JPH11260461A - 軟質キャップ - Google Patents

軟質キャップ

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JPH11260461A
JPH11260461A JP5962798A JP5962798A JPH11260461A JP H11260461 A JPH11260461 A JP H11260461A JP 5962798 A JP5962798 A JP 5962798A JP 5962798 A JP5962798 A JP 5962798A JP H11260461 A JPH11260461 A JP H11260461A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
cap
soft
plate portion
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP5962798A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Tanaka
哲生 田中
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Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Kenwood KK filed Critical Kenwood KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャップの表面を傷つけることなく容易に取
り外すことができる軟質キャップを提供する。 【解決手段】 ケース2の所定面に設けた凹部2aに嵌
合する板部1aを有し、ケース2の凹部2aに設けたプ
ラグを差し込む開口部2cに嵌合する中空の嵌合部1c
を設けるとともに、板部1aの外周端部に突出するツマ
ミ部1bを備えた軟質キャップ1を備え、この軟質キャ
ップ1の板部1a中央部を押すことによりツマミ部1b
がめくれ上がるように設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は軟質キャップに係
り、詳しくは、電子機器のコネクタまたはジャックなど
の開口部を封止する軟質キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばパソコン、携帯電話機、P
HSなどの電子機器には、ケースの所定面に開口部を穿
設して、この開口部にジャック、コネクタなどの接続部
を設けることにより、電子情報を自由に入出力するよう
にしたものがある。このようなケースの開口部には、ジ
ャック、コネクタなどの接続部が未使用時に外部に露出
しないようにキャップを取り付けて保護している。この
キャップは、ジャック、コネクタなどの接続部を容易に
開閉するためにケースの開口部に脱着可能に取り付けら
れる。
【0003】図5は、このような電子機器に適用された
従来のキャップを示す斜視図である。また図6は、図5
に示した電子機器のケースにキャップを嵌合したときの
C−C線の断面を示す断面図である。また、図7は、図
5のD−D線の断面を示す断面図である。図5に示すよ
うに、電子機器に適用された従来のキャップは、プラス
チック樹脂により形成された電子機器のケース12を備
え、このケース12の所定面に凹部12aを設け、この
凹部12aにキャップ10を覆うように装着されてい
る。
【0004】ここで、ケース12には、所定面にキャッ
プ10が嵌合する矩形状の凹部12aが形成されてい
る。この凹部12aには、中央部にジャックまたはコネ
クタ用の開口部12cが矩形状に開口している。このよ
うなケース12は、プラスチック樹脂により形成されて
いる。またキャップ10には、ケース12の凹部12a
と同様に外形が略矩形に形成された薄板状の板部10a
が設けられている。この板部10aには、表面から突出
するように延長した嵌合部10cが一体に形成されてい
る。この嵌合部10cは、内部が中空(図6参照)にな
っており凹状の箱形状に形成されている。また、板部1
0aには、矩形状の短辺の両端に一部切り欠いた切り欠
き部10bが形成されている。
【0005】このように形成されたキャップ10をケー
ス12に取り付ける場合、図5に示した矢印方向にキャ
ップ10の嵌合部10cをケース12の開口部12cに
挿入する。この際、板部10aは、図6に示すように矩
形状の短辺の両端がケース12の凹部12aに当接する
とともに、図7に示すように長辺の両端もケース12の
凹部12aに当接する。このように板部10aは、外周
がケース12の凹部12aに当接することで、ケース1
2の外面と板部10aの外面とが同一面上に位置するよ
うに嵌合される。すなわち、凹部12aは、キャップ1
0の板部10aの肉厚の厚さに合わせて同じ深さに形成
されている。また板部10aをケース12に取り付ける
と、図6に示したようにケース12と板部10aとの境
界部に切り欠き部10bによる凹状の段差が形成され
る。この切り欠き部10bは、ケース12に取り付けら
れたキャップ10の取り外しを容易に行えるように設け
られている。このようにケース12に取り付けられた板
部10aは、開口部12cの内壁と嵌合部10cの外壁
とが当接する嵌合強度により固定される。
【0006】次に、このようにケース12に取り付けら
れたキャップ10を取り外す動作を以下に説明する。図
8は、図5に示したケース12に取り付けられたキャッ
プ10を使用者により取り外す状態を示した斜視図であ
る。図8に示すように、ケース12に取り付けられたキ
ャップ10を取り外す場合、キャップ10の板部10a
に設けた切り欠き部10bを使用者が指の爪により引っ
掛けて嵌合部10c(図6参照)の嵌合を外してキャッ
