JP3308145B2 - 内燃機関用点火コイル - Google Patents

内燃機関用点火コイル

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JP3308145B2
JP3308145B2 JP31768095A JP31768095A JP3308145B2 JP 3308145 B2 JP3308145 B2 JP 3308145B2 JP 31768095 A JP31768095 A JP 31768095A JP 31768095 A JP31768095 A JP 31768095A JP 3308145 B2 JP3308145 B2 JP 3308145B2
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    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
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    • H01F27/02Casings
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関用点火コ
イルに関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関用点火コイル(以下、「点火コ
イル」という)として、コイル部を収容したハウジング
を内燃機関(以下、「エンジン」という)本体に設けら
れたプラグホールに挿入するものが知られている。前記
点火コイルから発生した高電圧は、前記プラグホールの
底部に組付けられた点火プラグの端子に供給され、エン
ジンの燃焼室内に位置する前記点火プラグの電極間に火
花放電される。
【0003】ここで、前記ハウジングと前記プラグホー
ルを形成する前記エンジン本体との間のシール構造に
は、前記プラグホールに水などが侵入することを防ぐた
めに防水機能が要求される。また、前記プラグホールの
圧力が大気圧より低くなると前記点火プラグの取付部か
ら前記燃焼室内の燃焼ガスが吸出される恐れがある。こ
のため、前記シール構造には前記プラグホールの空気の
体積変化を吸収するための通気機能も必要とされる。
【0004】上記のように防水機能および通気機能を備
えたシール構造をもつ点火コイルとして、例えば特開平
6−58237号公報および実開平6−52123号公
報に開示されたものがある。これらの公報に開示された
点火コイルでは、いずれもシール部材およびハウジング
にプラグホールを大気開放するための連通路を形成する
ことにより防水機能および通気機能を達成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平6−5
8237号公報および実開平6−52123号公報に開
示された点火コイルによると、前記連通路がシール部材
およびハウジングの両方に形成されているため、前記シ
ール部材と前記ハウジングとの位置合わせの手間を省く
等の理由から前記連通路の形状が複雑になっている。こ
のため、前記ハウジングの成形型の構造が複雑になるの
で製造コストが高いという問題がある。また、前記シー
ル部材にも連通路が形成されているため、前記シール部
材の形状が複雑となることにより製造コストがさらに増
大する。本発明の目的は、簡単な構成で防水機能および
通気機能を備えたシール構造が形成される点火コイルを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の点火コイ
ルによると、ハウジングの頭部とエンジン本体との間を
環状のシール部材によりシールし、筒部の外周壁から突
出する隙間形成部に設けた軸方向溝とシール部材との間
にプラグホールと連通する第1の隙間を形成している。
頭部に設けられ第1の隙間に連通する頭部通路によりプ
ラグホールを大気開放している。すなわち、シール部材
とハウジングとの両方を加工した従来技術とは異なり、
ハウジング側のみに頭部通路および第1の隙間を設け、
この頭部通路と第1の隙間とからプラグホールを大気解
放する連通路を構成している。これにより、シール部材
の形状が簡単であるので製造が容易であるとともに、ハ
ウジングとシール部材とを周方向に位置合わせする必要
がないので点火コイルの組立てが容易である。
【0007】請求項2記載の点火コイルによると、頭部
の被シール面に溝を設け、この溝とシール部材との間に
頭部通路を形成する。これにより、ハウジングの成形と
同時に溝を設けることができるため、頭部通路を容易に
形成することができる。
【0008】請求項3記載の点火コイルによると、頭部
の外周側面から径方向外側に突出する制御信号入力用コ
ネクタを備え、頭部通路は制御信号入力用コネクタの下
方で開口している。制御信号入力用コネクタを水避けと
して利用することができるので、点火コイルを取り付け
るエンジン本体が被水した場合にも、この水が頭部通路
