JPH0610350Y2 - 制動機構 - Google Patents

制動機構

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JPH0610350Y2
JPH0610350Y2 JP1986041269U JP4126986U JPH0610350Y2 JP H0610350 Y2 JPH0610350 Y2 JP H0610350Y2 JP 1986041269 U JP1986041269 U JP 1986041269U JP 4126986 U JP4126986 U JP 4126986U JP H0610350 Y2 JPH0610350 Y2 JP H0610350Y2
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JP
Japan
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pin
brake
traveling
blade
groove
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JP1986041269U
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Inventor
繁実 高橋
勝三 金子
彰 鈴木
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株式会社コパル
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、カメラ用フォーカルプレンシャッたの制動機
構に関する。
〔考案の背景〕
近年、特にカメラ用フォーカルプレンシャッタにおい
て、シャッタ速度の高速化の要求に伴い、シャッタ羽根
の走行速度が向上してきている。
こうした羽根走行速度の向上に従って、その停止時にお
ける衝撃音あるいはショックは、従来に比して飛躍的な
増加が見られるようになった。
このように増大する衝撃をやわらげるため、これまでに
も、例えば実開昭56−88227号あるいは実開昭5
6−102529号等をはじめとして、種々の制動機構
が提案されている。
しかしながら、従来提案された制動機構は、そのいずれ
もがシャッタ本体とは別体の部材を形成した後に、本体
(地板等)に取り付けるといったものであったことか
ら、全体として部品点数の増加を招き、従ってその組立
工数も増すいったように、不都合な点を生じるものであ
った。
〔考案の目的〕
本考案は、上述したように、従来において提案されてき
ているフォーカルプレンシャッタの制動機構が有してい
る不都合な点に鑑み、制動部材をシャッタ地板と共通に
一体に形成することとし、全体としての部品点数が増加
することを抑制しつつ、従って組立工数も増加させるこ
となく構成され、シャッタ羽根走行終了時には有効に制
動・停止させることのできる制動機構を提供することに
ある。
〔考案の構成〕
上述した本考案の目的は、走行部材が走行してきたとき
に、押圧されて自ら有する弾性により、制動部材が変形
しながら前記走行部材に制動をかけるように、各シャッ
タ羽根と同様に走行する走行部材が走行する空間の走行
終端近くにおいて、少なくとも一辺に弾性を持った制動
部を、シャッタ地板と一体に形成することにより達成さ
れる。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の好適なる実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
第1図は、本考案の第1の実施例を示した、カメラ用フ
ォーカルプレンシャッタの要部を示した略平面図であ
る。
1は地板で、後述する部材をはじめとして、各種部材を
搭載しているとともに、また撮影用窓(アパーチャ)1
aを有していて、図示しない方法によりカメラ本体に取
り付けられている。
2は羽根駆動レバーで、軸2aにより地板1に回動可能
に軸支されていて、図示しないバネにより反時計方向に
付勢されている。
3は先羽根駆動ピンで、前記先羽根駆動レバー2の端部
付近に配されていて、図示しない先羽根群の駆動機構に
連結されている。
4はピンガイド溝で、前記地板1に一体に設けられてい
て、前記先羽根駆動レバー2が軸2aを中心に回動する
際、該レバー2に設けられている先羽根駆動ピン3を、
