JPH06239229A - 車両用空調装置及びその制御方法 - Google Patents

車両用空調装置及びその制御方法

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JPH06239229A
JPH06239229A JP5030097A JP3009793A JPH06239229A JP H06239229 A JPH06239229 A JP H06239229A JP 5030097 A JP5030097 A JP 5030097A JP 3009793 A JP3009793 A JP 3009793A JP H06239229 A JPH06239229 A JP H06239229A
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JP
Japan
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vehicle
air conditioner
ventilation
indoor
air
Prior art date
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Pending
Application number
JP5030097A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Hirakawa
治生 平川
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH06239229A publication Critical patent/JPH06239229A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】車両の走行に伴う走行風の作用に対して、通気
口の適切な構造で外気吸入量の減少を抑制し、換気量不
足による乗客の快適性の低下を防止する。 【構成】複数の室内熱交換器20と複数の室内送風機2
1等から構成される室内機3を車両の床下に搭載する車
両用空調装置において、車両側面から車両の外側に飛び
だして開く通気扉23を備えた通気ダクト22を室内機
3の両側面の室内熱交換器20の入口部に連結した車両
用空調装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道車両用空調装置に
係り、特に車両の床下に搭載され、外気を取り入れる通
気ダクトを有した室内機の車両走行時における給気量確
保に好適な通気口構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、床下に搭載される空調装置で、室
内機に外気を取り入れる通気口を有したものはなく、特
開昭54−97913号公報に記載のように、屋根上搭
載型の空調装置に外気を取り入れる通気口を有した構造
のものが知られている。しかし、前記従来の通気口は、
空調装置の側面に開口部を設けただけの簡単な構造のも
のであり、室内送風機の吸引力により外気を取り入れる
ものであった。
【0003】ところが、車両が走行すると走行風により
装置表面は負圧となり、室内送風機の通風抵抗が増加す
るため外気吸入量が減少し、車内の換気量が不足すると
いう問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、走行
風の影響による外気吸入量の減少を防止する上では、適
正な通気口構造ではなく、車両の走行により通気口入口
部の圧力は負圧になり、停車中の通常運転に比べて外気
の取り入れ量が減少する。その結果、車内の汚れた空気
と車外の新鮮な空気との換気量が不足するため、乗客は
頭痛等の不快を感じるようになる。
【0005】本発明の目的は、車両の走行時において、
走行風により外気の吸入量が減少しないように通気口の
構造を適正化することで、乗客の快適性を損なうことの
ない車両用空調装置及びその制御方法を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】外気を取り入れる通気口
に車両の進行方向に向かって車体の外側に飛び出して開
く通気扉を設け、走行風の動圧により通気口から空調装
置の室内機に外気が自然に吸入されるように通気ダクト
を構成したものである。
【0007】
【作用】車両が走行すると、車両の進行方向の車体の外
側に向かって開いた通気扉に案内されて、走行風は通気
口に自然吸入される。吸入された新鮮な外気は、車内の
汚れた循環空気と混合された後、室内熱交換器により冷
却されて、室内送風機により車内に送風されて車内を冷
房する。車両が走行しても、前記通気扉により通気口入
口の圧力は負圧になることはなく、走行風の動圧が作用
するため停車中に比べて風量は増加する。車両の進行方
向が変わると、今度は反対側の側面に設けた逆方向取付
けの通気扉を開き、外気を取り入れる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4に示す
実施例により詳細に説明する。ここで、図1は車両の床
下に搭載された本発明による車両用空調装置の平面断面
図,図2は図1に示す室内機の正面図,図3は通気ダク
トの部分斜視図,図4は車両用空調装置の空気経路と構
成機器の配置を示す系統図である。
【0009】図4において、1は車体である。本図では
省略しているが、床下機器からの風切音を低減するた
め、風の取り入れ部等を除いて、車体1の側面下部には
図2に示すように床下機器を覆うサイドカバー30が取
付けられている。2は圧縮機,アキュムレータ,室外送
風機,室外熱交換器等から構成される車両用空調装置の
室外機,3は室内送風機,室内熱交換器等から主に構成
される車両用空調装置の室内機,4は室内熱交換器で冷
却された空気を車両の天井から客室に分配するための吐
出ダクト,5は車内の空気を室内熱交換器に循環させる
ために床部に設けたリターンダクトである。
【0010】本実施例では、車体1の中央部に空調装置
が1台搭載された場合を示しているが、本発明は本実施
例に限定されるものではなく、空調装置を床下に分散し
て複数台搭載する場合にも適用できる。
【0011】図2に示すように、室内機3はその長手方
向が車両の長手方向に合致するように配置されている。
本実施例では、室内機3は2台の熱交換器20と2台の
室内送風機21から主に構成されており、車内の循環空
気は、リターンダクト5を通って室内機3の中央部から
吸い込まれる。その後、2方向に分流されてそれぞれ室
内熱交換器20で冷却された後、室内送風機21により