からプラグホールに侵入しにくい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。 (第1実施例) 本発明の第1実施例による点火コイルを図1および図2
に示す。図1に示すように、エンジンヘッドカバー3に
は、気筒毎に形成された凹部30によりプラグホール4
が形成されており、この凹部30にパッキン115を介
して点火コイル2が組付けられている。凹部30の底部
には、図示しない燃焼室まで貫通する図示しない点火プ
ラグが組付けられている。
【0010】点火コイル2は樹脂材料からなるハウジン
グとしてのケース100を備える。このケース100
は、略円筒形状でありコイル部としての図示しないトラ
ンス部が収容される収容室102を形成する筒部106
と、筒部106の図1で上端に筒部106と同軸に設け
られ筒部106よりも大径の略円筒形状である頭部10
7とが一体に成形されている。筒部106の図1で下端
には図示しない接続部が設けられ、前記トランス部の二
次電圧は前記接続部から前記点火プラグに供給される。
そして、筒部106はプラグホール4内に収容され、頭
部107はプラグホール4の開口端を覆うように配置さ
れる。
【0011】頭部107には、前記トランス部の一次電
流を断続する図示しない制御回路部が収容されている。
この制御回路部への制御信号は、頭部107と一体成形
された制御信号入力用コネクタ9から入力される。ま
た、頭部107には、その径方向に制御信号入力用コネ
クタ9と対向する位置に固定用ブラケット11が一体成
形されており、この固定用ブラケット11を貫通するボ
ルト22により点火コイル2がエンジンヘッドカバー3
に固定される。
【0012】筒部106の頭部107側端部には、筒部
106の外周壁から径外方向に突出する四つの凸部11
0が90°間隔で形成されている。この凸部110のう
ち二つは制御信号入力用コネクタ9および固定用ブラケ
ット11の下方にそれぞれ設けられている。制御信号入
力用コネクタ9の下方に設けられた凸部110には、筒
部106の軸方向に延び凸部110を周方向の中央部で
分割する軸方向溝110aが形成されている。また、頭
部107の下端面107aには、頭部107の径方向に
延びて一端が軸方向溝110aに接続され、他端が制御
信号入力用コネクタ9の下方で頭部107の外周壁に開
口する径方向溝110bが形成されている。軸方向溝1
10aおよび径方向溝110bは、いずれもケース10
0を樹脂成形する際に同時に形成される。
【0013】凸部110と軸方向溝110aおよび径方
向溝110bとの位置関係を図2に示す。この図2は点
火コイル2の図1に示すII方向矢視図であり、制御信号
入力用コネクタ9、固定用ブラケット11および後述す
るパッキン115は省略されている。このように筒部1
06の外周壁から径外方向に突出する凸部110を設け
たのは、この凸部110の外径側に装着されるパッキン
115の内周壁と筒部106の外周壁との間に隙間を形
成するためである。ここで、凸部110は特許請求の範
囲に記載の「隙間形成部」に相当し、パッキン115は
特許請求の範囲に記載の「シール部材」に相当する。ま
た、頭部107の下端面107aは特許請求の範囲に記
載の「被シール面」に相当し、径方向溝110bは特許
請求の範囲に記載の「溝」に相当する。
【0014】次に、パッキン115の構成およびパッキ
ン115とケース100との間に形成される通路につい
て説明する。図1に示すように、四つの凸部110の外
径側にゴムからなるドーナツ盤状のパッキン115が装
着される。パッキン115の外径は頭部107の外径と
ほぼ等しく、パッキン115の軸方向長は筒部106の
軸方向に対する凸部110の高さに比べて長い。凸部1
10の外径側端面はパッキン115の内周壁と密着する
が、制御信号入力用コネクタ9の下方に形成された凸部
110には軸方向溝110aが形成されていることによ
り、この軸方向溝110aとパッキン115の内周壁と
の間に第1の隙間111が形成される。また、頭部10
7の下端面107aはパッキン115の上面115aと
密着するが、下端面107aには軸方向溝110aと接
続する径方向溝110bが形成されていることにより、
この径方向溝110bと上面115aとの間に第1の隙
間111と連通する頭部通路112が形成される。
【0015】筒部106をプラグホール3に挿入した状
態では、凹部30の周囲のエンジンヘッドカバー3に設
けられた環状凸部3aにパッキン115の下面115b
が当接している。前述のように、点火コイル2はボルト
22によりエンジンヘッドカバー3に固定されているの
で、このボルト22の締付力によって環状凸部3aと頭
部107の下端面107aとの間でパッキン115が軸
方向に圧縮されることにより、ケース100とエンジン
ヘッドカバー3との間がシールされている。このとき、
第1の隙間111がプラグホール4に連通しているた
め、第1の隙間111および頭部通路112からなる連
通路により制御信号入力用コネクタ9の下方においてプ
