JPH0891043A - 消音装置 - Google Patents
消音装置Info
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- JPH0891043A JPH0891043A JP6228096A JP22809694A JPH0891043A JP H0891043 A JPH0891043 A JP H0891043A JP 6228096 A JP6228096 A JP 6228096A JP 22809694 A JP22809694 A JP 22809694A JP H0891043 A JPH0891043 A JP H0891043A
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- air chamber
- luggage
- vehicle
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- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両のベンチレーション構造に利用できる消
音装置を提供し、後部座席付近に伝わり易い騒音を低減
すること。 【構成】 客室2とラゲージルーム3とを仕切る仕切部
においてパッケージトレイトリム22の下に取付けられ
るラゲージトリム4には通路断面が変化する形状の空気
室5を設け、客室内気が通気口から空気室5内に導かれ
るようにする。そして、空気室5の空気吐出口をダクト
6に接続し、ダクト6の他端をクォーターベントダクト
7に接続してここから客室内気を車外に排出するように
する。
音装置を提供し、後部座席付近に伝わり易い騒音を低減
すること。 【構成】 客室2とラゲージルーム3とを仕切る仕切部
においてパッケージトレイトリム22の下に取付けられ
るラゲージトリム4には通路断面が変化する形状の空気
室5を設け、客室内気が通気口から空気室5内に導かれ
るようにする。そして、空気室5の空気吐出口をダクト
6に接続し、ダクト6の他端をクォーターベントダクト
7に接続してここから客室内気を車外に排出するように
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のベンチレーショ
ン構造に利用する消音装置に関する。
ン構造に利用する消音装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両のベンチレーション構造の一
例を図面を参照して説明すると、図4に示すように、フ
レッシュエアはカウル上面のインレット部20から車内
に流入し、インストルメントパネルの吹き出し口21か
ら客室内に吹き出すようになっている。室内気は、パッ
ケージトレイトリム22の後端とバックウインドガラス
23との隙間からアッパーバックパネル24を通ってラ
ゲージルーム25へと導かれており、走行風による負圧
の発生が大きいリヤバンパー左裏側部に設けられたクォ
ーターベントダクト26から車外へ抜ける。クォーター
ベントダクト26には、図5参照、逆流による外気やほ
こりが室内へ入り難くするためのクォーターベントバタ
フライ26aが取付けてある。なお、図中、27はリヤ
バンパー、28はクォーターパネルを示している。すな
わち、このベンチレーション構造は、クォーターベント
バタフライ26a開口時にクォーターベントダクト26
から車内に入ってくる騒音をラゲージルーム25内で拡
散させることによって、客室内に伝わり難くすることを
狙いとしたものである。
例を図面を参照して説明すると、図4に示すように、フ
レッシュエアはカウル上面のインレット部20から車内
に流入し、インストルメントパネルの吹き出し口21か
ら客室内に吹き出すようになっている。室内気は、パッ
ケージトレイトリム22の後端とバックウインドガラス
23との隙間からアッパーバックパネル24を通ってラ
ゲージルーム25へと導かれており、走行風による負圧
の発生が大きいリヤバンパー左裏側部に設けられたクォ
ーターベントダクト26から車外へ抜ける。クォーター
ベントダクト26には、図5参照、逆流による外気やほ
こりが室内へ入り難くするためのクォーターベントバタ
フライ26aが取付けてある。なお、図中、27はリヤ
バンパー、28はクォーターパネルを示している。すな
わち、このベンチレーション構造は、クォーターベント
バタフライ26a開口時にクォーターベントダクト26
から車内に入ってくる騒音をラゲージルーム25内で拡
散させることによって、客室内に伝わり難くすることを
狙いとしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ラゲージル
ーム25内では、壁面の振動等により比較的低い周波数
を主成分とするこもり音が発生し易いため、上記のベン
チレーション構造において、前記したこもり音やロード
ノイズ等の騒音が後部座席付近に伝わるのが十分に防が
れているとは言えなかった。また、ラゲージルーム25
は密閉構造ではないから、後部シートの隙間等も実質的
に通風路となっているのが現状であり、そこにダストが
溜まりシートが汚れるという問題もあった。
