JPH0748409Y2 - 自動車のリヤバンパ背面における換気構造 - Google Patents

自動車のリヤバンパ背面における換気構造

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JPH0748409Y2
JPH0748409Y2 JP1989010129U JP1012989U JPH0748409Y2 JP H0748409 Y2 JPH0748409 Y2 JP H0748409Y2 JP 1989010129 U JP1989010129 U JP 1989010129U JP 1012989 U JP1012989 U JP 1012989U JP H0748409 Y2 JPH0748409 Y2 JP H0748409Y2
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rear bumper
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ventilation
opening
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JPH02100805U (ja
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照昌 遠藤
善治 神崎
信好 森久
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、車両の車体側部後方に設けられた換気口がリ
ヤバンパで覆われている換気構造の改良に関する。
[従来の技術] 従来から、第9図,第10図,第11図に示されるように、
車体Aの側部後方の、リヤバンパBの側部Cで覆われて
いる車体外板Dに換気口Eが開設されている換気構造が
知られているが、この換気構造によれば、車室内の空気
は、パッケージトレイトリムFに設けられた室内排気孔
f、アッパバックリインホースメントH、クォーターベ
ントダクトIを通って、車体外板Dに設けられた換気口
Eから、車体外板DとリヤバンパBの側部Cで囲まれる
空洞部分J内に排出され、リヤバンパBの上下面より車
外に排出される。
上記換気構造を備えた車両において、エアコンのブロア
を停止させ、内外気切替レバーを内気モードとし、窓を
約10cm開け、各種車速で走行した際の圧力分布を、第9
図,第10図および第11図に示すように、車体Aの後部の
リヤバンパB後部上方の点a、リヤバンパBの前記空洞
部分J中のリヤバンパBの後部側方の点b、該リヤバン
パBの側部Cの後方の点c、換気口Eに近接した点d、
換気口部の点e、パッケージトレイトリムFの室内排気
孔部の点fおよびインストルメントパネルGの空気吹出
口部分の点gにおいて測定し、室内排気孔部fの圧力を
基準として、その差圧で示すと、第12図に示されるよう
な圧力分布となり、車体Aの後部のリヤバンパB後部上
方の点aからリヤバンパBの空洞部分J中の点b,c及び
dを経て換気口部の点eに至るに従い著しく低圧となる
ことが明らかに認められる。
したがって、車両走行時に、タイヤ等で巻き上げられた
含塵外気が、第13図に示すように、リヤバンパBの後部
上面から、車体外板とリヤバンパBとで囲まれる空洞部
分J内に侵入し、車体外板に設けられた換気口Eを通
り、車室内へ侵入する恐れがあった。
そのため、実開昭61−108611号公報には、第14図に示し
たごとく、車体外板Dに設けた換気口Eにバタフライ逆
止弁Kを設けることが開示されているが、換気口Eにバ
タフライ逆止弁Kを設けた構成では、車両走行時の車両
の振動に伴ない、バタフライ逆止弁Kが、上下動あるい
は湾曲変形をし、換気口Eを充分閉塞できないおそれが
ある。
また、バタフライ逆止弁Kの重量を増加し、車両走行時
の振動によるバタフライ逆止弁Kの上下動あるいは湾曲
変形を防止することも考えられるが、バタフライ逆止弁
Kの重量を増加させると、車室内の空気が車体外板Dの
換気口Eから抜けにくくなり、換気性能が低下するとい
う問題点があった。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は、前述の従来技術の問題点に鑑み、車体側部後
方に開設された換気口の換気性能を低下させることな
く、車体外板とリヤバンパとで囲まれた空洞部内へ侵入
した含塵外気が、前記換気口から車室内へ逆流すること
を防止することを課題としている。
[課題を解決するための手段] 前述の課題を解決するため、本考案は、車体側部後方の
車体外板に開設された換気口が、リヤバンパの側部で覆
われ、該車体外板とリヤバンパの側部との間には空洞部
分が形成されており、該リヤバンパの背面側に配設され
たダクトの一方の開口部が、走行時に負圧の発生する部
位に開口され、該ダクトの他方の開口部が、前記空洞部
分内の、前記換気口に近接した部位に開口されていると
いう構成を採用している。
[作用] 本考案は、前述のように、車室内外を連通させる換気口
が開設されている車体外板部分とリヤバンパの側部とで
囲まれている空洞部分と、車両の走行時に負圧の発生さ
れる部位とが、ダクトにより連通されているので、前記
空洞部分に侵入した含塵外気が、ダクトを通して、車両
走行時に負圧の発生する部位に排出され、該空洞部分に
侵入した含塵外気の車室内への逆流が防止される。
[実施例] 第1図ないし第4図は、本考案の第1の実施例を示して
いる。
車体外板1の側部後方2には、車室内外を連通し、車室
内の空気を排出する換気口3が設けられ、該換気口3
は、リヤバンパ5の側部6で覆われており、該リヤバン
パ5と車体外板1との間には空洞部分4,8が形成されて
いる。
