JPH0610708B2 - カメラ用電源回路 - Google Patents

カメラ用電源回路

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JPH0610708B2
JPH0610708B2 JP60064769A JP6476985A JPH0610708B2 JP H0610708 B2 JPH0610708 B2 JP H0610708B2 JP 60064769 A JP60064769 A JP 60064769A JP 6476985 A JP6476985 A JP 6476985A JP H0610708 B2 JPH0610708 B2 JP H0610708B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、ストロボ発光源となるメインコンデンサへ充
電を行なう昇圧回路への電源供給と、システムコントロ
ーラIC等のカメラ制御回路への電源供給とを共用電源
電池で行なうカメラ用電源回路に関する。
(従来技術) 近年、被写体距離調節,露出制御,フィルム巻上げ制
御,フィルム巻戻し制御,ストロボ発光等を自動的に行
なうカメラ、いわゆるフルオートカメラが実用化されて
いる。このようなカメラにあっては、カメラ本体に内蔵
されたストロボの制御も自動化されている。即ち、スト
ロボ発光源となるメインコンデンサへの自動充電,スト
ロボ発光が必要な撮影状況下での自動発光,メインコン
デンサへの充電電圧の監視,メインコンデンサへの充電
完了に伴なう充電停止等の制御が自動化されている。
従って、このような自動化されたカメラシステムを制御
するためのシステムコントローラ回路等のカメラ制御回
路は、常時スタンバイ可能状態に保持されており、たと
えメインコンデンサへの充電動作中であってもこの充電
の制御は上記カメラ制御回路から送出される充電制御信
号に基づいて行なわれる。
上記メインコンデンサへの充電では数V程度の共用電源
電池の電圧を250〜300V程度の電圧に昇圧する昇圧回路
を作動させることによって行なわれている。この昇圧回
路の消費電流はメインコンデンサへの充電初期において
は数A程度の大電流で以下、充電が進むにつれて小電流
となる。従って、充電初期における大きな電流によって
共用電源電池の端子電圧が大幅に降下し、この共用電源
電池に接続されたカメラ制御回路への供給電圧が大幅に
降下する。例えば、共用電源電池に公称電圧が6Vのリ
チウム電池を用いた場合には充電初期において同電池の
電圧が2〜3Vに降下する。
このために充電初期においてシステムコントローラ等の
カメラ制御回路がプログラム暴走や機能異常を起こす恐
れがある。
これを解決するために、カメラ制御回路へ共用電源電池
の電圧が供給されている間には、ストロボ発光源となる
メインコンデンサへの充電を行なわないようにすること
が提案されている(特開昭52−127232号公報参照)。
また、ストロボ発光をさせることによってフィルムに日
付,時刻等のデータを写し込む機能を有するカメラにお
いてはデータ写し込み動作中は昇圧回路の作動を停止ま
たは停止に近い状態にすることも提案されている(特開
昭54−51822号公報参照)。
更に、シャッタ羽根が開いている間にはストロボ発光源
となるメインコンデンサへの充電動作を禁止することも
提案されている(特公昭55−10051号公報参
照)。
このような従来のカメラ用電源回路においてはストロボ
発光源となるメインコンデンサへの充電を同充電による
電源電池電圧の低下によってシステムコントローラ等の
カメラ制御回路が誤動作しないような時間帯に行なわれ
るようにしている。従って、メインコンデンサへの充電
動作中にはカメラ制御回路を確実に動作させることがで
きず機能の低下を招く。たとえば、カメラ制御回路にA
F機能を有するカメラにおいては、ストロボ撮影直後に
AF機能を働かせることができずメインコンデンサへの
充電が完了するまでAF機能の開始を待たねばならない
ので撮影能率が低下する。
(目的) 本発明の目的はストロボ発光源となるメインコンデンサ
に充電を行なっている時においてもカメラ制御回路に所
定電圧の電源供給を行なうことができ、カメラ制御に誤
動作を生じさせたり機能低下を生じさせたりすることが
ないカメラ用電源回路を提供することにある。
(概要) 本発明に係るカメラ用電源回路は、ストロボ発光源とな
るメインコンデンサへの充電を共用電源電池を昇圧させ
ることによって行なうための昇圧回路を作動するときに
同回路に生じる誘起電圧の一部をカメラ制御回路の電源
