JPS6226740Y2 - - Google Patents

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JPS6226740Y2
JPS6226740Y2 JP2972680U JP2972680U JPS6226740Y2 JP S6226740 Y2 JPS6226740 Y2 JP S6226740Y2 JP 2972680 U JP2972680 U JP 2972680U JP 2972680 U JP2972680 U JP 2972680U JP S6226740 Y2 JPS6226740 Y2 JP S6226740Y2
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JP
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release
shutter
electromagnetic device
lever
iron piece
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電気シヤツタのレリーズロツク装置、
詳細にはシヤツタの開き、閉じ動作の少なくとも
一方を電磁装置によつて制御する電気シヤツタに
おいて、低電圧等の理由によつて正常な撮影がで
きない場合には、レリーズ部材の動作を機械的な
手段によつて阻止してしまう様なレリーズロツク
装置に関する。
従来、電気シヤツタにおいて、電源電圧が低下
しているため電磁装置が正常に作用できない場合
には、レリーズ部材の動作を機械的に阻止して、
操作者に警告を発する様なレリーズロツク装置は
知られている。
例えば、従来のレリーズロツク装置は第1図に
示す様な構造であり、鉄片レバーには電磁装置に
向うバネ習性が作用しているため、不用意にシヤ
ツタレリーズを露出の際中に解除するとシヤツタ
が開放されたままの状態になるという不都合があ
つた。
以下、第1図に基づいて従来例のレリーズロツ
ク装置を簡単に説明する。
先ず適正条件のもとにおいて、図に示すシヤツ
タセツト状態からレリーズ板2が押し下げられる
と、その初期動作に連動して図示しないスイツチ
が閉成されて電圧が印加され、電磁装置3が通電
される。従つて、磁いバネ12によつて電磁装置
の鉄芯4に圧着されている鉄片5は、そのまま鉄
芯4に吸着保持される。その後、レリーズ板2の
押し下げが続いて、第1のカム2aが警告レバー
6の先端6aと対向する位置に来ても、警告レバ
ー6の右旋は吸着保持された鉄片レバー7によつ
て抑止される。その後、更らにレリーズ板2の押
し下げの続行によつて、突部2bが開き係止レバ
ー8を押して右旋させ、開閉レバー9の抑止を解
く。抑止を解かれた開閉レバー9は左旋して図示
しないシヤツタ羽根を開放させる。
その後、所定秒時経過すると、周知の手段によ
つて電磁装置3の通電が断たれる。これによつて
鉄片レバー7の吸着保持は解除され、警告レバー
6と鉄片レバー7は強いバネ13によつて一体的
に右旋する。この時、レリーズ板2のカム2cが
警告レバー6の先端部6aと対向しているので右
旋は阻止されない。この鉄片レバー7の右旋によ
つて、腕部7aは閉じ係止レバー10を押して左
旋させ、閉じレバー11の抑止を解く。抑止を解
かれた閉じレバー11は左旋し、開閉レバー9を
反転右旋させ、シヤツタ羽根を閉じて一回の露出
は終了する。
次に不適正な条件のもとで、レリーズ操作が行
なわれた場合について説明する。
この場合は、シヤツタセツト状態からレリーズ
板2が押し下げられてスイツチが閉成されても、
電圧は印加されないので電磁石3は通電されな
い。従つて、鉄片5は鉄芯4に吸着されない。そ
の後、レリーズ板2の押し下げが続いて第1のカ
ム2aが警告レバー6の先端6aと対向する位置
に来ると、警告レバー6は抑止を解かれて鉄片レ
バー7と一体的にバネ13によつて右旋し、先端
6aはカム2aに進入する。このカム2aの深さ
は浅いので、警告レバー6の右旋は制限され、鉄
片レバー7の腕部7aは閉じ係止レバー10を押
せない。従つて、その後のレリーズ板2の押し下
げは警告レバー6の先端6aによつて阻止され
る。
続いて、シヤツタ作動中において不用意にレリ
ーズ板2の押し下げを解除してしまつた場合につ
