JPH0610649Y2 - コイルと回路基板の組立構成体 - Google Patents

コイルと回路基板の組立構成体

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JPH0610649Y2
JPH0610649Y2 JP1988162284U JP16228488U JPH0610649Y2 JP H0610649 Y2 JPH0610649 Y2 JP H0610649Y2 JP 1988162284 U JP1988162284 U JP 1988162284U JP 16228488 U JP16228488 U JP 16228488U JP H0610649 Y2 JPH0610649 Y2 JP H0610649Y2
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JP
Japan
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coil
circuit board
radiation fin
assembly structure
support member
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JP1988162284U
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Inventor
吉明 高辻
俊一 佐藤
Original Assignee
ナイルス部品株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、コイル回路基板の組立構成体の改良に関す
る。
[従来の技術] 従来、この種の技術として、例えば、実公昭60-25865号
公報に開示されたものがあった。
第3図は、前記した従来の技術に開示された図面の一部
であり、同図に於いてaはコイルb及びコイル端末c,
c′を有する捲体d,dの両端面に切溝e,e′が形成
された誘導素子である。また、fは前記誘導素子aの切
溝e,e′が挿入される一対の対向辺g,g′を備えた
切欠部hを有すると共に、その近傍に前記コイル端末
c,c′と接続される配線層i,i′が形成された配線
基板である。
そして、前記誘導素子aにおける切溝e,e′のコイル
端末c,c′が引出されている側と、配線基板fの切欠
部hとを対向させた状態で両者を挿入固定していた。し
かる後、このようにして組立てられた装置を誘導素子a
が下になるようにして、溶融半田を含む半田槽内に配線
基板を浸漬することにより、誘導素子aを配線基板fに
半田付けし固定していた。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、前記した従来の技術は次に列挙するごと
き多くの問題点を有していた。
(a)誘導素子aは前記構造のため配線基板fに対して強
固に固定されていた。その為、衝撃や熱応力等によって
前記固定部近傍にクラックガイドが発生する危険が有っ
た。
(b)誘導素子aを高温の半田槽へ浸漬するには、コイル
の耐熱性が要求され、特殊な樹脂によって被覆されたコ
イルを使用する必要があった。
(c)コイル端末c,c′の被覆の剥離は、一般的に半田
付けの熱によって行なわれているが、当該従来の技術で
は前記したように被覆そのものの耐熱性が高いため剥離
は蟻酸等の危険な溶液を用いる必要があった。
(d)尚、誘導素子aを配線基板fの切欠部hに挿入固定
するためには、少なくとも配線基板fの大きさを誘導素
子aの大きさに比し大きくする必要がある。
[問題点を解決するための手段] この考案は、前記した従来の技術が有する問題点を全て
解決するとともに、小型で衝撃や熱応力に対して柔軟性
を有し、且つ生産性等に優れたコイルと回路基板の組立
構成体を提供することを目的とし、その為の手段とし
て、放熱フィンと、該放熱フィンの一方の面に備えた回
路基板と、前記放熱フィンの他方の面に形成した溝に着
脱自在に挿着するとともにコイルボビンを加締め支持し
た支持部材とを具備したことを特徴とする回路基板の組
立構成体を提供する。
[作用] 前記手段からなるコイルと回路基板の組立構成体は、次
のように作用する。
すなわち、前記コイルと回路基板の組立構成体に電源を
接続し作動するとき、前記コイルや回路基板に載置され
た各電子素子から発生したジュール熱は放熱フィンに吸
収され、放熱される。また、前記コイルの通電時に於け
る発熱によってコイル自体及びコイルボビン全体が膨張
し、作動停止時に冷却されて収縮し、長期の使用に於い
て膨張及び収縮が繰り返されるが、この時発生するスト
レスは前記支持部材の加締め部の緩みと成って吸収さ
れ、支持部材等に発生するクラックを未然に防止する。
[実施例] 第1図及び第2図は、この考案の好適な実施例を示した
図面であり、当該実施例では、この考案をスイッチング
レギュレータに適用したものを例示している。
同図に於いて、1はアルミニウム等の放熱性に優れた材
料を成型して形成した放熱フィンであり、一方の面11
は後述する回路基板2を固着すべく平面状に形成され、
他方の面12は後述する支持部材3を挿着する溝12a,12
a′が形成されている。
更に、該放熱フィン1には半田付け可能なピン13を打
込み固定するための穴部12b,12b′が形成されている。
尚、該穴部12b,12b′には、前記ピン13の打込みを容
易にするためのスリット121b,121b′が形成されてい
