JPH0599108A - 点火コイル一体型配電器 - Google Patents
点火コイル一体型配電器Info
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- JPH0599108A JPH0599108A JP25353291A JP25353291A JPH0599108A JP H0599108 A JPH0599108 A JP H0599108A JP 25353291 A JP25353291 A JP 25353291A JP 25353291 A JP25353291 A JP 25353291A JP H0599108 A JPH0599108 A JP H0599108A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ignition coil
- metal body
- power distribution
- distributor
- rotor
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- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 生産性の高い、かつ信頼性の高い点火コイル
一体型配電器を提供すること。 【構成】 点火コイル一体型配電器において、配電器ハ
ウジング1と一体にかつ配電キャップ23の側壁の内側
に位置させて柱状突起2を形成し、この柱状突起2の端
部に金属体31を取り付け、この金属体31に点火コイ
ル35を固定し、この点火コイル35を円周上に配置さ
せた複数の配電電極24の前記円周の中心部に設置し
た。
一体型配電器を提供すること。 【構成】 点火コイル一体型配電器において、配電器ハ
ウジング1と一体にかつ配電キャップ23の側壁の内側
に位置させて柱状突起2を形成し、この柱状突起2の端
部に金属体31を取り付け、この金属体31に点火コイ
ル35を固定し、この点火コイル35を円周上に配置さ
せた複数の配電電極24の前記円周の中心部に設置し
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機関用の点火コイル一
体型配電器に係り、特に生産性および信頼性の向上に好
適な点火コイル一体型配電器に関する。
体型配電器に係り、特に生産性および信頼性の向上に好
適な点火コイル一体型配電器に関する。
【0002】
【従来の技術】配電器に点火コイルを一体に取り付ける
と、外部配線が簡潔になり、組立作業性が向上し、また
エンジンルーム内の所要空間を縮小できるなどの効果が
ある。
と、外部配線が簡潔になり、組立作業性が向上し、また
エンジンルーム内の所要空間を縮小できるなどの効果が
ある。
【0003】この種の点火コイル一体型配電器に関して
は、特願平1−295046号公報に記載の技術が知ら
れている。
は、特願平1−295046号公報に記載の技術が知ら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、点
火コイル固定用金属体の形状によっては、曲げや絞り加
工が必要となり、部品の生産性に問題が生じる場合があ
った。また、使用温度条件によっては、金属体の厚さを
増すなどして伝熱性能を調整する必要があるが、これは
重量の増加の問題をもたらす。
火コイル固定用金属体の形状によっては、曲げや絞り加
工が必要となり、部品の生産性に問題が生じる場合があ
った。また、使用温度条件によっては、金属体の厚さを
増すなどして伝熱性能を調整する必要があるが、これは
重量の増加の問題をもたらす。
【0005】本発明の目的は、前記問題を解決し、生産
性の高い、かつ信頼性の高い点火コイル一体型配電器を
提供することにある。
性の高い、かつ信頼性の高い点火コイル一体型配電器を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的は、配電器ハウ
ジングと一体にかつ配電キャップの側壁の内側に位置さ
せて柱状突起を形成し、この柱状突起の端部に金属体を
取り付け、この金属体に点火コイルを固定し、この点火
コイルを円周上に配置された複数の配電電極の前記円周
のほぼ中心部に設置したことにより、達成される。
ジングと一体にかつ配電キャップの側壁の内側に位置さ
せて柱状突起を形成し、この柱状突起の端部に金属体を
取り付け、この金属体に点火コイルを固定し、この点火
コイルを円周上に配置された複数の配電電極の前記円周
のほぼ中心部に設置したことにより、達成される。
【0007】また、前記目的は前記柱状突起の端部に、
点火コイルを直接固定したことによって、より一層良好
に達成される。
点火コイルを直接固定したことによって、より一層良好
に達成される。
【0008】
