JPS60211156A

JPS60211156A - 無段変速装置

Info

Publication number: JPS60211156A
Application number: JP6814784A
Authority: JP
Inventors: Tadao Nakatsuka; 中塚　忠雄
Original assignee: Shinpo Kogyo KK
Current assignee: Shinpo Kogyo KK
Priority date: 1984-04-05
Filing date: 1984-04-05
Publication date: 1985-10-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】自動車機関においては、ダイナモ、水ポンプ、空調用コ
ンプレッサ等の補機がクランクシャフトの先端に設けら
れたクランクプーリによりベルト駆動される。この駆動
は機関の高速運転時に大きな動力損失を伴うので、それ
を回避する手段の設置が望ましく、機関速度の変動に応
答して有効ピッチ径を変える可変ピンチ調車装置の設置
が従来提案されているのでおるが、満足し得る結果をも
たらす可変ピッチ調車装置は構造が可成シ複雑なものと
なるばかりでなく外形寸法も大きくなシ、現在我国にお
いて広く実用される中型および小型自動車のように設置
空間に余裕のないものには不向きである。

上記事情にかんがみ、本発明は、外形寸法が通常のクラ
ンクプーリとほぼ同じ大きさをもつものとして構成され
て、しかも、機関の高速運転時において補機の駆動に大
きな動力損失を伴わないようにするのに好適に使用され
得る無段変速装置の提供を一つの目的とするもので、本
発明によるものは、「複数の円錐形転子に共通に摩擦係
合する変速リングを軸線方向に動かすことによフ変速す
ングｌこ対する円錐形転子の有効半径を変えて変速を行
う形式のものにおいて、入力部材に一体化して回転する
伝動車に摩擦係合する平坦な摩擦伝動面と、入力部材に
より支持される回転自在の反力受はリングに摩擦係合す
る凹断面形の摩擦係合面とを円錐形転子に設けて円錐形
転子を変速リング、上記の伝動車および反力受はリング
にょ９３点支持させ、円錐形転子の公転阻止装置を、上
記６点支持が安定且つ確実に行われるようにする姿勢変
更を円錐形転子に許容する中間手段を含ませて構成した
Ｊこ七を特徴とする。上記の［平坦な摩擦伝動面」は頂
角が１８０°に近い円錐面の一部とすることができる。

第１図は出力部制を■プーリとした場合の本発明による
無段変速装置を示し、第２図は第１図のものを状態を変
えて示す。これらの図において、（１）は入力軸（入力
部材）　、＋２１は入力軸（１）に一体化して回転する
伝動車、（３）は入力軸ｉｌ＋と伝動車（２）との間に
介在された圧接力発生用カム装置、（４）は複数個（例
えば５個）設けられた円錐形転子、ｊ５１はこれらの円
錐形転子に共通に摩擦係合する変速リングである。

円錐形転子（４）は公転を阻止された要素で、その近傍
の要素は第３図の拡大図に示される。この図に示す如く
、円錐形転子（４）には、変速リング（５）の軸線方向
移動によシ有効半径を変えられる円錐面（６）のほかに
有効半径が変えられない二つの摩擦伝動面＋７１　＋８
１が設けられる。二つの摩擦伝動面＋７１　＋８１のう
ちの一方の摩擦伝動面（７）は凹の断面形のもので、こ
のものは第１図に示す如く入力軸（１）により回転自在
に支持される反力受はリング（９）に摩擦係合する。一
方、摩擦伝動面＋７１　＋８１のうちの他方の摩擦伝動
面（８）は平坦なもので、このものは入力軸（１）に一
体化して回転する伝動車（２）に摩擦係合する。００）
は円錐形転子（４）の公転阻止装置で、このものは、円
錐形転子（４）を回転自在に支持する軸部分（］１）と
、軸部分αυ上の面取り部０２１にフォーク端（１３１
を係合させられる静止部分＋１４１とより成る。面取り
部＋１′ＩＪにフォーク端αＪが係合する個所は円錐形
転子（４）の姿勢変更を許容する中間手段となっている
。円錐形転子（４）は変速リング（５）と伝動車（２）
と反力受はリング（９）とにより３点支持され、この３
点支持は、公転阻止装置（ｌωが円錐形転子（４）に姿
勢変更を許容する中間手段を含んで設けられていること
？とよシ、安定且つ確実なものとされる。これは、複数
個存在する円錐形転子およびそれに摩擦係合する部材に
工作誤差が存在しても、円錐形転子のおのおのが、適宜
姿勢を変え得ることによる。

