JPH0610783U - 循環式穀物乾燥機の上部搬送装置 - Google Patents

循環式穀物乾燥機の上部搬送装置

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Publication number
JPH0610783U
JPH0610783U JP5289792U JP5289792U JPH0610783U JP H0610783 U JPH0610783 U JP H0610783U JP 5289792 U JP5289792 U JP 5289792U JP 5289792 U JP5289792 U JP 5289792U JP H0610783 U JPH0610783 U JP H0610783U
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JP
Japan
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grain
chamber
gutter
grains
dryer
Prior art date
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Pending
Application number
JP5289792U
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English (en)
Inventor
利彦 佐竹
覺 佐竹
和成 造賀
一成 増田
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Satake Corp
Original Assignee
Satake Corp
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Publication of JPH0610783U publication Critical patent/JPH0610783U/ja
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 乾燥済み穀粒を機外へ排出する際、搬送樋に
穀粒をのこさない。 【構成】 上部搬送装置14の搬送樋24の底部に、幅
が10mm以下の開口状のスリットを調質室2内に臨ま
せて設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、乾燥済みの穀粒を機外へ排出するときに、穀粒を搬送樋内に残留さ せることなく、確実に機外へ排出する循環式穀物乾燥機の上部搬送装置に関する 。
【0002】
【従来の技術】
循環式穀物乾燥機において、乾燥済みの穀粒を機外へ全て排出しても、上部 搬送装置の底部にかなりの穀粒が残留してしまう。次に同じ品種の穀粒を乾燥す るのであればそのままでよいが、異なる品種(ウルチ米とモチ米、米と麦)であ れば、それが混入した製品は等級が低下するか買入れを拒否されてしまう。そこ で上部搬送装置内の残留穀粒を掃除する必要があり、それを図4を参照して説明 する。従来は、作業者が梯子によりタンク上部に登り、タンクフタを開いて上部 搬送装置34の残留穀物排出樋35を止めている蝶ボルト36を外して排出樋3 5を回動させ(二点鎖線)、残留穀粒を調質室37に落下して掃除を行っていた 。
【0003】 しかし、従来の残留穀物排出装置では、タンク上部まで登って作業する必要が あり非常に面倒であるとともに、石数の多い乾燥機では背丈が高くなり非常に危 険であり、老人や女性では掃除ができないという欠点があった。
【0004】 また、機械的な排出装置として、特開昭62−297691号公報に開示され るものがある。このものは、駆動機構として正逆転モータやギヤ部等を備えてお り、構造が複雑化するとともに、モータを駆動させる動力が必要となり、コスト 高になるという欠点があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は上記のような欠点を解消し、乾燥済み穀粒を機外へ排出する際に 、残留穀粒を残さない循環式穀物乾燥機の上部搬送装置を提供することを目的と する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
乾燥機体の上部に調質室を設け、前記乾燥機体の下部に穀粒乾燥室、熱風室、 排風室を並設した通風乾燥部を設け、前記穀粒乾燥室に連通した下部搬送装置と 前記調質室とを、揚穀機及び搬送樋内に穀粒移送体を装架した上部搬送装置を介 して連絡した循環式穀物乾燥機において、前記上部搬送装置の前記搬送樋の底部 に、幅が10mm以下の開口状のスリットを前記調質室内に臨ませて設ける。
【0007】
【作用】
調質室に張込まれた穀粒は穀粒乾燥室に流下し、穀粒乾燥室において熱風室か ら排風室へ流れる乾燥風により乾燥され、乾燥された穀粒は下部搬送装置から揚 穀機、上部搬送装置を介して再び調質室へ送られ、所定の含水率の穀粒になるま で循環乾燥される。
【0008】 穀粒が循環乾燥されているとき、上部搬送装置の搬送樋底部のスリットから常 に少量の穀粒が調質室内に落下している。そのため、穀粒の機外への搬出を終了 したときには、搬送樋底部には穀粒が全く残留していない。
【0009】
【実施例】
本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。図1は本発明を実施した循環 式穀物乾燥機の正断面図、図2は上部搬送装置の側断面図、図3はその正断面図 である。
【0010】 1は循環式穀物乾燥機であり、上部に調質室2を、下部に通風乾燥部3をそれ ぞれ設け、またその一側に揚穀機4を立設して循環穀物行程を形成する。通風乾 燥部3の中央部に設けた熱風室5の両側に多孔壁板6で形成する穀粒乾燥室7, 7をそれぞれ設け、各穀粒乾燥室7,7の外側に排風室8,8をそれぞれ設ける 。各穀粒乾燥室7,7の上部を調質室2に連通し、下部に排出バルブ9,9のあ る排出口10,10を設ける。11は流穀板であり、その底部に下部スクリュー コンベア12を設け、下部スクリューコンベア12は揚穀機4、流下樋13を介 して上部搬送装置14に連絡している。
【0011】 上部スクリューコンベア15のコンベア軸16の一端にプ―リ―17を他端に ベベルギア18を設け、プ―リ―17とプ―リ―19とをベルト20により連絡 する。ベベルギア18を分散盤軸21に取付けたベベルギア22に噛合させ、分 散盤軸21の先端に分散盤23を取付ける。上部搬送装置14の搬送樋24の始 端側より終端側の底部に、開口状のスリット25を調質室2内に臨ませて設け、 スリット25に落下樋26を連結する。スリット25の幅は10mm以下であり 、4〜6mmが最適である。
【0012】 揚穀機4の上部プ―リ27と下部プーリ(図示せず)とに、バケット28を付 設したベルト29を捲回する。搬送樋24の底部の終端部に落下口30を設け、 落下口30に落下樋31を連絡する。また、32は排風機、33は火熱発生装置 である。
【0013】 次に、上記構成における作用を説明する。ホッパ―(図示せず)に供給された 穀粒は、揚穀機4のバケット28により揚送されて流下樋13から上部搬送装置 14へ供給される。穀粒は上部スクリューコンベア15により落下口30に搬送 され、落下口30から落下樋31を流下し、分散盤23により調質室2内に均分 に分散して堆積される。
【0014】 次に、火熱発生装置33及び排風機31を作動させて排出バルブ9を回転させ ると、調質室2内の穀粒は穀粒乾燥室7,7内を流下する。穀粒乾燥室7,7内 を流下する穀粒は、熱風室5から排風室8,8に横方向に流れる乾燥風により高 温乾燥され、乾燥風は排風室8,8から排風機31により機外へ排出される。乾 燥風により熱風乾燥された穀粒は排出バルブ9,9により間歇的に排出され、流 穀板11を流下して下部搬送コンベア12により揚穀機4へ送られて、所定水分 に達するまで循環乾燥される。
【0015】 穀粒が循環乾燥されているとき、上部搬送装置14の搬送樋24のスリット2 5から落下樋26を介して、常に少量の穀粒が調質室2内に落下している(図2 参照)。そして、所定の含水率に乾燥された穀粒は、切換えバルブ(図示せず) を切換えることにより機外へ排出されて、一次貯留されるか籾摺が行われる。さ らに、穀粒の機外への排出が終了したときには、上記のようにスリット25から 穀粒が調質室2内に落下しているため、上部搬送装置14の搬送樋24底部には 穀粒が全く残留していない。
【0016】
【考案の効果】
本考案における循環式穀物乾燥機の上部搬送装置によれば、乾燥済みの穀粒を 機外へ排出する場合、スリットから常に少量の穀粒が調質室内に落下しているた め、上部搬送装置の底部には全く穀粒が残留することがなく、完全に機外へ排除 することができる。そのため、乾燥機のタンク上部まで登って上部搬送装置の掃 除をする必要が全くない。
【0017】 また、構造が極めて簡単であるため、モータやギヤ等の駆動装置も一切必要で なく、製作費の大幅な引き下げと維持費の低減とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を実施した循環式穀物乾燥機の正断面図
である。
【図2】上部搬送装置の側断面図である。
【図3】上部搬送装置の正断面図である。
【図4】従来の循環式穀物乾燥機の上部搬送装置の側断
面図である。
【符号の説明】
1 循環式穀物乾燥機 2 調質室 3 通風乾燥部 4 揚穀機 5 熱風室 6 多孔壁板 7 穀粒乾燥室 8 排風室 9 排出バルブ 10 排出口 11 流穀板 12 下部スクリューコンベア 13 流下樋 14 上部搬送装置 15 上部スクリューコンベア 16 コンベア軸 17 プーリー 18 ベベルギア 19 プーリー 20 ベルト 21 分散盤 22 ベベルギア 23 分散盤 24 搬送樋 25 スリット 26 落下樋 27 上部プーリー 28 バケット 29 ベルト 30 落下口 32 排風機 33 火熱発生装置 34 上部搬送装置 35 残留穀物排出樋 36 蝶ボルト 37 調質室