いて説明する。
この場合は、レリーズ板2の押し下げによつて
開き係止レバー8が右旋され、開閉レバー9が左
旋を開始後にレリーズ板2の押し下げを解除する
ものであり、レリーズ板2は第1図の状態に復元
する。従つて、すでに明らかな様に、レリーズ板
2の復元によつてスイツチが開放されて電磁装置
3の通電が断たれても、警告レバー6及び鉄片レ
バー7の右旋は抑止され、閉じ係止レバー10は
動作されない。従つて、シヤツタはいつまでたつ
ても開放されたままとなり、不都合であつた。そ
してこの不都合は、一つの鉄片レバーで二つの動
き(羽根の閉じとレリーズロツク動作)を兼用さ
せるものの原理的な欠点であつて、これを解決す
るためには複雑な構成とする必要があつた。
本考案は以上の欠点に鑑みてなされたもので、
撮影の最中に、不用意にレリーズ操作を解除して
しまつても、シヤツタは閉じる様にしたことを特
徴とする簡単な構成のレリーズロツク装置を提供
することを目的とする。
以下図示した一実施例に基づいて本考案を説明
する。
先ず、シヤツタセツト後の状態を示す第2図に
より構成を説明する。
図において、21はシヤツタ基板で、アパーチ
ヤ21aが形成されているが、その外形は省略さ
れている。22はレリーズ板で、曲げ部22a、
切欠き22bを形成し、該基板21に植立された
ピン23,24によつてスライド可能に案内さ
れ、バネ25によつて上方に向う習性が作用して
いるが、図示しないストツパによつて抑止されて
いる。22cは該レリーズ板22上に植立された
ピンで、後述のスイツチSWを制御する。26は
始動レバーで、曲げ部26a、腕部26bを形成
し、軸27によつて該基板21に軸支されてお
り、バネ28によつて左旋性の習性が作用してい
るがストツパに当接して抑止されている。29は
セツト板で、係止部29bを形成し、ピン30、
該ピン23によつてスライド可能に案内され、チ
ヤージされたバネ31によつて右方向の力が付与
されているが、該始動レバー26の曲げ部26a
に当接して抑止されている。29aはセツトピン
で、該セツト板29上に植立されている。
32は制御レバーで、腕部32a、弾性部32
b、腕部32cを形成し、軸33によつて該基板
21に軸支され、チヤージされたバネ34によつ
て左旋力が付与されているが、該弾性部32bが
該セツトピン29aに当接して抑止されている。
尚、該制御レバー32はセツト動作時における該
セツト板29のセツトピン29aの左方向の動作
によつて、該弾性部32bを介して右旋され、バ
ネ34の張力に抗して図の状態に保持され、後述
の鉄片35aを後述の電磁装置Mgの鉄芯に圧着
させる。
35は鉄片レバーで、鉄片35a、曲げ部35
b,35c、ロツク部35dを形成し、該制御レ
バー32上において軸36によつて枢着され、バ
ネ37によつて右旋力が付与されているが、該ロ
ツク部35dが該レリーズ板22の側面に当接し
て抑止されている。尚、前記制御レバー32がセ
ツトピン29aによつて抑止された状態で、該鉄
片レバー35の右旋が抑止されているので、前述
の通りに該鉄片35aは電磁装置Mgの鉄芯に圧
着される。また該鉄片35aは、該軸33と枢着
軸36との間に配置されている。
38は解除レバーで、フツク38aを形成し、
該セツト板29上において軸39により枢着さ
れ、バネ40によつて左旋性のバネ習性が作用し
ているがストツパによつて抑止されている。38
bは連動ピンで、該解除レバー38上に植立され
ている。41は開閉レバーで、半月ピン41a、
ピン41bを植立し、軸42によつて該基板21
に軸支され、バネ43によつて左旋性の習性が作
用しているがストツパによつて抑止されている。
尚、該ピン41bは図示しないシヤツタ羽根に連
動して、これを開閉動作させる。この場合、シヤ
ツタ羽根は通常において2枚羽根で構成されてい
る。
SWは電源スイツチで、図示しない周知の制御
回路に接続され、図のセツト状態では開放されて
おり、該制御回路は遮断されている。
続いて上述構成の動作について説明する。
先ず、電源電圧の低下等によりレリーズロツク
機構が作用する場合について説明する。
第2図のセツト状態からレリーズ板22が押し
下げられると、その初期動作によりピン22cの
抑止が解かれてスイツチSWは閉じる。
しかし、この場合は電源電圧が低下しているた