ーム25内では、壁面の振動等により比較的低い周波数
を主成分とするこもり音が発生し易いため、上記のベン
チレーション構造において、前記したこもり音やロード
ノイズ等の騒音が後部座席付近に伝わるのが十分に防が
れているとは言えなかった。また、ラゲージルーム25
は密閉構造ではないから、後部シートの隙間等も実質的
に通風路となっているのが現状であり、そこにダストが
溜まりシートが汚れるという問題もあった。
【0004】そこで、本発明は、車両のベンチレーショ
ン構造に利用できる消音装置を提供し、後部座席の乗員
に対し不快な騒音が伝わるのを防止もしくは低減するこ
とを目的とする。
ン構造に利用できる消音装置を提供し、後部座席の乗員
に対し不快な騒音が伝わるのを防止もしくは低減するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このために、以下のよう
な消音装置を創作した。すなわち、第1の発明は、車両
のベンチレーション構造に利用する消音装置であって、
ラゲージルームに配設されるラゲージトリムには空気取
入口と空気吐出口とを有する空気室を設け、客室側に設
けられて客室内気を排出する通気口に前記空気取入口を
接続する構成としたことを特徴としている。また、第2
の発明は、請求項1記載の消音装置において、車両内気
を車外へ排出する排出口に対しダクトを介して前記空気
吐出口を接続する構成としたことを特徴としている。ま
た、第3の発明は、請求項2記載の消音装置において、
前記ラゲージトリムは複数枚の合成樹脂板を互いに重ね
合わせ、かつそのうちの少なくとも一枚の合成樹脂板に
はそれらの合成樹脂板間に前記空気室を形成できる膨ら
み部を設けたことを特徴としている。また、第4の発明
は、請求項3記載の消音装置において、前記空気室は空
気取入口と空気吐出口間において通路断面が変化する形
状とされ、かつ、その空気室の内面に吸音材を有するこ
とを特徴としている。
な消音装置を創作した。すなわち、第1の発明は、車両
のベンチレーション構造に利用する消音装置であって、
ラゲージルームに配設されるラゲージトリムには空気取
入口と空気吐出口とを有する空気室を設け、客室側に設
けられて客室内気を排出する通気口に前記空気取入口を
接続する構成としたことを特徴としている。また、第2
の発明は、請求項1記載の消音装置において、車両内気
を車外へ排出する排出口に対しダクトを介して前記空気
吐出口を接続する構成としたことを特徴としている。ま
た、第3の発明は、請求項2記載の消音装置において、
前記ラゲージトリムは複数枚の合成樹脂板を互いに重ね
合わせ、かつそのうちの少なくとも一枚の合成樹脂板に
はそれらの合成樹脂板間に前記空気室を形成できる膨ら
み部を設けたことを特徴としている。また、第4の発明
は、請求項3記載の消音装置において、前記空気室は空
気取入口と空気吐出口間において通路断面が変化する形
状とされ、かつ、その空気室の内面に吸音材を有するこ
とを特徴としている。
【0006】
【作用】本発明の消音装置によれば、客室内気は通気口
を経由してラゲージトリムに設けられた空気室へと導か
れた後、車外へ排出されるが、その際、車外から逆流す
るタイヤノイズ、風切り音等は空気室で消音作用を受け
て減音される。また、空気室の空気吐出口から排出され
る客室内気はダクトを経由して排出口から車外へ排出さ
れる。この場合、ラゲージルームはベンチレーション経
路から外れているためラゲージルーム内に音が発生して
も客室内へ伝わらない。また、合成樹脂板を重ね合わせ
た重ね合わせ部に膨らみをもたせて空気室としているか
ら、消音装置の設置スペースを別途設ける必要がなく、
ラゲージトリム自体の剛性も高くなる。また、空気室の
通路断面が変化しており、かつ、空気室の内面に吸音材
を有しているから消音作用が効果的である。
を経由してラゲージトリムに設けられた空気室へと導か
れた後、車外へ排出されるが、その際、車外から逆流す
るタイヤノイズ、風切り音等は空気室で消音作用を受け
て減音される。また、空気室の空気吐出口から排出され
る客室内気はダクトを経由して排出口から車外へ排出さ
れる。この場合、ラゲージルームはベンチレーション経
路から外れているためラゲージルーム内に音が発生して
も客室内へ伝わらない。また、合成樹脂板を重ね合わせ
た重ね合わせ部に膨らみをもたせて空気室としているか
ら、消音装置の設置スペースを別途設ける必要がなく、
ラゲージトリム自体の剛性も高くなる。また、空気室の
通路断面が変化しており、かつ、空気室の内面に吸音材
を有しているから消音作用が効果的である。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。図1に示す車両1は、客室2の後にラゲージルーム
3を有する、いわゆる3BOXカーで、通常、リヤシー
トの後にインフォースメントとガソリンタンクが配置さ
れており、このガソリンタンクを隠すように設けられる
ラゲージトリム4がラゲージルーム3の客室側の壁面
(仕切り)となっている。ラゲージトリム4には後述す
る空気室5が設けられ、空気室5は車両後尾へ延びるダ
クト6を介してクォーターベントダクト7に接続されて
いる。クォーターベントダクト7は室内気を車外に排出
