本発明の第2の実施例の要部断面図。
【図4】本発明の第3の実施例の要部正面図。
【図5】本発明の第3の実施例の断面図。
【図6】本発明の第4の実施例を示す図。
【符号の説明】
1…モーター 2…地板 3…第1のプーリー 4…第2のプーリー 5…第1のベルト 6…第3のプーリー 7…第2のベルト 8…シャフト 9…ギャ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力源に直接もしくは間接的に連結され
    て駆動される第一のプーリーと、負荷に直接的もしくは
    間接的に連結された第二のプーリーと、該第一及び第二
    のプーリーにかけられた第一のベルトと、第三のプーリ
    ーと、該第三のプーリーと該第一のプーリーとにかけら
    れた第二のベルトと、を有して成り、該第二のベルトに
    より該第一のプーリーの回転軸に作用する力が該第一の
    ベルトにより該第一のプーリーに作用する力をほぼ相殺
    するように構成されていることを特徴とする減速装置。
JP26623692A 1992-10-05 1992-10-05 減速装置 Pending JPH06117505A (ja)

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JP26623692A JPH06117505A (ja) 1992-10-05 1992-10-05 減速装置

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JP26623692A JPH06117505A (ja) 1992-10-05 1992-10-05 減速装置

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JPH06117505A true JPH06117505A (ja) 1994-04-26

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ID=17428165

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008200437A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Matsushita Electric Works Ltd マッサージ装置
CN102234043A (zh) * 2010-04-22 2011-11-09 无锡市斯威克科技有限公司 一种收卷绕线机的传动机构
US10794442B2 (en) * 2018-02-06 2020-10-06 Mando Corporation Electromechanical actuator package with multi-stage belt drive mechanism

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