め正常な作動は行なわれず、電磁装置Mgは通電
されない。従つて鉄片35aは鉄芯に圧着されて
いるが吸着はされない。
この状態において、更らにレリーズ板22が押
し下げられると、曲げ部22aが始動レバー26
を押す直前において、切欠き22bがロツク部3
5dと対向する位置に来るため、鉄片レバー35
はバネ37によつて右旋してロツク部35dが切
欠き22bに進入する。従つて、更らに続けてレ
リーズ板22を押し下げようとしても、押し下げ
は阻止される。この状態は第2図の二点鎖線で示
されている。
レリーズ板22の押し下げが阻止されることに
よつて操作者は電気シヤツタの異常に気が付き、
レリーズ板22の押し下げを解除することによつ
て、レリーズ板22はバネ25の復元力によつて
上方にスライドして復元する。
次に、電源電圧等が正常な場合の動作について
説明する。
第2図のセツト状態からレリーズ板22が押し
下げられると、前述と同様にスイツチSWが閉
じ、制御回路が働いて電磁装置Mgは通電され
て、鉄片35aは圧着状態において鉄芯に吸着さ
れる。
その後、更らにレリーズ板22を押し下げて、
切欠き22bがロツク部35dと対向する位置に
来ても、鉄片レバー35は鉄片35aの吸着によ
つて右旋を抑止される。従つてレリーズ板22の
押し下げは阻止されない。そして、続くレリーズ
板22の押し下げによつて、曲げ部22aが始動
レバー26の腕部26bを押して右旋させ、セツ
ト板29の抑止を解く。抑止を解かれたセツト板
29はバネ31の復元力によつて右方向にスライ
ドし、解除レバー38のフツク38aと半月ピン
41aの係合を介して開閉レバー41を右旋させ
る。該開閉レバー41の右旋によつてシヤツタ羽
根が開き動作をし、アパーチヤ21aは開放され
る。
その後、所定秒時が経過すると、制御回路の作
動により電磁装置Mgの通電は断たれ、電磁装置
は消磁する。また、この時はすでに、セツトピン
29aの抑止も解除されているので、電磁装置
Mgが消磁することによつて制御レバー32はバ
ネ34の復元力により左旋する。この左旋によつ
て腕部32aは連動ピン38bを押し、解除レバ
ー38を右旋させ、フツク38aと半月ピン41
aの係合を解除する。係合の解除によつて、開閉
レバー41はバネ43の復元力によつて反転左旋
し、前記シヤツタ羽根を閉じて一回の露出は終了
する。この状態は第3図の二点鎖線で示されてい
る。
尚、以上の動作は、シヤツタ羽根が全開後に電
磁装置Mgが消磁してシヤツタ羽根が閉じる場合
の説明であるが、これとは異なり、シヤツタ羽根
の開放途中において電磁装置Mgが消磁してシヤ
ツタ羽根が閉じる場合もある。
以上はレリーズ板の押し下げが露出終了まで保
持されていた場合であるが、次に、シヤツタ羽根
が開放された状態で不用意にレリーズ板の押し下
げが解除されてしまつた場合について説明する。
この場合は、第3図の状態から電磁装置Mgが
消磁される以前にレリーズ板22の押し下げを解
除してしまつた場合であり、シヤツタ羽根は開放
されている。
従つて、第3図の状態からレリーズ板22の押
し下げを解除すると、レリーズ板22はバネ25
の復元力によつて上方にスライドし、スイツチ
SWは開放される。この開放は切欠き22bが鉄
片レバー35のロツク部35dと対向する位置を
通過した後で行なわれる。そして、スイツチSW
の開放によつて制御回路は遮断されるために電磁
装置Mgは消磁される。そのため、制御レバー3
2はバネ34の復元力によつて左旋し、前述と同
様に解除レバー38と開閉レバー41の係合を解
除する。従つて、開閉レバー41はバネ43によ
つて反転左旋し、撮影は正常には行なわれない
が、シヤツタ羽根は閉じることができる。
最後に、シヤツタセツト動作について説明す
る。
第3図(一部は二点鎖線で示し、レリーズ板2
2は第2図の状態)の露出終了状態から、セツト
板29を左方向へスライドさせると、先ず、制御
レバー32はセツトピン29aに押されて右旋
し、鉄片レバー35の鉄片35aを電磁装置Mg
の鉄芯に圧着させる。この場合、圧着後の制御レ
バー32の過右旋は弾性部32bの作用によつて
吸収され、鉄片35aと鉄芯との圧着状態は適正
に保たれる。また、制御レバー32の右旋によつ
て、ロツク部35dはレリーズ板22の側面に当
接し、鉄片レバー35は左旋される。
