JP2720866B2 - 配電器 - Google Patents

配電器

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JP2720866B2
JP2720866B2 JP8012497A JP1249796A JP2720866B2 JP 2720866 B2 JP2720866 B2 JP 2720866B2 JP 8012497 A JP8012497 A JP 8012497A JP 1249796 A JP1249796 A JP 1249796A JP 2720866 B2 JP2720866 B2 JP 2720866B2
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淳一 嶋田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の配電器に
関し、殊に配電部の他に電気装置が取付けられた配電器
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の配電器は、実公昭60−45875 号公
報や、実願昭61−69434 号(実開昭62−180671号)のマ
イクロフィルムに撮影された出願明細書等に示す如く、
アルミニウム製の筒状の金属ハウジングを有し、この中
に電気装置が組み込まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この様な従来の配電器
は、重量が重いという問題があった。これは、筒状の金
属ハウジング部が一つの大きな原因であった。
【0004】本発明の目的は、この筒状の金属ハウジン
グをなくし、配電器を軽量にする点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、配電器に取付けられる電気装置を筒状の樹
脂壁面部材で包囲し、この樹脂壁面が、筒状金属ハウジ
ングに代わって配電器の外周表面を形成する様に、金属
ハウジング部を欠落させた。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図面に示す一実施例に基づき
本発明を詳説する。
【0007】1はエンジンと同期し、その半分の回転速
度で回転する配電器シャフト、2は取付基台としての平
坦面を持つハウジング、3はベアリングである。
【0008】配電器シャフト1の一端には第1のカラー
4が装着され、このカラー4のフランジ部4aにピン5
が圧入されている。ピン5は第2のカラー6のフランジ
部6aに設けた孔に嵌合している。
【0009】フランジ部4aと同6aとの間には回転円
板8が介装され、ねじ9で第2のカラー6と第1のカラ
ー4とを配電器シャフト1の段部に圧接するようにし、
回転円板8を両フランジ部4a,6aで挟持している。
【0010】10は合成樹脂で作られたケースで、ハイ
ブリッド集積回路12,受光素子24が設置されてい
る。
【0011】光電式ピックアップ13は発光素子23が
設置されたホルダ部22とケース10とをねじ(図示せ
ず)で一体に固定した形状をなし、ケース10はハウジ
ング2の底面にねじ15a(図2参照)で固定されてい
る。以下、ケース10に設置されたハイブリッド集積回
路12,信号検出装置としての光電式ピックアップ13
の集合体を信号検出ユニット15と呼ぶ。
【0012】ハウジング2のフランジ部2aにはねじ
2bが形成されており、配電キャップ7の取付足aに
モールドされた金属ブッシュbに挿通されたねじ2c
が螺合することによって配電キャップ7がハウジング2
に固定されている。またハウジング2と配電キャップ7
の間にはカップ状のポリブチレンフタレート製カバー1
7が設けられ、ハウジング2とカバー17間、及びコネ
クタ部51の外周とカバー17間に設置したシール用弾
性部材18を押さえつける。また、配電キャップとカバ
ー17の間にもシール用弾性部材19が設置されてい
る。また、カバー17には配電部の内外を連通する換気
穴71が設置されている。
【0013】シール用弾性部材18は、カバー17とハ
ウジング2の基台との間に介装される環状弾性シール部
材部分81とコネクタ部51とカバー17間に介装され
る環状弾性シール部材部分82とから成されている。そ
して両シール部材部分81,82は図5(b)に示す如
く、同一平面内に二重環状部として形成され、この小環
状部を図5(a)に示す如く直角に起こして使用する。
【0014】ここで、配電器シャフト1は図示しない機
関の回転に同期して回転し、回転円板8によって断続さ
れた光学信号が集積回路12で電気信号に変換され、機
関のクランク角度位置信号として信号検出ユニット15
からコネクタ部51を介して図示しない制御装置へ伝達
されることにより、機関が制御される。
【0015】ハウジング2の上面は実質的に平坦な面で
構成されており、配電器の周壁を成す立上り部は実質的
に備えていない。その代わり信号検出ユニットを包囲す
る絶縁材製のカバー17が周壁を備えていて、これが配
電器の周壁の下半分を形成している。
【0016】配電器の周壁の上半分は配電キャップで形
成される。
【0017】この実施例ではカバー17と配電キャップ
との間に配電ロータ収納室が形成され、その下にカバー
17とハウジング(基台)2とで構成される信号検出装
置収納室が形成される。
【0018】またカバー17の中心部にはそこを挿通す
るシャフト部周辺との間にラビリンスシール部を形成す
る段付部17aが形成されている。これによって上部の
配電ロータ室で発生するオゾンや放電による電極粉など