【作用】配電器ハウジングに形成した柱状突起の端部に
金属体を介して点火コイルを固定することによって、点
火コイル固定用の金属体の長さを短くかつ簡単な形状に
することができる。
金属体を介して点火コイルを固定することによって、点
火コイル固定用の金属体の長さを短くかつ簡単な形状に
することができる。
【0009】また、柱状突起は配電器ハウジングの鋳造
時に一体に成形することができる。
時に一体に成形することができる。
【0010】さらに、柱状突起の端部に金属体を取り付
け、これに点火コイルを固定するだけで、点火コイルを
支持できるので、点火コイルを簡単に組み付けることが
できる。
け、これに点火コイルを固定するだけで、点火コイルを
支持できるので、点火コイルを簡単に組み付けることが
できる。
【0011】これらが相俟って、生産性の向上を図るこ
とができる。
とができる。
【0012】点火コイル固定用の金属体の長さが短くな
ることは、固定強度および熱伝導の面で有利となる。し
たがって、同じ固定強度および熱伝導とするときは、金
属体の厚さ,幅を削減でき、金属体の厚さ,幅を同じに
したときは、耐振性,耐熱性を向上させることができ
る。
ることは、固定強度および熱伝導の面で有利となる。し
たがって、同じ固定強度および熱伝導とするときは、金
属体の厚さ,幅を削減でき、金属体の厚さ,幅を同じに
したときは、耐振性,耐熱性を向上させることができ
る。
【0013】そして、点火コイル固定用の金属体を廃止
し、柱上突起の端部に点火コイルを直接固定し、支持す
ることによって、より一層生産性、および固定強度,伝
熱性を向上させることができる。
し、柱上突起の端部に点火コイルを直接固定し、支持す
ることによって、より一層生産性、および固定強度,伝
熱性を向上させることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1は本発明の第1の実施例を示す縦断面図であ
る。
る。図1は本発明の第1の実施例を示す縦断面図であ
る。
【0015】この第1の実施例では、機関本体(図示せ
ず)にOリング3を介して配電器ハウジング1が取り付
けられている。この配電器ハウジング1は、アルミニウ
ム等の軽金属または軽合金で形成されている。また、配
電器ハウジング1には点火コイル支持用の柱状突起2が
一体に形成されている。この柱状突起2は、配電キャッ
プ23の側壁の内側に位置するように設けられている。
ず)にOリング3を介して配電器ハウジング1が取り付
けられている。この配電器ハウジング1は、アルミニウ
ム等の軽金属または軽合金で形成されている。また、配
電器ハウジング1には点火コイル支持用の柱状突起2が
一体に形成されている。この柱状突起2は、配電キャッ
プ23の側壁の内側に位置するように設けられている。
【0016】前記配電器ハウジング1には、シャフト4
がベアリング5を介して回転可能に支承されている。前
記ベアリング5は、押さえ部材6と、ボルト7とにより
配電器ハウジング1に装着されている。また、シャフト
4と配電器ハウジング1間には、オイルシール8と、メ
タル9とが介装されている。前記シャフト4は、ピン1
0と、カップリング11とを介してカムシャフト(図示
せず)に連結されており、機関(図示せず)の回転に同
期して回転するようになっている。
がベアリング5を介して回転可能に支承されている。前
記ベアリング5は、押さえ部材6と、ボルト7とにより
配電器ハウジング1に装着されている。また、シャフト
4と配電器ハウジング1間には、オイルシール8と、メ
タル9とが介装されている。前記シャフト4は、ピン1
0と、カップリング11とを介してカムシャフト(図示
せず)に連結されており、機関(図示せず)の回転に同
期して回転するようになっている。
【0017】前記シャフト4の端部には、シグナルプレ
ート12が取り付けられている。このシグナルプレート
12は、ロータシャフト13,14間に挟み込まれ、か
つシャフト4にねじ込まれたボルト19により、シャフ
ト4と一体に回転可能に取り付けられている。
ート12が取り付けられている。このシグナルプレート
12は、ロータシャフト13,14間に挟み込まれ、か
つシャフト4にねじ込まれたボルト19により、シャフ
ト4と一体に回転可能に取り付けられている。
【0018】前記配電器ハウジング1には、信号検出装
置16が搭載されている。この信号検出装置16は、前
記シグナルプレート12とにより、機関のクランク軸位
置信号および回転速度信号を検出し、制御装置(図示せ
ず)に伝達するようになっている。
置16が搭載されている。この信号検出装置16は、前
記シグナルプレート12とにより、機関のクランク軸位
置信号および回転速度信号を検出し、制御装置(図示せ
ず)に伝達するようになっている。
【0019】前記シグナルプレート12と、信号検出装
