JP3461217B2 - フォーカルプレーンシャッタ - Google Patents

フォーカルプレーンシャッタ

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JP3461217B2
JP3461217B2 JP04057595A JP4057595A JP3461217B2 JP 3461217 B2 JP3461217 B2 JP 3461217B2 JP 04057595 A JP04057595 A JP 04057595A JP 4057595 A JP4057595 A JP 4057595A JP 3461217 B2 JP3461217 B2 JP 3461217B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ用フォーカルプ
レーンシャッタに関し、詳しくはシャッタの制動装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のカメラ用シャッタの制動装置とし
ては、例えば特開昭56−83725号公報や実開平6
−2343号公報に開示されているようなものがある。
前者の構成は、シャッタを駆動する駆動アームに駆動ピ
ンが設けられており、この駆動ピンが案内レール(曲
溝)上を移動可能になっている。そして案内レールの露
出走行終了付近に駆動ピンと係合する弾性部材が設けら
れている。このため駆動アームが露出のための走行を終
了するときに弾性部材と駆動ピンとが係合し、駆動アー
ムのバウンドを防止するようになっている。
【0003】後者の構成では、シャッタを駆動する駆動
アームに駆動ピンが設けられており、この駆動ピンが案
内レール(曲溝)上を移動可能になっている。そして案
内レールの露出走行終了付近に駆動ピンと当接可能なブ
レーキレバーが設けられている。ブレーキレバーには拘
束部材と初期位置回復ばねが設けられている。このた
め、駆動アームが露出のための走行を終了するときに駆
動ピンがブレーキレバーに当接し、このときの勢いでブ
レーキレバーが拘束されるので、駆動アームがバウンド
しようとしてもブレーキレバーに動きを拘束され、バウ
ンドが防止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
構成では、弾性材料を用いているために温度の影響を受
けて、弾性部材が硬化したり膨張する等の変化を起こ
し、シャッタ駆動部材を制動できずに逆にバウンドが発
生する場合がある。また後者の構成では、構成が複雑に
なり、部品点数が増えてコストがかかる問題があった。
【0005】そこで本発明の目的は、温度の影響を受け
ずにバウンドを防止しセットトルクの増加を極力抑える
ことのできるフォーカルプレーンシャッタを低コストで
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のフォーカルプレーンシャッタは、シャッタ
開口を有するシャッタ基板と、シャッタ開口を開放する
先羽根群を作動する開放駆動部材と、シャッタ開口を閉
鎖する後羽根群を作動する閉鎖駆動部材と、開放駆動部
材および閉鎖駆動部材をセット状態に移動させるための
セットレバーと、開放駆動部材および閉鎖駆動部材のそ
れぞれに設けられ、セットレバーとセット時に当接する
回転可能な当接部材とを備え、開放駆動部材と当接部材
との間および閉鎖駆動部材と当接部材との間には、当接
部材をシャッタ基板側に付勢する付勢部材が設けてあ
り、シャッタ基板には、開放駆動部材および閉鎖駆動部
材の露出走行終了付近で、付勢部材の付勢力により当接
部材が落ちて係合する凹部が設けてある。
【0007】また当接部材としては好ましくはローラが
採用され、またセットレバーと係合しやすくするために
当接部材に傾斜部が設けられることもある。
【0008】
【作用】本発明によれば、シャッタ基板に設けられた凹
部に開放及び閉鎖駆動部材のうち少なくとも一方のロー
ラが走行終了付近に於いて係合し、駆動部材が走行方向
とは逆の方向へは作動できなくなり、広い温度範囲にお
いてもバウンドが発生せず、またセットトルクを増加さ
せることもない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の詳細を添付図面に示す好適な
一実施例にそって説明する。
【0010】図1及び図2において、シャッタ基板1に
は、シャッタ開口1aが設けられている。シャッタ開口
1aの左方にはシャッタ駆動装置が設けられている。図
面上方側には、開放レバー30が、シャッタ基板1に設