プ10をケース12から取り外す。このように、キャッ
プ10をケース12から取り外すことで、図5に示した
開口部12cが露出し、この開口部12cに使用者が所
定のプラグを差し込み使用する。
【0007】また、図8に示したキャップ10とは異な
り、切り欠き部10bを狭く形成したキャップがある。
図9は、このように狭く形成した切り欠き部14bを有
した従来のキャップ14をケース12から取り外す状態
を示した斜視図である。図9に示すように、狭く形成し
た切り欠き部14bを有する従来のキャップ14をケー
ス12から取り外す場合、図8に示したキャップ10の
ように使用者の指の爪では取り外すことは出来ない。こ
の場合、ペン先などの鋭利な先端により引っ掛けてキャ
ップ14をケース12から取り外す。これにより前述と
同様に、図5に示した開口部12cが露出し、この開口
部12cに使用者が所定のプラグを差し込み使用する。
【0008】このように、従来のキャップは、ケース1
2に取り付けられたキャップ10またはキャップ14を
使用者の爪またはペン先などにより取り外していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
キャップでは、ケースに取り付けられているキャップを
取り外す際に使用者の爪またはペン先などの鋭利な先端
により取り外すため、キャップ10またはキャップ14
の表面を爪またはペン先などにより傷つけ易く、取り外
す際にも所定の時間を有してしまう不具合があった。本
発明は上述した課題を解決し、キャップの表面を傷つけ
ることなく容易に取り外すことができる軟質キャップを
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、ケースの所定面に設けた凹部に嵌合する
板部と、この板部から突出して凹部に設けた開口部に嵌
合する中空の嵌合部と、板部の外周端部に突出するツマ
ミ部とを一体に形成した軟質部材を備え、ケースに嵌合
された軟質部材の板部を押すことにより変形してツマミ
部がめくれ上がるように構成する。ここで、軟質部材は
ゴム素材または軟質樹脂素材のいずれかを用いて形成さ
れ、ケースの開口部はケースの内部からコネクタまたは
ジャックなどの接続部を露出する開口穴であり、ケース
の凹部の深さは板部の肉厚とほぼ同一にし、板部の表面
とケースの表面とが同一面となるように形成する。
【0011】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よる軟質キャップの実施の形態を詳細に説明する。図1
は、電子機器に適用された本発明による軟質キャップの
実施の形態を示す斜視図である。また図2は、図1に示
したケースに軟質キャップを嵌合したときのA−A線の
断面を示す断面図である。また、図3は、図1に示した
ケースに軟質キャップを嵌合したときのB−B線の断面
を示す断面図である。
【0012】図1に示すように、電子機器に適用された
本発明による軟質キャップの実施の形態は、プラスチッ
ク樹脂により形成された電子機器のケース2を備え、こ
のケース2の所定面に凹部2aを設け、この凹部2aに
軟質キャップ1を覆うように装着している。
【0013】ここで、ケース2は、プラスチック樹脂に
より形成されている。このケース2には、所定面に軟質
キャップ1が嵌合する矩形状の凹部2aが形成されてい
る。この凹部2aには、中央部に矩形状にジャックまた
はコネクタなどの接続部用の開口部2cが開口してい
る。また、凹部2aには、従来のジャックとは異なり、
矩形状の長辺の中央部を半円形状に切り欠くように突出
させた切欠部2bが形成されている。
【0014】また、軟質キャップ1には、ケース2の凹
部2aと同様に外形が略矩形に形成された薄板状の板部
1aを設けてある。この板部1aには、表面から突出す
るように延長した嵌合部1cが一体に形成されている。
この嵌合部1cは、内部が中空(図2参照)であり凹状
の略箱形状に形成されている。また。板部1aには、従
来のジャックとは異なり、矩形状の長辺の中央部に半円
形状に突出したツマミ部1bを一体に形成されている。
このように形成された軟質キャップ1は、ゴムなどの軟
質素材により形成されており、自由に変形させることが
可能である。
【0015】このように形成された軟質キャップ1をケ
ース2に取り付ける場合、図1に示した矢印方向に軟質
キャップ1の嵌合部1cをケース2の開口部2cに挿入
する。この際、板部1aの外周とツマミ部1bとは、ケ
ース2の凹部2aに当接する。ここで板部1aの短辺
は、図2に示すように下部から支持されるようにケース
2の凹部2aに当接する。また、板部1aの長辺とツマ
ミ部1bとは、図3に示すように下部から支持されるよ
うにケース2の凹部2aと当接している。このように板
部1aは、下部がケース2の凹部2aに当接することで
嵌合され、ケース2の外面と板部1aの外面とが図2に
示したように同一面上に位置するようになる。すなわ
ち、凹部2aは、軟質キャップ1の板部1aの肉厚の厚
さに合わせて同じ深さに形成されている。このようにケ
ース2に取り付けられた板部1aは、開口部2cの内壁
に嵌合部1cの外壁が当接して摩擦による嵌合強度によ
り固定される。
【0016】次に、このようにケース2に取り付けられ
た軟質キャップ1を取り外す動作を以下に説明する。図
4は、図1に示したケース2に取り付けられた軟質キャ
ップ1を取り外す動作を示した斜視図であり、図4
(a)はケース2に軟質キャップ1を取り付けた状態
を、図4(b)は軟質キャップ1に押し圧を加えた状態
を各々示している。
【0017】図4(a)に示すように、ケース2に取り
付けられた軟質キャップ1を取り外す場合、まず、軟質
キャップ1の板部1aの中央部を使用者が指により押圧
する。軟質キャップ1の板部1aに押し圧を加えると、
図4(b)に示すように、中空に形成された軟質キャッ