置16における配電キャップ23の内部側の部分とは、
ダストカバー17とシールドカバー18により覆われて
いる。
置16における配電キャップ23の内部側の部分とは、
ダストカバー17とシールドカバー18により覆われて
いる。
【0020】前記ダストカバー17は、合成樹脂で形成
されかつシールドカバー18に一体化されている。前記
シールドカバー18は、金属で形成されており、ボルト
19により配電器ハウジング1に固定されている。
されかつシールドカバー18に一体化されている。前記
シールドカバー18は、金属で形成されており、ボルト
19により配電器ハウジング1に固定されている。
【0021】前記シャフト4にボルト15で連結された
ロータシャフト14には、ブッシュ20を介して配電ロ
ータ21が取り付けられており、この配電ロータ21は
前記シャフト4と一体に回転するようになっている。前
記配電ロータ21には、ロータ電極22が設けられてい
る。
ロータシャフト14には、ブッシュ20を介して配電ロ
ータ21が取り付けられており、この配電ロータ21は
前記シャフト4と一体に回転するようになっている。前
記配電ロータ21には、ロータ電極22が設けられてい
る。
【0022】前記配電器ハウジング1には、パッキン2
7を挟んで配電キャップ23が取り付けられている。こ
の配電キャップ23は、合成樹脂で形成されている。ま
た、配電キャップ23には複数の配電電極24と、これ
と同数の高圧タワー26と、少なくとも1個のブッシュ
32とがモールド成形により組み付けられている。
7を挟んで配電キャップ23が取り付けられている。こ
の配電キャップ23は、合成樹脂で形成されている。ま
た、配電キャップ23には複数の配電電極24と、これ
と同数の高圧タワー26と、少なくとも1個のブッシュ
32とがモールド成形により組み付けられている。
【0023】前記配電電極24は、円周方向に所定間隔
をおいて機関の気筒数と同じ数だけ設けられている。各
配電電極24は、前記ロータ電極22に対向する位置
に、このロータ電極22との間に所定のエアギャップ2
5を有して配置されている。
をおいて機関の気筒数と同じ数だけ設けられている。各
配電電極24は、前記ロータ電極22に対向する位置
に、このロータ電極22との間に所定のエアギャップ2
5を有して配置されている。
【0024】各高圧タワー26は、当該配電電極24と
点火プラグ(図示せず)とに接続されている。
点火プラグ(図示せず)とに接続されている。
【0025】前記配電ロータ21と、これに設けられた
ロータ電極22と、これに対向させて配置された配電電
極24の端部とは、絶縁カバー28により覆われてい
る。この絶縁カバー28は、合成樹脂で形成されてい
る。また、絶縁カバー28には配電キャップ23におけ
る配電電極24の支持部分の通し穴29と、コイル電極
37の通し穴30とが形成されている。そして、前記絶
縁カバー28は配電器ハウジング1に固定されている。
ロータ電極22と、これに対向させて配置された配電電
極24の端部とは、絶縁カバー28により覆われてい
る。この絶縁カバー28は、合成樹脂で形成されてい
る。また、絶縁カバー28には配電キャップ23におけ
る配電電極24の支持部分の通し穴29と、コイル電極
37の通し穴30とが形成されている。そして、前記絶
縁カバー28は配電器ハウジング1に固定されている。
【0026】前記配電器ハウジング1に形成された柱状
突起2の端部には、点火コイル固定用の金属体31が載
置されている。この金属体31は、配電キャップ23に
設けられたブッシュ32に通して、柱状突起2に形成さ
れたねじ穴33にねじ込まれたボルト34で固定されて
いる。
突起2の端部には、点火コイル固定用の金属体31が載
置されている。この金属体31は、配電キャップ23に
設けられたブッシュ32に通して、柱状突起2に形成さ
れたねじ穴33にねじ込まれたボルト34で固定されて
いる。
【0027】前記円周上に所定間隔をおいて配置された
複数の配電電極24の前記円周のほぼ中心部には、点火
コイル35が設置されている。この点火コイル35は、
コア36と、コイル電極37とを有している。前記コア
36は、金属体31に載置され、ボルト38により固定
されている。その結果、柱状突起2の端部に金属体31
が取り付けられ、この金属体31にコア36を介して点
火コイル35が固定されている。前記コイル電極37
は、絶縁カバー28に形成された通し穴30に挿通さ
れ、配電ロータ21に設けられたロータ電極22に接し
ている。前記絶縁カバー28と点火コイル35間には、
パッキン39が介装されている。
複数の配電電極24の前記円周のほぼ中心部には、点火
コイル35が設置されている。この点火コイル35は、
コア36と、コイル電極37とを有している。前記コア
36は、金属体31に載置され、ボルト38により固定