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥機体の上部に調質室を設け、前記乾
    燥機体の下部に穀粒乾燥室、熱風室、排風室を並設した
    通風乾燥部を設け、前記穀粒乾燥室に連通した下部搬送
    装置と前記調質室とを、揚穀機及び搬送樋内に穀粒移送
    体を装架した上部搬送装置を介して連絡した循環式穀物
    乾燥機において、前記上部搬送装置の前記搬送樋の底部
    に、幅が10mm以下の開口状のスリットを前記調質室
    内に臨ませて設けたことを特徴とする循環式穀物乾燥機
    の上部搬送装置。
JP5289792U 1992-07-02 1992-07-02 循環式穀物乾燥機の上部搬送装置 Pending JPH0610783U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5289792U JPH0610783U (ja) 1992-07-02 1992-07-02 循環式穀物乾燥機の上部搬送装置

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JP5289792U JPH0610783U (ja) 1992-07-02 1992-07-02 循環式穀物乾燥機の上部搬送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0610783U true JPH0610783U (ja) 1994-02-10

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ID=12927654

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JP5289792U Pending JPH0610783U (ja) 1992-07-02 1992-07-02 循環式穀物乾燥機の上部搬送装置

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JP (1) JPH0610783U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52139692U (ja) * 1976-04-19 1977-10-22
JPS6043216U (ja) * 1983-08-26 1985-03-27 相田 茂秀 キヤスタ−マツサ−ジ器

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