JPH0610044Y2 - 引 手 - Google Patents

引 手

Info

Publication number
JPH0610044Y2
JPH0610044Y2 JP1986099948U JP9994886U JPH0610044Y2 JP H0610044 Y2 JPH0610044 Y2 JP H0610044Y2 JP 1986099948 U JP1986099948 U JP 1986099948U JP 9994886 U JP9994886 U JP 9994886U JP H0610044 Y2 JPH0610044 Y2 JP H0610044Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
recess
lid plate
opening
lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986099948U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS635162U (ja
Inventor
正敏 川鍋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sugatsune Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Sugatsune Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sugatsune Kogyo Co Ltd filed Critical Sugatsune Kogyo Co Ltd
Priority to JP1986099948U priority Critical patent/JPH0610044Y2/ja
Publication of JPS635162U publication Critical patent/JPS635162U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0610044Y2 publication Critical patent/JPH0610044Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Wing Frames And Configurations (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、引戸、扉等、各種家具類の引手に関する。
《従来の技術》 従来、引戸や扉等に対して埋込状態で取り付ける埋設式
引手なるものが知られている。
しかし、この引手は、取手部に形成されている凹所が扉
等の表面に露呈しているので、意匠上好ましくないだけ
でなく、該凹所に塵埃が堆積し易く、掃除するに当って
も塵埃の完全な除去が困難となる等の問題点があった。
そこで、上記問題点を解消するため、既に第6図及び第
7図に示した如きものが提案されている。
第6図のものは、ケーシングaの開口部b一側に、手掛
部材cを外側へ向け開動可能に軸支した構成のものであ
り、前記従来の難点を解消し得るものの、手掛部材cに
方向性がある為、引戸に用いると、引戸を引く方向に対
しては手掛けとして使用できるが、戻しに際しては手掛
けとして非常に使いにくくなるという問題点がある。
また、第7図のものは、側枠d内側において、弾性体e
により開放部側へ付勢される筒状の蓋体fが設けられた
もので、引戸、又は扉等を開閉する際は、該蓋体fを弾
性体eの弾発力に抗して側枠d内に押し込み、これによ
って生ずる隙間から指gを差し込んで、手かけ段差部h
に指掛けを行うこととなるから、引戸の開閉には支障が
ないけれど上記手かけ段差部hと蓋体f間に、指先が挟
み込まれる為、上記弾性体の弾発力が大きい場合は指先
に痛みを感じ、又、その弾発力が小さいとしても、不快
感を感じる。この他、弾発力の強弱いかんに拘わらず、
指が挟まれる過程で爪が擦れ、特に女性の場合はマニキ
ュアが剥れるなど、使用感上必ずしも好ましいものでは
なく、又、側枠d内には塵埃が入り難いものの、使用状
態において、側枠d内部に塵埃が入った場合は、その除
去が極めて困難となる等の問題点がある。
《考案が解決しようとする問題点》 本考案は上記問題点を解消したもので、ケーシングの開
口内側縁部に、スプリングによりケーシングの外縁部と
面一で上記開口部を閉じる方向に付勢される蓋板をケー
シングの内側へ開動可能なるよう軸支し、該蓋板の開動
により傾斜面が生ずるよう構成することによって、当該
傾斜面を指掛部として使用可能となし、これによって、
平面閉じ引き違い戸や回転扉等の使用に最適であり、引
戸、扉の開閉に際して、支障のない自然な動作で対応で
きるようにするのが、その目的である。
《問題点を解決するための手段》 本考案に係る引手は、所期の目的を達成するために、 引手の構成部材として、開口された凹所を有するケーシ
ングと、ケーシングの凹所開口面を塞ぐための蓋板と、
蓋板を回動自在に支持するための支軸と、蓋板に閉じる
力を付与するためのスプリングとを備え、かつ、蓋板の
支点端部には、蓋板の板厚よりも大きい外形をもつボス
部が、その軸心に軸孔を有して形成されていること、 これら構成部材の組立構造として、ボス部の軸孔内に支
軸を通された蓋板がケーシングの凹所内側面に近接し、
かつ、支軸の両端がケーシングの凹所開口領域に配置さ
れて、ボス部がケーシングの二側壁により両端支持され
て、蓋板がケーシングの開口面からケーシングの凹所内
にわたり開閉自在に設けられ、かつ、支軸を介して保持
されたスプリングの両端がケーシングの凹所内側面、蓋
板の裏面にそれぞれ当接されて、蓋板がケーシングの凹
所開口面を塞ぐ方向の常開力を保持していること、 ケーシングと蓋板との相対関係として、ケーシングの凹
所開口面を全開するために、蓋板が凹所内の全開位置ま
で回動されたとき、蓋板の自由端部が、凹所内の底面に
衝突せずに、凹所の内側壁面内壁面と衝突する関係を満
足させていることを特徴とする。
本考案に係る引手は、一つの実施態様として、互いに対
