JPH0610572U - プラスチック扉のヒンジ構造 - Google Patents
プラスチック扉のヒンジ構造Info
- Publication number
- JPH0610572U JPH0610572U JP5113492U JP5113492U JPH0610572U JP H0610572 U JPH0610572 U JP H0610572U JP 5113492 U JP5113492 U JP 5113492U JP 5113492 U JP5113492 U JP 5113492U JP H0610572 U JPH0610572 U JP H0610572U
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- JP
- Japan
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- plastic door
- plastic
- notch
- rotary shaft
- door
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 プラスチック扉のヒンジ構造に関し、予期し
ない荷重によるプラスチック扉の損傷を防止するヒンジ
構造を提供することを目的とする。 【構成】 プラスチック扉を装着する筐体の相対向する
内側壁に内側に突出する回転軸を設ける一方、プラスチ
ック扉の側壁に対向する両側面に上記回転軸を挿入する
軸受孔と、その外周に所定の位置に所定の巾で切欠き部
を設けた円弧状の台座を設け、回転軸を切欠き部に合わ
せ圧入により装着するようにしてなるヒンジ構造を特徴
とする。
ない荷重によるプラスチック扉の損傷を防止するヒンジ
構造を提供することを目的とする。 【構成】 プラスチック扉を装着する筐体の相対向する
内側壁に内側に突出する回転軸を設ける一方、プラスチ
ック扉の側壁に対向する両側面に上記回転軸を挿入する
軸受孔と、その外周に所定の位置に所定の巾で切欠き部
を設けた円弧状の台座を設け、回転軸を切欠き部に合わ
せ圧入により装着するようにしてなるヒンジ構造を特徴
とする。
Description
【0001】
本考案はパソコンまたはワープロ等に採用されるプラスチック扉のヒンジ構造 に関し、詳しくは扉ヒンジ構造に関するものである。
【0002】
従来、パソコンまたはワープロ等に設けられ、使用時に開閉したりまたは開い た状態のままで使用されるプリンタカバー等のプラスチック扉構造においては、 使用中に不注意により荷重がかかり、扉のヒンジ部分が破損して使用出来なくな る場合が時々発生している。 一般にプラスチック扉のヒンジ構造は、プラスチックの弾性を利用して取付け る場合が多く、取付ける筐体側に回転軸を突出させ、扉の側面に形成した孔に、 扉をたわませながら回転軸を嵌入し、扉の変形が戻った状態で扉を回動自在に軸 支するか、または扉側に軸方向に突出した回転軸を設け、対向する筐体側の側壁 に孔を形成し、扉をたわませながら回転軸を孔に嵌入する方法が取られ、筐体側 にストッパーを設ける等により、所定の開放状態を維持するようにしている。 この状態で、不注意に扉に荷重がかかると、回転軸に直接荷重がかかる以外に 、ストッパーによって「てこ」の原理により過重な負荷がかかり、扉の孔の欠損 や回転軸の折損を生じる事故が発生している。
【0003】
本考案は、上記従来の問題点に鑑みなされたもので、不注意に扉部分に荷重が かかってもヒンジ部分の損傷を生じないプラスチック扉のヒンジ構造を提供する ことを目的としている。
【0004】
上記目的を達成するために、プラスチック扉を装着する筐体の相対向する内側 壁に所定の長さで内側に突出し同軸状に形成された回転軸を設ける一方、プラス チック扉の前記側壁に対向する両外側面に外方に突出し中央に上記回転軸を嵌入 する有底状の孔と同孔の外周を所定の位置に所定の巾で切欠いた円弧状の台座を 設け、回転軸に同台座の切欠部を合わせ圧入により装着し、回動自在に軸支する ようにした。
【0005】
上記の構成によれば、筐体の側壁に形成した回転軸にプラスチック扉の側面に 突出して設けた有底状の孔と同孔の外周に設けた円弧状の台座を、切欠き部から 圧入により装着することにより、プラスチック扉が筐体の回転軸に回動自在に軸 支することができる。 プラスチック扉が開放状態にあり、プラスチック扉に不注意に荷重がかかると 、プラスチック扉により「てこ」の力が軸受部にかかり、回転軸が切欠き部を押 し開き、プラスチック扉を損傷することなく脱落し、再度回転軸に切欠き部を合 わせ圧入することにより、容易に回復することができる。
【0006】
本考案の実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。 図1はパソコンまたはワープロ等に設けられたプラスチック扉1の取付状態を 示す要部斜視図および要部側面図で、筐体2のプラスチック扉1を取付ける部分 に相対向する側壁3を設け、同側壁3の所定の位置に相対向して内側に突出する 回転軸4を設け、プラスチック扉1を撓ませた状態で回転軸4をプラスチック扉 1の側面に形成した軸受孔5に挿入し、回動自在に軸支するようにしている。
【0007】 図2は本考案のプラスチック扉1のヒンジ構造を示す要部側面図で、プラスチ ック扉1のヒンジ部にはA−A矢視図で示すように、有底の軸受孔5とその外周 に所定の位置に所定の巾で切欠き部6を形成した円弧状の台座7が設けられてい る。 一方、筐体の対向する内側の側壁3には内側に突出する回転軸4を形成され、回 転軸4を円弧状の台座7の切欠き部6を通して軸受孔5に圧入することにより、 筐体2の側壁3にプラスチック扉1を回動自在に軸支するようにしている。 円弧状の台座7の切欠き部6の巾を回転軸4の直径より若干狭くし、回転軸4 の長さを円弧状の台座7の高さより短くして、軸受孔5の底部に一定の隙間tを 設けるようにすることにより、回転軸4を圧入する際に樹脂材料の弾性変形によ り切欠き部6を損傷することなく容易に圧入することができる。