されている。その結果、柱状突起2の端部に金属体31
が取り付けられ、この金属体31にコア36を介して点
火コイル35が固定されている。前記コイル電極37
は、絶縁カバー28に形成された通し穴30に挿通さ
れ、配電ロータ21に設けられたロータ電極22に接し
ている。前記絶縁カバー28と点火コイル35間には、
パッキン39が介装されている。
【0028】この第1の実施例の点火コイル一体型配電
器において、点火コイル35の支持部は次のように構成
されている。
器において、点火コイル35の支持部は次のように構成
されている。
【0029】すなわち、配電器ハウジング1に、配電キ
ャップ23の側壁の内側に位置させて柱状突起2を形成
し、配電キャップ23には柱状突起2に対応する位置に
ブッシュ32を組み込んでいる。そして、柱状突起2と
ブッシュ32間に、点火コイル固定用の金属体31を挟
み、ブッシュ32および金属体31にボルト34を通
し、このボルト34を柱状突起2に設けられたねじ穴3
3にねじ込み、金属体31を固定している。この金属体
31に点火コイル35のコア36をボルト38で固定
し、このコア36を介して点火コイル35を金属体31
に固定し、支持している。
ャップ23の側壁の内側に位置させて柱状突起2を形成
し、配電キャップ23には柱状突起2に対応する位置に
ブッシュ32を組み込んでいる。そして、柱状突起2と
ブッシュ32間に、点火コイル固定用の金属体31を挟
み、ブッシュ32および金属体31にボルト34を通
し、このボルト34を柱状突起2に設けられたねじ穴3
3にねじ込み、金属体31を固定している。この金属体
31に点火コイル35のコア36をボルト38で固定
し、このコア36を介して点火コイル35を金属体31
に固定し、支持している。
【0030】これにより、点火コイル固定用の金属体3
1の長さを短く、かつ簡単な形状にすることができる。
1の長さを短く、かつ簡単な形状にすることができる。
【0031】また、柱状突起2は配電器ハウジング1の
鋳造時に一体に成形することができる。
鋳造時に一体に成形することができる。
【0032】さらに、柱状突起2の端部に金属体31を
取り付け、この金属体31に点火コイル35を固定する
だけで、点火コイル35を支持できるので、点火コイル
35を簡単に組み付けることができる。しかも、点火コ
イル35に予め金属体31を取り付けておくことによ
り、点火コイル35と配電キャップ23とを、配電器ハ
ウジング1にボルト38により一度で組み付けることが
できる。
取り付け、この金属体31に点火コイル35を固定する
だけで、点火コイル35を支持できるので、点火コイル
35を簡単に組み付けることができる。しかも、点火コ
イル35に予め金属体31を取り付けておくことによ
り、点火コイル35と配電キャップ23とを、配電器ハ
ウジング1にボルト38により一度で組み付けることが
できる。
【0033】これらが相俟って、生産性の向上を図るこ
とができる。
とができる。
【0034】次に、この点火コイル一体型配電器の動作
について説明する。
について説明する。
【0035】機関の回転に同期してシャフト4が回転
し、このシャフト4と一緒にシグナルプレート12と、
配電ロータ21とが回転する。
し、このシャフト4と一緒にシグナルプレート12と、
配電ロータ21とが回転する。
【0036】前記シグナルプレート12の回転に伴い、
このシグナルプレート12と信号検出装置16とによ
り、機関のクランク軸位置信号および回転速度信号が検
出され、その検出信号は制御装置(図示せず)に伝達さ
れる。
このシグナルプレート12と信号検出装置16とによ
り、機関のクランク軸位置信号および回転速度信号が検
出され、その検出信号は制御装置(図示せず)に伝達さ
れる。
【0037】前記制御装置から点火コイル35に適正な
機関点火時期信号が送られ、点火コイル35に高電圧が
誘起される。この高電圧がコイル電極37から、配電ロ
ータ21に設けられたロータ電極22と配電キャップ2
3に設けられた配電電極24間のエアギャップ25に放
電され、高圧タワー26から機関の各気筒の点火プラグ
(図示せず)に高電圧が印加される。
機関点火時期信号が送られ、点火コイル35に高電圧が
誘起される。この高電圧がコイル電極37から、配電ロ
ータ21に設けられたロータ電極22と配電キャップ2
3に設けられた配電電極24間のエアギャップ25に放
電され、高圧タワー26から機関の各気筒の点火プラグ
(図示せず)に高電圧が印加される。
【0038】なお、ダストカバー17は配電部からの高
圧リーク、シグナルプレート12や信号検出装置16等
への塵埃等の侵入を防止する。また、シールドカバー1
8は配電部、および配電器の周囲からの電磁ノイズの信
号検出装置16への影響を防止する。
圧リーク、シグナルプレート12や信号検出装置16等