変速リング（５）は出力部材（１５１の内周にヘリカル
スプライン（１６）を介して係合していて、その回転が
出力部材（１５）に伝えられる。円錐形転子（４）に対
する円錐面（６）の有効半径をａ、伝動車（２）に対す
る摩擦伝動面（８）の有効半径をｂ１変速リング（５）
の内径をＣ１摩擦伝動面（８）に対する伝動車（２）の
有効半径をｄ１人入力軸１）の回転速度なＮ５、出力部
材＋１５１の回転速度“をＮ２とすれば（第６図参照）
、Ｎ２／Ｎ１＝　ａｄ／ｂｅで、第１図の状態においてはＮ２−Ｎ４、第２図に示す
状態においてはＮ２＝　Ｎ、／、にである。寸法関係が
図中に示すものの場合には２．５程度の値をとる。

変速リング（４）は、作動室（＋７１の油量を入力軸（
１）の回転速度に応じて調節することにより所望の如く
変えられる。変速リング（４）のこの移動は機械式ガバ
ナによシ行うこともできる０第４図は出力部材（１５１の回転速度の上昇を抑制する
装置の動作領域を例示する図面である。この図における
折れ線ＯＡＢは、入力軸（１）の回転速度がＮｊＡ＋出
力部材ｌｌ５１の回転速度がＮ２（Ｘ）に達したのち（
すなわち、部分領域Ｘにおいて）円錐面（６）の頂点側
に向う変速リング（５）の移動が開始される場合を示し
、曲線ＯＭＢは変速リング（５）の上記移動が全領域Ｙ
において起る場合を示す０なお、ＯＡＢ’は出力部材の
回転速度の上昇を抑制しないものにおいて起るＮ４、Ｎ
２間の関係を示す。Ｎ２　（Ｂ’）　−Ｎ２（Ｘ）は上
記抑制を行わない場合において出力部材に生じる回転速
度の不当上昇量である。

ｍ関のクランクシャフトの前端に設けられて補２は出力
部材の回転速度の上昇が望ましい領域で回転速度の上昇
が、消費動力および補機の効率の面より言って、好まし
くない領域である。

以上において説明した本発明による無段変速装置は、プ
ーリ、歯車、スプロケット車、或いは、カップリング装
置の一部として、小形にまとめて構成することができる
ものである。このものは、円錐形転子に対する動力の導
入および円錐形転子の公転阻止の態様に大きな特徴をも
つ。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明による無段変速装置を状態
を変えて示す縦断側面図、第６図は第１図に示すものの
出力部材の回転速度と各部の有効半径との関係の説明用
図面、第４図は本発明によるものの回転速度の上昇抑制
の説明図である。（１）・・・入力軸　（２）・・・伝動車　（３）・・
・圧接力発生用カム装置　（４）・・・円錐形転子　（
５）・・・変速リング　（６）・・・円錐面　（７）・
・・凹の断面形の摩擦伝動面　（８）・・・平坦な摩擦
伝動面　（９）・・・反力受はリング　１Ｇ・・・公転
阻止装置　（Ｉｌｌ・・・軸部分　αり・・・面取り部
　０ト・・フォーク端　０段・・・静止部分　ａ９・・
・出力部材　ｏト・・ヘリカルスプライン　＋１７１・
・・作動室第１図第２図第３図

Claims

【特許請求の範囲】

複数の円錐形転子の円錐面に共通に摩擦係合する変速リ
ングを軸線方向に動かすことによシ変速リングに対する
円錐形転子の有効半径を変えて変速を行う形式のものに
おいて、入力部材に一体化して回転する伝動車に摩擦係
合する平坦な摩擦伝動面と、入力部材によｐ支持される
回転自在の反力受はリングに摩擦係合する凹断面形の摩
擦保合面とを円錐形転子に設けて円錐形転子を変速リン
グ、上記の伝動車および反力受はリングにより６点支持
させ、円錐形転子の公転阻止装置を、上記６点支持が安
定且つ確実に行われるようにする姿勢変更を円錐形転子
に許容する中間手段を含ませて構成したことを特徴とす
る無段変速装置。