入力端に上記共用電源電池の出力に対して並列的に印加
し、カメラ制御回路の電源供給電圧の降下を防止するこ
とを特徴とするものである。
(実施例) 先ず、本発明の第1実施例を第1図ないし第3図を用い
て説明する。
第1図において、ストロボ用メインコンデンサCを充
電するための昇圧回路であるDC−DCコンバータ10の
電源と、システムコントローラ20,焦点検出や自動露出
を行なうための制御回路30等で構成されるカメラ制御回
路の電源となる共用電源電池Eは、その負極を接地され
ると共に接地ラインlに接続され、正極は低圧ライン
に接続されている。この両ラインl,lはDC
−DCコンバータ10の電源入力端に接続され、両ライン
,l間にはコンデンサCと抵抗Rの直列回路
が接続されている。
また、両ラインl,l間には抵抗Rと抵抗R
NPN形のトランジスタQのコレクタ・エミッタの直
列回路が接続されると共に、PNP形のトランジスタQ
のエミッタ・コレクタとPNP形のトランジスタQ
のエミッタ・コレクタと抵抗Rの直列回路が接続さ
れ、更に昇圧トランスTの低圧コイルT1LとNPN形
のトランジスタQのコレクタ・エミッタの直列回路が
接続されている。
そして、コンデンサCと抵抗Rの接続点はトランジ
スタQのベースに接続され、同トランジスタQのコ
レクタは抵抗Rを介して上記トランジスタQのベー
スに接続されている。
上記昇圧トランスTの低圧コイルT1Lとトランジスタ
のコレクタとの接続点は、ダイオードDのアノー
ド・カソードと抵抗Rを順次に介して低圧ラインl
に接続されている。この昇圧トランスTの高圧コイル
1Hの一端は、上記トランジスタQのベースに接続さ
れ、他端は、ダイオードDのアノード・カソードを介
してDC−DCコンバータ10の出力電圧ラインとしての
高圧ラインlに接続されている。
上記ダイオードDのカソードと抵抗Rの接続点は、
抵抗Rを介して平滑用のコンデンサC2の一旦に接続
されるとともにシステムコントローラ20の正電圧電源入
力端+に接続され、更に制御回路30の正電圧電源入力端
+に接続されている。上記コンデンサCの他端は接地
ラインlに接続されるとともにシステムコントローラ
20と制御回路30のそれぞれの負電圧電源入力端−に接続
されている。このシステムコントローラ20はカメラのシ
ャッタを制御して露出制御を行なわせたり合焦点検出等
の信号処理を行なわせるものでバスラインを介して上記
制御回路30に接続されている。また、このシステムコン
トローラ20は、充電完了検出信号Sと発光トリガ信号
と充電制御信号Sが送出されるようになってい
る。
上記高圧ラインlと接地ラインlとの間には、充電
完了表示用のネオンランプNEと抵抗R10と抵抗R11の直
列回路でなる充電完了表示回路が接続されている。この
抵抗R10と抵抗R11の接続点はNPN形のトランジスタ
のベースに接続され、同トランジスタのコレクタに
は、上述したシステムコントローラ20からの充電完了検
出信号Sが供給されるようになっていて、エミッタは
接地ラインlに接続されている。
又、上記高圧ラインlと接地ラインlの間には、抵
抗R13とトリガコンデンサCとトリガトランスT
低圧コイルT2Lとの直列回路が接続されると共に、閃光
放電管XLが接続されている。このトリガトランスT
の高圧コイルT2Hの一端は接地ラインlに接続され、
他端は閃光放電管XLのトリガ電極に接続されている。
更に、上記高圧ラインlと接地ラインlとの間に
は、閃光放電管XLの発光源となるメインコンデンサC
が接続されている。
上記抵抗R13とトリガコンデンサCの接続点はトリガ
サイリスタSCRのアノードに接続され、同トリガサイ
リスタSCRのカソードは接地ラインlに接続されて
いる。このトリガサイリスタSCRのゲートは、コンデ
ンサCと抵抗R12の並列回路を介して接地ラインl
に接続されると共にシステムコントローラ20に接続され
ていて、同システムコントローラ20から送出される上記
発光トリガ信号Sが供給されるようになっている。ま
た、システムコントローラ20から送出される充電制御信
号Sは抵抗Rを介して上記トランジスタQのベー
スに供給されるようになっていると共に、抵抗Rを介
して上記トランジスタQのベースにも供給されるよう
にもなっている。
従って、共用電源電池Eの負極電圧は、接地ラインl
を介してシステムコントローラ20と制御回路30の各負極
電源入力端−に印加される。一方共用電源電池Eの正極
電圧は、低圧ラインl→昇圧トランスTの低圧コイ
ルT1L→ダイオードDのアノード・カソード→抵抗R