するための排出口であり、リヤバンパーの裏面に対向す
る位置に設けられていて、従来例で説明したクォーター
ベントダクト26(図5及び図6参照)と同一機能を有
し、クォーターベントバタフライが適宜に排出口を開閉
できるようになっている。なお、図1中、22は従来例
と同様のパッケージトレイトリムであり、アッパーバッ
クパネル24(図2及び図4参照)の上面側に取付けら
れている。また、23はバックウインドガラスである。
る。図1に示す車両1は、客室2の後にラゲージルーム
3を有する、いわゆる3BOXカーで、通常、リヤシー
トの後にインフォースメントとガソリンタンクが配置さ
れており、このガソリンタンクを隠すように設けられる
ラゲージトリム4がラゲージルーム3の客室側の壁面
(仕切り)となっている。ラゲージトリム4には後述す
る空気室5が設けられ、空気室5は車両後尾へ延びるダ
クト6を介してクォーターベントダクト7に接続されて
いる。クォーターベントダクト7は室内気を車外に排出
するための排出口であり、リヤバンパーの裏面に対向す
る位置に設けられていて、従来例で説明したクォーター
ベントダクト26(図5及び図6参照)と同一機能を有
し、クォーターベントバタフライが適宜に排出口を開閉
できるようになっている。なお、図1中、22は従来例
と同様のパッケージトレイトリムであり、アッパーバッ
クパネル24(図2及び図4参照)の上面側に取付けら
れている。また、23はバックウインドガラスである。
【0008】次に、前記空気室5について説明する。ラ
ゲージトリム4は、図2及び図3によく示されているよ
うに、二枚の合成樹脂板4a,4bを重ね合わせて貼着
したものであり、一方の合成樹脂板4aには予め膨らみ
部5aが成形されるとともに、上端部には空気取入口と
なる接続用円筒4cが複数個設けられ、下端部には空気
吐出口4dが形成されている。接続用円筒4cは、その
先端をアッパーバックパネル24の通気口に対して差し
込むことができるように形成されており、ラゲージトリ
ム4を車両に取付けるときの接続がワンタッチ式にでき
るようになっている。上記膨らみ部5aは合成樹脂板4
aの剛性を高くし、振動し難くしている。また、他方の
合成樹脂板4bにはラゲージルーム3内を装飾する不織
布が表皮4eとして貼り付けられている。なお、上記の
合成樹脂板4a,4bにはポリプロピレン等の合成樹脂
の他、ウレタン等を発泡成形したものの使用を想定して
いるが、さらに、適宜な材料の芯材、パッド材、表皮材
を組み合わせた構造とすることも可能である。
ゲージトリム4は、図2及び図3によく示されているよ
うに、二枚の合成樹脂板4a,4bを重ね合わせて貼着
したものであり、一方の合成樹脂板4aには予め膨らみ
部5aが成形されるとともに、上端部には空気取入口と
なる接続用円筒4cが複数個設けられ、下端部には空気
吐出口4dが形成されている。接続用円筒4cは、その
先端をアッパーバックパネル24の通気口に対して差し
込むことができるように形成されており、ラゲージトリ
ム4を車両に取付けるときの接続がワンタッチ式にでき
るようになっている。上記膨らみ部5aは合成樹脂板4
aの剛性を高くし、振動し難くしている。また、他方の
合成樹脂板4bにはラゲージルーム3内を装飾する不織
布が表皮4eとして貼り付けられている。なお、上記の
合成樹脂板4a,4bにはポリプロピレン等の合成樹脂
の他、ウレタン等を発泡成形したものの使用を想定して
いるが、さらに、適宜な材料の芯材、パッド材、表皮材
を組み合わせた構造とすることも可能である。
【0009】そして、合成樹脂板4a,4b間に、前記
膨らみ部5aによって空気室5が形成され、しかも空気
室5は消音効果を得るために、空気取入口と空気吐出口
間において通路断面が大きく変化する、例えば図示形状
とされている。このように本実施例では、合成樹脂板の
貼り合わせ構造を採用したが、これに限るものではな
く、空気室5を一体成形しても良い。また、図示は省略
したが、空気室5の内面に、例えばウレタンフォーム等
の吸音材を貼り付けることによって、さらに、消音効果
を高めることができる。
膨らみ部5aによって空気室5が形成され、しかも空気
室5は消音効果を得るために、空気取入口と空気吐出口
間において通路断面が大きく変化する、例えば図示形状
とされている。このように本実施例では、合成樹脂板の
貼り合わせ構造を採用したが、これに限るものではな
く、空気室5を一体成形しても良い。また、図示は省略
したが、空気室5の内面に、例えばウレタンフォーム等
の吸音材を貼り付けることによって、さらに、消音効果
を高めることができる。
【0010】以上説明した構成の消音装置を備えた車両
1では、従来のものと同様、パッケージトレイトリム2
2の後端とバックウインドガラス23との隙間が通気口
となっており、客室内気はその通気口からアッパーバッ
クパネル24に沿って流れる。なお、アッパーバックパ
ネル24とラゲージルーム3との仕切部はシールが施さ
れており、前記客室内気が接続用円筒4cから空気室5
内に入り込み、空気吐出口4dからダクト6を経由して
クォーターベントダクト7へと流れるようになってい
る。
1では、従来のものと同様、パッケージトレイトリム2
2の後端とバックウインドガラス23との隙間が通気口
