JPH0210009Y2 - - Google Patents

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JPH0210009Y2
JPH0210009Y2 JP18308084U JP18308084U JPH0210009Y2 JP H0210009 Y2 JPH0210009 Y2 JP H0210009Y2 JP 18308084 U JP18308084 U JP 18308084U JP 18308084 U JP18308084 U JP 18308084U JP H0210009 Y2 JPH0210009 Y2 JP H0210009Y2
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bumper
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車室内の空気を車外に排出する自動
車の換気装置に関するものである。
(従来技術) 一般に、自動車においては、車室内に新鮮な空
気を取り入れるために車室前部側に空気取入口が
設けられているとともに他方車室後部側には取り
入れられた当該空気を車室外に排出するための排
気口(エクストラクター)が設けられている。従
来、この排気口が、車室後部側の特にリアバンパ
ーのサイド部内側の車体パネルに設けられている
ものがある。このような構成のものにおいて、特
に当該排気口をトランクルーム並びにリアパーセ
ルの通気孔を介して車室内と連通させ、リアバン
パーと車体パネルとで囲繞される空間をドラフタ
ーボツクスとすることにより、トランクルーム内
の活用空間を拡大するようにした技術が公知であ
る(例えば、実開昭58−61013号公報参照)。
そして、この従来の構成の場合は第4図に示す
ように、バンパー21の車体パネル22への取り
付けは、例えばゴム製のプロテクタ23を介して
補助ステーにより直接固定する構成が採られてお
り、上記ゴム製のプロテクタ23の上方側の一部
を下方に垂下して舌片状となし、これを上記排気
口24の逆止弁23aとしている。
ところが、このような構成によると、車体パネ
ル22に対するバンパー21の取り付け(内側で
の)が困難であるという問題がある。
(考案の目的) 本考案は、上記の問題を改善すべくなされたも
のであつて、車体パネルに車室内の空気を車外に
排出する排気口を形成し、この排気口をバンパー
で覆つた構造の自動車において、バンパーの車体
パネルへの取り付けが簡単となるようにした自動
車の換気装置を提供することを目的とするもので
ある。
(目的を達成するための手段) 本考案は、上記の目的を達成するために、車体
パネルに車室内の空気を車外に排除する排気口を
形成し、この排気口をバンパーで覆つた自動車に
おいて、上記車体パネルに対して上記排気口に連
通する換気窓を形成したバンパー係止部材を固定
するとともにこのバンパー係止部材に上記バンパ
ーを係止してなるものである。
(作用) 上記の手段によると、バンパーが車体パネル側
に予じめ設けられたバンパー係止部材によつて係
止されるために取り付けが簡単となるほか、車体
パネルに形成した排気口に直接逆止弁(第4図参
照)等の部材を装着する必要がなくなり、自動車
組立ラインでの加工工数が低減されるという作用
が得られる。
(実施例) 図面第1図〜第3図は、本考案の実施例にかか
る自動車の換気装置を示すものであり、第1図は
同換気装置主要部(第3図A−A線部分)の縦断
面図、第2図は第1図中に示されているバンパー
係止部材の拡大斜視図、第3図は、上記実施例装
置の実装部である自動車のリア部分の外観図を示
している。
先ず第1図ないし第3図において、符号1は、
自動車のリアバンパーであり、このリアバンパー
1は車体本体の最後部のリアエンドパネル部分か
ら両側部のリアフエンダパネル2の部分まで延び
て取り付けられている。
そして、上記リアフエンダパネル2の部分に位
置するバンパー1のリアサイド部1a内には、第
1図に示すように車室内の空気を車外に排出する
ための換気装置を設けられている。
第1図において、符号2で示す上記リアフエン
ダパネルの上記バンパーリアサイド部1aの内側
に位置する部分には、トランクルーム内に連通す
る排気口3が形成されており、この排気口3に対
して中央部に換気窓6を形成したバンパー係止部
材4が当該換気窓6の突出縁部6aを上記排気口
3に嵌合させた状態で上記リアフエンダパネル2
に対して補助ステー11およびこの補助ステー1
1に螺合されるビス10を介して固定されてい
る。そして、上記換気窓6の突出縁部6a内には
例えばトランクルーム内側から外側に向けて斜め
下方に傾斜した格子状のスリツトを有するリブ部
材12が嵌装されているとともにさらに当該換気
窓6の外方側には当該換気窓6の全面を覆う状態
で偏平な可撓性薄板(例えばゴム製の)よりな
る、外部からの空気の逆流入を防止する逆流防止