ラグホール4とエンジンルーム内の空間とが連通してい
る。これにより、プラグホール4が大気開放されてい
る。
【0016】第1実施例の点火コイルによると、パッキ
ン115は単純なドーナツ盤状であるためパッキン11
5の製造が容易である。軸方向溝110aおよび径方向
溝110bが形成されたケース100にパッキン115
を装着することにより、ケース100とパッキン115
との間にプラグホール4とエンジンルーム内の空間とを
連通する連通路が形成される。ここで、前記連通路を形
成するためにシール部材とハウジングとの両方を加工し
た従来技術とは異なり、第1実施例の点火コイルでは軸
方向溝110aおよび径方向溝110bはいずれもケー
ス100に設けられている。したがって、ケース100
とパッキン115とを周方向に位置合わせする必要がな
いので点火コイル2の組立てが容易である。また、軸方
向溝110aおよび径方向溝110bは簡単な直線形状
の溝であり、ケース100を樹脂成形する際に同時に形
成されるのでケース100の製造が容易である。頭部通
路112は、頭部107から径外方向に張出した制御信
号入力用コネクタ9の下方においてエンジンルーム内空
間に開口している。これにより、制御信号入力用コネク
タ9を水避けとして利用することができるため、エンジ
ンヘッドカバー3が被水した場合にもこの水が頭部通路
112からプラグホール4に侵入しにくい構造となって
いる。
【0017】なお、上記第1実施例においては前記連通
路を制御信号入力用コネクタ9の下方に開口させている
が、固定用ブラケット11の下方に開口するように連通
路を形成してもよい。この場合にも、固定用ブラケット
11を水避けとして利用することにより、外部の水が連
通路からプラグホール内に侵入することを防止できる。
また、上記第1実施例では一つの連通路によりプラグホ
ール4とエンジンルーム内の空間とを連通させたが、二
つ以上の連通路を設けてもよい。さらに、上記第1実施
例では凸部110の一つを周方向に分割する軸方向溝1
10aを設け、頭部107に一端が軸方向溝110aと
接続する径方向溝110bを設けたが、下端面107a
における凸部以外の部分に径方向溝を設けてもよい。こ
の場合、この径方向溝とパッキンとの間に形成される頭
部通路は、隣接する二つの凸部の間においてパッキンの
内周壁と筒部の外周壁との間に形成される円弧状の隙間
を通じてプラグホールと連通されるので、軸方向溝11
0aを省略することができる。このとき、前記円弧状の
隙間が特許請求の範囲に記載の「第1の隙間」に相当す
る。
【0018】(第2実施例) 本発明の第2実施例による点火コイルを図3および図4
に示す。この第2実施例は隙間形成部の形状が第1実施
例とは異なる例である。第1実施例と実質的に同一の構
成部分には同一符号を付す。図3に示すように、筒部1
06の頭部107側端部には略円柱状の大径部120が
形成されている。制御信号入力用コネクタ9の下方に位
置する部分の大径部120には、大径部120の下端か
ら頭部107との接続部まで筒部106の軸方向に延び
る軸方向溝120aが形成されている。また、頭部10
7の下端面107aには、頭部107の径方向に延びて
一端が軸方向溝120aに接続され、他端が制御信号入
力用コネクタ9の下方で頭部107の外周壁に開口する
径方向溝120bが形成されている。軸方向溝120a
および径方向溝120bは、いずれもケース100を樹
脂成形する際に同時に形成される。
【0019】大径部120と軸方向溝120aおよび径
方向溝120bとの位置関係を図4に示す。この図4は
点火コイル2の図3に示すIV方向矢視図であり、制御信
号入力用コネクタ9、固定用ブラケット11およびパッ
キン115は省略されている。この第2実施例では、大
径部120が特許請求の範囲に記載の「隙間形成部」に
相当する。
【0020】大径部120の外周にドーナツ盤状のパッ
キン115を装着すると、大径部120の外周壁はパッ
キン115の内周壁と密着するが、制御信号入力用コネ
クタ9の下方に形成された軸方向溝120aにより、こ
の軸方向溝120aとパッキン115の内周壁との間に
第1の隙間121が形成される。また、頭部107の下
端面107aはパッキン115の上面115aと密着す
るが、下端面107aには軸方向溝120aと接続する
径方向溝120bが形成されていることにより、この径
方向溝120bと上面115aとの間に第1の隙間12
1と連通する頭部通路122が形成される。筒部106
をプラグホール4に挿入した状態では、第1の隙間12
1とプラグホール4とが連通しているため、第1の隙間
121および頭部通路122からなる連通路により制御
信号入力用コネクタ9の下方においてプラグホール4と
エンジンルーム内の空間とが連通している。
【0021】第2実施例の点火コイルによると、第1実
施例の効果に加えて、パッキン115は略円筒形状の大
径部120の外周に装着されるため、例えばパッキン1
15の一部が内径側に位置ずれすることが回避できるの