プ1の中央部が凹状に変形する。軟質キャップ1の中央
部が凹状に変形すると、図3に示したケース2の凹部2
aにより軟質キャップ1の外周とツマミ部1bとが上部
に押し上げられ、図4(b)に示したように矢印方向に
ツマミ部1bが浮き上がる。ツマミ部1bが上部に押し
上げられると、このツマミ部1bを使用者が把持して嵌
合部1c(図2参照)の嵌合を外して軟質キャップ1を
ケース2から取り外す。このように、軟質キャップ1を
ケース2から取り外すことで、図1に示した開口部2c
が露出し、この開口部2cに使用者が所定のプラグを差
し込み使用する。
【0018】以上、本発明による軟質キャップの実施の
形態を詳細に説明したが、本発明は上述の実施の形態に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
変更可能である。例えば、軟質キャップ1のツマミ部1
bを半円形状に形成した実施の形態を説明したが、特に
この形状に限定されるものではない。また、軟質キャッ
プ1の板部1aおよび嵌合部1cを矩形状に形成した実
施の形態を説明したが、特にこの形状に限定されるもの
ではない。また、軟質キャップ1をゴム素材により形成
した実施の形態を説明したが、これに限定されるもので
はなく、例えば、軟質樹脂を用いて形成してもよい。
【0019】
【発明の効果】このように本発明の軟質キャップによれ
ば、ケースに取り付けられた軟質キャップを取り外す
際、特に道具を使用することなく使用者が容易に取り外
すことができるとともに、キャップの表面部に傷を付け
ることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による軟質キャップの実施の形態を示す
斜視図。
【図2】図1に示したケースに軟質キャップを嵌合した
ときのA−A線の断面を示す断面図。
【図3】図1に示したケースに軟質キャップを嵌合した
ときのB−B線の断面を示す断面図。
【図4】図1に示したケースに取り付けられた軟質キャ
ップを取り外す動作を示した斜視図。
【図5】従来のキャップを示す斜視図。
【図6】図5に示した電子機器のケースにキャップを嵌
合したときのC−C線の断面を示す断面図。
【図7】図5に示したD−D線の断面を示す断面図。
【図8】図5に示したケースに取り付けられたキャップ
を使用者により取り外す状態を示した斜視図。
【図9】狭く形成した切り欠き部を有した従来のキャッ
プをケースから取り外す状態を示した斜視図。
【符号の説明】
1 キャップ 1a 板部 1b ツマミ部 1c 嵌合部 2 ケース 2a 凹部 2b 切欠部 2c 開口部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースの所定面に設けた凹部に嵌合する
    板部と、この板部から突出して前記凹部に設けた開口部
    に嵌合する中空の嵌合部と、前記板部の外周端部に突出
    するツマミ部とを一体に形成した軟質部材を備え、前記
    ケースに嵌合された前記軟質部材の板部を押すことによ
    り変形して前記ツマミ部がめくれ上がることを特徴とす
    る軟質キャップ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の軟質キャップにおい
    て、 前記軟質部材は、ゴム素材、または軟質樹脂素材のいず
    れかを用いて形成されていることを特徴とする軟質キャ
    ップ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の軟質キャップにおい
    て、 前記ケースの開口部は、前記ケースの内部からコネクタ
    またはジャックなどの接続部を露出する開口穴であるこ
    とを特徴とする軟質キャップ。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の軟質キャップにおい
    て、 前記ケースの凹部の深さは、前記板部の肉厚とほぼ同一
    にし、前記板部の表面と前記ケースの表面とが同一面と
    なるように形成したことを特徴とする軟質キャップ。
JP5962798A 1998-03-11 1998-03-11 軟質キャップ Pending JPH11260461A (ja)

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JP5962798A JPH11260461A (ja) 1998-03-11 1998-03-11 軟質キャップ

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JP5962798A JPH11260461A (ja) 1998-03-11 1998-03-11 軟質キャップ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007212647A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Nikon Vision Co Ltd 望遠鏡及びレンズキャップ
CN113594746A (zh) * 2020-05-01 2021-11-02 矢崎总业株式会社 带盖连接器
JP7132400B1 (ja) * 2021-06-24 2022-09-06 Necプラットフォームズ株式会社 コネクタポートキャップ、コネクタポート保護構造、およびコネクタポートキャップ取り外し治具

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CN113594746B (zh) * 2020-05-01 2023-05-26 矢崎总业株式会社 带盖连接器
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