JPH06104935A - ディジタル変調器用ベースバンド信号生成回路 - Google Patents

ディジタル変調器用ベースバンド信号生成回路

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JPH06104935A
JPH06104935A JP4273593A JP27359392A JPH06104935A JP H06104935 A JPH06104935 A JP H06104935A JP 4273593 A JP4273593 A JP 4273593A JP 27359392 A JP27359392 A JP 27359392A JP H06104935 A JPH06104935 A JP H06104935A
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JP
Japan
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data
rom
output
holding means
digital modulator
Prior art date
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Pending
Application number
JP4273593A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Yamamoto
裕之 山本
Masaru Adachi
勝 安達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Denshi KK
Original Assignee
Hitachi Denshi KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力データに対して希望フィルタ特性を有す
る応答データを格納したROMを用いたディジタル変調
器のベースバンド信号生成回路において,フィルタの相
関タイムスロット数を増やした場合においてもROM容
量が指数的に増加する欠点を回避したベースバンド信号
生成回路を提供することを目的とする。 【構成】 フィルタの相関タイムスロットを偶数タイム
スロットと奇数タイムスロットに分けそれぞれのタイム
スロットでフィルタ応答信号を求めROMに格納して,
その後偶数タイムスロットと奇数タイムスロットのフィ
ルタ応答信号を加算し順次出力することで所定のベース
バンド信号を生成する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,ディジタル変調器のベ
ースバンド信号生成回路の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図2及び図3を用いて説明
する。図2はディジタル変調器のベースバンド信号生成
回路の従来例を示すブロック図,図3は図2における各
部の信号波形を示す波形図である。図2において,1は
カウンタ,2はシフトレジスタ,5はROM,8はD/
A変換器,11はデータ入力端,12はクロック信号入
力端,13はデータ出力端である。
【0003】この従来回路では,図3(a)の如く
“0”及び“1”のシリアルデータがデータ入力端11
から入力されると,所定の応答特性を有するフィルタの
相関タイムスロット数m(mは自然数)に相当するm段
のレジスタで構成されるシフトレジスタ2にてmタイム
スロット分のデータが保持される。
【0004】一方,クロック信号入力端12より入力さ
れたクロック信号はカウンタ1にて2のn乗分の1タイ
ムスロット(nは自然数)の周波数に分周された後,当
該分周信号はROM5に与えられ,ROM情報の読出し
タイミングを定める信号となる。上記シフトレジスタ2
のm段のレジスタとカウンタ1の出力は各ROM5のア
ドレスバスに接続され,当該シフトレジスタ2内の保持
データ及びカウンタ1の出力信号に応じてROM5の読
出しアドレスが指定される。
【0005】ROM5には予めmタイムスロット分の入
力データの全ての組合せに対応するフィルタ応答特性演
算値を量子化したデータが格納されており,ROM5の
読出しアドレスが更新されるに従い,図3(c)の破線
の如く離散的な量子化データがROM5より順次出力さ
れる。上記フィルタ応答特性の演算は図3(b−1)〜
(b−6)に示すように各タイムスロットのデータに対
応するインパルスレスポンスを加算することで得られ
る。このフィルタ応答特性を量子化した量子化データは
D/A変換器8で連続的なアナログ信号に変換され,所
定のベースバンド信号として出力される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術におい
て,ROM5の必要容量は上記フィルタの相関タイムス
ロット数mと,ROM5のデータ出力周期(1タイムス
ロットに2のn乗回出力)と,1データ当りのROM出
力ビット数hによって決定され,次の数1の(1)式で
与えられる。
【0007】
【数1】
【0008】したがって,出力の打切り誤差を少なくす
るため相関タイムスロット数mを増やすと,ROM容量
は指数的に増大し容量不足を招く欠点があった。本発明
は上記の状況に鑑み,従来よりも必要なROM容量を著
しく低減したベースバンド信号生成回路を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため,従来の如くフィルタの相関タイムスロット
分(mタイムスロット)の入力データの全ての組合せに
対応する応答データをROMに格納するのではなく,相
関タイムスロットを例えば偶数タイムスロットと奇数タ
イムスロットに分け,それぞれのタイムスロットでフィ
ルタ応答信号を求めた後,偶数タイムスロットと奇数タ
イムスロットのフィルタ応答信号を加算することで,従
来と同じ相関タイムスロット数の入力データに対する応
答信号生成を少ないROM容量で実現したものである。
【0010】本発明の全体構成を図1に示す。図におい
て,3,4はROM,7は加算器であり,その他の符号
は図2の従来例と同一である。ROM3はシフトレジス
タ2の奇数タイムスロット用の応答データ,ROM4は
偶数タイムスロット用の応答データがそれぞれ格納され
ており,加算器7によって波形合成がなされ,D/A変
換器8によって従来と同等のベースバンドのアナログ信
号を生成する構成としている。
【0011】
【作用】本発明では上記構成とした結果,従来の如く相
関タイムスロット数(mタイムスロット)の全ての入力
データの組合せパターンに対応するフィルタ応答データ
をROMに格納する必要が無くなるため,後述する様に
ROM容量を大幅に減らすことが可能となる。
【0012】
【実施例】以下,この発明の一実施例を図4及び図5に
より説明する。図5は本発明の一実施例を示すブロック
図,図4は本発明における信号波形を示す波形図であ
る。図5において1はカウンタ,2はシフトレジスタ,
6はROM,7は加算器,8はD/A変換器,9はラッ
チ,10はスイッチ,11はデータ入力端,12はクロ
ック信号入力端,13はデータ出力端である。
【0013】以下,この動作について説明する。図4
(a)に示すシリアルデータはデータ入力端11からシ
フトレジスタ2に入力される。このシフトレジスタ2は
フィルタの相関タイムスロット数mと同じm段のレジス
タを有している。このシフトレジスタ2の出力はラッチ
9に入力されるが,この時シフトレジスタ2の保持デー
タは偶数番目と奇数番目に分けられそれぞれ別にラッチ
される。この偶数番目と奇数番目のラッチデータは時分
割的にスイッチ10で切替えられ,各々ROM6に入力
され,ROM6の読出しアドレスを指定する。
【0014】ROM6には図4の(b−1),(b−
2)に示されるような応答特性の量子化データが格納さ
れており,偶数番目と奇数番目のタイムスロットの保持
データに対する応答データが交互に出力される。次にス
イッチ14で上記偶数番目と奇数番目のタイムスロット
毎の応答データが切り分けられ,それぞれラッチ15及
び16に入力される。ラッチ15と16の出力は加算器
7によって合成され,当該加算器7から図4(c)に示
すような合成データを出力する。この合成データはD/
A変換器8でアナログ変換された後,従来と同様に所定
のベースバンド信号として出力される。
【0015】本発明によってROM容量が低減される理
由は,従来技術と本発明による実施例について,ROM
のアドレスバスの本数を比較すると容易に理解できよ
う。
【0016】従来技術では,図2に示すようにROM5
のアドレスの本数は,シフトレジスタ2に対してm,カ
ウンタ1に対してnであり,合計して,m+n本ある。
したがって,1データ当りのROM出力ビット数をhと
すると,必要なROM容量は前記数1の(1)式の容量
値となる。
【0017】これに対し本発明では,図1に示すように
ROM3及びROM4のアドレスバスの本数は,シフト
レジスタ2に対してm/2,カウンタ1に対してnであ
り,ROM3及びROM4の各々についてアドレスバス
がm/2+n本となる。したがって,当該ROM3及び
ROM4の合計容量値は次の数2の(2)式で与えられ
る。
【0018】
【数2】
【0019】また,図5に示す本願の実施例では,ラッ
チ回路9及びスイッチ10を用いて必要なROM容量を
半減させているため,ROM容量は次の数3の(3)式
で与えられる。
【0020】
【数3】
【0021】ここで,上記(1)〜(3)の各々の式に
おいて,n=5,h=8と置き,mをパラメータとした
ときの容量値を比較のため表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】表1から明らかなように,ROMの出力信
号の誤差を低減するために上記mの値を大きくする程,
本発明による必要ROM容量低減効果が顕著である。
【0024】以上の説明ではシフトレジスタに保持され
る入力データを2分割して,当該分割されたデータでR
OMのアドレスを指定し,指定されたROMアドレスに
格納された応答データを加算する例を示したが,上記2
分割をN分割(Nは2以上の整数)とすることも可能で
ある。
【0025】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば,ROM
を用いたディジタル変調器のベースバンド信号生成回路
において,出力信号の誤差を低減するためにフィルタの
相関タイムスロット数を増やしてもROM容量が飛躍的
に増大することなく,従来と比べて必要ROM容量を著
しく低減したベースバンド信号生成回路を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示すブロック図。
【図2】従来技術の全体構成例を示すブロック図。
【図3】従来例における信号波形を示す波形図。
【図4】本発明における信号波形を示す波形図。
【図5】本発明の一実施例を示すブロック図。
【符号の説明】
1 カウンタ 2 シフトレジスタ 3,4,5,6 ROM 7 加算器 8 D/A変換器 9,15,16 ラッチ 10,14 スイッチ 11 データ入力端 12 クロック信号入力端 13 データ出力端