【0008】 図3は、プラスチック扉1を開く方向に予期しない荷重がかかった時の状態を 示す要部側面断面図で、プラスチック扉1に図3(a)に矢印で示す方向に荷重 がかかると、筐体2の縁を支点として「てこ」の原理によりヒンジ部が持ち上げ られ(bおよびc)、回転軸4は円弧状の台座7の切欠き部6を通して軸受孔5 から外れ(d)、筐体2からプラスチック扉1が損傷することなく外され、再度 圧入することにより機能を回復することができる。 本実施例では、プラスチック扉1が筐体2の側壁3の間に内挿される場合を例 として説明しているが、プラスチック扉1が筐体2の側壁3を外挿する場合にお いても同等の効果を得ることができる。 同様に、回転軸をプラスチック扉1側に設け、軸受孔5と円弧状の台座7を筐 体2の側壁3の外側に形成することによっても、同等の効果が期待される。
【0009】
以上のように本考案においては、プラスチック扉の取付構造を筐体の側壁に形 成した回転軸とプラスチック扉の側面に形成した有底状の軸受孔と同孔の外周に 設けた円弧状の台座により構成するようにし、軸受孔に回転軸を切欠き部から圧 入して回動自在に軸支し、プラスチック扉に過度な荷重がかかった時には筐体の 縁を支点にして「てこ」の原理により切欠き部を通して回転軸を外すことができ 、プラスチック扉の損傷を防止することができる。 また、再度回転軸を軸受孔に切欠き部を通して圧入することにより、容易にプ ラスチック扉の機能を回復することができる。
【図1】プラスチック扉の取付状態を示す要部斜視図お
よび要部側面図である。
よび要部側面図である。
【図2】プラスチック扉のヒンジ構造を示す要部側面図
である。
である。
【図3】プラスチック扉に予期しない荷重がかかった時
の状態を示す要部側面断面図である。
の状態を示す要部側面断面図である。
1 プラスチック扉 2 筐体 3 側壁 4 回転軸 5 軸受孔 6 切欠き部 7 円弧状の台座
Claims (1)
- 【請求項1】 プラスチック扉を装着する筐体の相対向
する内側壁に所定の長さで内側に突出し同軸状に形成さ
れた回転軸を設ける一方、プラスチック扉の前記側壁に
対向する両外側面に外方に突出し中央に上記回転軸を嵌
入する有底状の孔と同孔の外周を所定の位置に所定の巾
で切欠いた円弧状の台座を設け、回転軸に同台座の切欠
部を合わせ圧入により装着し、回動自在に軸支してなる
ことを特徴とするプラスチック扉のヒンジ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5113492U JPH0610572U (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | プラスチック扉のヒンジ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5113492U JPH0610572U (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | プラスチック扉のヒンジ構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0610572U true JPH0610572U (ja) | 1994-02-10 |
Family
ID=12878351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5113492U Pending JPH0610572U (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | プラスチック扉のヒンジ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0610572U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016099652A1 (en) * | 2014-12-19 | 2016-06-23 | Eaton Corporation | Break away door, trip unit and circuit breaker assembly including same |
-
1992
- 1992-07-21 JP JP5113492U patent/JPH0610572U/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016099652A1 (en) * | 2014-12-19 | 2016-06-23 | Eaton Corporation | Break away door, trip unit and circuit breaker assembly including same |
US9679732B2 (en) | 2014-12-19 | 2017-06-13 | Eaton Corporation | Break away door, trip unit and circuit breaker assembly including same |
CN107004543A (zh) * | 2014-12-19 | 2017-08-01 | 伊顿公司 | 逃生门、跳闸单元、以及包括跳闸单元的断路器组件 |
US10000956B2 (en) | 2014-12-19 | 2018-06-19 | Eaton Intelligent Power Limited | Break away door, trip unit and circuit breaker assembly including same |
CN107004543B (zh) * | 2014-12-19 | 2019-06-28 | 伊顿智能动力有限公司 | 逃生门、跳闸单元、以及包括跳闸单元的断路器组件 |
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