が下部の信号検出装置収納室に侵入するのを防止でき
る。
【0019】20は配電キャップに一体モールドされた
側電極から成る配電部、21は図示しない点火コイルか
ら高電圧をロータ電圧22に伝達するための中心電極、
23は点火コイルの出力端と接続する高圧タワー、6c
は側電極にロータ電極から配電された高電圧を点火プラ
グに送る高圧タワーである。
【0020】組立て方法について説明する。
【0021】ハウジング2にベアリング3を介して配電
器シャフト1を支承する。3aはベアリング押えであ
る。
【0022】信号検出ユニット15のコネクタ部51の
周囲にシール用弾性部材18の小環状部82を配設し別
の大環状部をハウジング2の環状段部2dのまわりに配
置しながら、ユニット15をねじ15aによってハウジ
ング2に固定する。
【0023】カラー6と4との間に回転円板8を挟んで
ピン5で位置決め固定した後、信号検出ユニット15の
中央の孔にカラー4を嵌挿しながら回転円板8を光電式
ピックアップ13を受発光素子23,24間のすきまに
挿入する。
【0024】この状態で次に、カバー17の開口部72
がコネクタ部51のところにピッタリ正合する様に位置
決めしながらカバー17をかぶせる。
【0025】次にねじ9をカラー6の中心から螺じ込ん
でカラーの組立てをシャフトに固定する。
【0026】その後配電ロータ14をカラー6上の上端
に嵌合固定する。
【0027】カバー17の外周段部に環状のシール用弾
性部材19を配置してその上から配電キャップ7をかぶ
せ、キャップの取付脚aに設けたブッシュbとハウ
ジング2のねじ穴2bとを正合させねじ2cを挿通して
固定する。
【0028】この時配電キャップ7をハウジングに押し
付ける力はシール用弾性部材19を介してカバー17に
も伝わり、カバー17をシール用弾性部材18に向かっ
て押し付ける。かくして配電キャップ7,カバー17は
ハウジング2に固定される。
【0029】本実施例によれば、コネクタ部51の防水
構造をカバー17を開口部72でシャフト軸方向にシー
ル用弾性部材18を押さえ付ける構造をとり、カバー1
7に配電部内外を通じる換気穴71を設けることで配電
部に発生するオゾン等のガスを排出する構造としている
ため、安定した換気性能及び防水性能を得ることがで
き、かつ、高圧配電部20からアースとしてのハウジン
グ2表面までの距離を確保することができる。したがっ
て、配電器全体の高さを低くすることができ、かつコネ
クタのシール構造も簡略化できるため、配電器の軽量
化,原価低減にすぐれている。
【0030】また図2の様にカバー17の開口をコネク
タ部51より大きくすると共に配電キャップ7の側壁に
コネクタ部51と合致するキャップ切り欠き61を設
け、この切り欠き部のキャップ端縁とコネクタ部51外
周との間に環状のシール用弾性部材82を介装すれば上
記実施例のシール用弾性部材19を廃止することもでき
るため、さらに部品点数の削減ができる。
【0031】この場合配電キャップはカバー17の周囲
全周を覆うようにすると二重カバーとなって水分の浸入
を更に確実に阻止できる。
【0032】尚、カバー17内に収納する信号検出装置
は、実施例の光電ピックアップ式のクランク角センサに
限ることはない。磁気ピックアップ式あるいは、点火信
号発生装置であってもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、配電
器ハウジングの平坦な基台の上に取付けた内部に電気装
置を有する樹脂部材の周壁で配電器自体の周壁を形成し
たので、配電器の金属部分が少なくなり、軽量になると
共に、径も小さくできるので小型にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図。
【図2】図1の配電キャップと絶縁カバーを取りはずし
た斜視図。
【図3】図1の絶縁カバーの斜視図。
【図4】図1の配電キャップの斜視図。
【図5】(a)はシール用弾性部材の使用状態を、同
(b)は非使用状態を示す図。
【図6】本発明の他の実施例を示す縦断面図。
【符号の説明】
1…配電シャフト、2…ハウジング、6…カラー、
…配電キャップ、8…回転円板、14…配電ロータ、1
5…信号検出ユニット、17…カバー、18,19…シ
ール用弾性部材、20…配電部、51…コネクタ部、6
1…キャップ切り欠き部、71…換気穴、72…開口
部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属材製の平坦な取付面を有する基台上に
    樹脂成形体で構成される電気装置を載置し、その電気装
    置の上に樹脂材製キャップを載置し、前記基台と電気装
    置との間及び前記電気装置とキャップとの間にそれぞれ
    シール部材を設け、前記キャップと前記基台とをねじ止
    めすると共に、前記基台の中心に支承される回転シャフ
    トを前記電気装置の中心を挿通してキャップと電気装置
    との間まで延在させ、前記回転シャフトの先端に回転電
    極を有する配電ロータを取付け、前記キャップに設置し
    た側電極及び中心電極と協動して配電部を構成したこと
    を特徴とする配電器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS631764A (ja) * 1986-06-20 1988-01-06 Hitachi Ltd 点火コイル一体形デイストリビユ−タ

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