の経路と、低圧ラインl→抵抗R→抵抗Rの経
路でシステムコントローラ20の正電圧電源入力端+に印
加される。よって、共用電源電池Eの電圧がコンデンサ
の両端に印加され、システムコントローラ20と制御
回路30のそれぞれの電極入力端に印加され、システムコ
ントローラ20,制御回路30に動作電源が与えられること
になる。
そして、システムコントローラ20から送出される充電制
御信号Sがストロボ撮影に先立ってメインコンデンサ
を充電させるために第2図および第3図に示すよう
にHレベルになるとトランジスタQがオンになると共
にトランジスタQがオンになる。
トランジスタQがオンになるとトランジスタQのベ
ース電位が低下し同トランジスタQがオンになる。ト
ランジスタQがオンになるとトランジスタQのコレ
クタ電位が上昇し、同トランジスタQのベースは抵抗
によるベース電流が流れるのでオンになる。これに
伴なってトランジスタQのベース電位が上昇し同トラ
ンジスタQがオンになる。従って、低圧ラインl
低圧コイルT1L→トランジスタQのコレクタ・エミッ
タ→接地ラインlの経路で低圧コイルT1Lに矢印i方
向の電流Iが流れる。この電流Iは低電圧コイルT1L
インピーダンスが非常に近いので大きな値(数A程度)
になり共用電源電池Eの電圧VDDは第2図及び第3図に
示すように急激に低下する。低圧コイルT1Lに電流が流
れることによって昇圧トランスTの磁束が飽和する
と、高圧コイルT1Hに流れる電流が急激に減少し高圧コ
イルT1Hに流れる電流が0になることによって高圧コイ
ルT1Hに逆起電圧が生じトランジスタQのベースを負
電位にするためにトランジスタQがオフになる。トラ
ンジスタQがオフになると、トランジスタQのベー
ス電位が低下し同トランジスタQがオフになる。する
と低圧コイルT1Lに流れている矢印i方向の電流が急激
に断たれるので同低圧コイルT1Lに矢印j方向の向きの
逆起電圧が生じる。
このような動作が繰り返し行なわれることによって高圧
ラインlに250〜300V程度の電圧が生じ、この電圧に
よってメインコンデンサCへの充電が行なわれる。
このとき、低圧コイルT1LとトランジスタQのコレク
タとの接続点の電圧Vは第2図に示すように接地ライ
ンlの電位に略等しい電位(接地ラインlの電位か
らトランジスタQのオン電圧だけ上昇した電位)を基
準としてパルス高さが20V程度のパルス電圧信号とな
る。
このような電圧Vは、ダイオードDのアノード・カ
ソード→抵抗Rを介して平滑用のコンデンサCに印
加され、充電制御信号Sによってオン状態にされてい
るトランジスタQとツェナーダイオードZDによって
定電圧化され、システムコントローラ20,制御回路30の
正極電源入力端+に印加される。このためにDC−DC
コンバータ10を作動させメインコンデンサCへの充電
を行なっている間にもシステムコントローラ20,制御回
路30へ電源供給が電圧低下することなしに行なわれる。
しかる後、メインコンデンサCの充電電圧が所定値に
達するとネオンランプNEが点灯し、充電完了が表示され
ると共にトランジスタQのベース電位が上昇するので
同トランジスタQ6がオンになり充電完了検出信号S
のラインが同トランジスタQのコレクタ・エミッタを
介して接地ラインlに接続され、充電完了検出信号S
がLレベルになる。このような充電完了検出信号S
のレベル変化がシステムコントローラ20によって検出さ
れると、Hレベルが保たれている充電制御信号SがL
レベルに立下がる。充電制御信号SがLレベルになる
とトランジスタQ,Qが共にオフになる。従ってD
C−DCコンバータ10の作動が停止すると共にツェナー
ダイオードZDによる定電圧回路が働かなくなり、DC
−DCコンバータ10の非作動時においてツェナーダイオ
ードZDに電流が流れないようになる。
従ってシステムコントローラ20,制御回路30への電源供
給は共用電源電池Eのみによって行なわれることにな
る。
よって、メインコンデンサCへの充電の有無にかかわ
りなくシステムコントローラ20,制御回路30へ電源供給
が行なわれることになる。
その後、レリーズ釦(図示せず)を押動するとシャッタ
ー開動作がシステムコントローラ20からの指令によって
行なわれ、シャッター全開時点で発光トリガ信号S
Hレベルになる。すると高圧ラインl→抵抗R13→ト
リガコンデンサC→トリガトランスTの低圧コイル
2L→接地ラインlの経路で既に充電完了状態にされ
ているトリガコンデンサCの充電電荷が、トリガサイ
リスタSCRのアノード・カソード→接地ラインl
トリガトランスTの低圧コイルの経路で放電される。
