JPH06111418A - 情報再生装置 - Google Patents

情報再生装置

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JPH06111418A
JPH06111418A JP4258265A JP25826592A JPH06111418A JP H06111418 A JPH06111418 A JP H06111418A JP 4258265 A JP4258265 A JP 4258265A JP 25826592 A JP25826592 A JP 25826592A JP H06111418 A JPH06111418 A JP H06111418A
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JP
Japan
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mark
recorded
motor
sentence
marks
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4258265A
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English (en)
Inventor
Yuichi Saito
裕一 斉藤
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数個の最優先文章を示すインデックスマーク
(Pマーク)が記録されている場合に、文章録音者の意
図した優先順位で記録文章を再生すること。 【構成】キー操作部のPサーチボタンが押された際に、
全体のPマークの数が2個以上n個の時、まず早送り方
向にテープ18を送りながら最後の(n番目)のPマー
クを探す。そして、Pマークを検出すると直ちにLIS
TEN状態になり、文章の再生を行い、次のPサーチボ
タンが押されるのを待つ。Pサーチボタンが押される
と、今度は巻き戻し方向にテープを送りながら、1つ手
前のPマークまで戻り、再生する。この動作を一番初め
の方の(巻き始め方向の)Pマークに到達するまで行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばトランスクライ
バと呼ばれる音声情報再生装置に係り、特に、区切られ
た記録内容の再生順序の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば磁気テープ等の記録媒
体に記録した音声データを再生し、タイピストや秘書が
それを聞きながらその口述内容をタイプ打ちするといっ
た目的に使用される所謂トランスクライバと呼ばれる情
報再生装置が知られている。この種の情報再生装置は、
再生の開始や停止又は早送りや巻き戻しは、直接、再生
装置のモード設定釦を指で操作するか、リモートスイッ
チ例えばフットスイッチ等を操作することによって行な
われるようになっている。即ち、タイピストや秘書は、
各個人の技量に合せて、音声の再生時間(フットスイッ
チによる再生開始から再生停止までの時間)を手動で調
整しながらタイプを行なうことができるようになってい
る。
【0003】ところで、テープには複数の文章が記録さ
れることから、この種の情報再生装置では、文章録音者
により録音時に、テープに記録された複数文章間の優先
関係を示す例えばインストラクション(I)マークとい
うタイピストや秘書向けの指示用インデックスマークを
記録することができるようになっており、文章録音者
は、このIマークを使って、音声によって具体的に優先
関係を指示するということが行われていた。しかし、こ
れでは、時間がかかり、煩わしいということで、最優先
文章を示すプライオリティ(P)マークを文章の終わり
に記録する方法も考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記のような
Pマークを記録する場合の通常の使用法を考えてみる
と、文章録音者は、録音時点で一番優先度があると考え
る文章でPマークを記録する。ところが、その後に、別
の文章を録音する際、前の文章よりさらに優先度が高い
と考えると、再びPマークを記録するであろう。
【0005】このように複数のPマーク文章を記録した
場合、従来の情報再生装置でPマークをサーチすると、