このピンガイド溝4に案内して作動させる。
5は先羽根ブレーキで、地板1に一体に形成されてい
て、本実施例においては前記した先羽根駆動レバー2の
ピン3を案内するピンガイド溝4の一方の側を形成して
いて、ピンガイド面の背部が切り欠かれ、腕部5aと先
端に設けられた突起部5bとから成っている。
6は先羽根係止レバーで、地板1に軸6aにより回動可
能に軸支されていて、チャージ機構により図示位置に持
ち来たされた、先羽根駆動レバー2を、その先端の係止
部により係止をする。
尚、特に詳述はしないが後羽根を駆動・係止する側にお
いても同様である。
次に、本考案の実施例についての動作を、順を追って説
明する。
第1図において、シャッタは既にチャージが為された状
態を示している。
この状態から、図示しないシャッタレリーズ機構を介し
てシャッタがレリーズされると、先羽根係止レバー6が
軸6aを中心として反時計方向に回動し、これにより先
端部6bは先羽根駆動レバー2の被係止部2bとの係接
を解除する。
該解除が行われると、先羽根駆動レバー2は、バネ(図
示せず)により反時計方向に附勢されているので回転を
開始する。
先羽根駆動レバー2が回転することにより、該駆動レバ
ー2に植立されている駆動ピン3は、連結されているシ
ャッタ先羽根(図示せず)を駆動する。
先羽根駆動レバー2に植立されている駆動ピン3は、シ
ャッタ先羽根を駆動しながらガイド溝4に沿って移動す
る。
駆動ピン3が走行し、ガイド溝4の一方の側を形成して
いる先羽根ブレーキ5の腕部5aの部位から突起部5b
へとさしかかると、突起部5bはガイド溝4の方向に傾
斜を有して内向しているので、該駆動ピン3の接触を受
ける。
先羽根ブレーキ5は、突起部5bが駆動ピン3の接触を
受け始めると押圧されて、自らの持つ弾性により図面上
において下方へと腕部5aが変形する。
該ブレーキ5は、駆動ピン3により押されることで変形
しながら、先羽根駆動レバー2の運動を制動する。
該ピン3が、ブレーキ5の突起部5bを乗り越えると、
今度はブレーキ5は元の形に復帰しようとする。
この結果、該突起部5bが駆動ピン3の後方に回わりこ
むので、駆動ピン3が衝突した反動で逆向して戻ろうと
(バウンド)すると、該突起部5bによりこのバウンド
を防止することができるのである。
後羽根にあっても、同様の構成を採ることにより先羽根
走行終了後に同じ動作を行ない制動・停止が行なわれ
る。
〔第2の実施例〕 前記した第1の実施例においては、ブレーキの数を単一
としているために、駆動ピン3の作動が停止した後は突
起部5bにより係止されることとなる。
しかしながら、特に係止解除の方法を持たないままに駆
動ピン3を係止することから、シャッタを再びチャージ
しようとすると、この突起部5bを乗り越えねばなら
ず、従ってチャージ力が従来のものに比べて増加してし
まう。
こうしたチャージ力増加という不利を排除する場合につ
いて、第2の実施例を挙げながら説明する。
第2図は、第2の実施例を示した要部平面図である。
地板1から先羽根ブレーキ5までは、第1図で示す第1
の実施例と同じ番号を付す。
16は第2のブレーキで、腕部16aを有していて弾性
を有するようにしつつ、地板1と一体に形成されてい
る。
第1の実施例と同様にして、シャッタがレリーズされ、
係止レバー6が先羽根駆動レバー2の係止を解除し、駆
動ピン3の作動が終了する直前になると、ブレーキ5の
腕部5aの変形(一点鎖線で示した)により制動が開始
される。
引続き駆動ピン3が進行すると、さらに第2のブレーキ
16へと当接する。
第2のブレーキ16は、該駆動ピン3の運動方向に沿っ
て変形(一点鎖線で示した状態から実線で示した状態
へ)しながら、ブレーキ5と協働して駆動ピン3に制動
をかけるが、このとき第2のブレーキ16は変形される
とともに、その反力を蓄えることとなる。
この押し戻す力は、駆動ピン3がブレーキ5の突起部5
bにより復帰を阻止された位置で蓄えられることとな
る。
この蓄えられた力は、シャッタをチャージする際の方向
と一致するので、撮影終了後に再びシャッタのチャージ
を行なう場合の付勢力となり、チャージに要する力の低
減をする。
本実施例にあっては、第1・第2の双方ともにフォーカ
ルプレンシャッタの先羽根に関して説明をしているが、
後羽根に用いても同様の効果が得られるとは勿論であ
る。
〔他の実施例〕
上述した実施例においては、いずれもが運動部材の軸
(駆動ピン)を案内する溝の一辺を形成しながら、制動