称をなす二枚の両開き型蓋板を備えており、他の一つの
実施態様として、一枚の片開き型蓋板を備えている。
《実施例》 以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述すれば第1
図、第2図に示したように、引手としてこの本体を成す
ケーシングはカップ形状に形成されていて、その縦長と
した凹所2の開口部から外方へ水平に延設されている外
縁部3を、引戸4等の表面に突き合わせた状態で、当該
引戸4に埋め込み、裏側からねじ込まれる図示しないね
じを、上記外縁部3の裏面から突設したボス部5……の
ねじ孔5aにねじ込むことで、当該ケーシング1が引戸4
等に固定されるよう形成されている。
又、上記外縁部3の表部にはフロントカバー6が嵌着一
体化させてあり、その内周縁6aを上記縦長の凹所2にお
ける開口内側縁部2aより所望長だけ内側へ突出させてあ
り、このことにより後に詳述する蓋板が、外側へ向けて
回動してしまうのを規制するようにしてある。
上記ケーシング1における縦長の凹所2には、その開口
内側縁部2aにあって、その左右両側に、同一形状とした
2個の蓋板7,7′が、その基部に設けられているボス部7
a,7a′を支軸8,8′にて枢着することで、回動自在に取
り付けられ、かつ、上記支軸8,8′に外嵌され、一端は
蓋板7,7′の裏面に、他端は上記ケーシング1の側壁1a
内面に夫々支持させたスプリング9,9′を介在させるこ
とにより、上記縦長の凹所2における開口部が、常時閉
じられる方向に付勢させてある。
又、上記両蓋板7,7′は、そのボス部7a,7a′の上部を前
記フロントカバー6の内周縁6aに当接させてあることに
より、図中実線で示したように同一水平面で閉蓋可能と
なり、かつ、上記外縁部3上のフロントカバー6と面一
となるようケーシング1に開閉自在に軸支させてあると
共に、上記閉蓋状態からケーシング1の内側へ、つまり
縦長の凹所2内へ略90度程度、望ましくはそれ以上回動
開蓋可能に設けられていて、第1図中二点破線で示した
ようにケーシング1の内側へ回動開蓋することにより、
蓋板7,7′の表面である傾斜面が指掛部7b,7b′となるよ
うに構成されている。
又、上記両蓋板7,7′は、第3図に示したように裏返し
の配置として、上述と同様にケーシング1に軸支するよ
うにしてもよく、このようにすると、フロントカバー6
よりも低い位置で閉蓋状態に保持されると共に、閉蓋位
置からケーシング1の内側へ90度だけ回動開蓋されるこ
ととなる。
第4図に示した実施例では、1個の蓋板7だけが、ケー
シング1における開口内側縁部2aの一側に、上記ケーシ
ング1の内側へ回動可能なるよう軸支させてる。
ここで、上記蓋板7は、ケーシング1における凹所2の
開口部を水平状態で閉鎖可能にして、かつ同凹所2内へ
開動可能な二軸方向の寸法をもって形成させており、そ
の他は前述の実施例と同じである。
第5図は、本案引手Aを平面閉じ引き違い戸装置に使用
した場合を示しており、左右の引戸10,10′は、夫々の
内側端10a,10a′を突き合せた状態で同一平面上にあっ
て閉ドア状態に保持されており、この閉ドア状態から、
今右側の引戸10′を開く時は、内側端10a′近くに設け
た引手Aをもって前方へ引き出し、該引戸10′を図中二
点鎖線で示したように傾斜させた後、図中矢印iで示し
た方向へ横移動させるのであり、これにより、図示しな
い引戸レールに沿って、当該引戸10′は傾斜状態から図
において時計回り方法へ回動しながら横移動し、これに
より所定位置まで開かれると引戸10′はキャビネット11
の開口縁11aと平行状態となり、以後は平行状態で横移
動して左側の引戸10の前部に重積状態で開かれる。
又、上記引戸10′を閉じる時は、上述開戸時の逆順動作
にて操作すればよい。
上記構成のものを用いて引戸4を開く時の状態を第1図
に基づいて説明する。
上記蓋板7,7′は、スプリング9,9′により水平にしてケ
ーシング1の凹所2を閉じた状態に保持されているか
ら、今、引戸4を図において右方向へ開く時は、右側の
蓋板7′を指12によりスプリング9′による付勢力に抗
して凹所2内へ押し込むと、該蓋板7′は支軸8′を支
点として反時計回り方向に開動し、ケーシング1の側壁
内面に突き当たって停止し、蓋板7′は図に二点鎖線で
示した如く、閉蓋位置から90度以上回動し、その表面に
より傾斜状態の指掛部7aが得られる。
従って、押し回した指12を、指掛部7bに掛け、引戸4を
右方向へ引き動かせば、当該引き4を開くことができ
る。
引戸4を開き指12を上記指掛部7bから離すと、蓋板7′
はスプリング9′によって時計回り方向に復動し、ボス
部7a′がフロントカバー6の開口縁6aに当接すると、蓋
板7′は水平状態に復帰して凹所2の開口部が閉じられ
る。
また、引戸4を図において左方向へ開く時は、左側の蓋
板7を上述と同様に操作すればよい。
尚、第1図、第4図に示す引手は、開き扉(回転扉)及
び平面引き違い戸に用いて好適であり、又、第3図に示
す引手は引き違い戸に好適である。
《考案の効果》 本考案に係る引手は、つぎのような効果を有している。
蓋板を指先にてケーシングの凹所内へ押し込み回動させ
たとき、蓋板が末広がりに傾斜して指掛部となり、ある
いは、蓋板のボス部が指掛部となる。
したがって、このような指掛部を手掛かりにして引戸を
安定して開閉操作することができる。
蓋板をケーシングの凹所内へ押し込み操作するとき、蓋
板、ケーシング相互の間で指先が挟まれることがない。
したがって、指先が挟まれるような使用上の不快感がな
いばかりか、指爪が傷ついたり、爪マニキュアが剥れる
こともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る引手の実施例を示す横断面図、第
2図は、第1図におけるII−II線矢視断面図、第3図、
第4図は同引手の他の実施例を夫々示す各横断面図、第
5図は同引手の一使用例を示す平面閉じ引き違い戸の略
示平面図、第6図、第7図は引戸の従来例を夫々示す各
縦断面図である。 1…ケーシング 2…凹所 2a…開口内側縁部 7,7′…蓋板 7a,7a′…ボス部 7b,7b′…指掛部 9,9′…スプリング