となっており、客室内気はその通気口からアッパーバッ
クパネル24に沿って流れる。なお、アッパーバックパ
ネル24とラゲージルーム3との仕切部はシールが施さ
れており、前記客室内気が接続用円筒4cから空気室5
内に入り込み、空気吐出口4dからダクト6を経由して
クォーターベントダクト7へと流れるようになってい
る。
【0011】そして、クォーターベントダクト7は走行
風による負圧によって開口し、ここから客室内気が車両
外へ排出されるようになっている。したがって、ロード
ノイズやサスペンション系から発生する振動音は、クォ
ーターベントダクト7から車内に侵入することになる
が、一旦、空気室5内に入って音圧が下げられる。一
方、ラゲージルーム3内でこもり音等の騒音が発生して
も、ラゲージルーム3は前述のベンチレーション経路か
ら外れているので、後部座席の乗員に不快な騒音となっ
て伝わることはない。
風による負圧によって開口し、ここから客室内気が車両
外へ排出されるようになっている。したがって、ロード
ノイズやサスペンション系から発生する振動音は、クォ
ーターベントダクト7から車内に侵入することになる
が、一旦、空気室5内に入って音圧が下げられる。一
方、ラゲージルーム3内でこもり音等の騒音が発生して
も、ラゲージルーム3は前述のベンチレーション経路か
ら外れているので、後部座席の乗員に不快な騒音となっ
て伝わることはない。
【0012】上記の実施例においては、ラゲージトリム
4に空気室5を設けたので、客室2とラゲージルーム3
と間の仕切り部のスペースを利用でき、ラゲージルーム
3の使い勝手や見栄えを悪くすることがない。また、従
来から使用しているラゲージトリムに新たな機能を付加
したものであるから、消音装置の製造コストを比較的低
く抑えることが可能である。
4に空気室5を設けたので、客室2とラゲージルーム3
と間の仕切り部のスペースを利用でき、ラゲージルーム
3の使い勝手や見栄えを悪くすることがない。また、従
来から使用しているラゲージトリムに新たな機能を付加
したものであるから、消音装置の製造コストを比較的低
く抑えることが可能である。
【0013】なお、客室側通気口と排出口とを消音装置
で繋いだので、従来のようにシートの隙間から空気が流
れてシートが汚れるというようなことはなくなる。な
お、上記の実施例においては、空気室5とクォーターベ
ントダクト7とをダクト6にて繋いだが、ラゲージトリ
ム4に隣接するラゲージサイドトリムに通風路を形成す
るようにしても良いし、さらには、ラゲージサイドトリ
ムに空気室を設けることも可能である。この他、当業者
の知識に基づき、種々の変更を加えた態様で本発明を実
施し得ることは勿論である。
で繋いだので、従来のようにシートの隙間から空気が流
れてシートが汚れるというようなことはなくなる。な
お、上記の実施例においては、空気室5とクォーターベ
ントダクト7とをダクト6にて繋いだが、ラゲージトリ
ム4に隣接するラゲージサイドトリムに通風路を形成す
るようにしても良いし、さらには、ラゲージサイドトリ
ムに空気室を設けることも可能である。この他、当業者
の知識に基づき、種々の変更を加えた態様で本発明を実
施し得ることは勿論である。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る消
音装置では、ラゲージトリムに空気室を設けたものであ
るからスペースを有効に利用でき、後部座席の乗員に対
し不快な騒音が伝わるのを防止もしくは低減することが
できる。請求項2に係る消音装置では、客室内気が引き
込まれるラゲージトリムの空気室はダクトを介して排出
口に接続されており、ラゲージルームはベンチレーショ
ン経路から外れているため、ラゲージルーム内にこもり
音等が発生しても客室内へ伝わるのを防止することがで
きる。なお、客室側通気口と排出口とを消音装置で繋い
だので、従来のようにシートの隙間から空気が流れてシ
ートが汚れるというようなことはなくなる。請求項3に
係る消音装置では、合成樹脂板を重ね合わせた重ね合わ
せ部に膨らみをもたせて空気室としているから、製作が
容易であり、しかもラゲージトリム自体の剛性が高くな
る。請求項4に係る消音装置では、空気室の通路断面が
変化しており、かつ、空気室の内面に吸音材を有してい
るから消音作用が効果的である。
音装置では、ラゲージトリムに空気室を設けたものであ
るからスペースを有効に利用でき、後部座席の乗員に対
し不快な騒音が伝わるのを防止もしくは低減することが
できる。請求項2に係る消音装置では、客室内気が引き
込まれるラゲージトリムの空気室はダクトを介して排出
口に接続されており、ラゲージルームはベンチレーショ
ン経路から外れているため、ラゲージルーム内にこもり
音等が発生しても客室内へ伝わるのを防止することがで
きる。なお、客室側通気口と排出口とを消音装置で繋い
だので、従来のようにシートの隙間から空気が流れてシ
ートが汚れるというようなことはなくなる。請求項3に
係る消音装置では、合成樹脂板を重ね合わせた重ね合わ
せ部に膨らみをもたせて空気室としているから、製作が
容易であり、しかもラゲージトリム自体の剛性が高くな
る。請求項4に係る消音装置では、空気室の通路断面が
変化しており、かつ、空気室の内面に吸音材を有してい