る。
また、2はパワートランジスタやI、C等の電子素子2
1を載置するとともにリード線22を接続した回路基板
であり、基板本体23は例えばセラミックによって構成
されている。
また、3は合成樹脂を成型した支持部材であり、コイル
ボビン4を支持する支持軸31と、前記放熱フィン1に
対する位置決め及びコイル41の端部41a,41a′の放熱
フィン1に対する絶縁を兼ねた段部32と、前記コイル
41の端部41a,41a′を通す穴33とが一体的に形成さ
れている。また、4はフェライト材から成るボビン42
にコイル41を巻回して構成したコイルボビンであり、
前記支持軸31が嵌合する嵌合穴43を有している。
また、5は合成樹脂から成るカバーである。
そして、上記各構成部材の組立は次の手順によって成さ
れる。
すなわち、第1手順として放熱フィン1の溝12a,12a′
に支持部材3を挿着する。
第2手順として、コイルボビン4を支持部材3の支持軸
31に嵌合し、支持軸31の先端を熱加締め等によって
加締める。
第3手順として、回路基板2を放熱フィン1の一方の面
11に接着する。
接着剤は、例えばエポキシ樹脂系のものが使用される。
第4手順として、コイル41の端部41a,41a′を回路基
板2の電極24に半田付けする。
第5手順として、回路基板2にコーティング処理を施こ
す。
第6手順として、カバー5を放熱フィン1にスナップフ
ィットで取付ける。
次に、作動を説明する。
当該実施例のスイッチングレギュレータは、リード線2
2及びピン13を他の回路装置に半田付けすることによ
って固定される。その際、前記ピン13は前記他の回路
装置のアース回路に接続され、これにより前記放熱フィ
ン1を電磁シールド部材として使用している。
また、回路基板2及びコイル41への通電によって発生
したジュール熱は、前記放熱フィン1によって吸収され
る。
前記コイルボビン4は、前記したごとく支持部材3の支
持軸31に加締められており、コイル41及びコイルボ
ビン4の熱膨張及び収縮の繰り返しによるストレスは前
記支持部材3の加締め部の緩みと成って吸収される。
尚、この考案は前記した実施例に限定されることはな
く、例えば、前記回路基板2と放熱フィン1とは一体的
に形成してもよい。例えば、放熱フィン1をアルミニウ
ムで形成した場合、該アルミニウムを陽極酸化して表面
にアルミナ(Al2O3)膜を形成し、その上に回路パターン
を形成して電子素子21を載置してもよい。また、支持
部材3と放熱フィン1とは一体的に形成してもよい。例
えば放熱フィン1の成型時に同時に支持軸31を一体成
型してもよい。
[考案の効果] この考案は、前記した構成・作用により次に列挙する多
くの効果を奏する。
(a)コイルが熱膨張及び収縮を繰り返しても、その際
に発生するストレスは支持部材の加締め部や、溝に対す
る挿着部における緩みとなって吸収され、クラックの発
生等の不具合を未然に防止することができる。
その為、安定した耐久性能を確保することができる。
(b)組付け作業に特殊な工程や、危険な剥離液を使用
しなくても、汎用的な半田付工程、加締工程及び溝に対
する挿着工程によって組付けを行なうことができる構成
となっており、作業性が良く、安全かつ安価な製造工程
を経てコイルと回路基板の組立構成体を形成することが
できる。
(c)支持部材が放熱フィンの溝に着脱自在であるた
め、製造工程において組立構成体の製造不良を発見した
場合等に、コイルの支持部材を放熱フィンから取り外し
て該組立構成体の修復及び再生をすることが簡単であ
り、構成部品を有効活用することができ、資源の無駄を
排除することができる。
(d)回路基板の大きさは、コイルボビンの大きさに左
右されず、すなわち回路基板は、最低限、電子素子を載
置できるだけの小さなスペースを有していればよい。そ
の為、放熱フィンは当該回路基板によって大型化するこ
とが無く、組立構成体の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の好適な実施例を示した断面図であ
る。 第2図は、第1図に示すものの分解斜視図である。 第3図は、従来の技術を示す誘導素子を含む電気回路部
品の斜視図である。 1……放熱フィン、2……回路基板、3……支持部材、
4……コイルボビン、5……カバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】放熱フィンと、該放熱フィンの一方の面に
    備えた回路基板と、前記放熱フィンの他方の面に形成し
    た溝に着脱自在に挿着するとともにコイルボビンを加締
    め支持した支持部材とを具備したことを特徴とする回路
    基板の組立構成体。
JP1988162284U 1988-12-14 1988-12-14 コイルと回路基板の組立構成体 Expired - Lifetime JPH0610649Y2 (ja)

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JPH0282008U JPH0282008U (ja) 1990-06-25
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JPS5811214U (ja) * 1981-07-15 1983-01-25 株式会社ケンウッド 広帯域トランスの取付構造

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