テープの最初のPマーク文章を先に再生し、録音者がよ
り優先度が高いと考えたテープの後の方に記録されてい
るPマーク文章が2番目に再生されてしまうことにな
り、録音者の意図とは違った再生順序となってしまう。
従って、文章記録者が先にタイプ清書を望んだ文章が後
から清書されてしまうこととなり、会議などにその書類
が間に合わないということがあった。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、最優先文章を示すインデックスマーク(Pマーク)
を複数記録した場合であっても、文章録音者の意図した
優先順位で記録文章を再生することができる情報再生装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による情報再生装置は、区切られた記録内
容の優先度を示す所定のインデックス信号が、選択され
た記録内容に対応して記録されている記録媒体から情報
を再生する情報再生装置であって、上記所定のインデッ
クス信号の検出を開始させる操作手段と、上記操作手段
の操作に応じて、上記所定のインデックス信号が検出さ
れ且つ最も後に記録された上記所定のインデックス信号
が対応する記録内容から、順次一つ前に記録された上記
所定のインデックス信号が対応する記録内容を再生する
再生制御手段とを備えている。
【0008】
【作用】本発明による情報再生装置では、例えばキー操
作部のPサーチボタン等の操作手段の操作に応じて、例
えば制御用マイクロコンピュータ,モータ,モータ制御
部,磁気ヘッド,ヘッド制御部,等で構成される再生制
御手段により、区切られた記録内容の優先度を示す所定
のインデックス信号、例えばPマークを検出し、最も後
に記録されたPマークが対応する記録内容から、順次一
つ前に記録されたPマークが対応する記録内容を再生す
る。
【0009】
【実施例】以下の説明に於いては、音声やインデックス
マークの記録自体は従来と同様であるために、それらの
詳細な説明は省略する。即ち、記録内容の区切りを示す
インデックスマークとしてエンド(E)マークが文章の
後に記録され、タイピストや秘書向けの指示用インデッ
クスマークとしてインストラクション(I)マークが記
録され、最優先文章を示すインデックスマークとしてプ
ライオリティ(P)マークが文章の終わりに記録され
る。これらのEマーク,Pマーク,Iマークは通常、ハ
ンディタイプのテープレコーダで文章を録音中に適宜記
録されるもので、その記録は50Hz以下の低周波パル
スを数十パルス記録することにより行われ、マークの種
類はこのパルスの数で区別されることが多い。これらの
インデックスマークは、音声と同トラックもしくは別ト
ラックに記録される。また、通常、録音が終了したと
き、テープは巻き戻されることなく、例えばその内容を
タイプする秘書に手渡される。以下、図面を参照して、
このように文章及びインデックスマークが記録されたテ
ープから情報を再生する本発明の情報再生装置の実施例
を説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例としてのテープレ
コーダの構成を示す図で、図中の参照番号10は全体の
制御を行う制御用マイクロコンピュータ(マイコン)で
ある。キー操作部12はPマークのサーチ再生を指示す
るためのPサーチボタン(図示せず)等を有している。
このキー操作部12のPサーチボタンが押されたという
情報が制御用マイコン10に伝えられると、制御用マイ
コン10は、モータ制御部14を通じてモータ16を巻
き戻し方向に駆動してテープ18を巻き戻しながらアン
プ20を動作させて、テープ18上に記録された各種イ
ンデックスマークをスキャンし、録再ヘッド22,アン
プ20を通して取り込む。こうして、Pマーク,Eマー
クそれぞれの個数及び相対的位置が、制御用マイコン1
0に記憶され、また図2の(A)に示すように、液晶
(LCD)表示部24に表示される。
【0011】次に、再びキー操作部12からPサーチボ
タンが押されたという情報が制御用マイコン10に伝え
られ、これにより制御用マイコン10は、モータ制御部
14を通じてモータ16を再生方向に早送り駆動し、ま
たアンプ20を動作させて、テープ18上に記録された
Pマーク,Eマークをサーチする。そして、詳しくは後
述するような手順に従って、後から記録したPマークの
付いた文章から順番に再生を行っていく。秘書などは、