への塵埃等の侵入を防止する。また、シールドカバー1
8は配電部、および配電器の周囲からの電磁ノイズの信
号検出装置16への影響を防止する。
【0039】配電器の運転中に点火コイル35の内部か
ら熱が発生する。その熱は、コア36を介して金属体3
1に伝えられ、さらに配電器ハウジング1に伝達され
る。
ら熱が発生する。その熱は、コア36を介して金属体3
1に伝えられ、さらに配電器ハウジング1に伝達され
る。
【0040】ところで、この実施例では前述のごとく、
点火コイル固定用の金属体31の長さを短くすることが
できる。金属体31の長さを短くすると、固定強度およ
び熱伝導の面で有利となる。すなわち、同じ固定強度お
よび熱伝導とするときは、金属体31の厚さ,幅、つま
り断面積を削減でき、金属体31の厚さ,幅を同じにし
たときは、耐振性,耐熱性を向上させることができる。
点火コイル固定用の金属体31の長さを短くすることが
できる。金属体31の長さを短くすると、固定強度およ
び熱伝導の面で有利となる。すなわち、同じ固定強度お
よび熱伝導とするときは、金属体31の厚さ,幅、つま
り断面積を削減でき、金属体31の厚さ,幅を同じにし
たときは、耐振性,耐熱性を向上させることができる。
【0041】また、この実施例において、柱状突起2を
複数形成し、複数の柱状突起2にわたって金属体31を
取り付け、この金属体31に点火コイル35を固定する
ようにすれば、なお一層強力に固定することができる。
複数形成し、複数の柱状突起2にわたって金属体31を
取り付け、この金属体31に点火コイル35を固定する
ようにすれば、なお一層強力に固定することができる。
【0042】ついで、図2は本発明の第2の実施例を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【0043】この第2の実施例では、点火コイル固定用
の金属体を廃止し、柱状突起2の端部に点火コイル35
のコア36をボルト38で直接固定している。
の金属体を廃止し、柱状突起2の端部に点火コイル35
のコア36をボルト38で直接固定している。
【0044】これにより、この第2の実施例では第1の
実施例に比較して、さらに組立作業性,耐振性および伝
熱性を向上させることができる。
実施例に比較して、さらに組立作業性,耐振性および伝
熱性を向上させることができる。
【0045】この第2の実施例の他の構成,作用につい
ては、前記第1の実施例と同様である。
ては、前記第1の実施例と同様である。
【0046】
【発明の効果】以上説明した本発明の請求項1記載の発
明によれば、配電器ハウジングと一体にかつ配電キャッ
プの側壁の内側に位置させて柱状突起を形成し、この柱
状突起の端部に金属体を取り付け、この金属体に点火コ
イルを固定し、この点火コイルを円周上に配置された複
数の配電電極の前記円周のほぼ中心部に設置しており、
点火コイル固定用の金属体の長さを短くかつ簡単な形状
にすることができ、柱状突起を配電器ハウジングの鋳造
時に一体成形でき、点火コイルを簡単に組み付けること
ができるので、生産性の向上を図り得る効果があり、点
火コイル固定用の金属体の長さを短くすることにより、
耐振性,耐熱性を向上させることができるので、信頼性
を高め得る効果もある。
明によれば、配電器ハウジングと一体にかつ配電キャッ
プの側壁の内側に位置させて柱状突起を形成し、この柱
状突起の端部に金属体を取り付け、この金属体に点火コ
イルを固定し、この点火コイルを円周上に配置された複
数の配電電極の前記円周のほぼ中心部に設置しており、
点火コイル固定用の金属体の長さを短くかつ簡単な形状
にすることができ、柱状突起を配電器ハウジングの鋳造
時に一体成形でき、点火コイルを簡単に組み付けること
ができるので、生産性の向上を図り得る効果があり、点
火コイル固定用の金属体の長さを短くすることにより、
耐振性,耐熱性を向上させることができるので、信頼性
を高め得る効果もある。
【0047】また、本発明の請求項2記載の発明によれ
ば、柱状突起の端部に点火コイルを直接固定し、点火コ
イル固定用の金属体を廃止しているので、組立作業性,
耐振性および伝熱性をより一層向上させ得る効果があ
る。
ば、柱状突起の端部に点火コイルを直接固定し、点火コ
イル固定用の金属体を廃止しているので、組立作業性,
耐振性および伝熱性をより一層向上させ得る効果があ
る。
【図1】本発明の第1の実施例を示す縦断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す縦断面図である。
1…配電器ハウジング、2…柱状突起、4…シャフト、
12…シグナルプレート、16…信号検出装置、21…
配電ロータ、22…ロータ電極、23…配電キャップ、
24…配電電極、25…エアギャップ、31…点火コイ
ル固定用の金属体、33…同ねじ穴、34…同ボルト、