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】引手の構成部材として、開口された凹所を
    有するケーシングと、ケーシングの凹所開口面を塞ぐた
    めの蓋板と、蓋板を回動自在に支持するための支軸と、
    蓋板に閉じる力を付与するためのスプリングとを備え、
    かつ、蓋板の支点端部には、蓋板の板厚よりも大きい外
    形をもつボス部が、その軸心に軸孔を有して形成されて
    いること、 これら構成部材の組立構造として、ボス部の軸孔内に支
    軸を通された蓋板がケーシングの凹所開口領域に配置さ
    れて、ボス部がケーシングの凹所内側面に近接し、か
    つ、支軸の両端がケーシングの二側壁により両端支持さ
    れて、蓋板がケーシングの開口面からケーシングの凹所
    内にわたり開閉自在に設けられ、かつ、支軸を介して保
    持されたスプリングの両端がケーシングの凹所内側面、
    蓋板の裏面にそれぞれ当接されて、蓋板がケーシングの
    凹所開口面を塞ぐ方向の常閉力を保持していること、 ケーシングと蓋板との相対関係として、ケーシングの凹
    所開口面を全開するために、蓋板が凹所内の全開位置ま
    で回動されたとき、蓋板の自由端部が、凹所内の底面に
    衝突せずに、凹所の内側壁面内壁面と衝突する関係を満
    足させていることを特徴とする引手。
  2. 【請求項2】互いに対称をなす二枚の両開き型蓋板を備
    えている実用新案登録請求の範囲第1項記載の引手。
  3. 【請求項3】一枚の片開き型蓋板を備えている実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の引手。
JP1986099948U 1986-06-30 1986-06-30 引 手 Expired - Lifetime JPH0610044Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986099948U JPH0610044Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30 引 手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986099948U JPH0610044Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30 引 手

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS635162U JPS635162U (ja) 1988-01-13
JPH0610044Y2 true JPH0610044Y2 (ja) 1994-03-16

Family

ID=30969301

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986099948U Expired - Lifetime JPH0610044Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30 引 手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0610044Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5140052Y2 (ja) * 1972-05-12 1976-09-30
JPS60115349U (ja) * 1984-01-13 1985-08-05 富士重工業株式会社 自動車ドアのアウタハンドル

Also Published As

Publication number Publication date
JPS635162U (ja) 1988-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0610044Y2 (ja) 引 手
JP3375891B2 (ja) 冷蔵庫扉のハンドル
JP3597424B2 (ja) ドア開閉機構
JPS638348Y2 (ja)
JP2001146880A (ja) 引戸装置
JPH0343314Y2 (ja)
JPS6317368Y2 (ja)
JPH0323139Y2 (ja)
JPH0240893Y2 (ja)
JPH0238645Y2 (ja)
JP3061591B2 (ja) 折戸用取手
JPH0534565Y2 (ja)
JPH036873U (ja)
JPH0437528Y2 (ja)
JPH0513286Y2 (ja)
JPS645534Y2 (ja)
JPH0738214Y2 (ja) フロッピィディスク収納箱
JPH0513292Y2 (ja)
JPH0738202Y2 (ja) タオルペーパーホルダー
JPH044799Y2 (ja)
JPH0112658Y2 (ja)
JP2001049960A (ja) 引き戸
JPH0212958Y2 (ja)
JPH058886Y2 (ja)
JPH0316563Y2 (ja)