けられた軸32に軸支されており、ばね31により反時
計回りに付勢されている。開放レバー30の裏面側に
は、突部が一体的に設けられており、これがシャッタ基
板1に設けられた円弧状の開口を通して公知の開放シャ
ッタ羽根ユニットと係合している。このため開放レバー
30はレールの範囲内で動く。また開放レバー30の裏
面側には当接部材としてのローラ33が設けられてい
る。ローラ33と開放レバー30の間には、図3に示す
ばね36が設けられており、このばね36によってロー
ラ33はシャッタ基板1側へ付勢されている。
【0011】ローラ33には、斜面部33aが設けられ
ており、後述するセットレバー60が当接したときの係
止部となっている。ローラ33の移動軌跡上の走行終了
付近には、扇形の凹部1bがシャッタ基板1に設けられ
ており、ローラ33はそれが凹部1bに到達したときに
ばね36の付勢力によって凹部1bに係止される。開放
レバー30の表面側には、鉄片34が設けられている。
鉄片34は、図示しない取付板に設けられた電磁石40
の鉄芯41に吸着され、そのため開放レバー30はセッ
ト位置に固定される。
【0012】図面下方側には、閉鎖レバー50が設けら
れている。閉鎖レバー50は、シャッタ基板1に設けら
れた軸52に軸支されており、ばね51により反時計回
りに付勢されている。閉鎖レバー50の裏面側には、突
部が一体的に設けられており、これがシャッタ基板1に
設けられた円弧状の開口を通して公知の閉鎖シャッタ羽
根ユニットと係合している。このため閉鎖レバー50は
レールの範囲内で動く。また閉鎖レバー50の裏面側に
は当接部材としてのローラ53が設けられている。ロー
ラ53と閉鎖レバー50の間には、図3に示すばね56
が設けられており、ばね56によってローラ53はシャ
ッタ基板1側へ付勢されている。
【0013】ローラ53には、斜面部53aが設けられ
ており、後述するセットレバー60が当接したときの係
止部となっている。ローラ53の移動軌跡上の走行終了
付近には、扇形の凹部1cがシャッタ基板1に設けられ
ており、ローラ53はそれが凹部1cに到達したときに
ばね56の付勢力によって凹部1cに係止される。閉鎖
レバー50の表面側には、鉄片54が設けられている。
鉄片54は図示しない取付板に設けられた電磁石80の
鉄芯81に吸着され、そのため閉鎖レバー50がセット
位置に固定される。
【0014】図面中央付近には、セットレバー60が設
けられている。セットレバー60はシャッタ基板1に設
けられた軸62に軸支されており、ばね61により時計
回り方向に付勢されている。セットレバー60の裏面側
には突部が設けられており、セットレバー60はシャッ
タ基板1に設けられた円弧上の開口範囲内で動く。セッ
トレバー60の図面右方側には、チャージ部材90と当
接するピン60cが設けられている。チャージ部材90
は、セットレバー60を反時計回り方向に駆動するもの
である。セットレバー60にはカム部60aとカム部6
0bが設けられている。カム部60aは、チャージ部材
90によりセットレバー60が駆動されたとき、ローラ
33に当接して開放レバー30をセット位置に駆動する
ものである。同様にカム部60bは、チャージ部材90
によりセットレバー60が駆動されたとき、ローラ53
に当接して閉鎖レバー50をセット位置に駆動するもの
である。
【0015】初期状態でシャッタレリーズ操作を行なう
と、まず電磁石40、80が励磁され、開放レバー3
0、閉鎖レバー50が鉄片34、54を介して電磁石4
0、80に吸着される。カメラのチャージ部材90が退
避すると、セットレバー60がバネ61によって右旋す
る。その後電磁石40が消磁され開放レバー30が左旋
することにより、開放シャッタ羽根ユニットが上端へ移
動してシャッタ開口1aを開放し始める。
【0016】開放レバー30の走行終了付近において開
放側ローラ33がばね36によってシャッタ基板1に設
けられた凹部1bに落ち、走行を終了する(図3参
照)。このとき、ローラ33と凹部1bが係合するた
め、バウンドの発生が規制される。
【0017】所望の露光時間後、電磁石80が消磁され
て閉鎖レバー50が左旋すると、閉鎖シャッタ羽根ユニ
ットが上端へ移動してシャッタ開口1aを閉鎖し始め
る。
【0018】閉鎖レバー50の走行終了付近に於いて閉
鎖側ローラ53がばね56によってシャッタ基板1に設
けられた凹部1cに落ち、走行を終了する。このときも
開放レバー30のときと同様に、ローラ53と凹部1c
が係合するためバウンドの発生が規制される。
【0019】この後、セット状態(初期状態)に戻るた