部の縁部分を利用して横方向から、制動をかける型式を
採ってはいるが、これに限定されることなく、軸方向に
十分なスペースがあれば例えば軸の先端が制動部に対向
して走行してきた後に舌状をした制動部の面に乗り上が
るようにして制動をかけられるものであってもよい。
また、レンズシャッタにおいても、基板とシャッタ羽根
とを有していれば実施可能であるとともに、所謂ウイン
ク動作を持つ絞り羽根機構に用いることもできることは
勿論のことである。
〔考案の効果〕
上述したように、本考案を用いることにより、従来にお
いては必要とされていた別部材のブレーキは不要なもの
となり、部品点数の低減ならびに工数の低減が可能とな
る。さらに、羽根ブレーキをピンガイド溝と略平行に形
成したので、駆動ピンが羽根ブレーキに当接するとき
に、羽根ブレーキはピンガイド溝と略直角な方向に弾性
変形するので駆動ピンに制動作用を施して停止時の衝撃
を和らげる。そして、最終的に駆動ピンが羽根ブレーキ
の先端部に係止されるにあたり、羽根ブレーキは駆動ピ
ンの走行方向には動かないため駆動ピンのバウンドが防
止されて係止は確実なものとなる。なお、羽根ブレーキ
の形状を適宜選択することより制動力の向上や調整が容
易に行える。また、羽根ブレーキはピンガイド溝と略平
行に形成されるので、駆動ピンと羽根ブレーキとの対向
的な衝突がなく、駆動ピン及び羽根ブレーキともに長寿
命なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示した要部平面図で、
第2図は本考案の第2の実施例を示した要部平面図であ
る。 1……地板 2……先羽根駆動レバー 3……先羽根駆動ピン 4……ピンガイド溝 5……先羽根ブレーキ 5a……腕部 5b……突起部 6……先羽根係止レバー 16……第2のブレーキ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−210424(JP,A) 特開 昭57−17939(JP,A)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影用窓を有するとともに略円弧状の溝を
    備えた地板と、 前記地板に回動可能に軸支されていて、前記溝内を走行
    するピンを備え該ピンを介して羽根群を走行させる駆動
    レバーと、 前記地板を前記溝の前記駆動レバー走行終了領域側から
    前記溝の背部へ前記溝と略平行に又は鋭角度をもって切
    り欠くことにより前記地板と同一面に形成されたブレー
    キとを具備して、 前記ブレーキは、前記駆動レバーの走行終了領域におい
    て走行終端に到達する手前より前記ピンにより前記地板
    と同一面内で前記切り欠き側へ摺接押圧させられて制動
    作用し、さらに該制動作用に連続して、前記摺接押圧に
    よって蓄えられた反力による原位置側への復元動作によ
    り前記ピンの走行終端において逆行を防止するよう保持
    するようにしたことを特徴とする制動機構。
  2. 【請求項2】前記ブレーキは、前記ピンとの摺接終端部
    に突起部が形成されていて、前記ピンの走行終端に至っ
    たとき前記ピンを係止するようにしたことを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の制動機構。
JP1986041269U 1986-03-20 1986-03-20 制動機構 Expired - Lifetime JPH0610350Y2 (ja)

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JPS62154435U JPS62154435U (ja) 1987-09-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3625518B2 (ja) * 1995-04-26 2005-03-02 日本電産コパル株式会社 カメラ用フォーカルプレンシャッタの制動装置
JP5573155B2 (ja) * 2009-12-28 2014-08-20 株式会社ニコン シャッタ駆動装置およびカメラ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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