JPH059930Y2 - - Google Patents

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JPH059930Y2
JPH059930Y2 JP1986156989U JP15698986U JPH059930Y2 JP H059930 Y2 JPH059930 Y2 JP H059930Y2 JP 1986156989 U JP1986156989 U JP 1986156989U JP 15698986 U JP15698986 U JP 15698986U JP H059930 Y2 JPH059930 Y2 JP H059930Y2
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JP
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space
rear panel
ventilation
reinforcement
trim
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JP1986156989U
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JPS6363209U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、車室の換気構造に関し、詳しくは、
乗用車の車室内後部から外部に自然換気するもの
に関する。
【従来の技術】
乗用車等の車室では、後部座席の後方に配置さ
れたリヤパネルの部分で自然換気するものがあ
る。例えば実開昭54−27449号公報には、後部ト
ランクルーム蓋体のヒンジ部の周囲の上面板に、
トランクルームに連通する通気間隙を形成し、ト
ランクルーム内に換気することが示されている。
また、実公昭59−19610号公報には、リヤパネル
に相当するアツパバツクパネルと、このアツパバ
ツクパネルを覆うトリムに相当するパツケージト
レイボードとの間に溝形断面部を形成する防音用
成形部材を設置して通風路を郭定することが示さ
れている。
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前記公報に記載の従来技術のうち、
前者のものにあつては、車室をトランクルームに
連通して換気する構造であるから、騒音が入り易
い。また、トランクルームは密閉されているの
で、排気と共に換気の効率が悪い等の問題があ
る。 一方、後者のものにあつては、換気の効率は良
いものと思われるが、高価な防音用成形部材を必
要とする関係から、コスト的に不利である。 本考案は、このような点に鑑みてなされたもの
で、コスト的に有利な構造でありながら換気効率
が良く、換気騒音も低減できる車室の換気構造を
提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、後部座席
の後方に配置されるリヤパネルに車体前後方向に
延びる複数の補剛ビードが形成され、リヤパネル
の前縁下面にボツクス断面をなして車体幅方向に
延び、両端部が左右のリヤホイールエプロンに接
続する車室補剛用のリンフオースメントが付設さ
れ、上記リヤホイールエプロンの上方に臨む板状
のトリムがリヤパネルの上面に被着される車室に
おいて、上記トリムに開口した吸気口からトリム
とリヤパネルの補剛ビード凹部との間の空間、リ
ヤパネルとリンフオースメントとの間のボツクス
断面空間、リヤパネルとリヤホイールエプロンと
の間の空間を介してリヤピラー内部に至る換気通
路を構成し、上記リヤパネルとリヤホイールエプ
ロンとの間の空間を換気の拡張室としたことを手
段としている。
【作用】
このような手段を採用した車室の換気構造にお
いては、車室内の空気は、トリムに開口した吸気
口からトリムとリヤパネルの補剛ビード凹部との
間の空間、リヤパネルとリンフオースメントとの
間のボツクス断面空間、リヤパネルとリヤホイー
ルエプロンとの間の空間を介してリヤピラー内部
に至る換気通路により車室外へ自然換気される。 ここで構造的にみると、従来構造を最大限に利
用した構造であり、フエルト等の高価な防音用成
形部材を付加する必要がないので、コスト的に有
利である。 また、換気効率についてみると、トリムに開口
した吸気口からトリムとリヤパネルの補剛ビード
凹部との間の空間、リヤパネルとリンフオースメ
ントとの間のボツクス断面空間、リヤパネルとリ
ヤホイールエプロンとの間の空間を介してリヤピ
ラー内部に至る換気通路により車室外へ換気する
方式であるから、換気効率がよい。 さらに、換気通路において、リヤパネルとリヤ
ホイールエプロンとの間の空間を換気の拡張室と
してあるので、換気騒音も低減する。
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付の図面に基づいて
具体的に説明する。 第1図および第2図a,bにおいて、符号1は
後部座席、2はその後部座席1とリヤガラス3と
の間に配置されて水平に取付けられるリヤパネ
ル、4はリヤホイルエプロン、5はリヤピラーを
それぞれ示している。 リヤパネル2には、車体前後方向に延びる複数
の補剛用のビード凸部6aとビード凹部6bとが
車体幅方向に交互に配置して水平部2aに形成さ
れている。 また、リヤパネル2の前縁部2bの下面には、
車体幅方向に延びてその両端部がリヤホイールエ
プロン4の垂直部4aに接続する補剛用のリンフ
オースメント7が付設され、リヤパネルとの間に
ボツクス断面空間を形成している。 そしてリヤパネル2の上面をなす水平部2aと
ビード凸部6aに接合して板状のトリム8が被着
され、このトリム8は、リヤホイールエプロン4
の上方を覆つてリヤピラー5のインナ5aまで臨
んでいる。 ここで、トリム8とリヤパネル2のビード凹部
6bとの間には、車体前後方向に延びる細長い空
間が形成され、また、トリム8とリヤホイールエ
プロン4との間には比較的に容量の大きな空間が
形成されている。 そこで、トリム8のリヤガラス3の側にはトリ
ム8と各ビード凹部6bとの間の空間と車室内と
を連通する吸気口9が複数個開口して設けられて