るから消音作用が効果的である。
【図1】実施例のベンチレーション構造を説明する図で
ある。
ある。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】実施例のラゲージトリムの斜視図である。
【図4】従来例の車両のベンチレーション構造を説明す
る図である。
る図である。
【図5】クォーターベントダクトを説明する断面図であ
る。
る。
1 車両 2 客室 3 ラゲージルーム 4 ラゲージトリム 4a,4b 合成樹脂板 4c 接続用円筒 4d 空気吐出口 5 空気室 5a 膨らみ部 6 ダクト 7 クォーターベントダクト 22 パッケージトレイトリム 23 バックウインドガラス 24 アッパーバックパネル
Claims (4)
- 【請求項1】 車両のベンチレーション構造に利用する
消音装置であって、ラゲージルームに配設されるラゲー
ジトリムには空気取入口と空気吐出口とを有する空気室
を設け、客室側に設けられて客室内気を排出する通気口
に前記空気取入口を接続する構成とした消音装置。 - 【請求項2】 車両内気を車外へ排出する排出口に対し
ダクトを介して前記空気吐出口を接続する構成とした請
求項1記載の消音装置。 - 【請求項3】 前記ラゲージトリムは複数枚の合成樹脂
板を互いに重ね合わせ、かつそのうちの少なくとも一枚
の合成樹脂板にはそれらの合成樹脂板間に前記空気室を
形成できる膨らみ部を設けて成る請求項2記載の消音装
置。 - 【請求項4】 前記空気室は空気取入口と空気吐出口間
において通路断面が変化する形状とされ、かつ、その空
気室の内面に吸音材を有する請求項3記載の消音装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6228096A JPH0891043A (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 消音装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6228096A JPH0891043A (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 消音装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0891043A true JPH0891043A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=16871132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6228096A Pending JPH0891043A (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 消音装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0891043A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102012109668A1 (de) * | 2012-10-11 | 2014-04-17 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Vorrichtung zur Geräuschübertragung bei einem Kraftfahrzeug |
JP2015016809A (ja) * | 2013-07-11 | 2015-01-29 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の吸音構造 |
JP2018202991A (ja) * | 2017-06-02 | 2018-12-27 | マツダ株式会社 | 車両の吸音構造 |
-
1994
- 1994-09-22 JP JP6228096A patent/JPH0891043A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102012109668A1 (de) * | 2012-10-11 | 2014-04-17 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Vorrichtung zur Geräuschübertragung bei einem Kraftfahrzeug |
JP2015016809A (ja) * | 2013-07-11 | 2015-01-29 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の吸音構造 |
JP2018202991A (ja) * | 2017-06-02 | 2018-12-27 | マツダ株式会社 | 車両の吸音構造 |
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RVTR | Cancellation of determination of trial for invalidation |