弁9が上記補助ステー11を利用して垂下状態で
取り付けられている。なお、符号5は上記排気口
3の周囲に位置して上記車体側リアフエンダパネ
ル2と上記バンパー係止部材4との間に介装され
たダスト防止用のシール部材である。
一方、上記バンパー係止部材4のバンパー側上
下両端部には、鉤状のバンパー係止縁部7,7が
延設され、このバンパー係止縁部7,7によつて
その内側に各々ガイド溝8,8が形成されてい
る。そして、上記バンパー係止縁部7,7に対し
てバンパー係止用のスライダー部材13がスライ
ド可能に係止されるようになつている。
バンパー係止用のスライダー部材13は、断面
略C字状の長尺部材よりなり、その上下両端部に
設けられた鉤状の縁部14,14を上記バンパー
係止部材4の上記係止縁部7,7に対して係合さ
せることによつて係止され、上記ガイド溝8,8
に沿つてスライド可能となつている。
一方、バンパー1はそのリアサイド部1aが上
記バンパー係止用のスライダー部材13の背面部
に対し上下一対の補助ステー15,15およびビ
ス16,16によつて固定されている。
従つて、上記のように係止されたリアバンパー
1は、車体パネルに対してスライド可能に係止さ
れるとともに、バンパー係止用のスライダー部材
13とバンパー係止部材4との間でドラフターボ
ツクスを形成することになり、また、バンパー1
の隙間が通気機能を果すことになる。
なお、上記の如くリアバンパー1が車体パネル
2に対してスライド可能とされているものは、バ
ンパー固定型(たとえば第4図のもの)のものに
比して大きい衝撃吸収能力が得られるが、この実
施例では上記のようにバンパー1のスライド機構
の一部(バンパー係止部材)を換気装置の一部と
して利用しているのでバンパー1のスライド機構
と換気装置とを全く別々に構成する場合に比して
部品点数及び加工工数が節減される利点がある。
(考案の効果) 本考案は、以上に述べたように、車体パネルに
車室内の空気を車外に排出する排気口を形成し、
この排気口をバンパーで覆つた自動車において、
上記車体パネルに対して上記排気口に連通する換
気窓を形成したバンパー係止部材を固定するとと
もにこのバンパー係止部材に上記バンパーを係止
したことを特徴とするものである。
従つて、本考案によれば、上記バンパー係止部
材自体が排気用のエクストラクターとしての機能
を兼備しているので車体パネル自体に特別な加工
や特殊部品(たとえば第4図に示す逆止弁23
a)の取り付けを必要とせず、構成が簡単でコス
トも安価なものとすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例にかかる自動車の換
気装置の中央縦面図(第3図A−A線断面図)、
第2図は、第1図中に示されているバンパー係止
部材の拡大斜視図、第3図は、上記装置の実装部
を示す自動車リア部の外観図、第4図は従来の自
動車の換気装置の一例を示すリアバンパー取付部
の縦断面図である。 1……リアバンパー、1a……リアバンパーサ
イド部、2……車体リアフエンダーパネル、3…
…排気口、4……バンパー係止部材、6……換気
窓。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体パネルに車室内の空気を車外に排出する排
    気口を形成し、この排気口をバンパーで覆つた自
    動車において、上記車体パネルに対して上記排気
    口に連通する換気窓を形成したバンパー係止部材
    を固定するとともにこのバンパー係止部材に上記
    バンパーを係止したことを特徴とする自動車の換
    気装置。
JP18308084U 1984-11-29 1984-11-29 Expired JPH0210009Y2 (ja)

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JPS6195619U JPS6195619U (ja) 1986-06-19
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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH063724Y2 (ja) * 1987-03-02 1994-02-02 トヨタ自動車株式会社 リヤバンパ取付構造
FR3069505B1 (fr) * 2017-07-27 2019-12-13 Psa Automobiles Sa Dispositif de protection d’extracteur d’air de ventilation d’un vehicule automobile

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JPS6195619U (ja) 1986-06-19

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