このときにトリガトランスTの高圧コイルT2Hに数K
Vの高圧が生じ、この高圧で閃光放電管XLが励起状態
にされ、同閃光放電管XLによる閃光発光がメインコン
デンサCの充電電荷によって行なわれる。
そして、閃光放電管XLの閃光発光によってメインコン
デンサCの電圧が低下すると、ネオンランプNEが消
灯すると共にトランジスタQのベース電位が低下し、
同トランジスタQがオフになってシステムコントロー
ラ20からの充電完了検出信号SのラインがHレベルに
なる。すると、システムコントローラ20の働きによって
充電制御信号SがHレベルになって上述同様にメイン
コンデンサCへの充電と、システムコントローラ20,
制御回路30への電源供給電圧低下の補償が行なわれる。
次に、本発明の第2実施例を第4図ないし第6図を用い
て説明する。本実施例は、上記第1実施例における回路
の一部を変形させたものである。即ち、ダイオードD
と抵抗Rの直列回路(第1図参照)の代わりに抵抗R
20とNチャンネル形の電界効果形のトラジスタQ20の直
列回路を接続し、抵抗R(第1図参照)を除去し、上
記トランジスタQ20のゲートを抵抗R15を介してライン
に接続すると共に、NPN形のトランジスタQ
コレクタに接続し、同トランジスタQのベースを抵抗
14を通じて前記トランジスタQのコレクタに接続
し、かつエミッタを接地ラインlに接続している。そ
して、他の回路部分は上記第1図に示すと同様であるの
でその対応部分には上記第1図に付したと同一の符号を
付しその説明を略す。
従って、共用電源電池Eの負極電圧は、接地ラインl
を介してシステムコントローラ20と制御回路30の各負極
電源入力端−に印加される。このときトランジスタQ20
のゲートはHレベルとなっているのでオン状態である。
よって共用電源電池Eの正極電圧は、低圧ラインl
昇圧トランスTの低圧コイルT1L→抵抗R20→トラン
ジスタQ20の経路でシステムコントローラ20の正電圧電
源入力端+に印加される。よって、共用電源電池Eの電
圧がコンデンサCの両端に印加され、システムコント
ローラ20と制御回路30のそれぞれの電源入力端に印加さ
れ、システムコントローラ20,制御回路30に動作電源が
与えられることになる。
そして、システムコントローラ20から送出される充電制
御信号Sがストロボ撮影に先立ってメインコンデンサ
を充電させるために第5図及び第6図に示すように
HレベルになるとトランジスタQがオンになると共に
トランジスタQがオンになる。
トランジスタQがオンになると、トランジスタQ
ベース電位が低下し同トランジスタQがオンになる。
トランジスタQがオンになると、トランジスタQ
コレクタ電位が上昇し、同トランジスタQのベースは
抵抗Rによるベース電流が流れるのでオンになる。こ
れに伴なってトランジスタQのベース電位が上昇し同
トランジスタQがオンになる。従って、低圧ラインl
→低圧コイルT1L→トランジスタQのコレクタ・エ
ミッタ→接地ラインl0の経路で低圧コイルT1Lに矢印
i方向の電流Iが流れる。この電流Iは低圧コイルT1L
のインピーダンスが非常に低いので大きな値(数A程
度)になり共用電源電池Eの電圧VDDは第5図及び第6
図に示すように急激に低下する。低圧コイルT1Lに電流
が流れることによって昇圧トランスTの磁束が飽和す
ると、高圧コイルT1Hに流れる電流が急速に減少し高圧
コイルT1Hに流れる電流が0になることによって高圧コ
イルT1Hに逆起電圧が生じ、トランジスタQのベース
を負電位にするためにトランジスタQがオフになる。
トランジスタQがオフになると、トランジスタQ
ベース電位が低下し、同トランジスタQがオフにな
る。すると、低圧コイルT1Lに流れている矢印j方向の
電流が急激に断たれるので、同低圧コイルT1Lに矢印i
方向の向きの逆起電圧が生じる。
このような動作が繰り返し行なわれることによって高圧
ラインlに250〜300V程度の電圧が生じ、この電圧に
よってメインコンデンサCへの充電が行なわれる。
このとき、低圧コイルT1LとトランジスタQのコレク
タとの接続点の電圧Vは第5図に示すように接地ライ
ンlの電位に略等しい電位(接地ラインlの電位か
らトランジスタQのオン電圧だけ上昇した電位)を基
準としてパルス高さが20V程度のパルス電圧信号とな
る。
そして、トランジスタQがオフのときには、トランジ
スタQ20のゲート電位が略電源電池Eの電圧VDDである
ので、同ゲートとツェナーダイオードZDのカソードと
の電位差は若干の逆バイアスになり、この電位差に対応
するオン抵抗と抵抗R20との直列抵抗により平滑用コン