スピーカ26からの再生音を聞きながら、文章をタイプ
打ちする。
【0012】なお、図中の参照番号28は消去ヘッド、
30は消去ヘッド制御部である。インデックスマークの
記録,再生は、上記のように録再ヘッド22により行う
こともできるが、この消去ヘッド28で行うようにして
も良い。その場合には、消去ヘッド制御部30で、消去
ヘッド28の機能を切り換えることにより行う。次に、
上記構成における後から記録したPマークの付いた文章
から順番に再生を行う動作を、図3の(A)及び(B)
を参照して説明する。
【0013】今、前述したようなキー操作部12のPサ
ーチボタン操作に応じた巻き終わり側から巻き始め側へ
の巻き戻しながらのスキャン動作により、全体のEマー
ク,Pマークの数と相対的な位置を制御用マイコン10
が記憶して、LCD表示部24にそれらが表示されてい
る状態にあるものとする。なおこの場合、テープは、完
全に巻き戻されている状態にある。
【0014】このような状態において、制御用マイコン
10は、再びキー操作部12のPサーチボタンが押され
るのを待ち(ステップS11)、Pサーチボタンが押さ
れたことが伝えられると、まず、記憶している全体のP
マークの数がいくつであるか判断する(ステップS1
2)。Pマークの数が「0」であれば、Pサーチボタン
の操作は無視する(ステップS13)。
【0015】また、Pマークの数が「1」であれば、モ
ータ制御部14によりモータ16を早送り駆動させなが
らアンプ20を動作させてPマークのサーチを行い(ス
テップS14)、Pマークが見つかったならば(ステッ
プS15)、モータ制御部14によりモータ16を通常
再生駆動させて、録再ヘッド22,アンプ20,スピー
カ26によりテープ18上に記録されている上記Pマー
クに対応する記録情報を再生し、秘書などのタイピスト
に文章を再生音として聞かせる(ステップS16)。
【0016】一方、Pマークの数が「2」以上のn個で
ある場合には、モータ制御部14によりモータ16を早
送り駆動させながらアンプ20を動作させるサーチ動作
を行い(ステップS17)、n番目のPマークを探す
(ステップS18)。そして、n番目のPマークが見つ
かったならば、モータ制御部14によりモータ16を通
常再生駆動させて、録音ヘッド22,アンプ20,スピ
ーカ26によりテープ18上に記録されている上記Pマ
ークに対応する記録情報を再生し、秘書などのタイピス
トに文章を再生音として聞かせる(ステップS19)。
この文書の再生中、制御用マイコン10は、再度Pサー
チボタンが押されるのを待ち(ステップS20)、Pサ
ーチボタンが押されたことが伝えられると、今度は、モ
ータ制御部14によりモータ16を巻き戻し駆動させな
がらアンプ20を動作させるサーチ動作を行い(ステッ
プS21)、2個目のPマークを探す(ステップS2
2)。そして、2個目のPマークが見つかったならば、
そのPマークが巻き始め方向の最初のPマーク、つまり
最初に記録されたPマークであるかどうかを判断する
(ステップS23)。最初のPマークでなければ、モー
タ制御部14によりモータ16を通常再生駆動させて、
録再ヘッド22,アンプ20,スピーカ26によりテー
プ18上に記録されている上記Pマークに対応する記録
情報を再生し、秘書などのタイピストに文章を再生音と
して聞かせためのLISTEN状態となる(ステップS
24)。その後は、上記ステップS21に戻り、次のP
サーチボタンの操作を待つ。また、上記ステップS23
で最初のPマークであると判断された場合には、上記L
ISTEN状態となり、以後のPサーチボタンの操作は
無視する(ステップS25)。
【0017】つまり、Pサーチボタンが押された際に、
全体のPマークの数が2個以上n個の時、まず早送り方
向にテープ18を送りながら最後の(n番目)のPマー
クを探す。そして、Pマークを検出すると直ちにLIS
TEN状態になり、文章の再生を行い、次のPサーチボ
タンが押されるのを待つ。Pサーチボタンが押される
と、今度は巻き戻し方向にテープを送りながら、1つ手
前のPマークまで戻り、再生する。この動作を一番初め
の方の(巻き始め方向の)Pマークに到達するまで行
う。この動作を、例えばn=3の場合を図示すると、図
3の(B)のようになる。なお、通常の使用において
は、前の文章が優先度が高い場合には後の文章にはPマ
ークを入れないということから、図3の(B)の例で
は、最初の文章にはPマークを入れていない(入れる必