吐出ダクト4を介して車内に導かれる。また、室内機3
の中央部側面には両側に外気を取り入れる通気ダクト2
2が連結されており、車体1の両側面に設けた通気口か
ら車体の外側に開いた通気扉23により室内熱交換器2
0の入口側に走行風を取り入れるようになっている。3
0は上述した車両の床下機器を覆うサイドカバーであ
る。
【0012】図1では、車両の両側面の通気扉23が両
方とも開いているが、これは車両の停車中の状態であ
り、車両が走行し出すと吸入口に走行風の風圧が作用し
ない側の通気扉23は閉じる。つまり、車両の停車中は
両側の通気扉23を開いて室内送風機21の吸引力のみ
で外気を吸い込むが、走行中は片側の通気扉23から室
内送風機21の吸引力と走行風の運動エネルギの両方で
外気を吸い込む。車両の進行方向は、パルスエンコーダ
等で車輪の回転方向を検出することで認識することがで
きる。
【0013】本室内機3は、図2に示すように車体1の
床下中央部に搭載され、両側に外気を導入するための通
気ダクト22が車体1の側面まで延びている。通気扉2
3は図中に示すように車体1の側面から外側に開くよう
になっており、通気扉23に当たる走行風を取り込むよ
うになっている。通気扉23は、空気シリンダ24で開
閉され、その開度は最大約30度である。これは、通気
扉23に当たった走行風の約9割を取り入れ、しかも、
通気扉23に作用する風力を最大の約半分以下にするた
めである。また、図3に示すように通気扉23には、全
開位置からそれ以上開かないように開度を保持するため
のアーム25が取付けられており、該アーム25は収納
可能なように中央部が内側に折曲がるようになってい
る。26は通気扉23を通気ダクト22に固定するため
の蝶番である。
【0014】以上説明したように、本発明は外気の車内
への吸入は通気扉23を開いて走行風を積極的に取り入
れることにより走行時における外気の吸入量の減少を防
ぐものであり、排気は以下の二通りの方法により行う。
一つは排気用送風機を搭載して、車内圧力の検出結果に
応じて排気用送風機の送風量をインバータによる運転周
波数制御で調節する方法である。もう一つは、車内与圧
方式で、走行風による給気に対して、車内圧力が+50
mmH2O程度でバランスする開口面積を有した車内外
の連通管を設け、車内圧力の検出結果に応じて、前記連
通管途上の絞り弁を制御して、排気風量を調節する方法
である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、適
切な通気口構造で車両の走行時における外気の吸入量の
低下を防止でき、しかも別に換気専用の給気用送風機を
搭載する必要がなく、車両の搭載部品点数を低減できる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両用空調装置の平面断面図であ
る。
【図2】図1に示す室内機の正面図である。
【図3】通気ダクトの部分斜視図である。
【図4】本発明による車両用空調装置の一実施例の空気
経路と構成機器の配置図を示す系統図である。
【符号の説明】
3…室内機、22…通気ダクト、23…通気扉、24…
空気シリンダ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1台あるいは複数の室内送風機と1台ある
    いは複数の室内熱交換器等から構成される室内機を車両
    の床下に搭載する車両用空調装置において、車外の新鮮
    な空気を取り入れる通気口を車両の両側に設け、通気ダ
    クトにより室内熱交換器の入口側に導くようにしたこと
    を特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】前記通気口には車両の側面から外側に飛び
    だして開く扉が付いており、その開度は車両側面の長手
    方向から最大約30度に設定したことを特徴とする請求
    項1記載の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】前記扉は、開く方向が車両の長手方向に対
    して車両の右側と左側で反対になるように取り付けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
  4. 【請求項4】列車の進行方向に応じて、走行風に対向す
    る側の扉を開き、反対側の扉は閉じるようにした車両用
    空調装置の制御方法。
JP5030097A 1993-02-19 1993-02-19 車両用空調装置及びその制御方法 Pending JPH06239229A (ja)

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JP5030097A JPH06239229A (ja) 1993-02-19 1993-02-19 車両用空調装置及びその制御方法

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JPH06239229A true JPH06239229A (ja) 1994-08-30

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JP5030097A Pending JPH06239229A (ja) 1993-02-19 1993-02-19 車両用空調装置及びその制御方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100954024B1 (ko) * 2008-03-24 2010-04-21 갑을오토텍 유한회사 철도 차량용 공기조화장치
US8448732B2 (en) 2007-09-10 2013-05-28 Mitsubishi Electric Corporation Vehicle driving apparatus
JP2016215753A (ja) * 2015-05-18 2016-12-22 三菱電機株式会社 車両用空気調和装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8448732B2 (en) 2007-09-10 2013-05-28 Mitsubishi Electric Corporation Vehicle driving apparatus
KR100954024B1 (ko) * 2008-03-24 2010-04-21 갑을오토텍 유한회사 철도 차량용 공기조화장치
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