JP2014088851A - 内燃機関用イグニッションコイル装置 - Google Patents

内燃機関用イグニッションコイル装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014088851A
JP2014088851A JP2012240475A JP2012240475A JP2014088851A JP 2014088851 A JP2014088851 A JP 2014088851A JP 2012240475 A JP2012240475 A JP 2012240475A JP 2012240475 A JP2012240475 A JP 2012240475A JP 2014088851 A JP2014088851 A JP 2014088851A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head cover
body case
ignition coil
coil device
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012240475A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Okamoto
昭夫 岡本
Hiroaki Matsumura
浩明 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP2012240475A priority Critical patent/JP2014088851A/ja
Publication of JP2014088851A publication Critical patent/JP2014088851A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】ヘッドカバーに取り付けられるイグニッション装置において、換気用の通気路に洗浄用高圧水が侵入することを、構造の複雑化を招来することなく防止する。
【解決手段】イグニッション装置6の本体ケース7は、スペーサ17を介してヘッドカバー1に重なっている。本体ケース7にはスペーサ17の上に位置した張り出し部10が一体に形成されており、張り出し部10はヘッドカバー1に設けた受け部18にボルト12で固定されている。通気路となる通気溝21がスペーサ17の上面に形成されており、通気路21の出口は張り出し部10の下方において外向きに開口している。ヘッドカバー1を高圧水で洗浄しても、高圧水は受け部18で遮られて通気溝21には侵入しない。
【選択図】図2