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力のシリアルデータを所定長保持する
    第一の保持手段を有し,当該保持手段の出力データに対
    して所定のフィルタ特性を有する応答データを予め記憶
    手段に格納し,前記第一の保持手段の出力データに応じ
    て指定されるアドレスに格納された応答データを順次読
    み出してベースバンド信号を生成するディジタル変調器
    のベースバンド信号生成回路において,前記第一の保持
    手段の出力をN(Nは2以上の整数)分割し,当該N分
    割された保持手段の出力データに対する各応答データを
    それぞれ予め格納した記憶手段と,当該記憶手段の出力
    データを加算する加算手段とを備えたことを特徴とする
    ディジタル変調器のベースバンド信号生成回路。
  2. 【請求項2】 前記第一の保持手段の出力は,偶数タイ
    ムスロットと奇数タイムスロットとに二分割されること
    を特徴とする前記特許請求の範囲請求項1のディジタル
    変調器のベースバンド信号生成回路。
  3. 【請求項3】 少なくとも前記第一の保持手段の出力を
    N(Nは2以上の整数)分割し,当該各分割出力データ
    を一時保持する第二の保持手段と,当該第二の保持手段
    の出力を選択して時分割的に切り替える手段と,当該切
    替手段の出力を入力とする記憶手段とを備えたことを特
    徴とする前記特許請求の範囲請求項1及び2のディジタ
    ル変調器のベースバンド信号生成回路。
JP4273593A 1992-09-17 1992-09-17 ディジタル変調器用ベースバンド信号生成回路 Pending JPH06104935A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009072197A1 (ja) * 2007-12-05 2009-06-11 Mitsubishi Electric Corporation デジタルフィルタ、プリコーディング装置、送信システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009072197A1 (ja) * 2007-12-05 2009-06-11 Mitsubishi Electric Corporation デジタルフィルタ、プリコーディング装置、送信システム
JPWO2009072197A1 (ja) * 2007-12-05 2011-04-21 三菱電機株式会社 デジタルフィルタ、プリコーディング装置、送信システム

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