でパッキン115の径方向の位置精度が向上する。これ
により、パッキン115の位置ずれによるシール長の低
下を防止することができるのでケース100とエンジン
ヘッドカバー3との間のシール性が向上するという効果
がある。また、ボルト22の締付力によって環状凸部3
aと下端面107aとの間でパッキン115が軸方向に
圧縮されたとき、大径部120の外壁によりパッキン1
15の内径側への変形が抑えられるためパッキン115
の形状が安定する。さらに、四つの凸部110の外径側
にパッキン115を装着する第1実施例に比べて、第2
実施例ではパッキン115の中央に設けられた孔に略円
筒形状の大径部120を挿入することによりパッキン1
15が大径部120に装着されるので、大径部120へ
のパッキン115の装着操作が容易である。
【0022】(第3実施例) 本発明の第3実施例による点火コイルを図5に示す。こ
の第3実施例は、頭部通路を形成する径方向溝の形状が
第1実施例とは異なる例である。第1実施例と実質的に
同一の構成部分には同一符号を付す。図5は第3実施例
の点火コイルを下方向から見た平面図であり、制御信号
入力用コネクタ、固定用ブラケットおよびパッキンは省
略されている。
【0023】筒部106の頭部107側端部には、筒部
106の外周壁から径外方向に突出する四つの凸部13
0が90°間隔で形成されている。この凸部130のう
ち二つは制御信号入力用コネクタおよび固定用ブラケッ
トの下方にそれぞれ設けられている。前記制御信号入力
用コネクタと前記固定用ブラケットとの間の下方に位置
する凸部130のうち一つには、筒部106の軸方向に
延び凸部130を周方向の中央部で分割する軸方向溝1
30aが形成されている。また、頭部107の下端面1
07aには、軸方向溝130aの一端から頭部107の
径外方向に延び、次いで下端面107aの周方向に90
°延びたのち、再び頭部107の径外方向に延びて制御
信号入力用コネクタの下方で頭部107の外周壁に開口
する径方向溝130bが形成されている。軸方向溝13
0aおよび径方向溝130bは、いずれもケース100
を樹脂成形する際に同時に形成される。
【0024】凸部130の外径側にゴムからなるドーナ
ツ盤状のパッキンを装着すると、軸方向溝130aとパ
ッキンの内周壁との間に第1の隙間が形成され、また径
方向溝130bとパッキンの上面との間には前記第1の
隙間と連通する頭部通路が形成される。筒部106をプ
ラグホールに挿入すると、前記第1の隙間が前記プラグ
ホールに連通するため、前記第1の隙間および前記頭部
通路からなる連通路により前記制御信号入力用コネクタ
の下方においてプラグホールとエンジンルーム内の空間
とが連通する。
【0025】第3実施例の点火コイルによると、第1実
施例の効果に加えて、第1実施例の径方向溝110bに
比べて径方向溝130bが長いため前記頭部通路が長く
なる。これにより、エンジンヘッドカバーが被水した場
合にもこの水が前記頭部通路からプラグホールに侵入し
にくいという効果がある。
【0026】なお、上記第1〜第3実施例の点火コイル
においてパッキンの軸方向長をより長くしてもよい。こ
れにより、エンジンヘッドカバーからより高い位置でエ
ンジンルーム内空間と連通路とが連通するため、エンジ
ンヘッドカバーが被水した場合にもこの水が前記連通路
からプラグホールに侵入しにくくなるという効果があ
る。
【0027】(第4実施例) 本発明の第4実施例を図6に示す。この第4実施例は、
シール部材の形状が第2実施例とは異なる例である。第
2実施例と実質的に同一の構成部分には同一符号を付
す。筒部106の頭部107側端部には、筒部106の
略円柱状の大径部140が形成されている。制御信号入
力用コネクタ9の下方に位置する部分の大径部140に
は、大径部140の下端から頭部107との接続部まで
筒部106の軸方向に延びる軸方向溝140aが形成さ
れている。また、頭部107の下端面107aには、頭
部107の径方向に延びて一端が軸方向溝140aに接
続され、他端が制御信号入力用コネクタ9の下方で頭部
107の外周壁に開口する径方向溝140bが形成され
ている。軸方向溝140aおよび径方向溝140bは、
いずれもケース100を樹脂成形する際に同時に形成さ
れる。
【0028】大径部140の外周には、径方向の断面が
下向きコ字状をなす環状のシール部材145が装着され
る。このとき、軸方向溝140aとシール部材145の
内周面との間に第1の隙間141が形成され、また径方
向溝140bとシール部材145の上端面との間に第1
の隙間141と連通する頭部通路142が形成される。
シール部材145の内径側端部には、点火コイル2がプ
ラグホール4に挿入されたときに大径部140の外周壁
と凹部30の内周壁との間に形成される隙間より肉厚に
形成される環状のリップ状シール部146が設けられて
いる。また、シール部材145の外径側端部には、下端
面107aとエンジンヘッドカバー103との間に挟込
まれる環状のフランジ状シール部147が位置してい