Description

本願発明は、点火プラグを備えた火花点火式内燃機関に使用するイグニッションコイル装置に関するものである。
内燃機関はシリダヘッドに設けた動弁機構を覆うヘッドカバーを有しており、火花点火式の内燃機関では、ヘッドカバーに点火プラグと同心の筒状のプラグ穴を設けて、プラグ穴にイグニッションコイル装置のコイル部を挿入しており、点火プラグにはイグニッションコイル装置から高圧電流が給電されるようになっている。イグニッションコイル装置は、大部分がヘッドカバーの外側に露出した本体ケースを備えており、本体ケースはボルトでヘッドカバーに固定されている。
他方、ヘッドカバーの内部(動弁室)に上昇したブローバイガスが僅かながらプラグ穴に入り込むことがあるため、プラグ穴に入り込んだブローバイガスを外部に逃がす必要(すなわち換気する必要)があり、そこで、イグニッションコイル装置に換気通路を設けている。
その例として特許文献1には、本体ケースのうちヘッドカバーの外側に露出した箇所に空気抜き穴を開口させることが記載されており、また、特許文献2には、イグニッションコイル装置の外面を意匠カバーで美粧して、この意匠カバーの裏側に迷路状の通路を形成することが記載されている。
特開平8−49640号公報 特開2004−100510号公報
さて、車両や機関の整備等に際して高圧水を吹き付けて汚れを除去することが行われている。ヘッドカバーへの高圧水の吹き付けは電気系統の不具合等の虞があるので推奨されていないが、簡便な清掃方法であるため、高圧水の吹き付けを行うことも有り得る。
そして、特許文献1のようにイグニッションコイル装置の本体ケースに通気穴を設けるのは簡便でコスト面で有利であるが、通気穴の外側はオープンな空間になっているため、通気穴に向けて高圧水を吹き付けられる虞があり、すると、水が通気穴からプラグ穴に侵入して不具合を起こす可能性がある。他方、特許文献2の通路は意匠カバーの裏側に隠れているで、高圧水が意匠カバーに当たっても水が通路に入ることはないが、美粧のためにわざわざ意匠カバーを設けねばならないため、それだけコストが嵩むと共に組み立ても面倒になる。
本願発明はかかる現状に鑑みを成されたものであり、特許文献1のような簡単な構成のもとで高圧水の侵入を的確に阻止することを目的とするものである。
本願発明は、プラグ穴を備えたヘッドカバーに取り付けられるイグニッションコイル装置に関し、このイグニッションコイル装置は、全体又は大部分が前記ヘッドカバーの外側に位置する本体ケースと、前記本体ケースに固定されていて前記ヘッドカバーのプラグ穴に入り込む挿入部とを備えている。
そして、前記本体ケースには、前記ヘッドカバーにねじで固定される張り出し部が、軸心と直交した方向に突出すると共に前記ヘッドカバーにおけるプラグ穴の開口縁より外側に位置するように形成されており、このため、前記イグニッションコイル装置のうち前記ヘッドカバーに近接した部分は全周にわたって前記ヘッドカバーの外側に位置する環状露出部になっている構成であり、かつ、前記環状露出部のうち前記張り出し部で隠れた部位に、前記ヘッドカバーのプラグ穴に連通する通気路を開口させている。
本願発明では、通気路はイグニッションコイル装置を構成する必要な部品に設けているため、特別な部品は必要なくてそれだけコストを抑制できる。そして、通気路は環状露出部のうち張り出し部で隠れた部位に開口させているが、張り出し部はヘッドカバーの受け部にねじで固定されるものであるため、通気路の出口の前にはヘッドカバーの受け部が位置しており、高圧水がヘッドカバーに吹き付けられても、高圧水はヘッドカバーの受け部が邪魔になって通気路に入り込むことはない。
すなわち、通気路の開口に向けて高圧水を吹き付けることはできない。このため、コストアップを招来することなく、高圧水の侵入をしっかりと阻止できる。
ヘッドカバーの平面図である。 図1のII-II 視部分断面図である。 (A)は図2と同じ方向から見た一部破断分離図、(B)は(A)のB−B視断面図である。 (A)は図3(A)の IVA-IVA視断面図、(B)は(A)のB−B視断面図、(C)は(A)のC−C視断面図である。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1はシリンダヘッド(図示せず)の上面に固定されたヘッドカバー1の平面図であり、ヘッドカバー1には、3つのシリンダボア2と同心にプラグ穴3が空いている。図2に示すように、プラグ穴3はヘッドカバー1に一体成形したプラグ筒4で構成されており、プラグ筒4の下端はシリンダヘッドに当接している。なお、プラグ筒4はヘッドカバー1とは別部材として構成して、これをヘッドカバー1に嵌着することも可能である。
ヘッドカバー1のうちプラグ穴3を設けた部分はプラグ穴3の並び方向に長い溝部5になっており、この溝部5に、各プラグ穴3に対応したイグニッションコイル装置6が配置されている。イグニッションコイル装置6は、変圧コイル(図示せず)を内蔵した樹脂製の本体ケース7と、本体ケース7に固定されていてプラグ穴3の内部に挿入された挿入部8とを有している。挿入部8は金属製の筒体9を備えており、筒体9の内部に、点火プラグに電気的に導通するばね状等の接続部材(端子)が配置されている。
本体ケース7は、軸心Oを挟んで逆方向に突出した張り出し部10とコネクタ部11とを有しており、張り出し部10がボルト(ねじ)12でヘッドカバー1に固定される。張り出し部10のボルト挿通穴13には実際には金属製のカラーが装着されているが、図では省略している。
本体ケース7には張り出し部10と同じ座面のフランジ15が形成されており、フランジ15及び張り出し部10の下方に、下向きのボス部16を一体に形成し、ボス部16に、防振及びシールのためゴム製のスペーサ(パッキン)17を嵌め込んでいる。スペーサ17はその全周がヘッドカバー1の外に露出しており、従って、本実施形態では請求項に記載した環状露出部はスペーサ17で構成されている。
本体ケース7は、スペーサ17を介してヘッドカバー1の溝部5に重なっている。従って、ヘッドカバー1の溝部5には、張り出し部10を重ねるため、スペーサ17の厚さと同じ高さの受け部18が、一部は内向きに張り出して一部は溝部5の外側にはみ出た状態に形成されており、ボルト12は受け部18に設けた雌ねじ穴19にねじ込まれている。受け部18とスペーサ17との間には僅かの隙間しか空いてない。
図3(B)のとおり、本体ケース7のボス部16は、縦長のリブ16aを飛び飛びに設けた状態に形成されている。
図2及び図4のとおり、スペーサ17と下方と内側に抉られた断面逆L字形になっており、上面の外周寄りの部分は平坦部17aになって、その内側は断面台形状の土手部17bになっている。そして、平坦部17aに、全周にわたって延びる通気溝21が形成されており、通気溝21は、張り出し部10の下方の箇所に位置して外側に開口した外向き溝21aと、軸心Oを挟んで外向き溝21aと反対側に位置して内側に開口した内向き溝21bとを有している。スペーサ17の土手部17bの外周部には内向き凹部17cが飛び飛びで形成されており、このため、通気溝21は内向き凹部17cの箇所で広幅部21cになっている。
スペーサ17の上面には本体ケース7のフランジ部15が重なっているため、スペーサ17の上面と本体ケース7のフランジ部15との間の合わせ面に、プラグ穴3の内部と連通した通路が形成されている。これにより、プラグ穴3に漏洩したブローバイガスを外部に逃がすことができると共に、清浄空気をプラグ穴3の内部に取り込むことができる。
そして、通気溝21の外向き溝21aはヘッドカバー1の受け部18に対向していて両者の間隔はごく僅かであるため、洗浄のために高圧水をヘッドカバー1に吹き付けても高圧水が通気溝21の外向き溝21aに入り込むことはない。このため、プラグ穴3の内部に水が侵入して不具合が発生することを防止できる。
本実施形態のようにスペーサ17の上面に通気溝21を形成して通気路と成すと、通気溝21は成形によってごく簡単に形成できるため、加工の手間を無くすことができる。同様のことは、本体ケースのフランジ部15の下面に通気溝を形成した場合にも言える。
また、本実施形態のように通気路となる通気溝21を環状に(正確には半周に)設けると、通気溝21の長さが非常に長くなるため、何らかの理由で水が外向き溝21aに入り込んでも、内向き溝21bまで流れることを的確に阻止できる利点がある。更に、通気溝21に広幅部21cを設けると、広幅部21cがバッファ機能を発揮して水の流れを阻止できるため、より一層好適である。
更に、実施形態のようにスペーサ17の上面に土手部17bを形成すると、仮に溝が通気溝21に侵入しても、水は必ず周方向に回らなければプラグ穴3に流入できないため、流入阻止機能はより一層確実になる。なお、本体ケース7とヘッドカバー1との両方に通気溝を形成することも可能である。
また、スペーサ17を備えていない場合は、本体ケース7にボス状(筒状)の環状露出部を一体に設けて、この環状露出部に横穴状の通気路を設けたらよい。
本願発明は、実際に点火プラグのイグニッションコイル装置に適用して有用性を発揮する。従って、産業上利用できる。
1 ヘッドカバー
3 プラグ穴
4 プラグ筒
5 ヘッドカバーの溝部
6 イグニッションコイル装置
7 本体ケース
8 挿入部
12 ボルト(ねじ)
17 スペーサ
18 スペーサの受け部
21 通気路を構成する通気溝
21a 外向き溝
21b 内向き溝