車体外板1とリヤバンパ5とで囲まれる空洞部分4,8内
には、ダクト11が配設されており、該ダクト11の一方の
開口部14は、車体外板1に設けられた換気口3の車両後
方部近傍の空洞部分8内に開設され、他方の開口部12は
車両走行時に負圧が生じる部位の一つであるリヤバンパ
5の後部下面に開口されている。
上記の構造を備えた車両において、エアコンのブロアを
停止させ、内外気切替レバーを内気モードとし、窓を約
10cm開け、各種車速で走行した際の圧力分布を、第2
図,第3図に示すように、リヤバンパ5の後部上方の点
L、リヤバンパ5の空洞部分4中のリヤバンパ5の後部
側方の点M、ダクト11の一方の開口部14に対向する点
N、換気口3に近接した点O、換気口3内の点Pの各点
において測定し、第9図に示すパッケージトレイトリム
Fの室内排気孔部の点fの圧力を基準にして、その差圧
で示すと、第5図に示す圧力分布となる。
したがって、車両走行時に、リヤバンパ5の後部9の上
面から車体外板1とリヤバンパ5で囲まれた空洞部分4,
8内へ侵入した含塵外気は、第4図で示した空気の流れ
に沿って、ダクト11の一方の開口部14から吸い込まれ、
車両走行時の負圧発生部位の一つであるリヤバンパ5の
後部9の下面の開口部12から車外へ排出される。
したがって、リヤバンパ5の後部9の上面から前記リヤ
バンパ5の空洞部分4,8内に侵入した含塵外気が、換気
口3を通って、車室内に侵入することを防止することが
できる。
また、第6図ないし第8図は第2の実施例を示してお
り、ダクト11の一方の開口部14と、車体外板1に設けた
換気口3との間を仕切る仕切板7をリヤバンパ5の側部
6に設け、リヤバンパ5の空洞部分8内に、リヤバンパ
5の後部9から侵入し、ダクト11の一方の開口部14を逸
れて換気口3に向かって流れる空気流10の流速を弱める
ことにより、ダクト11による含塵外気の排出能力を高め
ることができる。
またリヤバンパ5の後部9の空洞部分4に、底部に開口
15を有する中空箱型部13を配置し、該中空箱型部13の前
記開口15を、リヤバンパ5の後部9の下面に設けた開口
部分に隣接させて臨ませることにより、ダクト11の吸引
力を高めることができる。
なお、各実施例においては、ダクト11をリヤバンパの後
部下面に開口させたが、その部位に限定されるものでは
なく、車両走行時に負圧の生じる部位であればどこでも
良い。
また、各実施例においては、ダクト11は、車体外板1と
リヤバンパとで囲まれる空洞部分内に配設しているが、
車体外板1を貫通させて配設しても良い。
[考案の効果] 本考案は、車体外板に開設された換気口に臨む車体外板
とリヤバンパ側部とで囲まれた空洞部分と、車両走行時
負圧の生じる部位とを連通するダクトを設けたので、前
記空洞部分内に侵入した含塵外気を、このダクトを介し
て、車外に排出できるので、車室内の換気性能を低下さ
せることなく、車室内への含塵外気の侵入を防止できる
という特有な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は第1の実施例を示しており、第1
図はリヤバンパを省略して示した車体後部右側の略示斜
面図、第2図は、第1図に示す車体後部右側の略示斜面
図、第3図は第2図中III−III線断面図、第4図は、第
1図に示すものの略示右側面図、第5図は、第1の実施
例における圧力分布を示す線図、第6図ないし第8図は
第2の実施例を示しており、第6図は、リヤバンパを省
略して示した車体後部右側の略示斜面図、第7図は第6
図に示すものの右側面図、第8図は第7図中VIII−VIII
線断面図、第9図ないし第11図は、従来装置の一例を示
しており、第9図は、車両後部外観を一部断面として示
した斜面図、第10図は第9図に示すものの車体後部右側
の略示斜面図、第11図は第10図中XI−XI線断面図、第12
図は第9図に示すものの圧力分布を示す線図、第13図は
第10図,第11図に示すもののリヤバンパ背面における含
塵外気の流れを示す説明図、第14図は別の従来装置にお
ける換気口部分の縦断面図である。 1:車体外板、2:側部後方、3:換気口、4,8:空洞部分、5:
リヤバンパ、6:側部、11:ダクト、12,14:開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体側部後方の車体外板に開設された換気
    口が、リヤバンパの側部で覆われ、該車体外板とリヤバ
    ンパの側部との間には空洞部分が形成されており、該リ
    ヤバンパの背面側に配設されたダクトの一方の開口部
    が、走行時に負圧の発生する部位に開口され、該ダクト
    の他方の開口部が、前記空洞部分内の、前記換気口に近
    接した部位に開口されている自動車のリヤバンパ背面に
    おける換気構造。
JP1989010129U 1989-01-30 1989-01-30 自動車のリヤバンパ背面における換気構造 Expired - Lifetime JPH0748409Y2 (ja)

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JPH02100805U JPH02100805U (ja) 1990-08-10
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JPS5739209Y2 (ja) * 1978-10-14 1982-08-30

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JPH02100805U (ja) 1990-08-10

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