35…点火コイル、36…コア、37…コイル電極。
12…シグナルプレート、16…信号検出装置、21…
配電ロータ、22…ロータ電極、23…配電キャップ、
24…配電電極、25…エアギャップ、31…点火コイ
ル固定用の金属体、33…同ねじ穴、34…同ボルト、
35…点火コイル、36…コア、37…コイル電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 成嘉 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】 配電器ハウジングと、この配電器ハウジ
ングに支承されかつ機関の回転に同期して回転するシャ
フトと、このシャフトと一体に回転可能に取り付けられ
た配電ロータと、この配電ロータに設けられたロータ電
極と、このロータ電極と対向する位置に配置されかつ円
周方向に所定の間隔をおいて形成された複数の配電電極
を備えた配電キャップと、前記機関の回転に同期して高
電圧を発生する点火コイルとを有する点火コイル一体型
配電器において、前記配電器ハウジングと一体にかつ配
電キャップの側壁の内側に位置させて柱状突起を形成
し、この柱状突起の端部に金属体を取り付け、この金属
体に前記点火コイルを固定し、この点火コイルを円周上
に配置された複数の配電電極の前記円周のほぼ中心部に
設置したことを特徴とする点火コイル一体型配電器。 - 【請求項2】 前記柱状突起の端部に、点火コイルを直
接固定したことを特徴とする請求項1記載の点火コイル
一体型配電器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25353291A JPH0599108A (ja) | 1991-10-01 | 1991-10-01 | 点火コイル一体型配電器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25353291A JPH0599108A (ja) | 1991-10-01 | 1991-10-01 | 点火コイル一体型配電器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0599108A true JPH0599108A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=17252679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25353291A Pending JPH0599108A (ja) | 1991-10-01 | 1991-10-01 | 点火コイル一体型配電器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0599108A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009197722A (ja) * | 2008-02-22 | 2009-09-03 | Daihatsu Motor Co Ltd | 内燃機関におけるカム軸の回転位置検出装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0385377A (ja) * | 1989-08-30 | 1991-04-10 | Hitachi Ltd | コイル一体型デイストリビユータ |
JPH03160154A (ja) * | 1989-11-15 | 1991-07-10 | Hitachi Ltd | 点火コイル一体型配電器とそれに用いる点火コイル支持部材及び点火コイルを配電器に一体に取付ける方法 |
-
1991
- 1991-10-01 JP JP25353291A patent/JPH0599108A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0385377A (ja) * | 1989-08-30 | 1991-04-10 | Hitachi Ltd | コイル一体型デイストリビユータ |
JPH03160154A (ja) * | 1989-11-15 | 1991-07-10 | Hitachi Ltd | 点火コイル一体型配電器とそれに用いる点火コイル支持部材及び点火コイルを配電器に一体に取付ける方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009197722A (ja) * | 2008-02-22 | 2009-09-03 | Daihatsu Motor Co Ltd | 内燃機関におけるカム軸の回転位置検出装置 |
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