いる。また、各ビード凹部6bの前端には通気孔
10が開口してリンフオースメント7との間のボ
ツクス断面空間に連通している。そしてトリム8
とリヤホイールエプロン4との間の比較的に大き
な空間内には拡張室11cを形成するダクト11
が設置され、このダクト11の一方の小さな入口
11aがリンフオースメント7内のボツクス断面
空間に連通し、他方の小さな出口11bがリヤピ
ラー5とピラーインナ5aとの間の空間に連通す
ることで、換気通路12が構成されている。 次に、以上のように構成された一実施例につ
き、その作用を説明する。 車室内の空気は、吸気口9からトリム8と各ビ
ード凹部6b間に形成される空間内に多量に吸込
まれ、各通気孔10を経てリンフオースメント7
内のボツクス断面空間に入る。そしてリンフオー
スメント7内のボツクス断面空間を車体幅方向に
流れ、ダクト11の入口11aから拡張室11c
内に入つて拡張することで換気騒音が低減され
る。その後、リヤピラー5とピラーインナ5aと
の間の空間内に入り、その図示省略した排気口か
ら車室外に自然換気される。 第3図a,bは本考案の他の実施例を示してい
る。この実施例によると、トリム8とリヤホイー
ルエプロン4との間の空間Aの部分に連通してリ
ンフオースメント7とピラーインナ5aにはそれ
ぞれ通気孔12,13が開口している。そしてこ
の空間Aをそのまま換気の拡張室としている。
【考案の効果】
以上説明したとおり本考案によれば、車室内の
空気は、トリムに開口した吸気口からトリムとリ
ヤパネルの補剛ビード凹部との間の空間、リヤパ
ネルとリンフオースメントとの間のボツクス断面
空間、リヤパネルとリヤホイールエプロンとの間
の空間である拡張室を介してリヤピラー内部に至
る換気通路により車室外へ自然換気される。 ここで構造的にみると、従来構造を最大限に利
用した構造であり、フエルト等の高価な防音用成
形部材を付加するめ必要がないので、コスト的に
有利である。 また、換気効率についてみると、トリムに開口
した吸気口からトリムとリヤパネルの補剛ビード
凹部との間の空間、リヤパネルとリンフオースメ
ントとの間のボツクス断面空間、リヤパネルとリ
ヤホイールエプロンとの間の空間を介してリヤピ
ラー内部に至る換気通路により車室外へ換気する
方式であるから、換気効率がよい。 さらに、換気通路において、リヤパネルとリヤ
ホイールエプロンとの間の空間を換気の拡張室と
してあるので、換気騒音も低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による車室の換気構造の一実施
例を示す車室後部の部分斜視図、第2図a,b
は、それぞれ第1図のA−A線、B−B線に沿う
断面図、第3図a,bは第2図a,bに対応した
他の実施例の断面図である。 1……後部座席、2……リヤパネル、4……リ
ヤホイルエプロン、5……リヤピラー、6a……
ビード凸部、6b……ビード凹部、7……リンフ
オースメント、8……トリム、9……吸気口、1
0……通気孔、11……ダクト、12……換気系
路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 後部座席の後方に配置されるリヤパネルに車体
    前後方向に延びる複数の補剛ビードが形成され、
    リヤパネルの前縁下面にボツクス断面をなして車
    体幅方向に延び、両端部が左右のリヤホイールエ
    プロンに接続する車室補剛用のリンフオースメン
    トが付設され、上記リヤホイールエプロンの上方
    に臨む板状のトリムがリヤパネルの上面に被着さ
    れる車室において、 上記トリムに開口した吸気口からトリムとリヤ
    パネルの補剛ビード凹部との間の空間、リヤパネ
    ルとリンフオースメントとの間のボツクス断面空
    間、リヤパネルとリヤホイールエプロンとの間の
    空間を介してリヤピラー内部に至る換気通路を構
    成し、 上記リヤパネルとリヤホイールエプロンとの間
    の空間を換気の拡張室としたことを特徴とする車
    室の換気構造。
JP1986156989U 1986-10-14 1986-10-14 Expired - Lifetime JPH059930Y2 (ja)

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JP1986156989U JPH059930Y2 (ja) 1986-10-14 1986-10-14

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JP1986156989U JPH059930Y2 (ja) 1986-10-14 1986-10-14

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Publication Number Publication Date
JPS6363209U JPS6363209U (ja) 1988-04-26
JPH059930Y2 true JPH059930Y2 (ja) 1993-03-11

Family

ID=31079122

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JP1986156989U Expired - Lifetime JPH059930Y2 (ja) 1986-10-14 1986-10-14

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5919610U (ja) * 1982-07-27 1984-02-06 帝国産業株式会社 落石防止網用支柱

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5919610U (ja) * 1982-07-27 1984-02-06 帝国産業株式会社 落石防止網用支柱

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JPS6363209U (ja) 1988-04-26

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