Claims (1)

  1. プラグ穴を設けたヘッドカバーに取り付けられるイグニッションコイル装置であって、
    全体又は大部分が前記ヘッドカバーの外側に位置する本体ケースと、前記本体ケースに固定されていて前記ヘッドカバーのプラグ穴に入り込む挿入部とを備えており、前記本体ケースには、前記ヘッドカバーにねじで固定される張り出し部が、軸心と直交した方向に突出すると共に前記ヘッドカバーにおけるプラグ穴の開口縁より外側に位置するように形成されており、このため、前記イグニッションコイル装置のうち前記ヘッドカバーに近接した部分は全周にわたって前記ヘッドカバーの外側に位置する環状露出部になっている構成であり、
    前記環状露出部のうち前記張り出し部で隠れた部位に、前記ヘッドカバーのプラグ穴に連通する通気路を開口させている、
    内燃機関用イグニッションコイル装置。
JP2012240475A 2012-10-31 2012-10-31 内燃機関用イグニッションコイル装置 Pending JP2014088851A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012240475A JP2014088851A (ja) 2012-10-31 2012-10-31 内燃機関用イグニッションコイル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012240475A JP2014088851A (ja) 2012-10-31 2012-10-31 内燃機関用イグニッションコイル装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014088851A true JP2014088851A (ja) 2014-05-15

Family

ID=50790929

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012240475A Pending JP2014088851A (ja) 2012-10-31 2012-10-31 内燃機関用イグニッションコイル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014088851A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09158820A (ja) * 1995-12-06 1997-06-17 Denso Corp 内燃機関用点火コイル
US5944002A (en) * 1998-04-17 1999-08-31 Cummins Engine Company, Inc. Self-venting grommet for coil-on-plug
JP2004324434A (ja) * 2003-04-21 2004-11-18 Denso Corp 内燃機関用点火装置
JP2007109867A (ja) * 2005-10-13 2007-04-26 Denso Corp 点火コイル
JP2009002215A (ja) * 2007-06-21 2009-01-08 Hitachi Ltd 内燃機関用点火コイル

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09158820A (ja) * 1995-12-06 1997-06-17 Denso Corp 内燃機関用点火コイル
US5944002A (en) * 1998-04-17 1999-08-31 Cummins Engine Company, Inc. Self-venting grommet for coil-on-plug
JP2004324434A (ja) * 2003-04-21 2004-11-18 Denso Corp 内燃機関用点火装置
JP2007109867A (ja) * 2005-10-13 2007-04-26 Denso Corp 点火コイル
JP2009002215A (ja) * 2007-06-21 2009-01-08 Hitachi Ltd 内燃機関用点火コイル

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102106228B1 (ko) 통합적 압력 보상 수단을 구비하는 마개 플러그
JP4311412B2 (ja) 点火コイル装置
US20110084476A1 (en) Pipe connector cover
WO2008123392A3 (en) Air cleaner unit for internal combustion engine
US7993424B2 (en) Air cleaner
JP5148377B2 (ja) シリンダヘッドカバーの取付構造
JP5180761B2 (ja) 内燃機関のインテークマニホールド
JP2014088851A (ja) 内燃機関用イグニッションコイル装置
JP2016169652A (ja) ラジエータキャップとフィラーネックとの取付構造
KR20160103974A (ko) 내연기관의 밸브 액튜에이터
JP2015120409A (ja) ペダルユニット
JP6135736B2 (ja) 電気機器のシールカバー
CN110945760B (zh) 具有致动器的组件
JP2009016374A (ja) 点火コイル
JP2014122601A (ja) 内燃機関用イグニッションコイル装置
KR20120060063A (ko) Pcv 밸브
JP7120091B2 (ja) 内燃機関のシール構造
JP2013174161A (ja) エンジン用ウォータポンプ
JP2010196652A (ja) インジェクタ用遮音カバー
JP5701186B2 (ja) 内燃機関の吸気装置
JP6713705B2 (ja) 直噴式内燃機関
KR101973301B1 (ko) 내연 기관, 프리챔버 인서트 및 연료 분사기
CN220168041U (zh) 发动机局部结构
JP2014173542A (ja) オイルセパレータ
JP6188439B2 (ja) 内燃機関の吸気装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150930

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160727

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161124

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170517