要がない)が、それを記録しておいても動作に支障はな
い。また、本実施例では、Pマークの位置から再生動作
が始まるので、Pマークは文章の先頭に記録しておくこ
とが好ましい。
【0018】次に、本発明の第2実施例を、図4及び図
2の(B)を参照して説明する。本実施例は、第1実施
例と同構成で、制御用マイコン10の動作が第1実施例
と異なっている。
【0019】即ち、制御用マイコン10は、キー操作部
12のPサーチボタンが押されるのを待ち(ステップS
31)、Pサーチボタンが押されたことが伝えられる
と、まず、記憶している全体のPマークの数がいくつで
あるか判断する(ステップS32)。Pマークの数が
「0」であれば、Pサーチボタンの操作は無視する(ス
テップS33)。
【0020】また、Pマークの数が「1」であれば、モ
ータ制御部14によりモータ16を早送り駆動させなが
らアンプ20を動作させてPマークのサーチを行い(ス
テップS34)、Pマークが見つかったならば(ステッ
プS35)、モータ制御部14によりモータ16を巻き
戻し駆動させてEマークのサーチを行う(ステップS3
6)。そして、Eマークが見つかったならば(ステップ
S37)、録再ヘッド22,アンプ20,スピーカ26
によりテープ18上に記録されている上記Pマークに対
応する記録情報を再生し、秘書などのタイピストに文章
を再生音として聞かせるLISTEN状態となる(ステ
ップS38)。
【0021】一方、Pマークの数が「2」以上のn個で
ある場合には、モータ制御部14によりモータ16を早
送り駆動させながらアンプ20を動作させるサーチ動作
を行い(ステップS39)、n番目のPマークを探す
(ステップS40)。そして、n番目のPマークが見つ
かったならば、モータ制御部14によりモータ16を巻
き戻し駆動させてEマークのサーチを行う(ステップS
41)。そして、Eマークが見つかったならば(ステッ
プS42)、モータ制御部14によりモータ16を通常
再生駆動させて、録再ヘッド22,アンプ20,スピー
カ26によりテープ18上に記録されている上記Pマー
クに対応する記録情報を再生し、秘書などのタイピスト
に文章を再生音として聞かせるLISTEN状態となり
(ステップS43)、再度Pサーチボタンが押されるの
を待つ(ステップS44)。
【0022】再びPサーチボタンが押されると、制御用
マイコン10は、今度は、モータ制御部14によりモー
タ16を巻き戻し駆動させながらアンプ20を動作させ
るサーチ動作を行い(ステップS45)、2個目のPマ
ークを探す(ステップS46)。そして、2個目のPマ
ークが見つかったならば、そのPマークが巻き始め方向
の最初のPマーク、つまり最初に記録されたPマークで
あるかどうかを判断する(ステップS47)。最初のP
マークでなければ、モータ制御部14によりモータ16
を巻き戻し駆動させてEマークのサーチを行う(ステッ
プS48)。そして、Eマークが見つかったならば(ス
テップS49)、モータ制御部14によりモータ16を
通常再生駆動させて、録再ヘッド22,アンプ20,ス
ピーカ26によりテープ18上に記録されている上記P
マークに対応する記録情報を再生し、秘書などのタイピ
ストに文章を再生音として聞かせるためのLISTEN
状態となる(ステップS50)。その後は、上記ステッ
プS44に戻り、次のPサーチボタンの操作を待つ。
【0023】また、上記ステップS47で最初のPマー
クであると判断された場合には、モータ制御部14によ
りモータ16を巻き戻し駆動させてEマークのサーチを
行い(ステップS51)、Eマークが見つかったならば
(ステップS52)、上記LISTEN状態となり、以
後のPサーチボタンの操作は無視する(ステップS5
3)。
【0024】つまり、Pサーチボタンが押されて最後の
(n番目の)Pマークを探すところまでは第1実施例と
同様であるが、このPマークを検出したならば、その文
章の文頭まで戻るために、一旦巻き戻し方向にサーチを
行い、手前の文章区切り(Eマーク)を探し出してか
ら、再生動作に移るようにしている。この動作を、例え
ばn=2の場合を図示すると、図2の(B)のようにな
る。このように、再生に移るときは常に文頭から始まる
ように、手前のEマークまで戻るようにすることによ
り、Pマークを記録する位置が文章中のどこでも良くな
り、上記第1実施例のように必ずしも文頭にPマークを
記録する必要がなくなる。