一方、制御レバー32の右旋によつて、腕部3
2aの抑止を解かれた解除レバー38は左旋復元
する。そして、セツト板29の左方向のスライド
の最終段において、フツク部38aは半月ピン4
1aを乗り越えて第2図の状態となり、セツト板
29は始動レバー26に抑止されてセツト動作は
完了する。
以上が本考案の一実施例の構成、動作の説明で
あるが、本考案はこれに限定されないことは勿論
である。
例えば、上述の実施例ではレリーズ板を直接に
ロツクする構成を説明したが、これに限らず、シ
ヤツタの開き動作に関連する部材をロツクするよ
うにしても良い。また、鉄片レバー35の左旋は
ストツパーによつて抑止され、鉄芯を保護するよ
うな構造としても良い。
本考案は以上の通りの構成であるので、きわめ
て簡略な構成にも拘らず、電源電圧が低下した場
合において、シヤツタのレリーズロツクを確実に
行うことができるという効果がある。
その上、撮影途中において不用意にレリーズ状
態を解除してしまつても、シヤツタは閉じること
ができるので、アパーチヤを開いたままに放置す
ることによつて起る不都合が生じないという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例のセツト状態の平面図、第2図
は本考案の一実施例のセツト状態の平面図、第3
図は第2図の動作説明図である。 22……レリーズ板、22b……切欠き、26
……始動レバー、29……セツト板、32……制
御レバー、34……バネ、35……鉄片レバー、
35a……鉄片、35d……ロツク部、37……
バネ、41……開閉レバー、Mg……電磁装置、
SW……電源スイツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 レリーズ操作に伴う被動動作の初期に電源スイ
    ツチを閉成し、その後の所定ストローク位置でシ
    ヤツタの開きを制御するレリーズ関連部材と、 前記電源スイツチの閉成により励磁され、露光
    量の制御回路による制御信号の発生によつて消磁
    されるシヤツタの閉じ時期を制御する電磁装置
    と、 シヤツタセツト状態においてチヤージされたバ
    ネによつて所定方向への移動習性を付与されたセ
    ツト部材にして、シヤツタセツト状態からの前記
    レリーズ関連部材の所定ストローク位置にてロツ
    ク状態を解除され該チヤージされたバネによつて
    該所定方向に移動してシヤツタを開かせるもの
    と、 前記電磁装置から離反する方向のバネ習性が作
    用する閉じ制御レバー部材にして、シヤツタセツ
    ト状態において前記セツト部材によつて該バネ習
    性に抗して該電磁装置に向う力が作用するように
    され、該セツト部材の移動に伴い該力の作用が取
    り除かれるものと、 前記閉じ制御レバー部材上に枢着保持されて、
    一端に鉄片、他端にロツク部を有し、前記電磁装
    置から離反する方向のバネ習性が作用している
    が、前記レリーズ関連部材の非レリーズ操作の状
    態においては該レリーズ関連部材によつて該離反
    動作が抑止され、該鉄片が該電磁装置に圧着され
    る鉄片レバー部材と から構成され、 前記電源スイツチが閉成されても前記電磁装置
    が励磁されない場合は、前記鉄片レバー部材は前
    記レリーズ関連部材の抑止を解かれる状態におい
    て、前記バネ習性によつて該電磁装置から離反変
    位し、前記ロツク部により該レリーズ関連部材の
    動作を前記所定ストローク位置に到達する前に阻
    止する ことを特徴とする電気シヤツタのレリーズロツ
    ク装置。
JP2972680U 1980-03-07 1980-03-07 Expired JPS6226740Y2 (ja)

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JPS56130918U JPS56130918U (ja) 1981-10-05
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ID=29625628

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