デンサCが矢印k方向の電流によって充電される。
また、トランジスタQがオンのときにはトランジスタ
のコレクタ電位と、矢印l方向の放電電流による抵
抗R20の電圧降下分を加えた電位が、トランジスタQ20
と抵抗R20との接続点の電位であり、このとき、トラン
ジスタQ20のゲートは、トランジスタQがオンである
ので略接地ラインlレベルである。この場合もトラン
ジスタQ20は若干の逆バイアス状態となり、このときの
トランジスタQ20のゲートと、抵抗R12とトランジスタ
20との電位差に対応するオン抵抗と抵抗R20との直列
抵抗を介して平滑用コンデンサCの充電電荷が放電す
る。
なお、DC−DCコンバータ10が作動していないときに
はトランジスタQ20が低いオン抵抗となっているので、
共用電源電池Eの電圧でコンデンサCが充電されるこ
とになる。
しかる後、メインコンデンサCの充電電圧が所定値に
達すると、ネオンランプNEが点灯し、充電完了が表示
されると共にトランジスタQのベースが上昇するので
同トランジスタQがオンになり充電完了検出信号S
のラインが同トランジスタQのコレクタ・エミッタを
介して接地ラインlに接続され、充電完了検出信号S
がLレベルになる。このような充電完了検出信号S
のレベル変化がシステムコントローラ20によって検出さ
れると、Hレベルが保たれている充電制御信号SがL
レベルに立下がる。充電制御信号SがLレベルになる
とトランジスタQ,Qが共にオフになる。従ってD
C−DCコンバータ10の作動が停止するとともにツェナ
ーダイオードZDによる定電圧回路が働かなくなる。
従って、システムコントローラ20,制御回路30への電源
供給は共用電源電池Eのみによって行なわれることにな
る。
よって、メインコンデンサCへの充電の有無にかかわ
りなくシステムコントローラ20,制御回路30への電源供
給が行なわれることになる。
しかる後、レリーズ釦(図示せず)を押動すると上述同
様にして閃光放電管XLによる閃光発光が行なわれる。
そして、上述同様に次回のストロボ発光に備えてメイン
コンデンサCへの充電が行なわれると共に、システム
コントローラ20,制御回路30への電源供給電圧低下の補
償が行なわれる。
なお、上記第1及び第2実施例においてはメインコンデ
ンサCへの充電は、ストロボ撮影を行なうか否かにか
かわりなく常時フル充電状態になされているが、ストロ
ボ撮影を行なわせる場合のみに上記メインコンデンサC
への充電を行なうようにしても良いこと勿論である。
(発明の効果) このように本発明に係るカメラ用の電源回路によれば、
ストロボ発光源となるメインコンデンサに充電を行なう
昇圧回路が作動しているときに同回路中に生じる誘起電
圧の一部を平滑化した電源をカメラ用制御回路の電源入
力端に共用電源電池に対して並列的に接続しているの
で、メインコンデンサ充電中に共用電源電池の端子電圧
が低下することによる不具合が解消される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実施例を示すカメラ用電源回路
の電気回路図、 第2図及び第3図は、上記第1実施例の電源回路の動作
を説明するための波形図、 第4図は、本発明の第2実施例を示すカメラ用電源回路
の電気回路図、 第5図及び第6図は、上記第2実施例の電源回路の動作
を説明するための波形図である。 10……昇圧回路 20……システムコントローラ(カメラ制御回路) 30……制御回路(カメラ制御回路) E……共用電源電池 R……抵 抗 ZD……ツェナーダイオード C……平滑用コンデンサ XL……閃光放電管 C……メインコンデンサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ストロボ発光用メインコンデンサに充電す
    る電源とシステムコントローラ等のカメラ制御回路用の
    電源とを共用するカメラにおいて、 巻線数比の異なる昇圧トランスを有し、該昇圧トランス
    によって上記メインコンデンサに給電する電源を昇圧す
    る昇圧回路と、 この昇圧回路の昇圧トランスの一次側巻線に接続され、
    上記メインコンデンサへの充電中に、上記昇圧トランス
    の該一次側巻線に発生する逆誘起電圧の一部を、上記カ
    メラ制御回路用の電源として充電するコンデンサと、 このコンデンサの電圧を定電圧化する定電圧回路と、 を具備していることを特徴とするカメラ用電源回路。
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