【0025】次に、本発明の第3実施例を、図5の
(A)及び(B)を参照して説明する。本実施例は、第
1実施例と同構成で、制御用マイコン10の動作が第1
実施例と異なっている。
【0026】即ち、制御用マイコン10は、キー操作部
12のPサーチボタンが押されるのを待ち(ステップS
61)、Pサーチボタンが押されたことが伝えられる
と、まず、記憶している全体のPマークの数がいくつで
あるか判断する(ステップS62)。Pマークの数が
「0」であれば、Pサーチボタンの操作は無視する(ス
テップS63)。
【0027】また、Pマークの数が「1」であれば、モ
ータ制御部14によりモータ16を早送り駆動させなが
らアンプ20を動作させてPマークのサーチを行い(ス
テップS64)、Pマークが見つかったならば(ステッ
プS65)、録再ヘッド22,アンプ20,スピーカ2
6によりテープ18上に記録されている上記Pマークに
対応する記録情報を再生し、秘書などのタイピストに文
章を再生音として聞かせるLISTEN状態となる(ス
テップS66)。
【0028】一方、Pマークの数が「2」以上のn個で
ある場合には、モータ制御部14によりモータ16を早
送り駆動させながらアンプ20を動作させるサーチ動作
を行い(ステップS67)、n番目のPマークを探す
(ステップS68)。そして、n番目のPマークが見つ
かったならば、モータ制御部14によりモータ16を通
常再生駆動させて、録再ヘッド22,アンプ20,スピ
ーカ26によりテープ18上に記録されている上記Pマ
ークに対応する記録情報を再生し、秘書などのタイピス
トに文章を再生音として聞かせるLISTEN状態とな
る(ステップS69)。
【0029】このLISTEN状態において、Eマーク
がテープ16から再生されると(ステップS70)、制
御用マイコン10は、モータ制御部14によりモータ1
6を巻き戻し駆動させながらアンプ20を動作させるサ
ーチ動作を行い(ステップS71)、2個目のPマーク
を探す(ステップS72)。そして、2個目のPマーク
が見つかったならば、そのPマークが巻き始め方向の最
初のPマーク、つまり最初に記録されたPマークである
かどうかを判断する(ステップS73)。最初のPマー
クでなければ、モータ制御部14によりモータ16を通
常再生駆動させて、録再ヘッド22,アンプ20,スピ
ーカ26によりテープ18上に記録されている上記Pマ
ークに対応する記録情報を再生し、秘書などのタイピス
トに文章を再生音として聞かせためのLISTEN状態
となる(ステップS74)。その後は、上記ステップS
70に戻り、次のEマークが再生されるのを待つ。
【0030】また、上記ステップS73で最初のPマー
クであると判断された場合には、上記LISTEN状態
となり、以後のPサーチボタンの操作は無視する(ステ
ップS75)。
【0031】つまり、Pサーチボタンが押されて最後の
(n番目の)Pマークを検出して再生するところまでは
第1実施例と同様であるが、この文章の区切り(Eマー
ク)まで再生を行ったならば、Pサーチボタンの操作を
待たずに自動的に巻き戻しサーチを行い、手前のPマー
ク検出を行うようにしている。即ち、本実施例では、一
旦Pサーチボタンが押されると、優先度に従った順に次
々に文章を再生していくこととなる。この動作を、例え
ばn=3の場合を図示すると、図5の(B)のようにな
る。
【0032】この場合、第1実施例と同様に、Pマーク
の位置から再生動作が始まるので、Pマークは文章の先
頭に記録しておくことが好ましい。勿論、上記第2実施
例のように、さらに一つ前のEマークサーチを併用すれ
ば、その必要はなくなる。
【0033】以上のように、本発明は、時間的に後から
Pマークを録音した文章ほど優先度が高いということに
着目して、Pサーチ時には、巻き終わり側にある方のP
マーク文章(時間的に後から録音したと考えられる)か
ら先に再生するようにして、通常の録音者の意図に合わ
せるようにしたものである。
【0034】なお、上記Pマークの個数を計数しておく
理由は、巻き戻しのサーチを行うときに、戻っていく先
にまだPマークがあるかないか(どこまでサーチすれば
よいか、何回Pサーチが有効か)を知るのに個数を把握
しておく必要があるためであり、サーチしたPマークの
手前に、まだPマークがあるかないかがわかっていれ
ば、必ずしも全体の個数の計数は必要なものではない。
【0035】また、予めPマークの個数とか位置を知ら