る。
【0029】凹部30の周囲のエンジンヘッドカバー1
03には筒状凸部103aが設けられており、シール部
材145が装着された点火コイル2は、リップ状シール
部146が筒状凸部103aの内径側に位置し、フラン
ジ状シール部147が筒状凸部103aの外径側に位置
するようにしてプラグホール4に挿入される。これによ
り、大径部140の外周壁と凹部30の内周壁との間を
リップ状シール部146によって径方向にシールすると
ともに、下端面107aとエンジンヘッドカバー103
との間をフランジ状シール部147によって軸方向にシ
ールすることができる。また、第1の隙間141がプラ
グホール4に連通するため、第1の隙間141および頭
部通路142からなる連通路により制御信号入力用コネ
クタ9の下方においてプラグホール4とエンジンルーム
内の空間とが連通する。
【0030】第4実施例の点火コイルによると、第1実
施例の効果に加えて、リップ状シール部146が大径部
140の外周壁と凹部30の内周壁との間を径方向にシ
ールするため、軸方向にのみシールする第1〜第3実施
例に比べてシール部材145の締め代の設計が容易であ
る。
【0031】以上に述べた複数の実施例では、プラグホ
ール内に収容される筒部とプラグホール外に位置する頭
部とが連続して樹脂により一体成形されていることが重
要である。これにより、単一の通路を形成するという簡
単な方法で、点火コイルの取付角度にかかわらず確実に
プラグホールを大気開放する通路を形成することができ
る。しかも、通路を構成する溝、隙間、孔を点火コイル
のハウジングに形成していることから点火コイルとエン
ジンとの間に介装されるパッキンを単純な形状とするこ
とができ、点火コイルに対してパッキンを位置決めする
必要がないのでパッキン位置ずれによる浸水の可能性を
減少することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による点火コイルの要部を
示す部分断面図である。
【図2】図1のII方向矢視図である。
【図3】本発明の第2実施例による点火コイルの要部を
示す部分断面図である。
【図4】図3のIV方向矢視図である。
【図5】本発明の第3実施例による点火コイルを示す平
面図である。
【図6】本発明の第4実施例による点火コイルの要部を
示す部分断面図である。
【符号の説明】
2 点火コイル 3 エンジンヘッドカバー 4 プラグホール 5 トランス部 9 コネクタ 11 固定用ブラケット 29 絶縁油 30 凹部 31 キャップ(カバー) 32 シール部材 100 ケース(ハウジング) 100a 開口部 102 収容室 106 筒部 107 頭部 107a 下端面(被シール面) 107b 上端面 110、130 凸部(隙間形成部) 110a、120a、130a、140a 軸方向溝 110b、120b、130b、140b 径方向溝 111、121、141 第1の隙間 112、122、142 頭部通路 115 パッキン(シール部材) 120、140 大径部(隙間形成部) 132 軸方向孔 133 径方向孔 145 シール部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小島 政美 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−58237(JP,A) 特開 平8−49640(JP,A) 実開 平7−22069(JP,U) 実開 平6−52123(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02P 15/00 F02P 13/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭部と筒部とが連続したハウジングを
    しており、前記筒部が内燃機関本体に設けられたプラグ
    ホールに挿入された内燃機関用点火コイルであって、 前記頭部と前記内燃機関本体との間は環状のシール部材
    によりシールされ、前記筒部は前記筒部の外周壁から突出する隙間形成部を
    有し、前記隙間形成部に形成した軸方向溝と前記シール
    部材との間に 前記プラグホールに連通する第1の隙間が
    形成されており、前記頭部に設けられ前記第1の隙間に
    連通している頭部通路により前記プラグホールが大気開
    放されていることを特徴とする内燃機関用点火コイル。
  2. 【請求項2】 前記頭部通路は、前記頭部の被シール面
    に設けられた溝からなることを特徴とする請求項記載
    の内燃機関用点火コイル。
  3. 【請求項3】 前記頭部の外周側面から径方向外側に突
    出する制御信号入力用コネクタを備え、前記頭部通路は
    前記制御信号入力用コネクタの下方で開口していること
    を特徴とする請求項2記載の内燃機関用点火コイル。
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