めに、チャージ部材90がピン60cに当接してセット
レバー60を反時計回りに駆動する。このとき、セット
レバー60のカム部60aが開放レバー30に設けられ
たローラ33と当接してローラ33を凹部1bから脱出
させ(図4参照)、開放レバー30のセットを始める。
このとき、ローラ33に設けられた斜面33aのため、
カム部60aはローラ33を開放レバー30側に持ち上
げるのが容易となる。
【0020】また、当接部材がローラになっていること
により、ローラ33を凹部1bから脱出させた後は、開
放レバー30は、それを付勢しているばね31の付勢力
より若干強い力を加えるだけで簡単に駆動され得る。こ
れは、ローラ33が回転することによりセットレバー6
0とローラ33との摺動摩擦力が非常に小さくなり、ま
たローラ33を付勢しているばね36の付勢力は小さな
ものでローラ33と基板1との間の摩擦も非常に小さい
ためである。
【0021】また同様に、カム部60bが閉鎖レバー5
0に設けられたローラ53を凹部1cから脱出させ、閉
鎖レバー50のセットを始める。このため、開放レバー
30および閉鎖レバー50のセット時の駆動力は、凹部
1b、1cからローラ33、53を脱出させるときだけ
ローラを脱出させるだけのトルクが必要になるが、その
後はレバー30、50を駆動させるだけの力ですむ。開
放レバー30および閉鎖レバー50がセット位置に到達
すると、図示されない保持部材がチャージ部材90を拘
束保持し、一連のシャッタ作動が終了する。
【0022】
【発明の効果】本発明の構成によれば、シャッタ基板に
設けられた凹部に、ローラが走行終了付近に於いて係合
するために、前記駆動部材が走行方向とは逆の方向へは
作動できなくなる。そのためにバウンドの発生が規制さ
れる。また、温度に依存する弾性部材を使用せずに制動
装置を構成することが可能なため、温度の影響を考慮に
入れる必要がない。また部品点数を減らすことができる
ため、セットトルクの増加を極力抑えたフォーカルプレ
ーンシャッタを低コストで提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフォーカルプレーンシャッタの一
実施例の走行前の状態を示す正面図
【図2】同上のフォーカルプレーンシャッタの一実施例
の走行後の状態を示す正面図
【図3】同上のフォーカルプレーンシャッタの一実施例
の要部の走行後の状態を示す側面図
【図4】同上のフォーカルプレーンシャッタの一実施例
の要部のセット開始時の状態を示す側面図
【符号の説明】
1 シャッタ基板 1b、1c 凹部 30 開放駆動部材(開放レバー) 33、53 当接部材(ローラ) 33a,53a 傾斜部 36、56 付勢部材 50 閉鎖駆動部材(閉鎖レバー) 60 セットレバー

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャッタ開口を有するシャッタ基板と、
    前記シャッタ開口を開放する先羽根群を作動する開放駆
    動部材と、前記シャッタ開口を閉鎖する後羽根群を作動
    する閉鎖駆動部材と、前記開放駆動部材および前記閉鎖
    駆動部材をセット状態に移動させるためのセットレバー
    と、前記開放駆動部材および前記閉鎖駆動部材のそれぞ
    れに設けられ、前記セットレバーとセット時に当接する
    当接部材とを備えているフォーカルプレーンシャッタに
    おいて、 前記当接部材は回転可能な回転部材であり、前記開放駆動部材と前記当接部材との間および前記閉鎖
    駆動部材と前記当接部材との間には、前記当接部材を前
    記シャッタ基板側に付勢する付勢部材が設けてあり、 前記シャッタ基板には、前記開放駆動部材および前記閉
    鎖駆動部材の露出走行終了付近で、前記付勢部材の付勢
    力により前記当接部材が落ちて係合する凹部が設けてあ
    ことを特徴とするフォーカルプレーンシャッタ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記当接部材はロー
    ラであることを特徴とするフォーカルプレーンシャッ
    タ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2のいずれかにおいて、
    前記当接部材には、前記セットレバーと係合しやすくす
    るための傾斜部が設けてあることを特徴とするフォーカ
    ルプレーンシャッタ。
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