なくとも、テープの後からPマークを巻き戻しスキャン
しながら再生していけば、優先度の高いものから記録内
容が再生されていくことなる。また、上記実施例では、
記録媒体として磁気テープを使用した場合を説明した
が、本発明は半導体メモリ等の他の記録媒体を利用する
ことも可能である。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
最優先文章を示すインデックスマーク(Pマーク)を複
数記録した場合であっても、文章録音者の意図した優先
順位で記録文章を再生することができる情報再生装置を
提供することができる。従って、本発明の情報再生装置
は、所謂トランスクライバと呼ばれる装置に適用すると
非常に効果的である。
【0037】また、本発明によれば、優先度を示すマー
クの種類(1番目,2番目,…等)を減らすことがで
き、さらには時間的に後から録音したものほど優先度が
高いので、優先度の与え方がわかりやすいといった効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報再生装置の一実施例のブロック構
成図である。
【図2】(A)はインデックスマークのサーチ結果の表
示例であり、(B)は第2実施例の動作概念図である。
【図3】(A)は第1実施例の動作を説明するためのフ
ローチャートであり、(B)は第1実施例の動作概念図
である。
【図4】第2実施例の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図5】(A)は第3実施例の動作を説明するためのフ
ローチャートであり、(B)は第3実施例の動作概念図
である。
【符号の説明】 10…制御用マイクロコンピュータ(マイコン)、12
…キー操作部、14…モータ制御部、16…モータ、1
8…テープ、20…アンプ、22…録再ヘッド、24…
液晶(LCD)表示部、26…スピーカ、28…消去ヘ
ッド、30…消去ヘッド制御部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 区切られた記録内容の優先度を示す所定
    のインデックス信号が、選択された記録内容に対応して
    記録されている記録媒体から情報を再生する情報再生装
    置において、 上記所定のインデックス信号の検出を開始させる操作手
    段と、 上記操作手段の操作に応じて、上記所定のインデックス
    信号が検出され且つ最も後に記録された上記所定のイン
    デックス信号が対応する記録内容から、順次一つ前に記
    録された上記所定のインデックス信号が対応する記録内
    容を再生する再生制御手段と、 を具備したことを特徴とする情報再生装置。
JP4258265A 1992-09-28 1992-09-28 情報再生装置 Withdrawn JPH06111418A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4258265A JPH06111418A (ja) 1992-09-28 1992-09-28 情報再生装置

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JP4258265A JPH06111418A (ja) 1992-09-28 1992-09-28 情報再生装置

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JPH06111418A true JPH06111418A (ja) 1994-04-22

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ID=17317840

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JP4258265A Withdrawn JPH06111418A (ja) 1992-09-28 1992-09-28 情報再生装置

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Legal Events

Date Code Title Description
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Effective date: 19991130